先日、おもしろそうだと思った会社で「お話」をして来たのだが、全くの無駄だった。連中は、前回、まあないだろうと思って居た、「年度末が近くてクソ忙しいのに、採る気もない人に会う」ようなアフォだった。要するに、大きい会社(の関連会社)なので、年齢で落とすと問題になりかねないので、形式的に会うことにしたのだろう。
実は、その日出る少し前に、突然、 (日記より)
相手はそれほど乗り気でなく、本当に話だけ(「無碍に断るのはまずいから仕方なくした」みたいな)で、最後に「それではまた。(良ければ応募してみて下さい。でも無駄かもね)」とか言われるかも
という悪い予感がしたのだが、的中した。本当にそうだった。どうしてかは分からないが、以前書いたように、(やりとりのメールにあった)何らかの微妙なニュアンスが無意識に引っ掛かっていて、ようやくそれが分かったのかも知れない。
メールでやりとりした採用担当はいい感じの人で会社説明もおもしろかったが、実はそれは誠実な人ってことでは全くなくて、良く居る「営業」と同じだった(以下、「営業」と呼ぶ)。基本的に、あることないこと美辞麗句を言って、誰でもいいから使えそうな人を集めて、その中から「いい人」・「使える人」が採用されれば成績になるのだろう。※ それから、最初に見た募集記事は いかにも僕はほとんどの条件に合っているように思われたし、未経験でも可能性はあるように書かれていたが、重要な条件「年齢」が隠されていた(法で書けないのだろうが)。
※だから、僕が履歴書などを送ったら年齢を見てがっかりし、技術に聞いても「何やってんだよ、そんなの使えねえよ」と言われたが、それで終わりにもできずに仕方なく(面倒がる技術に頭を下げて)機会を作ったのだろう。
そこまでは仕方ないが、出て来た技術の偉い連中がひどかった。明らかにやる気がなく、技術面での「詳しい説明」は通り一遍で営業より簡単だったw 一方、すごく閉鎖的で、「特殊な業界なので、一人前になるのに数年間は絶対掛かる」※というような、いかに仕事が難しいか(そして、その人は僕には短期間では全くできないと思っている)ということを強調していた。* それで全く採る気がないことを理解して落胆した。更に話を聞いたら、「(僕に)一から教えてもすぐに定年だから、面倒だ」、「お前のような歳取った奴にできる仕事はないよ」のようなことを暗に言われた。
※それを募集記事に書けば、こっちも分かったのに。
*全くの想像だけど、もしUSの(一般的な)偉い技術者だったら、同じように難しい・大変だとは言っても、「だけど、挑戦してみるかい?!」みたいにチャンスをくれるのではないか(かいかぶり過ぎ?)。
(良くあるパターンなので、)どうでもいい感じになって、得意な分野の話はしたが、その程度で帰って来た。
さすがに日本の大きい会社だ。その業界は未経験だけど、本当に何もできないか分からないではないか。今までの経験を見て(見てもいなかったようだが)、試しに何か新しいことでもやらせてみるという考えは微塵もないようだ。営業のうたい文句と違って、会社として新しい・おもしろいことをやるつもりも全然なさそうだった。「余計なことを考えず・せずに、現状維持とか細かい改良をやってりゃいいんだよ」という考えが透けて見えた。
あと、能力・経験より年齢とか定年にすごくこだわりがあるようだ。国の方針で定年は延長になるかも知れないし、定年の後も嘱託で仕事できるはずだが、まあ、要は、若くて言われたことを素直にやる人が欲しいのか。だけど、若い人には教える量は多いと思うし、いろいろ教えたら嫌になって辞める可能性もあると思うが、そうでもないのか。単なる言い訳で年功序列主義の表れ?
あと、幹部の縄張り争いとかセクト主義をあからさまにしていたのが情けなかった。: その会社のある製品に関心があると言ったら、その事業所のトップらしい幹部に「それは別の事業所(別の幹部がトップなのだろう)のもので、こことは全く繋がりがない(から知らねえよ)」とか言われた。僕だったら、「(場所は違うけど)そっちを紹介する?」とか聞くと思うが(それは甘いの?)・・・
まあ、日本だね。
それにしても、全く無駄なことをして疲れて、全然おもしろくない。履歴書で落として欲しかったよ(これだったら、問い合わせに返事しないほうがずっとマシだった)。こっちも微妙なニュアンスに気付かなくてアフォだったな。でも、超能力者じゃないので・・・ (これが、日本に必須の忖度力とか空気読む力なのか? 僕には全く無理だ。)
こんなことばっかりだから、またしばらくやりたくなくなった。
(18:45 少し加筆)