グライコ(DEQ2496)を使わず、PCのJACKの(ソフトの)イコライザで音質を補正した時に起こる耳の痛みが解決したかも知れない。

今のところの原因は、特定の周波数(6.2kHz付近)の音が僕の耳を攻撃していたことのようだ。

前回の対処の、超高域(>=16kHz)を下げるのは、やっぱり駄目な感じだった。その辺りの特性を微調整しても駄目だったので、耳の痛くなる周波数を探して、下げてみることにした。

最初は、良く言われている、4kHz辺りを試したが、どうも効果がないようだった。それで、耳が痛くなりやすかった曲(例: 戸川純 "Joe le Taxi")を掛けたり、周波数を変えながら正弦波を出して、耳の感じを探った。なかなか分からなかったのだが、半ば勘で6.2kHz辺りとして、そこを3dB下げてみた(Q=5)。

耳が痛くなる辺り(6.2kHz)を下げてみた(赤, DACは通さずに測定)。 (黒はオリジナル(グライコ= DEQ2496))

なお、前回原因と考えた、超高域(>=16kHz)は無関係のようなので、カットしないことにした。もちろん聴こえないからどっちでもいいのだが、例え意味がなくても「(とりあえずスピーカーからは)原音再生」が理想なのでw、そのまま出すことにした。それに、フィルタ(信号処理)は少ないに越したことはないから、そのままでいいならその方がいい。

悪くない感じで、まだ2時間くらいしか聴いていないが、(若干兆候はあるものの)まだ耳は痛くなっていない。これが解かどうかは分からないが、もしそうだとしたら、この辺りの音は、僕の苦手な音(例: 黒板を引っ掻いた音、発泡スチロールをこすった音)なのかも知れない。当然、そういう音には個人差があるので、これは僕だけの設定になる。

不思議なのは、グライコ(DEQ2496)から音を出した時には耳が痛まないことだ。もう、「相性」と言うしかないのか。その正体として考えられることはもう余りないのだが、混変調ひずみ特性あるいはマスキングのようなものが関係あるのかも知れない。

サウンドカードは特定の帯域に混変調ひずみが出やすく、グライコはそうでない、あるいはその逆(例:グライコ固有の特性のために、複数の音が出た時に問題の周波数が出にくくなる)なのだろうか。そして、これは、測定用の信号(単音)では起こらないから、グラフを見ても分からず、音楽を再生した時だけ出てくるのかも知れない。

だから、良く言われる、「数値に出ない音」ってのはこういうことがあるのかも知れない。とはいえ、それは、即座に「ケーブルの構造や材質で音が変わる」のようなことが正しいことは全く意味しない(良くこじつける人が居るが、大きな問題だ)。ここで言っているのは、測定困難なだけで、物理量としては定義可能な特性に音が影響されているということで、測定できない(あるいは、理論上、無関係とか存在しない)「何か」(例: 声掛け、「波動」)に音が影響されるということではない。

もちろん、まだ解決したとは決まっていないので、あくまでも現時点での推測だ(そういうのを考えるのが楽しいので、未確定にも関わらず書いている)。

そして、超高域を出しているにも関わらず(現時点で)大丈夫ということは、少なくともそこは原因でなかったということだ。だから、「聴こえない音」は、やっぱり、耳から脳には伝わらず、脳には何も影響を及ぼさないことになる。つまり、ハイレゾは僕には無意味ということになり、多くの中高年にも意味がない(益も害もないし、違いを知ることもできない)だろう。もちろん、趣味なので買うのは自由ですがw

 

現在のCalf JACK Hostのイコライザ

 

PS. JACKだと、今回のように、DACを通す必要のない特性の測定は、(本物のケーブルを接続しなくても)パッチベイで出力と入力を接続するだけで測れるようになるので、すごく便利だ。そういう点では、JACKにした価値は大いにあった。

パッチベイ (仮想的な接続状態)

PS2. 6kHzの謎を調べたくて検索していたら、アマチュア無線用の短波帯トランシーバの音がいいとかいう記述があって、「はぁ?!」と思ってちょっと読んだら驚いた。今のは光デジタル音声入力(オーディオ用と同じ!)があるそうで、更に調べたら、光デジタル出力、USB、LAN、シリアルポート、更にはディスプレイ端子まで付いており、しかもDSP内蔵だそうで、パソコン以上だ。そんな最新兵器に昔ながらの大きなM型アンテナ端子が付いているのは、何ともおもしろい。でも、僕だったら、PCのスロットに挿す、トランシーバーカードがいいな。ソフトでいくらでも機能を追加・変更できるような。既にあるかも知れないが。 (21:21)

PS3. 耳管の共振周波数は9-10kHzというのを読んで、6.2kHzの代わりに9.5kHzを落としてみたが、どうも駄目だった。イヤフォンなどで耳を塞いだ場合は6-7kHzになるようだが、今回は開放しているので関係なさそうだ。いずれにしても、耳管の共振周波数と不快な音の周波数が同じ必然性はない。謎は深い。(23:16)

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