今日は、音楽配信サービスSpotifyについて検討したり(サービスを使ってみることに至った検討については改めて書くことにする)、いじったりしていたら、いつの間にか時間が過ぎてしまった。そして、最後に思わぬ大どんでん返しが起こり、微妙な気分になっている。
Spotifyのサービス自体はいいのだけど、純正アプリが気に入らないとか、オフラインで聴くために「保存」はできるけど、それはローカルにMP3などのファイルができて他のプレーヤーで聴ける訳ではないことなど、細かいことへの対処方法を調べたりしていた。そして、有料メンバーでないとまともに使えないので、30日間試用できる有料サービスに加入した。
大体のことが分かって、使える目処が付いた頃、突然「別にSpotifyじゃなくても、他のサービスだっていいんじゃ?」という、悪魔天使の声が聞こえてきた。それで、ちょっと調べたところ、GoogleやAppleもやっていることが分かった。もちろん、日本の各種ゴミ企業も。
クラシック音楽が充実しているところを探したのだが、良く分からなかった。「まあ、曲数が多ければ、それなりなのでは」と思い、上記2社が浮上したのだが、究極の選択だ。僕としては(企業としては)AppleよりはGoogleの方がまだ許せるので、Google play music(以下、GPM)の内容を検討してみた。すると、結構いいことがあった。特に、以下の2つである。
- 将来、YouTube Red (日本では未提供)も使えそう。
- 手持ちの曲(5万曲まで)をアップロードして、モバイル機器(スマフォなど)と共有できる。
YouTube RedはYouTubeの有料サービスで、広告なしになるのは良さそうだ。あと、動画の音だけを聴くこともできそうだと読んだこともあって、使ってみたかったサービスだ。それから、手持ちの曲をアップロードしてスマフォで聴けるなんて、昔からやりたかったことだ。
まずはwebで聴ける曲を確認して、悪くなさそうだったので、使ってみることにした。こちらは無料会員はないので、入会した(ただし、30日間は無料試用期間)。料金はSpotifyと同じ、約千円/月である。
Linux用純正クライアントはあるのかないのか分からなかったが、オープンソースのGPMDP(Google play music desktop player)を入れた。Spotifyで感じていたイライラ(例: ウインドウが暗く、テーマが変えられない。テキスト(タイトルなど)をコピーできない。日本語が入らない。)がなく、見た目もすっきりとしていて、かなり好感が持てた。
- GPMDPのホーム
- Queenのページ
- ミニプレーヤー
- 森高のシングルが沢山!
Nuvola playerというクライアントもあったが、どういう訳かウインドウの表示はGPMDPとほとんど同じだった(どちらも中身はwebだからか)。ただ、なんかしょぼく、原因不明の通信エラーが多発するせいか、いろいろな動作が遅かったし、ミニプレーヤーがないので、止めた。
GPMの曲の豊富さや使い勝手についてはこれから確認していくのだが、ちょっと使っただけで、Spotifyより良い感触を得た。今も、必要ないのにGPMで音楽を聴きながらこれを書いているくらいだ。以下に、気付いた点を書く。
- サービス
- 曲の豊富さはSpotifyと甲乙付け難いが、非正規盤ぽいアルバムとか森高のシングルが沢山あるとか、マニアックな点がある。
- 好きなゼルキン、内田のアルバムは沢山あった(Spotifyも同様)。
- アーティストごとのラジオが良さそう。
- Spotifyの、アーティストのフォロー機能がないのが残念。
- 当たり前のことだが、曲に付くアーティスト名はまともで、Spotifyだとクラシックの作曲者がアーティストに入ってしまっているなんてことがなくて、ずっと良い。
- Webも使いやすい。
- iPhoneアプリもある。
- GPMDP
- 表示が明るくすっきりしていて、暗いSpotify純正アプリや古臭くて垢抜けないClementine (Spotifyに対応しているプレーヤー)よりずっといい。
- ミニプレーヤーがあっていい。
- Playback APIでリモコン対応できそう。
妙なことに、いつも逃げようとしているのに、今回は自分からGoogleの掌の上に戻ってしまった。。。 ミイラ取りがミイラになったとか「まんじゅうこわい」みたいな、いや、「飛んで火に入る夏の虫」で、余りいい気分ではないが、まあ、是々非々というか持ちつ持たれつというか、便利に使えるものは使う方がいいだろう。
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