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グライコに"True response"という機能が付いているのだが、それがどうも補正の設定値と実際の補正量を変えてしまって、補正をややこしくしている気がしていた。そこで、暇な興味があったのでTrue response(以下TR)をoffにして測定・調整してみた。

結論から書くと、調整後の特性が変わらなくて拍子抜けしたが、補正の設定量は最大3dB程度減った。

調整前の特性(左, 黒= TR off; 青=TR off, PEQ off; 赤=TR on):

20150809-L-cmp-1

TR onだと、設定より補正が少な目に掛かるようだ。また、PEQ(71Hz)はTRには無関係なことが分かった。

調整後の特性(左右, 赤=TR on):

20150809-LR-cmp-1

TR offでのグライコ設定(OW2-2-TW-1-S):

OW2-2-TW-1-S-1

TR onでのグライコ設定(OW2-1-TW-9-S):

OW2-1-TW-9-S-1

※PEQの設定は変更しなかった。

特性が変わらなかったのは、グライコ内部でTRの処理をした結果、最終的にはTR offと同等の補正量になったためと考えられる。そのため、offにして見掛けの補正量が減ったことで音質が向上するかは疑問だが、offの方が直接的で調整がしやすいので、こちらを採用することにする。

PS. TRをoffにしたことで、今の設置で問題となっている周波数が明確になった。

  • 左:
    • 山: 40, 71, 160Hz
    • 谷: 56, 600Hz
  • 右:
    • 山: 63, 80, 141, 160Hz
    • 谷: 56, 600Hz

山あり谷あり。。。

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グライコの設定の微調整後に音楽を聴いていたら、ELOの"Need her love"("Discovery"通常盤)がやけに高音がキンキンしている。それで、リマスターと思われるBlu-spec CDの同じ曲を掛けてみたら、こっちの高音は自然(むしろ抑え気味)だった。

通常盤は初期のCDだからマスタリングが良くなかったのだろう。それにしても、はスピーカーで聴いても違いが分からなかったのに、随分進歩したものだと、ちょっと感慨深い。TVドラマ「富豪刑事」の主人公(深田恭子)の祖父(故夏八木勲)が目を細めて、主人公に「ついにお前もそんなにお金を使えるような大きな仕事をするようになったかー。わしゃうれしいぞー」とか言っている光景を思い出した。これだからオーディオは楽しい?

PS. それにしてもあのPV、目いっぱいジェフ・リンだなあw

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昨日注文したアッテネーター(FOSTEX PC-1e)などが届いた。佐川なので、今日は再配達は間に合わず明日かなと思っていたが、帰った頃に届けてくれてありがたかった。

箱を開けて、ちゃんと物が揃っていることを確認した。

IMG_2210_サイズ変更

そして、早速グライコのMain出力とアンプを接続しようとして、愕然とした。グライコの出力のXLRコネクタはピン(M=「オス」)で、変換ケーブルもピンなので挿さらないのだ。F(=「メス」)を頼むべきだったのに、Mを頼んでしまった。。。

IMG_2211_サイズ変更

受注メールを確認したのだが、お店の間違いではなく、僕が間違っていた。寝ぼけていたのか? まったく情けない。仕方ないので、正しい物を注文し直した。同じような物では芸がないので、ちょっと高いけど(約400円/個)、XLR F-ピンジャックの変換コネクタにした。それで、手持ちの(少しいい)ケーブルを使いまわそうと思う。

今度は何度も仕様を確認したから、大丈夫だろう。それが届くまでは、AUX出力をアンプにつないで音や使い勝手を確認することにしよう。ヘッドフォンを使う時はDACから取ろう。ちなみに、AUXは音質が悪いだろうと推測していたのだが、現時点では外付けDACと全く遜色なくて感心している。が、今までのこだわりは何だったのだろうと、ちょっと寂しい気もする。

そして、AUXからアッテネーターでつないだヘッドフォンを試したら、いい具合の音量になったし、音も変じゃないので、良しとしよう。アッテネーターの外観はアンプにマッチしているし、質感もいい。ただ、変換ケーブル(ステレオ標準ジャック-ピンプラグ)が少し硬くて、ケーブルを動かすとアッテネーターが動いてしまいそうだ。少し長めのを買えば良かったか。

IMG_2213_サイズ変更

あっ! もしかして、出力(ピンジャック)と入力(ステレオミニジャック)を逆につなげば、変換ケーブルが不要になるのでは? → できた! パッシブ型だから、向きは関係ないのだろう。これならいい感じだ。

(8/8 8:22 若干変更)

PS. その後気が変わり、注文を変更して変換コネクタを単なるXLRコネクタ(F)にした。間違って買った変換ケーブルのXLRコネクタを付け換えて再利用するつもりだ。値段は余り変わらないのだが、無駄な物を増やさないのと、変換コネクタを使うと長くなるので、間違って引っ掛けて壊すのを避けるためだ。(8/8 8:23)

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昨夜、ひずみの測定をしていて気づいたのだが、グライコ(DEQ2496)には結構ちゃんとしたDACが入っているのだ。一応プロ用なので、ちょっとしたレコーディングやPAに使えるレベルなのではないだろうか。

そして、今朝(未明)、思い付いた。グライコのアナログ出力を使えば、外付けDAC(UD-501)を使わなくてもスピーカーから音が出せるのだ。そして、構成がコンパクトになって、念願の省スペース化が叶いそうだ。

ただし、グライコにはヘッドフォン端子がないので、何とかしなくてはならない。小さなヘッドフォンアンプを買うことを考えたのだが、余り音質のいい物がなさそうだった。それで、試しにAUX出力にヘッドフォンを直接つないでみたら、結構大きな音が出たので、AUX出力をアッテネーターに通してからヘッドフォンにつなげることにした。インピーダンスが合わないので、音質が悪くなる可能性があるが、ちょっと試してみたくなった。

更に、ヘッドフォンへは補正なし、アンプへは補正ありの信号を出す必要があるのだが、グライコの設定でAUX出力には無補正の信号を出すことができるので、それも可能なことが分かった。

それで、次のような構成を考えた。

PC → グライコ [Main出力] → アンプ → スピーカー
             [AUX出力] → アッテネーター → ヘッドフォン

早速、サウンドハウスにアッテネーターや変換コネクタ・ケーブル類を注文した。約2700円だった。明日届きそうだ。

注文した後で、音質について検討した。仕様を調べると、グライコのDACのひずみ率(THD)は0.007%で、外付けDACのひずみ率0.0015%の数倍のようだ(ただし、測定条件が違う可能性があるので、実際にはそれほど差がない可能性がある)。ただ、それは0.01%未満の値で、グライコで補正してスピーカーから出した時の0.1%程度(実測値)に比べれば無視しうるから、音質は問題なさそうだ。

これで実際に何も問題がなかったら、古いアンプと一緒に外付けDACも処分しようかと思っている。まだ充分使える物をわざわざ手放す必要はないのだが、どうにかして手持ちの物を減らすのが快感なのだ。

PS. 今になって、ちょっとまずいことを気付いてしまった。グライコにDACが1式しか入っていないとしたら、MainとAUXで異なる信号は出せないのではないだろうか? つまり、アンプとヘッドフォンで補正の有無を別にすることはできないのではないだろうか。早くも暗雲が。。。分解して確かめようか? (22:06)

とりあえず、音を聴いて確かめたところ、MainとAUXでちゃんと別々の信号が出せた。ということは、DACは2式入っていることになる。なかなかすごい。中を見たくなった。(22:16)

早速見てみたら、思わぬことが分かった。本来のDAC(AK4393, 黄丸)は1個しか入ってなかった。それで、どうやっているのか詳しく調べたら、ADCと思っていたチップ(AK4524, 赤丸)にDACも入っていたのだ。

IMG_2207_サイズ変更-1a

(DEQ2496の信号処理基板)

AUX出力にはそのDACを使っているのだろう。だから、AUX出力は少し特性が悪くなるだろう。が、ヘッドフォンは補助的にしか使わないので、大きな問題はない。それにしても、意図して部品を選んだのか偶然こうなったのか分からないが、結構すごいシステム構成だと思った。(22:57)

(8/7 5:55 ひずみ率について加筆・修正)

PS. ちょっと頂けないのは内部の接続だ。アナログ信号もデジタル信号も全部一つのフラットケーブル(写真下側の灰色)を通しているようだ。それで雑音が入らないのなら問題ないけれど、オーディオマニア的にはもう少し気を遣って欲しいと思った。(23:09)

PS2. RMAAで、グライコ(DEQ2496)と外付けDAC(UD-501)のひずみ率を測ってみた。

THD(%):
  • DEQ2496 (Main): 0.0054
  • DEQ2496 (AUX): 0.0051
  • DEQ2496 (光) → UD-501: 0.0044
  • UD-501のみ: 0.0041
IMD(%):
  • DEQ2496 (Main): 0.034
  • DEQ2496 (AUX): 0.035
  • DEQ2496 (光) → UD-501: 0.031
  • UD-501のみ: 0.026

PCのADCの性能が余り良くない(サウンドチップ(ALC887)のADCのTHDは代表値で0.00562%)ので絶対値はあてにならないが、どれも大体同じレベルだろう。そして、グライコのMainとAUXの差はほとんどなかった。(8/7 6:43, 7:38)

PS3. 部品が届くのが待ちきれないので、それに先行して、グライコのAUX出力をアンプに入れて試しに聴いてみることにした。ひとまずは全く問題ない。もちろん、音量が大きくなった以外の違いは分からない。(8/7 7:41)

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グライコで音を補正することで(補正した以外に)音が変わるのか、具体的にはひずみが増えるのかが気になったので、RMAAで測定してみた。スピーカーからの出力をマイクで測定した。本来はグライコのライン出力を測るべきなのだが、PCに光入力がないので、スピーカーの出力を測定した。その方が実際に聞こえるひずみが測れるだろう。ただし、環境雑音に影響されるので充分静かにしていなければならず、エアコンや冷蔵庫を止めて測定した。

(と、ここまで書いて、グライコやDACのライン出力が使えそうな気がしてきた。あとで測ってみよう。→ 測定して気付いた。グライコはスピーカーでの出力や部屋の特性を想定して補正しているので、ライン出力の結果には意味がない。同様に、スピーカーでグライコoffの場合も意味がないので、取り消し線を掛けた。)

測定内容は、THD(全高調波ひずみ率)とIMD(相互変調/混変調ひずみ率)だ。RMAAではそれぞれ2種類表示されるのだが、最初の方が標準的な測定方法なので、それらを採用した。

結論としては、グライコの補正量が多いほど、ひずみが増す。以下に結果のまとめを示す。

THD:

  • グライコoff: 0.098%
  • グライコon(補正小): 0.109%
  • グライコon(補正大): 0.134%

IMD:

  • グライコoff: 8.229%
  • グライコon(補正小): 9.108%
  • グライコon(補正大):12.607%

※「補正小」は最新のOW2-1-TW-7-S、「補正大」は低域をカットしているOW2-1-TW-5-Sである。

補正の大小によるひずみの増加率を求めると、以下のようになる。

  • THD: 補正大/小= +23.0%
  • IMD: 補正大/小= +38.4%

にわかには信じられないのだが、補正が多いと、少ない場合の23%とか40%近くもひずみが増えるのだ。8/3に「この音は「問題」だと感じている。」や「慣れないと疲れる。」とか、8/4に「更に音源の良し悪しが明確に出るようになった。」と書いたのは、実は、ひずみが増えて良くない音を聞いていてたせいだったのかも知れない。なかなか難しい。。。

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以前から気になっていた、高域が少し落ちる原因を、ふと思い付いた。ごく当たり前のことなのだが、スピーカーが中央を向いていないからだ。スピーカーは聴き手(マイク)の方でなく、誰もいない「前」を向いている。今のセッティングでは、聴く位置と約30°の角度が付いている。ごく普通のセッティングなのだが、これが高域低下につながっていた。(高域が低下する理由は、確か、同じスピーカーの左右で微妙に経路長が異なるために音が干渉するからだったと思う。)

昔から知っていたはずなのだが、どういう訳か、今の場所にセッティングをする時には全く考慮していなかった。それを確かめるため、実際にマイクの位置を変えて測定してみた。

マイクが左右中央(青, マイクとスピーカーとの角度=約30°)と左直前(黒, 同約0°)での特性比較(左チャネル, グライコoff):

20150802-L-cmp-2-1

予想通り、高域(約2kHz以上)が3-6dB違っている。だから、スピーカーを内向きにすれば、高域の補正量(今は大体+3dB)を0に近くできるはずだ。そうすれば、グライコによる音質低下が(あるとすれば)減らせるはずだ。

でも、ちょっと面倒な気がするのと、雷が鳴り出したので、調整は後日行うことにした。

IMG_2200-1_サイズ変更

雷が去ったので、ちょっと調整してみたら、案外簡単にできてしまった。

マイクが左右中央での前向き(青, マイクとスピーカーとの角度=約30°, 5月に測定)と内向き(黒, 同約0°)の特性比較(左右チャネル, グライコon):

20150802-GEQ-1a-1

内向き用グライコの設定(OW2-1-TW-1-S):

20150802-GEQ-1-1

高域の補正量をほとんど0にできた。(22:28)

少し聴いた感じでは、音源によっては(キャンディーズ 「そよ風のくちづけ」)、すごくリアルに聴こえるようになった。すごい。(22:43)

更に微調整し(効いてない補正を止めた)、+の補正をほとんどなくすことができた。

グライコの設定(OW2-1-TW-2-S):

20150803-GEQ-1-1a

昨日との比較(左右, 赤=昨日):

20150803-LR-cmp-1

(2015/8/3 6:34)

なぜか、音源によっては("Abbey road" 2009リマスター)、(調整していない)低音が更に出るようになった気がする。どうしてだろう? きっといいことなんだろうが、今までの低音に慣れたのに、またちょっと慣れが必要になった。(8/3 19:34)

いろいろな曲を聴くにつれ、この音は「問題」だと感じている。いや、悪いんじゃなくて、マスターテープと直面しているような、録音の良し悪しがダイレクトに伝わってくるような、聞き流しが許されないような、気の抜けない雰囲気を醸し出しているのだ。だから、慣れないと疲れる。人によって好き嫌いがはっきりする音だ。

スタジオに行ったことはないが、モニタースピーカーの音はこうなのではないかと想像している。いや、モニターはもっとリアル(そこで制作しているんだから、それ以上リアルなものはない)なんだろうけど。

今朝までは、今は意図的にカットしている重低音(40Hz)を出してみようかと思っていたのだが、これ以上強烈な音が出たら大変なので、もう少し先にしようと思っている。(8/3 20:13)

左2箇所(71, 422Hz)のPEQ(パラメトリック・イコライザ)が、音を悪くしそうで気になっていたので、使わないようにしてみた。やればできるものだ。その後、40Hzも出すようにしてみた。

昨日との比較(左右, 赤=昨日):

20150804-LR-cmp-1

グライコ(OW2-1-TW-4-S):

20150804-GEQ-1-1a

ちょっと聴いた感じでは悪くない。もちろん、例の"Abbey road"は低音が強いのだが、それ以外は低音が出過ぎということはない。慣れたのか、耳の調子が良くなったのか、昨夜より聴きやすい。低音はスピーカー(KEF Q300)の限界まで出しているはずだ。(8/4 7:09)

調整は飽きもせずに続く。

特性のグラフとグライコの設定を見ると、どうしてか、特性が谷の部分をグライコで下げているところがあるのに気付いた(例: 63, 160Hz)。調整を繰り返すうちに齟齬が生じたのかも知れない。また、右の50Hzの正の補正は止めて、全域で正の補正を無くしたくなった。

早速試してみたら、意外にうまく行った。

今朝との比較(左右, 赤=今朝):

20150804-LR-cmp-2-1

グライコ(OW2-1-TW-5-S):

20150804-GEQ-2-1

グライコの正の補正をなくせた。また、全体的に補正量を少なく、補正カーブを滑らかにできた。 特性は、若干ではあるが低域の谷が減らせて、フラットに近づいた。 今朝より更に音源の良し悪しが明確に出るようになった。強烈な低音には慣れが要る。低音のせいなのか、"Another one bites the dust"が少し遅く聞こえる。(8/4 22:01)

今まで余りいい音に聞こえなかったベートーベンの3大ソナタが、結構いい音で聞こえる。(8/4 22:27)

まだまだ終わっていない。

グライコで、意図的にカットしている40Hz以下は、どうせ出ないのだから、補正なしにできないかと考えた。補正はしない方が音質がいいはずなので。

→ できた。問題なかった。

更に、左の63Hzや右の141Hz付近は谷になっているにも関わらず、グライコで下げているのが気に入らないので、PEQを復活させてグライコでの補正をやめた。

昨夜との比較(左, 赤=昨夜):

20150805-L-cmp-1

昨夜との比較(左右, 赤=昨夜):

20150805-LR-cmp-1

左だけだと54Hzの谷が浅くなっているのだが、左右で測ると、残念ながら、特性の違いはほとんどない。

グライコ(OW2-1-TW-7-S):

20150805-GEQ-1

最初の頃(OW2-1-TW-1-S)と比べると、かなり違う。

PEQ(左):

20150805-PEQ-L

PEQ(右):

20150805-PEQ-R

設定を見ると、大きな調整が必要な帯域は少ないことが分かる。何とも残念なのは、 54Hzと560Hzの谷である。これは、設置場所を変えるなどしないと、何ともならない。(2015/8/5 6:22)

どういう訳か、昨夜より聴きやすくなった。(8/5 6:44)

聴いていると、低音が少し出過ぎているように感じたので、山の部分を1.5~2dB程減らしてみた。

昨日との比較(左, 赤=昨日):

20150806-L-cmp-1

昨日との比較(右, 赤=昨日):

20150806-R-cmp-1

昨日との比較(左右, 赤=昨日):

20150806-LR-cmp-1

GEQ:

20150806-GEQ-1

PEQ(左):

20150806-PEQ-L

PEQ(右):

20150806-PEQ-R

結局、補正量は余り減らせなかったが、まあ仕方ない。正の補正をなくせたのを今回の収穫としよう。そして、ちょっと聴いた感じでは、前よりは低音が強過ぎなく、丁度良くなった。

調整はこの辺りで終わりかなあ。そして今朝、もう一つおもしろそうなことを思い付いて進めている。(2015/8/6 21:28)

(8/8 4:09 画像を追加; 2018/11/21 16:10 誤字を修正)

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(新アンプネタはまだ続く)

新しいアンプ(SAYA SP192AB)はとても小さいので、かなりコンパクトな配置ができるようになった。例えば、グライコの上にDACと並べて載せると最も場所を取らなくなるので、月曜日からその配置にしていた。

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ところが、グライコで熱せられるのか、アンプが熱くなることが分かった。熱いといっても「ちょっとあったかい」程度なのだが、グライコの上に載せない場合にはほとんど熱を持たなかったので、気になった。壊れることはないだろうが、熱くなると(特にコンデンサの)寿命が縮まるので(アレニウスの法則)、なるべく冷たい状態で使いたい。

そこから、今日の試行錯誤(迷走)が始まった。

では、グライコからアンプを離せば冷めるのだろうと思い、アンプを持ち上げることを考えた。早速、2枚組CD用のプラケースを加工した(通気が良くなるように、背板を切り取り、トレイを外し、脚を付けた)物にアンプを載せてみた。

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手触りでは何となく効果があったようなので、もう少しマシな物を探したのだが、なかなかぴったりのものがなかった(Amazonの商品の中では、小さな寿司の盛台が良さそうだった)。近所のホームセンターに探しに行ったが、それは無かったので、代わりに焼杉のウッドブロックを買って来た(約540円)。厚みがあるし空洞も空いているので、断熱効果がありそうだった。

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残念ながら、厚過ぎる(奥行きも長過ぎる)ので不格好だ。それで、CDケースに戻すか、あるいは、グライコの横に置くか、迷った。

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決め手に欠けるので、いろいろな配置・条件でアンプの温度を測定して、一番冷えるものにすることにした。アンプの上に温度計を載せて、音楽を再生している状態で一定時間放置して、アンプの温度を測った。同時に室温も測り、その差を求めた。

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(上から: 温度計、アンプ、CDケースの台、グライコ)

温度の測定は待ち時間を長く取る必要があるので(1回約30分)、時間が掛かったが、思わぬ結果が出た。延べ通り測定したが、細かいデータは省いてまとめを書く。

  1. 何に載せても(CDケース、ウッドブロック、少し高目の脚、標準状態)、グライコの上に置くと、時間が経てば熱くなる(室温+3℃程度)。
  2. グライコの横に置いても熱くなる(室温+2.8℃)。
  3. アンプをグライコとは別の棚に載せると、途端に冷める(室温+2.1℃)。
  4. アンプ、DAC、グライコを離して置くと、不思議とそれぞれは冷たい(どれも室温+2~2.3℃)。

1番は、良く考えれば当たり前である。ファンでも付けない限り、グライコの熱は上のアンプに伝わる。上下に少し離したって断熱材を使ったって、時間の問題だ。断熱材にくるんだ温度計を日向に置いておくと、最初は冷たいが、いつかは熱くなるのと同じことである。あるいは、大きなバケツでも、水滴を落とし続ければ、いつかは水でいっぱいになるのと同じことだ。

2番は不思議だが、4番で分かった。密集して置くことで熱がこもっていたようだ。そして、グライコが特に熱い訳ではなかったのである。もしかすると、電気製品は、熱くなると更に熱くなる傾向があるのかも知れない。

結局、グライコとアンプ・DACを別の棚に載せることにした。以前からの希望だった省スペース化は図れなくなったが、もともと棚は余っているので問題はない。

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今では、どれに触っても熱さは感じない。グライコやDACは結構熱かったのが嘘のようだ。DACが「少し暖かいかな」という程度である。これなら寿命が縮まることもないだろう。グライコやDACについては、内蔵されている水晶が温度の影響を受けるので、聞いて分かることはないだろうが、ごくわずかな音質劣化(の可能性)も防ぐことができそうだ。

(8/2 5:40, 6:43, 8:38, 9:37, 10:07 若干訂正・追加・変更)

  • アレニウスの法則

    アレニウスの法則

     化学反応速度の温度依存性を予測する。部品の経年劣化の主因が温度である場合,部品の寿命τはアレニウス…

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先に書いたように、全く気のせいと思いつつも、スピーカー接続用の丸端子をアンプの出力端子によりフィットさせるため、小さくて薄い物に替えた(厚さ: 1mm → 0.8mm)。Amazonで166円(送料無料)だったのにも、後押しされたような気がする。

実物を見ると、圧着部の筒が随分細くて(直径2mmくらい)、本当にケーブルが入るのかと心配したが、最初に使ったY端子と同じ径だったので、入らないことはないことが分かり、替えてみることにした。なお、薄くはなったのだが、残念ながらそれほど柔らかくなったようには感じなかった。

今回は半田でなく圧着にした。径は丁度良かった。ただ、圧着工具が安物なので、力いっぱい握ってもちゃんと圧着されているのか分からず、心許ない。もう少しきつく締めたい感じだった。一応、引っ張っても抜けなかったのだが、後日、圧着工具を買い替えて付け直したくなるかも知れない。。。

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小さい端子にしても、まだアンプの背面に余裕がないので、端子の直線部分を手前に90°折り曲げた(本当は良くないらしい)。

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音を聴いてみると、低音は問題ないが、高音が強くなった気がする。一番最初に聴いた時の、耳が痛くなった感じに近い。疲れか気のせいなのか、今一つ圧着や接触が良くないのだろうか。それとも、逆に接触が良くなったせいだろうか。後で特性を測定してみよう。

てな訳で、今回はちょっと失敗だったかも知れない。

(7/30 20:48) やはり、音が少しおかしい。今日は何となくくぐもった感じで、耳が少し痛い。基本的には悪い音ではないのだが、「あと少し」という感じだ。圧着が良くないのかも知れないので、ケーブルの先端部分に半田を流し込んで、丸端子との接続を確実にした。

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聴いてみると、何となく改善した気がする。馴染みの音に戻った気がする。ただ、寝不足のせいか、耳の調子は悪い感じだ。

(7/31 19:38) 今朝、音がおかしかった原因を推測した。圧着不足による接触不良で導通特性が非線形になって高調波ひずみが発生し、特に高域でひずみが顕著になったせいではないだろうか。それで高音が強く感じたり耳が痛くなったのではないだろうか。これを測るのは困難だし、もう半田付けしてしまったので、検証のしようはない。

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自分でも理由が分からないのに、異常に何かにこだわることがある。今、二つのことにこだわっている。

一つは、通信帯域制限プログラム(の制御部)の累計送信データ量取得方法、もう一つは、アンプとスピーカーを接続する端子だ。

通信帯域制限プログラムはもう完成の域なのだが、どうしてか、累計送信データ量取得にawatchを使わない方法を模索している。前に書いたようにnetstatコマンドではなぜか値が4倍になる。値を4で割ればいいが、それが正しい確証はないし、0に戻るのが4倍速いし、休止からの復帰時に0になる問題もある。

そこで、日がな検索しまくったところ、前にも書いたwmicコマンドでWin32_PerfRawData_Tcpip_NetworkInterfaceというクラスのBytesSentPersecという値を取得すればいいことが今日分かった。名前やドキュメントからは送信速度(毎秒の値)のように思えるのだが、実際の値を見ると累計値のようだ(MSのドキュメントに書いてないので、そう信じるのにはちょっと勇気が要る)。そして、これは4倍にはなっていない。ただ、休止からの復帰時には0になってしまう。そこで、送信も受信も0なら再取得するようにすることを考えている。別のクラスの別の値(NetConnectionStatus)を取ればネットワークインタフェースの状態を取得できるのだが、取得に時間差が生じるため、正確な状態は取れないと考えたのだ。

素直に考えれば、送信データ量と状態を同時に取れるawatchコマンドを使うのが最適なのだが、一個でもサードパーティーのコマンドを減らしたいという大義なのだろうか、純正のwmicコマンドが使いたくてしょうがない。そんなことに大きな意味はないのに、本当に不思議だ。今まで知らなかったwmicコマンドを活用したいという、単なる技術的な興味なのかも知れない。

次に、アンプとスピーカーを接続する端子ももう完成しているのだが、実は、丸端子の板厚が厚い(1mm)ため、アンプの端子にフィット(密着)していないのではないかと心配して、小さくて薄目(0.8mm)のものを注文して今日届いたのだ。まだ開けてないので結構楽しみだ。ちなみに、調べたところでは、板の強度は厚さの自乗あるいは三乗に比例するそうなので、1mmから0.8mmになっただけでも、約36%~50%程度柔らかくなるはずだ。果たして目論見どおり行くのだろうか? そもそも、今の丸端子がアンプの端子にフィットしていない証拠すらないし、音や特性が悪くなってなどいないのだ。それなのに、ここまで凝るのはやっぱり理解できない。

まあ、ひとことで言うと、マニアなのだろう。

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先日付けたばかりのバナナプラグなのだが、若干抜けやすいのが気になっていた。ケーブルの長さ方向に差し込むから、ケーブルを強く引っ張ると抜ける。普通に使っていれば完全に抜けることはないが、知らないうちに接触不良になりそうだ。実際、気づいたら数mm抜けていることがあった。また、構造上、接触面積が小さい気がする。そもそもバナナは嫌なのだ。よく、こんなものをありがたがって使う人が居ると思う。

そこで、Amazonで半田が付く丸端子を探した。すると、真鍮製で付きそうなのを見つけたのだが、その後、思わぬ発見があった。先日買って半田は付かないと思っていた丸端子がAmazonに載っていて、そのページを見たところ、スズメッキだと書いてあったのだ。

スズメッキなら付く!(半田は鉛とスズの合金なので) 先日駄目だったのは、こてをくっつける時間が短くて温度が低かったせいだろう。

それで、早速交換した。Y端子同様、上下方向に余裕を持たせるため、接続部を90°手前に曲げた。さらに、接続部の輪が大きいため、プライヤーでつぶして平たくして、半田付けしやすくした。それでもまだ面積が広いので、なかなか付かなかった。大量の半田を流し込んで、ようやく付いた。今回は温度を上げ過ぎてしまい、ケーブルの被覆が若干溶けてしまった。温度が高く冷えずらかっため、冷えたか確かめる時に指先を軽く火傷した。そして、1本だけうまく付かずに曲がって付いてしまったものがある。

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アンプSP192ABに接続した。これならケーブルに力が掛かっても抜けない。改造Y端子に比べると接触面積が広く、断線も大丈夫そうだし、気のせいかすっきりしている。

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これで接続関係は概ねOKだ。「概ね」というのは、一点、電源アダプタのプラグ(アンプ側)が抜けやすいのが気になっている。深く差し込めば大丈夫そうだが、使っているうちに抜けてしまわないかと、ちょっと心配している。

→ メーカーに問い合わせた。(7/23 7:58)

回答が来た。ジャックの径が少し大きかったようで、近日中に対処してくれるとのこと。聞いて良かった。(7/23 20:17)

これは広義の故障と言え、原因は先日推測したように検査漏れ(不足)だった。やはり、故障率は高そうだ。(7/23 23:55)

PS. 結局、秋月から買った部品(バナナプラグと抵抗)は全部無駄になった。でも、やってみなければ分からなかったことなので仕方ない。いい経験だ。

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