LinuxとiPhoneで使える、Evernoteの代替の件。実は、結論が出てからも、しつこく探していた。

すると、たった一つだけ、LinuxとiPhoneのアプリがあるサービスがあった。Zoteroというもので、本来は研究者の文献管理用システムのようだ。元々研究者が作ったようで、(大学や研究所は、各自の好み研究の目的に従ってさまざまなマシンを使っているため)マルチプラットフォーム対応になっており、Windows, Mac, webはもちろん、Linuxのアプリまであって「完備」しているのが珍しい。更に、純正ではないが、iPhone(注意は後述)やAndroidのアプリもある。

Zoteroは、論文から参照する資料(論文の最後に載る「参考文献」)の情報を管理するものなのだが(個人的には、そんなことのために、こんなすごいシステムを作る必要があるのか疑問(それとも、今の論文は「いつでもどこでも」書くもので、しかも、大量の参考文献を列挙するのだろうか?)だが、実際に需要があるのだろう)、その文献情報の中に「メモ」という情報を格納することができる。そのメモは、まさに、Evernoteのように、普通(もちろんマークダウンでなく!、ビジュアルエディタで自由)に書けるものになっていた。書式を設定できるし、画像も貼れるし、アプリなので、ブラウザ版EvernoteのPage up/downの問題もない。つまり、ずっと探していたものが見つかったのだ!

が、やっぱり、世の中はそんなに甘くなかったw 基本機能は問題ないのだが、iPhoneアプリ(PaperShip)に問題があった。

まず、最初に試した時、Linuxアプリで作ったメモが見えなかった。検索してみたら、他の人も、「PaperShipが同期しない」、「サポートの返事が全然来ない」、「ずっと更新されてないから、ディスコン(開発・サポート終了)では?」、などと書き込まれていたし、Zoteroのモバイルのページにもそういう情報がある旨書かれていたので、使えないのかと思った。

が、やっぱり捨てがたく、更にしつこく試した。まず、Zoteroのストレージとの同期は駄目でも、自分で用意したストレージ(WebDAV)なら大丈夫かも知れないと思って試したが、WebDAVにはメモは格納できず、添付ファイルしか格納できないので、目的は果たせなかった。

それでも、今朝は「きっとできるはずだ」という、全く裏付けのない信念(直感とか本能とか「臭い」)でいろいろ試した。

余談: プログラムとかソフトの「臭い」は確実にある。ちょっと触ったりwebやマニュアルを見たり話を聞くだけで、「だめだこりゃ」(「へえ、まあ頑張ってね。僕は使わないからw」)なものは分かる。「これはいい!」ってものも分かる。演奏の最初の一音・フレーズみたいなものだ。ただ、中間は難しい。結構騙されたり、「意外にいいじゃん」てことがある。

すると、Linuxのアプリで直接メモを作るとPaperShipでは見えないのだが、資料(例: 「文書」)の中(子として)にメモを作れば、PaperShipからも見える(同期される)ことが分かった(上記の困っている人に教えてあげたいが、別の問題かも知れないし、大抵の掲示板は書き込みを無視する人が多いので、止めておく。この情報は、検索してここに来られた、日本語が読める方だけへの公開に留めるw)。ZoteroとPaperShipのバージョン違いの問題なのかも知れない。

それで、とりあえず、今日の午後、日記や買い物メモで試してみた。すると、思わぬ落とし穴が見つかった。: PaperShipは電池を食い過ぎるのだ。時間消費率は計算していないが、正午頃から夕方まで、時々メモを書くのに使っただけで、電池残量が30%程度になってしまった。これは、今までどんな使い方をしてもほとんどなかったことなので、明らかにPaperShipのせいだ。実際、iPhoneの設定のバッテリーで表示される使用率は60%を越えていた。

全く惜しい! (おらのスマホにゃ電池がねぇw)

代替策として、iPhoneではweb版を使うことを検討したが、結構ちゃんとしたモバイル用ページがあるものの、そもそも同期の問題の可能性があるのでアプリを探しているのだし、編集ページの文字が小さくて、ちょっと使い辛い。

それで、ダメモトで、PaperShipのバックグラウンド更新をoffにして、明日いっぱい試そうと思っている(多分、駄目だとは思うが・・・)。

PaperShipを起動(正確にはサスペンド状態)しているだけで約3%/hも電池を消費した※ので、アンインストールした。代替策のwebは、iPhoneでは編集ページの文字が小さいので、Zoteroへの移行は保留にした。 (12/10 5:57)

※この結果から、Appleが主張している、「不要なアプリを終了させる必要はない(OSがうまく処理する)」はやっぱり正しくないことが分かる。全部まともなアプリなら正しいのだろうが、実際にはそうではない。アプリがまともかそうでないかやOSがどう処理するのかは作った人以外には分からないので、小まめに終了させる方が得策だ。(12/10 6:01)

(12/10 20:59) その後、再びNixNote2で同期エラーが起こったのに業を煮やし、Linuxではweb版も許容することにして、Nimbus noteを試した。が、以下の問題があった。

  • 英語以外の言語が、なぜかロシア語だけある。サポートページも英語とロシア語の記述がある。 → ロシア系企業なのかも知れないので、不安がある(ただ、本当に危ない関係があるなら、下手にロシア語を出さず隠し通すはずなので、問題ないのかも知れない)。
  • Web版
    • 負荷が高い。ブラウザ(Vivaldi)の負荷(topコマンドの%CPU)は常時10%を超え、100%になることもある。
    • 見え方(スタイル・フォーマット)がiPhoneと異なる。フォントや改行の見え方が違う。
    • デフォルトのフォントがGeorgia(セリフ)でちょっと嫌。
  • iPhoneアプリ
    • 同期の動作やタイミングが今ひとつ。
    • 同期間隔を指定するうえ、最短で30分と長い。

それで、今はBox notesを試している。Web版は機能が豊富(Windowsアプリより機能が多い感じ)だし、iPhoneアプリにも大きな問題はなさそうなので、明日いっぱい試してみる。ただ、Evernoteからのインポートに難がある(標準ではできない)ので、乗り換える場合にはそれを何とかする必要がある。まずは、使うノートだけを手でコピーしていけばいいとは思うが。

(12/13 4:17) その後いろいろ検討して、(急な電池の減りはiOSの更新の影響による一時的なものと期待して、)再度Zoteroに戻ったのだが、やっぱり、PaperShipを外(LTE/3G通信)で使うと電池の減りがかなり速い。アプリを停めるだけでなく、アンインストールしてiPhoneを再起動しないと直らないようだ。上記のNimbus noteのiPhoneアプリも電池を食っているように見えたのだが、PaperShipの悪影響が残っていたようだ。

結局、昨日からBox notesに戻って、しばらく試すことにした。iPhoneアプリはまあまあ(ノートを開くたびに読み込むのがちょっと遅い)なのだが、web版はかなり使いやすい(ノートのエクスポート(ダウンロード)もできる)ので、Linuxでは全然不自由しないのがありがたい。ただ、ノートのファイルフォーマットは独自で、コチコチの石頭らしい彼らにはEvernoteに対応する気が毛頭ないので、そこは今後の課題だ。

(12/14 6:20) Box notesは使い勝手がいいし、iPhoneの電池も食わないのだが、いざ移行しようとすると、インポート・エクスポートの不自由さに困惑する。独自フォーマット(中身は滅茶苦茶)でしかインポート・エクスポートできず、Everenoteのwebやアプリからペーストしても、画像は貼れない(貼れたように見えても、Everenoteへのリンクの場合が多い)。

Boxは、そういう場合には外部の変換サービスを使うように書いているが、そんな、どこの馬の骨とも分からないサイトに自分のノートを全部通すなんて、全くの情弱だ。せめて、フォーマットの仕様を公開すればいいのに、なぜしないのだろうか?

こんなことでは将来絶対に苦労するので、正直言って使いたくない。すると、Nimbus noteかZoteroになる。NimbusはWindowsアプリでしかインポート・エクスポートできないし、Zoteroのモバイルwebのエディタは文字が小さすぎる。

幸い、Zoteroはオープンソースなので、自分のサイトにZoteroのシステム構築して、アプリはそこをアクセスするように変更し、モバイルwebのエディタの文字サイズを大きくすれば万事解決するのだが、それをやるには百年くらい掛かりそうだw

(12/15 22:17) Zoteroで無理をするのは諦めてBox notesを使っていたのだが、iPhoneアプリの出来が悪く、ノートを開くたびに10秒以上待たされることがあるのが嫌になった。それで、古いEvernoteのLinuxアプリのEverPadを動かそうとしたが、どうしても無理だった。それで、Nimbus noteしかなくなったのだが、webとiPhoneの表示(書式)が異なる(例: Webで入れた改行がなくなる)のがどうしても許せず、結局、Evernote(LinuxはNixNote2)に戻ることにした。が、戻るためにノートを移す時もNixNote2は同期エラーになったので、いつかは絶対に別のに移りたい!

(12/17 21:26) その後、惜しいサービスが2つ見つかったので、書いておく。

  • NexusPad
    • カレンダー、アドレス、ノート、画像、ブックマーク
    • iOS, Web, Android, Web対応 (ただし、iOSアプリは検索しても出ない)
    • Webはビジュアルなエディタで、画像の挿入も可能。
    • かなりいい感じなのだが、全部無料なので逆に怪しい(名前からして怪しいが、ちゃんと動くし、アプリはオープンソースになっている)。
    • 去年の6月からブログが更新されていないし、全部無料ではサービスの継続は難しそう。
  • Toodledo
    • 基本的にはカレンダーやTODOのサービスだが、ノート機能がある。
    • iOS, Android, Web対応
    • 標準ではノートやタスクのフォーマットはHTMLで書くしかないが、非純正のアプリのTaskUnifier Pro(Linux)やTaskAngel(iOS)ではノートのビジュアルな編集・フォーマットが可能。
    • ただし、ノートやタスクへの画像の挿入は不可(有料版(Gold)では添付ファイルとしては可能)。

 

PS. これは僕だけの考えかも知れないが、Zoteroの人はこういう用途があるのに気付いて、Evernoteに近づけるように抜本的に改良したら、結構儲かると思う。が、(これを投稿したって「なるほど。検討します」で終わるし、)まさに本末転倒な気がするから、止めた方がいいw でも、今だって随分いい線行っているのだから、Evernoteを超える可能性はあるとも思う。でもまあ、すごくいいシステムできてユーザーが激増してしまったら、規模(スケーラビリティ)の問題が出るだろう。

そもそも、この件は、Linuxユーザーが少ないのが悪いのだろう・・・

PS2. Nimbus noteにLinuxアプリの予定を聞いたのたら、回答は例によって、「そのうち」的なものだったが、送信してから約2分後に回答が来たのに驚いた。そんなにサポート要員が暇なのか、やっぱり「何か」やっているのか?? (12/10 20:59)

  •   0
  •   0

コメントを書く

名前    

メール 

URL