1979年のアルバムは、最上段右から3番目の"Back to the egg"から始まっている。以下、大好きなアルバムやヒットしたアルバムが何枚もある: "Candy-O", "Discovery", "Dream police", "Get the Knack", "Head games", "London calling", "The long run", "Reggatta de Blanc", "The wall"などなど。図には載っていないが、1979年の最後は、あの"Solid state survivor"だ。こんなに何枚もすごいアルバムが出た年って、他にあるだろうかと思う(まあ、僕の好みにうまくマッチしただけのことなのだろうけど)。
幼い頃に住んでいた勝山には、何度か行っている。この時の手帳を見ると、"sentimental journey"とか、「Boys of summerがぴったりだ」などと書いてあって、何があったのかは分からないし、もうどうでもいいがw、そういう気分だったようだ。フィルムが劣化していて、画質が悪い。海岸の写真は、別に保管していたプリントの方が綺麗なのだが、あえて、今回取り込んだフィルムのを載せた。
限られた小遣いの中で、買うアルバムは厳選(聴きたい曲を揃えるのに最適化)していた。オリジナルのUK盤だけにせず、UK盤に入ってない、シングルの曲(例: "I want to hold your hand")が入っているUS盤も混ぜていた(日本盤は、オリジナリティーがないと思って買わなかった。今となっては、US盤なんて極悪非道の「売らんかな」精神そのものだったが、当時は知らなかった)。ただ、"Rubber soul"だけは、たまたま輸入盤のワゴン(当時良く行っていたジャスコでは、どういうタイミングか、たまに、今のホームセンターなどでの懐かしいCDやDVDのような感じで、輸入盤が売られていた。)で見つけたUS盤を、UK盤とは曲目に違いがあることに気付かないで買ってしまい、そのせいでずっと(長いものではCDを買うまで)聴けなかった曲もあったから、かなり後悔していた。
そうこうしているうちに、あの広告をFM雑誌("FM fan"を購読していた)で見たのだろう。それが本当の始まり(かつ終わり?)だった。ビートルズのレコードを買うのは、全く恥ずかしくなかった。やっぱり、彼らは優等生だったのだろうと思う(実際、"I want to hold your hand"なんて、英語の教科書みたいで、逆に恥ずかしいくらいじゃないか)。詞や曲はそこそこ・結構先進的なものがあったけれど、ジャケットには全く問題がなく、どれだって堂々と買えた。