突然ではあるが、来週、入院・手術することになった(重病ではなく、入院も一週間以内の予定なので、それほどご心配頂くほどではないです)。病名は伏せる。なぜ伏せるかは、僕の自尊心とか見栄っ張りのせいである。でも、ヒントとして、「漱石も苦労し、ある小説の冒頭に書いた病」と書いておく。

全くの余談だが、その小説を読んだ時、随分長引いて痛そうで大変だと思い、「僕はなりたくないな」、「僕には関係ないよな」と思っていたのだが、まさか、何十年かして、我が身に降り掛かるなんて、いくら彼が好きだったとは言え、全然ありがたくなく、全く迷惑な話だw

異変を感じたのは、十日くらい前だったように思う。その時は、疲れとかの一時的なもので、少しすれば治ると思っていたのだが、全然治らなかった。それで、5日くらい前に、見て触ってみたら、結構ひどいありさまになっていた。結構大きく、赤く腫れていて、しこりになっていた。それでも、まあ、「良くある吹き出物だろう」とたかをくくっていた。のだが、月曜の夜に事態は急変した。

その吹き出物が破れ、血だか膿だか分からないものが出て来た。さすがにまずいので、翌日、休んで医者に行った。診断は、最も恐れていた上述の病だった。前もってwebで調べて、その手前かと思っていたのだが、完全に遅かった。

思えば、かなり前(少なくとも15年以上前、未成年の頃からだったかも知れない)からたびたび同様のことがあって、そのたびに、「そのうち治るだろう」と思って放置して(実際、少し経つと症状がなくなっていた)いたのが悪化したのだろう。

なぜ、そんなに再発するのに医者に行かなかったかは、面倒だったせいもあるが、恥ずかしかったのと、やっぱり、「良くある吹き出物」だと思っていた(思おうとしていた)からだと思う。自分のことなので、その気持ちは良く分かるのだが、今となっては大失敗だった。

そんな訳で、軽い処置で済む可能性のあった前段階を越えて、最終形態に達してしまい、手術することになった。火曜に行った医院では対応できないので、今日、紹介された大きな病院に行き、来週手術の予定になった。

今回思い知ったことは、(放置して)自然に治る病気はあるが、ほぼ絶対に治らないものもあるということだ。今はやたらに治療したり薬に頼るのは良くない(自然治癒力に任せる)風潮というか意識の高まりがあるが、そこの見極めは難しいと思う。

(10/13 6:31 結末部の記述をわずかに修正)

 

PS. 以下、2つの病院の感想を書く。

  • 最初の医院は、webの医院紹介を見た瞬間に感じた印象、「何かスノッブ(意識高そう)だな」が当たっていた。確かに、建物は木やしっくいが使われていて、凝っていて感心するのだが、ソファーまで高級な物(でも、座り心地はそれほど良くない)にする必要はあるのか。あと、車(イタリア車・ベンツ)だの料理や台所がどうのこうのなんて、長々と医院のwebに書くことだろうか(別にブログにでも書けばいいのに)。それがその医師の医療に関係するのか? そして、どうやってそんなに儲けているのかと思う。
  • 本業では、緊急でない検査を随時始めるので、患者の待ちが長いのが良くない。ピロリ菌の検査を受けた医院は、検査は別の時間帯にするから、その点でも良いと思う(今回もそこに行きたかったのだが、休みだったのと、専門でないようなので止めた)。
  • また、医師は今ひとつ親身になってくれない感じがした。診断は的確だったのだが、暖かみを感じなかった。例えば、膿の対処をどうしたらいいとか、日常生活で注意することなどの情報を全くくれなかった。単に、病気の説明と、「紹介するところに行って下さい」程度だった。まあ、そのスノッブ医院にはもう行かないから、良しとした。
  • 今日の大きな病院は、建物は古くて綺麗ではないが、まあ、普通の感じだ。雰囲気は、折った足首の金属を抜く時に入院した、千葉の病院に似ている。
  • 案内や受付の人や看護師さんは親切で嬉しかったのだが、医師が偉そうで参った。具体的には、手術の日を聞いたら、「さっき言ったでしょ」みたいな口ぶりだった。こっちは聞いた覚えがないから聞いたのだが、気が動転していて聞き漏らしたのかも知れない。それにしたって、あのいいぐさはないと思った。それでも、楯突いたりブチ切れたりするとこっちが損なので、うまくやり過ごした。その時、看護師さんが心配そうにこっちを見ていたようなのが、その医師の実態を反映していたのかも知れない。
  • こっちは今後も通うので、気が重い。まあ、経験・技術はありそうなのと(自分でも書いているように、性格と仕事の結果は別だしね・・・)、手術は別の医師がやるみたいなので、そっちに期待したい。
  • 今日は、大病院なので待ちが長そうだから、その間にGPMで音楽を聴こうと思っていたのだが、ポリーニのモーツァルトのピアノ協奏曲 第23番で気分を落ち着けようと思って聴き始めて数分で呼ばれて、逆にとても慌てた。

PS2. これで手術・入院は通算4回目である。家族の中で一番多いと思う。あ、赤ん坊の時に入院したのも入れると5回目だ。病院慣れなんて、全然誇らしくないが、BTTFの刑務所おじさんみたいだなw

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8件のコメント

  1. naoki:

    夏目漱石の病について存じ上げないのですが,内容から察するに外科系のようですね。しかも,「最終形態」「大病院」「手術」とあり,心配しております。

    しかしこれを機会に,手術でスッキリして頂きたいと思っております。お大事にして下さい。

    それにしても,偉そうな医師って本当にもう……

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  2. PiuLento:

    ●ありがとうございます。そう、外科です。「最終形態」と書いたのは、少し大げさかも知れません。初期の段階が悪くなって、現状になりました。

    手術ですっきりして、再発しなければいいのですが、調べると再発もあり得るとか書いてあって、微妙なところです。まあ、でも、何もしないと治らないことは確かなので、仕方ないです。

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  3. Phedre:

    あら入院ですか。お大事に&ゆっくり静養して下さいね。

    今はやたらに治療しない、っていうのは確かにありますね。
    私は扁桃腺が大きくて、子供の頃は切るように言われていたようですが、親が横着してそのままにしていたのが逆に良かったというか(最近は切らないそうです)。先見の明ってことにしてあげようと思いますw

    早く良くなりますように~!

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  4. PiuLento:

    ●ありがとうございます。

    偶然ですね! 僕も扁桃腺が大きくて、子どもの頃は良く腫れて大変でした。そう、こっちも、親も僕も優柔不断というか怖がりで、切らずに居たら正解でしたね^^

    そして、今はほとんど腫れませんが、当時掛かっていた耳鼻科の先生が、「大人になったら小さくなる(こともある)」とおっしゃっていたのが正しかったです。

    はい、なるべく気楽に過ごして、早く良くなろうと思います(とはいえ、近頃はいろいろ考えてしまって、寝付きが悪いです・・・ やっぱり、神経が細いですねw)。

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  5. Haru:

    こんにちは、寒くなりましたね。
    入院されるのですね。
    身体は正直です。ストレスで悲鳴をあげたのでしょうか。
    この機会、モーツァルトを聴いてお休みくださいね。
    お大事になさってください。

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  6. PiuLento:

    ●お久しぶりです。

    ありがとうございます。確かに、近頃ストレスが増えたので、それが関係あると思います。あと、自宅でも音楽再生関係のプログラミングをして、疲れたのもあるかも知れません。

    やっぱり、こういう時はモーツァルトがいいですよね(といいつつ、今は、Tharaudという人のゴルトベルクを聴いてますが^^)。

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  7. エイコ:

    ここまで頑張って読んできて病名が出ないとは!
    ミステリー小説の結末をボヤかされたような気分です!
    しかしプライドの問題であれば仕方なし。手術はうまく行ったということなので安心しました。
    尿道カテーテルは、男性には辛いものです。わたしが働く施設で85才くらいの方が尿道カテーテルを入れる時大暴れしてスタッフ5人ほどで抑えて実施したことがあります。その時おじいちゃんが「俺の!俺の大事な◯◯がっ!」と叫び、若い男性スタッフが「わかるよ、うん、わかるよ」と励ましていたことを思い出しました。(笑)

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  8. PiuLento:

    ●ははは。折角読んで頂いたのに申し訳ないのですが、病名が分からないのは目論見どおり(そこまでして隠したいという訳ではなく、書き方をちょっと工夫してみたという話です)なので、ほくそ笑んでおります。いや、済みません。

    おかげさまで術後はまあまあです。完治するまでは不便な感じですが。

    尿道カテーテルは、確かに嫌なのですが、僕はもう3回目だったので、慣れてしまいました。「もう別にいいや」って感じです。

    そのおじいさんは経験がなかったんでしょうかね。僕の場合、最初の2回のことは覚えておらず、今回も、入れる時は術後に疲れた時に医師が入れたので、全く抵抗感がなかったですw 抜く時は可愛い看護師さんでしたが、明後日の方を見て、なるべく気まずい思いをしないようにしました。

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