近頃、なぜか、大昔のPCやゲーム機のミニ版がもてはやされている。確かに懐かしいけど、僕は好きではないし、あまり価値を感じない。最も大きな理由は、そういうもの(元の製品)は工業製品であって芸術作品ではないからだ。僕にしてみれば、こういうコンピュータの類は、何を動かす・するかが重要で、物自体(特に外面)に大きな意味や価値はない。だから、(歴史的価値のある)本物を(実動状態で)博物館に展示するとかならいいが、その劣化コピー(しかも小さい)を手に入れて、何がおもしろいのだろうかと思う。
- (当時の)BASICがやりたい? マジですか?w
- (使えるか知らないが、)カセットやフロッピーやドットプリンタを使いたい? マジですか?w
- 当時のゲームがやりたい? 最新の機器とかエミュレータでやればいいのに。できないのなら、僕だったら、そっちを何とかする方がおもしろい。
この流行の最初かどうかは分からないけど、僕が覚えているのは、FM-7のミニ版だった(→ 実際は2017年のMZ-80C他(ハル研究所 PasocomMini)だった)。確かに良く出来ていると思って感心はしたが、百円とか千円でなく、結構なまともな値段(→ MZ-80Cのミニは2万円近かったようだ)がしたので、「はて、どういう意味が?」と思った。中のハードはラズベリーパイだったと思うが、そこが大変安直でがっかりした。6809(CPU)や本物の基板をFPGAでエミュレートして、当時の本物のF-BASICや機械語(、そして周辺機器も)が動かせれば良かったが、そうではなかった。ARMでF-BASICを動かしていたかも知れないが、機械語はどうだったか(→ 上の記事から推測すると、独自のBASICのようだ。機械語は不明)。だったら、そのエミュレートするソフトだけ出せばいいじゃん!
こういうのは、個人が趣味でやるなら大いに楽しいしおもしろいけど、「企業が本気でやってもねえ・・・」と思う。
PS. 題は最初は、「ミニは*だけでいいよw」(*はご想像)とかいうのにしたかったが、余り下品になるのも良くないと、少し自制した。でも、どっちが下品かっていう疑問はあるw
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