某国のprime minstrelいやministerの話ではない。母の話だ。「嘘」というと言い過ぎかもしれないが、言うこととやることが違うので、結果的に嘘になる。正確には、「重要なことを曖昧にしたままにする」というのだろうか。

例えば、会話をしていて、向こうが何かを(漠然と)言い、(それが漠然としているので)こちらがそれについて想像して(確認を含めて)言ったことが間違っていても、否定も訂正もせずに、(にやにやしながら)更に漠然とその間違いが正しいかのように話を進める。そうすると、話の方向は90°とか180°違うのに、なぜか会話は進むというおかしな具合になる。そして、後で気付くと、向こうはその時の話と全く異なることをしている。以下に、その蒟蒻問答的な会話と結果の例を示す。この場合は、Aが母、Bが僕である。

会話

A: 今度、※します。
B: それは*ってことですか?
A: △です。
B: だったら、#なので止めた方がいいでしょう。
A: (にやにやしながら、曖昧な口調で)そうですね・・・
:

結果(後日)

A: 先日言いましたが、※しました。
B: (えぇ???)

すごい話(詐)術だと思う。おそらく、これはボケ(認知症)などや悪意で騙すつもりなのではなく、長年の田舎暮らしで身に付いた処世術なのではないかと想像する。田舎だとみんながお互いに忖度しているから、これでうまくいくのだろう(逆に、ぼかさずはっきり言うとうまく行かない(「角が立つ」))。向こうとしては、適当にぼかせば相手が忖度して「真の意味」を理解する(理解しなくて、あとで想定外の結果になっても文句を言わない(泣き寝入りする))と思っているのだろうが、僕としては、そんな忖度が要ることなど分からないししたくないので、その会話が無意味だった(ある意味騙されていた)ことが分かって、大変頭に来る。

こういうことは今までに何度もあるので、さすがに耐えられない感じになって来た(別の嫌なこともあったので※、この時の光景を思い出すたびに「うるせーんだよ!!」と脳内で叫ぶ)。指摘してもその時は謝る(何が悪いかは分からないようだが、怒られていることは認識して、とりあえず謝る)のだが、何が悪いか分からないのと、老化のせいですぐに忘れてしまって、自分の行動を直すことはなく、やっぱり同じことを繰り返すからどうしようもない。妹が母との接触を避けているのも、こういうことが一因なのかも知れない。

※ついでに「別の嫌なこと」を書く: 要は、母には学習能力もする気もないのが一番悪い。例えば、僕の仕事の件で、心配するのはもっともだが、詳しく知りもしないのに、「(大学その他の)先生はどう?」などと何回も言われ、その度に「人に何回も同じことを教えるのは大嫌いだ」とか否定しているのだが、次に会ってもやっぱりしつこく同じことを言う。そもそも、簡単に先生になれると思っている程度の認識で、一度ならまだしも何度も勧めてくることが頭に来る。

先日なんて、「塾の先生は簡単でしょう」などという、どこから聞いたのか分からないけど全く頓珍漢なことを言っていた。簡単じゃないと否定してもなお、簡単だと言い張った。大体、何の塾だよ? 仮に簡単だとしたって、嫌な仕事をしろってのか? それでまた調子が悪くなったら、どうしてくれるんだ? その時はブチ切れずに耐えられたが、帰ってからすごく気分が悪かった。それが上の脳内の叫びに繋がっている。そして、その叫びの最後には「クソが!」も付く。 (17:18 追記)

必要に迫られて処世術を覚えて使うことはもちろん必要だけど、相手とか状況などに応じて切り替えることが必要なことも分かっていて欲しかった。まあ、それは自分にも言えて、相手に応じて柔軟に変更(ダウングレード)すればいいのだろうが、親にでもそうしなくちゃいけないのはすごく面倒だ。だったら「良く分からないから、まあテキトーに」となってしまう。それで良ければいいけど、ご自分の調子が悪くなった時、(本人の希望を聞いても明かしてくれないのであれば、)「テキトー」な対応をしても文句言わないで欲しい。マジで。

(12/19 19:43追記) 後日談。本題の会話の件は、結局、僕が勧めたとおりの結果になった。母がある方のお見舞いに行く話だったのだが、見舞われる本人が人に会いたくないと言っているとのことだったので、「止めた方がいいのでは」と言って、その場では「そうだね」と言っていたのになぜか行くことにしたようなのだが、本人が固辞したとのことで延期になった。だから言っただろっ!

(17:21 若干追記; 12/19 19:43追記)

 

PS. 冒頭の某prime minstrel ministerに話を戻すと、彼の行動様式もこれに近いものがあるのかも知れないと、今思った。その国の政治家(与党も野党も)や役人の社会は田舎と同様なのではないか。だから、僕らのような普通の人間からは、息をするように嘘をついているようにしか見えないのだろう。それに彼らの使う単語ですら字面どおりでなく、常に最新の翻訳辞典が要るから、彼らの真意を理解するのは至難の技だ(実際には分かるのだが、確認したって、「そうではない」と言われるので、対処しようがない)。

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5件のコメント

  1. naoki:

    忖度させる、かあ……。
    もう、はじめの一文で結果が出ていて
    誰から何を言われても関係ないんでしょうね。

    ただ、家族として被害がないようにとか
    心配になってしまいますね。

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  2. れんと:

    ●まさに。こっちに言う前から決まってるんですよ。だったら最初に言えばいいのにと思いますが、本文に書いた処世術なのか、理解不能です。

    被害は今のところは大丈夫ですが、今後、認知症なり老化が進むと心配です・・・

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  3. れんと:

    ●思い出しました。そのあらあかじめ決まっている結論も、実はムラの誰かへの忖度で(そのため、こっちには意味不明な風に)決まっていることも多くて、それだともう何を言っても変わりようがないです。しかも、大抵、そういう背景は言わないのです。そういうことがあると、更にムカつきます。

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  4. 匿名:

    お母さんにとってはあまり重要な会話ではなかったのかもしれないですね
    記事とは違いますが家の母もある話(ちょっとした会話です)を翌日さも初めてするみたいに話しますからね
    よくツッコんで笑っております
    けっしてボケてはないですよw

    私の家の場合は昔から母が会話の中心になることが多く、しょうもない話もよく聞かされるので話の取捨選択がハッキリとしているのかもしれません(自分のしょうもない話も忘れるほどに)

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  5. れんと:

    ●なるほど、そういうこともあるかも知れませんね。お互いの重要度の認識が違うんですね。

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