たかがオリンピックのためにサマータイムを導入するとか、訳の分からない話が出ている。で、IT業界の人たちは「大変だ」、「殺す気か」などと盛んに反対している。が、僕に言わせれば、全然説得力がない。いかにも技術馬鹿だ。「ローカルタイム」・「UTC」だの「タイムゾーン」だの「NTP」などと言っても、サマータイムをやりたがっている人たちには全くピンと来ない。彼らには「(コンピューターの)時計を直せばいい」程度の認識しかないようなので(→ (本県の恥のうちの一))。

仮にその程度で済むとしても、日本(実際には海外にも波及する)に一体何億台の「時計を直すべきコンピューター」があるのか、連中は分かっていない・分かろうとしていないようだ。その程度の空っぽな頭なのだ。

そもそも普通の時計にしたって、家の中だけでも数えきれないほどあって、(電波時計は別として※)全部直すのは大変な手間じゃないか(そういえば、昔、「家中の時計を合わせて歩くロボットが要る」と、どこかに書いたことがあるw)。

※本文を書いた後で読んだ話だが、その電波時計でも合わせられない可能性が高いらしい。

そして、「不可能か?」と聞かれれば、不可能ではない(=可能)ので、脳味噌の少ない人は、それ以上のことは考えられない・たくないから、「やっぱりできるんだよね。じゃあ、やろう!」となってしまうのではないか。

でも、実際には、かなりの労力(=お金・時間)が掛かるし、時刻の切り替えに際してさまざまな問題が発生する可能性は高い。が、彼らには、2000年問題の時も特に大きな問題なく終わった記憶(成功体験?)があるせいか、「やればできる」と思っていそうだ。まあ、確かにやればできるのだろうけど、結局、かなり多くの人たちが泣く泣く長時間労働とかタダ働きとかをさせられるし、一般人もトラブルに巻き込まれて、被害を受けるのだろうと思う。

そこで、一番いいのは、対応のための費用をきっちり見積もって請求し、作業に要する時間も要求することだろう。そうすれば、結局、費用対効果の点で現実的でない、あるいは、準備期間が足りないからできないことが分かるはずだ。それでもやれと言われたら、可能な範囲でやって、多くの問題が起こるままにすればいい。そうしたら、政治家や役人は少しは責任を取るのではないか。

いや、甘い。「僕らは手抜きしていいなんて言ってない。問題が起こったのは、企業(→ 技術者)がいい加減な(先見の明のない)製品を作った・いい加減な作業をしたせいだ」と逃げられるだろう。何とも技術者は弱いものだ。。。

まあ、サマータイムは立ち消えになりそうだが、脳味噌のない人が思い付きを言い放題で(ここまでならいいけど)、誰も止めないどころか乗りまくりってのは、なかなか怖い。全く世も末だ。

 

PS. 僕が前の会社で携わっていた製品も時刻をシビアに扱っていたので、導入が決まったら対応させられそうだったが、運良く難を免れたw それにしても、一気に2時間も増減するなんて、一体どうしたらいいのかすぐには分からないな。例えば、増える場合(夏時間が終わる時?)、24時(正確には23:59:59)の次は「25時」, 「26時」(正確には、25:59:59まで)になるのだろうか? それって可能なのだろうか?? それとも、空白の2時間ができるのか? そうでなくて時間を重複させたり詰めたりするのか? あるいは、時刻はズレたまま、読みを変えるだけ? (← これっぽい。サマータイムの間はずっと2時間ずらしたままにして、終わる時に戻すのではないか。でも終わる時に余計な2時間が出そうだ。実施国はどうしているのだろうか?)

少し考えたら、時刻をUTCだけで扱えば大丈夫だが、ローカルタイム(JST)で扱うと、大変なことになりそうだ。やっぱり空白の2時間ができるので、24時、25時台を作ることになるだろうか。ほぼ100%のソフトはそうは作ってないので、どうするのだろう? サマータイム対応のOSはそうできるのだろうか?

「時刻をローカルタイムで扱うな」という意見もあって、確かに正しいのだが、時刻をローカルタイムで記録する腐った仕様もあるので、理想どおりには行かない。本当に最後の最後にローカルタイムに変換するだけなら簡単そうだが、記録するということはそれを読むシステムがある訳で、そっちも直さないといけない・・・ まあ、対応しないのもありかと思う。

いずれにしても、全く恐ろしい。もし、うるう秒まで一緒に来たら、確実に発狂するよ(実際に調べたら、前々回は2015年、前回は2017年だったから、2019年は危ないな)。

(技術馬鹿は、)なんてことを連中やマスコミに言うから理解されないのだがねw

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