今までオーディオでいろいろ遊んで来て実感するのは、

メディアなんて何だっていいんだよ!

ってことだ。これは、動画や写真なども同様だと思う。反論はあると思うが、そういう方に聞いてみたい。

ハイレゾにして、今までつまらないと思っていた演奏が、実は名演奏だったと気付くことがありました?

まあ、昔の演奏をハイレゾのフォーマットにしたって「偽レゾ」になるだけだが、リマスターが近いだろう。上記の発見が1例でもあれば、僕は謹んで意見を変える。もちろんないだろうが。

一番分かりやすいのは、文学だ。電子書籍やPCで、数千dpiの、ものすごく精細で、職人が丹念に作った、美しい字形のフォントで表示したら、普通のフォントで読んだのでは分からなかったことが分かって、すごくいい作品であることが分かるかということだ。全くあり得ない。

(少し早いけど)まとめると、芸術は本質(人間が見たり聞いたりして感じること?)が重要であって、媒体なんてどうでもいいのだ。別の例では、車だって、「いい車」や「高い車」に乗ることなんかより、どこに行くかとか、乗って楽しいかどうかが重要なのだ。まあ、高い車に乗るのが楽しいと思い込んでいる人は多いだろうが。

物(媒体や手段)にこだわるのは、感じようとする気持ちを持たず、本質を分かろうとしない、外見から入るミーハーな人なんだと思う。実際にはそういう人が多いし、企業はそこから儲けようとしているのだが、邪道としか言いようがない。

 

5/12 19:46 追記: 本質が重要で、媒体や手段は何でもいいのだけれど、趣味として行う場合には、どこまでが意味あるのか、僕自身も判断するのが難しい場合がある(そして、つい余計なことをしてしまう)。基本的には、何かやるとして、それが本質を楽しむための必要条件(例: 音楽が、雑音まみれなどでなく、「ちゃんと聞ける」)だったり、やることが目的になっていない(「*にしたからいい」になっていない)のなら、「あり」なのだと思う。

以下に、僕がある程度詳しい分野で、個人的な意見としての、あり/なしの例を書いてみたい。

  • (音楽を楽しむための)オーディオ
    • 雑音のない再生: あり
    • 制作された音をなるべくそのまま再生することへのこだわり: あり
    • アナログ(例: レコード)へのこだわり: なし
    • ハイレゾ: なし
    • ポータブルHi-Fi機器: なし
    • 「プロ仕様」: 概ねなし (本当のプロ用ならいい)
    • 自家用電柱・トランス: なし
    • その他のさまざまなまやかし物: なし
  • 音楽
    • 初回プレスへのこだわり: なし
    • 限定・デラックス盤: なし
    • ボーナストラック・未公開だった曲: 概ねなし (ボツになった曲が多い)
    • さまざまな特典(投票だの握手だのも含む): なし
    • 紙ジャケ・帯: なし
    • リマスター: なし
    • 古楽器(当時の楽器)での演奏: なし? (演奏の仕方まで完全に再現できるのか?)
    • 原典版: あり? (楽譜はオリジナルとして、解釈はどうなのか?)
    • 竹輪のように薄いタイヤ: なし
    • 低い車高: なし
    • 羽: なし
    • 最高速、0-100のたぐい: なし
    • 「ニュル最速」: なし
    • レース仕様: なし
    • 赤いブレーキカバー(○レンボなど): なし
    • ものすごいパワー: なし
    • 軽さ・コンパクトさ: あり
    • その他のさまざまなまやかし物: なし
  • 文学
    • 初版本: なし
    • 初版レプリカ: なし
    • 限定本・サイン本: なし

余談: ピュアオーディオマニアの方にとっておきの音源がある。音楽を再生するなんてまどろっこしいことをせず、是非、テスト信号発生器を使って欲しい。これなら、いい音の録音を探すことなく、いつでも希望するさまざまな音域・音量の音(例: 1Hzとか100kHzとか32ビットとか)が出せるから、ご自分のシステムの性能を確認することが可能だ。この時、再生した音が耳で聞こえない場合に備えて、スペアナなどの測定器も欲しいところだ。ただ、計測器で測定できない音の違いを再現できるシステムの場合は難しいので、ご自分の耳だけで判断して欲しい。

あと、楽器を何台か買って来て、自分で出した音を、ご自分の最高のシステムで録音して再生すれば、それよりいいことはない。別に、音楽が弾けなくたって、いい音が出ればいいではないかw

余談に追加: ちょっと気付いたのだが、自家用トランスを設置する人は、部屋までの送電線やトランスの巻線の素材にはこだわっているのだろうか。やっぱり、OFCとか6N(99.9999%)とか純銀とかの純度・品質の高いものを使うんだよね。じゃないと、屋内の電源ケーブルや信号線だけいいものを使っても、片手落ちだもんね!w (5/13 19:16)

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2件のコメント

  1. naoki:

    深いですね。

    文学のくだりでは久し振りに,神田の古本屋で,活字の本を求めたくなりました。

    それにしても数千dpiって……ww

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  2. PiuLento:

    ●偶然ですが、昼間、「昔は活字だけだったんだよな」と思い、更に、「それは、今のフォントと比べてどっちがいい(品質が高い)のか」とか考えて(活字・活版って職人が作るので、基本的に綺麗ですし、「力強い」と言って好む人も多いですね)、でも、「やっぱり中身には関係ないじゃん」という結論になりました。

    そして、コンピューターなどはいつか数千dpiになるんでしょうが、芸術(文学)としては何も関係ないと思います。

    もっと書きたかったのですが、昨日は勢いで書けるところまでにしましたw 今日もいくつかの例(ディスりとも言いますw)を思い付いたので、追記するかも知れません。

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