Archive for the ‘意見’ Category

近頃はオーディオネタばかりで自分でも飽き・疲れているものの、他にもまだ耳閉感の原因調査やDACの2次歪みやフィルタや特性補正フィルタの調整関連、次期DACの話など書きたいことが溜まっている。が、それらの検証・確定に時間が掛かって居るので、別の手軽なものを書く。 (それでも なんか長いよw)

 

昨夜、どうしてだったかは定かでないが※、再生中の音楽(グールドの「ゴルトベルク」(1981))のスペクトラムを見てみたら15kHzに山があった。FMのパイロット信号*のようなものだ。以前も気付いたのだが、同じアルバムでも、トラックによって あるものとないものがある。想像だが、このアルバムはビデオ作品も同時に制作されているので、音をビデオの処理系に通すと付いてしまうのではないか。@

※耳閉感の原因調査の一環だったか、DACや補正フィルタの設定変更の効果の確認だったか。

*今まで15kHzだと思っていたが、実は19kHzだった。

@調べると、ディスプレイの水平同期周波数は15kHzとかなので、それが混じる??

それから、そのアルバムはソニーなのでSBM(Super Bit Mapping)との関係が気になり、以前から謎だった その仕組みを調べたら、分かりやすく書かれたページ(FIDELIX 「アナログ約60dB、デジタル90dB以上というDレンジは比較不可(その2)」*)があった(ページの下のほう)。技術的に正確ではない理解だろうが、要するに、振幅の分解能をCD(16ビット)以上に細かくするため、音を高周波(ただし、CDなので22kHz以下)でPWMしているようだ。音を濁すことで、何ともおぞましい・・・

それにセコい! ギリギリ可聴域※のたった10kHz未満の帯域をケチって音質向上を目指すなんて・・・ 僕からすれば、いくら聞こえにくいと言っても、本来・メインの帯域を別の用途に使ったら音質低下になると思う。

※自分たちで可聴域に合わせてCDの仕様を20kHzまでと決めたのに、勝手に狭くしていいの?? まさに御都合主義ではないか。

あと、PWMみたいに振幅を変えるにしたって、どうせ「一番下のビットは微小で聴覚への影響はほとんどないから変動させても問題ない」とかいう論理なんだろうが、自分たちで必要だと思って決めた16ビットを狭めてどうするよ??

全くの想像だが、MQAも同様のことがあるのではないか?

*FIDELIXの技術情報のページは大変ためになった。一部を除いて僕と指向や考え方が合っている(もちろん、レベルは あちらのほうがずっと高い)ので、頷きながら読んだ。

なかなか おもしろかったのは、オーディオ(・ステレオ)は音が悪くなるほどBGMになってしまうという記述だ。

なお、僕はBGM向きのシステムを否定しない。そもそも各自の好みの問題だし、システムには それぞれの用途がある。それに、音の悪いBGMなんて なかなか耐えられないから、ある程度の質は必要だ。

だから、真意は、音の良さを突き詰めると真剣に聴かざるを得なくなって、それはBGMには向かないということなのだろう。

というのは、僕のシステムはBGMに向かないのだ。: 作業しながら だらだら聴くのは なんか難しい(大抵、作業・思考の邪魔になって停める)し、ちゃんと聴くと短時間(例えば、ポップ音楽なら数曲、クラシックだと1楽章)で満足してしまって、休憩したり寝て残りは翌日に回したりすることが結構あるのだ。

そもそも体力が落ちているとか、音が悪くて疲れるせいなのかも知れないが、音が良くて聴き込んでしまうからかも知れないと想像していたのだ。(同様なことは以前にも書いた。) だから、自画自賛的に言えば、僕の今のシステムは音が良いほうなのかも知れない。

もう一個、疲れる原因として、演奏の音質の良し悪しが分かってしまうことがある。BGMで音の悪いものが流れて来ると、疲れたり嫌になってしまうのだ。

 

それから おもろくなって、いろいろな録音演奏(CDなどの、電子的に収録されて配布された演奏、要するに生演奏以外)を調べてみたら、以下のような種類の雑音などがあった。

  • クソお粗末なノイズシェイピングらしき雑音 (約15kHz以上で増大する)
    • SBMなどの「高音質化」処理の弊害だろう。
    • 元々の素材の関係(テープや機材が古いなど)で、本当の雑音の場合もあるかも。 (→ これがそうかも: 5k-13kHzくらいまでの山はテープのヒス、それ以上はノイズシェイピング?)
    • デジタルTVでもあったが、収録・制作にそういう機材が使われている?
    • 手持ちのオーディオインタフェースScarlett SoloのCirrus LogicのコーデックのDAC(30kHz以上に同様な雑音: グラフの緑)がマトモに見える・・・
  • 露骨な高域カット: 15kHzなど
    • スペクトラムが不自然な形状の場合もあり。
    • ダウンロード販売版にあった。 → 実はCDと同じ音ではなく、ダウンロード購入するのは得策ではなさそうだ。
      • 買うなら、デモ版で確認したほうが良い。
        • が、デモ版が何を元にしているのか不明なので、分からなさそう・・・
    • なぜか、同じ演奏の配信版(Spoitfy)には ないことがある。
  • 15kHzの山: ビデオ系?
    • VHS Hi-Fiを経由したものにもあり。: 上に書いたようにTVの水平同期周波数が混じっているようだ。
      • Hi-Fiビデオはビデオの回転ヘッドで録音・再生しているため、ヘッド切り替えの雑音だろうか。
        • 当時、そういうのがある(から駄目だ)と聞いた(けど聞こえないので無視した)覚えがある。
    • SBMと書かれたCDでも、上のノイズシェイピングではなく15kHzに山のあるものがあった。
  • 16kHz近くの山: MDソフト? CD-Rレコーダ?
    • 検索してもMDにそういう規格は見つからないし、あるMDレコーダの仕様では周波数特性は20kHzまでとなっているので、このソフト固有のものかダビングに使ったCD-Rレコーダ(一瞬、PCでないものを持っていたことがある)か、その時の再生に使ったMDプレーヤのものだろうか。
      • そう言えば、このソフトには元になったTV番組の名前(「百恵復活」(1992))が付いているので、その関係と思えなくもないが、単なるベスト盤だから違うだろう。

今回調べた限りでは(以下同)、当然ながら、レコードカセットテープを取り込んだものには なかった。カセットテープはFMから録音するとパイロット信号が入りそうだが、上に書いたように19kHzなので、まず録音されない(当時の機材はラジカセだったし、律儀にMPXフィルタ(付いていたら)を入れていたかも知れない)。

以下に、今回測定した、演奏の冒頭の一部のスペクトラムを載せる。縦軸は振幅(音量)、横軸は周波数、赤線はピーク、黒線はリアルタイム値である。 (ポイントは どのグラフも右端だけだし、赤と黒の片方でいいのに、手抜きをして見せ方が悪いのは御容赦。それぞれの曲名などは記録しているが、特に意味がないので ほとんどを省略した。)

レーベルでの傾向としては、大変大雑把な言い方だが、レコード時代は海外のものを(手を掛けず)なるべくそのまま出していたように見受けられた、日本のワーナー系はノイズシェイピングのような雑音がなくて(余計なことをしてなくて)良さそうだった(ただし、現在の海外の本家ワーナーは そうでもなく、雑音のあるものがあった)。

ただ、メディアへの記録は素直でも、音作りでは「海苔弁」のものがあったりするから、必ずしも音がいい訳ではない。

一方、SBMを出しているように、ソニー系は(レコード時代もそうだったが、)余計なもの満載感が強い。※ そして、いかにも古風で自然派と思われたデッカにも雑音があった(そういえば、以前、繋がった楽章をフェードout/inして切ってしまった曲をダウンロードで売られたから、近頃は駄目になってしまったのかも知れない)。なお、グラモフォンは いかにも素直・実直そうなので調べていない。が、近頃はいろいろ頑張ってしまっているから どうだか。

※レコード時代に余計なことをしていたと言えば東芝EMI(今は もうないのか・・・)も気になるところだが、測っていない。余計なことの被害(?)を受けていたビートルズの手持ちは(その余計を嫌って)輸入盤(CD, EMIまたはCapitol)のみなので そっちしか見なかったが、問題はなかった。

 

音の良し悪しについては、上のような雑音やパイロット信号などの有無と その演奏の音が良く聞こえるかの相関は余りない。要するに、僕のこれまでの印象とも合うが、上のような雑音があろうがなかろうが、音の良し悪しには関係ない。

例えば、今回測って驚いたのだが、異常なスペクトラムの演奏(ルガンスキーのラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番 (2005))を、今まで全く問題なく聴いていたのだ。

だから、確かにそこらは僕には聞こえない領域なのだろうけど、聞こえなくても感じる気がする(耳閉感の原因の一つかと考えて調査中)ので、そういう余計なものは嫌だ。

実際、何か分からないけど音が悪い感じ、聴くのが嫌な感じがしていたもの(ミヒャエル・ポンティ: 「ラフマニノフ:ピアノ曲集」(2010))には、高域に雑音があった。その雑音が音の悪さの原因とは限らないが、可能性はある。

結局、人は自由に「どこの周波数まで聴く」という設定は できないので、現代の録音演奏を聴くには、例えば僕のように15kHz以上が聞こえないほうが幸せそうだ。

なお、そういう周波数には聞いて分かる音は入っていない(聞こえないので想像w)。電子楽器を除けば、シンバルとか いかにも高い音も、基本波は数kHzだ。

 

そして、

聞こえない(聞こえにくい)から、カットしたりゴミを突っ込んだりしても問題ない(キリ)*

*全く別件だけど、Scarlettの会社フォーカスライトに30kHz以上で雑音が出る件が何とかならないか問い合わせたら、本当に「聞こえないから問題ではない」という返事が来た。まあ、そういう意識の低いところの製品を買ったのが間違いだったな。

「聞こえない」とは言うが、帯域としては超音波だから、レベルにもよるけど、気軽に出していいとは思えない。ユーザーの中には不調を訴える人もいるのではないか(僕はそうだ)。他には、アンプやスピーカーを壊す可能性も0ではない。

仕様では出力の周波数帯域は20Hz-20kHzだそうで、その外の音は出ないかと思うと そうではないのも問題だろう。

って態度で いいのかと思う。上げ底・ステルス値上げや食品添加物や放射性廃棄物みたいなものだ。そして、そういう態度は、聞こえないはずの帯域にまで音(や雑音※)を入れて出すハイレゾと相反しており、技術者・制作者・販売者の欺瞞を感じる。

※読んだだけだが、SACDの超高域(30kHz以上)にはノイズシェイピングの雑音が大量に入って居るものがあるそうだ。 (→ 参照: 「DSD64の問題」)

(15k or)20kHz以上は聞こえるんだか聞こえないんだか はっきりしろ!

 

PS. 上のグラフを見ていると、今までの試行錯誤(メーカーの うたい文句にコロッと騙された?)を思い出す。: 「(レコード・)カセットよりVHS Hi-Fiのほうが断然音がいい」と思い(込んで)それで録音・再生していたり、(一応良く検討はしたけど)確かな根拠もなく、「これからはCDでなくMD(市販ソフト)だ」と思って数枚買ってみたり、「(カセットでなく)CD-Rに録音しよう」と思って買ったが すぐに捨て、近頃は「CDよりもダウンロード版だ」と思って買ったが、上のようにCDとは質が違うものがある。

と、今になってみると全部失敗だったよwww まあ、それもおもしろいことだ。あと、ずっと一貫しているのは、レコード・カセット(ラジオも)、更に言えば、アナログや物理メディアは嫌だってことだろうか。どういう気持ちかと言えば、壊れやすい、音質が確保しにくい・劣化しやすいもの(もちろん、面倒なものも!)は嫌なんだと思う。その点ではダウンロード版が最高だが、現実は・・・

PS2. レコード時代の日本のレコード会社の「余計なお世話」について: 本文で触れたので、どういうことだったかの例を示す。

東芝EMI: 僕の場合はビートルズだったが、どうしてかは分からないが、海外のアーティストを無理して完璧に日本化して売っていた感が強い。今となっては寒過ぎる邦題(例: "This boy"を「こいつ」)とか、単語(翻訳?)にしても"where"を「ホエア」(何だい、貝かよと思うわ)と書いたり。。。ジャケットだって、シングルは全部(オリジナルは それぞれ別だった)国内のダサいデザインに統一されて居たし、LPも下手なツギハギとかボカシ(オリジナル盤の番号をアナログでボカして消し、その下とかに国内の番号を付けていた)までして国内盤にしていたのは すごく気に入らなかった。

他に、解散後に再発した初期(Appleができる前に出たもの)のレコードのジャケットや帯や紙にAplleのロゴを付けていたのは、時代を遡るみたいなミスマッチさがあった。

そんな訳で、東芝EMIのビートルズ作品には「余計なことすんな!!!」の印象しかない。

ソニー系: 東芝EMIと同じくらいに「余計なことすんな!」だった。例えばピンク・フロイドの"The Wall"の紙の内袋に歌詞が手書き風に書いてあるのだが(→ 参照)、その国内化に必要な部分(確か、権利関係とかメーカー名だった)を、それに似せようとはしているけど下手くそで「なんかおかしい」(子どもが真似た感じ)文字を書いていたのにはムカついた。

一方、ワーナー系は そういう無駄な手間は掛けずに「ほとんどスルー」的で気持ち良かった。でも、やっぱり、あの無駄な「帯」はあった・・・

さすがに そんな下らない手間を掛けられて高く売られても いいことは全くない(役に立ったのは日本語の説明文くらいか)ので、一通り揃えた(懲りた)あとは輸入盤に切り替えた。

とは言え、当時は情報が少なくて、Capitolも阿漕なことをしていたのを知らずに買った輸入盤("Rubber soul")の曲目がオリジナルと違うことに気付いて、大変がっかりしたこともあった。

だから僕は、今、「紙ジャケを完全復刻、国内盤の(復刻)帯付き」とかいうCDを見ると溜息しか出ない。そんなものをありがたがる奴が居るのか? なぜ??????????

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大嫌いな、時代の徒花的有名人風に書けば「DACのオペアンプを交換する人、みんな馬鹿です」だが、そうは言わないw

DACなどのオペアンプを換えると音が変わると言われているが、僕は否定的だ。確かに、僕もDACのオペアンプを交換したら※音が変わった気がするが、それが良い・正しいことだとは思わない。むしろ、変わるのは何かが おかしいからだとすら思って居た。

※当然ながら音を好みにするためでなく*、回路を より正しい・好ましい動作にして、DACを より良い特性(≒ 無色透明、無味無臭)にしようと思ってである。

*その背景には、「DAC(アンプも)に固有の音・主張があってはならない」という考えがある。

先日、別件(サウンドカードの歪みに左右差がある)を何とかしたくて調べていたら、音が変わる原因の一つであろうものが分かった。 ― 交換したオペアンプの仕様・特性と、そもそもの回路設計時に想定したオペアンプの仕様・特性の差によるのではないだろうか?

特に、DACでオペアンプ交換される箇所の一つのI/V変換部(DACチップの直後にあり、チップの出す電流を電圧に変換する回路)はオペアンプの特性に敏感なようで、(DACチップにもよるだろうが)下手なものを使ってはいけない。 (→ 参照1: 「I/V変換回路の考察」, 参照2: 「6. 雑音に関する考察」)

僕は ほとんどPCM1792Aしか使っていないので、以下はPCM179X系の話になるが、他でも同様だろうと思う。また、アナログ回路(いや、ハード全般か)は初心者も いいところで まだ完全には理解できていないため、おかしい点があるかも知れない。

DACのI/V変換部のオペアンプにはフィードバック抵抗と並列にコンデンサが入っている。このコンデンサはオペアンプが超高域で発振しないように(超高域での)ゲインを下げる※ものだ。

DACとI/V部の回路の例 (from Walt Kester: "DAC Interface Fundamentals" (2009))

その容量CFは以下の式で求められる。 (→ 参照, 記号は上の図に合わせた)

CF= sqrt(CI/(2π RF fu))

CI: オペアンプの-(負)入力側の容量 (上の図のCDAC+CIN)
RF: オペアンプのフィードバック抵抗
fu: オペアンプのGB積(GBWP)

※直感的には、コンデンサは周波数が高くなると抵抗値が下がるので、超高域では並列の抵抗(本来のフィードバック抵抗)とコンデンサを合成した抵抗値が小さくなって、オペアンプの負入力に電流が多く入る*ことでゲインが下がると理解している。

*シミュレータでフィードバックの電流が増加するのを確認した。

が、一方で、広帯域オペアンプはゲイン1で使うと発振するものが多いのに、危ないところでゲインを下げていいのかという疑問が未解決だ(これはアンプ制作の時から謎だ)。

そして、オペアンプ交換に際して それ以外(回路)の条件が変わらないとすれば、フィードバックコンデンサに必要な容量CFはオペアンプのGB積で決まる。逆に書けば、オペアンプのGB積に合わせてフィードバックコンデンサの容量を調整する必要がある。

フィードバック抵抗を換えて調整することも可能だが、I/V変換特性が変わるから本末転倒だ。

ここで、ユーザがオペアンプを好みのものに交換するとどうなるかというと、そのGB積は当然ながら設計時に想定したものとは異なるだろうから、コンデンサに必要な容量が変わるはずだ。が、コンデンサを換えることは不可能だ(実際には可能だが、ソケットなんてないし、交換している人を見たことがない)。

すると、悪い場合にはオペアンプが発振することになる。そうでなくても、詳しい条件は分からないが、リンギング(オーバー・アンダーシュート)が起こることがある。すると 波形が変わる※ので、「オペアンプを換えたら音が変わった」(実は変質している)となるそれが良いことでない(少なくとも原音と異なる)のは明らかだ。

※余談だが、DACやアンプの製作時にオシロで波形を見て確認しているようなページを良く見るが、本当に確認になっているのかと思う。というのは、今のDACの分解能は20ビット前後(→ 約120dB, 最小と最大の比は1:10万)にもなり、オシロで普通に表示するだけでは最小値付近の微細な変化が見えるとは思えないのだ。

上の例だと矩形波のオーバー・アンダーシュートだが、画面を見て「矩形波が綺麗に出ている」などと満足しては いけないのではないか。そもそも、正弦波だったら わずかな歪みすら分かるかどうか(プロは分かる?)・・・

もちろん、交換しても問題なく動く場合は多い(メーカー推奨(?)のオペアンプは そうだろう)。そういうのは、元のCFの容量で ちゃんと動くような特性・仕様なのだろう。が、本来のCF(からもたらされるゲイン低減特性)とは違うので、やっぱり(文字どおり多少)音が変わるだろう。

なお、関係する仕様・特性はGB積だけではない。他には、入力インピーダンスの違いでI/V変換特性が変わりそうだし、スルーレートや雑音特性は大いに効いて来る(最初のほうの参照1, 2を参照)。歪みも効きそうに思う。あと、上の式のオペアンプの負入力側の容量も変わるだろう。

だから僕の意見は、

オペアンプを換えて音が変わるのは本来のことではない。良いことでもない。

である。

 

もちろん、(僕の指向とは全く逆だが、)オーディオ機器を楽器のように考えて、積極的に音を作る行き方もある。それは「あり」だ。上の話は忘れて良いw

ただ、余計な話だけど、そうするにしても、他人の主観的な感想・評判に頼って交換してみて、やっぱり主観で「良くなった」、「悪くなった」を繰り返すのは、論理的でないとか効率が悪いとか無駄な気がしないでもないが、趣味なので とやかく言わない。

仮に僕がそうするとしたら、まず、測定などで好みの音の「正体」を見付け、それに合う機器を探し、改良することになるだろう。

ただ、(別件ではあるが、)DAC探しをしていると、どうしてか、測定・計測のような客観的な値に依らない・公開/公表しないオーディオ屋が多くて理解できない。製品の仕様に特性の実測値を書かないで平気な顔だ。一体、そういう人たちはマトモな技術者なのか大変疑問だ。そして、そういうのばかりだと、上の「(自分の好みの音の正体)に合う機器を探」すのが 困難になる。

そういうところから買う人は、どこの誰かも知らない人が作った「音がいい」というモノを、どうやって信じるのだろうか? そして、その「良い」と宣う音が自分に合うか、どうやって分かるのだろうか???

でも、趣味なので、どんなやり方をしても、いくら回り道しても、非効率な やり方をしても全く問題はない。それはそれでいい。僕もそういうところはある。

話は変わるが、車でも きっと同様で、タイヤやエンジンなどを換えて乗り心地や「走り」が変わったというのに似ている。僕にしてみれば、やっぱり設計時のもの(純正)の性能が最も「正しい」し、変わるのは何かが違う(正しくない)からだと考える。

とは言え、純正タイヤは高いとか、オールシーズンがないとかの仕方ない制約で別のものにせざるを得ないことはあるし、変化を楽しむこともあるだろうし、ものすごく気に入ったエンジンもあるだろうw あと、たまに、標準の状態が使いにくいから変えることもある。

 

結局、何でも正しい状態のままにするのが正しいとも限らないし、どうするのも各自の自由だ。けど、何が正しい(本来の)状態なのかを考え、自分が何をしているかを把握するのは重要だと思う。

 

PS. 今気付いたが、オーディオなどで「数値(特性・実測値)は音の良さに関係ない」みたいなことを言う人は随分虫がいい。普段は散々科学技術に頼っておきながら、肝心なところで それをないことにして、自説を述べているだけなのだ。オーディオ機器だったら、どんなに少なく見積もっても8割は物理工学に依存しているはずだが、それはいいのか? 2割の理論を変えて ちゃんと整合するのが不思議だ。「従来の科学技術の不備なところ」を実現しているとしても、その基礎は科学に則る必要はある。

この、都合良く科学に頼る輩は本当に嫌いだ。他人の主張を一見科学的・論理的な物言い(政治家のように、それ自体は正しい(が、コンテキストとしてはズレている)ので、まともに対応しようとすると疲れ果てる)で撥ね付けて、体よく対話や議論を拒否するからだ。

それであれば、病気になっても医師に頼らずに民間療法とかで治して欲しいし、「いかにも音が良さそう」なのでなく、一見しても理解不能な、異世界の技術に則った、本当に訳の分からないオーディオ機器を出して欲しいわ。

 

と、オーディオになると なぜか話が長いよwww

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いつからだったか、PCのサウンドカード(ASUS Essence STX II, 以下ASUS)で収録した音の右の歪み(全高調波歪み率, THD)が左より大きいことに気付いていた。劣化だと思って放置していたのだが、先日 とあるDACを試用した時の測定で気になって、ちゃんと調べてみた。

すると、振幅(音量)が大きい(例: -10dBFS)場合に2次高調波が大きくなっており(例: 左チャネルの約3倍)、それでTHDが大きくなっている(例: 左チャネルの約2倍)ことが分かった。

問題の部位を探す。

原因として、サウンドカードのDACまたはADCの右チャネルの特性が劣化していると考え(最初は、以前壊して直した(+性能が悪いので嫌いなw)ADCだと思った)、右(出力)→右(入力), 同右→左, 同左→右のように たすき掛けで特性を測定・比較したところ、入力するチャネルに関わらず、右で出力した場合に歪みが大きいので、右のDAC部が劣化していることが分かった。

過去の測定データから 劣化が始まった時期を調べたら、どうやら2021年3月辺りのようだ。この頃に過大入力でADCの入力部のオペアンプを壊して直したが、それに関係あるのだろうか?: グラフでは、最後の正常だったデータ(上の青: L, 赤: R)では左右の差が小さいが、ADC修理後(黄緑, ベージュ)は左右に差ができ、その後差が出る帯域が広がって現在(下の青, 赤)に至る。

なお、不思議なことに雑音に左右差はない。ここに何かヒントがあるかも知れないと思ったが、DACから出力していないので なさそうだ。まあ、(雑音の多い)ADCに問題がない証拠では あろう。

DAC部の劣化する要素としては、以下の可能性がありそうだ。

  • DACチップ
  • 周辺のアナログ回路
    • I/V変換回路(DACの出力を電圧に変換する)
    • ライン出力バッファ(等倍アンプ: マニュアルにはLPFと書いてあるが、旧版ではバッファとなっている)
  • 電源回路(上の3つのそれぞれ)
    • 特に電解コンデンサ

DACチップの片チャネルだけおかしくなるということがあるのか、分からない(ただ、以前はオペアンプの半分だけ壊れたのであるかも知れない)。電源の電解コンデンサが劣化することは大いにあり得る。ただ、気軽には交換できない。

(11/28 10:47) DACチップPCM1795Aのピンを見ると、左右チャネルの出力用電源(VCC2L/R, AGND3L/R)が別になっているので、その右側用(バイパスコンデンサ?: 写真右側のぐるっとチップを取り囲んでいる金・銀色のうちの一つ・・・)が駄目なのかも知れない。

そこで、たまたまサウンドカードに交換用オペアンプ(LME49720)が添付されていたので、I/V変換回路と出力バッファのオペアンプを交換して試してみた。: まず、出力バッファのオペアンプ(1個)を換えてみたが、歪みに変化はなかった。次に、I/V変換回路(2個)の左右を入れ替えてみたが、これも変化はなかった。

すると、残りは、周辺回路の受動部品(コンデンサ・抵抗)か電源回路かDACとなる。どれも容易には交換できず、交換しても成功するとは限らないので、新しいサウンドカードや外付けDACに交換するのが良さそうだ。

とは言え、今までに書いて来たたように、なかなか「これ」という候補がないので、ソフト(信号処理)で暫定対処してみた。

暫定対処1: 振幅を下げる。

ます、振幅が大きい(約-16dBFS以上)場合に左チャネルより右チャネルの歪みが増すので、DACに入れる振幅を下げれば歪みは増えないと考えて、DACの前にアッテネータを入れてみた。試行錯誤したところ、アッテネータの減衰量が16dB以上なら歪みは増えないので、16dBにした

目論見どおり、歪みの左右差はなくなった。が、何となく音が悪い気がした。16dBは約2.7ビットに相当するので、それなりに音は劣化しているはずだが、それ以前に気分が良くない(数値もそうだが、趣味なので これは重要だ)。それに、振幅が小さいため、全体としての歪み率は減らないし(元のグラフ対処後のグラフの左上の囲いの中のTHDの値を参照)、小さくしたものを再度アンプで大きくするのは とても馬鹿らしい。

再考

そこで、そもそもに戻って2次高調波が増える原因を調べたが、なかなか分からなかった。が「KAKUSAN真空管アンプ」の「2次歪みの打ち消し その1」という、おっ!と思わせるページがあった。このページは、(自作アンプの製作の際にも参考にした、)「私のアンプ設計マニュアル」の「真空管で発生する歪み(負帰還の予備知識)」を参考にされており、それを読んだら、2次高調波が増えるメカニズムが少し分かった気がした。

要するに、回路(アンプなど)の正負の特性が非対称になっているようだ。非対称になる原因は分からないが、やっぱり電源、特に電解コンデンサの劣化で正負電源の能力が非対称になっている、つまり、負荷の高い時にどちらかが電圧降下してしまうのではないかと想像する。

上は良くありそうな考えだが、良く考えると、PCの電源はそんなにヤワじゃないし、DACやオペアンプが そこまで電力を消費するとも思えない(とは言え、DACやオペアンプの周りに電解コンデンサが並んでいるところを見ると、やっぱり消費するのか)。それに、調べては居ないが、元々DACやオペアンプはPSRR(電源電圧変動除去比)が高そうではないか(でも、コンデンサを並べるってことは、それほどでもないのか)。

ASUS Essence STX IIのDACとI/V, バッファ(LPF)周辺

仮に電源でないとすれば、DACやオペアンプの劣化(損傷)なのだろうか?

(11/27 9:55) 上の他に、リレー(写真の白い長方形)の接点の劣化の可能性も ありそうだ(こういう症状になるかは不明)。

結局、電解コンデンサの交換に帰着して容易でないことに変わりはない。が、最初に挙げたページから「歪みを打ち消す」という発想に気付き、回路でなくソフトでやってみることにした。

暫定対処2: 歪みを補償(キャンセル)する。

つまり、右チャネルの信号をDACに出す直前に、DACで発生するであろう歪みを引いておけば、歪みが出なくなるのではないか。早速JACK(JACK rack)のモジュールを探すと、Harmonic generatorというのがあり、まさに2-10次までの高調波が加えられる。それで、波形(1kHzのスペクトラム)を見ながら、加える量(係数)を調整したところ、0.000035が良さそうで、見事に歪みが減った。予想に反して符号が正だった(引くのでなく足した)が、参照したページと逆の歪み方をしているのかと想像している。 (以後、HD2Cと呼ぶ)

その後、広い周波数帯域・振幅で調整して係数を0.000017とした。※ グラフ(再掲)で、右チャネルの歪みは下側の赤(補正前)からピンク(補正後)まで減り、左チャネル(下側の青)に近くなっている。

※補正係数に単位はなさそう(比)だが、歪み率の差に近いようだった。

なお、いいのか悪いのか、音(聴いた感じ)に特に変化はない模様だ。そもそも、歪みが多いと言っても絶対値は小さい(増えている場合で0.002%など)し、今まで聴いていて歪みが多くなっていることに気付かなかったのだから、その歪みが小さくなっても違いが分からなくて当然な気がする。※ 逆に、数値としては問題なくても、補正処理で音が何らかの劣化をすることや、時間経過でDACの劣化具合が変わって係数が合わなくなることが心配なので、しばらく様子を見たい。

※聞こえないからと言って放置する気には全くならない。それではラジオと一緒だ。: まず趣味(オーディオだけでなく、計測・測定も)だし、良くない状態を なかったことにして使い続けるのは嫌だ。

とは言え、僕は数値特性至上主義ではない。数値が良いだけで いい音は出ないのだろう。かと言って「耳・感性がすべて」などと言うのには大反対だし、似非・疑似科学なんて もっての他だ。もちろん、何の根拠もなく・提示せずに「音がいい」などと言うのは論外だ!

では何かと言うと、「腐った機器で いい音は出せない」だ。最低限クリアすることがある。例えば、特性のしきい値、実装の常識があるはずだ。「音がいい」とい言うのは それからだ。

あるいは、おいそれと物理法則を覆すことはできないってことだ。もし覆したなら、隠さず・誤魔化さずに論理的に説明して欲しい。

でも、そんなことより重要なのは、音の良さと演奏の良し悪しは全く関係ないことだ。どんな機器でも いい演奏を楽しみ、感動することはできる。

それに、そういう微小だけど広範囲な歪みは ちょっと聞いただけでは分からないけど、再生音の微細な ところや全体の雰囲気に影響を及ぼすかも知れないと思う(それは時間を掛けて検証しないと確認できない)。

 

ところで、こういう歪み低減方式は見たことがないが、アナログアンプのフィードフォワードみたいなものだろうか。そして、この方式なら、2次高調波に限らず幅広い高調波歪みが減らせ(補償・キャンセル)そうだが(実際、試した時は左チャネルより歪みが小さくなった)、採用しないのは何か理由がありそうだ。

そもそも、固定の小さくない歪みが出るのは回路がクソ駄目だからで、設計時や出荷前に直す・調整するだろうし、出荷後や稼働(再生)中にダイナミックに歪みをキャンセルするのは困難だからだろう。それでも、電源on直後とかの初期化時や無音時やマニュアルで補正係数を求めれば それなりに効果がありそうな気がするが、きっと余り良くないことがあるのだろう。

大体、自分で やっておいて なんだが、効果が すご過ぎて信用できないw

まあ、微細な歪みを測定できるADCは高いし、プロセッサを付けるのも面倒だし、それで雑音が増えるだろうから、手軽ではない。

今気付いたが、これは処理としてはイヤフォンやヘッドフォンのANCみたいなものだ。だから、そのうち出て来るかも知れないな。そういえば、デジタルアンプであった気がした。 (→ 例: DDFA: これはフィードフォワードでなく、普通のフィードバックのようだ。)

 

One more thing... (また思い付きだよ・・・w)

これとは別に、歪みの値や交換用オペアンプ(LME49720)を眺めていたら、例によって思い付いた。: 折角だから、現状のもの(I/V: MUSES8920, バッファ: MUSES8820)よりLME49720のほうが特性が良いなら交換したくなった。調べたら、MUSES8820は歪み率やスルーレートが他より悪いようなので、(標準をこれにした理由は 何かあるのだろうが、)LME49720に交換してみた。

ちなみに、「オペアンプの音」というのは余り信じてはいないし期待もしていないものの、音質比較のページもいくつか参考にした。 (→ 参照1, 参照2, 参照3, 参照4: これに一番「背中を押された」かも?^^)

個人的には、本当に音が変わるとすれば、オペアンプのチップを換えることで特性が変わる以外に、それで微妙に回路の挙動が変わるために、特にダイナミックな特性や消費電力の変動特性が変わるためではないかと思う。そして、僕は その変化があることが良いとは思えない。特性の違いによる変化は あるべきだが、それ以外の変化は想定外の事象だと思う。

特性は全く変わらなかった※ものの、(気のせいや耳の調子の関係やプラシボ効果だとは思うが、)音は変わった。: 高音が少し強い感じで、音が軽目になった気がする。これもしばらく様子を見たい。

※ADCやサウンドカード(実装)の限界で 違いが測定できなかった可能性もある。

 

本題に戻るが、LME49720に交換しても特性(歪みの左右差も)が変わらなかったということは、少なくとも出力バッファ回路、特に電源関係の劣化は問題なさそうだ。もし劣化しているなら、オペアンプの交換で消費電力が微妙に変わって歪みの出方が変わるはずだと思うからだ。

 

その後 (11/28 9:32)

例によって、とりあえず対処出来ただけで安心することなく、(飽きずに)再挑戦、見直しなどをしていた。疲れたので簡単に書く。

  1. 再度、歪み増大の原因(箇所)の究明とハード的な対処の試行をしたが、成功せず。
    1. 問題の起こるライン出力とヘッドフォン出力の歪みを比べてみた。 → ヘッドフォン出力の歪みは大きいものの、左右の歪みの差がなかった。 (→ グラフ: 濃色: ライン出力, 淡色: ヘッドフォン出力)
      • ヘッドフォンアンプへ信号が分岐される、I/Vのあとのリレーの接点、バッファ、もう一個のリレー、コンデンサが悪そう。 (信号経路は下の接続図を参照)
        • だが、ヘッドフォン出力は左右ともに2次高調波が大きい(歪みは ほとんど2次)ので、違うのかも知れない。
        • が、ここにヒントがありそう。
    2. 基板を見てDACから出力までの回路を推定した
      • DACからライン出力までの接続は以下である。部品番号は基板の写真を参照のこと。
        • ライン出力 ← RL2 ← C3/4 ← バッファ (A3) ← RL1-1/2 ← I/V (A1/2) ← DAC
          • A1/2: I/V用オペアンプ (2個: LR)
            • 1個ずつ、左右それぞれの正負を処理する。
          • A3: バッファ(LPF)用オペアンプ
          • RL1-1/2: ライン出力とヘッドフォン出力切り替えのリレー(2個: LR)
          • RL2: ライン出力ミュート用リレー?
          • C3/4: 出力のカップリングコンデンサ(2個: LR)
    3. 出力のカップリングコンデンサの劣化の可能性を考えてスキップしてみた(コンデンサ(C3)の手前から出力を出した)が、効果なし。
      • まあ、電源でなく信号だし、それほど熱くなるとは思えないので、劣化している可能性は低い。
        • しかも、片チャネルだけどいうのは余りなさそうだ。
    4. リレーの接点の劣化の可能性を考えて、I/Vのあとの1個(右用: RL1-1)をスキップしてみたが、効果なし。
      • まあ、寿命になるほど使っていないと思う。
    5. カップリングコンデンサとリレー(2個)をスキップしてみた(リレー(右用: RL1-1, RL2)とコンデンサ(C3)を短絡させた)が、効果なし。
      • 出力端子に並列に抵抗※があるのを忘れていて、最初のコンデンサのスキップでは不充分だったかも知れないと思って試した。
        • 論理的に考えてもシミュレーションでも影響がないのは分かっていたが、試した。
        • ※アナログテスターのため、抵抗値が50Ωか50kΩか判然としなかった。が、もし50Ωだったら、小さくてオペアンプが過負荷になっている可能性もある。
          • が、そんなに小さい抵抗を付けるほど常識がないとは思えないし、左では問題が起こらないのには合わない。
    6. → やっぱり「手に負えない」 → DACを買う必要がある。 → 細かい条件の検討を開始した。
  2. 上の変更を元に戻す時に、再度オペアンプを交換してみた。
    • 思い付き・直感(毎度懲りないw)でやったのだが、その後、PCM1792Aのデータシートの外付けアナログ回路の推奨オペアンプの説明("APPLICATION CIRCUIT"の"I/V Section", "Differential Section")を参考にLME49720とMUSES8920の特性を比較したら、(後付けの論理ではあるが)悪くなさそうなことが分かった。
      • I/V: LME49720
        • TIのデータシートによれば、バンド幅, セトリング時間, スルーレートが重要そう。
        • → バンド幅が広いため これで良さそうだ。また、低歪み・低雑音でもあるので、これを前に入れるほうが良さそうだ。
      • バッファ: MUSES8920
        • 同、低雑音が重要そう。
        • → 測定方法によるが、こちらも低雑音な感じなので良さそうだ。
    • 特性を測ったら、全域で わずかに右の歪みが下がったが、なぜか左は変わらななった。 → この辺り(DACからI/Vの辺り?)が歪みの問題に関係ありそう。
    • また、右チャネルの歪みキャンセル処理(HD2C)後の歪みが より左に近くなった
    • ちょっと聴いてみると、LME49720をバッファにした時より良い感じ(馴染める、耳閉感が起こらなそう)と右の高域がクリア(だけどキツくない)になった感じだが、まあ、気のせいや体調の関係だろう。
      • ただ、好みの音ではある。
      • 全体としてはオリジナル(I/V: MUSES8920, バッファ: MUSES8820)に近い。
  3. HD2C(DACに出す前に高調波を加えて歪みをキャンセルする方法)の副作用などが見付かった。
    • 高調波を加えるために振幅が大きくなって、DACでオーバーフローする可能性がある。
      • → たまたま、部屋の特性補正のためのフィルタの前に(念のため)1dB下げている(約0.89倍)ので、問題は起こらないことが分かった。
    • 低域の位相が少し進む(50Hzで約8°)。
      • 気にはなるが、部屋の特性補正のためのフィルタでは もっと変わるので、大きな問題ではない(止むなし)とした。
    • 低域の振幅がわずかに下がる(20Hzで0.5dB程度)。: 高調波を加えるために使ったHarmonic generatorのため。
      • 微小な差なので問題はない。
    • どれも致命的な問題ではないが、調子に乗って「全部の高調波を減らして歪み0にしそう!」なんてやったら ひどいことになってそうだ。(上に書いたように、)「(余計でもそうでなくても)処理は増やさないほうが良い」という直感は正しかった。
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(酔っているので消化不良的だけど、とりあえず出す。)

近頃、ネットに公開された画像やイラストを学習してイラストや画像を生成するAIが叩かれている。 ― 何が悪いのかと思う。

人間が見るのはいいが、コンピューターが見る(自動的に大量に読み込んで作風や技術を学習する)※のは嫌なのか? なぜ? 自分はどうだった? 過去や現在の有名な方の作品を数多く見て作風や技術を学んだのではないか? なぜ、それは いいのか?

※それが嫌なら公開しなければいい。

さすがに、「そんなことない! 私は生まれた時から自分だけで作風や技術を確立したんだ!」と言い切れる人は ほとんど居ないだろう(もちろん、居るとは思う)。

すると、人間とAIの差は処理能力や速度になる。が、それは、結局、古い人間の「楽しちゃいかん!」みたいな下らない価値観と同じではないか?

馬鹿だと思う。すごく冷たい言い方だけど、苦労しようがしまいが関係ない。楽したって全然いい。いいものが できればいい。才能やセンスの問題だ。コンピューター(AI)は物量が得意だけど、それ以外で勝負すればいいじゃないか。

苦労は不要とは書いたが、自分の才能やセンスを伸ばす努力は必要だろう(そういうことが可能なのなら)。あるいは、AIをうまく使えば、技術ではなく本質・中身にパワーを掛けられるようになるのだから、今よりずっといいものができそうではないか。

要するに、昔は筆が ちゃんと使えないとどうにもならなかったけど、今はそれがマウスやペンやタブレットや描画アプリになったのではないか? それは技術の問題で、芸術とは違うと思う。

更に簡単な例は、文章だ。: ほとんどの人は文字が書けて文章が書けるが、文学作品は書けない。それは、鉛筆とか万年筆とかボールペンとかワープロとかPCとかは全く関係ない。「*が使えないから小説が書けない」ということは全くない。逆に、何でも使えれば小説が書ける訳ではない。

そう言えば、某冬季オリンピックの招致だかなんだかのスローガンだかの言葉は すごく短いにも関わらず、読点の使い方が全くおかしくて誤解を生む、とんでもないものだ。※ PCなどが使えたって、短い文章すら満足に書けない情けなさ。。。 そんなのなら、AIのほうが ずっとすっきり来るものを作るはずだ。

※でも、それに違和感を感じない人が大半なのだろう・・・

突然分野が変わるが、音楽も同じだ。

僕は演奏できないが、そのうち演奏技術はAIに任せる時代が来るのを確信している。だから、今は楽器が弾けないと話にならず、かと言って楽器が弾ける(身体が動く)だけでは意味がないが、いつか、楽器が弾けなくても問題ない時代が来る。かと言って、それは、ズブの素人(僕も含める)でも いい演奏ができるようになるなんてことでは全くない。

これも才能やセンスの問題だ。

もちろん、才能やセンスが要らない、量産的なものはAIで充分だ。それで職を奪われそうな人が文句を言っているのかも知れない。なるほど分かる。が、昔からそういうものだ。技術の発展とともになくなる仕事は多い。: 例えば、昔はタイプを打つ仕事があったが、今はないではないか。今後はプログラムを書く仕事(コーディング)だってなくなるはずだし、コンピューターの管理をする仕事だってなくなるはずだ。

 

そして、いつかはAIと人間が才能やセンスを競うことになるのだろうか? 余り考えたくないが、そうなるのかも知れない。それでも、芸術の究極としては正しいのかも知れない。「芸術は人間だけが行う」という条件がなければ。

 

PS. これは忘れずに書くべきことだが、音楽の演奏のために楽器(あるいは自分の声を扱う技術)を習得している・した人たちの努力は無駄・無意味だと言うつもりは全くない。少なくとも今は、自分で演奏しなければ自分の表現ができないからだ。

PS2. これは決してピアニストをディスっているのではないが、良く、「ピアニストになるには3歳くらいから始めなければいけない」などと言われていて、実際多くの有名な方は そういう経歴だが、それは一体何のためか分からなくなった。純粋に技術(弾き方)の習得のためなのか? そうでなく、さまざまなジャンルや様式や曲の意図・弾き方・表現方法を学ぶため?

前者であれば、本文に書いたように、将来は、AIを活用することで そういう大変な(、かつ、報われないこともある)修行が不要になるかも知れない。そうなれば、もっと中身(表現など)の研鑽に時間を掛けることができるようになるだろうし、入門できる時期が広くなって、演奏者(異論が ありそうなので、表現者と言ってもいい)が増えそうだ。 (10/31 11:52)

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近頃、「イントロが長い曲(演奏)は敬遠される・売れない」というような記事の見出しを見た。若者は時短・タイムパフォーマンスを重視するためだという論調だった気がする。

「(それに比べて)ビートルズのイントロは随分短い」とかいう文も見た。

確かに それもあるかも知れないが、僕は そもそも曲・演奏が悪いのではないかと思う。いい曲・演奏は、いくらイントロが長くたって冒頭だけで良さが分かる(聴き続けたくなる)と思う。

料理だったら匂いや外見、文学なら書き出し※、映画なら最初のカット(あるいは、その前のタイトルと音楽かも)だろうか。絵画などは最初から全体が見えそうだけど、実際には細部があり、音楽のイントロは最初の一目に相当するのだろうか。

※このブログは文学ではないが、決して書き出し(どころか全体も)を工夫して、「お、おもしろそうだ。ちょっと読んでみよう」と思われるようになって居るとは言えない。ただ、いろいろちゃんとしようとすると途端に労力が嵩んで書くのが滞ってしまうので、とりあえず書きやすい書き方で(= 余り考えてないw)、ぱっと見たときに ある程度見やすいように書いている。まあ、工夫することがあるのは題くらいだ。

僕の身近な例を書くと、クラシック音楽の曲・演奏なんて、ポップ音楽のに比べたら とんでもなくイントロが長いものが多い。が、僕は大抵は最初の数秒で判別する。冒頭で駄目だったものを頑張って聴き続けても、印象が覆ることは少ない。

曲で言えば、ショパンのピアノ協奏曲(2曲とも, リンク先は第1番: まあ許容できる演奏)はイントロが延々と長い(約4分)が、それに耐えて聴き続けるほど いいとは思えない。チャイコフスキーのピアノ協奏曲はイントロ相当は短い(数秒)が、僕に言わせれば大げさかつ古臭く、それだけで聴きたくなくなる。

モーツァルトの後期のピアノ協奏曲(第20番以降)は どれもいい感じなのだが、第22番だけは大げさ・古臭くて嫌だ(リンク先は数少ない許容できる演奏)。

以上、すべて個人的な感想である。好きな方には申し訳ない。

一方、ラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番なんて、最初の一音(和音)だけでグッと来る(ただし、好きな演奏の場合)。まあ、あれはイントロでなく「身」なのかも知れない。

どれもいい感じのモーツァルトの後期のピアノ協奏曲の中でも特にいい感じのものは、とりあえず第23番第24番を挙げる。

とは言え、聴き慣れない・好きでない方には どれも退屈なのかも知れない。。。

(僕にとっての)珍しい例では、同じくラフマニノフのピアノ協奏曲 第3番のイントロは地味で いかにも普通・陳腐で、それでいて聴くのが面倒な印象で(これは正しい)、ちょっと聴いただけだと中身もそういう雰囲気なのだが、我慢して何度も聴くと良さ・すごさが分かってくる。ただし、それが分かるには いい演奏に当たる必要がある。そういう意味では、この曲は第2番とは違って一般受けしないマニアックな曲で、ポップ音楽で言えば「売れない」曲なのだろう。

演奏について書くとキリがないが、やっぱり冒頭で分かる。例えば、ピアノ協奏曲ならピアノが出る前から分かる。

だから、今のポップ音楽だって、イントロが長いから嫌われる・売れないのでなく、(しょうもないイントロを)我慢して聴き続けても それに見合う「ご褒美」(サビ)がないから、あるいは、イントロから すごい「身」が期待・想像できず、実際そうだからではなかろうか? それなら僕と同じことだ。

もちろん、僕は今のポップ音楽を全く知らないので、単なる推測だ。

要するに、売れる曲・演奏は「最初から最後までいい」ってことなのだろう。そのために、大衆受けするとか世俗的とか言われるし 実際そうだろうが、いいものはいい。

 

PS. 以前 書いた気がするが、文章、特にニュース記事のイントロという点で、安易なアイキャッチ画像は逆効果だ。その記事のために撮影された「本物」の写真などであれば良いが、全く関係ない(単にキーワードが合っているだけ)ストックフォトは誤解を招く。記事に関係する人物のものでも、無関係な場面や過去のものでは意味がなく、その人物への反感を生むことさえあるから良くない。

特にないなら載せないほうが良いが、場所を埋めるために何か載せたいなら、イラストが良いのではなかろうか。イラストなら実際の登場人物・事件の場面と誤解することはない(もちろん、記事と異なる状況が描かれていたら駄目だ)。以前書いたが、いらすとや のものは なかなか良い。あとは、今はAIで生成することだろうか。

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近頃はAIが手軽に使えるようになり、描画システムがいくつか出て来た。最初に記事を見たのはMidjourneyというものだが、生成された絵が陰鬱とかゴチャ付いているとか大げさな印象で気乗りがしなかった。あと、Discordで操作するらしいのも面倒そうだった。

次は名前を思い出せないシステムだが、自分のPCで動かすには ものすごいリソースが要るとあったので「関係ないな」になって印象が薄い(もちろん、クラウドで動いているものを使えばいいのだろうが、パスした)。

その次にMimicが出て来たが、そもそも上の2つと同様な手順で描画するものではないので、放置していたら終わってしまった。

3番目は、良く読んでいるまとめサイトに「Mimicは潰されたけど、中国から これが出て来た」※みたいに書かれていた、ERNIE-ViLGである。生成された画像が(Midjourneyと違って)明るくて悪くなかったので興味を持って調べたら、デモサイト(ERNIE-ViLG Demo)で手軽に描画できるようなので、試してみた。

※実際にはMimicとERNIE-ViLGは全然違う種類なので同列にするのは正しくないが、どちらもイラストを描く人に脅威になるという点で並べられていたようだ。

が、それにしても、詳しくは分からないけど、仮にMimicを潰したって同様なものは いくらでも できちゃうんだから全く無意味だ。自分の作品を真似されるのが嫌なのは分かるが、その防ぎ方が間違っている。今だって「トレパク」があるんだから、同じことではないか?

まだ開発中のようだしデモシステムなので いろいろ不具合はあるし、結構時間が掛かることがある(終わらないことも多い)が、描画させるのは楽しく、いじっているうちに数時間経つことも多かった。

「あれは(どうすれば)描ける?」のように、思い付いた題材を描かせて試して気付いたことを、以下に列挙する。

  • 固有名詞には弱い(実は知ってるのに知らん顔する、「いけず」w)。 → 描きたいものを明示的に文字で表現・指定する必要がある。
    • 有名な固有名詞(例: The Beatles(の中国語訳))を指定しても、ストレートに出ることはない。
    • 概ね字面どおりに生成する。
    • ただ、実際には学習しているようで、雰囲気が近かったり近いものが出ることもある(中国で有名で、中国語での表記がぴったりの指示をした場合?)。
      • The Beatlesは、ちゃんと4人くらいのバンドが出て来た。
  • 描画の指示は中国語が良い。
    • 一時、英語や日本語などでも可能だったが、その後、中国語だけになったようだ。
    • 今でも外国語が可能かもしれないが、おそらく機械翻訳しているだけなので、的確な中国語での指示のほうが良い。
      • 実際、 芸能人の名前を日本語で指示するより中国で使われている綴りで指定したほうが似ている度合いが高くなった。 (下の女性芸能人を参照)
      • とはいえ、僕は中国語はできないので、DeepL翻訳やGoogle翻訳を交互に使って試行錯誤している。
      • あと、英語のほうが中国語に伝わりやすい感じなので、日本語だと伝わりにくいものは英語から訳した場合もある。
  • 描画技法(水彩, 油彩など)によって、結果が かなり違う。以下、好きな順。
    • 水彩: 芸術的(風)なことが多い。
    • クレヨン: 子どもっぽいこともある(それも味があっていい)が、暖かい いい感じのこともある。
    • 油彩: リアル、写実的。
      • 油絵の具の盛り上がりなどはないから、名前が良くない気がする。
    • チョーク: 線画が主。意外に いい場合もある。人物の写真が混じることがある。
    • Cartoon: 文字通り漫画・アニメ調。楽しい・ふざけた感じになることが多い。
    • 児童画: (余り試していない)子どもっぽいが、場合によっては いい感じになる。クレヨンに近そう。
  • 描いた絵は(僕から見れば)かなり「うまい」、「芸術的」。: 本当に僕には描けないものばかり。
  • 細部が「怖い」ことがある。: 例: 腕が3本、指が6本、腕や脚がぐにゃぐにゃ・・・ (→ : 指が ちょっと多いかも?)
    • でも、パッと見ただけでは分からないことがあるし、そういう表現と考えれば受け入れられることもある。
    • 描画のあとで自分で修正するのも、いいかもしれない。
  • 一期一会: おそらく、一度描いたものを再度描かせることは不可能だろう。
    • AIの処理的に そうなっている気がするし、AI自体が随時学習しているので、同じ結果は二度と出ない気がする。
    • しかも、処理の内容を示すようなIDもないから、あとで指定することもできない。
    • そういう意味で、本当に「一品もの」、あるいは、音楽の演奏みたいなものなので、気に入ったもの(そうでないものも)は保存しておくほうが良い。

次に、今までに描かせたもののうち、気に入ったものなどを載せる。今回は まさにギャラリーだw

以下、イラストのキャプションには描画指示の元となる日本語または英語 (→ 翻案・調整したもの) → 翻訳した中国語(= 描画指示), 描画技法を示す。

手始め(お遊び): 「ショートボブの女の子」, 「ポニーテールの子」, "Larry for leader" (「(UKの猫)Larryを首相に」という動き → 残念ながらTrussになったようだ), ある女性芸能人(恥ずかしいので名前は伏せる)

「ショートボブの女の子」は随分良い感じだ。catoonが合っていたのかもしれない。「ポニーテールの子」は(ショートボブで結構期待したのに)間違っては居ないけど今一つだった。が、左上がリキテンスタインぽくて好きだ。

“Larry for leader”は指示が悪かった。固有名詞のLarryでは本物のイメージが伝わらない。ただ、「リーダーに」という指示で、どうにかそれらしいものが出た。なお、猫のイラストとしては いいものが多い。

ちなみに、指示として「Larryを首相に」のように書いたら、禁止文言でエラーになって描画できなかった。そこは中国だ。

女性芸能人を日本語で指定では ほとんど似ていないけど別の人に似ているもの(例: 右上: 卓球の元選手, 右下: 昔のアイドル歌手)があったし、左下の人間離れした顔には妙にひかれる。女性芸能人を中国語で指定は、半分くらい本人に似ている、あるいは、イメージが合っている気がする。

誰か分かっちゃった方は こっそり連絡して下さいw

歌シリーズ: 「微笑がえし」, 「半分少女」, 「真っ赤な女の子」, 「私がオバさんになっても」

「微笑がえし」は水彩が良かった。水彩のロングヘアのものは今まで描画したものの中で一番気に入っている。※ そして、微笑んでいるけど微妙に困ったような寂しいような表情が歌に合っていてすごい。その隣のペコちゃん風なのも可愛くて好きだ。これは余白の取り方が うまいと思う。他に、チョークの素朴な感じにちょっとグッと来るものがあった。例えば、左上や中央下である。

※書く必要は全くないのだが、僕はショートボブやポニーテールの人が好きなのに、これが一番いいというのは自分でも おかしい・矛盾も いいところな気がした。が、良く考えると、これは僕が描きたかったもの(「微笑がえし」)に すごくマッチしているからいい・参ったのであって、必ずしも「僕の嗜好全体を通して最高」という訳ではないというところで納得(大人的な決着)した感じだ。

「半分少女」は いかにも可愛い少女になり、昔気に入って居たアナウンサーに似ているものもあった。なお、文字通り半分だけ描画されているものがあった。さすがに歌詞の内容までは理解(学習)されていないため、題の指定では歌に近いものは なかなか出ない。「真っ赤な女の子」も同様で、文字通り赤い服の子が多かった。これは指示が悪かったので仕方ない。歌の意味やイメージを伝えるべきだった。それでも、何となく近そうなものがあったので載せた。

「私がオバさんになっても」では上の曲での経験を踏まえ、歌詞の一部を翻案して指定した。が、それでも描く対象(若い女性)やその内面を想像して描いてもらうのは難しく(それはそうだ。書いてないものは分かりようがない)、全部却下だったが、あとから見返したら何となくそれらしいものが少しあったので、載せた。「で、どうなのよ?」と すごんでそうな感じのはおもしろいし、いろいろ喋っている(ちょっと慌てて問い詰めている?)感じのは何となく宇多田ヒカルに似ているのも気に入った。

黒猫 優作

Larry the catや歌と同様に、「優作」と指示しても全く無意味なので、僕の持つイメージを指示して いくつかいいものが出来た。一番気に入ったものを加工してツイッターのアイコンにした。

優作で感心したのは、僕なんかが黒猫を描くと真っ黒になってしまいがちだが、描かれたものの多くは明るさや色を加減して ちゃんと表現していることだ。あと、どれにも言えるが、背景の色遣いが好きだ。派手だけど やり過ぎでないところが うまい。

「時をかける少女」

(映画・アニメ風)

映画に英語の題"Girl Who Leapt Through Time"があったので、最初はその中国語を指定したが、人物が子どもになってしまった。そこで、映画の主人公は高校生なので そのように指定したら、映画やアニメのイメージに近いものが描けた。

なお、"highschool"は正しくは"high school"だったが、翻訳は大丈夫そうだったw 下の中学も同様。

(原作風)

が、その後、原作では主人公は中学生であることが分かった(すっかり忘れて居たが、「そういえば」と思って調べた)ので、中学生としても描いた。この作品は、どうしても原作よりも映画(あるいはアニメ)の印象が強いが、ジュブナイルとして書かれた原作に忠実に描くとしたら最初のものが一番近い気がする。

自分

自画像的なものを描きたくて、かなり試行錯誤した。自分の属性や好みを文章にして指示した。さすがに こだわりが強く、載せた以外にもボツ稿は かなりある。が、結局、自分を人間として描くことにこだわらないもの()でもいい気がしている。もう少し試したい気がするが、キリがない。

最初の頃は「モーツァルトが好き」を指示に入れていたために、その頃の雰囲気(例: 髪型や服装)になってしまった。同様に、僕とAIで言葉のイメージが違うため、「若くない」とか「50代」とかを入れたらお爺さんになったので、「中年」にした。また、「ピアノが好き」だと演奏の光景になることが多かったし、「眼鏡を掛けた」は猫まで眼鏡になることが多かった。そもそも、「技術者」を指示すると眼鏡になることが多いようだ。

自分で見て、一番雰囲気が近そうなものや気に入ったもの4つを先頭に示した。以降は、雰囲気はいいけど近くないとか全然違うけど気に入ったものである。

「モーツァルト」を入れたものにマイケル・J・フォックスに似ているものがあったのがおもしろい。他に有名人に似ているのは、松尾貴史タモリがある。そこら辺は、本人の画像を学習して生成している気がする。

バンドシリーズ: Yellow magic orchestra, Electric light orchestra

今までに書いたように、"YMO"や"ELO"では分かってくれない。それでも、YMOは少し分かっているのか、結構3人のものがあった。やっぱりクレヨンのは可愛いので、新しいYMOにならないか(強いて言えばBABYMETAL風?)。あと、いかにも女子向けのアニメ的なのもおもしろい。

ELOも、なぜか初期のロゴ的な電球は出た。まあ字面から想像できるものではある。クレヨンのは可愛いので、新しいロゴにして欲しいが、グループ(今はムサ苦しいオジさんだけ・・・)のイメージと全然違うので無理だ。

 

終わりに

使ってみて、(いろいろ欠点はあるものの、)僕には こういうので充分だと感じた。大げさだが、このシステムにより、絵が描けない僕が描けるようになったのだ。実体はAIがいろいろな画像を合成しているのだろうが、描く内容や描き方を指示できて、気が済むまで繰り返せて、最終的に自分が「これだ」と思ったものができる(しかも、他に同じものがない(はず))なら、自分で描くのに近いと思う。

実際、ERNIE-ViLGで描いた優作をツイッターのアイコン(アバター?)に使ったし、「自分」として描いたものを このブログのロゴ画像(右上)にも使いたいと思っている。ただ、どれがいいか迷うのと今の優作の写真も捨てがたいので、ランダムに切り替え表示するようにしたいと思っている。 → とりあえず、作ってテスト中。: 右列一番下の"Random logo test": 10-20分ごとにランダムに切り替わるようにした。 (9/6 13:14) → 良さそうなので、今までの優作のロゴ画像と交換した(今までのものも出る)。 (9/6 21:11) → 処理の概要をPSに書いた。 (9/7 19:36)

それから、よくニュースの記事に ありきたりなストックフォトを載せているが、なまじ写真なので誤解することが多くて意味がない(むしろ逆効果)。※ そういうのは止めて、こういうシステムで内容にマッチしたイラストを描いて載せるべきだと思う。

※だから、写真の下に「イメージです」とか「本文とは関係ありません」とか書いてあって、すごく馬鹿らしい。

あと、記事が対象としている本人の写真だって、その時に撮影したものでないものを載せるのは誤解を生むから良くない。例えば、深刻なニュースなのに(過去の)笑っている写真を載せたら、「不謹慎だ」とか不要な反感を かうこともあるだろう。

 

そして、以前も書いたと思うが、僕には今回試したイラストの描画のように音楽を演奏できるシステムができると うれしい。以下のようなイメージだ。

AI音楽演奏システムの操作のイメージ

  1. 曲名を指定するか、楽譜を入れる。: 例: K. 488
    • フリーのものは自動で楽譜を取得する。
  2. 演奏表現の仕方や、参照する・倣う演奏者・演奏があれば指定する。: 例: 「現代的かつダイナミックかつパワフルに」、「アンスネス(2022)風」
  3. 演奏を生成する。
  4. 全体の感じやパートや部分の感じ・表現を修正・調整
    • 例: 気になるパート・箇所を、再生しながら指定、文章や声で指示、楽譜や波形をマウスなどで指定して、「もっと滑らかに」。
  5. 気に入るまで3-4を繰り返す。

修正・調整は難しそう(音楽的才能や知識が要りそう)だが、そこもAIで補助できるだろうか?

 

PS. ランダムロゴ画像の処理の概要 (9/7 19:36)

機能: このブログのロゴ画像(ページ右上)を、設定した時間ごとにランダムに変更・表示する。

構成: ロゴファイル更新プログラムとブログのロゴ表示ウィジェットからなる。

動作

  • ブログのロゴ表示ウィジェット (phpで記述)
    • ロゴ画像格納ディレクトリ内にある、仮ロゴファイル(logo.sl: 実体の画像ファイルへのsym-link)を表示する。
    • 仮ロゴファイルのsym-linkの実体のファイル名を取得して、ブログのページのHTMLで表示する。
      • 実体でないと、suffixからファイルのタイプを判別できず、表示できない場合があるため。
    • 仮ロゴファイルや実体のファイルがない場合にはデフォルトの画像を表示する。
    • 画像の注釈をファイルから読み込んで、画像の下に表示するようにした。 (なければ出さない。)
      • 注釈は、画像個別かファイル名のパターンで指定することができる。
      • [個別] 画像ファイルのbasename + ".desc"
        • 例: test.desc: test.jpg(など)の注釈になる。
      • [パターン] 画像ファイル名の先頭の文字列 + "@.desc"
        • 例: EVD@.desc: "EVD@"で始まる画像ファイル(例: EVD@Screenshot_2022-09-06_05-26-56.jpg)全部の注釈になる。
  • ロゴファイル更新プログラム: update_logo.sh: crontabで定期的(20分ごと)に実行する。
    • 仮ロゴファイル(logo.sl)の最終更新時刻から10分以内なら処理しない。
    • ロゴ画像格納ディレクトリ内にある画像をランダムに選んで、仮ロゴファイルにsym-linkする。
      • 一般的な画像(JPEG, PNG, GIF)の一般的なsuffixを持つファイルを検索する。
      • 乱数はbashの変数$RANDOMを使った。
        • どうも偏りがある気がするが、平均は中央付近なので気のせいだろうか?
          • 乱数をファイル数に丸める処理(mod)が悪いのだろうか?
          • /dev/randomなどを使っても、同様な感じだった。
      • 前回と同じファイルになった場合は再度選ぶ。

備考

ブログのロゴ表示ウィジェットで全部処理させることもできるが、表示のたびにファイル一覧取得などを行うので、多少処理が重くなりそうなので止めた。一方、そうすれば、表示のたびに異なるロゴ画像を出すことができる。が、そこまでする必要はなさそうだと思った。

画像の注釈は、画像ファイル中のEXIF, XMPなどに格納して取得することも可能だが、それを表示のたびに実行するのは無駄だし重そうなので止めた。キャッシュすることもできるが、そこまでのものではない。

なお、表示時でなく更新時に抽出すれば重くならないが、抽出したファイルの管理が増えて、ちょっと煩雑である。

また、そもそもPNGでは そういう情報を格納できないので不都合がある。また、パターンでの指定ができないので、多くのファイルに同じ注釈を設定する時には設定だけでなく変更時も煩雑になる。

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近頃はC国の製品は認められていて、僕も確かに すごいと思って居たが、実際には そうとも限らないと思う。良いものには条件がある。

ある程度「ちゃんとした会社」(日本でも中国でもどこでも。例: Anker, バッファロー, 秋月)の名前が付いていたり、そこを通して販売されていれば、仕様決め・設計や生産工程の指示・チェックや検品などが されており、サポート体制もしっかりしていて問題ない(= 良い)確率が高いが、そうでないもの(例: Ama.やAli.から直接買う場合)は、まず期待できない。まともに使える期待値は かなり下がる。= トータルのコストが高く付く。

偏見や決め付けや馬鹿にしているのでは全くない。それどころか、C国を認めようと思って買ったのに何度もひどい目に遭ったので、そう考えるしかなくなったのだ。その根拠として、(ちゃんとした会社を通っていないもので、)今までの経験を思い出して列挙する。

駄目だったもの

  1. Nexus 4の電池 (リチウムポリマー): 不良品または粗悪品または詐欺。最初から充電も起動もできなかった。製品に仰々しく書かれていた付属の「工具」は、お菓子のオマケレベルで全く使えなかった。 → 返品
  2. 臭いセンサ JSM-131SC: 測定値が いい加減で、何を測っているか不明。とりあえず「それらしい数字」が出て、何かに応じて変化しているだけ。精度以前に再現性がないので、全く使えない。: 不適切なセンサを使用した いい加減な回路・システムのためではないか。 → ジャンク(部品を外して使う)
  3. ピンジャック A: 汚れていて、全然使いたいと思えないものが届いた。C国から発送と明記されていたのにR国から届いて不審だった。 → 返金 (店の対応は良かったが、意識は低い)、プロトや どうでもいいところに使う。
    • 発送元の国が表示と違うことに何の問題も感じないところに、店の意識の低さを感じた。
  4. 電子部品セット: 販売ページと表示ラベルと中身の不一致: ただ、まだ不良の素子に当たったことはない(千個以上と かなり大量にあるので、故障確率は低いのだろう)。 → 保持(プロトなどに信用せずに使う)。
  5. タイマー XY-WJ01: 操作説明の不備。書いてあるとおりに使っても(実際には、説明が不足していて正しい使い方が分からなかった)、正常に動作しない。問い合わせに まともに回答しない(不備な説明のコピーを送るだけ)。 → (偶然に助けられて)自分で問題を解決して稼働中
    • 基本動作についても、タイマーの時間精度が悪い問題がある。: 1分のレンジで分単位の誤差(概ね設定より短い: 例: 10分で1-2分短い)がある。 → クリティカルな用途には使えないだろう。
    • そんな作りでは、リレー端子の絶縁(安全性)についても疑わしいと思う。
  6. SDカードリーダー:  コネクタ(USB Aプラグ)の構造が不適切で、最初に使った時に破損した。 → 返金 (店の対応は良かった)、抜本的に改良して使っている。
    • あの作りでは、仮に破損しなくても、少し使うだけで接触不良になる可能性が高い。
  7. カード型USBメモリ(下記PS3を参照): 不良品か容量詐欺。チェックのためにフルに書き込んだら中身(ファイルシステム)が壊れた。 → 返品
    • あと、カード型だったら表裏が平坦なものを期待するが、裏面が出っ張っていた(写真を良く見れば分かったのかも知れない)。

一概に駄目とは言えないもの

  1. 楽天のポケットWi-Fi: 久し振りに電源を入れたら、起動してすぐに再起動して使用不能になった。電池残量が不十分な時にファーム更新したせいか、僕がソフトを改造したせいか? いずれにしても、僕のほうが悪そうだ。 → ジャンク(部品を外して使う)
    • 実質1円だったし、楽天はサービスエリアが狭くて実用にならず、元々使いみちがないものだったから実害はない。SIMだけ あれば良い。
  2. 電解コンデンサ: メーカーが書いてなかったので、「普通のもの」(ニチコンなど)を期待していたら、「粗悪品」として有名なものが届いた(一見日本メーカーみたいだけど実際には見たことないロゴなので、調べたら分かった)。: メーカーを確認しなかったのが悪かった。国内の店でも「そういうところ」はあるようなので、気を付けたい。: ただ、まだ素子が不良になったことはない(確認は難しい)。 → 「危ない部品」(半ジャンク)として、どうでもいいところに信用せずに使う。
  3. ピンジャック B: 一見ピカピカしているが、表面処理が粗雑。中心の絶縁体が熱に弱く、半田付けしたら縮んで使用不可になった(長時間加熱したのが悪い)。 → ジャンク(何かに使えれば使う)
    • むやみに長時間加熱した訳ではなく、外部電極と端子の導通(接触)が不安だったので そうせざるを得なかった。

良かったもの

  1. スピーカー保護キット: 基板には組み立てずに部品だけ使った。ブレッドボードで組んだら動作したので、部品は問題ない。 → 使わなかった部品は保持
    • 音質の面で重要な部品(リレー)の選定は今一つ(電力用リレー)だったし、回路もサンプルを実装した程度で、細かいことに配慮はなかった。
      • ただ、その点は分かって買った(あとから気に入らなくなった)ので、問題ではない。
    • そのために自作の回路を採用したので、使った部品は ほとんどなく、抵抗やコンデンサ程度だった(リレーも使わず)ように思う。
      • リレーの1個は、別件の換気扇制御回路に使った。上記のタイマーのリレーの安全性が信用できないので、外付けした。
  2. PCF8591 AD/DA基板 "YL-40": 回路の詰めが今一つなので改造した。半年以上経っているが、壊れていない。 → 稼働中
    • 総合的には ここまでの中で一番良い。
    • ADCの精度に起因して居そうな問題はあるが、部品の性能であり、この製品の問題ではない。
      • そういう性能・特性を考慮して回路を作るべき(詰めが甘い)という話はあるが、元々どういう用途を考慮したものか不明なので、そこまでは期待できない。

割合の比較 (総数: 12, 9)

  • 駄目: 58%, 78%
  • 悪くない?: 25%, -
  • 良い: 17%, 22%

※意外に駄目率は高くないようだが、「悪くない?」を除外すると(2番目の太字の値)、駄目率が ぐっと上がり、実に8割近くが駄目だ。

 

結局のところ、部品・素子単位では まあまあ(悪くないものが多い)なのだろうが(経験上、IC、トランジスタ、ダイオード、LED、抵抗は確かに悪くない)、それらを組み合わせた製品となると、設計不良や製造上の不良(バラつきなど)、資料不足(というか、ない)、更に、サポートの不備(というか、ない)があって、いくら安くても駄目で、買ってすぐに使えることは期待できない。仮に動いても、ずっと安心して使えるレベルではない。

それから、不良品は交換可能だとしても、それを待つのに1か月くらい掛かってしまい、全く実用的でない。店によっては根拠なく返品を拒否するところもあるから、それへの対応にも労力が掛かる。あるいは、企業などが そういうリスク込みで「素材」として大量に仕入れて、自分で検査・選別して使い、信頼性を自分で保証するのならいいだろう。そうすると、単価だけでも数倍になるだろう。

確かに日本などの「ちゃんとした会社」を通すと高くなるが、そういう部分を担保するコストと考えれば全く妥当だ。そして、そういうものは純然たるC国製品とは言えず、OEMとかそういう類のものだ。

だから、素のC国製品は何だって駄目、あるいは、いいものもある、だけど、悪いものが圧倒的に多い という結論になった。少なくとも今は。

 

PS. 一番説得力がある例は、iPhoneなどだ。あれはC国製造だろうけど、だからと言って、「C国製造だから買う!」という人は0人も居ない。Appleのブランド・裏付け・サポートがあるから、安心して買うのだ。 (僕はAppleだから買わないがw)

PS2. 念のために書くと、僕は今は「だから日本のものが一番良い!」とは全く思ってない。近頃はC国より駄目なことも多いではないか。そして、この状態は改善するどころか、まだまだ悪化するだろうと思う。そして、過去のイカサマが どんどん発覚しつつ、今も新たなものがバレているのを見ると、過去の「良かった日本」はハリボテや虚飾、あるいはチートの結果とすら思える。全然C国を笑えない。

PS3. 不良品または容量詐欺のカード型USBメモリ

上述のように、SDカードリーダーは自分で修理したもので長期的な耐久性が不安なので、USBメモリならSDと違ってカードリーダー不要で、カード型なら薄いから非常用に財布に入れておけるかと思い、先週、クレジットカードの形状のUSBメモリを買った。1200円くらいだったか。

が、これも とんだ食わせ物だった。: チェックのために容量フルになるまで書いたらルートディレクトリが壊れフォーマット(erase)も失敗した。半分書き込んだ時点でファイルの比較が失敗したので(それまでは成功していた)、想像だが、半分くらいの容量しかなかったのではないか?

Amazonのレビューが少なく、いいものばかりだったけど、国内発送だからと安心して怪しまなかったのが馬鹿だった。でも、Ali.と違って即座に返金手続きが完了したところは、Ama.で良かった。

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先日、あるところにクソみたいな人が居た。そいつに攻撃されるのが面倒(攻撃されても いいけど、イライラするのが馬鹿らしい)なので、例えで書く。

近頃売れているらしい、ある製品の うたい文句が誤解を生む気がしたので そのことを書いたら、そいつは その製品(カテゴリ, 総称)の定義を持ち出して来て、そのうたい文句は正しいというようなことを書いた。

例えば、「ガソリンも軽油も電気も要らない車」というキャッチフレーズで売っているのは、普通の車(自動車= 原動機付きの2・3・4輪車)じゃなくて、自転車、キックボード、人力車、馬車、etc.なのだ(最も上の製品に合うのは馬車だろうか?w)。それで、「それは実際には「車」じゃないから、飛びついてがっかりする人が出そうだ」のように書いたら、そいつは、「車とは車輪が付いている乗り物のことだから、車で正しい」とか書いて来た。

そいつが低レベルだと思うのは、僕は「車」と「」付きで書いた意味を理解できなかったことだ。が、そういうことを書いても理解できない頭だと思うので、議論を避けた。

政治家の「ご飯論法」同様、字面が正しいだけで全く意味がないうえに、実際(「実用上」とか「日常生活上」の意味)には正しくない。※ そういうクソみたいな話・論法を真面目にする人が居たので結構驚いた。本当かは分からないが、学生みたいな属性だったので、若くして政治家や役人のようになってしまった可哀想な奴だと思う。

※そもそも、上のキャッチフレーズに ひかれた人で厳密な車の定義を知りたい人なんて ほとんど居ないだろう。更に、知って「ああ、そうか。これも車だったんだね。じゃあいいか」などと納得する間抜けな人は、概ね0人だろう。

そういう輩が世の中に結構居て、上のような論理を何の疑問も恥ずかしさもなく使って居るとしたら、なかなか頭が痛い。

 

PS. 元の話には、伏線というか隠された落とし穴的なものがある。例え話での馬車なり人力車には燃料代は当然ながら、自動車税、重量税、燃料税、その他の車関係の税金が掛からないのが好評でヒットしたとすると、取り立て側の国が黙っておらず、そのうちに、「そういうのも「車」だから」という強引な論理で課税する可能性がある。そして、上の「「正しい」ことを言う人」の主張は そういう論理に近いから、そうなっても きっと文句は言わないどころか「当然だ」とか言いそうだと想像する(というか、「そうなっても文句とか泣き言言うなよ!」って言いたい)。 (2/20 17:53)

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元日に実家に行ったら、母が「スマホにしようと思う」とか言い出したので驚いた。そもそも、使えるあてもないのに、なぜそんな考えになったのか分からなかったが、下のまとめを読んで分かった。

【悲報】ガラケー歴20年目のワイ。ドコモから最後通告が届く

ドコモが、ガラケーを持っている人に脅迫的な案内を出しているからではないか。古い端末が修理できなくなるのは当たり前のことで仕方ないが、それとスマフォへの移行は関係ない。ドコモが従来型の端末を出して(あるいは、他社の製品を)、それを紹介するだけでいいのに、余りにも恣意的にスマフォに移行させて、金を巻き上げる魂胆が透けて見える。

この件については、意図しているのか単に頭が悪いのか、以下の異なるものをごちゃまぜにしているように思う。

  • ガラケー終了 (メーカーのやる気の問題)
  • 3G終了 (電波・キャリアの問題)
  • i-mode終了 (ドコモの都合)
  • スマフォブーム(に乗じて収益を増やしたいキャリアの魂胆)

最初の2つについては、4Gなどで使える、ガラケーでもスマフォでもない従来型の端末、フィーチャーフォンを出せばいいのだ(今は1機種だけあるようだ)。高齢者はアプリとかの高機能なものは要らなくて、電話機能に加えてメールと写真程度で充分ではないか。

でも、それらすらガラケーの範疇になるのかも知れない。であれば、これまでガラケー・i-mode※で たっぷり稼いで来た責任があるのだから、ガラケーを使いたい人が居なくなるまでスマフォを押し付けようとすべきではない。それと電波(3G→4G)は全然別なのに、分かっていない人には もっともらしい説明になるのが嫌らしい。

これは、良くある詐欺の、「これからは*が使えなくなるので、これを買って下さい」みたいだ。

※i-modeについては、勝手な(まさにガラパゴスそのもの)規格・仕様(そのために、世の中の標準的仕様と合わないことが多くて移行が難しいだろう)をでっち上げた責任は大きい。ユーザーが不利益を被らずに終了させる責任は大いにある。

その点、Apple・ジョブズ(iPhone)は(いくら大嫌いでもw)すごい。まあ、少なくとも3Gがなければできなかっただろうし最初は無理があったけど、標準規格ベースで あれだけのもの(サービスと言える)を成立・普及させたのだ。

例えば、3Gが終わって使えなくなるiPhone(Androidも)の機種はあるが、それらで使えていたサービスが使えなくなることは まずない。対応する機種に換えれば それで済む。ごく当たり前のこと・考え方ではあるが、できない会社は多い。

それにしても、これからしばらくは、ガラケーしか使えないのにスマフォを押し付けられて文鎮化させてしまう、あるいは、詐欺(フィッシング、ガラケー・3G詐欺なんてのも出そうだ)などに引っかかる高齢者、ガラケー難民(?)が増えそうだ。全く無責任だ。

そもそも、高齢者に限らず、今もこれからも「普通の携帯電話」が必要な人・場合は多い※のに、それを切り捨てるのは正しい進み方ではないと思う(まあ、会社自体が正しい進み方をしていたかという疑問はあるが)。

※例えば、「(それしかないので)いつでもどこでもデカくて重いタッチパネル端末を使え」ってのは、無理もいいところだ。

 

(てな、全然おめでたくない話を年頭から書くのは さすがに気が引けたので保留していたが、日が経った(それでもイライラは減らない)のと、丁度 最初に挙げたまとめが出て状況が分かった気がしたので、出した。)

 

PS. 母については、以前聞かれて、(本文にも書いた、)従来型の端末があることを教えて居たのに、再びスマフォなどと言い出したので、そこでブチ切れた。たまたま とか高齢だからという訳ではなく、あの人は、昔から人の話を聞き流す(賛成でなくても分からなくても、賛成のような分かったような返事をする)癖があり、それを目の当たりにして、昔からのトラウマが出たような(フラッシュバック?)嫌な気分が続いている。

スマフォに移るにしても、そういう考えになった理由や経緯を説明してくれれば まだいいのだが、あの人は僕が子どもの頃からそれをせず唐突に言い出すので、いつも混乱させられ、嫌な目に遭って来た(説明不足のために、こっちが被害・誤解を受けた)。

あと、ガラケーですらまともに使えない癖に、ある時、「こんなのテキトーに使えば使える」とか口走ったのにも大変ムカついた。テキトーに使える機械なんてない! だったら、スマフォもそうすればいいのに その気はなく、以前僕の余ったものを試すか聞いても乗り気でなかった。「(その癖に、)なぜ今スマフォなんだ!」と、正月から何重ものイライラが爆発した。

 

(18:25 わずかに変更・修正)

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(3年前の元日に書いた下書きが未完成で残っていたので、(技術偏向を見直すと言った手前w、)丁度いいネタがなく、たまたま同じ時期に書いたものなので、(ざっと見て大きな問題がないので)そのまま公開します。)


正月なので、少し文化的な話を。

僕は文系でないし、今まで文系の学問をしたこともないから、「文化」の正しい定義を自分の言葉で言えない。それで、検索すると、weblioの一番最初の定義は

〔culture〕 社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体。言語・習俗・道徳・宗教、種々の制度などはその具体例。文化相対主義においては、それぞれの人間集団は個別の文化をもち、個別文化はそれぞれ独自の価値をもっており、その間に高低・優劣の差はないとされる。カルチャー。

となっていた。

これを字義通り解釈すれば、例えば昭和の(今となってはひどい)文化(例えば、喫煙とかコピー・お茶くみとかセクハラとか暴走族とかチェーンとか鉄パイプなど)は、(それが、人々にとっていいか悪いかは別として、)消滅させられる必要はなかったのではないかという疑問が湧き起こる。というのは、「(個別文化の間に)高低・優劣の差はないとされる」からだ。

一方で、今(というか、明治頃から)の日本は、ほとんど西洋の劣化コピーだ。だから、常に西洋に追従しなくてはいけなくなっている。しかも、偉い人たちの都合のいいように追従しなくてはならないので、ガラパゴス化が起こってしまう。

そうこうしているうちに、捕鯨問題が起こるのだ。99%以上は西洋文化を取り入れているのに、時々、都合のいい時だけ自分たちの文化を持ち出すから、理解されず反発されるのではないか。日頃、USだのEUの音楽だの料理だのその他いろいろを好き好んで聴き食べ取り入れる人たちが、唐突に「日本固有の文化」とか言い出して、どうして整合性が取れるというのだろうか?

僕は全く無理だ。逆に、いかにも不便の塊みたいな「日本固有の文化」(ガラパゴス化したさまざまなものも同様)なんてなくていいので、モーツァルトの曲やグールドの演奏やビートルズとかが聴けて、まずくないものが食べられれば、全く問題ない。もちろん、茅葺屋根の家とか草履、下駄、羽織袴、それから和式便所なんてまっぴらご免だw

要は、「都合のいいことばっかり言うな!」ってことだ。前にも書いたように、例えば捕鯨したい人は、江戸なり明治時代からの生活様式を守ってから言って欲しい。それが違うのであれば、その論理を説明して欲しい。だって、最初(何時代かは分からないが)は、必要があったから鯨を捕っていた訳だろう。その「必要」というのは、最初の生活様式に必要だった訳で、現代でも必要なのだろうか? もし、「昔から捕っていたから」という理由だけで、必要がなくても捕るのは虐待ではないだろうか。

「昔からの文化を全部引き継ぐ必要はない」という論もあるだろう。それはそれでいい。が、そうであれば、守るものとそうでないものの線引きは、誰がどうやって決めているのだろうか? そこには「利権」とかいう、およそ文化とは関係ない、おぞましいものがなかろうか?

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