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数日前に、引越しのために部屋の復元作業の経過を撮影していたら、突然、デジカメ(IXY Digital 3000IS)が壊れてしまった。電源ボタンを押したら凹んだままになって電源が入らなくなった。実は、「突然」とは書いたが、結構前から電源がおかしかった(onになってすぐ切れることが多かった)ので、寿命が来たのだろうと思い、もう十年以上も使っているから仕方ないと思った。

が、スマフォのカメラは画質や使い勝手がどうにも気に入らないし、今の「ある程度まとも」なコンデジは高くて大きくて重く、やっぱり気に入らない(まあ、お金がないってのが大きいw)。

そこで、ダメ元で直してみることにした。壊れたあとでしつこく試し、ボタンを押しピンで強く押したら電源が入ったので、スイッチ(写真左側の金色の部品)はまともで、ボタンのメカだけがおかしくなったと考えた。それに、仮にスイッチも駄目になっていたら、使っていない印刷(懐かしいPictBridge)スイッチ(写真右側、プリンタマークの下)を流用できないかと考えた。

少しためらったものの、どうせ寿命で使えなくなったのだから、いくら壊しても損はないと考え、昨日の朝、やってみることにして、分解を開始した。キヤノンらしいというのだろうか、想像より楽に分解できた。一番手間取ったのは、爪で固定されている前面カバーを外す時だった。それ以外は、分かりやすいところにあるネジ(結構多い)を外すだけで分解できた

電源ボタンの部品を見たら、ボタンから横に伸びる突起部が折れていた。そこにある小さい凸部がスイッチを押すのだが、折れたためにスイッチが押されなくなっていたのだ。それにしてもこの構造はひどい。こんな作りにしたら折れるのは当たり前だ。他はいいのに(分解・組み立てしやすかったし、ボディの材質もなかなかいい感じだった)ここだけはクソだ※。

※僕的にはクソなのだが、実際にはちゃんと十年以上もったのだから、実はまともだったのだろう。こういう箇所がすぐ壊れるメーカーは多そうだ。

おそらく、電源on時にボタンを光らせるためにボタンの下にLEDを置く関係で、スイッチを横に置くことになったのだろうが、もっと普通のやり方ができなかったのだろうか?※ 他の光るボタン(印刷)も同様(スイッチの隣にLED)になっているので、スペースを抑えたかったのか、当時(2000年代)の技術の限界だったのか、コスト削減のためだろうか。ただ、印刷ボタンはボタンのほぼ下にスイッチがあって(LEDはスイッチの隣)丈夫そうなのに、電源ボタンはそうではないのが不思議だ。気の迷いか諸事情(スペースの問題? 控え目な「タイマー」??)か。

※「普通」は、LED内蔵スイッチを使うだろうが、高そうだし大きくなりそうだ。あと、耐久性が劣るかも知れない。であれば、例えば、(普通ではないかも知れないが、)ボタンを光を通す素材を組み合わせて作り、スイッチは真下に置き、LEDは脇に置き、LEDの光を光を通す素材で前面に導くのはどうだろうか? 既に印刷ボタンはそういう作りになっているので、構造(素材の組み合わせ方: 例: 光を通す素材を円錐状に作り、周辺から中心に光を通すようにする)を工夫すればできそうだ。

が、それはやり過ぎで、単に、今の電源ボタンと同様に半透明に作ってLEDを脇に置くだけでいい。光り方は均一ではないだろうが、それで充分だ。おそらく、海外の製品はそうするだろう。

あと、最も安直に、LEDを別にしてボタンの横で光らせるという手もあるが、場所を食うし、さすがにデザインとして良くない。プロ用っぽい印象にはなるがw (2/7 5:52)

いずれにしても、折れたボタンを何とかしなくちゃならないので、まずは、強力接着剤(Pritt ハイパー多用途)を試すことにした。ただ、これは気まぐれで、付く場合と付かない場合があり、今回は余り期待できなかった。やってみたら、やっぱり駄目だった。補強なしでは全然弱く、補強板を付けてもやっぱり弱くて駄目だった。数時間経っても硬くならなかったので、素材が悪いのか、強く押さえていないと駄目なのかも知れない。

接着を待つ間、カメラ内部を清掃した。結構、埃が溜まっていた。

それで、最初に考えていた、印刷スイッチの流用(電源スイッチの配線を印刷スイッチに引っ張る)を検討したが、配線が細か過ぎてまったく分からず・いじれないので諦めた。ただ、印刷ボタンは流用できそうな気がしたので、それをやってみた。つまり、印刷ボタンを取り外して電源ボタンの代わりに付けるのだ。以前、マウスの修理でやった自家移植のようなものだw

これをやると完璧に引き返せないから ここでも躊躇ったが、やってみることにした。試すと、意外に印刷ボタンが少し大きくて電源ボタンの穴に入らなかったので、ヤスリで穴を広げたら入った。しかし、押しても電源は入らなかった。ボタンの位置が電源スイッチから離れているためだと考え、更に電源ボタンの穴を横に広げてボタンを横にずらした。すると、うまい具合に電源が入るようになったので、この線で仕上げることにした。

最初はどうしても電源が入らなくて諦め掛けたのだが、何度もスイッチを押したりしていたら入るようになった。カメラの状態がおかしくなっていたのではないかと思う。あるいは、僕が押すコツをつかんだのだろうか?

ボタンは最初はテープ(昔は「セロテープ」と言っていたもの。今は素材が違うので、何と呼ぶのだろうか?)で貼ったが、劣化が気になるのと、スイッチの横が低くなっているためにボタンが少し傾くのが気になったので、少し厚い両面テープに換えた(これも劣化はするが、仕方ない※)。なお、外した印刷ボタンの穴は、何かのゴム片で塞いだ*。

※書いたあとで気付いたが、ボタンはスイッチのところだけ動けばいいので、光の透けるプラスティックを接着して台にしても良さそうだ。ただ、完全に固定せず、少し動かないといけないところが難しい。

*ゴムも最初はセロテープで貼ったが、印刷ボタンを両面テープに換える時にマスキングテープに換えた。実際のところ、どちらが耐久性がいいかは不明だが、マスキングテープは紙なので良さそうだと思った。なお、ゴムはケースとスイッチなどに挟まれるうえに動かさないので、仮に劣化しても大きな問題はなさそうだ。

昨夜、飲酒したあとに気が向いていじっていたらネジが一本なくなってしまい、随分探しても見付からなかったので諦めた。けれど、今朝改良のために開けたら、実は足りていた。どうやら、一つなぜか緩い所があって、そこが気になっていた(もっと合うネジがないか?)のをネジがなくなったと思い込んだようだ。まあ、当然だが、飲酒しての作業は良くない。

それから再度清掃して、組み立て、動作確認してOKだったので完了となった。直したおかげで、今までは結構力を掛けてボタンを押さないとonにならなかった(し、すぐoffになることが多かった)のに、今は少し押すだけで電源がスルっと入るようになったのはうれしい(ただ、こんなに入りやすくなったら、何かに触れただけでonにならないか、逆に心配になる。一応、長押しではあるが・・・)。

なお、電源ボタンの穴は大き目になったが、遠目では分からないだろう。あと、電源を入れるとちゃんと光る(両面テープは問題ないようだ)ので、なかなか本物っぽい出来になった。こっちの方が光る面積が狭いから、外見が渋くていいと思う(確か、買う時も電源スイッチのデザインが気に入らなかった覚えがある)。ここだけは、つくづく当時のキヤノンのデザイナーやエンジニアのセンスを疑う。あと、ゴムで塞いだ穴も遠目には気付かれないから、許されそうだ(誰に?)w

さて、これ(今後)はどのくらいもつだろうか? (参考にした方は、修理後少ししたら駄目になって再度直されたようだが、僕のは果たして・・・)

 

(2/7 5:24 ゴムの貼り方について加筆、わずかに修正)

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先日の激安Wi-Fi子機は(僕には)完全にゴミだったので、別の物を注文したのがさっき届いた。最初はTP-LinkのUSB Wi-Fi子機にしようと思って注文したのだが、少ししたら気が変わり、幸い発送前だったのでキャンセルした。

まず、USBの子機は(どの機種でも)すぐに壊れるという口コミが多い(確かに、僕が以前持っていたのも、普通に使っていたのに数年(2年くらい?)で壊れてしまった)。それで、普通に長持ちしそうなものにしたくなった。それから、Linuxで使えるかどうかが全くの賭けになってしまう(しかも、カーネルなどの更新によって使えなくなることすらある)のが嫌だった。

それで、PCに内蔵するPCI ExpressのWi-Fiインタフェースカードにしようかと思った。が、確かに、壊れにくさとLinuxとの互換性はUSBに比べて良さそうではあるが、将来性も汎用性もないので止めた。もちろん今のPCには使えるだろうけど(それだって保証はない)、次のにはきっと使えない(挿せない)と思うのだ(まあ、そもそも次のはWi-Fiは内蔵されているだろうけど)。

それで、最高に互換性が良くて最も汎用性のある、Ethernet-Wi-Fi中継器(ブリッジ)にすることにした(実は、以前も何かの機会に少し考えて止めた)。良く、「ホテル用」などと言って売られているものである。これなら、およそどんなOSでも使え、PCを変えても確実に繋がるし、使わなくなっても他の用途に使えそうだ(が、今は「出張」なんてないし、そもそもホテルのLANは全然信用してなくて使ったことがないから、機会は少ないだろうがw)。

いくつかの製品を比べて、やっぱりTP-LinkのTL-WR802N(以下、WR802N)にした。3年保証なのと、日本の他社製品に比べて若干評判が良かったのが大きい。他社のは、良く切れるとかすぐ壊れるとか基本的な機能が不足しているなどと書かれていた。Amazonで約1800円だった(ヨドバシにしたかったが、TP-Linkは初めてなので、初期不良時などの返品のしやすさを考慮してAmazonにした)。キャンセルしたWi-Fi子機より千円くらい高いが、機能が多く、使い回せて長持ちしそうだから良しとした。

早速試してみた。全般的にはいい感じで、がっかりすることは何もなかった。もちろん、何の苦労もなくPCと繋がった。とても小さいから邪魔にならなくていい。設定も機能もシンプルだけど、要所が押さえられていていい。例えば、外国(USと思ったらCNだったかw)らしく考え方がまっとうなのか、管理者のユーザ名が変えられるルーターを初めて見た。あと、EthernetポートにもWi-Fi通信にもアクセスを示すランプがない(ランプは上面の一個だけ)のは すごい割り切りだ(やっぱり、「あんなの−」だったのかねえwww)。

(ケーブルジャングルの中でw)TL-WR802NをPCに繋げて調整中

設定・構成について少し書く。

僕の場合、デスクトップPCのEthernetをWi-Fiに変換してモバイルLTEルータ(今はスマフォ(Nexus 4)で代用)に繋ぎたいので、「クライアント」モードにした。

ここでつまづきそうなことは、設定は全部webから行うのだが、初期状態ではクライアントモードでなく、普通のルーター(「ワイヤレスルーター」)のモードで、EthernetはWANが想定されているため、デスクトップPCを繋いでも管理用webには繋がらないことだ(もしかしたらできるのかも知れないが、僕は諦めた)※。それで、スマフォ(AQUOS sense lite)をWi-Fiで接続して、モード切り替えなどの初期設定をした。この時点では全くのノーガード状態で、初期値を知っていれば誰でもWi-Fiで接続できてしまうので、素早く管理者のユーザ名・パスワード、WR802NのSSID・接続用パスワードを変更したいが、スマフォなのでなかなか面倒だった。しかも、細かいことだが、ブラウザはOperaではうまく表示できず、Chromeに切り替えた。

※この原因は、WR802NがIPアドレスでなくホスト名によるURLで管理webにアクセスさせるためである。確かにシンプルで、一見操作しやすいのだが、一番最初に接続できるIPアドレスを書いておいてくれれば、PCでEthernetからアクセスできたかも知れないので残念だ。口コミを見ると、(日本の製品はほとんどIPアドレスのせいか、)この辺りでつまづいている人が居たようだ。外部ネットに繋がった状態でWR802Nのホスト名のURLを打っても、「そんなの知らないよ」って言われるのがオチだろう。

でも、まあ、うまくできているとは思う。ホスト名とIPアドレス(後者は使える状態が限られている)がいろいろ書いてあっても混乱する人は多いだろう。逆に、URLがホスト名のおかげで、動作モードを変えても管理webのURLが変わらないので、多くの日本製ルーターのように、モードを変えたらIPアドレスを打ち直す(しかも、自分でアドレスを変えたりすると混乱がひどい)手間がないのはいい。これができるのは、中のDHCPやDNSサーバが常に「ちゃんと」動いているからで、なかなか大したものだ。

とは言え、欲を言えば、詳細マニュアル(そんなものは添付されていないw)のようなものに管理webのIPアドレスの一覧を書いておいてくれると、ありがたかった。

初期設定後は、PCからも普通に管理webが開けるようになって、細かい設定ができた(といっても、それほど多くないが)。そして、WR802NがLTEルータ代わりのスマフォ(Nexus)のWi-Fiテザリングに接続したあとは、何も問題なく外部にアクセスできるようになった。当然ながら、(Nexusが遅いので)通信速度は今までと同様、ダウンロードが10Mbpsだった。ただ、なぜかアップロード速度が4Mbpsくらいに上がった。この値は先日外で測った時と同様なので、USBテザリングが遅いのかも知れない。

また、諦めたUSB Wi-Fi子機で起こった、大きなファイルの送信でWi-Fi接続が切れる問題が起こらないかの確認をしたが、当然ながら大丈夫だった(ただし、後述の消費電力測定中には切れた。これは、電流測定用に抵抗を入れたせいかと推測している※)。それから、(テザリングをoff/onして)モバイルルーターを外に持ち出して戻った時に自動で再接続できるかも確認したが、再接続まで少し時間が掛かる(1-2分?)ものの、大丈夫そうだ。 → その後、実際にNexusを持って外出してみたが、帰宅したらちゃんと再接続された。

※このこと(というか、全然脈絡がないが・・・)から、諦めた子機は、消費電力の上昇(→ 発熱)に伴って動作が変わってしまって、ハードがうまく動かなくなるのではないかと想像する。それは、無理やり動かすために処理をスキップした部分が関係しているのではないか。

それから、全然熱くならないのにも感心した。これなら長持ちしそうだ。 → ちょっと残念なことに、稼働して数時間経ったら暖かくなっていた(熱くはない)。 (22:02)

個人的には、熱いのは「駄目」(電気の無駄)で、機器の寿命を縮める原因だと思っている。だから、ファンで強制空冷なんてクソだし、真空管なんて全くの論外だ。やっぱりクールに行きたいね。でも、寒いのは嫌だw

次に、実使用時に電源をどうするか考えた。PCのUSBポートに繋ぐのと、PCの電源に連動してon/offする(そういうテーブルタップを使っている)外部ACアダプタで電源を供給する方法がある。前者だとPCがスリープ中もWR802Nの電源はonだが、後者ならスリープ中はoffにできる。

ACアダプタが増えるのは煩雑なので、USBポートの電源をon/offできないか試したが、なぜか以前と違ってできなかった(電源自体は制御できず、論理的に有効・無効になるだけのようだ)ので諦めた。まあ、AC電源を使うものは他にも山ほどあるし、PCに合わせてon/offすれば、WR802Nが頻繁にリセットされるから変な状態になりにくくなることが期待できるので、ACアダプタにした。

もしPower over Ethernet対応だったら、接続が1本だけで済んでとてもスマートだが、高くなるだろうし、期待通りの電源制御ができるかは不明だ。

あと、PC内の5V電源(HDD用?)を取り出して使えば、ACアダプタが不要になるうえ、スリープに合わせて確実にon/offできるが、ショートなどのリスクはある。でも、やりたい気分だw

(1/23 1:42) つい魔が差して、やってしまったw 最初はHDDなど用の4ピンコネクタから電源を取ったのだが、テキトーに作ったので安全性が低いうえに見栄えが悪いので、同じく5Vが出ている内部のS/PDIF用端子から取った。実は最初からそうしたかったのだが、端子(4ピン)に合うコネクタがないので諦めていた。しかし、ジャンクを漁っているうちに、使っていないIEEE1394内部接続用ケーブルを見付け、そのコネクタ(10ピン)を上下半分に切って(割って・削って)挿さるようにし、ケーブル・ピンも流用して、S/PDIF用端子からUSBポートに電源を供給するケーブルを作った。

PCのスリープ時にはS/PDIF用端子には電源が供給されないので、スリープ(もちろんon/offも)とWR802Nの電源が連動する。なかなかうまく行った。

これができたらWR802NをPC内部に入れることもできそうだが、さすがに止めておく。やるのはいいが、Wi-Fiの電波が弱くなってしまいそうだし、ランプが見えないと状態が全く分からないから、不安だ。

(1/23 16:43) おもしろそうだったし、外見がすっきりするので、やっぱりPCの中に入れてしまった。前側の光ドライブの上なら電波は大丈夫そうだが、ランプが良く見えない(隙間から かすかには見えたが・・・)し固定が難しいので、後ろのカードスロットの横にした。穴からランプから見えるし、妙に幅がぴったりで固定しやすかったのだ。

WR802Nを針金で固定してひとまず中に入ったのだが、どうもケーブルの通し方が気に入らなかった。Ethernetも電源もスロットカバーの隙間を通していたので、いつかショートしそうな気がした。それで、電源は外から取る必要が全くないので、4ピンコネクタから取ることにし、4ピン-micro USBケーブルを作った(上のケーブルは実に短い命だったw)。Ethernetは、全く使っていないジョイスティック用コネクタを外して通した

なお、金属ケースの中に置いたので、電波が弱まって通信速度が下がらないか気になったが、今のところは大丈夫なようだ。しばらく様子を見て、遅いようなら別の場所を考えよう。まあ、Nexusとの距離は数十cmだし、ケースには穴が沢山開いているので、全然問題ないのかも知れない。

なんか改造し過ぎな気もするが、これで僕のPCがWi-Fi内蔵のようになった^^

(1/24 9:43) まだ満足しなかったw 針金で固定するのはどうにもスマートでないうえに取り外しが面倒なので、改良した。少し考えて、使っていないポイントカードを折り曲げてホルダーにした。それを結束バンドと両面テープでPCケースに固定した。今度は上に引っ張ればスルッと外せるようになった。が、そのために若干緩い(それで、ウレタンやマスキングテープで少しきつくしたが、もう少し硬いカードのほうが良かったようだ)が、PCを逆さにしない限りは外れないだろう。 → その後、使うのを止めた針金でホルダーの外側を巻いて、保持力を強化した。それほど力は掛かっていないので、抜くのは簡単だ。厚いカードは、割れたりうまく折れなさそうな気がしたので止めた。何か丁度いいもの(カセットテープのケースのような、挟めるもの)があればいいのだが、そうはないだろうな。 (1/24 15:18)

消費電力を測ったら、概ね1W(0.2A)以下だった。連続して通信すると増えるが、なぜか750mW(0.15A)くらいまで下がることもある。決して少なくはないが、PCに比べれば誤差の範囲で、あってもなくても同じようなものだろうw

他に気付いたことは、底が平らで滑りやすいことだ。手持ちのウレタンの脚を貼ったが、寒いせいか古いせいか、余り効かない。

今のところ気付いているWR802Nの欠点は、上にも書いたが、Wi-Fi切断後の再接続がちょっと遅目なことくらいだ。でも、耐えられないほどではないし、PCのDHCP関係を調整すれば何とかなるかも知れない。

(1/25 7:01) PCの設定をDHCPでなく固定IPアドレスにすると、再接続が速くなる感じだ。実際に再接続時間を比べた訳ではないが、再接続時(Nexusを持ち出して戻った時)にエラーが起こらない(スリープからの復帰時も同様。ただし、当然ながら、持ち出し中のエラーは起こる)し、何度も「接続・切断した」というダイアログが出ないのが鬱陶しくなくていい。

この構成なら、設定を変更するだけでスマフォ(AQUOS)からの自動画像取り込みも動くので、好都合だ。なお、ルーターが変わったら、PCまたはルーターの再設定が要るが、そう頻繁に変わらないので問題ないだろう。

WR802Nがうまく動いたので、PCのNexusからのUSBテザリングが不要になり、Nexusは(PCに繋がず)ACアダプタに接続するようにしたので、PCのスリープ中に電池切れになることはない(電池寿命には良くないだろうが、そもそも、Nexus自体が古いのでいい)。

という訳で、しばらく使ってみる。

 

PS. 今日もイライラしたことがある。USBのコネクタの種類だ。特に、ミニとマイクロにはイラつく。ちょっと試そうとした時に、やっと長いケーブルを探したのになぜか挿さらず、見たらミニだったり、大きいの(B)やLightningすら出て来て、大変イライラしたw ミニの後にマイクロを出した人は「死刑」だ。あと、Lightningを出した奴も! それ以外に、Aコネクタ(PC側)だって、いつも裏表が分からなくてイライラする。まったく困ったものだ。

PS2. 今回はAmazonプライム(お試し)のお急ぎ便にしたら、配送が"Amazon"になっていて、例の悪評高い「デリバリープロバイダ」(良く分からないが、デリバリープロバイダとAmazonの配送は違うのだろうか?)なのかと思って身構えていた。が、全く問題なくて拍子抜けした。制服らしきものを着ていたし、態度もちゃんとしていた。これならいい。でも、そのうちまた退会する(と思う)。

PS3. 完全無線に関係するのでついでに書くが、iVideoなら、モバイルルーターは買わずにレンタルする方が得策な感じだ。まず、レンタルしても安いし、僕はルーターにこだわりがないし(とりあえず、ちゃんと繋がればいい)、自然故障やバッテリの劣化に関しては無償で対処してくれるからだ(これついてはwebに書いておらず、聞いたことなので、実際には各自確認すること)。借りたルーターを紛失したり壊した場合にはお金が掛かるが、自分で買ったものでも同じくらい(それ以上?)掛かるから、変わりはない。

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引っ越す前に必要な、部屋の原状回復※作業の一つに、出窓のパッキン(シール)のカビ防止のために窓に貼った断熱材(結露防止シート)を剥がして清掃するというものがある。あらかじめ大変だと思っていたので、早目に1つの窓で試してみたのだが、想像通り手こずった。2.5時間近く掛かった・・・

※「現状」回復というのはどうも違う気がする。入った時の状態に戻すので、単に「復元作業」でいいのか。

何が悪かったかというと、題に書いたように両面テープだ。今回だけじゃなくて昔から好きじゃないのだが、こいつは全くどうしようもない(いや、両面に限らず、粘着テープはどれも嫌いだ)。記憶では剥がしやすいものを使ったはずなのに、剥がそうとしたら窓枠にこびりついて かなり残ってしまった。温度変化で劣化したのだろうか。まあ、6年くらい経ったら劣化するのは仕方ないだろう。

劣化といえば、窓に貼った断熱材も紫外線や温度変化で劣化したようで、剥がす時にボロボロ・パリパリと破け・砕けてしまった。あわよくば、剥がしたものを梱包の緩衝材(プチプチ)に使おうと思っていたが、ゴミを撒き散らすだけなので止めて、新しいものをヨドバシに注文した。

まあ、きっとこんなことになるだろうかと思って、あらかじめ、カーナビのTVのアンテナを剥がす時にすごく効いて感心したオレンジ油の剥離剤(ディゾルビット)を注文しておいた。意外にも、その時に使ったのと同じものが売っていた。あれは駅の通路とかホームセンターのワゴンで売っていたのを思い付きで買った記憶があるのだが、ちゃんとした製品だったのだ。今回は両面テープが剥がれにくそうで多く使いそうだったので、100mlの多目のものにした。ヨドバシで千円くらいだった。もっと大きいのも同様の値段だったが、そこまでは使わないのでこれにした。

予想どおり、ディゾルビットを掛けて拭けばスルッと綺麗になるほど容易なものではなかった。基本的に、ディゾルビットは糊を溶かして剥がすもので、糊にしみ込ませないといけないから、まず、(断熱材が破れて剥がれない部分が多いので、)どうにかして断熱材を剥がし、それから両面テープ(のベース)も剥がし、それからディゾルビットを掛けないと本来の効果が発揮できない。とはいえ、上に書いたように断熱材も両面テープも劣化していて困難なので、それらを大まかに剥がしたあとでディゾルビットを掛け、少し待ち、布や爪や指やプラのヘラで擦って剥がし、再度ディゾルビットを掛けて擦るのを数回繰り返した。なお、良く言われるように、ドライヤーで暖めてもみたが、寒いせいか少しくらいでは全然温まらず(焼け石に水の逆?)、無駄そうだったので止めた。

途中で「これは駄目かなあ?」と思いつつも諦めずにやったら、最後には嘘のように綺麗になったので(これでうまく誤魔化せるとw)嬉しくなった。おそらく、気長に構えて、ディゾルビットを掛けてしばらく(数十分?)放置してから擦ればもう少し楽にできる気がするので、次はそうしてみたい。あと、次は少しでも気温が高くなる午後にしたい。

残りは2窓だ。うち1つは使っているうちに断熱材が剥がれて来たので更にしつこい両面テープ(今回と違い、ベースがスポンジなので、引っ張っても繋がって剥がれず、ボロっと崩れる)を使っているから、もっと苦労しそうだ・・・ まあ、早目に気長にやろう。

それから、パッキンにカビは生えておらず綺麗だったから、目論見どおりの効果があって嬉しかった。カビは湿気だけでなく胞子が飛んで来て生えるのだろうから、綺麗にして密閉しておけば防げるのだろう。だったら、最初からそういう作りにできないものだろうか?

 

なお、大変な復元作業はこの他に2つもある。ウォシュレットを元に戻すのと廊下の人感センサースイッチを撤去することだ。前者は元々付いていたのがひどかったので自分で買って付けた。しゃがんだり寝たりして作業することになるからキツいし、水漏れにも神経を遣う(まあ、退去まで無事ならいいのだがw)。全然使っていなかった元のウォシュレットがちゃんと動くかという心配もある。まあ、動かなかったら、「使ってなかったので、いつの間に故障したのか分からない」とか言ってとぼけようと思っている(実際、全くの嘘ではない)w 後者はそれに比べれば楽だが、(5Vのような甘いものでなく100Vの強力な)電気なので、それなりに神経を遣う。火事などになったらシャレにならない。

 

PS. 復元作業と言えば、既に終わったもので結構大変だったものがある。外していた居間の仕切り戸を戻す作業だ。引き戸は矢鱈に重く、しかも、(以前から気になっていたのだが、)うまくレールに入らず、何とか入れても途中で引っ掛かって動かなくなってしまったりして(今考えると、これって実家の引き戸と同じだよwww)途方に暮れた。やっぱり「まずい・・・」と思ったのだが、戸の端の上下にあるネジを(「上」(何が上に行くのか不明だ)はまだしも、「右」とか「強」とか書いてあって意味は分からないものの)テキトーに回していたら突然スルッと動くようになって、事なきを得たw

仕切りがあると何とも邪魔だし狭苦しいが、あと少しのはずなので、我慢している。ちなみに、次の部屋には(記憶と間取り図では)こういう仕切りはないはずなので、その点もいい^^

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昼頃、予定どおり(というか、予想をいい方に裏切ってw)iVideoのLTE SIM(900GB/1か月)が届き、いろいろ苦労しつつも、ネット接続系をセットアップして使ってみたら、今日一日弱ではあるが、通信に関しては全く問題なかった。待ちに待った(てことはないが)フルモバイル通信の夜明けが来たような印象だ。そろそろ光なんて時代遅れになるのかも知れないなw※

注: 「モバイル」とは書いているが、「モバイル用回線」の意味で実際には移動しないので、「完全無線」とか「完全ワイヤレス」のほうが適切だろう。

※個人的には、光なんてやっぱり駄目だと思う。というのは、配線するのに未だにあの脆弱な光ケーブルを使うしかないじゃないか(チップ内のような固定配線の場合はそうでないが、それは電気も同様。あと、ケーブルなしで大気中を通すこともあるが、問題は多く、汎用的ではない)。取り扱いにものすごく神経を遣う。今後、それが解決する見通しもなさそうだ。それだけで完全に電気や無線に負けている。 (1/11 10:45)

PCとスマフォからLTEにアクセスしたいのだが、(当然ながら)LTEルータは持っていないので、古いスマフォ(Nexus 4)と使っていないPC(Vision-HT, 先日BDドライブを外した物)を使って、次のような構成でLTEルータを代替しようとした。

  [PC]          [スマフォ(AQUOS)]
    |                  |
    | LAN           | Wi-Fi
    |                  |
(それぞれ「ネットワーク共有」)
[中継サーバ: Vision-HT (Linux)]
    |
    | USB
    |
(USBテザリング)
[Nexus 4]
    |
    | LTE
    |
[iVideo (SBM)]

Linuxの「ネットワーク共有」("Shared to other computers")は、最初から分かっていた訳ではなく、いじっていたら偶然見付けて、何をするのか良く分からなかったのだが、もしかしたらテザリングのようなものかと思って試したら使えることに気付いたので、使った。

本物のSIMが届くまでの事前検討では、この構成でちゃんと動いていたのだが、実際には、いつものように、やっぱり想定外の大きな落とし穴があった。LTEへの接続用に使おうとしていたNexus 4は、実際にはLTEには非対応(3Gまで)で、SIMは認識するものの、通信ができなかったのだ。当然対応していると思い込んで全く確認しなかったのは、どうしようもないアフォだ。。。 何とかならないかと思って調べたら、無理やりLTEを使うようにする裏技が見付かって通信できるようにはなったが、速度が遅く、ダウンロードが10Mbps程度しか出なかった。

Googleさんのコメントでは実用上は問題なさそうなのだが、やっぱり遅いのは気に入らなかった。その時は、回線自体が遅い可能性もあったが、無理にLTEにしたせいだろうと思い(アイコンを見ると、3GとLTEが頻繁に切り替わるようだ)、スマフォをiPhone 6sに換えて試してみたらダウンロードが30Mbps程度出たので、やはりNexusが悪かったようだ。ただ、iVideoも書いているように、iPhoneではテザリングができなかったので、この用途には使えない。どうも、ソフバンが意地悪しているようだ。APNのプロファイルを公開していないし、テザリングしようとすると「有料です」みたいなページにジャンプしてしまう。

やっぱり、孫も林檎もしょうもないってことか・・・w

仕方ないのでAQUOS sense liteでも試したら、なんと、ダウンロードが50Mbps程度も出た(ただし、結構変動がある)ので驚いた(間違って光に繋がってないか、何度も確認したくらいだ)。これなら充分に使えそうな気がした。そして、常用のスマフォをNexusにしてAQUOSをLTE接続用に使おうと思い掛けたのだが、この端末には2要素認証やFelicaなどさまざまなことを依存していて気軽には交換できないから諦めて、とりあえずは、遅いのを我慢してNexusで長期的に試すことにした。

(1/11 9:58) 速度について追記: iVideoについて事前に調べていたら、いくつかの動画サイトで速度規制が掛かるという情報があったので、YouTubeのHDのコンテンツを試してみたが、特に問題はなかった。

SIMはマルチカットなので、Nexusとサイズの異なるiPhoneやAQUOSでも試せたのだが、iPhoneに入れる時にMicroからNanoサイズにしてしまったので、再びNexusで使えるようにするため、一旦外した外枠をテープで貼り付けた(写真は別のSIM)。(1/11 7:49) 貼り直す時に気付いたのだが、マスキングテープよりは普通の透明なテープ(昔の「セロテープ」)の方が薄くていいようだ(でも、糊残りや劣化が心配だ)。

(1/11 6:20) NexusでのLTEは遅いながらも通信速度は安定しているようで、サーバのバックアップ時に大容量のデータをダウンロードしても、(数分間)9Mbps辺りを保っていた。さすがにその間はPCからのwebアクセスが遅く感じられたが、それは仕方ない。

 

NexusのLTE非対応問題の他には、以下のような問題が起こった。

  • なぜか、中継サーバにsshやvncが通らなかった。
    • 以前、そのPCで宅内サーバのテスト用にパケットフィルタの設定をしていたのをすっかり忘れていたため。
  • スマフォからPCに画像を取り込むプログラムがうまく動かなくなった。
    • MACアドレスでスマフォの型を識別しているため。
      • 今回のシステムでは、スマフォはPCと別のネットにあり、中継サーバ(ルータ的な役割をする)を介してPCと通信するため、PCに来た時にはMACアドレスが中継サーバのものになってしまう。
      • → 画像取得処理の想定(前提条件)が甘かったので、根本的な再検討が要る。
  • 中継サーバのPCのCPUファンが停まっていた。
    • 以前中をいじった時に、何かの電源ケーブルがファンの上に押し付けられていて、ファンを停めていた。何も処理をしていないのにCPU温度が80℃にもなったので、どうもおかしいと思って調べたら、そういうことだった。そんなに熱いのに排気口から熱風が出ないのもおかしいと思ったw 中はすごく熱くて、危険な臭いもした。
      • 余談: 検索したら、他にもそういう方が居て質問していたのだが、限界の100℃まで20℃も余裕があるから問題ないなどと宣う別の方が居て、苦笑した。「(当時の)Core i5は爆熱」とかいう話も初めて見たが、いくらなんでも、常識で考えて80℃で問題ないはないだろう・・・ (1/11 8:28)
    • 最初は、ケースの上に別のファンを置いて冷やせるか試した(実際に45℃くらいまで冷えた)のだが、ふと(「本当にCPUファンは回っているのか?」と思って)中の仕切り板(写真でファンの下の板)を持ち上げたら、ファンが回り出す音がして気付いた。
      • ファンの電源(写真右側の灰と銀色の箱)は、大昔(1990年代)に中古で買ったもので、製造から20年以上経っているようなので、久し振りに電源を入れたらコンデンサが爆発でもしないかとドキドキしたが、大丈夫だった。三菱製のようで、さすがに丈夫なのか、当時の物は良かったのか、たまたまなのか。 (1/11 10:16)

全く、いつも予想すらしなかったことが起こるものだw

通信速度については、上記のように、(回線でなく)機材の問題で たった10Mbps程度しか出ず、ADSL時代を彷彿させるのだが、不思議と全然遅く感じない。僕は音楽がメインでほとんど動画を観ないから※、基本的には帯域が狭くてもいいのと、これは想像だが、いつも「遅い」と感じるのは、通信回線でなくてサーバやPCの処理が遅いせいではないかと思う。そして、世の中には(何に使うのか知らないが、)Gbpsの無線が出ているけど、無駄以外の何物でもないんじゃないかなあと思う。ものすごく画素数の多い動画でも観るのだろうか?

※動画にしたって、YouTube(HD)を再生している時の速度グラフを見たら、かなり圧縮されて通信データ量が減っているようなので、10Mbpsでも充分なようだ。

ただ、今は問題ないとしても、ずっと使い続けたら全然繋がらなくなるとか、累積の使用データ量が増えた時に速度制限されたりしては困るので、期限まで「実食」してみるつもりだ。もし、この半月あるいは一か月で大きな問題がなければ・なさそうなら、新居に光は引かず、これを使うことにする。LTE対応の無線ルータを買ってもいいと思う。

それから、作業中になぜか耳閉感が再発した。通信速度が遅くてSpotifyの音が悪くなったとは思えないので、寝不足のせいだろうと思っていたが、試しに中継サーバをノートPC(Let's note)に替えたらおさまった。どうも、Vision-HTのファンの音(耳には聞こえない)が悪かったようだ。確かに、ファンが動かせるように直した頃から耳閉感が起こった気がする。ファンは2500rpm前後と高速に回転していて、耳に悪い音を出していたようだ。この回転数だと、例えば2.5kHzや5kHzが出るのだろうか(測れば分かるが、面倒だったw)。どちらにしても耳の感度のいい帯域だから、良くなさそうだ。

中継サーバをLet's noteに変更したら耳閉感は治ったのだが、ノートPCはどうも大げさで、電気も食う(約20W。Vision-HTは約15W)ので気に入らなかった。ふと、直感的に、中継サーバは要らない気がしたのでちょっと試したら、本当に不要になった。以下の構成である。NexusをUSBでPCに繋げ、Wi-FiでAQUOSに繋げるのだ。

[PC]                  [AQUOS]
  |                        |
  | USB                 | Wi-Fi
  |                        |
(USBテザリング) (Wi-Fiテザリング)
[Nexus 4                               ]
  |
  | LTE
  |
[iVideo(SBM)]

なんとも狐につままれたような、「今まで何やってたの?」と言いたくなるような、拍子抜けする展開だ。ただ、これは僕の使い方に最適化しているので、汎用性は低い。例えば、PCが2台あっても、有線では1台しか繋げられない。

一つ心配だったのは、PCをスリープさせたらUSBテザリングが解除されてしまうのではないかということだが、ちょっと試した限りでは、スリープ中もテザリングは保持されていて、復帰後にテザリングの再設定をしなくてもちゃんと使えたので、安心した。ただ、この構成ではPCとスマフォは完全に別のネットにあるため、スマフォからPCへの画像転送ができなくなってしまうので、新たな方法を考えよう。

(1/11 7:53) クラウド経由やNexus内でそれ用の中継プログラムを動かすなど、いろいろアイデアはあるものの、「まあ、そのうちルータを買うだろうから、それまでは転送する時にAQUOSをケーブルでPCに繋げばいいんじゃね?」と、手を抜くことを考えているw

実用性を見極めるため、しばらく完全にLTEで過ごすことにした。それで今は、引越後のシミュレーションと節電を兼ねて、光回線用のONUもルータも不要になった中継サーバも、全部電源を切っている。もちろん、Spotifyで音楽を聴くのも、この投稿を書くのにもLTE回線を使っている。幸い、気付くような問題はまだ起こっていない。たった一日で ものすごく進化したものだ^^

 

(1/12 11:47 完全無線通信に関するカテゴリ「無線通信」を作り、過去のそれに関する投稿のカテゴリをそれにした。)

 

PS. ちなみに、コストを比較すると、以下のように、月額料金ではそれほど大きな差はないが、それ以外の、工事費や違約金の有無は大きいだろう。

  • OCN光 (2年割引): 約4000円/月 (税込み): 縛りあり(違約金: 1.2万円)、工事費: 1.5万円など。
  • iVideo: 約3600円/1か月 (税込み): 料金が変動する可能性あり。縛り・違約金・工事なし。

ただ、僕にはクソ会社を使わないことはお金以上の価値がある。 (1/11 8:00)

PS2. そうか、冒頭では「移動しない」と書いたが、iVideoのSIMを挿したNexusを持ち出せば(そして、それはとても簡単だ)、いつでもどこでも大容量の通信ができるのか。つい、そういうことを忘れて「できない」と思い込みがちだが、随分使い出がありそうだ。今は、出先で通信データ量を気にせずにSpotifyを聴きまくるとかYouTubeを観まくる(しないけど)くらいしか用途が思い付かないがw (1/11 8:10)

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(前半は汚い話なので、お食事などの時は避けて下さい)

調べたら、5年間近くも解決できなかった問題だった。当時は直ったと思っていたのだが、その時の解決策にも問題があって止めたので、トイレなどが時々臭う問題が再発していたのだ。

その後、さまざまな調査・検討や試行錯誤の結果、去年の年末頃にようやく原因が分かり、対処して解決した感じだ。それまでは、洗濯のあとにトイレがなんとも言えない臭い(その時々で異なる。いわゆる「トイレの臭い」ではない)で臭っていたのだが、対処後は数回洗濯しても臭わなくなった。

この建物でトイレが臭う原因・メカニズム(仮説)は、以下のとおりである。

  1. 洗濯をする。
  2. 排水時、洗濯機用の排水口に接続されたホースから、急な勢いで、水が下水管に流れる。
  3. この建物は下水管の気密のバランスが悪い(吸排気がうまく行っていない?)ようで、急に水を流すとトイレの水位が低下する。
  4. その時、あるいは次回トイレを使った時に、(一瞬であろうが)封水が破れて、下水の臭気が便器と水の間にできた隙間から漏れ出て、トイレが臭う。

調べたら、この下水の臭いは換気扇を掛けてもなかなか抜けないようで(抜けるまで半日から一日もかかるとのことだ)、確かにしばらく抜けなかったのが腑に落ちるし、瞬間的に臭いが漏れ出たのが残っているのなら、臭っている時にいくら探しても出処が分からなかったのも当然だ。それにしても、下水の臭いってのは恐ろしいものだ・・・

あと、たまに洗濯機のある洗面所が臭うのもこれと類似(トイレの水流の勢いで洗濯機の排水口の封水が破れる)のメカニズムだと思われる。

それで、以下のように対処した。

  • 洗濯機からの排水の勢いを弱めるため、ホースを排水口(のホースを接続する部分)に接続せず、排水が防水パンに流れるようにした。
    • これは前回の対処と同じだが、前回そうしたあと、洗濯機用の排水口が臭ったので、そこから臭気が出て来るのではないかと考えて止めていたのを復活させた。上述のように、こっちが臭うのは、トイレの水流が強過ぎた場合と推測する。
  • トイレの水流が強過ぎた場合に臭うのを緩和するため、排水口のホースを接続する部分をビニルで塞いだ。
    • 臭うのは洗濯機のホースを接続する部分が開放されているからで、それを取り囲む部分のトラップ・封水は問題ないと想像したが、今までのところ一度しか排水口が臭ったことはない。また、時々排水口のトラップの水位を確認して、低いようだったら水を追加するようにしている。

なお、調べたら、この下水臭への対処はなかなか難しいようで、いろいろな説や対処方法が見付かった。中にはトンデモなものもあった。例えば、臭い時はマッチを擦って便器に入れるなんてのがあったが、それじゃ危険だし、火災報知機が鳴る可能性があるし、まず効かないと思うが・・・ 他(トンデモでない)には、部屋の気密が良過ぎるため、吸気が悪い状態で換気扇(今は常時換気しているせいもあるようだ)を使うと便器の水位が変わって封水が破れるという説があった。今回はそれも疑ったが、違っていた。

 

それにしても、以前からも書いているように、この建物にはこれ以外にもいろいろな問題があって(例: 窓枠の結露、なぜか湿度が高目、エアコン内部のカビ※)、見掛けとは違って良くないことを実感した。建物以外にも周囲(特に下の部屋)の足音・物音*がひどくて嫌気が差していた。とは言え、現状の収入なしの状態では引越すのは難しいと思っていた。

※エアコンについては、今朝散歩に出るまでは、内部の清掃方法を調べて(→ )、自分でできそうだけどすごく面倒だと思っていた。大家に頼むにしても、故障するか「黒い物が出る」(← 以前居たところでは本当にそうなったので、清掃してくれた)などと言わない限り、清掃はしてくれないだろう。

まあ、仮に引越してもエアコン内部の汚れはいつか起こるので、引越せば汚れるのが防げることを期待しているのではなく、(他にもいろいろ面倒が増えるうえに大家は何もする気がないので)「そろそろ逃げる潮時」という意味合いだ。

*騒音については、その後の検討・分析の結果、下の部屋だけではない(他の部屋や周囲の建物からも出ている可能性が高い)し、下にしても、悪気や故意でうるさくしているのではなさそうな(単に、連中がクソガサツなだけ)ことは分かったが、いずれにしても、僕にはうるさいことに変わりなく、容易に解決できる問題ではない(いくら うるさい連中を木っ端微塵にしたくても、手榴弾や機関銃を用意するのはなかなか容易ではないw)のは確かだ。

のだが、今日、気晴らしに散歩していたら、なぜかピンと来る建物・部屋(鉄筋コンクリート造らしく、最上階、角部屋)に「入居者募集」と書いてあったので撮影しておいて、帰ってから調べてみたら、家賃はそれほど高くなく(でも、総額は今より高いので交渉したい)、保証人不要※(保証会社利用)とあったので、光が差した気分で、とりあえず、無収入でも可能か問い合わせたら、すぐに不動産屋から返事が来た(ただし、まだ可否は不明)ので、すっかり乗り気になって、明日早速相談に行くことにした。

※保証人については、以前から頼んでいた(近くの)妹が遠慮したいと言って来て困っていたのだが、その後、もう一人の(遠方の)妹がなってもいいと言ってくれたので、とりあえず今の部屋は何とかなりそうな感じなので、大変ありがたく思っている。

そして、そこに限らず、無収入でも可能で静かなところがあれば、是非引っ越したくなってしまって、もう、引越しの計画を立て出しているw 引越しには数十万円のお金と多くの手間が掛かるが、イライラしたり嫌な気分で毎日を過ごすよりはずっといいと思う。もし次も駄目だったら、仕方ないからURを考えよう。

 

PS. 引越し歴を調べてみたら、ここにはもう6年近くも住んでおり、(実家を除いて)今までで一番長い感じで、騒音以外は気に入っているものの、確かに飽きて来たから、「そろそろかな」って気はする。でも、本当に引っ越せるかはまだ不明だ。実は、今の部屋の契約期限は来月末辺りで、以前から、更新せず・できずに引越すにしてもそんなに急には無理だと思っていたのだが、なぜか急にやる気が出たw

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実家で聴いたスマフォ(AQUOS sense lite)の音が大変悪くて、以前設定したイコライザを使ったり、再度耳で調整したのだが、どうも今ひとつだった。それで、もちろんスマフォに多くは求めないながらも、興味が湧いたので、どういう周波数特性なのか測り、その結果でイコライザを調整してみようと思った。

実は、そもそもは年末に修理から返って来たオーディオインタフェース(Focusrite Scarlett Solo)の動作確認に、PC(オーディオ)のスピーカーの特性を測定しようと思っていたのだが、スマフォの特性が気になったので、そっちをすることにした。なお、スピーカーの特性も測定したが、問題なかった。

手で持って聴く場合を想定して、(いつものように段ボールで)簡単なホルダーを作って測定してみた。すると、耳は全然あてにならないことが改めて分かって、毎度のことながら愕然としたw

なお、スマフォの特性を測定するには、PCの出すテスト信号をスマフォから出す必要があるが、PCのスピーカーと違って普通には出力できない。僕のスマフォでは(ネットのテザリングとは違って)AndroidがUSBのサウンドデバイスになることはなさそうなので、マイク端子に音を入れてスピーカーから出すアプリを使おうかと思って探したのだが、どうも直接的でなくて気に入らなかったので更に検索したら、すごく丁度いい方法があって助かった(→ 参照)。

それは、LinuxのPulseAudio(サウンド系)が出す音をネットでスマフォに送ってスピーカーから出すという、最も直接的な方法である。PulseAudioはなかなか高機能で、音をネットに出すこともできるようだ(JACK Audioでもできるようだが、やったことがないし、やるのは怖いし面倒だw)。スマフォ側は、それを受けるアプリ(Simple Protocol Player)をインストールして動かしたら、無事に音が出た。

ただし、使うイコライザ(例: Equalizer Pie(後述))によってはSimple Protocol Playerの音に効かないので、その時にはSoundWire (free)というのを使った。どうしてか、PulseAudioと違ってかなり(数秒)遅延があるのだが、特性を測定するソフト(REW)でトリガー音で測定開始するようにしたら、うまく測定できた。

SoundWireと同様の方法にVLCを使うのもあったが、やっぱり遅延が大きく、トリガー音で測定開始できることに気付く前だったので諦めた(トリガー音を使うなら、SoundWireよりも手軽でいいと思う)。エンコード用バッファの関係で遅延するのだろうか?

(1/4 4:50) スマフォの通信データ量をチェックして驚いたのだが、PulseAudioの転送はデータ量がとんでもない(測定のために1-数時間使っていただけで、1GB近くに達していた)ので、間違ってモバイル回線を使わないように注意が必要だ。圧縮していないせいはあるにしても、随分多い。また、SoundWireもPulseAudioの1/3程度と多かった。

耳で調整した時には、2kHzや4kHz辺りに山があるように感じた(その辺りを下げたら、感じが良くなった気がしたため)のだが、実際には山は7.5kHz付近にあった。。。

特性を見たら、2kHzや4kHz辺りなんて平らもいいところで、僕の耳は節穴かと言いたいが、聴覚特性に関係しているのかも知れない。等ラウドネス曲線では500Hz-4kHz辺り(特に4kHz)の感度がいいから大きく聞こえることや、錯覚のようなものがあるのかも知れない。

あと、うすうす感じては居たが、このスマフォは中低音が全く出ず、700Hz以下は期待できない。ここまではっきり出ないと、その割り切りに却って感心するw (某●ニー社とかだと、「何とかベース」とか言って、重低音を無理やりして出して宣伝しそうじゃないですか) 逆に、超高域(15kHz辺りまでは余裕だし、20kHz辺りまでも何とか)が出ているのが意外だし不思議だ。

それで、中低域は諦めるとして、イコライザアプリ(Equalizer Pro)で補正してみた。まあまあ山が下がったのだが、Equalizer Proは7.5kHz付近の調整ができないので、今ひとつ納得できなかった。それで他のイコライザを探したら、7.5kHzの近くの6.3kHzや10kHzが調整できる、Equalizer Pieというのが見付かって試してみたら、かなりいい感じに補正できた

ただ、どういう訳か、Equalizer Pieはイコライジングできるアプリが少ないようで、Spotifyには使えるのだが、YouTubeアプリやOperaには使えない。まあ、Spotifyに使えれば問題ないのだが、なんか気に入らないので、Equalizer Proを再調整してみたら、許せるくらいになった

最後に、実際にYouTubeにアップロードされていた曲(Sugar 「ウエディング・ベル」(1981))の冒頭に対して適用した例を示す(あらかじめ済みません(どうでもいいけど"Apology in advance."ってあるのだろうか?)。フリー音源を見付けるのが面倒だったので、好きな曲を使いました。権利者の方からクレームを頂いたら取り下げて入れ替えます)。

補正によって、高域のギラギラした感じ・うるささが大分改善された(でも、音量の違いやオーディオのスピーカーで聴くせいか、今聴くと余りうるさくない?)。ただ、オーディオのスピーカーでは中低域がちゃんと出ているので、そっちを聴くと「ああ、やっぱりこれだよなー」ってなってしまう。

てな訳で、このくらいの測定・調整なら、手軽にできて楽しいものだw

書いたあとで思ったが、楽器の音(調律ではない)は耳で作るのだと思うが(これはこれで、すごくおもしろそうだ!)、オーディオ機器・装置は耳では無理だろう。もちろん、後者は、あくまでも無色透明な音、平坦な特性を目指す僕の指向での話である。

 

PS. 測定中にスマフォがホルダから落ちてしまって、コネクタから着地して割れちゃったかなとか慌てたが、運良く無傷だった。

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これは以下の投稿の完結編です。

やっぱり、「無料のランチ」はないようです。最初の投稿では「ある」と豪語しましたが、撤回します。未完成の投稿は、補足・修正・訂正しました。 (11/22 12:48)


結論・結果

聴く位置を動かすのもスピーカーの位置を動かすのも副作用(特に共鳴)が大きくて駄目なので、元に戻した。

概要

僕の部屋は共振がひどくて、元々の位置(出窓にスピーカーを設置)以外は使い物にならないことが分かった。問題になった周波数は、例えば40, 60, 90, 143, 450Hz(いずれも付近)などと多い。それらの周波数で共振(共鳴)による強調(山)や干渉による減衰(谷)がある。更に、500Hz以上の高い周波数でも、机の天板や天井や床面での反射による干渉による減衰がある。すごく手強い、というか、ほとんど手に負えないことが分かった。

最初に聴く位置を動かした時に音が良くなったように感じたのは、気のせい(プラシボ効果)か、元の場所より共鳴が強くなって音の構成が変わったためではないかと思う。その時点では「おかしな音」に曝露した時間が短かったせいか、まだ耳に影響はなかったが、スピーカーも動かしたら更に共鳴が強くなったせいか、耳閉感が出てしまった(疲れのせいもあって、今でもまだ調子が悪い)。

イコライザを調整して、共鳴で強くなっている箇所を下げてみたが、下げ切れないのか、下げ過ぎあるいは下げる箇所の数が多過ぎて音が劣化するのか、やっぱり耳閉感が起こった。更に、使用するイコライザの種類(適性?)によっては耳痛も起こり、耳の問題は解決できなかった。この時点で完全に駄目になってしまった感じだった。

調整が少なくて済むよう、共鳴がマシな場所・配置を探してみたが、見つからなかった。シミュレーションアプリはあてにならず(なぜか、共鳴の山が余り出ない。反射率の設定が関係しているのかも知れない)、部屋の見取り図を描いて、駄目そうなところを避けて良さそうなところ(配置)を数箇所試したが、測定したら一番問題の143Hzが駄目だったので、元の場所より良くなることはないと判断して諦めた。

試したことと結果

  1. 聴く位置(椅子と机)を後ろにずらす。 → 最初は良かったが、長時間聴いたら耳閉感が起こっただろう。
    • スピーカーとの距離が増えて音が遠く感じたので、スピーカーを近付けようと思った。↓
  2. スピーカーを手前にずらす。 → 耳閉感が起こって駄目だった。
    • 使っていなかった本棚を横に倒して載せ、30cm程度手前に移動した。
    • スピーカーが近過ぎるせいで耳閉感が起こったと推測し、スピーカーを少し離して試すことにした。↓
  3. スピーカーを少し奥にずらす。 → 耳閉感は治まらなかった。
    • 本棚と出窓を併用し、20cm程度奥に移動した。
    • 聴く位置を後ろにずらしたことが良くないと判断し、全く新しい配置を試すことにした。↓
  4. 全く新しい配置にする。 → 窓際の数箇所を試したが、一番問題の143Hzの共鳴が改善することはなかった。
    • どうしても無理なことが分かって、諦めた。↓
  5. 元々の配置に戻した。 → 耳閉感はほぼ治まった。
    • それでも、場合(曲や調子による?)によって耳に違和感が起こるので、以前耳痛の起こったイコライザを使っている超低域カットフィルタ(low shelf, LS)が悪いのかと思い、イコライザでなくバスレフポートで調整できないか試すことにした。↓
  6. バスレフポートの調整 → 概ねOK
    • 全閉(付属のスポンジ使用)にしても聴感上は問題なかったが、なるべく低域の減少を減らしたかったのと、背圧を抜いたほうがいい気がした。
    • 細長く切った段ボールを巻いて、小さい穴の開いたプラグを作った。穴の直径が約1.3cmの場合(元の直径は約4cm)、(20から)65Hzまで、上記5で追加したLSフィルタとほぼ同等の特性が得られた(→ グラフのピンク)。
      • なお、ポートの形状と共振周波数の関係(ここを参照した)より、穴の径の増減はそれほど感度が高くないようだ。半分などにしないと、特性の変化は目立たなかった。
    • 聴いて試したら、耳閉感はほとんど起こらなかった(音作りのせいか、曲によっては危ない、あるいは、わずかに起こった場合があった)。また、耳痛は起こらなかった。
    • 低域に不満はなく、全般的に(特に高域は)ストレートな音に聞こえる。
    • これはまさに「ナチュラルフィルタ」だ。

(元に戻したのだから当然なのだが、)ようやく耳閉感や耳痛が解決し、音質にも満足できているが、音が余りにもストレートとかダイレクトで、曲の音作りによっては疲れることがあるので、気軽に聴くための「デチューン設定」(低域と高域を下げる?)はあったほうがいいかも知れない。ただ、逆に悪化する可能性はある(上記1か2の後にそれをやろうとして耳痛が始まった気がする)。。。

「だったら、もっとテキトーに調整(妥協)すればいいじゃん」と言われそうだが、僕としては、まずは「ちゃんとした音」(原音に近い音)を耳の手前まで届けることが基本・大前提で、その後で、状況や好みに合わせて調整すべきというスタンスだから、(たとえ疲れても、)可能な限りいい特性に調整する意味はあると考える。

前に書いたかも知れないが、水が(味付きでなく)無色透明、無味無臭の「普通の水」として入手できないと困るのと一緒だ。

調整後にストレートに聞こえるようになったのは、イコライザの設定を調整したためか、バスレフポートの調整で不要な超低音が減り、それが中高域に影響を及ぼさなくなったためか、やっぱり気のせいかw

特性の測定結果、イコライザの設定など

各配置の特性の比較(イコライザでの補正前)のグラフを以下に示す。すべてのチャネルを表示するとグラフが煩雑になるので、左チャネルのみを示す(なお、右チャネルは143Hzの共鳴が左よりひどい)。同様に、配置による差異が顕著な周波数帯域(30-500Hz)だけを表示する。

  • グラフ1: 元(変更前)の状態(青), 聴く位置を後ろに45cm移動(緑), スピーカーを手前に(30cm程度)移動(赤)
    • 聴く位置を後ろに移動すると(緑)、共鳴によって143Hzの山が高くなった(そればかりか、他にも共鳴ができた)。一方で、低域が増して60Hz付近の谷がなくなった(そもそも今回の作業は、この低域の補完を狙ったのだ)。
    • スピーカーを手前に移動すると(赤)、143Hzの共鳴は悪化し、低域(80Hz付近)も悪化する。
  • グラフ2: 元(変更前)の状態(青), スピーカーを手前に(30cm程度)移動(赤), スピーカーを少し(20cm程度)奥に移動(ベージュ)
    • スピーカーを少し奥に移動すると(ベージュ)、聴く位置を後退しただけの状態や元の状態に近くなるため、143Hzの共鳴は改善する。
  • グラフ3: 元(変更前)の状態(青), 新しい配置の試行(朱: 「窓際2」)
    • 窓際への設置(朱)は、143Hzの共鳴がかなり悪化することが分かる。超低域の共鳴らしきものも良くない。
  • グラフ4: 元(変更前)の状態(青), 元に戻して(緑), バスレフポートの調整後(ピンク)
    • バスレフポートの調整によって(ピンク)、超低域が幅広く(40Hz付近で6dB程度)下げられていることが分かる。

結局、元々の設置状態が一番まともだったと言える。

最終的な補正後の特性(左図: 主要部)とイコライザの特性(左図: 上部)と設定(右図)を以下に示す。

結局、問題の60Hz付近の谷は解消できていないが、今のところ、どうにもならない。ここを我慢するか、埋める代わりに他(例: 143Hz)の共振をひどくするかの選択となり、総合的に、特に耳との相性を考えると、前者の方が得策だと判断した。

今気付いたが、最初に試した、聴く位置を後退させて60Hzの谷を埋めつつ、(今の)バスレフポートで超低域を減らす構成なら143Hzがそれほど大きくならないから、結構いいかも知れない。しかし、80Hz付近は逆に悪化するし、音が遠くに聞こえる問題があるし、なかなか体力と気力が追いつかないので、保留する。

また、右チャネルのイコライザのフィルタ数が4個と多いのが気に入らないが、減らす(高い方の2つを1個にまとめる)と、共鳴を減らしきれないせいか、今一つ耳との相性が悪いようなので(耳の調子によるのかも知れない)、この設定にしている。高い方2つの減衰量は小さいのだが、他のフィルタと重なることで効果があるようだ。

配置を変えて良くなったと思った曲を改めて聴いてみて

配置変更後と戻した今で、同じ曲を数曲試した結果を示す。

試した条件の記号

  • 「後退」: 聴く位置を後ろにずらした後
  • 「本棚」: スピーカーを手前に動かした後(横に倒した本棚に載せた)
  • 「戻す」: すべての配置を元に戻した後

比較結果

  • The Knack: "My Sharona" (Spotifyにて)
    • 後退: 左の音の小さいギターが初めてちゃんと聞こえた!
    • 戻す: (後退がどれを指しているか分からないが、中央辺りから始まるものとする) 左の音の小さいギターは他の音に混ざってしまって、今ひとつはっきり聞こえない。
  • ビートルズ: "Strawberry Fields Forever - Remastered" (Spotifyにて)
    • 後退: イントロの笛がリアル。エコーの掛かったドラムも。
    • 戻す: イントロの笛もエコーの掛かったドラムも聴き慣れた感じで、特にリアルさは感じない。
  • ビートルズ: "Abbey road" [2009 remaster]
    • 後退: [全体的に] 中高音(例: ギター)がクリア・リアルになった気がする。
    • 本棚: "Here comes the Sun"や"Sun King"などで低音が弱い感じ。
    • 戻す
      • Come together: 聴き慣れた感じ。クリア・リアルさが増したとは感じない。
      • Here comes the sun: 低音が少し厚目な感じ。アコースティックギターがいい感じ。
      • Sun King: バスドラの低音は弱い(これは曲(音源)自体の問題)。
  • YMO: "Solid state survivor"
    • "Absolute Ego Dance"
      • 後退: 頭の音のキレがすごい。バスドラもいい。ちょっと身体に響く感じ。
      • 戻す: 頭の音のキレは「すごい」とまでは行かない。バスドラは身体に響くとは言えない。
    • "Rydeen"
      • 後退: イントロも、今までになくいい。低音が分厚くなった感じ。
      • 戻す: イントロは聴き慣れた感じ。低音は少し厚い感じ。音の押し出しは強い。

配置を戻したら、変えた後に良く聞こえた感じはほとんどなくなって、元の聴き慣れた音に戻っている。元に戻したのだから当然なのだろうが、変更後に良く聞こえたのは、実は良くなかったのか本当に良かったのかは不明だ。ただ、気のせい・思い込みや共鳴での強調による影響はあったと思う。それとは別に、「戻す」を試した今日(11/20)は耳の調子が悪いせいもあって、それほど良く聞こえないのかも知れない。

改めて比較して意外なのは、自分の印象がそれほどブレない(配置を戻せば元の聞こえ方になった)ことが分かったことだ※。ということは、配置変更後に音が変わって聞こえたのは、気のせいばかりではなく、(良し悪しは別として、)音の成分・構成が変わっていたことによる影響があったと考える方が良さそうだ。

※とはいえ、記録していた曲・箇所とは別に、やっぱり、元に戻したあとに聴いた曲で「初めて聞こえた」のような感想はいくつも出た。だから、正直なところは良く分からない。。。

設置について分かったこと

  • 定在波の観点では、スピーカーは壁の近くに置いた方がいい。
    • この部屋では、スピーカーも聴く位置も出窓と壁に近くまとめた方がいい。
  • 部屋には、網の目のように定在波による共振(腹)と干渉(節)があるようだ。
  • 部屋を横より縦に使うほうがいい。
  • 部屋の中央はどうしても駄目。
  • 「38%ルール」(→ 参考)は結構当たっている(ただし、生活との共存には無理がある)。今までは中央付近が一番いいと思っていたが、そうではないようだ。コンサートホールではどうなのだろうか?
  • 机も結構影響があって、良くない。
  • +20dBなどという山は調整不可。破綻している。
  • この部屋では、クローゼットの扉を閉めると全然駄目。扉での反射が強いようだ。

山・谷と原因の推測

この部屋は周波数特性の山・谷が非常に多い。L, Rの次は周波数(Hz)、「(谷)」以外は山、周波数の次は波長(m)、最後に推測した原因を示す。太字は特に強い(鋭い)ところである。

  • L: 42: 8m → 4m= 横?
  • R: 55(谷): 6.2m: ?
  • L: 61(谷): 5.6m: 奥行き(出窓込み)?
  • LR: 68: 5m → 2.5m= 上下?
  • R: 80(谷?): 4.3m= 横(クローゼット込み)?
  • L: 84(谷?): 4m= 横(クローゼットなし= 3.9m)?
  • R: 85: 4m= 横(クローゼットなし= 3.9m)?
  • L: 93: 3.7m: → 1.85m?
  • R: 111(谷): 天井での反射(経路差= 3.1m)
  • R: 125(谷): 床での反射(経路差= 2.7m)
  • LR: 143: 2.4m → 天井(2.4m)
  • LR: 175: 1.9m → 3.8m= 横?
  • LR: 226: 1.5m= 出窓の幅
  • R: 285(谷): 1.2m → 天井(2.4m)?
  • R: 332: 1.02m= 出窓の高さ
  • R: 380(谷): 89.5cm (94Hzx4?)?
  • LR: 450: 75.5cm → 38cm, 1.5m= 出窓の幅(1.54m= 221 → 442Hz)?
  • L: 530(谷): 64.1cm: 机の天板での反射(593Hz(経路差= 57.4cm)が少しずれて出ている)?
  • L: 586: 58cm: 机の天板での反射(593Hz(経路差= 57.4cm)が少しずれて出ている)?
  • R: 573(谷): 59.3cm: 机の天板での反射(593Hzが少しずれて出ている)?
  • R: 610(谷): 55.7cm: 机の天板での反射(593Hzが少しずれて出ている)?
  • L: 687(谷): 49.4cm: 出窓の幅(226Hzx3)?
  • R: 1.4k(谷): 24.2cm: 机の天板での反射(530Hzx3)?
  • R: 1.5k(谷): 22.7cm: 机の天板での反射(530Hzx3)?
  • L: 1.6k(谷): 21.2cm: 机の天板での反射(530Hzx3)?

※反射の計算はFloor/Ceiling Reflection Calculatorを用いた。

原因はどうであれ、山・谷が多いことは確かで、それらを全部補正することはできない。しようとしたら、フィルタが多くなり過ぎて音が悪くなる(鮮度が悪く聞こえたり、耳が痛くなる)。もちろん、フィルタで(増幅して)谷を埋めようなどと思ってはいけない。なので、できるだけ「いい位置」を探し当てることが重要だ。

耳の問題の原因を推測

今までの経験から、以下を推測している。

  • 耳痛、「刺さる」感じ: イコライザの種類や設定の問題?
  • 耳閉感: 強過ぎる超低域、共振での大振幅(特定周波数の強調)、イコライザの設定の問題?、耳の不調
  • 耳鳴り: 耳の不調

その他

  • 定在波と対処の方針については、このページが一番わかりやすかった。
  • 低域の共鳴は人体の影響で1-2dBくらい強まるようだ(聴感ではもっと大きくなるように聞こえたが、移動して聴く位置が変わったせいがあるのだろう)。

まとめ

一か月近くの悪戦苦闘の結果は、最初に書いたように、「元の位置がベスト」だった。ただ、何も収穫がなかった訳ではなく、超低域(40Hz)の共振とその悪影響に気付いたのが良かった(今分かったのだが、新しくADCを導入する前は、マイクアンプの特性なのか、超低域が低目に出ていて、その分に気付いていなかった※)。

そもそも、僕の大きくないスピーカーでそんなに低い音が豊富に出せる訳がなく、共鳴で強調されていたのを「意外に出る」などと思っていたのが間違いで、その横(60Hz)の谷を埋めるのでなく、共鳴でできた山を削ってフラットに近づけるべきだったのだ。最初に聴く位置を動かして60Hzの谷が埋まったのは共鳴に近かったのかも知れないし、その場所では40Hzの共鳴が更にひどかった。

※今ちょっと不安になったのは、実は、新しいADC(Scarlett Solo)のマイクアンプが超低域を強調していることはないのかということだ。でも、さすがにそれはないと思う。いずれにしても、あとで測ってみたいが、可能なのだろうか?

(11/21 21:53) 可能な範囲で調査・測定したところ、Scarlettには問題なく、それ以前に使っていたマイク電源(Behringer PS400)とマイクアンプ(オーディオテクニカ AT-MA2)とサウンドカード(ASUS Essence STX II)に原因がある可能性が高いことが分かった。

詳しくは別に書きたいが、マイク電源は、マイクに掛けている電圧(48V)が出力側に出ないようにカットする仕組みが簡易なため(コンデンサを使っている)、言ってみれば「相性問題」が生じやすいのではないかと推測する。そして、電源に繋がっているマイクアンプの入力部も同様の仕組みで電源の影響を受けるのか、あるいは、コンデンサマイクのようなハイインピーダンスの機器は想定していないのか、やっぱり相性が悪いようだ。更に、サウンドカードも若干相性が悪い。これらが重なって、超低域が数dB低下していた(例: 40Hzで3dB前後)ようだ。

そして、超低域他の共鳴への対処のためにバスレフポートやイコライザを(再)調整したせいか、音が少し良くなった(変わった)気がする(例: 移動前より音のクリアさが増した気はするし、今まで気付かなかった音も聞こえる)が、やっぱり気のせいではないか。特に、「気付かなかった音」なんて今までも何度もあるので、聴くたびに新たな発見があるのではないか。そして、疲れのせいもあって、今でもまだ耳の調子は悪く、曲(音作りによるのだろう)によっては耳閉感が起こる。

それから、バスレフポートの穴の径の調整が効果的なことが分かった。超低域のlow shelfフィルタと同等の効果が得られた。イコライザで超低域の調整をすると耳との相性が悪いので、ポートで調整できたのは良かった。

という訳で、今回は負けだ。今以上に音質を良くすることは無理だ。

でも、これで終わりではないと思う。性懲りもなく新しいアイデアが出るかも知れないし、今回の失敗を忘れて同じことをするかも知れない。でも、すごく疲れたので、しばらくは休む。

 

... とはいえ、備忘録としてTODOを書いておく。

TODO(または「今後の課題」w)

  • 聴く位置を後退させて60Hzの谷を埋めつつ、バスレフポートで超低域を減らす構成を試す。
  • [済] Scarlett Soloのマイクアンプの特性を測定する(超低域を強調していないか?) (11/21実施済み。本文に追記した)

 

(11/21 21:53 超低域の低下の調査結果の概要を追記, 22:37 若干修正、完成とする。)

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完結編: 「ないものねだりの子守唄? (振り出しに戻る・・・)」に書きましたように、結局、設置の変更は失敗でした。特に、本稿で書く予定だった、スピーカーの位置を動かすと共振が強くなって良くないことが分かりました。それで、本稿を予定通りに書いても余り意味がないので、最終的な結論に合わない箇所はその旨注記することにしました。 (2019/11/22 12:40)


(Fixed a hole! (pt. 1) の続き)

スピーカーも動かす・・・

聴く位置を後ろにずらす(45cm)ことで音質がかなり改善されたのだが、そこで不満だったスピーカーの遠さ(+ディスプレイの邪魔さ)を緩和するために、スピーカーを少し手前(聴く位置の近く)に移動したくなった。これがなかなかの大作業だった。。。

  1. 検討・準備
    1. スピーカーを少し移動して試す。
    2. 比較・検討
    3. 止めたが、やっぱり動かすことに。
    4. 台を探す → 良さそうなものがあったw
  2. 移動!
  3. 特性の確認、イコライザの調整、評価
    1. 特性の確認
    2. 最初の調整、評価
      • やっぱり、スピーカーが近いといい。ダイレクトな感じや音に包まれる感覚がいいし、リアルさが違う。
      • ただ、曲によっては(例: "Sun King")低音が弱く感じることがあった。
    3. 改良、評価 → 耳痛
      • イコライザの設定の不備で新たにできていた115Hzの谷を緩和しようとした。その時に手抜きをしようとして、以前耳が痛くなったイコライザ"Triple band parametric with shelves" (今使っているもの"4-band parametric filter"より設定可能範囲が広いので、楽に調整できる)を使った。
      • 最初は問題なかったのだが、時間が経ったらやっぱり駄目だった(耳が詰まる感じになった)。疲れかも知れないので翌日に再度試したが、やっぱり駄目だった。手抜きはいけないようだ。
    4. 元のイコライザを再度改良し、115Hzの谷の緩和に成功。
      • 今までのところ、危ない曲はあったものの、耳痛は起こっていない。
    5. 再度評価
      • "Sun King"の低音(バスドラ)の調査 → 実は、元々軽目・弱いのでは?
  4. 調整・改良・後始末
    1. 台の改良
      1. がたつきの調整
      2. 安定性の向上
      3. 下部にフェルトを貼る。
    2. 各要素の位置の記録
      • 作業などで一時的に移動しても復元できるように、配置図を描いた。

      • 位置を記録したので、位置の目安のマーク(マスキングテープ)は剥がした。
    3. 各機器・ケーブルの整理: 大幅に整理して、かなりすっきりした。
  5. 終わった → 疲労困憊
  6. と思いきや、耳痛が・・・ → 対処・調査中の記録 → 結局解決できずに、元々の配置にもどした。経過などについては「ないものねだりの子守唄? (振り出しに戻る・・・)」の「試したことと結果」を参照のこと。 (11/22)

残件

注: この配置は中止したので、以下は実施しない。なお、他にも山や谷があり、それらの一覧と原因の推測を「ないものねだりの子守唄? (振り出しに戻る・・・)」の「山・谷と原因の推測」に記載した。 (11/22)

  • 75Hzの谷
    • 聴く位置を移動したら、60Hzの代わりにできてしまった。60Hzとは別な定在波のモード(奥行き+高さ または 幅+高さ?)によるようだが、何とかできるものだろうか?
    • → クローゼットを閉めて試したが、なぜか耳が痛くなってしまった。聴く位置を少し変えてもみたが、今ひとつだった。どうやら、今の構成(位置、イコライザ設定)が最適な感じだ。
    • なお、この周辺の周波数について楽器(シンセのベース)で音量を聴き比べたが、違いが分からなかった。倍音があるためだろうか。なので、実用上の問題は大きくなさそうだ。
  • 143Hzの山
    • スピーカーや聴く位置の関係があるのだろう、143Hzの山が強い。今までもあったのだが、スピーカーを移動したら、更に3dB程度強くなって15dBくらいになった。イコライザで下げて補正できては居るが、(気分的に)余り好ましくない。
    • ただ、曲を聴いても発振のような破綻はしておらず、楽器(シンセのピアノ)で確かめてみたら、他の音より若干大きい程度で大きな問題はなかったので、ひとまずは保留にしているが、不自然には違いないので、やっぱり何とかしたい。
    • とは言え、これは天井と床に起因するようで、聴く位置がその中央なので、おいそれとは直せない。スピーカーも聴く位置も、高さを大きく変えることが難しい。他には前後だろうが、これ以上後ろには行きたくない。音の拡散を狙って、大きい球形などの音を拡散しそうなランプシェードを検討したのだが、聴感上の問題がなかったので保留している。バランスボールを床に置いて改善があるか見てみるのも意味があると思っているが、そんなものは持ってないし、買ったら後で困るw

聴いた感想

注: 共鳴などのため、この配置での音は良くないことが分かった。ただ、元に戻したあとでの感想とは異なるので、その比較を「ないものねだりの子守唄? (振り出しに戻る・・・)」の「配置を変えて良くなったと思った曲を改めて聴いてみて」に記載した。 (11/22)

評価で曲を聴いた時の、生の感想をいくつか紹介したい。どのくらい音が改善できたか、想像・理解して頂ければ幸いである。

  • 聴く位置を後ろに移動した後
    • Abbey road (The Beatles): 一番最初に試した。
      • 音が遠い感じ。直接感や音に包まれる感じが減った気がする。
        • 注: 一番最初の印象がこれなので、スピーカーとの距離や位置関係は予想以上に重要そうだ。
      • 低音が少し増えたかも。 → 慣れが要る※(ブーミーになっていた)。 → イコライザを修正したら音がすっきりして聴きやすくなった。
        • ※注: イコライザの設定が不完全だったために違和感があったようだ。
      • 中高音(例: ギター)がクリア・リアルになった気がする。
        • 音量が大きいだけ?
        • 机での反射が減ったせい?
    • ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 (ルガンスキー)
      • 何となく低音がいい。少し増えた。
      • ピアノのすごみのある音がリアルな感じ。
      • イコライザを調整後は少し低音が減ったが、クリアな感じになった。適切なレベルではないか。
    • Solid state survivor (YMO)
      • "Technopolis"
        • (音量がすごく大きい!)
        • いい感じ。低音が(すごく出ているのに)破綻していない。
        • エレクトリックギターがリアル。
      • "Absolute Ego Dance"の頭の音のキレがすごい。
        • バスドラもいい。ちょっと身体に響く感じ。
      • "Rydeen"のイントロも、今までになくいい。
        • 低音が分厚くなった感じ。
      • "Behind The Mask"のハイハットを小刻みに叩く音がいい。
      • "Day Tripper"の頭の低音(シンセベース?)が今までに聞いたことがない音でいい。低音が身体に来る。
      • "SOLID STATE SURVIVOR"の頭から鳴り続ける高音(電子音だが、シンバルとかパーカッションっぽい)がいい!
    • 全体的に・その他
      • Spotifyの音は何となく少し鮮度が落ちる感じ(耳が疲れたのかも)。キレ・迫力が少ない。音量正規化しているから?
      • 以前と比べて良くなったことが多い。
  • スピーカーを手前に動かした後
    • (注: この配置は中止したので、記載しない (11/22))

副作用など

  • 疲労、ひどいだるさ(10/28頃まで): 肉体労働と測定や調整に神経を遣ったせいだろう。身体は、特に脚や肩や腕が痛かった。それから、日記に書く日付が重複して一日遅れていたのに、さっき(10/29 夕)まで数日間全然気付かなかった。なんか、重症っぽい・・・
  • ひどい腰痛(10/25頃から): 10/27頃からは、なぜか起きる時がひどい。以前から寝過ぎるとなっていたが、今回は寝過ぎていないのにひどい。良くない姿勢で重い物を持ったり作業したり、中腰や四つん這いで作業したり、測定の時に立ったり座ったりを繰り返したせいか。
  • 酒の飲み過ぎ(10/25頃): 音が良くなって気分が良かったのか、その日は大き目の瓶だったせいもあるが、気付かないうちに限度を超して飲んで気持ち悪くなって、急遽歯も磨かずに寝た。
  • 不眠(10/26から2日間): 珍しい。原因不明。疲れ過ぎるとなるのか。
  • 耳の不調: 合わないイコライザによる痛み以外に、それ以前からあった突発性難聴的な詰まったような感じになるのがぶり返した。右耳が悪い。疲れのせいか。折角音が良くなったのに、余り長くは聴けなくて残念だったが、10/27夕方頃から治ってきた。
    • 注: 耳の不調は、疲労もあるだろうが、共鳴などで変質した音を聴き続けたたために起こった可能性が高い。配置を戻したらほとんど治った。 (11/22)
  • 壁に貼っていたカレンダーがスピーカーに隠れて見えなくなったので、カラーボックスの横に移した。思わぬ誤算だw
  • 副作用とはちょっと違うが、余りにも音が良くなったため、ちょっとデチューンした、気軽に聴ける「普段遣い」の音もあるといいかもと思った。聞き疲れではないのだろうが、いつも「真剣勝負」な感じなので聞き流すのがもったいない気がするのかも知れない。ただ、切り替えし忘れるのが嫌なので、やらないと思う。

お世話になっているツール・サイト

  • 音響特性測定ソフト: Room EQ Wizard (REW): これがなければ始まらない。Windows版などもあるようだ。
  • UNIX/Linuxの計算機: bcコマンド(-lを指定): ボタンをクリックしなくていいので、僕には「電卓」アプリより便利 (計算にはGoogle検索も利用している。関数を使う時はこっちの方が便利)。
  • 高精度計算サイト: 周波数と波長の変換: 日々の暮らしに欠かせないw
  • デシベル計算: 3dBとか6dBなどのピンと来るもの以外の計算に、便利に使っている。時々繋がらない?
  • 定在波シミュレーションソフト: Stndwave2: シミュレーション結果はそれなりに合って目安にはなるが、やっぱり実際の特性を確認しないと駄目。

その他

  • 特性の測定に使っているソフトREWには、RoomSimというStndwave2相当の定在波シミュレーション機能があることに今回初めて気付いた。が、使い勝手はいいものの、機能が不十分なのでStndwave2に戻った。特に、200Hzまでしか計算できないので、いい配置になったと思ってもStndwave2(500Hzまで可能)で確認したら200Hz以上が駄目でがっかりした(実際には、定在波の影響を調べるのは200Hzまでで充分なのかも知れないが、経験が浅いので分からない)。あと、グラフの縦横比の関係で凹凸が浅く見えるので、特性がいいと誤解しやすかったのも良くない。
    • RoomSimに感心して寄付しようとしたのだが、PayPalは日本からの寄付ができずに諦めたら、そのあとで上記の問題に気付いたので、寄付しなくて(できなくて)正解だったw まあ、それ以前に特性測定で随分お世話になっているから寄付してもいいのだが、できないものは仕方ない。
  • 特性測定・調整時(特にイコライザの調整時)は、PCの操作と(測定に影響が出ないよう)マイクから離れることを繰り返すのだが、中腰や床に膝をついて操作をすると疲れるし、腰に悪い。しかし、椅子に座ると測定開始時にすばやく離れられないし、椅子は結構大きいので測定に影響しそうだ。そこで、昔スピーカーの台に使っていて、今回も試行中に使った、高さ35cmくらいの木箱が役に立った。操作時に座れて楽だったし、小さいから邪魔にならず、すぐに立てるので便利だった。それでも測定が多かったので、尻が痛くなったw
    • 測定時には椅子より木箱の方が便利

  • 余りにも測定・調整を繰り返すので、毎回離れるのが面倒になって、木箱に座ったまま測定していたら(低音の測定だったので、波長が長いから少しくらい何かあっても関係ないだろうと思った)、自分の身体の影響で低音が強くなってしまったためにデータが無効になって、イコライザを作り直す羽目になった。手抜きは良くない。その後は、測定中は明子姉ちゃんや家政婦さんのように壁の陰に隠れて見守ることにしたw
  • そういう点では、前にも書いた気がするが、リモートでゆったり座ってPC操作や測定開始ができるようにするなど、本質的な改善が必要だ(などとやっていると、それはスタジオを作るみたいなもので、段々何をしているか分からなくなって来る)。
    • 更に、(言葉が合っているか分からないが、)RPAのように、オーディオ機器の配置・再生特性調整を自動でやってくれるロボットがあったらいいなあと、今思った。これがあれば、もう腰も尻も痛くならないし、筋肉痛からも解消されるw
  • USBオーディオインタフェースScarlett Soloを買う時は、使うのは多くて年に数回くらいだろうと思っていたのだが、いいのか悪いのか、意外に多かった。毎回出して仕舞うのが面倒なので、今はカラーボックスの棚を増やして常置している。
    • 注: この作業のために使っていたら、Scarlettが壊れてしまった。酷使はしていないのに、随分弱いと思う。 (11/22)

最後の数言(の予定だったこと)

お金じゃないのよいい音は

高い機器を買うのは否定しないけど、「そのすごいやつが本当にいい音出しているか、評価・確認した?」と聞きたい。大抵の人は測定器・測定できる仕組みなんか持ってないはずだ。

(2019/11/22追記) 大抵の方が測定器を持っていないと決め付けていましたが、実際にはお持ちの方もいらっしゃることを知りました。決め付けたことをお詫びします。

すると、「測定器なんかでいい音が出せる・分かる訳がない。数値に現れないものがあるのだ。音の良し悪しは耳で判断するのだ」などと言う人が居る。最終的には感性・好みで判断することには同意するが、人間の感覚ほど定量的でなく再現性もないものを※、どうして音質の基準として使えるのか全くの謎だ。基準が怪しかったら、何をしているのか分からないではないか。「少し科学を学んでくれ」って言いたい。

※と言いつつ、目分量は結構当てになることも今回実感した(例: 何かの長さに差があれば大抵分かる)。でも、数値では表せないし再現性もないし、精度は機械には及ばない。

 

(2019/11/22 12:40 注記追加・補足・修正・訂正し、完成とする。; 11/22 14:00 デシベル計算のサイトを追加)

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完結編: 「ないものねだりの子守唄? (振り出しに戻る・・・)」に書きましたように、結局、設置の変更は失敗でした。それで、最終的な結論に合わない箇所はその旨注記します。 (2019/11/22 12:45)


本当にオーディオにはキリがない。この一週間(10/27頃まで)、試行錯誤で頭と肉体を酷使しまくって疲労困憊だが、成果は大きい。しかも、無料で(手持ちの雑品と僕の人件費wは除く)音質を改善できた。

Q. そんなことできるの??

A. できまーーす!!※

※できる場合は多いですが、どんな場合でも可能とは限りません。また、充分な知識と検討と準備が必要です。

注: やっぱり、「無料のランチ」はないようです。上記Aは「無理でーーす」に訂正します。 (11/22 12:45)

今までも音は悪くないと思っていたのだが、信じられないことに、「あれは何だったの?」ってくらい、リアルとかダイレクトな音になった(気がする)。まさに一皮剥けた感じで、高音はストレートに飛んで来るし、「こんなに出ちゃっていいの?」ってくらい低音が豊かになったし、何度も書いているが、今回も、今まで聞こえていなかった音が聞こえて来た(それにしても、マスターには一体どれだけの音が入っているんだって思う)。そして、今まで知らなかった・意識していなかったことも分かった。

きっかけ・事前検討

アンプの音量つまみのバージョンアップなどが終わって暇なので、のんびり音楽でも聴いてればいいのにw、ちょっとオーディオをいじってみようと思った(だったかな)。その時は、この「ちょっと」であの恐ろしい底なし沼に片足を突っ込むことになるのを知る由もなかった・・・訳でもないw いわゆる、「押すなよ、絶対押すなよ!」状態である。そして、何年間も解決できず、部屋のせいだから対処は無理だと思っていた、宿痾の「60Hzの谷」を何とかしたくなった。具体的に言うと、その気に入らない谷を埋めたかった。

60Hzの谷

原因は部屋による定在波の影響なのは分かっていたので、(今まで何度も失敗しては居たが、)それを何とかできるならしようと思った。ただ、実害がないのに何かするのは馬鹿らしいので、楽器(シンセのベース)の音で影響を調べてみた。すると、当然ながら数値(音量)的には60Hzは小さくなっているのだが、聴感上は「弱く聞こえる」程度で、両チャネルで音を出せば問題なかったので、音楽の再生には問題なさそうだった。それで、「スピーカーの位置・設定を変える必要はない。」という結論になって、終了となった。

と思いきやw、やっぱり検討を続けていて、部屋のサイズから共振周波数を計算したり、定在波のでき方をシミュレートするソフトStndwave2で調べたら、問題の定在波は部屋の長さ方向で生じているようだった。Stndwave2でさまざまな配置をシミュレートしてみたのだが、聴く位置を後ろにずらすと改善されることが分かった。

それで、マイクの位置を少しずつ変えて特性を測定したら、元の位置から45cm程度後ろに下がると(始める前はもっと少なくていいだろうと思っていたが、予想外に大きかった。波長が長いせいだろう)、確かに60Hzの谷がなくなっていた(グラフは後日測定したもの)。が、他の周波数に谷がある(例: 左の80Hz前後が凹んでいる)し、45cmも下がると部屋の「余白」がなくなってしまうなど いいことずくめではなかったので一旦見送った。

マイクの位置を少しずつずらして、特性を測った。テープの位置で測定した。

諦めきれずにいろいろ調べたら、スピーカーや聴く位置の設定にはセオリー(例: 「38%ルール」: 参考)があるようなので検討してみたのだが、シミュレートしても効果があるものがほとんどなかった。僕の問題に効果があったのは一個(Speaker Placement Calculatorsの"Real Trap 38% Option 2")だけだったのだが、それは部屋全体を占有するので、さすがに実現できない。それから更に配置をシミュレートしてみたが うまく行かず、「この部屋ではこれ以上いい配置ができないので、諦める。」という結論になった。

はずなのだが、気付いたら再開していたw 定在波は壁での反射で生じるのだが、反射またはその影響を減らすには、吸音や拡散などの方法がある。一方、60Hzのような低音の吸音は現実的でない(普通に市販されている吸音材は100Hz以上にしか効果がなく、こういう低音に効くものは、ものすごく分厚く(= 高価に)なるようだ)ので、拡散してみようとした。が、(実は以前も試して失敗しているのだが、)余り効果がなかったうえに、実現性に乏しかった。

拡散による改善の方法は、音量が最大になる場所(「腹」と呼ばれるようだ。以下、「極大点」)に反射材(「壁」)を置いて、定在波になる方向(= 180°反対の向き)以外に反射させればいい(吸音の場合は、同様に極大点に吸音材を置いて、反射波を少なくする)。

極大になる位置を調べるのは簡単で、PCなどから対象となる音(今回は60Hz)を出して、スマフォの音量メーターアプリで音量を見ながら部屋を動き回ると、音量が変化し、極大点と極小点(「節」と呼ばれている)が分かる。

スマフォのオーディオ性能は悪いが、この測定には充分使える。というのは、測る周波数が一定なので、マイクなどの感度が時間や振幅とともに変わりでもしない限り、同じ音量の音に対しては概ね同じ数値が表示され、音量の大小に比例して数値が変わるからだ。

反射材としては、今は使っていない、部屋を半分に区切る引き戸を使った。意外に大きく・重くて扱いが大変だった。部屋の半分から少し後ろ辺りや、後ろの壁辺りに引き戸数枚をアコーディオンカーテンのようにギザギザに置いて測定した。

確かに、60Hzの谷は数dB(最大約4dB)改善されたが、焼け石に水だ。そもそも、そんなに大きい物を用意できないし、常設するのも難しい・・・

拡散は諦めることにして、次に、スピーカーを設置している出窓の奥行きは約40cmで、最初に試した時に効果のあった後ろずらし量(45cm)に近いから、それを埋めれば相対的に聴く位置を後ろにずらせるはずで、実際の聴く位置はそのままでも後ろにずらしたのと同じ効果が得られると考えて板を置いて試したのだが、駄目だった。スピーカーの部分を除いて、板で出窓を完全に塞げばいいのだろうが、さすがに無理過ぎる。

出窓の奥行きを埋めようとしたが、失敗だった。

拡散などの「板物」とか力技で対処するのは無理があったので、再びStndwave2でスピーカーや聴く位置の配置をシミュレートしまくって(まさにパズル)、偶然良さそうな配置を見付けて、ダミーのスピーカーと机を置いて使い勝手をみてみたのだが、聴く位置(僕)とスピーカーの間に机を置くためにスピーカーが見えない(= 高音が劣化する)という問題があるので、却下した。

配置の問題は、スピーカー2個と聴く位置それぞれの前後・左右・高さが可変だし、基本的に部屋の形状は変えられず制約が多いから、思い付きで手当り次第やっても解は出ない気がする。それで、自動で最適な位置を見つけるソフトを探したが、少なくとも無料のものはなかった。あったのは、上に挙げたような、規則に従って設置位置を計算するものとか反射波の計算をするもの程度だった。

他に、PA用の音場シミュレーションソフトはあったが、「いい音質で聴く」ではなく、会場の多くの人に「ちゃんと聞こえる」(音量が重要なのだろう)ことを主目的にしていたので使えなかった。

諦め掛けたのだが、更に検索したら「目から鱗」的なページがあった。部屋の位置と定在波の影響が図示されていて、僕が苦労している60Hzは「1波長のモード」になっていて、それは部屋の長さの1/4の奇数倍の位置で極小になることが分かった。それで、聴いている位置を調べてみたら、みごとにその1/4の点だった。それで60Hzが谷になっていたことが分かった。

実は、これは最初から分かって居たし、上記の拡散などを試した時にも分かって居たはずなのだが、どうしてか、そのページでようやくピンと来たようだ。

それで、一旦却下した、聴く位置を前後にずらすことを再検討することにした。なるべく聴く位置を下げたくなかったので、前回より更に細かく位置を変えて、最適な場所を探した。定在波の極大点を調べた時と同様に、PCから60Hzの音を出して、マイクの位置を少しずつずらして音量(SPL)を測った。

結局、最初の結果と同じく元の聴く位置から45cm程度後ろに下がるのが最適なことが分かったので、その位置で特性を測定したら、(最初と同様、)確かに60Hzの谷がなくなっていた。左チャネルは、完璧と言っていいほど見事に埋まっている。まさに「劇的な効果」だ。それで実際にどのくらい音が良くなるのか、本当に聴く時の構成で(= 机と椅子を動かし、イコライザも調整して)試すことにした。気付いたら、腰くらいまで沼に埋まっていたw

(僕の部屋の場合、)聴く位置を数十cmずらすだけで音が良くなる可能性があることが分かった。本当に無料なのだ。嘘じゃなかったでしょw

聴く位置をずらす。

疲れのせいかあまり記憶がないが、基本的に作業は机と椅子を後ろにずらし、イコライザを調整する程度だったので、それほど大変ではなかったはずだ(そういえば、ディスプレイの影響の調査でちょっと疲れた)。動かす前に、駄目だった場合に備えて机などの元々の位置を記録・マークしておいた。

イコライザの調整には少し苦労した。というのは、60Hzとは別の周波数(75Hz)が谷になってしまったからだ(グラフ: 赤円内の青線)。最初は「これじゃ意味ないじゃないか」と思ったのだが、左右では谷の面積は60Hzのものより小さいので、とりあえず聴いてみることにした(別の投稿に記載するスピーカーの位置を動かした設定では、イコライザの調整で緩和できた)。イコライザは、それまでは左右3個ずつ使っていたが、この配置用は2個ずつに減った。設置場所の素性がいいのだろうか。

音を聴いたらびっくりした。曲を掛けてすぐに

なんじゃこりゃあ!!

と叫びはしなかったがw、冒頭に書いたように、低音が豊かになり、中高音(例: ギター)がクリア・リアル※になり、今まで聞こえなかった音、例えば、(いつもではないが、)ピアノの低音の凄みのある音(コンサートなどでたまに聞こえると痺れてしまう、というか、いい意味で怖い)やバイオリンの弦を「シャシャッ」と擦る音が聞こえるようになった。こういう音の良さ(どのくらい改善できたか)を、録音などのような科学的な手段で伝えられないのが残念だ。

注: 音は確かに変化したが、共振によって変質していた可能性があり、必ずしもいい方法ではなかった可能性が高い。 (11/22)

低音については、片チャネル(左)の60Hzを改善するだけでこんなに違うものかと感心した。中高音については、想像だが、それまでは机の天板での反射波が干渉して音質が劣化していたのが、机を後ろに下げたために(耳に入る)反射波が減って、音がクリアになったのではないだろうか。実際、特性にもそれらしき違いは出ている(グラフ: ベージュの円内の水色線)。なお、聴く位置やイコライザの設定を変えたので心配だったのだが、聴いていて耳は痛くならなかった。

※この「リアル」というのは、語義どおりではない。本当の音を聞いたことがないから、それがリアル(本物に近い)かどうかは判断できないからだ。いわゆる「リアルな音」で連想されるような「いい音」の意味で使っている。

低音が強力になったので、うるさくて苦情が来るかも知れないと心配したが、良く考えれば、今までの位置で聞こえなかった低音が聞こえるようになって大きく聞こえるだけで、音量を上げていない限り、出している音は何も変わっていないから大丈夫だと思った。誤魔化しのようだが本当だろうか?w

それから、今までは書かなかったのだが、60Hz以外に「52Hzの谷」という問題もあった(→ グラフ: 右チャネル(茶色線)の52Hz付近が落ちている)。これについては、今回の60Hzがうまく行ったら同様の手順で対処しようと思っていたのだが、(意識していなくて気付かなかったが、)同時に解消できてしまった。何とも不思議だが、一石二鳥ですごく得した気分だ。

音は良くなったが、椅子に座っている時の上下のエコーが強くなった感じがした。例えば、咳が響く。部屋の中央(2分割した半分)付近かつ上下方向の中央付近だからだろうが、ここにスピーカーがなければ問題ないのだろうか?

これで満足すればいいものをw、例によって いくつか欠点というか不満が出た。まず、スピーカーが遠いのがイマイチな感じだった。当然なのだろうが、音が遠く感じて、以前のような直接感や音に包まれる感じが減った気がした。スピーカーの間隔が変わらない(105cm)まま距離が1.4倍(約113 → 153 cm)になったのは、結構効くようだ。

それに関連して、スピーカーが遠くなったせいかディスプレイの画面が邪魔に感じ(→ スピーカーの見え方)、メインディスプレイを5cmくらい低くしたくなった。それで、試しにディスプレイを奥にずらしてみたのだが、当然ながら画面の文字が見えにくくなった割には後述の高域特性の改善がほとんどなかったうえに見栄えが悪かったので、却下した。

ちなみに、ディスプレイの影響は特性にも現れていて、メインディスプレイが邪魔になる側、左の高域がわずかに低下していた(グラフ: 青線)が、ディスプレイを90°回転させたら軽減した(グラフ: 薄緑線: 画面での反射のせいか波形が波状になっている)ので、音の経路を邪魔していたようだ。逆に、右側のサブディスプレイをメインと同じくらいに高くすると高域特性が劣化した(グラフ: 赤線: 通常時, 紫線: 高くした場合)。

そんな訳で、見事に無料で音質を大幅に改良できたのだが、欲は尽きずに、スピーカーをもうちょっと近くにできないものかと考え出してしまった・・・ もう、首まで沼だw

(長くなったので、 Fixed a hole! (pt.2) に続く)

 

(2019/11/22 12:45 完成とする。)

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「なぜ、オーディオでボトルキャップなのか」とか「ボトルキャップが音質に関係あるのか」とか、いろいろな疑問が出そうです。最初に書きますが、「ボトルキャップをインシュレーターにすると、振動が飛躍的に吸収されて音の濁りが減る」とかいうことは全くなくw、音質には関係ないです。なお、本題は中程から始まります。

アンプの改良後に音量つまみが緩くなった(作業中に何度も抜き差ししたせいか、温度・湿度の関係か)ので補修したのだが、なかなか調整が難しいのに業を煮やして改良し始めた。が、試行錯誤するうちに全くの別物(「ボトルキャップ版」)になってしまった。

最初は軸が緩まないようにしようと、軸の作りの変更(アンプの元々の音量つまみの代わりに、バナナプラグの軸(持つところ)で作った軸をボリュームの軸に直接付ける)を試したのだが、つまみのベースにウレタンを使ったり、アンプのボリュームの軸にうまく固定できなかったせいか安定しないので、元々と同じ方式(アンプの音量つまみに紙の軸を巻いて延長し、大き目のつまみを付ける)になった。ただ、軸を短くし、材質を改善し、巻きをきつくするなど、より強固に作ったので、今までよりは安定しそうだ。それでも、やっぱり紙なので、何度も抜き差ししたり温湿度の関係で緩むかも知れない。その時は何かいい方法を考えたいが、とりあえずは、(大昔、ラジオやTVのつまみが緩んで抜けた時と同様にw)軸の隙間に紙を挟めば良い。

新しいボトルキャップ版のつまみはシンプルで、なかなか洗練された("sophisticated", 自称w)印象で、ケースの雰囲気にもマッチして気に入った。元々のもの鉄人28号の頭のようなファニーな雰囲気が良かったが、ちょっと大き過ぎる嫌いがあった。大きいと操作性がいい(微妙なレベルを調整しやすい)が、新しいのもアンプの元のつまみ※から直径が1cmしか大きくないのに回しやすいので、問題ない。

※Amazonなどを調べると、なかなか丁度いいサイズのつまみがないから仕方ないとはいえ、元々の作りが悪かったと言えよう。

ボトルキャップ版のつまみを作るのは比較的容易だった。キャップに印刷されたロゴは やすりで削った。試しに削ってみたら、結構簡単に消えた。あと、目印に使ったオレンジのSATAのキャップ(MSI製)はたった一つしかなかったので、もう作れないから貴重だ。

作っている時に、一つおもしろいことに気付いた。: ペットボトルのキャップには、一箇所、目印のようなところがある。ものによるのかも知れないが、側面の上方に、数mm、縦の筋がなくて凹んでいる箇所がある(写真に撮っても良く見えないので、載せていない)。これがなぜあるのかは分からないが(印刷時の固定・位置合わせ用?)、アンプに試しに付ける時や音量の目印を付ける時に目印にできて便利だった。

(いつものように前置きが長かったですが、ここからが本題です)

つまみを作るのはスムーズだったが、素材選びには迷った(ただ、後述のように、ボトルキャップを使うことにしたので比較的自由に交換できるから、あとで気が変わっても大丈夫だ)。その過程で、妙なこだわりがあることが分かって、自分でもおもしろかった。

まず、キャップの素材・種類には以下のようなものがあると思うが、僕はそのどれでもいい訳ではなく、特定の組み合わせ(プラ、白、細かい縦筋)しか駄目だった。

  • アルミ製 (日本酒などの瓶に付いている)
    • ロゴ
  • プラスティック製 (ペットボトルに付いている)
    • ロゴ
    • 側面の縦筋: 粗いもの/細かいもの

※なお、上述のとおりロゴは消せるので、アルミ製を除き、ロゴは概ね関係ない。ただ、余りにもロゴの面積が多いと消せないかも知れない。

手持ちのもので比べてみたら、どういう訳か、アルミ製には安っぽい印象を受けた。いくら色が黒でいい感じでも、どこか気に入らなかった。プラだって全く高く見える訳ではないが、白いものはなぜか雰囲気が良かった。素材の厚さが関係しているのだろうか。あと、ケースの雰囲気と近いからかも知れない。アルミ製には側面に大き目の突起や細かい文字があるのが駄目なのだろうか。

それから、同じプラ製でも側面の縦筋の間隔が粗いものは気に入らなかった(アルミ製と同じ理由だろうか)。細かい方が上品な印象を受ける。その方がオーディオ的な雰囲気だ(ヘビーデューティー指向のオーディオなら、粗い方がいいのかも知れない)。店でいろいろ見たところ、細かいものは炭酸飲料に、粗いものは炭酸でないものに使われているようだ。

なお、プラ製キャップの色については、白と黒で迷った。黒はシックでかっこいいので、黒の(= 炭酸飲料のペットボトルのもの)も試そう(= 手持ちにないので、コーラを買ってみる)と思って居たのだが、白いキャップに音量の目印を付けてみたら、それがワンポイントになっていい感じで、黒だと(アルミ製と同様に)浮くような気がしたので、(コーラは買わずにw)白に確定した。

蛇足だが、新しいつまみの素材のボトルキャップを従来のもの(醤油さしの「醤油が出るところ」)と比較すると、以下のようなメリットがある(あらかじめ考えて決めた訳ではなく、後付けの理屈である)。

  • 汎用品なので、容易に入手可能: 100円ショップの醤油さしは、生産終了したら入手不可。
  • とても安価(ほとんど無料w): 醤油さしは100円(税抜き)。本体は使わないので無駄が多い。
  • サイズが一定なので、「着せ替え」可能。さまざまなデザイン・素材が選べる。: 醤油さしの(出るところの)サイズは統一されていない。デザイン・カラーのバリエーションは少ない。
    • ただし、アルミ製とプラ製は内径が少し違い、前者の方が大きい(ネジ山の違いのせいだろう)。ただ、アルミ製に1.5mm厚程度のスペーサー(写真左のキャップ内側の紙)を追加すれば、プラ製と同じ軸が使える。
  • 丈夫: 醤油さしも丈夫だが、つまみとしては構造的に弱い(ネジ部の径が下(本体の側)に行くに従って広がっているようで、延長軸が安定しなかった。また、延長軸を保持する部分が狭い点でも弱かった)。

 

PS. 100円ショップやドラッグストア巡りはおもしろい。欲しい物を探しには行くのだが、最終的には何も買わなくても(欲しいものがなくても)、いろいろ見ているだけで、手持ちの物を活用するアイデアが浮かんで来ることがある。インスパイアされるのだ。今回は、「これは!」という物がなかったのと、メジャーを持って行かなかったため気になったもののサイズを確認できなくて買えなかったが、作り方の案が浮かんで来た。

PS2. 題は、普通のものから初期に思いついたのに戻した。でも、原作の中身は全然知らないので、罰当たりだろう。。。

PS3. 本文に「元々の作りが悪かった」と書いたが、そのあとで、USBオーディオインターフェイス(Focusrite Scarlett Solo)の出力の音量つまみは一回り大きいことに気付いた。実際にこのつまみを良く使うかは疑問だが、メーカーは良く使うと想定して大きくしているのだろうから、こういうのがまっとうな作りだと思う。それ以外にも、他の小さいつまみも形状などが操作しやすくなっており、その点でもまともだと思った。 (10/19 16:37)

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