Archive for the ‘手仕事’ Category

「なぜ、オーディオでボトルキャップなのか」とか「ボトルキャップが音質に関係あるのか」とか、いろいろな疑問が出そうです。最初に書きますが、「ボトルキャップをインシュレーターにすると、振動が飛躍的に吸収されて音の濁りが減る」とかいうことは全くなくw、音質には関係ないです。なお、本題は中程から始まります。

アンプの改良後に音量つまみが緩くなった(作業中に何度も抜き差ししたせいか、温度・湿度の関係か)ので補修したのだが、なかなか調整が難しいのに業を煮やして改良し始めた。が、試行錯誤するうちに全くの別物(「ボトルキャップ版」)になってしまった。

最初は軸が緩まないようにしようと、軸の作りの変更(アンプの元々の音量つまみの代わりに、バナナプラグの軸(持つところ)で作った軸をボリュームの軸に直接付ける)を試したのだが、つまみのベースにウレタンを使ったり、アンプのボリュームの軸にうまく固定できなかったせいか安定しないので、元々と同じ方式(アンプの音量つまみに紙の軸を巻いて延長し、大き目のつまみを付ける)になった。ただ、軸を短くし、材質を改善し、巻きをきつくするなど、より強固に作ったので、今までよりは安定しそうだ。それでも、やっぱり紙なので、何度も抜き差ししたり温湿度の関係で緩むかも知れない。その時は何かいい方法を考えたいが、とりあえずは、(大昔、ラジオやTVのつまみが緩んで抜けた時と同様にw)軸の隙間に紙を挟めば良い。

新しいボトルキャップ版のつまみはシンプルで、なかなか洗練された("sophisticated", 自称w)印象で、ケースの雰囲気にもマッチして気に入った。元々のもの鉄人28号の頭のようなファニーな雰囲気が良かったが、ちょっと大き過ぎる嫌いがあった。大きいと操作性がいい(微妙なレベルを調整しやすい)が、新しいのもアンプの元のつまみ※から直径が1cmしか大きくないのに回しやすいので、問題ない。

※Amazonなどを調べると、なかなか丁度いいサイズのつまみがないから仕方ないとはいえ、元々の作りが悪かったと言えよう。

ボトルキャップ版のつまみを作るのは比較的容易だった。キャップに印刷されたロゴは やすりで削った。試しに削ってみたら、結構簡単に消えた。あと、目印に使ったオレンジのSATAのキャップ(MSI製)はたった一つしかなかったので、もう作れないから貴重だ。

作っている時に、一つおもしろいことに気付いた。: ペットボトルのキャップには、一箇所、目印のようなところがある。ものによるのかも知れないが、側面の上方に、数mm、縦の筋がなくて凹んでいる箇所がある(写真に撮っても良く見えないので、載せていない)。これがなぜあるのかは分からないが(印刷時の固定・位置合わせ用?)、アンプに試しに付ける時や音量の目印を付ける時に目印にできて便利だった。

(いつものように前置きが長かったですが、ここからが本題です)

つまみを作るのはスムーズだったが、素材選びには迷った(ただ、後述のように、ボトルキャップを使うことにしたので比較的自由に交換できるから、あとで気が変わっても大丈夫だ)。その過程で、妙なこだわりがあることが分かって、自分でもおもしろかった。

まず、キャップの素材・種類には以下のようなものがあると思うが、僕はそのどれでもいい訳ではなく、特定の組み合わせ(プラ、白、細かい縦筋)しか駄目だった。

  • アルミ製 (日本酒などの瓶に付いている)
    • ロゴ
  • プラスティック製 (ペットボトルに付いている)
    • ロゴ
    • 側面の縦筋: 粗いもの/細かいもの

※なお、上述のとおりロゴは消せるので、アルミ製を除き、ロゴは概ね関係ない。ただ、余りにもロゴの面積が多いと消せないかも知れない。

手持ちのもので比べてみたら、どういう訳か、アルミ製には安っぽい印象を受けた。いくら色が黒でいい感じでも、どこか気に入らなかった。プラだって全く高く見える訳ではないが、白いものはなぜか雰囲気が良かった。素材の厚さが関係しているのだろうか。あと、ケースの雰囲気と近いからかも知れない。アルミ製には側面に大き目の突起や細かい文字があるのが駄目なのだろうか。

それから、同じプラ製でも側面の縦筋の間隔が粗いものは気に入らなかった(アルミ製と同じ理由だろうか)。細かい方が上品な印象を受ける。その方がオーディオ的な雰囲気だ(ヘビーデューティー指向のオーディオなら、粗い方がいいのかも知れない)。店でいろいろ見たところ、細かいものは炭酸飲料に、粗いものは炭酸でないものに使われているようだ。

なお、プラ製キャップの色については、白と黒で迷った。黒はシックでかっこいいので、黒の(= 炭酸飲料のペットボトルのもの)も試そう(= 手持ちにないので、コーラを買ってみる)と思って居たのだが、白いキャップに音量の目印を付けてみたら、それがワンポイントになっていい感じで、黒だと(アルミ製と同様に)浮くような気がしたので、(コーラは買わずにw)白に確定した。

蛇足だが、新しいつまみの素材のボトルキャップを従来のもの(醤油さしの「醤油が出るところ」)と比較すると、以下のようなメリットがある(あらかじめ考えて決めた訳ではなく、後付けの理屈である)。

  • 汎用品なので、容易に入手可能: 100円ショップの醤油さしは、生産終了したら入手不可。
  • とても安価(ほとんど無料w): 醤油さしは100円(税抜き)。本体は使わないので無駄が多い。
  • サイズが一定なので、「着せ替え」可能。さまざまなデザイン・素材が選べる。: 醤油さしの(出るところの)サイズは統一されていない。デザイン・カラーのバリエーションは少ない。
    • ただし、アルミ製とプラ製は内径が少し違い、前者の方が大きい(ネジ山の違いのせいだろう)。ただ、アルミ製に1.5mm厚程度のスペーサー(写真左のキャップ内側の紙)を追加すれば、プラ製と同じ軸が使える。
  • 丈夫: 醤油さしも丈夫だが、つまみとしては構造的に弱い(ネジ部の径が下(本体の側)に行くに従って広がっているようで、延長軸が安定しなかった。また、延長軸を保持する部分が狭い点でも弱かった)。

 

PS. 100円ショップやドラッグストア巡りはおもしろい。欲しい物を探しには行くのだが、最終的には何も買わなくても(欲しいものがなくても)、いろいろ見ているだけで、手持ちの物を活用するアイデアが浮かんで来ることがある。インスパイアされるのだ。今回は、「これは!」という物がなかったのと、メジャーを持って行かなかったため気になったもののサイズを確認できなくて買えなかったが、作り方の案が浮かんで来た。

PS2. 題は、普通のものから初期に思いついたのに戻した。でも、原作の中身は全然知らないので、罰当たりだろう。。。

PS3. 本文に「元々の作りが悪かった」と書いたが、そのあとで、USBオーディオインターフェイス(Focusrite Scarlett Solo)の出力の音量つまみは一回り大きいことに気付いた。実際にこのつまみを良く使うかは疑問だが、メーカーは良く使うと想定して大きくしているのだろうから、こういうのがまっとうな作りだと思う。それ以外にも、他の小さいつまみも形状などが操作しやすくなっており、その点でもまともだと思った。 (10/19 16:37)

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スピーカーケーブルのアンプ側の端子の処理が今ひとつ気に入らなかったので、端子を付け直した。それまでは、+-2本ずつの線※を1個の端子に付けていて無理があったので、1本に1個ずつの端子を付けた。

※普通は+-一本ずつなのだが、僕のケーブルはバイワイヤリング対応なので、それぞれ2本ずつ通っている。なお、バイワイヤリングとは、スピーカーのツイーター(高域用)とウーハー(低域用)それぞれに別の線を使うことである。

作業は容易で、結構綺麗になったが、2個の端子をアンプの1つの出力端子に共締めするので接触不良が心配なのと、2本の線の片方が断線していても分かりにくいので(とはいえ、余程のことがない限り、見て大丈夫なら問題はないだろう)、念入りに確認した。それがなかなか難しかった。

一番簡単なのは、スピーカー側の接続を外して、各ケーブルの両端が導通しているか確認すればいいのだろうが、接続を外すのが容易でない(スピーカーの移動が要る → 特性の再調整が要る)のと、この方法では微妙な接触不良は分からないので、他の手段を考えた。

しかし、他にいい方法はなく、まずは、スピーカーをバイワイヤリングモードにして(それまではシングルワイヤリングにしていた)、高音用と低音用の端子間の抵抗を測ってみた(2本の線はアンプの端子で繋がっているので、断線していれば導通がなく、接触不良なら抵抗値が出るはずだ)が、当然ながら、断線していないことしか分からなかった。僕のテスターはアナログなので、0.1Ωなどという微妙な値を区別できる訳がなくw、接触不良も検出できないのだ(数Ωあれば分かるが、それはなかった)。

それで、スピーカーのクロスオーバー周波数(ツイーターとウーハーの区切りの周波数)の上(高音)と下(低音)の音を出し、その出力レベルを測定・比較することにした。もし、どれかの端子の片方の線が接触不良なら、その音の出力レベルがもう一方より下がることが予想できる。

クロスオーバー周波数は2.5kHzだったので、500Hzと5kHzで測ったのだが、なかなかうまくいかなかった。距離やマイクの位置が難しく、離れると部屋の影響が出たり、マイクがスピーカーの正面からずれると高音のレベルが落ちたりした。結局、スピーカーから10または20cm離した場合に一番うまく測れた。

うまく測れても、「(概ね)問題ない」結果(例: 距離が10cmの場合、高音と低音のレベル差は0-0.2dB)にしかならなかった。それはそうで、そもそもちゃんと繋がっているのだからそうなって当たり前だし、音の大きさを測っても微妙な接触不良(例: 0.5dB)なんて分かる訳がない(測定では0.2dBのような差が出ているが、環境雑音の影響で精度はもっと低く、この値は誤差のはずだ)。そうは言っても、上の例のような、聞いて分からなそうな小さい値なら、仮にわずかに接触不良があっても問題ないし、とりあえず断線がないことは分かったので、これでOKとした。

マイクを出したので、ついでに(いつもやっている)再生特性を測定したが、問題はなかった。更に、確認の一環としてと興味があったので、バイワイヤリングとシングルワイヤリングでの特性の違いを調べたが、有意な違いはなかった。実際に曲を聞いても違いは分からなかった(プラシボ効果はあったかも知れないw)。それで(違いがなくて)いいのか考えたが、それでいい(= バイワイヤリングの意味はない)という結論になった。以下にその理由を書く。

バイワイヤリングの目的は、(調べた内容を簡単に書けば、)ウーハーの逆起電力(スピーカーから音を出した後に、コーン紙が戻る時に発生する電圧と書かれていることが多い。ただ、語義からすれば、ウーハーのボイスコイルのインダクタンスによる効果のことではなかろうか?)がツイーターに流れ込んで、高音に影響を与える(「濁る」とか言われている)のを防ぐためとのことだ。

一見もっともらしいのだが、良く考えたら全くおかしい。というのは、確かにウーハーは逆起電力を起こすだろうが、それ以上に、普通の低音のパワーの方が大きいはずだ。通常のスピーカーでは、ツイーターの前には(ほどんどはウーハーの前にも)フィルタ(「ネットワーク」と呼ばれている)が入っており、それぞれの再生する帯域以外をカットするようにしている。

だから、もし、低音がツイーターに入ると高音が濁るのが正しくても、フィルタがあるから防がれるはずだ。逆起電力で高音が濁るのなら、普通の低音でも(= いつも)濁るはずで、そもそもフィルタ(ツイーターの前はHPF)が悪いことになる。でも、誰も(大抵の「良い」スピーカーであれば)いつも高音が濁るとは言わないので、低音の影響はなく、逆起電力もHPFでカットされるだろうから、その影響もないと考えられる。

フィルタが効いていても逆起電力の影響が生ずる場合を考えてみると、ウーハーで発生した逆起電力が低音でなく高音になる場合で、その時はフィルタを通過してツイーターに入る可能性がある。しかし、これはあるのだろうか?? もしこんなことがあるとすれば、本当にひどい音になるはずだ。そして、それは単にケーブルを別にするだけで解消するものだろうか? アンプの前にフィルタを入れないと(= マルチアンプ)駄目だと思うが・・・

ウーハーとツイーターでグランドが共通だからツイーターに低音が「流入」するという説もあるが、どうだろうか? これもフィルタでカットされないのだろうか? 確かに、電気的にグランドがふらつくことはある(左右ならクロストークになる)が、かなり微細なレベル(mVオーダー)と思われるので、スピーカーで出す音で分かるものだろうか。この点は分からないので否定しない。

それから、バイワイヤリングはツイーターとウーハーに別々の線を使うので、配線の冗長性が減るという短所がある。例えば、片方が切れたら、その帯域(ツイーターまたはウーハー)から音がでなくなってしまう。逆に、シングルワイヤリングには冗長性があるのと、ケーブルを並列接続するので、導体の面積が2倍となって抵抗が減る※というメリットがある。

※僕のシステムではケーブル長は高々5mだし、数十Wもの大音量で聴く訳でもないのでw、実際には抵抗が低くなっても全く効かないと思う。ただ、並列接続しているので、仮に接触不良があっても(起こっても)、その影響が減る(抵抗値が減る)メリットはある。

いずれにしても、以前も検討してずっとシングルワイヤリングにしていたので、一時的に(「折角だから」)バイワイヤリングを試す気にはなったものの、やっぱりシングルに戻した。聴感上の違いはないと思うので、まさに趣味の問題だろうw 僕は、抵抗値が低いことや冗長性に魅力を感じるので、シングルにしたということだ。

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「魔改造」と言うのはおこがましいかも知れませんが、こんなのできましたw

メディアのイジェクトの様子

この数日間の成果です。ドリフのために作りました(嘘)

 

(以下に本文を書きます。: 手違いで10/15の午後に書き掛けを公開してしまったので、一旦非公開にしていました)

概要

寿命のせいか、デスクトップPCのBDドライブがほとんど使い物にならないので、死蔵している小型PCのBDドライブ(スリムドライブ)を移植・交換した。それに伴って、ちょっとした細工をした。ついでに、PCの中に入れているアンプの台やカバーの前面パネルなども改良した。

きっかけ

「PCにも笑いを!」をスローガンに、ギャグPCの開発をしようと思った。のではなく、どうしてやることになったかは、良く覚えていない。暇つぶしにPCいじりでもしようと思ったのだろうか? (10/11頃開始)

そして、以前から、たまに使おうとしてもトレイが開かないうえに書き込みできないBDドライブ(パイオニア BDR-S06J= 「ドジでノロマな亀」?)※にイライラしていたので、友人にもらったまま滅多に使わない小型PC(ASRock Vision HT)のBDドライブ(Liteon DL-4ETS)を移植しようと思った。サイズが小さいだけで機能は同じはずだと思った(実は、良く確認していないw)。

あとで知ったことだが、パイオニアのドライブはメディアを挟む磁石が強過ぎて、トレイが開かないトラブルが多いらしい。なるほどと思うが、時間が経ってから発現するのが不思議だ。磁石を剥がす機構(ソレノイド?)が弱るのだろうか?

ただ、心配なのは、以前調べて知ったのだが、通電したままだと(レーザーの)寿命が縮まって、また書き込みできなくなることだ。それで、最初に、電源のon/offが容易そうなUSBでの接続を検討した。手持ちのUSB-HDDアダプタは光ドライブでも使えることが分かったが、いろいろ煩雑で美しくないので却下した。次に、SATAの電源をスイッチでon/offすることも検討したが、スイッチを買うか作る(部品はないので買う)必要があって面倒なので止めた。

それから、電源をoffにしなくても、ドライブをスタンバイ状態にすればレーザーは停まるのではないかと思って試したが、なぜかスタンバイ状態にできなかった。

なお、HDDはhdparmコマンドでスタンバイ状態にでき、そうするとかなり温度が下がって(モーターが回転していないため? ただし、全体的な動作騒音は変わらなかった)寿命が伸びることが期待できそうだが、しばらくすると何かのプロセス(調べたが不明)がアクセスしてアクティブ状態に戻るので、(モーターの起動・停止やヘッドの移動回数が増えるため、)寿命の点では逆効果である。

そもそも、ドライブの電源が入っていても、使っていない状態ならレーザーは光っていないはずで(実際、Vision HTの光は前から見えるのだが、光っていなかった)、通電だけでレーザーの寿命が縮むことはないと思う。が、他の部品の寿命は縮まるだろう(書き込みできなくなったのはレーザーの電源が劣化したのではないか? 上述の磁石を剥がせない問題も電源ではないか?)。ただ、ずっと使わなくても次に通電した時に壊れることはある(特にコンデンサ)から、どちらでも同じこと(どちらの確率が高いかは不明)ではないかと考えた。それで、電源制御は止めて単に移植することにした。

準備

Vision HTからドライブを取り出した。数本のネジが普通の長さのドライバーでは届かない場所にあって、苦労した。ついでに、以前開けた時に切れてしまった、Wi-Fiのアンテナ線(2本のうち1本)を直した。ただ、繋げても電波強度は変わらなかった(4/5のまま)。ルータが近いので、アンテナを1本しか使っていないためだろうか? また、切れの原因となった、中を開く時にアンテナ線に引っ張り力が掛かってアンテナとの接続(半田付け)が切れるのを防ぐため、線をホルダーに接着した。

それからドライブの動作確認をした。後で気付いたのだが、もし壊れていたら取り外しても無駄だから、外す前にしておくべきだった。まったく気が付くのが遅いw 動作はOKだったが、以下の点が気になった。

  • イジェクトボタンの位置が通常の(大きい)ドライブと異なるし、トレイ式でない(スロットイン式)ので、ケース付属の前面ドアの開閉ができない。ドアを付けないと、メカがむき出しになって不格好になる(それもまたかっこいいけどw)。
    • とりあえず、ドアを閉めるバネを外して、手で開閉できるようにした。その後、磁石で閉じるようにし、更に、イジェクトボタンを押すと開くようにした(詳細は後述)。
  • 強制イジェクトのためにピンを挿す「穴」がないので、できなさそうだ(前面の板を動かすのかも知れない: 検索しても分からなかった)。
  • イジェクトが強力過ぎる・・・
  • SATAコネクタが小さい("Slimline SATAコネクタ": これは"Mini"とは違う)
    • データ側は同じだが、電源側(写真のコネクタの左側)が小さくなっている。
    • → Slimline SATA変換ケーブル(OWL-CBPU031)を買った(約400円)。

移植作業

変換ケーブルが届くのを待つ間に作業を開始した。もしケーブルが駄目だったら無駄になる心配はあったが、おもしろそうだったので始めた。

まず、スリムドライブを5インチベイに固定する詰め物を作成した。買うと高いうえに外見や機能がイマイチだった(例: Silverstone)ので、得意の段ボールで作ることにした。

次に、ドライブ用の電源(変換ケーブルは4ピンコネクタを使う)が足りなそうだった(SATA用が多い)ので、分岐ケーブルを作った。が、接続時に良く見たら足りていたので無駄だった。。。 しかも、4ピンを2つに分岐すべきだったのに、なぜか片方をSATAにしていた・・・ 寝ぼけながら作ったのだろうか??

ついでに・・・

別件だが、以前からちょっと気になっていたので、PC内に設置したアンプも改良(補修)した。アンプをPCのベイに設置するための台は、CDケースを重ねてビニルテープで貼って作っていたため、力が掛かって(スピーカーケーブルが太いため、そうなることがある)ズレてしまったので、台の接着を強力にして、多少の力ではズレないようにした。ついでに、先日買ったUSBオーディオインタフェースScarlettを台にできないか試したが、大きさ(高さ・奥行き)が合わなかった。何とも惜しい気がするが、そもそもScarlettを中に入れる必要は全くないw

更についでに、音量つまみ(オリジナルが小さくて回しにくいので追加したもの)が緩くてズレることがあるので、軸のスペーサーを薄い段ボールで作り直してしっかりさせた。また、やっているうちに思い付いて、前面パネルをFDD用にして見栄えを良くすると共に強度や耐久性を増した。この時、パネルを少し加工したが、意外にうまくいった。それに伴い、音量つまみのスペーサーを再度作り直して長くした。また、作業中にスピーカーケーブルの端部がイマイチなものがあるのに気付いたので、直した。直したものの、4本とも端部の処理に無理があって今ひとつ気に入らない。

台風の通過後、変換ケーブルが届いた。動作確認したところ問題なかった。が、予想に反して、ケーブル長が足らなくてマザーボードのSATAコネクタまで届かなかった(35cmもあれば充分だと思ったのだが、ちゃんと確認すべきだった)。買い直すのは馬鹿らしいので、データ用ケーブル(写真中央の銀色)は手持ちのものを使うことにし、コネクタを切断することにした。

切る前は、モールドが厚い(約4mm)からかなり大変だと思って居たのだが、意外に簡単だった。断面を見ると、どうも、2つのコネクタ(電源とデータ)をモールドで一体にしているようだ。それで、それらの間に切り込みを入れればスパっと切れるのだろう。ラッキーだった。ただ、切る位置がズレると切りにくいうえに片方の幅が大きくなって、もう片方のコネクタが挿さらなくなってしまうので、注意が要る。今回はちゃんと両方のコネクタが挿さった

それから、上述のように気になっていた、ドアの開閉を容易にしようとギミックを作った。まず、(手でドアを開けてメディアを出し入れできるようにするために、)ドアのバネを外すとドアが閉じたままにならないので、磁石を使って閉じた状態を維持できるようにした。この時、ドアは強く固定されている訳ではないので、メディアのイジェクト時に押されて自動で開く(もちろん、自動では閉じないw)。この仕組みには、ポータブルライトの固定用のすごく強力な磁石(写真左)と、余っていた無印の本棚の棚板固定用ピン(写真中央)を使った。後者の部品の選択や設置位置および磁石とピンの距離を決めるのに、かなり試行錯誤した。

なお、磁石が強力なので、磁気の影響を検討した。スマフォで磁気の強さを測定したところ、近くでは結構強い(例: 約1300μT (磁石がない場合、45μT前後))ことが分かった。例えば、うっかりPCの上に財布を載せると怖い。それで、磁石と天板との距離を取ることにし、ドライブを2段目に設置することにした(距離が約3倍になったため、磁気の強さ(磁界?)は最上段の約1/10になった)。

更に、ドアのイジェクトボタンを押すと開くようにした。小型の金属製壁掛けフックを切って、ドア下部を押す爪にした。ドアはプラスティックなので、摩耗しそうで耐久性は余りなさそうだが、ほとんど使わないから大丈夫だろう。また、イジェクト時にメディアがドアに強くぶつかるのと、ドア裏のリブ(横長の突起)に引っ掛かって出なくなったので、クッションと引っ掛かり防止を兼ねて、隙間テープを貼った

それから、ドライブを詰め物(自作スリムドライブアダプター)にセットしてPCのベイに入れ、ケーブルを接続し、動作確認してOKだった。最後に、メディアを挿入する際に間違ってドライブ上部の空きスペースに入れてしまうことがあるので、上部のカバーを長くして隙間を埋めた。実際には、隙間は途中で塞がっているのでメディアが入ってしまうことはないのだが、良く確認しなくても「適当に」※挿入できるようにしたかったので、直した。

※でも、この「適当」があとで思わぬ災害をもたらすことが多いw

完了

細かい調整や整理の後、「ドジでのろまな亀」(パイオニアのドライブ)は亀以下で電気を食うだけだと思い、予定より早く外してひとまず完了となった。(10/15朝) 我ながら、すっきりしていい感じだ。

気になるのは、いつまで壊れずに使えるかということだ。移植したドライブは2011年製なので、そのうち寿命が来そうだ。それから、スロットインなので、中に埃やゴミが溜まりやすそう(しかも、掃除はまず無理)だ。ただ、仮に壊れても、この前買ったポータブルドライブの中身を移植できそうだ(ノウハウは得られたし、自作アダプタがそのまま使えるかも知れない)。

雑記

作業中に以下のことに気付いた。

  • PC内部(主にケーブル)を整理したら、HDDの温度が1℃くらい下がった(単に室温が低くなっただけかも知れないが)。
  • PC内に怖いケーブル・コネクタがあった。12Vのピンがむき出しで、ショートの危険があった。見付けた時に、なぜそんな物があるのか分からなかった。ずっと知らずに(あるいは「あとで直そう」と思って忘れて)使っていたのだろうが、全く運がいい・・・

光ドライブ移植の写真

ドア開閉の様子 (プロトタイプ)

PC内アンプ関係の補修・改良の写真

感想・雑感

(文章にするのが面倒なので、ここは列挙で・・・)

  • けっこう疲れたけど、おもしろかった。
    • いろいろ新しく知ったことがあった。
    • 仮に今回のドライブが壊れても、今後もスリムドライブ(例: この前買ったポータブルドライブの中身)を内蔵化するノウハウが得られた。
    • たった400円で、数日間エキサイティングに楽しめたw
  • いつものように、いろいろ事前確認が不足していた・見通しが甘い。手順も悪い(作業をしても無駄になる可能性がある)。
    • 元々、注意力散漫なのだろうw まあ、元々暇つぶしなので良いwww
  • 段ボールは友達、ボンドは最高!
    • 今回、プラスティックにも「お近付きに」なれたw
    • 例の(全然付かない)強力接着剤は、今回は効いた感じ。でも、外側が柔らかくて不安。
    • あと、例のオレンジ油のシール剥がし剤は効く。アルコールでも石鹸でも駄目だったシール(ピンの台の素材に付いていた。元々何だったかは忘れた)のベトベトが落ちた。いつ買ったか忘れたが、すごい!
  • 歳を取って、工作能力が向上した?
    • (僕にしては)綺麗にできることが多い。
    • 細かい加工もできる。
    • 滅多に怪我をしないw 今回は指の皮が剥けたのと切り傷がそれぞれ一箇所できた程度。
      • 力の入れ方が分かって来た? まさに「学習」か。
    • がっ!、老眼のため、眼鏡を外して至近距離で作業する必要があるwww (いつか危ないことになりそうだ・・・)
  • スマフォにはいろいろな機能が入っていて、すごい。
    • 今回はコンパスアプリで磁気を測れた。値段以上の価値がある。
    • いろいろなデバイスが安くなったこともあるだろうし、スマフォの普及によるものもあるだろう。
  • 折角アンプも改良したのに、なぜか、ちょっと前から右耳の調子が少し悪くて、あまり(気合を入れて)音楽が聴けない。台風(低気圧)のせいかと思ったが、そうでもなさそう。突発性難聴の再発だろうか?

 

(10/15 20:43 本文を記載; 10/16 0:20 細かい修正・訂正・補足)

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レンジにFlux capacitor(次元転移装置)を組み込んで、時間を移動できるようにした。訳ではないw 先日、ニュースの記事で電子レンジの出力(W)と時間の関係を読んだ。以前から似たようなことを考えていて、実際に内容が想像どおりのようだったのでざっと見ただけだが、要するに、「エネルギー保存の法則」のようなもので、出力×時間が同じなら、その食品に指定された出力(例: 500W)と時間どおりでなくても同等の加熱ができるというものだ。例えば、「500Wで3分」は1500Wの場合に何分(t分)加熱すればいいかは、以下のように計算できる。

500(W)×3(分)= 1500(W)×t(分)
t= (500×3)/1500= 1(分)

ここで細かい話だが、食品の加熱の効果は本当に線形(比例)なのか疑問はある。強力に熱したら、組織が変性して加熱効果が高くなるとか低くなるとか、あるいは味が変わることがあるのではないかと思っている。そういえば、今思い出したのだが、コンビニの食品には店内での加熱用に、500Wに加えて1500Wでの時間も書いてある。それが、記憶では、1500Wでの時間は500Wの相当時間とはちょっと違っていたような気がする。が、それを言い出すとこの稿がおじゃんになってしまうのでw、ここでは、加熱の効果は出力と時間に比例し、(常識的な範囲の出力であれば)味も変わらないという前提で話を進める。

ところで、僕の電子レンジは、なぜか出力が700Wで、そのままでは(500Wを想定した)普通の加熱が不便だ。が、出力の切り替えができて、500Wのモードもある。しかし、これは実はまやかしで、700Wを間欠的に(休みながら)出しているのだ。買う前はちゃんと出力を下げているのだろうと思ったのだが、使ってみて音で分かった。僕はそういうのは嫌いなのだが、オーディオやPCではないので許しているw

買った直後は、700Wの「ネイティブモード」wで使う方がいい気がしたのだが、上記のような加熱時間の換算が面倒なので、今までは500Wモードで使って来た。ただ、最初に紹介した記事を読んで、仮に、換算の手間が掛からず(例: 一目で分かる)、加熱時間のステップが常用するものにうまく合う※なら、700Wで使うのも良さそうだと思った。

※僕のレンジの加熱時間は、アナログ的な無断階でなく、20秒から1分(加熱時間に応じて間隔が広がる)のステップになっている。これも許し難かったのだが、当時(2011年頃、それまでのが震災で破損したので買い換えた ← 2011年に買ったものは実家に引越した時に手放していて、2012年に実家から出た時に買った)はこれが一番手頃だったので妥協した。

試しに、500Wから600Wや700Wへの換算(例: 700Wの加熱時間の500Wに相当する時間は、700Wの7/5= 1.4倍すればいい)をしてみたら、700Wは500Wで良く使う時間(30秒から10分まで30秒ステップ)に比較的合っていた※。ただ、2.5分だけはなくて、2.1分か2.8分となり、どちらにしても誤差が多そうだ。目盛りの間隔が粗いせいなのだろう。一方、これにはいいこともあって、今まで30秒がなくて不便だった(20または40秒だった)*のが、同等の時間(28秒相当)の加熱ができるようになることが分かった。

※この、ステップが合う合わないは、通信機器でのシリアル通信での転送レートの設定の苦労を思い出す。通信チップに入れる周波数に応じて、設定できる転送レート(例: 115.2kbps)の系列が決まってしまうのだ。なかには、設定できても誤差が大きくて通信エラーになるものもあるうえに、チップに入れる周波数も、CPUのクロックに関連していたりするために自由には設定できず、おもしろいけどなかなか面倒だった。

*いくらシャープ製とはいえ、30秒がないなんて、目の付けどころが斜め上の気がするw

なかなか良さそうだったので、やってみることにした。対応できない2.5分は、2.1分(相当)でぬるかったら30秒相当で追加加熱すればいいだろうし、2.8分(相当)だって多少熱い分には許せそうだw

ここで一番の問題は、時間の換算方法である。加熱のたびにいちいち計算なんてやってられないし(僕は某大臣が宣われたようには計算能力は高くないw)、表を貼るのはスマートでないし、いちいち見るのが面倒だ。そこで、時間調節ダイアルに700Wでの500W相当の時間を示す追加の目盛りを付けることにした。例えば、以下のような対応を追加する。

500Wでの加熱時間(食品の指定) → 700Wで相当する時間(レンジの目盛り)
30秒 → 20秒
1分 → 40秒

追加の目盛りは、数字を貼るとか対応する目盛りに線を引くとかの案があったのだが、昨日、まずは700Wで500Wに相当する時間を書いた目盛りをダイアルの外周に貼ってみたのだが、すぐに剥がれて来たので、セロハンみたいな薄いビニル(国保の保険証を入れるために買った袋)に貼ってダイアルに重ねてみた。実用上は問題なかったのだが、目盛りがごちゃついて見辛そうな感じなのと、文字が手書きのせいもあって(プリンタがないので綺麗にするのは難しい)、なかなか見苦しかった。

そこで、今朝思い立って、文字でなく矢印(最初の案の、線に近い)で表してみることにした。シールを▷のように切って、対応する目盛りまで伸ばすのである。昨日使ったセロハンは弱くて扱いにくかったので、今度は本物の国保の保険証のケース(少し厚いビニル製。大きくて財布に入らないので使っておらず、毎年もらえて余っているから問題ないw)に貼り、ダイアルに重ねた。なお、時間の対応はぴったりではない(例: 500Wでの1分相当は、実際には56秒相当)ので、このようにアナログ的に表すほうが都合がいい。

実際にやってみたら、文字がない分綺麗にはなったが、結構ごちゃついてしまった。が、まあちょっと使ってみることにした。

工作の工夫: ダイアルに重ねるビニルを綺麗に切りたかったので、ダイアル(の目盛り盤)の外周と内周に大きさが近い、両面テープとマスキングテープで切り取り線を描いて、ハサミで慎重に切った。切り取り線はティシューで拭いて薄くした。アルコールで落ちそうな気がしたが、面倒だったし変色する可能性もあるので止めた。それから、180°分では足らなかったので、最後の方に少し追加した。

丁度お昼になったので使ってみたら、使い勝手の点でちょっと改良したくなった。矢印の向きは逆の方が良さそうなのだ。それまでは、本来の時間(700Wの時間)から500Wに相当する時間に矢印を伸ばしていた(例: 40秒▷約1分)が、実際には、本来の時間から500Wに相当する時間に伸ばす(例: 40秒◁約1分)方が便利そうなのだ。というのは、加熱の指定は「500WでN分」なので、まずはダイアルでN分を探す。その時に、"◁"が大きい方に探している数字Nがある方が見つけやすそうだと思ったのだ。そして、ダイアルはその矢印の頂点付近の目盛りに設定するのだ。丁度、矢印は「剥がせるシール」だったから簡単に剥がせたので、早速逆にし、(相変わらずごちゃついては居るが、)ひとまず完了になった。

「剥がせる」シールだけあって耐久性が心配ではあるが、剥がれたらまた対処したい。同じ素材でカバーを被せておくといいのだろうが、今は面倒だw それから、少し色を使うと対応する時間が分かりやすくなったり、ごちゃついたところが見やすくなりそうな気はするが、これも今は面倒だw こういう時はプリンタがあれば便利そうだ(でも、位置・サイズを合わせるのは大変そうだし、ビニルには印刷できないか)。

 

PS. 昨夜だったか、「こういう時、ソニー製だったら、目盛り盤がディスプレイになっていて、出力を変えると目盛りも変わったりするのだろうか(いや、そんなハイテクなレンジだったら、そもそも目盛りがデジタルだし、時間の換算も不要(最初から500W相当の時間で合わせられる)だろうw)。一方、パナ製だったら、目盛りを機械的に動かして時間を切り替えるのだろうか」などと想像していた。

そして、アポー製はスイッチも何もなく、iPhoneの「電子レンジアプリ」からしか操作できない? しかし、加熱を始めると電波で通信が途切れて誤動作・発火というオチ?w

PS2. "DIY"とか「小工作」のようなカテゴリを作れば良かった(いい)と思うが、今から過去のを検索するのは面倒だ。でも、暇なのであとでやってみたいw

ちなみに、僕は「ハック」とか「ライフハック」という言葉が余り好きではないので、そういう名前にはしないだろう。意味が近い言葉なら「小細工」がいいかな。 → 「小細工」は語感が良くないので、「手仕事」にした(ネイティブじゃないけど、僕の印象では小さい細工だったら"handiwork", "handwork"がぴったりな気がして、その日本語を探した)。 (自分用メモ: 2012/1/1 #2266までチェック・移行済み (10/10 11:42))

(19:22 加筆・修正; 10/10 11:48 電子レンジの履歴を修正)

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終わったはずのヘッドフォン補修に続編があったw 前回の最後に書いた、スピーカーと本体(バッフル?)の隙間を埋めるスポンジが劣化していて、触るだけでボロボロ落ちるのを何とかしたくなった。スポンジがなくてもいいなら外すし、必要なら何かで覆うことを考えた。

それで、まず、スポンジを外したり覆ったりした場合の音質への影響を調べた※。結論としては、スポンジは必要だが、(通気性のない素材で)覆っても問題はなさそうだった。スポンジを外すと背面の音が干渉するのか、低域が10dBくらい下がってしまう(グラフ: シアンの線)。一方、料理用ラップで覆っても特性に大きな変化はなかった(グラフ: ベージュの線)。

※ヘッドフォンは頭に装着する(耳に被せる)ことを前提に特性を調整しているためか、最初の写真のように開放で測定すると特性が悪い(低音が減り、高域が増える)。それで、暫定的に、イヤーカップとマイクをタオルで覆って耳に近づけてみた。覆い方によるようだが、6-8dBくらい低域が向上した。高域は変わらなかったが、ダミーヘッドならいいのだろう。

→ 少し調べてみたら、本当に耳などの特性に合わせて特性を調整しているようだ。参考ページのグラフ("Historical Target Response Curves"など)を見ると、おぼろげながら今回測った特性が似ているので、高域が変な形になっているのは問題なさそうだ。ただ、同サイトの測定結果のページでのAH-D5000の測定結果とは結構異なっているので、測定環境の問題またはヘッドフォンの劣化がありそうだ(どちらも仕方ない)。

ラップは手軽だと思ったのだが、思わぬ時にくっついてしまう(しかも、剥がれにくい・・・)うえに切れやすくて、実際には不便だった。事前の測定で通気性がなくてもいいことが分かったので、ダンボールなどで作るのもあり得るが※、工作が難しい。そこで、以前目を付けた不織布を試した。今回は、ワイシャツのクリーニングのカバーを切って使った。不織布を仮に巻いて特性を測ったが、当然ながら、問題はなかった(グラフ: オリジナル: 紺(L), 赤(R); 不織布: 水色(L), 紫(R))。

※書いてから気付いたが、この部品はスピーカー背面の音による干渉を防ぐ以外に、背面からの重低音で振動して(あるいは前面に伝えて)、増強しているのかも知れない。だから、通気性はともかく、部品(あるいは材質)を変えない方がよさそうだ。とはいえ、特性を見ても重低音が増強されているフシはなく、重低音を前面に伝えるのと干渉を防ぐのをどうやって両立しているのかも謎なので、何でもいいのかも知れない。

それで、不織布の正式版を作ることにした。最初は手軽だと思って事務用スティック糊で接着したのだが、どうも剥がれそうで不安なので、木工用ボンドで補強した。余分な部分を切る前は焼売みたいだったw※ 接着剤が固まってから、整形して元の場所に嵌めた。不織布自体やシワの厚みのために無理はあったが、何とか収まった。

※不織布の巻き方・覆い方には きっといい方法があって、ここまでシワとかにならないとは思うのだが、面倒なので何も調べずにやった。そうしたら、期せずして焼売になった。

実際の音を確認して問題がなかったので(自慢ではないが、やっぱり音はいい)、ようやく完成となった。これで、当分カスに悩まされることはなさそうだ。

 

と思いきやw、更に"One more thing"なのか、新たな劣化の兆しが見付かった。一箇所だけだが、イヤーパッドのコーティングが剥がれていた(写真の円内)。作業時に何かに引っ掛けたのならいいが、そうでなかったら、数年後に交換だろう。今度は布で覆ってみたいが、ハードルは高そうだ。でも、おもしろそうではある。

イヤーパッドはもうそろそろ寿命かも。

今回の一連の作業で、ヘッドフォンをいじるのが妙におもしろくなってしまった。贅沢なことに、特別に愛着がある訳でもないのだがw

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先日、「とりあえず」バンドを手直ししたヘッドフォン(AH-D5000)だが、製品自体の問題や年季のせいか、いろいろと手が掛かっている。以下に経過を書く。

  1. 包帯のような不織布は汚れやすそうだし、微妙に気に入らないので、熱収縮チューブ(電線などをまとめるもの)に換えようと思い、その準備の(あるいは、裸でも大丈夫か試す)ためにバンドを洗ってカスを取ろうとしたが、
    1. バンドのネジが馬鹿みたいに堅くて回らず、分解(バンドとスピーカーを分離)できない。潤滑スプレー"CRC"(今は"5-56"のようだ)の類似品を掛けても駄目だった。
    2. 一方、バンドを布や爪で擦ったら、簡単にカス(コーティング)がほとんど取れて綺麗になった。ただ、裸の状態だと、かなり弱そうに見える。
  2. → そのままでは使えず、保護しようとしても分解できないために、熱収縮チューブなどの筒状のものは使用不可になった。また、粘着包帯などは剥がすとベト付きそうなので、止めた。 → 現状(不織布を巻いた)と同様の方法でカバーすることにし、布を汚れにくく見栄えのいいものに交換することにした。
  3. 100円ショップの巾着(ポリエステル製で色や手触りのいいものを選んだ。また、(もう懲り懲りなw)PUコーティングされていないものにした)を分解して作った紺色の布交換した。基本的には色しか変わっていないのだが、(しわや細部を除きw)大分良くなった気がする(参考: 元の状態)。
  4. 作業中にケーブル保護用のゴムブッシュが折れてしまった。 → 材質のせいか、なかなか接着できない。。。 (ちなみに、スピーカーを固定しているネジは嘘のようにスルッと外れた。均等にしろよっ!w) → 2回目の接着に挑戦中(駄目なら別の手を考える)。 (この項の以下は9/23 13:48に追記) 

    1. どうしてか、「万能」をうたう強力接着剤でも瞬間接着剤でもブッシュは接着できなかった(どちらも固まらない)。両方とも非対応の材質だったのだろうか? シリコンゴム? (後者は対応しているはずだが・・・)
    2. 結束バンドで固定(抜け防止)しようとしたが、スペースが狭すぎて、スピーカーが嵌らなくなった。。。
    3. → 仕方ないので、ブッシュを固定せず、押し込んだだけにした(写真では接着剤が固まっているように見えるが、実際には柔らかいままで、動く)。なに、抜けたら押しこめばいいのだw
    4. 組み立て直して音がちゃんと出て、ひとまず完成したのだが、左右チェックの時に右側(右耳)の聞こえ方が違うことに気付き、昔の突発性難聴の後遺症かと思って聴力チェックをし出したw (→ チェック結果を投稿した)
  5. スピーカーの周囲を埋めているスポンジが劣化していた。おそらく音質に関係するので、外したり安易な物には換えられない。ただ、そもそも大したことに使ってないし、スポンジと共に音質も劣化しているはずで、それでも気にならないので、何にしても問題ないのかも知れない。(いずれにしても、交換するためのスポンジを用意するのは困難なので、放置する予定) → (9/25 10:31) その後、不織布で覆った

バンドに布を巻く作業は、およそ手芸や裁縫とは程遠い、「工作」の世界だったw 布は、素材(汚れにくいこと)や色や手触りが重要だったので、Amazonでは買わなかった。手芸店に行けばいろいろありそうだったが、入るのはなかなか勇気が要るし説明も難しい(店員のおばさん(推定)に「ヘッドフォンのバンドを覆いたいんですが」とか言っても「は?」でしょうw でも、実際には、店員さんはプロなので、根気よく説明すれば結構分かってくれるとは思う。ただ、それが面倒だったのだ)。

それで、大き目の安い衣料店の手芸コーナーを当たったら、端切れなどはあったのだが、材質(ほとんど綿)や値段が手頃なものはなかった。それで100円ショップに帰着した。巾着の1/3程度しか使わなかったが、(「残りは(棄てずに)スタッフがおいしく頂いた」訳ではないがw、)汚れがひどくなったら、あと一回は作れそうだ(残りの1/3にはロゴが入っているので、裏返しなら使える)。

しわが少なくなるようにバンドを広げて布を巻いたが、余り効果はなかった。おそらく、引っ張りながら縫うといいのではないか。でもまあ、市販のヘッドフォンでも、この部分にしわがあるようなものがあった気がするので(→ イメージ)、これはこれでいいのではなかろうか。

※経過とともに更新する予定。 ← 9/23 13:48 一旦完了。

 

PS. 巾着の表に書かれた、"At holiday time, display an easy grace"ってどういう意味なんだろうか? 「休暇では安易な気品を示せ」?? そもそも、graceは不可算では? (可算の意味とすれば、「休んでいる時には、だらしないお偉いさんを出せ」?) 下に続きがあるが、面倒なので止める。 やっぱり、ネイティブが見たら笑うのだろうか。

PS2. 接着できないブッシュがシリコンゴムだったとして、検索したら、それ用の接着剤表面の改質処理をすれば可能とのことだった。不思議なものだが、次回(もしあれば)試してみたいw でも、接着剤は高いな。 (9/23 14:13)

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いつの間にか、イヤーパッドを交換してから約3年、購入してから約7年経っていた。ヘッドフォン(DENON AH-D5000)のヘッドバンドの表皮の劣化が甚だしくなったので補修した。触るだけでボロボロ落ちて、とても汚ならしい状態だった。これは、パッドもそうだったが、バッグの内張り(PUコーティング)と同様の現象なのだろう。

音には全く問題ないし、そもそも、近頃はスピーカーで聴くのがメインで、ヘッドフォンは大したことに使ってないから、買い換えるのはもったいない。その割には新製品に興味はあるようでw、紹介記事を見て「でも、こんなの買ってもすぐに(パッドとかが)駄目になるんだよな・・・」と気付いて、手直しすることを思い立った※。

※以前、皮に張り替えて補修してくれる会社を見付けたが、数万円と高い(手作業だから仕方ない)のと、その会社のスタンスが気に入らなかった(他の製品がいかにもな「音質改善(を実現しそうでしなさそうなw)パーツ」で怪しかった)ので却下していた。

バッグと違って洗ってカスを除去する訳にもいかないので(でも、今気付いたが、分解すればできるかも知れない)、何かですっぽり覆うことにした。布が良さそうだったが、適当なものがなかったので、梱包材だったと思われる不織布を切って使うことにした。試したら、長さは丁度良かったので、ちゃんと巻いた。端は両面テープで貼った。作業はすぐに終わった。遠目で見れば白いバンドのように見えなくもないが、近くで見ると、なんか包帯みたいだ。が、まあ仕方ない。家でしか使わないから問題ない。

問題は、使い続けると、頭の脂が不織布に付いて(染みて)、また別(例: オヤジサラリーマンのワイシャツの襟)の感じに汚ならしくなるのが確実なことだ。あと、隙間(特に両端)からカスが出てくるかも知れない。が、その時に考えよう。次はビニールでも巻くか、上に書いたように、洗ってカス(とその素)を剥がしてみるか。。。

それにしても、メーカーはいかにも良さそうなヘッドフォンを次々と出すのはいいけど、消耗部品が劣化したら交換・補修できるようにして、長く使えるようにして欲しい(その点ではソニーのモニター用なんかは部品がありそうで、いいのだろう)。あるいは、バンドやパッドにウレタンやビニール系の劣化しやすい材質でなく、布や皮などの劣化しにくいものを使って欲しい。ケースに木材を使うなら、布や皮も使えるだろう。バンドは金属をむき出しにしてもいい気がする。

 

PS. 分解方法を少し調べたら、別製品用だけど丁度いいヘッドバンドカバー(しかも安い)が売っていることや、皮を縫って巻かれた方(尊敬する!)が居ることが分かった。次回はそういうのも参考になりそうだ。

PS2. パッドは、交換して少したらリングから外れるようになってしまった(リングに嵌める幅が狭過ぎた)ので、両面テープでリングに貼り付けたら、まだ大丈夫だ。あと、バッグの内張りも、今のところは大丈夫な感じだ。

PS3. 分解方法を調べた時に知ってしまったのだが、これは随分偉そうに広告を出していて高価だったのに、実は別会社のOEMだったようで、大きなメーカーはやっぱり大したことしないと実感した。信じた僕もアフォだったが、そんなことだから、吸収とか合併とか名前だけ残ったり潰れたりするんだよ。

PS4. 半分冗談だが、黒い伸縮包帯なら巻くのに丁度良さそうな気がした。でも、一体そんなものはあるのだろうか? あ、コスプレ用にあるかも知れないなw → 山ほどあったよw もしかしたら、裏に粘着剤の付いたもの(「包帯」ではないだろうが)もありそうだから、期待できそうだ。 → それもあった!!w しかも安い。これはいいことに気付いた。でも、例によって何か落とし穴がありそうだ。

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キーボード(FILCO Majestouch BLACK Tenkeyless, FKBN91M/NFB2)の底にある滑り止めのゴムかそれを貼っている両面テープが劣化したようで、ベトついてきた。気付いたきっかけは、時々、机にベトベトした汚れが付いているのを見たことだった。最初(去年の今頃)は、机に塗り直したオイルが良く乾かずにムラになったのかと思ったが、そうではなかった。先日、ふとキーボードの底面を見たら、ゴムが埃だらけでベトベトになっていたので、劣化していることが分かった。

見ると、4つの脚全部が劣化しているのだが、どういう訳か手前がひどい。どうやら、ゴムでなくゴムを貼り付けている両面テープが劣化してベタベタな「何か」になり、手前側は面積が大きいので机に垂れたのだろうか。それで、このゴムを「何とか」することにした。ついでに、埃などでかなり汚れていたので清掃もすることにした。

劣化したゴムをどうするかだが、手前のものは、以前流しの樋を固定するために買った滑り止めに交換し、奥は、ゴムの上から剥がせるシールを貼った。清掃も含めて特に問題なく終わった。一番の問題は、両面テープのベトベトのタチが悪かったことだ。指にくっついたらなかなか取れず、気持ちが悪かった。

清掃してとても綺麗になった。しかし、滑り止めについては早くも問題が生じた。日記に書くため、手前に貼った滑り止めの材質を調べたら、ポリウレタン製だったのだ。これは、以前手直しした、経年劣化したバッグのコーティングの材質である。だから、いつか劣化する。ゴムでは両面テープが劣化したが、今度は滑り止め自体が劣化するので、更に好ましくない気がした。更に、奥のシールは貼ってすぐに剥がれてしまった。そもそも「剥がせる」シールだから当然ではある。

それで、手前と奥両方を、昔買って残っていた、机や椅子の脚の底部に貼って騒音や傷を防止するフェルトに交換した

この作業も簡単に終わった。ただ、奥は貼る場所(脚)のカーブがキツいため、フェルトがすぐに剥がれてしまったので、(ケーブルを束ねるのに良く使われている)ビニル被覆の針金で固定した。本当は細い結束バンドの方が強力で良さそうだが、手軽なので針金にした。そもそも、キーボードを持ち上げることは滅多にないから固定しなくてもいいとは思ったが、剥がれた粘着材に埃が付着したり、いつか外れて嫌な気分になるのが嫌なので、一応固定した。

作業後は、フェルトのせいでキーボードが軽く(スルッと)動くようになった。これは想定外だったのだが(滑るフェルトを貼ったので当然ではある)、僕は、とりたててキーボードの固定が必要な使い方をしていないし、食事とか作業の時などに頻繁に前後に動かすので、その時に滑れば机に傷を付けないから却って好都合なので、「結果オーライ」となった。

今回は良く考えずにテキトーに作業を始めたのでいろいろ想定外のことが起こったが、手軽に(その割には写真が多いが)うまく行ったので良しとするw

 

PS. キーボードの清掃後、キートップも劣化していることに気付いた。良く使うキー(A, S, D, Eなど)がひどい。まるで、お寺の凹んだ石段だ。汚れなのかも知れないが、擦っても全然取れないので、コーティング(しているのだろうか?)とかキートップ自体が削れたのかも知れない。まだ4年も使っていないのだが・・・ この辺りは、指の腹でなく爪の先で押すことが多いからなのかも知れない。

キートップも劣化していた。

このキーボードは文字がキートップでなく側面に印刷されているので、使い込んでも文字が削れてみにくくなったりしないから選んだのだが、こういう落とし穴があるとは思いも寄らなかった。まあ、それでも、いくら使い込んでも穴が開くとは思えないのでw、キーのスイッチが壊れるまでは問題なく使えそうだ。

そういえば、キートップとは関係ないが、このキーボードは、長期間(1か月くらい?)使い続けると誤動作するのか(Linux側の問題の可能性もある)、文字が勝手にリピートするようになる(ケーブルを抜いて挿し直すと直る)。定期的(あるいは、スリープからの復帰時など)にキーボードをリセットする処理ができないかと、今思った。

LinuxのUSBの機能を使い、スリープからの復帰時にキーボードをリセット(正確には、USBデバイスのdeauthorizeのあとにauthorizeして、キーボードを再登録する)するようにしてみた。数か月後に結果が分かるはずだ。ただし、この処理はUSBコネクタを抜くのと異なり、キーボードの電源が切れるかは不明なので、もし、キーボード側が異常動作しているのなら、効果がないかも知れない。 (13:03, 14:52)

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先日、クリーニングに出す服を入れようとバッグを見たら、中がひどいことになっていた。前からそうだったのを忘れていたのだが、底に茶色い細かい粉のようなものが溜まっていたのだ。一瞬、カビや虫かと思ったのだが、内側のコーティングが剥がれたようで、触るとポロポロ落ちる。しかも、茶色に変色している。調べると、バッグなどに良く使われているポリウレタン(PU)のコーティングは、数年で経年劣化(加水分解)して剥がれてしまうとのことだった。

あれをいつ買ったのか過去の写真から調べようとしたのだが、写っているものがなくて分からなかった。おそらく、2005年頃※に、ちょっとした出張用か小旅行用に買ったのではないかと思う。デパートかショッピングモールの専門店のようなところで、安かったから買ったのを覚えている(特にブランドにひかれた訳ではない)。まあ、10年以上は持ったはずで(下手すれば20年かも)、もう寿命だろうから捨てようと思って、ゴミ箱の横に置いた。

※その後記憶をたどったら、最初の会社を辞める頃には持っていた気がするので、買ったのは1996年前後かも知れない。とすれば20年物だ。全然詳しくはないが、2000年代の物だとデザインがもっと奇抜になっているようにも思うから(これだって、一番目立たないのを選んだ。そのおかげで今でも使える。ストラップ以外はw)、1990年代の方が確からしい。いずれにしても、物持ちがいいことは確かなようだw (4/25 8:33)

が、一晩経って、外側はまだ綺麗だし、(今までは意識していなかったのだが、)あの、丸い形の微妙に可愛いような雰囲気を気に入っていることに気付いたので、もったいない気がして来た。それに、捨ててしまうと代わりのバックがなくなるので、クリーニングの時などに不便になる。

それで、ちょっと直してみようと思った。ただ、基本的に、修理することはできず、劣化したコーティングを剥がすしかないようだ。使っているクリーニング店のサービスにはそういうのはなかった(「劣化します」とだけ書いてあった)。また、上から塗って、再度コーティングのように固まるスプレーの類※もなさそうだ(あったとしても、劣化したものはいずれ剥がれるだろう)。剥がす方法を調べると、一番記載が多くて(ほとんどは最初に書かれたページの転載なのかも知れない)効果があると書いてあったのは、重曹を溶かした湯に浸けてから擦るようだった。ただ、本当に重曹の化学成分が効くのか疑問だった(単に、重曹の粉が擦るのに効果的なのではないのかと思った)のと、買うのが面倒だったので、手持ちの物で何とかしてみることにした。

※Amazonで調べたら、劣化したコーティングの上から塗れそうなものにはゴムの塗料があったが、剥がれる(それがウリ。剥がれないようにもできる)し、そもそも、内張りがゴムでは使いにくくなりそうだ。次に、フッ素コーティング剤も可能性があるが、布に使えるか不明なうえに高い。他にはシリコンコーティング剤があったが、これは布には使えないようだし、硬化するから駄目そうだ。 (4/26 10:27)

とはいえ、漂白剤系は布が変色するから使えず(そもそも、効果があるとも思えない)、それ以外は目ぼしいものがないので※、台所の除菌用アルコールと(買ったもののほとんど使っていないw)車の頑固汚れ用洗剤(写真左上のもの)を試してみることにした。ただ、後者は風呂掃除の時にも全く無力だったので期待できなかったw (風呂掃除という点では、確かに重曹は擦り洗いに効いた。)  実際、その洗剤に一晩浸けても特にコーティングは落ちておらず、その前後に風呂掃除用ブラシで擦ったのが効いていた。あと、アルコールは試すのを忘れた。

※本当はコーティングの溶剤がいいのだろうが、それが何なのか分からなかった。シンナーとか、石油系のものなのだろうか? ただ、そういうので溶かすと、コーティングが布の裏や周囲に広がってしまって逆効果かも知れない。

結局、部分によって取れたり取れなかったりしているが(おそらく、余り劣化していないところは落ちなかったのだろう)、とりあえず、コーティングがポロポロ落ちることはなくなった。また、作業の内側の色を比較すると、明らかにコーティングが少なくなっている。ただ、まだ残っているから、時間が経てば再発する気がする。でもまあ、今は滅多に使わないから、次回の様子を見てまた考えよう。

 

PS. 検索中に見たあるページに、重曹でコーティングを剥がした後、なぜか、川ですすいだというのを見たが、何を考えているんだろうと思った。今はマイクロプラスティックが問題になっているし(僕はそれには懐疑的だが)、それ以前にゴミを流す行為ではないか。それを山好きの人がやっていたようだったから、「()」だった。決め付けは良くないが、そういう人って、煙草の吸い殻とかザイルとか酸素ボンベを平気(自分たちの論理)で山に放置するのではないだろうか。

似たようなことに、和服の布を染めたあとに川でさらすとかいう伝統的製法も、実は良くないのではないかと思う。まあ、僕だって、食後に残ったドレッシングの油や冷やし中華のつゆなどを流しに流してしまうから人のことは言えないけど、こっちは下水道の処理施設が入るから、ずっとマシだ。

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ある時、流し台の上の食器の水切りかご(以下、かご)とトレイが場所を取っていて、作業の邪魔になっていることに気付いた。もちろん料理はしないのだが、出来合いの物を温めるのに皿に載せるにしたって、サラダを皿に盛るにしたって、やりずらくて落としたりしてイライラする。かごの向きを90°回転させればいいのだが、水が流れるトレイのために、簡単には回転できない。

水切りトレイが邪魔だ!

かごを回転させるには、水が横(長辺方向)に流れるトレイかかごに変えればいいので探したのだが、手頃な価格で良さそうな物がなかった。そこで、時間はあるので、自分で何とかしようと思い立った。「樋」のようなものでトレイから出る水を受けて横に流して、流しに排水すればいいのだ。

ただ、そういう都合のいい物が世の中にあるとは思えなかった。せいぜい、電線をカバーするモールが使えそうな程度だが、どうも、水を流すには細そうなイメージがある。それで、何かいいものがあるか、ホームセンターに行ってみた。先日別件で行ったところは、近いけど碌なものがなかったので、ちょっと遠いところに行った。

そこはDQNや高齢者が集まるイメージ(あくまでも個人的な印象)があって、どうも車で行くのは気が進まないので、歩いて行った。が、かなり遠いうえに寒くて大変だった。驚くべきことに、そこは徒歩で行く人のことをほとんど考えていなくて、外にも駐車場にも歩道などなく、おまけに外の道は細く、車が脇ぎりぎりを通過するので、なかなか肝を冷やした。車でも徒歩でも余り行きたくないところだ。次は別の店を探そう。

店内をぶらぶら見たが、やっぱり、電線のモールくらいしかなかった。しかも、幅が1-2cmくらいで狭すぎる気がした。製品としてはサイズはいろいろあるようなのだが、置いてあるものは限られていた。それでも粘って探したら、偶然、なかなかいいものがあった。二重窓の枠に使うもののような、プラスチックの物だった。Hikariの「横カバー」(PTY3112)というもので、幅が3cmくらいあって水が充分流せそうだし、モールと違って余計なギザギザのようなものがなく、不思議なくらい、欲しかった物そのものだった。1mのものが約300円だった。それを裸のまま持ってぶらぶらと帰って来たw 帰りは夕方で、更に寒かった・・・

早速、プロトタイプを組み立ててみた。いくつか不満はあるものの、基本的にはうまく行った。トレイの水は、ちゃんと流しに排水された。

プロトタイプはありあわせの物(カゴの下の板: 組み立て式の台の板、脚: 照明のリモコンホルダー 3個、樋の台: 奈良土産の猪口)を使ったので、不安定だったり見栄えが悪いので、完成形(正式版)を作ることにした。100円ショップでトレイや樋を載せる台になる物を探して買って来た。トレイの台は、食器棚などに入れる「整理棚」(脚は外す)を、樋の台はステンレス製のカップホルダー(吸盤は外す)を使うことにした。いずれも、錆や腐食を防ぐため、鉄や木製は避けた。他に、樋の固定用にクッションゴムも買った。

どちらもかなり迷ったのだが、樋の台探しには特に苦労した。高さや角度の安定性はもちろん、目立たないものが良かったのだ。角度の安定性の点ではドアストッパーが良さそうだったが、プロトタイプの角度にぴったり合わないと無駄なので、その場で実物やプロトタイプの写真から(tan-1で)角度を計算したら、駄目そうなことが分かった。ただ、かなりテキトーに計算した(tan-1かcos-1か怪しいくらいだった)ので、妥当性は疑わしいw でも、カップホルダーは大きさや見た目が良さそうだったので、それにした。

余談: 妥当性は怪しいものの、どこに居ても、こういう計算をしようと思えばできてしまう(その気になればかなりの精度で)のは、本当に進歩していると思う。まあ、普通の人はゲームとかLINEとか動画を見るくらいしかしないと思うし、それでもいいけど、本当はすごい物なんだよ。

いやいや、角度の計算くらいは大昔から計算尺でできたねw

更に余談: よく、「社会に出たら三角関数なんて全然要らねぇ!」という方が居ますが、こんなに便利なんですよ! (でも、僕自身が怪しかったですがw)

耐腐食性という点で妥協したのは、かごの下に敷く板がプロトタイプのまま木製であることだ。この板なしで高さを稼げるものがなかなかなかったので、仕方ない。

驚くべきことに、プロトタイプの脚(照明のリモコンホルダー)と整理棚の棚部分の高さが全く同じだった。あらかじめ測ってはいたが、そこまで合うとは思っていなかった。樋の台も、予想どおり吸盤が使えなかった以外は問題なかった。組み立てたら、プロトタイプと同様、水はちゃんと流れ、作業場所も広くなった

かなり広くなった。

なお、水量は思ったより少なくて、樋の幅は今(3cm)の1/2(1.5cm)から2/3(2cm)程度で充分そうだが※、買い直すほどでもないので良しとした(水量とそれに必要な樋のサイズは、計算で求められただろうし、それもおもしろいと思うが、その時は考え付かなかった)。

※水量と樋の形状(幅)については、狭い方がいいのか広い方がいいのか不明だ。狭ければ水が集まるので、重くなって流れやすい気がするが、壁や底と接する面積が増えるので、摩擦による抵抗が増える気がする。樋の幅が広いと、水は広がって底にくっついてしまって流れにくそうだ。流す物質と流量に対して最適な形状があるのだろうが、僕の全くの専門外の流体力学の話だろうか。

という訳で

一件落着。

ではないw

まだ気に入らないことがあった。樋の固定である。樋はクッションゴムで台に貼付していたのだが、粘着材で貼り付いているだけなので、力を掛けると剥がれそうなのだ。それで、強力に固定するため、結束バンドを巻いてみた。が、失敗だった。結束バンドが台にうまく止まらないのと、力を掛けると樋が変形してしまうのと、それらに対処して強く固定したら、樋が斜めなために台の脚が片方浮いてしまったのだ。仕方ないので、強力な固定は諦めた。ただ、樋を載せる部分に結束バンドを巻いて、そのうえに両面テープを貼って、クッションゴムよりは強く固定できるようにした。

とりあえずは全く問題ないのだが、まだ気に入らないことがある。樋が前面にあるので、間違えて触ったりすると、微妙なセッティングが狂って水漏れの原因になるのが嫌だ。脆弱なのだ。

それで、今朝だったか、ちょっとしたことを思いついた。樋をトレイの後ろ(手前でなく壁側)に通すのだ。しかし、そのままでは水が流しには流れない。というのは、流しの開口部と壁の間に距離(水栓の出ている部分)があるからだ。それを何とかするには、樋を90°手前に曲げる必要がある。

Amazonを探すとそういう部品はあった。90°曲がったモールや蛇腹のものだ。蛇腹のものは良さそうだったが、これ以上出費したくないのと、蛇腹は水が溜まるのと、すべての部品を水漏れなく繋げるのは難しい(おそらく、樋も買い直しになる)ので、買うのは止めた。

代わりに、余った樋が結構長いので、それを加工してみることにした。元々余っているので、失敗しても問題はない。樋の材質は塩ビで、調べたら約100℃前後が融点なので、ドライヤーやお湯で曲げられそうなことが分かった。最初はドライヤーを使うつもりだったが、どうもうまく行かない気がしたので、お湯にした。鍋で沸かしていたところ、樋が長いためにお湯に漬けられないことに気付いて、薬缶の水蒸気で加熱することにした。

始めは力加減が分からなかったが、慣れると簡単に曲げられて、上下(台からの傾きを水平にする)は結構綺麗に曲がった。が、手前に(水を流しに導く)曲げたら醜くなってしまった。曲げた余りをうまく処理しないと、90°曲げるのは無理なようだ。きっとコツがあって、プロだと綺麗にできるのだろう・・・ (あるいは、こんな無茶はしない??) が、まあ、幸い樋は破損していないから水は流せるので、曲げの角度は不十分ではあるが、試してみることにした。

すると、「それなりに」うまく行った。大きな問題は、曲げた部分の内側の壁が低くなってしまって、水量が多い時に漏れるのと、そこに凹みがあって水が溜まることだ(実害はないのだが、どうも気になる)。前者は、壁の曲がりを修正したり、置き方を調整して対処した。後者は、数年前に買って余っていたパテで埋めてみた。パテは古いので表面が乾いていたが、中の部分は使えた。結構うまく埋められて、溜まる水はかなり少なくなった。他に、樋の置き方をレコードプレーヤーのトーンアームのように少し斜めにして(先を手前に引いて)、水が流しに直接流れるようにした(→ 水を流すテストの動画)。

とりあえず完成?

という訳で、

とりあえずできた!

パテの耐久性など気になることはあるし、「その後」がありそうな気がすごくするがw、しばらく様子を見て、水漏れなどの問題があったら対処することにする。

 

そして、この水の流し方はちょっとしたピタゴラスイッチではなかろうか?

(3/19 11:25) さっそく改良した。

実際に使ってみたら、結構トレイの下の板に水が掛かるので、やっぱり木は良くないことに気付いた。それで、朝から代わりの板を探し、試行錯誤の後、引き出しの天板を使うことにした(引き出しは改造しているので、天板はなくてもいい)。ただ、板の大きさが若干小さくてトレイの脚と板が干渉するので、トレイを持ち上げる脚を追加することにした。

はじめは、トレイの脚に余計な部分(内側に斜めに伸びているところ)があるから干渉するので、その部分を切ろうとしたのだが、切る部分が大きくて余りにも大変なので止めた。が、それで良かった。実は、前後で脚の高さは異なっていて、それで傾斜が付いて水が流れるので、切って板に密着させたら水が流れなくなってしまい、全くの無駄な作業になるところだった。

脚(特に奥側)もさまざまな物を試した。DVD・CDのケース、SSDのスペーサー、デパートなどで大きな箱に付けてくれる取っ手、PCのチップ冷却フィンなどを試したが、結局、コーヒーのアルミ缶の蓋(手前側)とホッピーの王冠(奥側)にした。高さの違うものを前後に使うことで、トレイの脚を使わなくても傾斜するようにした。

ひとまず完成!

と思ってコーヒーを飲んでいたら、気付いてしまった。王冠は錆びる可能性があることに。ちょっとがっかりしたが、その前に試したチップ用冷却フィンが丁度王冠と同じくらいの高さなので、それに交換した。フィンは横長でトレイか板が曲面のせいか、浮き気味で点接触になっている(最初はそれで止めた)ようだが、何十kgもある物を載せる訳ではないから、まあ大丈夫だろう。

ようやく完成?

これで腐食の心配はなさそうだ。それから脚や板がズレにくくなるように両面テープで固定した。木の板は大きくて手前に張り出していたのだが、それがなくなってすっきりした。さらに、まったくの偶然だが、台の構成要素の色が白と灰に統一できたので、見た目もそれほど悪くない(かな?)。

これで本当に、

(ひとまず)完成だ!

そして、この階層構造を見て気付いた。ピタゴラスイッチは昔の地球になっていたw

 

(3/21 7:19) その後、細かい調整を行って完成とした。以下に、それらの内容を示す。

  • トレイの排水口の左側に水が溜まりやすいが、完全には対処できず。
    • トレイの傾きが少ないためと思い、奥の脚(ヒートシンク)を外し、手前側の脚(缶の蓋)をEVAスポンジで約2mm高くしたが、完全には解消できなかった。
      • 別の原因(排水口付近に横長の柱があった)でトレイの傾きが想定より小さくなっていて、排水口付近に水が溜まり気味だったので、これはそのままにした。 → 傾きが少し急な気がするし、排水口付近に水が溜まるのは解消されないので、止めた。 (3/22 10:16)
    • 水平器アプリで調べたら、流しの開口部の縁が少し高くなっているため、トレイが1°前後左右方向に傾いているために水が溜まることが分かった。縁周辺以外では水平なので、流し自体の工作に起因するもので仕方ないと思う。
  • 樋のカーブ部の凹みを埋めたパテの部分に水が溜まるので、なだらかな傾きになるように形状を調整した
    • ついでにカーブ内側の壁も高くした。
    • 耐久性が心配ではある。

 

(19:38 若干、加筆・修正; 20:07 写真の配置を調整; 3/19 11:25 改良を追記, 16:08 買って来た物の画像を追加, 17:11 誤字を修正; 3/21 7:19 その後の調整を追記)

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