Archive for the ‘Linuxへ移行’ Category

調べたら2016年の秋にLinuxに移行したようなので、もうすぐ4年経つようだ。もちろんいいことばかりでもないが、トータルでは随分いい。僕にとっては、空気のように当たり前、かつ、自由なシステムだ。(それは当然としてw、)

今日書きたいのは、ディスクが減らないってことだ。システムディスクには、その時手元にあった120GBのSSDを「とりあえず」(足らなくなったら、別のにしようと思って居た)使い、85GBくらいを割り当てている(残りはスワップ(Windowsの「仮想メモリ」)領域)のだが、いまだに25GBも使ってなく、70%以上も空いている。これ、壊れる前にフルになることがあるのだろうか?w

Filesystem 1G-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sda1 84G 23G 57G 29% /

自分の大容量データ(写真、音楽ファイル、VirtualBoxの仮想ディスクなど)やシステムでも大きいもの(純正バックアップ(timeshift)のデータ)や書き換えの激しいもの(一時ファイル)は別のHDDに入れているけど、Windowsでは全く考えられないことだ。その頃は、自分では特に使っていないのに数年でシステムディスクがフルになって(Windowsの更新後のバックアップファイルが溜まるのだろう)、「クリーンアップ」なんてしても全然空かず、その周期でSSDを交換していた。とんでもないゴミだった。

今のPCのハードは2011年頃に組み立てたもの(本当に「Sandyおじさん」だw)だが、全然遅いと感じたことがない。Linuxもアプリも(僕の使い方も)軽いのだろう。

ただ、古いだけにいつも「そろそろ寿命か」と心配してはいるのだが、まだ兆候がない。ある日突然崩壊するのだろうか・・・ それに備えてスペアはあるが、そっちも古いので、いざという時に動かない可能性もあるw

ただ、メモリは食う。32GB入れているが、気づくと半分超えている。OS自体は全然消費しないが、ブラウザなどのアプリが肥大化している。それで、自作のメモリ使用量監視スクリプトで大食いアプリの使用量が大きくなったら通知を出し、手で再起動するようにしている。ローテクだけど、これが意外に役に立っている。以前はcgrulesengdとかいうプログラムで自動で使用量を制限していたが、今一つ効かないのと、効いてもアプリがうまく動かなくなって不便なので、自分が再起動できる時に手でした方がいいという結論になった。

なお、Spotifyは相変わらず肥大するのが急で、手で再起動するには頻繁で面倒なので、外部プログラム(自作のミニプレーヤー)でアイドル時に自動で再起動している。

 

PS. SSDの寿命が気になって調べてみたら、現在の残寿命("SSD Life Left")が98%で、累積通電時間は約1.8万時間(約2年)なので、トータルで100年くらい持つ計算だから、SSD内のフラッシュメモリについては心配なさそうだ。

なお、SSDの使用量の増加速度については、Linuxに移行した時はVirtualBoxの仮想ディスクを入れていたので直接の比較はできないが、当時の合計使用量が約58GBのようだったので、入れていた仮想ディスクのサイズを40GBとすると、仮想ディスク以外の使用量は約18GBとなり、今日までの増加分は5GBとなる。使用期間は約3.6年なので、増加速度は約1.4GB/年となる。このペースで単調に増えるとすれば、あと42年は持つ計算だが、果たして・・・

(5/18 6:44 少し加筆・修正)

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Linuxデスクトップの鬼門の一つはEvernoteアプリ(がないこと)だ。最初からずっと困っていた。数少ない互換アプリの中ではNixNote2が一番良かったが、いろいろな問題(例: 突然(サイズのせいか複雑さのせいか)、ノートが編集不可になる・同期できなくなる)があって、近頃はweb版のEvernoteを使っていた。が、web版にもいろいろな問題(例: (かな漢字変換を止めるつもりで)ESCキーを押すとノートが閉じてしまう、Page Up/Downがちゃんと動かない、画像を挿入すると、ノートの一番下に入ってしまう、書式がおかしくなることがある)があって、いつもいまいましく感じていた。

それで、定期的にLinux用Evernoteクライアントを探しているのだが、ずっと、いいものが見つからずにいた。が、昨夜、全然期待せずに検索していたら、NixNote2(が分岐してそ)の新版(2.1.1)が出たという記事が見つかり(運のいいことに、記事の公開直後だったようだ)、ちょっと試してみたら(→ UbuntuのPPA)なかなかいい感じだ。

最初の同期は(同期するノートが溜まっていて、API実行回数の制限のために)何時間も掛かったが、概ね問題は起こらなかった(1個だけ、過去に競合したノートが同期できなかったので、削除した。あと、なぜか、突然終了したこともあった)。その後は悪くない。一番の問題だった、ノートが編集不可にならない。以前編集不可になったノートも大丈夫そうだ。もちろん、Androidの純正アプリと同期しても問題ない。分岐した版は細かい改良や修正がなされているようで、表示や設定が微妙に違い、意味・効果不明な設定がなくなっている。あと、ショートカットでノートが切り替えられるのが、web版より分かりやすくていい。

今のところの欠点は、ノート切り替え直後などでの反応が遅い(ノートが表示されるまでや、最初の文字が入力できるまで、少し時間が掛かる)程度だ。まあ、あまり期待するとあとでがっかりするので、しばらく(疑いながらw)様子を見ることにする。

(20:39追記) 分岐版の更新内容を見たところ、HTML tidyというモジュールが新しくなったそうだ。従来のは8年くらい前の版だそうなので、今まで起こっていた、ノートが編集不可になるなどの問題は、これが古くてうまく処理できなかったせいではないかと推測する。でも、なぜ、他の人は文句を言わなかったのだろう? 僕同様、黙って諦めたのだろうか。

 

PS. 他に、やっぱり長らく待っていた、Turtlの新版(0.7)も出ていた。以前は全然まともに動かなかったのだが、今度のは信じられないくらいちゃんと動いた。が、そもそも、書式の指定がマークダウンで使いにくいので却下した。ありがたいことにスマフォのアプリもあって、僕はそれも使うつもりで試したのだが、そこでもマークダウンで入れるのは余りにも実用性がなくて、使う気になれない。他に、Evernoteをインポートできないことと、画像が貼れないのも不便だと思った。ただ、Turtlは自分でサーバを動かせる(構築できる)から、仮に上記のようなさまざまな不便さが解消すれば、移行の可能性やメリットが大いにあるから、今後も注目したい。

(技術的な話題だが、過去の投稿と繋がりがあるので、こちらに投稿した)

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