ニュースを読んでいたら、「Googleの追跡から逃れよう」みたいな良くある記事(大抵は徒労なのだがw)があり、そこに、No More Googleという、Googleのサービスの代替手段を人気順に示すサイトが紹介されていて、なかなか参考になった。
特に良かったのは、Authyという2段階認証用のトークン(数字)生成アプリ・サービスだ。Googleの認証アプリの代わりに使えるのはもちろん、PCでも動く(Chromeのアプリ・アドインやWin用アプリがある)から、PCのブラウザでログインする時も、いちいちスマフォ(のアプリ)を開かずに済み、トークンも(目で見て)手入力でなくコピー・ペーストできるようになった。だから、トークンを打ち込んでいる最中に時間切れで変わって慌てることがなくなるw
更に便利なのは、各デバイス間でログイン情報が共有されることだ。Authyのアカウントを作っておけば、PCでもスマフォでも同じようにトークンが生成できる。あと、ログイン情報のバックアップもできるので、スマフォが壊れたり紛失しても大丈夫そうだ(その時は、それ自体が痛いのだがw)。
なお、ログインするサイトの登録は、QRコードを読ませる関係で(PCで文字列をペーストするのも可能だろうが)、スマフォの方が便利だが、上記の共有機能のおかげで、スマフォで登録してPCで使えるから便利だ。
リスクは、Authyからの情報流出(サーバにどの程度のログイン情報が保存されるのだろうか? その情報で偽のログインができるのだろうか?)やサービス終了だが、前者については信じるしかない。後者はいかようにもなるから大丈夫だ。
(20:23追記) 偽ログインの可能性を考えてみる。: Authyのサーバには、少なくともパスワードは入っていないから、すぐはできない。ただ、サイト登録時の情報にはサイト名(例: Evernote)は入っているだろうし、アカウント名(例: メールアドレス)が入っている場合もあるので、安心はできない。サーバに入っているトークン生成用情報から正しいトークンが作れるので、もし、トークン生成用情報とアカウント名が漏れ、その上でパスワードが推測されたら、偽ログインは可能そうだ。そういう意味では、便利さを捨てて、サーバに情報を保存しない方がいいのは確実だ。
サイト登録時のトークン生成用情報(QRコード)にサイト名やアカウント名などを追加しているのはサイト側であり、それは2段階認証の効力を自分で薄めているので、いかがなものかと思う。全く余計なお世話だ!
PS. ちなみに、検索は少し前にDuckDuckGoにした。ただ、どうしても期待する情報が出て来ない時はGoogleに切り替えている。他にも、ブラウザ、パスワード管理、メール、DNS、ドライブ、フォト、天気、カレンダー、アドレス帳などは使っていない(または依存していない)。もちろん、Google+は使ってないw 要は、Googleの右上のメニューに出るものは、地図を除いてほとんど使っていない。Chromeも常用していないが、通常のブラウザとは別のアクセスをしたい時に、Firefoxと併せて使っている。まあ、Androidスマフォを使っている時点で「負け」なのは認めるがw
僕は、Googleの個人情報収集や追跡などから逃れるよりも(まず無理だし、彼らのサービス利用料のようなものだから、仕方ない)、彼らへの依存を避けることで、いつ彼らの気が変わっても困らないようにしたいから代替サービスを使っている。他のサービスも同様で、予期せぬサービス終了などのリスクを避けるために、自由に他社に移行可能なサービス(= オープンシステム)を選び、高くなければ有料サービスも使う。OSについても同様で、MSやAppleがどんなにアホなことをしても、「へぇ、なんか大変だね」と、高みの見物をしていたい。
(10/12 7:36 使っていないGoogleのサービスを追加、わずかに加筆)
naoki: 2018-10-12 01:19
たまたまですが、Authy使ってます。
手元にスマフォがないときにタブレット、
またはその逆でログインできて便利だなあと思ってました。
ブラウザでもログインできたんですね。
そこまでは知りませんでした。
最近、Evernoteも検索不具合が直りません
(100年続く企業を目指すと言ってたのに、
CEOが辞めてから怪しい気がします)し、
Googleも、Buzz,Picasa,Readerを
止めたと思ったら
今度はGoogle+を止めるそうですし。
あんまり使ってませんでしたが、とうとう来たか、と。
僕の見識の浅さでしたが、
れんとさんに倣い、リスク分散しておくべきでした。
Googleも、こんなユーザー無視な
ことばっかりやっていたら、いつか
「とうとうGoogleが終わる日が来たか……」
ということになるでしょうね。
適切な箇所ににリソースを割くために
サービスに見切りをつけること自体は有りでしょうが、
あまりにもユーザー後回しな気がします。
(ちなみにGoogle Hangoutは以前、終了する話も
あったと思うのですが、
今はググってもそんな話は上位では検索されず……)
れんと: 2018-10-12 04:44
●もうお使いでしたか。さすがです。そう、ブラウザでできるのは、すごく便利です。いつも、手で数字を打ち込むのは原始的だと思ってましたw
確かに、EvernoteもGoogleもユーザーを大切にしていないです。自分たちの都合しか考えてないです。Googleはどうなってもいいですがw、Evernoteは僕にはまだ代替がないので、潰れたら困ります・・・
あと、HangoutはDuoに換わるように思ってましたが、Duoの話題は聞かないので、危なそうですw