Archive for 3月, 2018

暇があると、特にやりたくはないのだが、つい、JACKのイコライザ(の種類)による耳痛の原因を調べ出してしまう。今日は、以下のことをした。

  1. DEQ2496("DEQ")とJACKのイコライザのDIN dual tone特性の比較
  2. 耳の痛くなるイコライザの一部を無効にした場合の確認
  3. JACKのイコライザの作り(実現方式)の調査
  4. JACKのイコライザ同士やDEQとの波形の差の測定

1では、DEQとFIL-pluginsの4バンドPEQ("PEQ4")とCalf Jack Hostの8バンドPEQ("Calf")で有意な差はなかった。だから、混変調歪みが原因ではなさそうだ。

2では、Calfの低域(120, 200Hz)の広く深い減衰設定を無効にし、代わりにPEQ4のその部分を使ったら、耳痛が出なかった。そのため、Calfでの広く深い減衰設定が問題らしいことが分かった。

3でPEQ4とCalfのプログラム(ソースコード)を確認したら、重要なことが分かった。耳の痛まないもの(PEQ4)と痛むもの(今回はCalfを調べた)では、フィルタの実現方式が異なっていたのだ。

  • PEQ4: 格子(lattice)型IIRフィルタ ("2nd order resonant filter implemented with Mitra-Regalia style lattice filter" → 典拠)
  • Calf: 双2次(biquad) IIRフィルタ(直接I型) ('"traditional" Direct I form' → 典拠)

IIRフィルタの実現方式の特徴を調べたところ、方式によって演算誤差の影響が異なり、直接型は誤差の影響を受けやすく、余り使われていないとのことだった。

余談: 大学で勉強したので、上のような話は調べるまでもなくスラっと出て来ないといけないのだが、当時(今もw)、フーリエ変換やFFTまでは問題なかったが、「z変換? はぁ?」となり、難しい式を見ただけでお腹いっぱいになって「パス」していたw だから、今回も、「ソースを読んだ」と言っても、コメントから判別した程度だ。

これと2の結果より、直接型を使っているイコライザ(Calfなどほとんどのもの)は、広く深い減衰設定を行うと誤差の影響(誤差が蓄積するのだろうか)で音質の劣化(歪み)が生じて耳が痛むのではないかと推測する。ただ、試験信号のような単音(純音)では歪みは生じず、音楽(特定のポップ音楽)で生じるのが不思議だ。 ← 試験信号でも劣化は生じているのだろうが、(下のグラフで分かるように)振幅が小さいので、周波数特性のグラフを見たり比較しただけでは識別できないのだと思う。

それで、4でPEQ4とCalfの波形の差やDEQとPEQ4およびCalfの波形の差がどうなっているか見てみた。結果は以下である。

  • PEQ4とCalfの波形に違いはあるが、PEQ4とCalfのどちらが「正しい」のかは分からないし、それらの差の振幅はかなり小さく(最大で-50dB程度(=最大音量の約0.31%))、それが聴こえて音質に影響を及ぼすのか疑問だ。ただ、曲全体を測定した訳ではないので、測定していない箇所で差(波形の違い)がもっと大きくなっている可能性はある。 → Rush "Big money"の曲全体で確認したところ、特に大きくなっている箇所はなかった。
  • 差信号の帯域は200Hz-2kHz程度(概ね、イコライザで補正している範囲)で、これが歪みになって耳を痛くしているのだろうか? ただ、耳痛の原因になると言われている帯域(例: 4kHz以上)より低いので、本当に耳痛の原因なのかは疑問だ。ただ、上と同様に、測定していない箇所で高域に歪み成分が出ている可能性はある。 → Rush "Big money"の曲全体で確認したところ、超低域(60Hz付近)の差が大きくなっていた(この付近は曲自体の振幅も大きかった)。
  • DEQとPEQ4またはCalfの波形にも違いはあるが、DEQとの差分の求め方に問題がある可能性がある(DEQと内蔵DACの出力はアナログであるうえに、振幅差や時間差があるので、差を正確に求めるのが難しい)ので、有意な差かどうかは疑問だ。

曲全体で確認した結果から、どうやら、(PEQ4の出力が「正しい」と仮定すれば、)Calfの演算誤差(あるいは音質劣化)の影響は超低音に出ているようなので、CalfにHPFを追加して超低域をカットして聴いてみたところ、わずかに耳閉感はあったものの、概ね問題なかった。

超低域の差の原因としてもう一つ考えられるのは、フィルタの遅延時間(位相)の差だ。どちらかのイコライザが低域になるほど遅延時間が長くなるか短くなるのであれば、その帯域で差を求めたら片方が筒抜けになるだろうから、グラフのような山ができるのは自然だ。これは誤差の影響でも音質劣化でもないので、耳痛の原因ではなくなる。そうであれば、最初に書いた帯域(200Hz-2kHz)が効いているのであろう。ただ、上記のように、この帯域をカットしたら耳痛が改善したので、やはり、誤差の影響はあるのではないかと思う。

イコライザの演算誤差による音質劣化が直接耳痛を起こすのか、スピーカーで混変調を起こして高域の歪みになって耳痛になるのかは分からない。なお、曲によって耳痛が起こったり起こらなかったりするのは、曲ごとに誤差が問題となる帯域の成分の量が違うからではないか。いずれにしても、Calfのような作りのイコライザは僕には使えないことが分かった。

(4/3 5:18, 7:49追記) 上記のPEQ4とCalfの差分は、演算誤差でなく、それらの設定パラメタ(フィルタの幅・鋭さ)の違いによるものが大きそうだ。というのは、PEQ4は、それをQ値でなく独自の値で設定するので、目分量で決めた。それをCalfに移植する時には、グラフの形が合うように目分量でQ値を決めたので、パラメタは厳密には同一にならず、曲線の形は一致しないから、比較的大きな差分が出ているのだ。あとで、PEQ4のフィルタの幅・鋭さとQ値の関係を調べ、より正確なQ値をCalfに設定して差分を測定してみたい。

(4/5 6:48, 7:35追記) PEQ4のバンド幅の設定値(→ BW)とQ値の関係を推定したところ、以下の式が良さそうだった。

Q= 0.45/BW

そのQ値(元の値から最大2%程度変わった)をCalfに設定したところ、特性のグラフは良く一致した。PEQ4との差分も20dB程度小さくなったが、スペクトラムの形状は余り変わらず、超低域(20-75Hz)の成分が大きい。なお、グラフで見る限り、位相特性の差はなかった。

やはり、特に超低域でイコライザ(フィルタ)の誤差が出るようだ。両方に誤差があって、どちらかが大きいはずだが、数値計算でフィルタを実現する以上、「真のフィルタ」の出力を得ることはできないから、どちらがより正しいのかを測定することはできない(それぞれの式から、誤差の理論値を求めることは可能だろう)。ただ、聴感(耳痛のなさ)ではPEQ4はDEQに近いので、PEQ4の方が誤差(別の言い方をすれば、音質の劣化度合い)が少ないと考えられる。

ただ、差分の最大振幅は約-60dBで、0.1%に相当するのだが、それが耳痛を起こす程音質を劣化させるのだろうか? スピーカーでの混変調歪みや、耳や脳内での妨害が大きいのだろうか?

いずれにしても、(特定の使い方をした時に)「音質の悪い」イコライザ(フィルタ)はあると言え、後述の結論に変更はない。

そして、すべてのものを確認した訳ではないが、多くのJACK(正確にはLADSPAやLV2)のイコライザは、安直な実装を行っている可能性がある。Calfなんて、"Studio"なんて単語が名前に入っているうえに見た目もかっこいいけれど、中身はお粗末(双2次IIRフィルタの直接I型)でがっかりした。演算誤差の影響がどの程度かは分からないが、リソース(処理速度、メモリ量)の豊富なPCで実行するのだから、多少演算量が多くなっても、誤差に強い(=ロバスト性が高い、音質劣化が少ない)方式を選ぶべきだ。おそらく、実装する時に最初に目した(あるいはどこかからのコピペ?)、処理が簡単な方式(直接型)を禄に検討・評価せずに使ったのではないか。

一方、DEQはプロ(スタジオ)用機器だからか、(PEQ4と同様に)演算誤差の影響を受けにくい方式を使っていて、それで耳痛が出ないのではないか。そして、PEQ4を見つけたのは全くの僥倖なのだが(これがなかったらJACKは使えなかったから、DEQから脱却できなかった・・・)、ページを見ると、ちゃんとした方のようなので、定石通りに作ったのだろう。

ただ、多くの人がCalfなどのイコライザを使って問題になっていないということは、演算誤差の影響は実際にはなく、あっても耳痛には関係ないか、僕の使い方(設定)が常識外れで音質が劣化しているのか、僕が特に敏感なのかも知れない。あるいは、現実にはJACKのイコライザ(、あるいはJACK自体)を使っている人がほとんど居ないから発覚していないだけなのかも知れない。それはそれで、他にも問題がありそうだから、結構良くない話だ・・・

という訳で、ひとまずの結論は以下になる(したい)。

耳の痛みはイコライザ(PEQ)のフィルタの作り(実現方式)に起因する可能性が高い。

  • 具体的には、定説通り、双2次IIRフィルタの直接型は良くなさそうだ。
  • イコライザの使い方にも依存し、低域に広く深い減衰(例: 120Hz, -9dB, 1.5oct)を設定するのは良くなさそうだ。

 

PS. DACなどで、フィルタを切り換えて音が変わる・変えられるというのは、こういうことがあるのだろう。ただ、前にも書いたが、それは売りにするものではなく、(すべての場合に最適なものがないから)仕方なしにやるとか、おまけでしかないと思う。元々いいものを使っていれば、切り替える必要なんてない。車のタイヤで言えば、オールシーズンタイヤで充分なら交換は不要で、無理ならノーマルとスタッドレスで切り替えざるを得ないのと同様だ。

それから、ハイレゾ化(アップサンプル)すると音が変わると言われるのも同様だ。その時に使うフィルタの作りがイマイチなために、音が(劣化とまでは言わないが)変質することもあるのではないか。ニセレゾなんて、元々ない音を追加して本当に変質させているしねw

PS2. JACKの自由に配線できる機能のおかげで、耳痛の原因を調べるためのいろいろな実験(確認)が手軽にできた。が、それは実は本末転倒で、耳さえ痛くならなければ、実験など不要だったのだ。でも、やっぱり、いろいろ遊べるのは好きだw

  •   0
  •   0

会社は嫌いだが、社員は嫌いな人ばかりという訳ではない(逆に、嫌な奴の方が少ない)。先日は、身近な社員を勝手に自分の家族に仕立て上げて楽しんだ。

  • お母さん (A): 思わず甘えたくなる・・・ ← まさに「バブみ」・・・
  • 姉 (B): ハスキーな声とかタイトミニスカートなど、エロい。「お姉さま」と呼ぶべきw
  • 奥さん? (C): しっかりしてそうで、意外に適当。O型か?
  • 弟 (D): ちょっとコミュ障だけど、それなりに信頼できる。
  • 妹 (E): しっかり者で、任せておけば安心できる。A型?
  • 娘 (F): 食べたいくらい可愛い・・・

「バブみ」という言葉は、ちょっと前から目にしていたが、なんか馬鹿みたいだと思っていた(それに、最初はバブルと関係あるのかと誤解していた)。が、これを書いていて、Aさんの雰囲気はまさにそれであることに気付いて、愕然とした(実際には、彼女は、年下といえども僕に近い歳で本当に母親なので、別に驚くことではないのかも知れない)。ただ、近頃、(原因は何か忘れてしまったのだが、)Aさんにはなんか気に入らないことがあって、単なる「世の中を甘く見ている、田舎のオバさん」という感じがしたので、地位が低下しつつある。

昔から姉が欲しかったのだが、もしBさんが姉だったら、道を踏み外してしまって、今頃は全くマトモでない人生を送っていたような気がする。でも、それも楽しかったかも知れないw

Cさんは何とも不思議な人だ。根は真面目だと思うけど、いい加減なところもあるし、そもそも仕事に命を掛けるようなタイプではないし(むしろ、昔のOL的)、美人ではないし(林真理子や福原愛に似ている。が、前者は近頃は結構綺麗になったと思う)、むしろオバさん(といっても僕よりは若いはず)だ。けれど、なぜか「全く範囲外」という訳ではないし、「100%好み」って訳でもないし、(いい加減な行動に)ムカつくことさえある。時々話し掛けて来る時は、(ぼそぼそとした)タメ口のこともあって(敬語の時もある)、妙に親しみを感じるのだが、全般的に、猫のように予測不可な振る舞いをするので、なかなか近付きにくいw それに、仮に彼女と飲んだとして、上記のように正直に褒めたら、当然気分を悪くされそうだから、そういう時にはどう言えばいいのか、たまに悩んでいるw

Dさんは、まあ、相棒とか戦友だ。ムカつくこともあるけど、上司よりはずっとましだし、やるべきことは彼なりにちゃんとやるから、頼りになる。今気付いたが、「ムカつくこと」ってのは、その「彼なりに」って点のように思う。こっちが考えたり頼んだことを100%そのままやらず、結果を見て初めて違うことに気付かされることがあり、それでムカつくのかも知れない。でも、確かに、彼の考えも筋が通っていて、僕の考えはやり過ぎ(大げさ・無駄)なことも多い。だから、切れやすい僕だけど、彼にブチ切れたことはほとんどない。

Eさんにはいつも感心している。女の人だけど、会社ではそれを前面に出すことなく(妙に可愛い子ぶったり、か弱そうに振る舞ったりしない: それはFさんも同様)、逆に(昔の言葉で言えば、「キャリアウーマン」的に)自分が女性である弱みを見せないようにカリカリと気張りすぎることもなく、淡々と着実にしなやかに仕事をこなしている。田舎なので、周りから「女の人」扱いされたりしてムカつくことも多いだろうが、いつもにこやかに仕事をしている。(Cさんと違って、)こういう言い方だったら気分を悪くはしないだろうから、いつか飲み会で褒めたいと常々思っている。

Fさんは、何度も書いている、うちのテイラー・スウィフトだ。まあ、食べるのは無理なので、とりあえずは(ガラスケースの中に飾って)眺めているだけでいいw それに、Dさんと違って、話し方や態度がクールとか機械的な感じなので、そこはちょっと近寄りがたいというか、なんか違う感じだ(実際には明るい子なんだろうけど)。だから、やっぱり、ガラスケースの中がいいかな。

  •   0
  •   0

スマフォでGPMを聴くが、音量は「最大」にしたら何とか足りたものの、(グライコで調整しても)音が悪くて不満。そこで、ふと思い付いて、仕事用に持参したノートPCでテザリングして聴こうとするが、インストールしていたVivaldiやFirefoxではFlashプラグインがどうのこうので、結局、Chromeをインストールした。いろいろ手こずったが、今はいい音でK.488が聴けているので、満足。やっぱり、こうじゃなきゃダメだ。

それにしても疲れたw

PS. もちろんポリーニで、寝る前の締めだ。

(3/29 20:22追記) 昨夜、PCをスリープにしておいて今朝復帰させたら、電池残が半分以下に減っていた。それで小一時間聴いたら、もう電池がなくなって停まってしまった(こうなるとは思ってなかったので、ACアダプタは部屋に持って来なかった)。まったく、重くて大きいだけのダメPCだ(某林檎社製)。仕方ないので、続きはスマフォで聴いた。スマフォにしても、テザリングすると電池消費率が大きかった(約10%/h)。

まあ、それは仕方ないのだが、思い付いたことがある。大抵のホテルには外部入力端子付きのTVがあるから、ケーブル(ミニ-ピンまたはミニ)を持って行けば、TVに繋いで音楽が聴けそうだ。これなら音質は問題ないし、テザリングは不要なので電池に優しいし、クソ重いPCを持って行かなくても大丈夫だ。次回は是非試そう。

 

(3/31 7:11 少し加筆)

PS2. 実は、少し前までは、音量不足と音質を改善するため、ポータブルスピーカーを買おうと思っていた。が、スマフォにケースを付けたら音量が大きくなったように感じられ、音質も少し良くなったように感じられたし、イコライザアプリを見つけたし、スピーカーは結構大きくて重いので、持ち歩きたくなかったので、「次回」(=今回)試してから決めようと保留した。

そうしたら、軽くてかさばらず、0円で済むケーブルのアイデアが出たのは、大変ありがたい。野宿などしないので、大抵は問題ないw あ、実家はケーブルを伸ばさないと駄目だし、寝る部屋にはTVがないな・・・ (3/31 7:19)

  •   0
  •   0

昔、「カーナビのTVを映らなくする方法」を書いたが、近頃「いいね!」して下さった方が居たので、関心のある方は居るようだ。それで、先日、更に完璧を目指した話を書く。

フロントガラスに貼ってあるTVのフィルムアンテナ(4枚)を剥がして捨てた。それだけで充分だったのだが、アンテナとケーブルを接続していたコネクタ(カプラ?)がぶらぶらして目障りだったので、コネクタのちょっと手前でケーブルを切断して、ケーブルはトリムの中に押し込んで、すっきりさせた。

これで完全にTVは映らなくなった。「TVを受信できる設備」がない状態(さすがに、アンテナを付けていないものを受信設備だと強弁することはないだろう)だから、いつNHKが確認に来ても(実際には、「確認しろ」と言ってもなぜかしないが)、胸を張って見せらせる。「(B-CASカードをどこかに隠していて、)観る時に挿すんでしょ」と疑われる心配もない。

フィルムアンテナを剥がしたあとに糊が残ったが、昔使って仕舞っておいたシール剥がし剤(「ディゾルビット」、オレンジ油系)を使ったら、綺麗に落ちた。塗って2分くらい置くといいようだ。その後、爪で擦って糊を取り除いた。スクレーパーを使うと良さそうだった。

なお、窓ガラスには赤外線カットフィルムが貼ってあるので、シール剥がし剤の影響で曇ったりしないか心配だったが、今のところ大丈夫だ。

それから、将来、車を手放す時に、再度アンテナを配線し直さないとカーナビのTVが映らないのが問題になる可能性があるが、車もナビももう新しくないので、それで査定価格が下がることはないと考えた。あのナビはもう地図が更新できないので、ちゃんと使いたい人は新しい製品に交換するだろうし、そうでない人は「あればいい」だろうから、大丈夫だろう。

 

PS. NHKのやり方が悪どいので、僕は、(法ではそうでないが、無料で観られる)民放を観る気も起こらないし(元々観る気はないけど)、カーナビだってTVなしのがあればそれにしたいし、全部TV付きだったら、いっそのことスマフォのナビでもいいかとも思うし、TVが観られるスマフォの類も買わないし、(今は滅多に売ってないが)TV付きPCディスプレイだって買わない。仮に、動画ストリーミングサービスを観るにしたって(観ないけど)、ディスプレイにTVは買わない。

つまり、彼らのせいで、彼ら以外の企業が迷惑(収入減、機会損失)を被っているのだ。TVを観なくてもいい人はまだ少ないだろうが、これからどんどん増えるのではないだろうか。すると、そういう、見えない被害の額はどんどん増えるだろう。そういうところから、NHKや国に(スクランブルにするように)圧力が掛けられないものだろうか。

  •   1
  •   7

JACKが落ち着いてちょっと余裕が出来たので、例のイコライザ(の種類)による耳の痛みの問題をまた少し調べた。

まず、今までに、FIL-pluginsの4バンドPEQ ("PEQ4")なら問題ないことが分かっていて(、今もそれを使っているのだが)、その設定を他のイコライザに適用(移植)したらどうなるか試してみた。結果は、残念ながら駄目だった。以下の4種類を試したのだが、どれも、耳の痛みに通じる耳閉感があった。

次に、問題の原因を探るため、以前から疑っていた、混変調歪み(IMD)(につながる特性)を測定しようとしてみた。以前はうまく行かなかったのだが、Room EQ Wizard (REW)の信号発生器のdual tone機能で2つの周波数の音を同時にイコライザに入れ、その出力をREWのリアルタイムアナライザ(RTA)で測定した。

REWはいろいろな種類のdual toneが出せるのだが、とりあえず、一般的そうなDIN(250Hz:8Khz= 4:1)とSMPTE(60Hz:7kHz= 4:1)で試した。直感的には、DINの方が音楽再生に近い気がする。

すると、興味深い結果が出た。以下の各グラフで、黒はイコライザなし(原音)、赤はPEQ4、青はCalf、ベージュはDSP、上の群は左チャネル、下の群は右チャネルである。また、低音の山の辺りは差が出ないため、上部をカットしている。なお、TAPはかなり特性が悪かったので(高音の山が出なかった)表示しておらず、TBPWS+SBPの測定は省略した。

僕の考えでは、イコライザなしに近いもの、あるいは、山が鋭いものや2つの周波数の間が低いものが特性がいい(=耳痛が少ない)はずなのだが、実際には、特性の悪そうなPEQ4(赤)が(耳に)良く、特性の良く見えるCalf(青)やDSP(ベージュ)は駄目だ。

何種類かの測定方法で試したのだが、どうも不思議なことが多かった。窓関数(連続した信号の切り出し方)や表示方法を変えるだけで、特性(グラフの形)がかなり変わってしまった。そもそも、イコライザなしの特性が予想外に悪いのが腑に落ちない。それは、僕がこういう測定の基本を知らないためだと思う。

だから、上のグラフ自体はイコライザの特性の良し悪しを直接表している訳ではなく、各イコライザには混変調歪み(あるいは、耳痛の原因となる音質劣化)の出方の違いがあり、グラフはその違いがあることだけを示していると解釈した。そして、(グラフからは信じがたいが)PEQ4は一番劣化が起こりにくい(少なくとも、僕には一番音質がいい)作りなのだろう。

その後調べたら、パラメトリックイコライザ(PEQ)はIIR(無限インパルス応答)フィルタで作るらしいが、IIR型は演算誤差が蓄積するという情報があった。その誤差が蓄積して音質が劣化し、耳の痛みが生じているのではないかと考えている。ただ、JACKのモジュールの内部処理は浮動小数点演算のはずなのに、それでも誤差が溜まるのか、ちょっと分からない(確かに、普通の数値計算でも、いい加減な処理をしたら誤差が増大してまともな結果が出ないから、それと同様なのだろう)。処理方式で誤差蓄積量が違うという記述もあったので、最終的にはイコライザのプログラムを読むしかないが、かなりハードルが高い。それに、読んで、「確かに駄目だ」と分かったところで、僕には改良することはできないから、読んでも無駄だとも言える。

あと、PEQは「Qが鋭いと演算精度が下がる」という記述もあった。「Qが鋭い」というのは、Qの値が大きいことなのか小さいことなのか、山が鋭いことなのか分からないが(某有名オーディオ機器メーカーの広告なので、表現がいい加減なのだろうw)、いずれにしても、設定によっては音質が劣化するのだろう。そして、僕の設定(多分、低域の幅広く深い減衰)が良くないような気がして来た・・・

その、PEQの設定(使い方)の問題は、PEQやIIRフィルタの作りや式に詳しい人なら当たり前のことなのだろうが、僕は全然ピンと来ない。ただ、ロバスト性が高いイコライザがあることは確かで、PEQ4はそうだろうし、製品ならDEQ2496がそうだ。プロ用機器は、そういうところがちゃんと考えられているのかも知れない。

という訳で、現段階では以下のようなことが分かっている。

イコライザの種類(作り)と使い方によって音質は変わり(音質が劣化し)、耳が痛くなることもある。ただし、その音質劣化は普通の周波数特性では判定できず、複数の周波数の音を同時に入れるような測定(例: DIN dual tone)をしないと分からない。

これは、「物理特性では本当の音質は分からない」という説を裏付けそうだ。

なお、混変調歪みは「本当の音質」に関係している可能性があるが、今は表示している機器が少ないし、2つの周波数だけでは不十分で、無限の組み合わせでの測定が必要そうだ。

だから、オーディオ機器メーカーは、良く、「『マイスター』が何百時間も聴いてチューニングした」とか言っているのだろうか。僕の考えでは、その音の良し悪しの本質は主観的なものでなく、上記のような複数周波数からなる信号(=音楽信号)に対する特性に帰着するのだろうが、それに気付いている人が少ないのか、気付いていても、(うまく表現できる値がないので、)あえて主観的なものと表現しているのか(その方がありがたそうだから?)、分からない(僕にはどちらでも構わないが、音質は(主観的なものだから)数値とは無関係だと言われたり、それを発展させて、物理法則とは無関係な、非論理的な「トンデモ理論」を出されると、どうしても信用できない)。

もし、音の良し悪しの本質が主観的なものでしかなかったら、オーディオ機器なんて作った人の耳(あるいは運?)に依存し、その「耳」は買う人みんな違うはずだから、一般的に「音のいい製品」なんてあり得ないことになる。それだったら、本当に「何だっていい」ことにならないか? そして、誰かが「いい」と言ったものを、みんな盲信して買うのか(昔からそんな気がするがw)。

それにしても、オーディオ機器の音質を測る・示す・改良するのは、なかなか奥が深いものだ。

  • bmc0/dsp

    bmc0/dsp

    An audio processing program with an interactive mo…

  •   0
  •   0

JACK(Linuxのサウンドシステムの一つ)への移行が軌道に乗ってから約2週間経ったが、大きな問題はなく、満足している。また、耳が痛くなる問題は再発していないので、解決したようだ(結局、PEQの使い方が悪かったようだ → PSも参照)。以下に、利点と欠点とその他を書く。

利点

  • 使用しているサウンドカード(ASUS Essence STX II)とアンプ(SAYA SP192AB)の機能・仕様により、システムの電源を切る前にアンプの電源を切ったり音量を絞ったりしなくても雑音が出なくなった(グライコ(Behringer DEQ2496)は電源on/off時に雑音を出す)。
    • ただし、ボリュームを全く動かさないと(摺動面の状態が悪くなって)雑音が出やすくなると聞いたことがあるので、寝る前は絞り、朝は何回か動かすようにしている(が、それでもこのアンプは雑音が出ることがある)。
  • 他のシステム(PulseAudioやALSA)と違い、(仮想的な)音の配線を(設定ファイルなどでなく)マウスでできるので、とても便利。
  • 音の処理や配線を自由に変更できるので、思い付いたことを簡単に試せるようになった(PluseAudioやALSAでやろうとすると、設定ファイルに書く必要があるので、かなり面倒)。が、ここは研究室ではなく、音楽を聴くのが目的なので、そんなに頻繁に音の実験をする訳ではない。
  • プログラム(スクリプト)との親和性が高いので、ちょっとした処理は自分で作れる。
  • イコライザの調整が楽になった(グライコの小さいディスプレイを見ながらつまみを回すのでなく、キーボードで数値を入力でき、設定をファイルに保存できる)。ただし、最終的には実特性を測定して調整する必要があり、そのためにはマイクを立てる必要があり、それはやっぱり面倒なので、ものすごく楽になった訳ではない。
  • 外部のグライコ(DEQ2496)が不要になったので、システムをコンパクトにできた(そのうちDEQ2496は片付けたい)。また、DEQ2496が壊れた時のことを心配する必要がなくなった。ただし、サウンドカードやPCが壊れた時の心配は要る。
  • PCから外部に(光や同軸やUSBで)音の信号を出さなくてもいいので、その分、(ジッターが減るなどして)音質の劣化が減るはずだ。が、実際にはそういう経路の寄与は微々たるものだろうから、分からないと思う。
    • 逆に、サウンドカードはPCの雑音や電源変動の影響を受けやすいが、聴いた感じでは全く分からない。

欠点

  • JACKの扱えるサンプリングレートは固定で、単一の値である(それ以外は変換される)。僕はCD系(44.1kHz)がほとんどなので問題ないが、DVDなど(48kHz)の音も良く聴く人やいろいろなハイレゾ(JACKが対応しているかは不明)を聴く人には余り良くないだろう。
  • 音の処理(信号処理)をソフトで行うので、その分、CPU負荷が高くなる。ただし、普通に再生している場合は、OSのload average(平均待ちプロセス数)は0.5以下、JACK関連プロセスのCPU使用率は4%程度なので、全く実害はない。
  • 間違ってウィンドウを閉じるなどして、JACKの各プログラムを終了させると、音の経路が切れて音が出なくなってしまうので、注意が要る。同様に、イコライザの設定を間違って変えてしまうと音がおかしくなる。また、JACK関連のプログラムが多くなると、アイコンが増えて表示領域がいっぱいになってしまう。
    • → 滅多に設定を変えないプログラムは、アイコンを非表示にするといいのかも知れない。
  • ごくたまに、重い処理(例: 外部HDDの取り外し)をすると音が飛ぶことがある。ただし、原因となった操作をするといつも起こる訳ではないので、JACKには関係ない可能性が高い。
    • → 音飛びを防ぐため、JACKとgmusicbrowser(以下、GMB。実際にはGstreamer)のバッファサイズを大き目にした。
  • JACK関連の詳しい情報が余りなくて(あっても誤りだったり古かったりして)、自分なりに理解して使えるようにするのに結構苦労した。更に、「これだけでいい」というソフトがなく、取捨選択や自分で作る必要があった。また、JACK自体が古く、更新がされていないようなので、将来性に不安がある。
    • が、JACKは信号処理の枠組み程度のものなので、もっといいものができれば、それで既存の(LADSPAやLV2の)イコライザは使えるだろうから、大丈夫ではないか。
  • 当たり前ではあるが、間違った配線をすると、音がおかしくなったり、出なかったり、ハウリングなどが起こったりするので、注意する必要がある。

その他

  • (グライコのAUX出力が壊れたため、代わりにオンボードのサウンド出力を使うようにしたために)ヘッドフォンの音量が不足することがある件は、jack_mixerというソフトで音量を大きくすることで解決できた。複数の出力が出せるので、スピーカーで聴く時にも(アンプの音量を変える代わりに一時的に)調整できるし、音量メーターもあるのでちょっと便利だ。
  • GMBをJACKで使うと音量が不安定になる問題があったが、Gstreamerのplaybin(これが何かは分かってない)を作る時に"soft-volume"というフラグを指定しないようにしたら直った。この意味や、これで本当にいいのかは、良く分からない。ただ、基本的に、GMBの音量は変更しない(常に100%にしている)ので、問題はなさそうだ。
  • GMBはJACKへの接続を自動では行えないようで、それで手で接続しても再生を停止すると切れてしまうので、jack-plumbingというソフトで自動接続するようにした。
  • GMBの音を(PulseAudio経由でなく)直接JACKに出すメリット(音質がいい?)があるのかは全く不明だが、余計なものを通さないので(何かしら)良いと考えて、そうしている(はっきり言って、気分の問題であるw)。
  • 以前も書いたかも知れないが、JACKの接続状態を自動的に保存するプログラムを作った。ログイン時には、JACKの各プログラムの起動後、その保存された配線を復帰させるようにしている(qjackctlは僕には使いにくいため)。
    • なお、上記のjack-plumbingと接続保存プログラムは競合するので、jack-plumbingで自動接続した接続は保存しないようにした。
  • JACKにしたのではあるが、下位(ドライバ)にはALSAが使われているので、alsamixerというプログラムでサウンドカードの設定をする必要がある(そうしないと、音が出なかったり録音できなかったりする)。分かりにくいし、煩雑な点だ。
  • JACKにしたことで音質が良くなったということはないと思う。何となく、音がいい(低音や高音が良く出ている)ように感じることがあるが、気のせいか、音量が大きくなったせいか、イコライザを調整し直したためだと思う。
  • 昔、スリープからの復帰後にJACKの音が出ないことがあったのは、使っていたプログラム(qjackctl?)が悪かったのか余計なことをしたためなのか、分からない。今は、特に何もしなくても、スリープからの復帰後にJACKの音は出る。
  • JACKはWindowsでのASIOのような位置付け(仕組みは全然違うだろう)のように感じる。

画面

 

PS. 耳の痛みは、PEQの使い方(設定)以外に、PEQの仕様(中の作り?)にもよるようだ。というのは、さっき、いくつかの別なイコライザ(Calf EQ8, LADSPA DSP, TAP Eq/BW, Triple/Single band para. with shelves)を同じ特性にして試したところ、短時間しか聴いていないのだが、どれも耳閉感があったのだ。依然として謎は解けていない。 (3/25 15:05)

  •   0
  •   0

(ちゃんとした文章にするのが面倒なので、骨格+αを。おいおい、気が向いたら加筆します) ← 完成 (9:34)

昨日、Sa Chenのラフマニノフやショパンのピアノ協奏曲に感心した。

Chen: ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 (2011)

昨日、この曲(演奏者は不定)が脳内でリピートして、どうしても聴きたくなって、昼休みに探したら(好きな演奏は多いが、知らない人のを聴きたくなることが多い)、彼女のが目に入ったので(ただし、最初は、演奏者の国やジャケットの柄から敬遠しようとした)聴いた。意外にいい。すごくうまい訳でははないが、乗れる。ただ、第1楽章の行進曲風のところ(以前、ここがダサいとか書いているページを見たが、うまく弾くと結構いい感じになる)はいまいちで、腕が追いついていない感じだ。その楽章の最後は何となく音が乱れた感じなので、Thumbs upしたのを取り下げた。

第2楽章は結構いいところがあるが、終わりはわざとらしかった。第3楽章はまあまあで、中盤のオケがいまいちだったが、(この楽章は)全体的には良かった。

Chen: ショパン ピアノ協奏曲 第1, 2番 (2008)

昼に聴いたラフマニノフが結構良かったので、昨夜探して聴いた。

第1番のピアノは音が澄んでいて綺麗で、聴いていて心地良い。誰も出さなかった(目立たせなかった)ような音(・弾き方)が(いい意味で)妙なのだが、決して嫌ではない。彼女の解釈なのだろう。第2楽章の音の出し方(ちょっとした盛り上げ方)もいい感じ。オケ(指揮: Lawrence Foster, Gulbenkian Orch.)は普通に良かった。ラフマニノフも同じオケだった。

第2番は、なぜか低音(弦)がすごかった。ピアノは少しわざとらしかった気がする。第1番の方がいいのか、僕が慣れてしまったのか、疲れてしまったのか。

以前にも書いたが、昔はこの2曲は気に入る演奏がほとんどなかったのに、近頃は、いいと思える(許せる)演奏が多くなった。そのおかげで曲の良さも分かってきた(だから、少し前は「ショパンコンクールなんて、最後がショパンの協奏曲じゃちょっとねえ・・・」とか不遜なことを思っていたが、今はそうでもない)。自分が変わったのか、世の中にはさまざまな演奏・解釈があるということか。

以前はYeol Eum Sonにも感心した。どちらも、僕の嫌いな中韓の人だ。そういう事実を目の当たりにすると、音楽に限らず、もう中韓は馬鹿にできないと思う。そして、どういう訳か、中国には以前より抵抗が少なくなった。

その原因としてまず頭に浮かぶのは、ロケットニュース24の沢井メグの紹介がうまいことだ。彼女の記事は、体当たりで書いているせいなのか、結構おもしろく、気付くと「中韓も意外にいいじゃん」とか思っていて慌てるw 上手なステマなのかも知れないが、押し付けでなく、自分から読んでしまってそう思うのだから、仕方ない。

余談だが、彼女のは、好みではないのに妙に惹かれる。なぜ好みでないかというと、眼鏡が気に入らない。(女性全般に思うことだが、)眼鏡をするとキツく・冷たく見えるからだ。でも、たまに眼鏡なしの顔を見ると、全然キツさがなく、変化が大きくて驚かされる。すっぴんの顔もなかなか味わい深い。可愛いのではなく、大人の美人系なのだろう。それはそれでいいと思うw

それから、歳を取ったせいか、日本の劣化・自滅を実感しているのも大きい。

正しくは、実際には前から今の状態だったので、絶対的には劣化していない。相対的に劣化したのだ。真実から目をそむけ、昔からの成功体験(これは多くの人の犠牲(=偉い人たちのズル)の上に成り立っていた)にすがるだけで本質的に変わろうとせず、外面・体裁はともかく、(本心では)世界標準を無視してガラパゴス(=引きこもり)をやり続けて、「クール」とか「すごい」とか言ってたら、そりゃあ終わるよ・・・

気に入らないものや嫌なものがあるのは当たり前だと思うが、そういうのを馬鹿にして無視するだけでは、いつかは負ける。「兎と亀」や「蟻とキリギリス」、あるいは「裸の王様」に似たようなものか。

 

参考: いいものもある、悪いものもある

  •   0
  •   0

会社に、(僕にとって)妙な人が一人だけ居る。というのは、僕は今の会社に入って短い訳ではないし、数千人の大企業でもないのに、その人の名前だけは出て来ないのだ。出て来ないから、時々、「そういえば、あの人はなんて言ったっけ?」と考えても、出て来ない。出て来ても、せいぜい名字の一文字程度だ。誰かに取り次ぐ時はいつも困って、忙しくてとか、「あれーー?」とか言ってうっかり忘れたような振りをして、「煙草を吸う方」とか部署名で言ったりしている。

その理由は何となく分かる。その人の行動(仕事ぶりなど)が全く大したことないからだ。個人的に嫌がらせなどをされたこと(そうだったら、逆に忘れない)などないのだが、行動がいちいち「ダサ」く(=センスが悪い)、頭の中から抹消したくなるからだ。(珍走団やクソガキ(=親のレベルが低い子ども)に対するように)「見て見ぬ振りをする」というと分かりやすいか。見ると同時に、急いでペンキで塗りつぶしているのかも知れないw

ただ、今はまだ僕に直接関係がないからこの状態でもいいのだが、その人の部署からしてそのうち関係が出来そうな気もして、そうなったら、(その筋の悪さに)ブチ切れるのは時間の問題のような気もする・・・ くわばらw

  •   0
  •   0

先日聴いてちょっと興味を持った小菅優のページで、彼女のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のライブをNHK-FMでやるというのを知って、NHKはおもてなし(あるいは忖度)の国の政治家や北朝鮮並みの悪の枢軸で、最大の宿敵の一つではあるのだが、彼女のその曲はGPMでは聴けないし、ラジオは受信料を払わなくても聴ける決まりのようだから、ちょっと聴いてみることにした。

非常用のポータブルラジオで聴こうと思っていたのだが、今朝、ラジカセを持っていることに気付いて、そっちの方が音がいいだろうと思って試した。が、PCの雑音(妨害電波)のせいなのか、いくら調整してもほとんど聴こえなかった。ラジオは少しましだったが、やっぱり雑音が入って耳障りだった。それで、最後の手段、「らじるらじる」とかいうネット同時送信サービスを試したら、さすがに雑音は皆無で、音がとてもいいので感心した。

なぜ、らじるらじるが「最後の手段」かというと、それにアクセスしてラジオを聴くということは、最後にも書いたのだが、NHK TVのネット同時配信の「お墨付き」に手を貸すような気がするし、アクセスした記録が保存されて、将来、受信料請求の証拠に使われかねないという危惧があるからだ。僕は、それくらい、彼らを「金のためならなんでもする邪悪な連中」とみなして、嫌悪している。(3/21 7:26)

時間になって番組が始まったのだが、曲の前に長々とした説明があることをすっかり忘れていた。今日も、(第3楽章しか流さないので)たった12分くらいの曲に5分も費やしていたので、結構イライラした。内容はありきたりの話(作曲者や演奏者や曲の話)で、得るものはなかった(そもそも、そういうのは無関係と思っているので)。だったら、本題をもっと長く流して欲しい。例えば、全部で4曲流すとしたら、単純計算して20分も余るではないか。20分追加すれば、この曲は全曲流せそうだ。それにしても、番組の時間は長いのに、この曲も他の曲も小間切れで流しているが、ポップ音楽じゃないんだがな・・・ まがりなりにも"FM"なのに、どうしてこういう馬鹿なことをするようになってしまったのだろうか? あとでTVで流すからその宣伝のつもりなのだろうか。全くの劣化だし、FMの名折れだ。

ようやく演奏が始まった。第一印象は悪くなく、ピアノの音が綺麗だと思いきや、段々、ピアノがちょっと引っ掛かる感じがして来た。そのうち、ちょっと「下手」な感じすらして来た。。。 さすがにオケ(指揮: オラモ、BBC交響楽団)は綺麗だった。折角なので続けて聴いていたのだが、ピアノは見せ場でもちょっと遅くて(良くない遅さ)、余り「見事」ではなかった。スローなところはしっとりしているが、アルペジオはたどたどしく感じられてイマイチだった。要は乗れなかった。

結局、曲自体はいいし、オケもいいので、それを楽しむことにして最後まで聴いたのだが、終盤の音が連射される見せ場もイマイチだった。結局のところ、ピアノ演奏が曲に負けていたのだ。

彼女の弁護をするとすれば、録音のせい(ピアノが遠い感じだった)で印象が悪かったのかも知れない。ライブだから、ちゃんとセッティングできなかった可能性はあるだろう。

結論としては、これ以上彼女の演奏を聴く必要はなさそうだということになった(あくまでも個人の感想です)。

最後に、らじるらじるは、将来のNHK TVのネット同時配信の姿を示している(彼らがこんな風にやろうと思っている)と感じた。ブラウザで、特にプラグインも要らず、ログインなしで聴けるので、TVも同様にして「PCなどを持っている人は(受信設備を持っているので)全員金払え!」という理屈だ。怒りとともにため息が出る。取り越し苦労ならいいのだが・・・

だいたい、今時ラジオとかTVとか本当に必要なのかと思う。FMなんて、今日のような番組だったら、リアルタイムに聴く必要なんてなく、YouTubeの方がずっと便利だ。放送の時刻を待つ必要はなく、検索すれば出てくる無意味な説明を聴く必要もなく、当然、全曲聴けるし、音だっていい。こういう時代遅れの無駄なことのために国民から強制的にお金をむしりとって、最新技術がどうのこうのと言って浪費する団体は早く消えて欲しい。電波だってもったいないから、FMとAM 1波、それにBSと地上波TV 1波ずつを返すべきだ。

 

PS. まあ、「折角の演奏なんだから、余計なことは考えないで楽しめばいいじゃん」とも思うのだが、大好きな曲を平気な顔でブツ切りにされたら、やっぱりムカつくよ。大体、作曲者にも演奏者にも失礼だと思う。そもそも、この曲はイントロが命というところがあるのに、それを省くなんてやっぱりおかしいし、センスがないと思う。

と書いたものの、番組の内容を調べて第3楽章だけしか流さないと知った時に、聴くのを止めれば良かった気がする。要は、八百屋に魚を求めた訳で、こっちが悪かったw

  •   0
  •   0

先日とても感心した この演奏。普通に聴くならGPMで充分なのだが、曲間をブチ切られずに聴きたかったので、CDを買った。通常は、対価を演奏者に支払おうと思って、なるべく新品を買うようにしているのだが、今回はGPMで聴いて、対価は既に支払われているだろうから、中古にした。

Amazonは高目だったのでHMVを探したら、200円くらいで状態のいいものがあったので、それにした。日本盤なのがちょっと気に入らなかったが、気分の問題だ。ポイントを使って約170円になった。しかも、ローソンでの受け取りにしたので送料が無料になり、かなりお得感があった。

状態は良く、とても綺麗だった。盤質も問題なく、PCへの取り込みは10倍速前後でできた。ただ、BDドライブのトレイが全く開かず、爪を差し込んで開こうとしても駄目だったので、伸ばしたクリップで開けた。

確認のために聴いてみると、やっぱりいい。もちろん曲間は途切れない。そして、あの(プリペアド)ピアノの鋭い音が大好きだ。音が直接的で乗りが良く、ピアノの音は元々官能的なので、この曲に合っているように感じるから、オケでのオリジナル版より好きだ。例えば、冒頭の妖艶な感じ(そういう表現が正しいとして)は「ピアノしかないなあ」って感じだ。それから、2曲目の鋭い音はピアノならではだと思う。

(以前も書いた気がするが)オケは演奏者が多いので、どうしても楽器・演奏者間にズレが生じるから、音の鋭さやダイレクト感が少なくなってしまうのだろう。そもそも、オケには鋭い音が出せる楽器が少ないという問題もある。

このアルバムに限らず、「春の祭典」のことをしつこく書くのは、僕がこの曲を妙に好き(ただし、作曲者の意図を理解してる訳ではないし、モーツァルトとは全然扱いが違う。ロックのように聴いている)だからだ。だから、もし気が向いたら、YouTubeで聴いてみて欲しい(冒頭しか確認していないが、リンク先ではこのアルバムが全部聴けるはずである)。

 

PS. この編曲は「4手」(for four hands)とあるが、「2台ピアノ」でなくていいのだろうか? 1台で連弾できるとは全然思えないが(怖いもの見たさで、やっているところを見てみたいが)w 単に省略されているだけか。→ 本当に1台でいいようだ。連弾 (ツィンマーマン&中越, 2014)のがあった。すごい。→ 演奏光景は血沸き肉踊るものがあって、つい見入ってしまう。互いの腕を交差させ、髪を振り乱しながらガンガン弾く有様や楽譜をスパっとめくる有様は、一瞬のミスが死に至る戦闘のようで恐ろしいw 気持ちいい音を出していて、いい感じだ。あのお兄さん(名前を聞いたことがある気がする)、頑張ったな。

アルゲリッチとSakaiのもあるようで、興味はあるが、あとにする。 → やっぱりイマイチだった。頭しか聴いてないが、相方が完全に負けていて、迫力がない感じだ。2台なので熱気が少ない気もした。

PS2. 完全な余談(空想・妄想)だが、2人くらいの天才小学生が笛(リコーダー)で、学校からの帰り道に、歩きながらこの曲をさらっと完璧に演奏していたら、ものすごく驚くだろうし楽しいだろうなーw 全部じゃなくてもいいから、とりあえず、イントロだけでもいい。ピアニカでもいい。そういう光景を想像するだけで楽しい。って、僕は異常なのだろうか?w

  •   0
  •   0

去年、病院のポスターで見た可愛い娘を見つけた。探そうとしていたのではなく、思わぬ時に見つけた。

別の稿を書いている時、ちょっと気が向いて「姉」で画像検索したら(決していやらしい目的ではない。多分w あの「姉ログ」のもあって、懐かしかったw)、下の方に、その子が入っている画像があったのだ。最初は気付かなかったが、2回目辺りに気付いた。結婚式関係業者のページにあった。

それで、その画像で画像検索してみたら、いっぱい出て来た。どうやら、素材画像のようだ。あのポスターの画像も、検索したら山のように出て来た。素材も見つかった。最初は広告目当ての転載素材集サイトのようなところで見つかったのだが、オリジナルは写真ACにあった。フリーだった。「指さす日本人女性7」というタイトルだった。

写真AC: 「指さす日本人女性7」

そのモデルさんの画像は結構多かったのだが、残念ながら、名前などは分からない。2014年に撮影したようだ。

なるほど。あれは撮りおろしではなかったか・・・ 制作を業者に任せて、業者もちょちょっとフリー素材から選んで配置した感じか。まあ、栃木県の国保事業ではそんなにお金は掛けられないから、当然といえば当然だが、「県出身のモデルさんなのかも知れないなあ」と思っていたので、ちょっとがっかりした・・・ (そういえば、千葉県だったかは、出身の有名人を使っていたなあ) でも、あの写真はあのモデルさんの写真の中では一番いい感じなので、それなりにちゃんと選んだようだ。単に、好みの問題かも知れないがw

 

余談だが、あのモデルさんは、撮り方でかなり印象が違う。全身は意外にぽっちゃり系(丸顔だから意外でもないのだが、どことなく垢抜けない雰囲気のせいだろう)で、右(彼女からすると左)から写した顔は田畑智子的だ。ぽっちゃり系も田畑智子も好きだけど、反対からだと深津絵里なのに、まったく意外だw 顎のほくろがポイントなのかも知れない。

写真AC: 「案内ポーズの女の子9」より

それにしても、こういう素材を、無料・無表示で使用可能にして、一体誰に得があるのだろうか? 写真ACはともかく、モデルさんにだってほとんどお金は行ってないはずだ。彼女の宣材とかプロモーションとか練習としてやっているのだろうか。厳しい世界だ。

 

※上記素材の写真ACでの使用条件は"Public domain"なので、画像を加工・転載しています。

  •   0
  •   0

一週間くらい前の昼に、GPMでK. 488を探して、サイ(Fazil Say)という人の(2004)にしてみた。少し速かったが、辛うじて許せた。止めるほどでもなかったので聴いていたら、キビキビしていて乗れた。ビアノは悪くなく、それはそれでいい感じだった。

それで、彼に興味を持って他のアルバムを見たら、4手ピアノ版「春の祭典」  (2000)があったので聴いてみたら、なかなかすごかった。

最初の曲はそれほどでもなかったのだが、2曲目の音の鋭さにかなり惹かれた。この曲のピアノ版の演奏は今ひとつ軟弱なのばかりで、期待して聴くとがっかりすることが多いのだが、この演奏は満足できた。

昼休みでは終わらなかったので、帰宅してから続きを聴いたのだが、やっぱり見事だった。あの鋭い音が大好きだ。最後も音が綺麗で素晴らしい。この曲は聴いているうちに飽きることがあるのだが、これは全然そんなことがなく、あっという間に終わった。

ところで、その時はこの人について全く知らなかったので、聴いているうちにいくつかの疑問が出て来た。

  • ピアノ以外の楽器も使っているようだが? (それも曲に合っていていいけど)
  • そもそも、これは何人で弾いているのだろうか? 2人? 1人?

どちらも、GPMで見られる範囲では分からなかった。ジャケットには彼がピアノを弾いている姿しかなく、4手版なのに他の演奏者の名前はなかった。それで調べたら、彼が一人で多重録音したとのことだ。楽器は、「ひょっとして?」という想像が当たって、プリペアドピアノだった。彼はそういうアルバムを他にも出しているようだ。

なるほど。おもしろいと思う。「クラシック音楽」の曲だからといって、伝統的な方法・楽器で演奏する必要はない(そもそも、現代のピアノやオーケストラなんて、作曲当時と違うことが多いはずだ)と思うので、邪道という意見もあるようだが、僕は賛成だ。

もちろん、普通のピアノが大好きだけど、「プリペアドピアノ」という、新しい別の楽器での演奏として捉えれば全く違和感はない。それで曲のうまみを完全に引き出せているのだから、全く問題ない(悔しいことだが、普通のピアノではここまでは無理だと思う)。

彼は普通の(伝統的な)演奏もしていて、それが上に書いたK. 488だった。他に、「春の祭典」のあとに「月光」 (2014)を聴いてみたが、今一つだった。第1楽章は滑らかさや音の微弱さが足りなかった(「微弱さが足りない」というのはおかしな表現だが、他に適切な言葉が浮かばない)。もっと、聴こえるか聴こえないかギリギリの、かすかな音でないと、月の光ではない・・・

そういう訳で、彼は何でもすごい訳ではないが、「春の祭典」はすごい。それで、GPMだと曲間が切れて興ざめになってしまうので、久しぶりにCDを買いたくなった(MP3のようなダウンロード販売の方が場所を取らなくていいのだが、以前、曲間が駄目だった場合があって、GPMで切れるならMP3でも切れるはずだから、期待できない)。

 

それから、ここ数日は、もう数人のいい演奏に出会った。とりあえずここでは、ヨルム(Yeol Eum Son)を挙げたい。昨夜、JACKのテストでYouTubeを開いたら、たまたま彼女のモーツァルトのピアノ協奏曲第21番(2011)が出ていたので掛けたら、予想外に良かった。その時はテストだったので、音がちゃんと出るのを確認したらすぐ止めるつもりだったのだが、全部聴く羽目になった。チャイコフスキー国際コンクールでの演奏だった。

出だしはテンポがわずかに速くて気に入らなかったのだが、ピアノが歌っていたので、思わず聴き入ってしまった。そのうちに、彼女の解釈とか思いが伝わって来た気がした。だが、第2楽章の音の繋げ方(切り気味)は気に入らなかった(僕としては、もう少し滑らかに繋げて弾いて欲しい)。でも、それ以外は良かった。美しい音だった。そして、第3楽章は見事だった。音の出し方が良かった。

僕の好みでない弾き方があったり、好みでないカデンツァだったにも関わらず、なぜか許せた。当たり前のことだが、演奏技術は高い(いかにもさらっと弾いていて、全く危なげないし、聴いていて分かりやすかった: 楽譜なんて見たことないが、「ここはやっぱりこうだよな」って思った)。その上で、表現力がすごいと思った。しかも、場慣れしていて、演奏がとても滑らかというか自然体(自宅で弾いているような感じ)だった。そんな訳で、とても乗れる。

彼女は、一見、ワン(Yuja Wang)のようにパワフルで体育会系の雰囲気なのだが、(良く居る演奏者のように)ラフマニノフを豪快に弾くタイプでなく、モーツァルトを綺麗に弾く感じなので、かなり新鮮だ。そして、「内田に匹敵する・超える(かも)」という表現も浮かんだのだが、それはどうもしっくり来ない。どうとは書けないが、内田とはタイプが違うように思う。「モーツァルト一筋」ではないような感じなのかも知れない。

だから、そのYouTubeで多くのコメントが好意的なのも、納得できた。GPMには彼女のモーツァルトのアルバムがまだないのが残念だ。

最後に、そのオケもなかなか良かった。指揮者は不明だが、時々、他にはない演奏のし方(例:第2楽章の出だし)をしていた。あと、小編成(だけど決して室内楽ではない)なのも好きだ。

 

(3/14 21:50追記) 今日の昼に、演奏自体ではなく、経歴がすごい人を見つけた。なぜか昼前からすごく聴きたかったので、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番を探した。最初に試したスー・へイキョンという人の(2016)は、全然悪くなく、ちゃんと乗れるのだが、何か物足りなかった。コクとか「あく」(今考えれば、この曲のどろどろとした重苦しさなのかも知れない)がないような気がした。その次は、Ingrid Jacobyという人の(2016)だったが、やっぱり物足りなかった。その次に、小菅優という人の(2012)を見つけ、ダメ元で聴いてみた。テンポは速い(それは僕には良くない)のだが結構良く、速いせいでキレがあった。

それで興味を持って調べてみたら、小さい頃からピアノが好きで、10歳でドイツでピアノをやりたくて自分から行ったそうだ。これはかなりすごい。10歳っていったら、僕なんて普通のガキだった。それなのに、彼女はドイツ語を勉強してまで行ったのだ。それからずっとドイツに居るようだ。彼女は、コンクールでの入賞なしで演奏活動をしているとのことで、それもなかなかすごいことだ。

ただ、日頃書いているように、経歴と演奏は別物だ。彼女の演奏が良くないとは言わないが、何かひきつける力が少ないように感じたから、(僕にとっては、)上に挙げたようなすごい演奏者ではない。

それでも、さっき聴いた、同じアルバムのモーツァルトのピアノ協奏曲第22番は普通に良かった。僕はこの曲は(大げさで、さらっとしていないので)余り好きでないのだが、ちゃんと聴けたという点で、いいピアニストだと思う。ピアノの音は良かったし、第1楽章終盤のカデンツァがなかなかすごくて(この曲には似合わないはずの重さや暗さだった)良かった。初めて聴くものだったが、違和感はなかった。オリジナルだろうか?

 

PS. 今も、この投稿のチェックがてら彼女のその演奏を開いてしまい、聴き出している。。。

PS2. 彼女のそのコンクールの決勝のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を見つけて聴いているのだが、もたつき気味なのと、広がりや深みやパワーが不足していて、今ひとつな感じだ。やっぱり、合ってないのかも知れない。あるいは、この曲には未熟だったのか。。。 あるいは、奇しくも、上に書いた「ラフマニノフを豪快に弾くタイプでなく」が当たっていたのかも知れない。ちなみに、調べたら、この時の1位は、あの、僕の好きでないトリフォノフだった。複雑な気分だ。

PS3. すっかり忘れていたが、13日の朝に聴いた、サイの「展覧会の絵」(2011)も良かった。これもプリペアドピアノでの演奏だったかは定かでないが、「春の祭典」と違って普通で落ち着いていた。上に書いた、「もう数人のいい演奏」というのには、この演奏も入っていた。 (3/14 21:36)

  •   0
  •   1

苦節3年じゃなく、教師生活25年じゃなく、41歳の春でもなくw、1か月に満たない期間ではあったが、謎が解けずに試行錯誤の連続だったJACKのイコライザの調整は、おそらく今日で終わりだ。見事、耳を痛くせずにRushの"Power windows"と"Hold your fire"を完奏できるイコライザ(PEQ)の設定ができたのだ。もちろん、前回書いたように、グライコタイプのイコライザmbeqを使えば問題なかったのだが、どうしても気に入らないので、PEQ(パラメトリックイコライザ)で実現した。

ただ、残念なことに、耳が痛くなった原因は分からず仕舞いだから、どうして解決できたのかも判然としない。今回、mbeqを実測値に基づいて調整しつつ簡素化・最適化した後で、試しにPEQ(前回使って印象が良かった、FIL-pluginsの4バンドPEQ(以下、PEQ4))を同様の特性にしてみたら、信じられないことに、耳が痛くならなかったのだ。

問題が解決できた理由を推測してみると、前にも書いたように、イコライザの使い方(設定)が悪かったのと、イコライザの特性(作り方)が関係しているのではないかと思う。今までは、右チャネルの80Hz付近の山を抑えるために、幅の狭いフィルタをそれ以外の低域の音量を下げるための広いフィルタに重ねていた(→ 参考: 図中のグラフの左の方の"P I"が"P II"に重なっている)のだが、今回はそれを止めて、フィルタが重ならないようにした(帯域の端では重なるだろうが、それは問題ないようだ)。

元々のグライコ(DEQ2496)のPEQはフィルタが重なる使い方をしても大丈夫だが(ただし、PEQの数が多いと駄目だった)、JACK(正確にはLADSPAやLV2)の多くのイコライザは駄目(混変調歪みが生じる?)なようで、そこが特性の違いなのかと思う。DEQ2496はプロ(「演奏者」という方が適切か)用なので、そういう問題が起こりにくい作りになっているのかもしれない。

一言で書けば、今回はPEQをグライコのような使い方にしたのだ。だったらmbeqを使えば良いのだが、フィルタの数(=補正処理の量)を減らして(mbeqでは6個だったのが3個に減らせた)、補正曲線をシンプルで美しくしたかったのだ。その方が音質の劣化が少ない気がする(実際、高調波歪みは少ない)し、趣味としての満足感があるw

大変マニアックだが、何をもって「綺麗」かそうでないかという話を書くと、グラフの左チャネル(上)だと、mbeq(紺)は1.2kHz辺りでの水平線との接続部が角ばっていて滑らかでなく、そこから200Hzまでの凸凹が急だし、200Hz辺りでの低域の曲線との繋がりに無理があって、滑らかでない。繋がりについては右チャネル(下)でも同様だ。そういう雑さは、mbeqがグライコだからであり、PEQ4(青)では全く問題ない。ただし、曲線の綺麗さが音質の違いに現れるかというと、まずないだろうと思うw が、一つ、急な凸凹は余り良くないとは思う。PEQはそういう点を細かく調整できるのがいい。

なお、耳が痛くなった原因が分からないので、他のイコライザでも同じ設定をすれば同じ結果になるかは分からない(設定は容易だが、試聴するのが面倒だし耳が痛くなるのは嫌なので、少なくとも今は試す気はしない)。

以下に、PEQ4の設定(識別記号="PEQ4-5")や補正後の特性を示す。僕の部屋用なので、設定自体には余り意味がない。特性はmbeq(識別記号="mbeq-2-4")や元のグライコ(DEQ2496)と比較した。

去年DEQ2496を設定してから部屋の特性が変わったようで(本棚をスカスカにしたせい?)、山の位置が変わったり(右: 80 → 144Hz)、新たな山(900Hz付近)ができていたので、それを解消するために設定を調整した。その新たな山が耳が痛くなった原因の可能性もあるが、同じ条件のDEQ2496では問題なかったので、違うだろう。

PEQは4個使った。ただし、2つ(中のSection 1と2)はそれぞれ片チャネルだけで使っているので、実際には3個である。当初は430Hzのフィルタ(Section 4)は入れずに3(2)個だけだったのだが、そこの山が気になったので追加した。

設定した特性の比較グラフは、イコライザで処理した音を(実際にDAC・スピーカーで出力してマイク・ADCで収集するのでなく、)PC内で直接分析した値(理論値)を比較している。

実測値の比較グラフを見ると分かるように、PEQ4-5ではDEQ2496と同等以上の特性が得られた。mbeqと異なり、PEQ4にはLowShelfフィルタが入っていないので、mbeqで気に入らなかった超低域(50Hz以下)の音量低下が回避できた(が、部屋の特性に起因する深い谷が55Hz付近にあるので、余りメリットがない)。また、サウンドカード(ASUS Essence STX II)のLPFは限界ギリギリ(約22kHz)まで通すため、DEQ2496での超高域(16kHz以上)の音量低下も緩和できている(ただし、僕には聴こえない)。なお、左右同時出力(グラフ: 上)での超高域の低下は、左右のスピーカとマイク間の距離差による干渉が原因である。右(グラフ: 下)の超高域の低下は原因不明で、測定に何らかの問題があったのかも知れない。

それから、今回、スピーカーの音を測定するために新しくマイクスタンドを買った。今までのカメラ用三脚を改造したものが駄目になりかかって(ポールを固定する結束バンドが緩んで来た)、マイクの固定が不安定になったためである。

新しいマイクスタンドを使って特性を測定

キクタニのMS-150Bにした。ヨドバシで約3700円だが、サウンドカードを買った時に貯まったポイントを使って約半額になった(他社では売価がもっと安いものがあったが、これが最安に近くなった)。高いだけあってしっかりしているし、つや消し塗装もちゃんとしていて、いい物だ。ただし、説明書は何もなく、組み立て方法が今ひとつ不明だったし、用途不明の金具があったりした。プロ用だからか?

なお、ブーム型のマイクスタンド(アコースティックギターで使うような物)は安かったのだが、脚(3本の棒)の設置場所を食うし、組み立てと分解(大き過ぎて、分解しないと恐らく収納できない)が面倒なことに気付いたので、ストレート型にした。

 

PS. こうやって特性が簡単(?)に測定・調整できるのはいいのだが、作業中はマイクの位置を動かしてはいけないので、椅子に座ってPCを操作することができず、マイクスタンドの脇に膝立ちせざるを得ないのが辛い。測定・調整用のサブPCでもあるといいのか? ああ、スマフォで(操作)できるといいな・・・

  •   0
  •   0

あれから更にいろいろ試したが、結論(どういう訳か、「Steve HarrisのMultiband Eq. (以下、mbeq)が最適」)は余り変わっていない。「余り」というのは、一つだけ、新たにいいものが見つかったのだ。それは、FIL-plugins(またはfil-plugins)の4バンドPEQ(以下、PEQ4)だ。

PEQ4はwebでの情報が少なく、バンド幅の設定もおかしい(オクターブでもQでもない)ので期待していなかったのだが、比べてみると、mbeqと同じくらいいい(耳に痛くない)。mbeqは超低域をカットしてしまい、たとえそれが聴感上問題ないとしても(趣味的に)好ましくないので、PEQ4で問題なければ使いたいと思って、しつこく試している。

PEQ4はバンド幅の設定の仕方がおかしいので、パラメタの調整には苦労したが、元の特性とそっくりにできた(グラフの形状が同じなので、今回は載せない)。試してみると、いつも使っているRushの"Power windows"はキツかったものの、その他ではほとんど問題ない。ただ、mbeqが最高なのはどうしても否定できなかった。

現在までに試したイコライザと評価は以下のとおりである。○△×などは評価で、基本的に上が良い。その次は僕が設定に使っている識別記号で、()内がイコライザの名前や説明である。

  1. ○ jr-mbeq-2 (Steve HarrisのMultiband Eq, "mbeq")
  2. △+? jr-PEQ4-1 (FIL-pluginsの4バンドPEQ, "PEQ4")
  3. △ jr-DSP-EQ-4 (bmc0のdspのDouble-pole peaking filterのeq, "DSP")
  4. △- calf-butty-PEQ+HPF-1 (Calf Jack Host(以下Calf)の5バンドPEQと高域通過フィルタ)
  5. △- calf-butty-PEQ+LS-2 (Calfの5バンドPEQとLowshelfフィルタ)
  6. ? jr-mbeq-3 (mbeq-2で6kHz付近を落としたもの)
  7. ? jr-PEQ4-2 (PEQ4-1で6kHz付近を落としたもの)
  8. ? jr-DSP-EQ-3 (DSP-EQ-4で6kHz付近を落としたもの)
  9. × butty-hpf-2 (calf-butty-PEQ+HPF-1を若干変更したもの)
  10. × calf-butty-PEQ+HS-12 (Calfの5バンドPEQとHighshelfフィルタ)
  11. × jr-tap-eq-bw-1 (TAP-pluginsの8バンドPEQ, バンド幅指定付き)
  12. × Calf EQ30 (Calfの30バンドEQ)
  13. × jr-TBWS-1 (Steve Harrisの3バンドPEQ)
  14. × jr-tap-eq-2-1 (TAP-pluginsの8バンドPEQ, バンド幅指定なし)
  15. × Calf EQ5 (Calfの5バンドPEQ)
  16. × EQ4Q (EQ10Qの4バンドPEQ)
  17. × jr-DSP-EQ-1 (dspで200Hzだけ幅広く落としたもの)
  18. × jr-DSP-EQ-2 (DSP-EQ-3で最初に全体を-3dB下げたもの)
  19. × carla-x42-1 (x42の4バンドPEQ)
  20. × jr-ls-1 (dspでLowshelfフィルタだけにしたもの): 耳は痛くないが、低域が不足して駄目だった。

DSPが意外に良く(dspのパッケージはいろいろな処理ができて便利なので、機会があれば活用したい)、Calf Jack Hostは手軽なのだが駄目だった。EQ10QもTAP-pluginsも駄目だった。

いろいろなイコライザを試すのと同時に、なぜそれらで音(耳の痛み)に違いが出るのかを考えた。結論は出ていないが、以下の点を疑っている。

  • イコライザ(PEQ)の使い方が良くない。
  • 混変調(正しくは「相互変調」とのこと)歪み(IMD)が生じている。
    • 6kHz付近に出る?
    • 超低域によるもの?
    • イコライザの作りによって生じる?
  • イコライザの作り(計算式またはプログラムの実装)が悪い。

PEQの使い方については、設定図を見ると分かるように、低域(右チャネルの80Hz付近)で2つのフィルタが重複している。このように使うと、(イコライザの作りによるだろうが)歪むのかも知れない。あるいは、図の低域(200Hzが中心)のように幅広く使うのが良くないのかも知れない。そして、それらに起因する歪みが6kHz付近に出る(だから、そこを下げると痛みが減る)のではないか。

その証拠に、mbeqはグライコタイプでフィルタが重複しない(実際には隣り合うフィルタは重なっているはずだが)ので、音が悪くないのではないかと思っている。

が、どちらも、検索した限りでは、「悪い使い方」として出て来なかった。もしかしたら、イコライザの常識なのかも知れない。

混変調歪みについては、超低域をそのまま出すと、イコライザかスピーカーで歪みが生じるのではないかと考えた。ただ、グライコ(DEQ2496)のPEQでも同じ条件なのに問題なかったので、スピーカーは関係なさそうで、イコライザの作りによりそうだ。

その証拠に、mbeqはたまたまにせよ超低域をカットしているので、音が悪くないのではないかと思っている。

そのイコライザの作りによる音の違いについては、あるとしかいいようがない。使っている計算式(この辺りは難しくて苦手で、全然知識がない)が適切でないのか、それをプログラムにする仕方が適切でないことが考えられる。後者の気がする(ほとんどのイコライザはオープンソースなので、プログラムを見られるが、面倒そうなので止めておく)。

ただ、誰も文句を言っていないので、すごく微妙なことなのか、僕がしているような特定の使い方で発現するのではないか。なお、イコライザの処理中のオーバーフローを疑って入力レベルを下げてみたが、効果がなかった。内部では浮動小数点で処理しているから、計算自体に問題はないのだろう。

という訳で、DACやフィルタやデジタルアンプを変えたら音が変わる現象は「ありまーす」になるw ただ、それは全然褒められることではなく、単なる処理の違い、しかも、処理が良くないために起こるのであって、何を使っても音が変わらないのが当たり前のことだと思うのは、変わりない。

だから、DACなどでフィルタを選べるのを売りにする会社なんて、単なる優柔不断な腰抜けだと思う。男なら(女でも)、最高の一個で勝負して欲しい。

追って、スピーカーの音を実測して各イコライザの「音(特性)の違い」を調べ(果たして測定できるのだろうか?)、最適なもの(mbeqかPEQ4)を決め、実測値に基づいて微調整をしたい。

  •   0
  •   0

さっき、HMVのベリンダ・カーライルのベスト盤の広告を見て、ちょっと前にジャケットに強烈に惹かれたアルバムの広告を見たアヴリル・ラヴィーンのだと思い込んでしまった・・・

二人に共通点はあるのだろうか? そもそも、時代が同じかどうかすら知らない。ただ、どちらもシャープな顔で、エロかっこいいというイメージがあるだけだ(僕の中のこのカテゴリには、あのテイラー・スウィフトも居るw)。

ちなみに、人違いに気付いたきっかけは、カーライルのベスト盤のジャケットの文字を見て、「これで『アブリル・ラビーン』??」と思ったことだw いや、逆だ。カーライルのベスト盤(ボックス)を見て、「ほう、この前も出てたな。こないだの『あれ』も入っているのかな」と、下の方にあったラビーンのたまらない顔(アルバム)を眺めて、そこに書かれた名前が、どう読んでも「カーライル」ではないことから気付いたのだった。

  •   0
  •   1

先日、「森友問題、千人が抗議活動」とかいうニュースの見出しをちらっと見たら、なぜか、ある人が頭に浮かんだ。

森高千里である。浮かんだ瞬間はそういう意識がなくて、どうして浮かんだのか分からなかったのだが、よく見てなるほどと思った。「森」と「千」しか同じじゃないけど、どうも、そういう頭ができ上がっているようだ。

ただ、別の見出しでは「800人」などとなっていたので、それなら駄目だったw

  •   0
  •   0

いろいろ思うところがあって、もう「同窓会」には出ないことにしようと思っていた。のだが、今日、唐突に、中学校の3年の組の同窓会の案内が来た。そういえば、以前の中学校の同窓会で、「やろう」とかいう話になっていたかも知れない。それがちゃんと実現されたのだ。

その案内を見て、我ながら情けないことに、行きたくなってしまった。なぜだろうか?

やっぱり、幹事だろう。

(今でも)可愛い(けど、ツンデレで憎たらしくて大嫌いだった)Sちゃんが幹事の一人になっているのが大きい。そして、今見たら、お姉さんタイプだったIさんも幹事だから、一粒で二度おいしいw あと、地味だけど結構いい感じのSさんも幹事だ。そして、幹事の筆頭は同じ部活だったKくんで、特に会いたくはないがw、安心できる。

ちなみに、幹事4人のうち女性3人は、幼稚園から一緒だった。

素晴らしい! これはもう、行くしかないだろう。

でも、終わって帰って来たら、げんなりする(「嫌だった」という訳じゃなくて、K. 488の第2楽章のような雰囲気)んだろうな。でもまあ、いいんじゃないか。例え一時でも、楽しければいいのでは。と、今は思う。

 

PS. どうせだったら、幹事とか手伝いとかするから、言ってくれれば良かったのにと思う。いや、真面目な気持ちじゃなくて、Sちゃんの顔が見たいというだけだw

  •   0
  •   1

珍しく1週間空いた。年度末で仕事が超忙しかった訳ではなくw、ひたすらJACKの調整(耳が痛くなる原因の究明と、そうならない設定・方法を探す)をしていた。毎晩夜更しで寝不足だ。それで疲れ果てて、昨日は、「もう飽きたし、(内蔵サウンドカードやJACKを使うことに意味はなく、普通の女の子に戻りたいに音楽を聴きたいから)止めようかという気になっていた。

ただ、それでも諦めないのが僕のしつこいところだ。折角買ったサウンドカードが無駄になるのが癪だというセコさもある。それで、昨日、もしJACKが音を悪くする(僕の耳に痛い)なら、PulseAudio(JACKでない、Linuxの普通のサウンド・システム)で使ってみようかと思った(正確には、「もしPulseAudioで耳が痛くならないなら、JACKが原因であることが分かる」ということ)。

ただ、PulseAudioだと使えるイコライザがほとんどなくて不便なのだが、調べたら、JACKで使っているもの(LADSPAプラグイン)を使う手があることが分かった。ただ、それをちゃんとやるのは面倒なので、まずは、手軽に使えるイコライザ(pulseaudio-equalizer)を今までのグライコの設定に近くして聴いてみることにした。

意外なことに、勘で目分量で設定したのにも関わらず、数回でかなり近くできた。ただ、左右別の設定ができないようなので、右だけ下げる箇所(80Hz付近)は一旦諦めた。

聴いてみると、JACKの時と同様に、耳が塞がるようになってそのうち痛くなそうな感じがすることがあったが、(JACKの場合は1分以内に痛くなることが多いのに、)2時間近く経っても決定的に痛く(聴くのが「嫌」としか言いようがなくなる)はならなかった。それで、PulseAudioでは問題が起こらなそうなことが分かり、更に、JACKと共通に使っているサウンドカードやDACにも問題がなさそうなことが分かった。

pulseaudio-equalizerについて少し調べたら、内部では、Steve HarrisのMultiband Eq (mbeq)というLADSPAプラグインを使っており、それはJACKでも使えるので、実際にJACKに入れて同じ特性にして、耳がどうなるか試すことにした。もし問題なければ、耳痛の原因は、ほぼ、JACKで使っていたイコライザ(Calf Jack Hostの5バンドイコライザなど)ということになる。

約2時間経過したが、PulseAudioの時と全く同様に、そのうち痛くなりそうな感じなのだが、決定的に痛くはなっていない。もう少し様子を見る必要はあるが、JACKは問題ではない可能性が高い。まあ、それはそうで、そんな基本的なモジュールが原因で音がおかしくなったら、みんな文句を言うし、使われないだろう。

だったらイコライザが悪いということになるのだが、それにしたって、みんな使っているのに耳が痛くなるほどいい加減なものばかり(1個だけじゃなく、複数が駄目だった)というのは信じがたい。個人(体質)的なものなのだろうか?

一方、元のグライコ(DEQ2496)では問題なかったから、やっぱりソフトがどこかいい加減なのかも知れない。まあ、DEQ2496でもPEQで補正し過ぎると痛くなったので、イコライザの性質や特性ということなのだろうか。

とはいえ、今やっているのは「補正し過ぎ」とは言えない程度の軽い補正だから、性質や特性としたら、ほとんどのイコライザは「使えない」ものなのだろうか? もしそうだとしたら、そんないい加減ものに大切な音を任せていいのか?!という話になる・・・

(22:11) 仕事じゃないので、上記の重要(で難しい)な問題は一旦置いておいてw、mbeqとJACKは概ね問題なさそうだった。ただ、元々の補正からずれているという欠点がある。下図のように概ねいい感じなのだが、超低域や右チャネルの80Hzが駄目だ。超低域は、mbeqの仕様で最低の帯域(50Hz)がLowshelfフィルタになってしまっているためだ。これが普通のに切り替えられれば良かったのに・・・ あと、どうしてか、歪みが多いという問題もある。低域で多く、多いところでは約0.6%(-45dB)もある。

まあ、特性は大体合っているし(そもそも、ズレの大きい50Hz以下なんて、僕のスピーカーではほとんど出ない帯域だ)、歪みだって聴いて分からないから大きな問題はないのだが、欲深い僕は、もうちょっと良くしたくなった。

既に書いたように、耳に優しいイコライザはほとんどないのだが、Calf Jack Hostの30バンドイコライザ(EQ30)は、mbeqと同様に(PEQでなく)グライコなので、もしかしたら耳が痛くならないかも知れないと思って試してみた。PEQに慣れるとグライコの設定は逆に面倒だ。特にこれはバンド数が多く、しかも、左右別でコピー機能なんでないので、それらを一個ずつ設定するのはなかなかの苦痛だった。見た目は壮観で格好いいけど、僕はもう中二じゃないのでw

余談: 「中二」と書いて思い出した。僕はその頃、本当にグライコ(PEQではダメだった)が欲しくてたまらなかった。画像のような、ずらっと並ぶのが欲しかったが、ものすごく高くて、全く無理だった。それで、数バンドのを作ろうかとか思ったが、それすらも高かったし、意味がなさそうだったので止めた気がする。あと、同様にスペアナも欲しかったが、やっぱり手に入らなかった。それが、今では、PCでタダで実現できるんだから、是非当時の僕に教えてあげたい。でも、教えても、逆に悔しがるだけかw

特性を見ると、ガタガタでいかにも音が悪そうだったのだが、聴いてみると、意外に悪くなかった。そして、耳の痛みに関してはmbeqと同等だったので、これを試すことにした。また、見た目に反して歪みも問題なかった。こっちは高域で大きくなるのだが、最高でも0.006%(-85dB)程度で、100倍良くなった。

周波数特性がガタガタな理由については良くは分からないが、平滑化をしていないためだと思う。その音が問題ないのは、このグラフは周波数領域で、それを聴く訳ではなく、人間が聴く時間領域に変換すれば滑らかになるのだと思う。実際、時間領域で大変滑らかな正弦波は、周波数領域では鋭い縦線になり、見た目では鋭い音になりそうだが、そんなことはない。

なお、EQ30のフィルタはバタワース型にした。チェビシェフ型は周波数特性が更にガタガタ(櫛型になっている)なので、さすがに問題ありそうだからやめた。

EQ30の欠点は、CPU負荷が常時約20%と高いことだ。こんなに帯域(30バンド×2= 60バンド)が多ければ、処理量も増えるだろう。ただ、それでも、PC全体では90%程度がアイドル時間になっているので、大きな問題はなさそうだ。

音に関しては、約4時間聴いているが、試聴に使っているRushのアルバムではキツい点もあったものの、それでもmbeqと同等だし、普通のビートルズのアルバムでは、耳痛については全く問題ない。これで決着すればありがたいのだが・・・ ← 今ココ

もしこれがOKなら、あとで、(とても面倒なのだが、)スピーカーの音を測定して微調整したい。ビートルズの曲でベースが不自然に強い箇所があったので、グライコの調整が要るようだ。元の特性で、超低域を持ち上げている(実際には、その手前で下げたのを戻しているだけ)のが余り良くなくて、もう少し控える方がいいのかも知れない。あるいは、単に部屋の共振周波数に合っているために、どうしても下げられない音だったのかも知れない。

そして、頑張ってEQ30を設定したものの、mbeqが最適(しかも、何十個でなく、たった数個の設定でほとんどの条件を満たすうえに、見た目も美しいwのは、すごくスマートじゃないか)な気がして来たが、実測値を見て考えよう。

(つづく)

 

PS. 以下、前回から今までに試したことを列挙する(特に記載のない限り、耳痛に対して効果はなかった)。

  • 別のイコライザにしてみる。 → 以下を試したが、どれも耳痛が起こった。
    • EQ4Q Stereo, Triple band parametric with shelves
  • (単音でなく、)ピンクノイズでイコライザの周波数特性を測って、問題の有無を調べる。 → 特に問題はなかった。
  • DeEsserというフィルタで、高音が強い時だけ下げることを試した。
  • JACKの設定をデフォルトにしてみた。
  • 音楽再生アプリ(gmusicbrowser, GMB)からPulseAudioを経由せずに、直接ALSAからJACKに入れてみた。
  • サウンドカードのデバイス名の指定を変えてみた。
  • GMBの出力をGstreamer(音楽再生・処理モジュール)でなくmplayerにしてみた。 → 有意の差はなかった。
  • 構成図を描いて状況を整理し、耳痛の原因となるすべての可能性を再検討した。
    • PCのオーディオ関係の構成図 (上: JACK, 下: 従来)

  • 消去法により、以下が耳痛の原因である可能性が高そうだった。
    • JACKで使っているイコライザ: 何らかの原因により、6kHz辺りの音が異常(混変調ひずみ?)になっている。
    • サウンドカードのドライバ: (今考えると、別のドライバを使っているであろう、元のグライコでも耳が痛くなったので、無関係だろう)
  • RMAAというソフトで混変調ひずみ率を測ろうとしたが、Windowsアプリのためか、うまく動かなかった。その後、一般的な「混変調ひずみ率」は特定の周波数2個しか使わないので、今回は意味がない可能性が高いことに気付いた。
  • 超高域(>=10kHzなど)を更に下げてみたが、元のグライコ(DEQ2496)では下げていないにも関わらず問題はなかったので、無関係なことに気付いた。
  • 再度、6kHz辺りを下げてみた。 → やっぱり、効果がある感じだった。
  • JACKのバッファサイズを減らしてみた。
  • ピンクノイズで元のグライコの周波数特性を測った。 → 補正している帯域以外は概ね平坦で、特に変わった点(例: 6kHz付近の定常的な上昇)はなかった。
  • DACの入力オーバーでのひずみを検討したが、理論上、起こらないことが分かった。そもそも、通常時のレベルメーターの目視で最大レベルが-3dBを超えることがないのにも関わらず耳が痛くなるので、無関係なことが分かった。
  • ディザーを入れていないための量子化ひずみを疑い、JACKに設定してみたが、特に改善はなかった。そもそも、ディザーは量子化ビット数を減らす時に、微小音で起こるものなので、今は関係ないことが分かった。
  • クラシック音楽では耳の痛みは全く起こらないので、違いを調べたが、(予想どおり)ポップ音楽は高音成分がかなり多いことが分かったので、再度DeEsserを試したが、イコライザとの違いは感じられなかった。
  • 元のグライコに戻したら、やっぱり、耳痛は起こらなくなった。
  • DACのロールオフ特性を"Slow"にしてみた。ただ、元のグライコでは、同じDACで音を出しているにも関わらず、PC側をJACKにした場合だけ耳が痛くなったので、これも関係ないことが分かった。
  • 再度、ピンクノイズやホワイトノイズで、元のグライコとJACKのイコライザの特性を比較した。 → 大きな違いはなかった。
  • PulseAudioを使うことや、新しいサウンドカードを諦めて元のグライコに戻ることも選択肢に入れることにした。
  • PulseAudioを調べたら、意外にいろいろな機能があるので、JACKでなくても必要条件(特に、2つの出力(スピーカーとヘッドフォン)に対してイコライザの有無を独立に設定できる)が満たせるかも知れないことが分かった。
  • (JACKでなく)PulseAudioを使った時に耳痛がどうなるかを試したところ、大丈夫そうだった。

PS2. 耳痛に関する進捗は今ひとつなのだが、それ以外はかなり進歩した。JACKを使うにはqjackctlというアプリを使うのが定番なのだが、僕にはすごく使いにくいので、自分で代わりのプログラムを作って、qjackctlを使わずに済むようにした。

その結果、JACKのモジュール間の接続(仮想的な配線)をCarla(このシリーズには似たような名前の同様な機能のソフトがいくつかあるが、Carlaはイコライザなどのモジュールの追加もできるのが良い)で行うことができるようになり、とても便利になった。また、接続が変わったら自動的に保存し、あとで復帰できるようにするプログラムも作ったが、Carlaの機能を使えば不要なのかも知れない。

Carlaのパッチベイ (配線状態)

更に、今までは、スリープとスリープからの復帰時にいろいろな処理をしていたが、qjackctlを止めたおかげか、何もしなくて済む(復帰後に何もしなくても、ちゃんと音が出る)ようになった。

PS3. イコライザを確認する時に聴いたのは、Rushの"Power Windows" (1985)や"Hold Your Fire" (1987)が多かった。高域が強いようで、駄目な時はすぐに「来る」のだ。どちらも大好きなアルバムだが、何度も聴いたうえに痛い目にも遭っているのでちょっと良くない・・・ こんなオーディオマニアのような聴き方から早く脱却したいものだw

  •   0
  •   0