5/22(US時刻)に、USなどでGoogle Play Music (GPM)がYouTube Musicに統合された。日本もそのうちそうなるらしい。4月下旬のニュースでは「Google Play Musicが年内に終了」などどいうセンセーショナルな見出しでびっくりしたのだが、中身を読むと、実際には上記のようなことで、全然「終了」ではない(それどころか、実質的には名前が変わった程度)のだが、記者が無知なのかアクセス数を稼ぎたいのか知らないが、大げさな見出しになっていた。(→ 先週、より正確なニュースがあった)

僕は、GPMが終了することはまずないと信じていたので(というのは、これくらいのサービスは、Googleのパワーやリソースをもってすれば、全然問題ない(Spotifyは結構辛そうな気がする)。逆に、投資に比べて利益(お金以外も)が多そうだ。)、それについては全然心配しなかったのだが(仮に終わりになっても、Spotifyなどの代わりがあるから、お気に入りの曲・アルバム一覧などを保存して、移るだけだ)、ちょっと気にあることがあった。それは、GPMをYouTubeに統合するために、システムの内部構造が多少変わる可能性があり、その変化の影響で、今僕がgmusicbrowser (GMB)でGPMを聴ために使っている、gmusicapiなどのプログラムがうまく動かなくなったら、GMBでGPMが聴けなくなって不便を強いられるのではないかという心配だった。その後、疲れのせいかちょっと調子が悪くて余裕がなくて、たまたま、移行した頃から家ではGPMを聴いておらず、移行の件もすっかり忘れていた。

そして今朝。たまたまGPMを掛けたら、なぜか再生できなかった。アプリを再起動したり何度試しても駄目で、無事死亡した。ログを見たら、HTTPエラー403(Forbidden)で曲取得用URLの取得に失敗していた。最初は、自分のPCのLinuxの更新でPython(gmusicapiを動かすプログラム)やgmusicapiを駄目にしたかとか、GPMの認証がおかしくなったのかと思ってその辺りを調整してみたが、駄目だった。それからGPMが移行したことを思い出して、それに関係しているのかも知れないと思った。そして、苦労して作ったシステムが、気付いたら音もなくバベルの塔のように瓦解してしまっていて、また一から作り直しになるのかと、結構重苦しい気分になった。

HTTPエラーが出ていることから、GPMの通信手順がちょっと変わったのかとか、曲のURLを取得するためのURLが変更になったのかと思った。それで、gmusicapiを最新版にしたり、AndroidのGPMアプリの中に新しいURLが書かれていないか調べたが、前者は効果がなく、後者は見当たらなかった(アプリでは使っていないのか、別のページからリダイレクトしているのか)。あとは、参照するDNSサーバを変えてみたり、locale(言語)を変えてみたりしたが、効果はなかった(思い付いて試してみたのだが、まあ、効果がなくて当たり前だ)。

そこで、試しにパスワードを異常なものにしてみたら、別のエラー(HTTP 401だったと思う)が出たので、認証自体は問題なく通っていることが分かった。また、gmusicapiを使ってGPMの曲の検索をしてみたら、正常にできた。要は、本当に、曲のURLを取得する要求(だけ)がハネられている(Forbidden)なのだ。

それで、いつから駄目になったのか(いつまでちゃんと使えていたのか)を調べたら、5/23の6時頃までは正常に再生できていた(それが最後だった)ことが分かった。切り替えがUS時刻の5/22 0時だったとしたら、それは日本時間の5/22 13時前後だから、切り替え後しばらくは使えていたようだ(ここは不思議だ。切り替えはUSの午後から夜だったのかも知れない)。

八方塞がりになったので、検索してみた(Googleだと「自サービスに関する望ましくない情報」としてブロックされている可能性があったので、Bingも使った)のだが、ほとんど出て来ないので、まだ誰も困っていないようだ。それから、gmusicapiが公開されているサーバ、Githubの問題掲示板(Issues)を見てみたら、何となく、それらしいのがあった。スレッド名は以下である:

get_stream_url gives 403 with 'DEVICE_NOT_AUTHORIZED' for Mobileclient.FROM_MAC_ADDRESS #590

去年からの問題ではあるのだが、近頃になって3人が投稿している。そして、(現時点で最後の)fizzybunkという人の投稿を読んで確信した。近頃(移行に関連して?)、曲のURL取得要求を出す時に指定するデバイスIDには(正しい)AndroidデバイスのIDを指定する必要があり、それ以外はエラー403になるようになったようだ。以下に主要な部分を載せる:

I even have tried using a valid android device_id that is registered with the account, seems the only way I am able to get Mobileclient.get_stream_url() to work is being logged into the account on the mobile app with the device of the device_id at the same time. Otherwise it is throwing a 403 error.

今までは、(デフォルトの、)PCのMACアドレスから生成した仮のデバイスIDが使われていたのだが、それでは駄目になったのだ。それで、今使っているスマフォ(AQUOS)のデバイスIDを指定すれば動きそうだとは思ったのだが、とんでもないヘマをしたらAQUOSでも聴けなくなってしまう可能性もあったので、まずは、iPhoneのIDで試したが、駄目だった。

それどころか、iPhoneのGPMのアプリを動かしたあとでGPMのデバイス一覧を調べたら、今日からiPhoneは「PC」扱いになっていた。以前はスマフォ("iOS")だったのに、それとは別に、(ちゃんとしたGPMのアプリを動かしたというのに)PC扱いのデバイスが増えてしまった。GPMに登録できるデバイス数は10個までで年間に4個しか解除できないので、これは結構ひどい。iPhoneの人から文句が出そうだが、まだ誰も騒いでいないようだ。

他に試したことも全然駄目だったので、意を決してAQUOSのデバイスIDで試したら、嘘のようにちゃんと動いた。fizzybunkさんの書き込みは正しかったのだ。

(ほぼ一日を潰して、)とりあえずは復旧した。が、AQUOSのデバイスIDを使うことで、AQUOS側に影響が出ないとも限らないし(ただし、分身の術を使わない限りw、PCのGMBとスマフォで同時に聴くことはないので、競合の問題はない)、今後、更に別の変更がなされて問題が起こりそうで心配だ。前者については、もし問題が起こるようなら、昔使っていたNexus 4にGPMのアプリを入れて、そのIDを使おうと思う。※ 後者はGoogleの腹一つなので、全くどうしようもない。ただ、世の中には多くのGPMアプリが出回っているから大きな変更はできないはずで、今回のようなちょっとしたことであることに期待する。

※AQUOSのデバイスIDを使って曲のURLを取得していると、AQUOSがすぐに(数時間以内)Googleからログアウトしてしまって不便なので、Nexus 4のIDを使うことにした。この問題はGithubの別のスレッドにもあったので予期してはいたが、いろいろな落とし穴が多そうだ・・・ (5/28 6:15)

ただ、本当に駄目になってしまったら、新しい曲の取り方を探すか、別のサービス(例: Spotify)に移ることを考えることにする。だが、仮にSpotifyに移ったって、通信手順などは非公開なので、曲にアクセスするためのプログラムはやっぱり第三者がリバースエンジニアリングで作ったものだから、いつ動かなくなっても不思議はない。だから、サービスを移るのはそれほど本質的でなさそうだ(ただ、SpotifyにはLinuxのアプリがあり、GPMのブラウザよりは使いやすそうなので、GMBで全然聴けなくなってしまった時に移る先としては、意味がある)。

まあ、結局のところ、Google様が心変わりしないように祈りながら音楽を聴く程度しか、できることはなさそうだw

 

PS. それにしても、今回の変更で、日本、いや、世界中で、ものすごい数の人が「あれー!? 再生できない?」って言いそうなものなのに全然そうでないってことは、LinuxでGPMを苦労工夫して聴いている人は、本当に少ないってことのようだ・・・

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