(貯(溜)まっているネタの中からいくつかを消化します)

1. ガラパゴスとシーラカンス

何十年も前、大学生の頃、友人と一緒に、日本のコンピュータ関係の大きなメーカー(例: 日の本電気、疼芝、不治痛)は駄目で全く使い物にならないとディスっていた。大した根拠はなく、推測やイメージで判断していた気がするが、その後実態を知ったら、本当にしょうもなかった。そして今、そういうの(特にPCやスマフォ)はほとんど全滅してしまった・・・ が、一方で、当時大いに持ち上げていたSun Microsystemsも今は落ちぶれているという事実もあり。要は諸行無常、栄枯盛衰ってことかw

更に一方で、禄なセンスがないのにしぶとく生き残るシーラカンス企業(例: MS、Intel)もあるのは、なかなか不思議だ。「悪貨は良貨を駆逐する」(本来の意味は、ここでの意図とは違うようだ)のか。。。

2. 仮想通貨の欠点

去年、仮想通貨について何度か書いた(1, 2)。今、やっぱり、その時に思ったことは外れていなかったと思う。

  • 取引所はものすごいネックだ。Single point of failureと言ってもいいのでは。:取引所が盗難だのハッキングだののターゲットになっているし、取引所に登録するせいで、(多くの仮想通貨には元々ないが、)匿名性も失われ、政府からもしっかり監視されて(、税金の申告がとんでもない手間になって)いる。それでは何のメリットがあるのかと思う。折角の最新技術も、こういう古臭い物を取り入れたせいで台無しだ。
  • 常に大勢が処理の手伝い(マイニング)をしなくてはならないのは本質的な欠点だ。: 段々、マイニングのメリットが減って来ているようで、ブームは去って、する人が少なくなっているようだ。もし、誰もしなくなったら、仮想通貨は終わりだ。

結局、技術はすごいのだろうが、実用性や永続性とか需要とか利便性は考えていなかったようだ。元々、発案者が儲けるために考え出したっていう意見をどこかで読んだことがあるが、果たして本当か?

3. 監視社会2.0到来!w

特に日本人に合っているのだろうか。公的な場所でちょっと失言したり悪いことや変なことをすると、たちまちツイッターだののSNSで叩かれるようになった。しかも、画像や動画付きで(これ、盗撮になることもあるが、その罪には問われないのか?)。一般論として意見を述べるのなら意味はあると思うが、多くの場合、ほんのちょっとした失敗でも特定の人なり企業なりを叩く。お前らは、常に正しいことしか話さず、何の罪も犯して来なかったのかと聞きたい。

吊るし上げを効果的にできる(扇動・先導する)人はフォロワーが多い人で、要はボスだ。つまり、ネットですら、ボスが取り巻きを従えて、「これはこうだよね」→「はいっ」って乗りでふんぞり返る世の中になってしまった。とは言え、最初から、ネットには有名人・有力者が居て、そういう連中(延々と同じことをやっているようで、今でも名前を見る人も居る)が偉そうにしていたのを覚えているから、本質はずっと変わっていないようだ。

一方で、SNSが自分の周りにしか伝わらないローカルなものと思い込んで、つまらないことを投稿して自爆する馬鹿も未だに多い。

こういう現象は海外でもあるようだが、何となく日本の田舎の息苦しい社会(馬鹿な投稿をする方も吊るし上げる方も)を思わせる。田舎だと、ボス的な奴が地区を取り仕切っていて、住民は、ちょっとでも「普通でない」(そればかりか、普通でも)人や地区(=ボス)のルールを破る人を見つけると(どういう訳か、必ず誰かが見ている・・・)、たちまち、陰口を叩いたり、ボスに密告したり村八分にしたりする。そして、ヤンキーみたいなのが、(その息苦しさからの脱却を図るのか、)馬鹿をして仲間内とか地区で有名になろうとする。なお、ヤンキーとボスは年代が違うので、直接対立することはほとんどないだろうが、ボスの子がヤンキーで手を付けられないってことはありそうだ。まあ、そもそも、国ですら、そういう輩が跋扈・支配しているのだから、仕方ないことか。。。

技術は進歩しても、人は何も進歩しないってこと?

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