今日だったか、偶然ニュースでb-mobileの新しい従量コース(990ジャストフィットSIM)の記事を見て、再び移行を考えてみた。今はOCN mobile ONEで、特に問題なく使えてはいるのだが、入会した時のサポートが余りにもひどかったし、使っていてもシステムやwebの使い勝手が信じ難いほどひどく(前時代的。下に例を示す)、何年経っても全く改善されないので、いつか退会しようと思い続けていたのだ。
OCNの腐っている点(例)
- システム: 光とモバイルそれぞれに(向こうからの連絡受け取りにしか使わない)メールアドレス(キャリアメールの扱いじゃないので、何にもありがたくないゴミ)が割り当たる(自分のアドレスは使えない)。なんと、それらを一つに統合できないようにして、間違えないようにするという親切設計w そういえば、IDみたいな番号も契約ごとにあって、どっちがどっちか分からなくなって、大変ありがたいわ!
- Web: 何かしたくても、どこをクリックしたらいいかすぐに分かることはまずなく、何度も試行錯誤させることで頭の老化を防いでくれる、親切設計だw 何度試行錯誤したって分からず、ググッて第三者が書いた手引きを見てようやく分かる。画面遷移は妙に遅く、それも高齢者向けなのかも知れない。
b-mobileの新しいコース(音声付き)の最低料金は、1GBで990円/月(税抜き、以下同)と手頃だ。それで、移行したらどのくらい得(出費の削減)になるか検討してみた。
今は3GB/月で1800円である。ただし、光にも入っているので、割り引きが200円/月ある。他にIP電話050plusの基本料金300円が無料になっている。すると、実質料金は、1800-200-300= 1300円/月となる。
b-mobileにした場合、年間の差は、(1300-990)*12= 3720円となる。が、b-mobileにはOCNのSpotifyのカウントフリーがないから、旅行や帰省時にSpotifyを聴くとデータ量が増えて追加料金が掛かる可能性が高い。それを考慮すると、差(得)は約3120円/年※となる。一方で、移行するには、事務手数料が合計約6000円掛かるので、約2年経たないとペイしない。
※Spotifyのデータ量の計算を誤っていたため、正しい差(得)は約2124円/年となる。 (12/25 15時 訂正)
それでは割に合わないないから止めようと思ったのだが、Spotifyは速度を約100kbpsやそれ以下にできるので、b-mobileの低速モード(200kbps程度)でも使えそうなので、追加料金は要らなそうなことが分かった。更に、僕は電話はほとんど使わないので、050plusの基本料金300円を除外して計算し直すと、OCNの実質料金は、1800-200= 1600円/月となり、b-mobileにした場合の得は、(1600-990)*12= 7320円/年となって、移行の手数料が1年でペイできる計算になって、なかなかいい感じだ。
それで、b-mobileの評判などを調べてみたら、近年の業績が悪く(赤字続き)、事業継続性にリスクがあるように思えた。また、事業に一貫性がない(プランの乱立、ドコモを捨てたり戻したり)のも気になる。使っているうちに会社が売却されたり、プランがなくなったり、値上げされたりするリスクがあると思った。
それで、同様な条件(音声付き※、1GB・千円/月前後)で他を調べてみたら、以下が挙がった。
- イオンモバイル: 500MB: 1130円/月
- LinksMate: 1GB: 1100円/月
- ロケットモバイル: 神プラン: 200kbps: 980円/月
- DMM: ライトプラン: 200kbps: 1140円/月
※音声なし(データのみ)ならもっと安くなるのだが、さすがに、IP電話だけだと掛けられない相手があるし、待ち受けで電池を消費する可能性があるなど、問題が多いので止めた。
ロケットとDMMは低速で実用性に疑問があったので、却下した。どちらもYouTubeなどは(滅多に使わないが)無理そうだし、DMMは3日で366MBの制限があるので、いざという時に使えない可能性がある。するとイオンとLinksMateが残り、データ量では後者なのだが、調べたら手数料が高いという欠点があった。具体的には、他社への移行時に、MNP転出手数料以外にSIM解除手数料が3000円掛かるので、高く付く。
結局、イオンが残った。イオンだと、(1600-1130)*12= 5640円/年の得となり、移行手数料が1年ちょっとでペイできるから、悪くない。ただ、データ量の500MB/月(= 約16MB/日!!: 一体いつの時代かと思う)はすごく心許ないのだが、過去3か月の使用量を調べたら、余り外出しないせいか250MB/月程度だったので、問題はなさそうだ。
余談だが、イオンというのは我ながら意外で、今のスマフォをシャープにした時と同じような、(負の)驚きがある。「なんでわざわざ・・・」みたいなw まあ、名前にこだわらず実を取ろうとしていることの現れか。
運のいいことに、イオンはキャンペーンで来月頭までに契約すると3か月分の料金が無料になることもあり、早速手続きを始めたのだが、すぐに落とし穴に嵌ってしまった。OCNはMNP番号の発行に3営業日程度掛かるとのことで、早くても27日頃までは待つ必要がありそうで、それだと年内の切り替えは厳しいものがある。今日・明日(は無理にしても数日)でスパっと切り替えられると思っていたのに、まったくがっかりだ。
一体何にそんな時間が掛かるというのか? 事務員が確認して印刷して上司のハンコでももらいに行くのか? Webにログインする時に厳重なセキュリティを通したのだから、番号発行を希望されたら機械的にチェックして発行すれば、一瞬で終わることだろう。あるいは、実はそういう仕組みなのだが、処理に使っている計算機の速度が1MIPSくらいしかなくて、何をするにも時間が掛かるのだろうか?w (時間が掛かるのは、OCNだけでなくイオンもそうなので、どこでもそうなのかも知れない。てことは、"MNP協会"みたいな天下りとか利権団体での処理が必要で、そこはお茶飲みと喫煙するしか能のないジジイばっかりなために遅いのだろうか?)
まったく、ガラパゴス国 日本の伝統は素晴らしいねえw
という訳で、その後、再考してまたb-mobileに傾いたものの、将来性を考えてイオンに戻った。が、考える時間はたっぷりあるので、いろいろ迷ってみたい。あと、正直言って、もっと安くないと移るメリットは大きくないのだが、OCNからの脱却の第一歩として実施したい。モバイルを止めれば残りは光で、仮にどこかに引っ越すとしたら、その時に抜けられる可能性は充分にある。引っ越さなくたって、ハードルが下がるから意味はある。
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(12/23 12:52) 予想外に早く、さっきMNP番号が来たので、さっそくイオンに契約した。あとはSIMが来るのを待つばかりだ。昨日や今日が営業日だったのかは知らないが、2日目に来た。もう少し正確に書けば顧客の不安やイライラも減ると思うのだが(イライラするのは僕だけ?)、安全側に振っているのだろうか。そういえば、以前もこんなことがあった気がするw
PS. 050plusの代わりのIP電話としてSMARTalk(= Fusion。今は楽天系になったそうだ)に申し込もうとしたら、過去に登録していたクレジットカードを再度使う場合には、手数料500円が掛かるという落とし穴があった。iPhoneを止める時に退会したのが失敗だった。これにもがっかりしたが、仕方ない。電話は余り使わないので、当面はプロバイダの提供している、番号にプリフィックスを付ける割安(といっても高い)な電話で我慢することにした。万が一仕事が軌道に乗って、多用することになったら、入ればいい。
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