Archive for May, 2018

前回、Googleのいつもの勝手気ままな行動のために休日を潰したことを書いた。その時は暫定的な対処でしのいだのだが、正式な対処をする必要があり、結構大変(しかも、Googleの気まぐれでこの先がどうなるか不明なので、すぐには手を付けられない)なことを実感した。それで、どうするか考えた。いくつかの案があったのだが、その一つに、以前は却下したSpotifyに移ることがあった。

Spotifyを却下した理由は、Linuxのクライアントで音量正規化ができなかった(設定はあったが、効いていなかった)ことと、僕の聴きたい曲のレパートリーがGPMに負けていたことが大きかった。ただ、そもそも、GPMでの多大な苦しみは音量正規化をするためだったので、もし新しいSpotifyクライアントで音量正規化ができれば、そんな苦労が不要なので、充分に再考の余地があると考えた。

調べてみたら、近頃Linuxのアプリが更新されたようなので、インストールして試してみた。すると、音量正規化がかなりうまく働くことが分かった。普通のポップ音楽ではボリュームを調整する必要がないほどで、僕が苦労して作ったGPM+GMBのシステムを軽く超えていた。ただ、動的に正規化しているためか、ピンク・フロイドの「狂気」の最初の曲のように小さい音が長く続く場合には、音量の変化が激しくなって不自然になる。それにしたって、わざわざその曲を試したから気付いただけで、今まで数日間、普通にポップ音楽のラジオ(プレイリスト)を聴いていた限りでは、全然おかしくなった。あと、無料プランなのでビットレートは低いはずだが、(ポップ音楽では)音質も悪くなかった。

レパートリーに関しては、確かにGPMの方がいいことがある。が、試して実感したことがある。それは、(以前も書いたが)Spotifyの方がGPMよりずっと「音楽的」だということだ。言い方を変えれば、音楽好きな人たちが運営している雰囲気が感じられるのだ。一方、GPMからはそんなことは全然感じられない。他の事業と一緒で、持ち前の技術やお金やパワーでささっとシステムを作って出している感じだ。基本はお金や彼らの興味(先進性の誇示?)のためにやっているので、儲からなくなったら、あるいは、飽きたらあっさり止めるだろうし、(彼らにとって)つまらないことはしないのが見え見えだ。その証拠の一つが、上の音量正規化だ。ずっと要望されているにも関わらず、なーんにもしていない。GPMのラジオを聴くと分かるが、曲ごとに音量がバラバラなので、全く楽しめない。彼らはシステムを作るだけで、そのシステムでロクに音楽を聴いたことがないのだろうし、興味もないのだろう。きっと、良く居る技術○鹿集団なのだろうと思う。

ラジオ(プレイリスト)の曲目にしても同じだ。GPMにもそれなりのラジオがいくつもあるのだが、いつも何となく不満だったり物足りなかった。ところが、Spotifyのは全然違っていて、「これだ!」と感じられるのだ。

例えば、今朝からSpotifyの"My Generation: '80s"(無料会員登録すれば見られます)を聴いているのだが、最初の2曲を掛けただけでうれしくなった。「青い珊瑚礁」の次は「異邦人」なのだ! しかも、洋楽(例: ノーランズ "I'm in the mood for dancing")も混ざっていて、まるで僕のために作ってくれたようなリストなのだ。そういうのが全部で100曲、たっぷり聴ける。GPMのラジオは機械で作ったような感じだったが、これは違う。音楽好きのスタッフが作っているように思う。(6/4 20:54追記: 実際のところ、スタッフがどうなのかは分からないが、今日読んだ記事によれば、Spotifyの創設者ダニエル・エクは音楽好きらしい。顔はちょっと怖くて(眉毛がないところは、映画"The Wall"のピンク(ボブ・ゲルドフ)みたいだ)、いかにもロック好きの熱血漢という感じだw それはともかく、やっぱり、大きい会社のように、「儲かりそうだから、ちょっと真似してみるか」程度の軽い気持ちで始めた訳ではないようだ。)

Spotifyでプレイリスト"My Generation: '80s"を再生中

今まで試して来て、いろいろな不満・欠点は見つかっているのだが、それでも乗り換えたい気分になっている。繰り返しになるが、音楽的だということ以外に、純正アプリに音量正規化機能があってまともに使えるから、GPMでのような散々な苦労をする必要がないのは大きい。

とはいえ、やっぱり欠点はあるので、可能な範囲でカバーしようと思っている。以下に、現状での不足・不満な点を列挙する。いくつかは既に対処している。

  • サービス
    • レパートリーが若干狭い(アルバム数が少な目)。 → 入ってなくて聴きたいものは、CDを買うかダウンロード購入すればいい。
    • GPMの"I'm feeling lucky"に相当するラジオ(プレイリスト)がない。そのうちリコメンドされる?
    • 手持ちの曲(レパートリーにないものなど)をアップロードできない(デバイスごとに入れるしかない)。 → 割り切りの問題?: 自宅ではもちろん聴けるから、外で我慢すればいい?
  • Linuxアプリ
    • 音量正規化のon/offが面倒(拡張設定を開く必要がある) → 検討中
    • 曲名などのテキストが選択できず、コピーもできない。 → "Suggst an Edit"を選択するとブラウザで表示されるので、できる。
    • 「この曲で停める」がない。(GPMも同様) → 検討中
    • 検索に日本語が入らない。(ペーストは可。Webは可) → 何とかして欲しいw
    • リモコンをGMBとうまく共有する必要がある。 → 概ね対処済み。
    • Thumbs up/downできない(アイコンが出ない)ことが多い。謎仕様。(Thumbs up/downはリコメンドに関係ないのなら問題ないが)
    • UIが暗い。 → 改造できるようだ。

逆に、Spotifyのメリットもある。上に書いたこと以外に、以下のようなことがある。

  • サービス
    • 初出年が概ね正しい。(GPMよりずっと正しい)
  • Linuxアプリ
    • 検索結果の最大表示数が多い。
    • アタッカ(メドレーのように、2曲が切れずに繋がっていること)がちゃんと繋がる(今まで試した曲では、GPMで切れていたものも切れなかった)。
    • 演奏者などの情報も見られる。

数は少ないが、欠点を補って余りある。それらもSpotifyが音楽的だと感じる所以だ。

と、ここまで書いたら、当時結構好きだった"Overnight success"が終わったところで、無慈悲な鉄槌を下されてしまったw いや、無料プランの上限(15時間/月とのこと)に達してしまって、次が聴けない・・・ 無料でも無制限じゃなかったのか?? 広告を出してないからか。まあいいや、あとでプレミアムに申し込もう。そして、さっさとGPMを引き払おう!

最後に題について少し説明すると、僕はGPMをいじって遊びたかった訳ではなく、普通に音楽を楽しみたいがために散々苦労していたのだ。その原点に立ち返れば、これまでの苦労をきれいさっぱりドブに捨ててでも、Spotifyに移る価値があると思っている。だから、今までの実績(だかなんだか)があってもなくても、それに固執せず、原点に立ち返って、何が本質かを再確認するのは重要だと思う。と、ちょっと意識高そうなことも書いてみたw

 

PS. 早速プレミアム会員を申し込んだ。最初は100円/3か月なので、結構お得だ。なお、このキャンペーンや通常の最初の30日間無料試用は、以前試用をしたことがあると適用されない。僕も、新規アカウントを作り直したのに、そのパターンになってがっかりしていた。が、どうやら支払い口座(例: クレジットカードの番号)で判定しているようで、別の方法で支払うことにしたら、無事100円になった。ちょっとセコいが、まあ、チートして無料で使い続けるよりはマシではないかw (5/31 4:47)

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5/22(US時刻)に、USなどでGoogle Play Music (GPM)がYouTube Musicに統合された。日本もそのうちそうなるらしい。4月下旬のニュースでは「Google Play Musicが年内に終了」などどいうセンセーショナルな見出しでびっくりしたのだが、中身を読むと、実際には上記のようなことで、全然「終了」ではない(それどころか、実質的には名前が変わった程度)のだが、記者が無知なのかアクセス数を稼ぎたいのか知らないが、大げさな見出しになっていた。(→ 先週、より正確なニュースがあった)

僕は、GPMが終了することはまずないと信じていたので(というのは、これくらいのサービスは、Googleのパワーやリソースをもってすれば、全然問題ない(Spotifyは結構辛そうな気がする)。逆に、投資に比べて利益(お金以外も)が多そうだ。)、それについては全然心配しなかったのだが(仮に終わりになっても、Spotifyなどの代わりがあるから、お気に入りの曲・アルバム一覧などを保存して、移るだけだ)、ちょっと気にあることがあった。それは、GPMをYouTubeに統合するために、システムの内部構造が多少変わる可能性があり、その変化の影響で、今僕がgmusicbrowser (GMB)でGPMを聴ために使っている、gmusicapiなどのプログラムがうまく動かなくなったら、GMBでGPMが聴けなくなって不便を強いられるのではないかという心配だった。その後、疲れのせいかちょっと調子が悪くて余裕がなくて、たまたま、移行した頃から家ではGPMを聴いておらず、移行の件もすっかり忘れていた。

そして今朝。たまたまGPMを掛けたら、なぜか再生できなかった。アプリを再起動したり何度試しても駄目で、無事死亡した。ログを見たら、HTTPエラー403(Forbidden)で曲取得用URLの取得に失敗していた。最初は、自分のPCのLinuxの更新でPython(gmusicapiを動かすプログラム)やgmusicapiを駄目にしたかとか、GPMの認証がおかしくなったのかと思ってその辺りを調整してみたが、駄目だった。それからGPMが移行したことを思い出して、それに関係しているのかも知れないと思った。そして、苦労して作ったシステムが、気付いたら音もなくバベルの塔のように瓦解してしまっていて、また一から作り直しになるのかと、結構重苦しい気分になった。

HTTPエラーが出ていることから、GPMの通信手順がちょっと変わったのかとか、曲のURLを取得するためのURLが変更になったのかと思った。それで、gmusicapiを最新版にしたり、AndroidのGPMアプリの中に新しいURLが書かれていないか調べたが、前者は効果がなく、後者は見当たらなかった(アプリでは使っていないのか、別のページからリダイレクトしているのか)。あとは、参照するDNSサーバを変えてみたり、locale(言語)を変えてみたりしたが、効果はなかった(思い付いて試してみたのだが、まあ、効果がなくて当たり前だ)。

そこで、試しにパスワードを異常なものにしてみたら、別のエラー(HTTP 401だったと思う)が出たので、認証自体は問題なく通っていることが分かった。また、gmusicapiを使ってGPMの曲の検索をしてみたら、正常にできた。要は、本当に、曲のURLを取得する要求(だけ)がハネられている(Forbidden)なのだ。

それで、いつから駄目になったのか(いつまでちゃんと使えていたのか)を調べたら、5/23の6時頃までは正常に再生できていた(それが最後だった)ことが分かった。切り替えがUS時刻の5/22 0時だったとしたら、それは日本時間の5/22 13時前後だから、切り替え後しばらくは使えていたようだ(ここは不思議だ。切り替えはUSの午後から夜だったのかも知れない)。

八方塞がりになったので、検索してみた(Googleだと「自サービスに関する望ましくない情報」としてブロックされている可能性があったので、Bingも使った)のだが、ほとんど出て来ないので、まだ誰も困っていないようだ。それから、gmusicapiが公開されているサーバ、Githubの問題掲示板(Issues)を見てみたら、何となく、それらしいのがあった。スレッド名は以下である:

get_stream_url gives 403 with 'DEVICE_NOT_AUTHORIZED' for Mobileclient.FROM_MAC_ADDRESS #590

去年からの問題ではあるのだが、近頃になって3人が投稿している。そして、(現時点で最後の)fizzybunkという人の投稿を読んで確信した。近頃(移行に関連して?)、曲のURL取得要求を出す時に指定するデバイスIDには(正しい)AndroidデバイスのIDを指定する必要があり、それ以外はエラー403になるようになったようだ。以下に主要な部分を載せる:

I even have tried using a valid android device_id that is registered with the account, seems the only way I am able to get Mobileclient.get_stream_url() to work is being logged into the account on the mobile app with the device of the device_id at the same time. Otherwise it is throwing a 403 error.

今までは、(デフォルトの、)PCのMACアドレスから生成した仮のデバイスIDが使われていたのだが、それでは駄目になったのだ。それで、今使っているスマフォ(AQUOS)のデバイスIDを指定すれば動きそうだとは思ったのだが、とんでもないヘマをしたらAQUOSでも聴けなくなってしまう可能性もあったので、まずは、iPhoneのIDで試したが、駄目だった。

それどころか、iPhoneのGPMのアプリを動かしたあとでGPMのデバイス一覧を調べたら、今日からiPhoneは「PC」扱いになっていた。以前はスマフォ("iOS")だったのに、それとは別に、(ちゃんとしたGPMのアプリを動かしたというのに)PC扱いのデバイスが増えてしまった。GPMに登録できるデバイス数は10個までで年間に4個しか解除できないので、これは結構ひどい。iPhoneの人から文句が出そうだが、まだ誰も騒いでいないようだ。

他に試したことも全然駄目だったので、意を決してAQUOSのデバイスIDで試したら、嘘のようにちゃんと動いた。fizzybunkさんの書き込みは正しかったのだ。

(ほぼ一日を潰して、)とりあえずは復旧した。が、AQUOSのデバイスIDを使うことで、AQUOS側に影響が出ないとも限らないし(ただし、分身の術を使わない限りw、PCのGMBとスマフォで同時に聴くことはないので、競合の問題はない)、今後、更に別の変更がなされて問題が起こりそうで心配だ。前者については、もし問題が起こるようなら、昔使っていたNexus 4にGPMのアプリを入れて、そのIDを使おうと思う。※ 後者はGoogleの腹一つなので、全くどうしようもない。ただ、世の中には多くのGPMアプリが出回っているから大きな変更はできないはずで、今回のようなちょっとしたことであることに期待する。

※AQUOSのデバイスIDを使って曲のURLを取得していると、AQUOSがすぐに(数時間以内)Googleからログアウトしてしまって不便なので、Nexus 4のIDを使うことにした。この問題はGithubの別のスレッドにもあったので予期してはいたが、いろいろな落とし穴が多そうだ・・・ (5/28 6:15)

ただ、本当に駄目になってしまったら、新しい曲の取り方を探すか、別のサービス(例: Spotify)に移ることを考えることにする。だが、仮にSpotifyに移ったって、通信手順などは非公開なので、曲にアクセスするためのプログラムはやっぱり第三者がリバースエンジニアリングで作ったものだから、いつ動かなくなっても不思議はない。だから、サービスを移るのはそれほど本質的でなさそうだ(ただ、SpotifyにはLinuxのアプリがあり、GPMのブラウザよりは使いやすそうなので、GMBで全然聴けなくなってしまった時に移る先としては、意味がある)。

まあ、結局のところ、Google様が心変わりしないように祈りながら音楽を聴く程度しか、できることはなさそうだw

 

PS. それにしても、今回の変更で、日本、いや、世界中で、ものすごい数の人が「あれー!? 再生できない?」って言いそうなものなのに全然そうでないってことは、LinuxでGPMを苦労工夫して聴いている人は、本当に少ないってことのようだ・・・

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先日、暇つぶしにスイフトのアクセサリーカタログ(オンライン版)を見ていたら、思わぬ収穫があった。「普通のスイフトはいいよな。スイフトスポーツには載らないからなあ」と思いつつ、スペアタイヤの項を見ていたら、あったのだ。「スイフトスポーツ」の記述が。意外なことに、新型(ZC33S)には載るのだ!

去年の夏の新型発表時に送ってもらった、紙のアクセサリーカタログには載っていなかった記憶があるのだが(→ 確かにない)、その時の情報が古く、その後準備できたのだろう。

そういえば、新型のマフラーのサイレンサー(膨らんだ部分)は前の(ZC32S)より小さくなったから、ZC32Sで半ば潰してしまっていたスペアタイア用の空間が空いたのだろう(個人的には、コンパクトにしたのだったら、ついでに排気口を1個にして欲しかった)。

僕は今でも、車に乗っている時に、たまに、パンクしたらあの「修理キット」で難儀する(タイヤの交換ではないから、オートサービスはやってくれないはず)ことが確実で、不安になったり緊張したりするので、スペアタイヤが載るのは本当に朗報だ。

もちろん、それだけのために乗り換えることはないが、カタログを見ていた時は、「次は、(スペアタイヤが載る)普通のスイフトでいいかなぁ・・・」と思っていただけに、スイフトスポーツが次の有力候補に返り咲いたのは、言うまでもない。

 

PS. タイヤの他にもいいことがあった。スイフトスポーツの内装(インパネの前面など)がやけに赤いのが派手過ぎて嫌だったのだが、それを黒とか白に交換するパーツがあるのだ。これも以前のカタログにはなかった気がする。全部交換すると結構お金が掛かるが、赤よりはいいし、目立つところだけ交換するのでもいいだろう。それに、マイナーチェンジの時や特別版などで、「黒バージョン」(メーターも落ち着いた色調にする)も出そうではないか。スズキはなかなかやる気があっていい感じだ。

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(例によって、とりあえず一言だけ。これだけで僕の書きたいことを分かって下さる方は、ひょっとして神様?w 結構、表現に気を遣う話題なので、残りは書かないかも。)

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居るじゃないですか、気心の知れた少人数の仲間で遊んでいたのに、どこからか大勢引き連れて入って来て我が物顔して、いつの間にかリーダー面する奴。当然、それまで楽しかったのが苦痛になってしまうという(そして、いつの間にか、オリジナルメンバーは居なくなっている)・・・ 要は乗っ取りだ。近年のMicrosoftのLinuxへの接近は、これを予感させて大変「いやー」な感じである。

前の投稿では「全部Linuxでいいじゃん!」と書いたが、それは撤回する。個人的にはLinuxでいいのだが、だからこそ、Microsoftには永遠にWindowsの底なし沼に嵌って居て欲しい。そうでないと、Linuxが汚染されて台無しになると思うのだ。

彼らにはお金もパワー(人数)もあるから、その気になれば何でもできてしまう。最初は「コミュニティへの貢献」とかいう羊の顔をしているが、そのうちに本性を現すだろう。例えば以下が考えられる。

  • Windowsのように質の低い(バグが多い、効率が悪い、肥大化した、美しくない)プログラムの混入
    • 余談: 今のLinuxは充分肥大化して美しくないとは言えるが、バグが少なく効率もいい点で、Windowsよりはマシだ。
  • プロプライエタリな(非公開の、オープンソースでない)モジュールへの依存
    • 例: 最初はそれなしでも大丈夫なのだが、時間が経つと、MSのモジュールなしにはLinuxがまともに使えなくなってしまう事態になる。そうなった時に、奴らはお金をせびりだすのだ。

こうなると、Linuxのメリットの安定性や自由や柔軟性が損なわれ、まさにWindows化してしまう。だからMSはこっちに来なくていいよ。Linuxが少しくらい不便だっていいから、あっち行っててくれ!!

No "MS Linux", "Linux.NET",  or "Linux 365"!

 

PS. でも、乗っ取られて腐ってしまったら、今までの歴史から考えると、誰かが新しいOSを出してくれる気がする("A new hope"や"Return of Linus"?)。Linuxはもう古くて、いろいろぐちゃぐちゃになっているから、それもいいかも知れない。

(5/23 6:59追記) 今が"A new hope"の状態で、そろそろMSが"Strikes back"するとしたら、その次は"Return of Linus"かw

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先日注文した三島の文庫本の残り一冊が来るのだが、ゆうパケットなので、届く時間が分からない。さっき見たら来ていなかったが、今配達状況を確認したら、来ていた。もし、(厚いなどの理由で)郵便受けに入らず、その時出られないと、不在になってしまうから、素早く再配達依頼を出す必要がある。また、配達されたら、なるべく早く回収したい(今回はそんな必要はないけど)。だから、タイムリーに配達状況をチェックしたい。ヤマトなら、会員サービスで不在持ち戻りなどを通知してくれるが、郵便にはまだない。

そこで思い付いた。配達状況検索ページを使えば簡単にできると。Windowsだったら、それ用のアプリが要るが(Windowsに詳しい人ならそうでもないだろうが)、Linuxならアプリなんて不要で、ちょっとしたコマンドを使えばできる。だから、アプリのダウンロードもインストールも更新などの煩雑さはない。

以下は、配達済み(郵便受けに入っている)かを確認する例である。配達されていたら、"done."と表示される。なお、改行は無視して全部続けること。

(wget -q -O -
"https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/
search/direct?searchKind=XXXX&reqCodeNo1=YYYYYYYYYYYY&
locale=jp" | grep "お届け済み" > /dev/null 2>&1)
&& echo done.

上で、wgetコマンドに指定するURLは、発送元から通知されたURLそのままで良い。URLでなくて伝票番号だったら、下線のXXXXとY*Yを適宜設定すれば良い(XXXXは郵便の種類ごとに調べる必要がありそう)。また、"お届け済み"は、チェックしたい状態にすればいい。

※ここでは、コマンドや手順自体ではなく(実際、上に限らず、いくらでも別のやり方が可能)、「できそうもないことでも、やればできる」ことを示したかったので、各コマンドの機能や動作の説明は省略しましたが、必要なら説明します。

不在または配達済みをチェックしたい場合は、以下のようにすればいい(「持ち戻り」の文言は未確認)。実行すると、不在または配達済みなら、それと分かる文字列が表示される。

wget -q -O -
"https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/
search/direct?searchKind=XXXX&reqCodeNo1=YYYYYYYYYYYY&
locale=jp" | egrep "持ち戻り|お届け済み" 2>/dev/null

そんなコマンドを、定期的(例: 30分ごと)に実行して(これも簡単な手順でできる)、結果を見ていればいい。crontabコマンドなどを使えば、指定した条件でメールが来るようにもできるから、見る必要もない。

という訳で、(使いこなせる人にとっては)Linuxは普通に便利だよってことを自慢紹介したかった。近頃はWindows 10でも(Linuxのシェルが動くから)できるようだが、いいとこ取りだし、「だったら(ゴミは捨てて)全部Linuxでいいじゃん!」て言いたい。

 

PS. 僕は、小中高での一律なプログラミング教育には否定的だが、(方法や手順自体ではなく)「(上のようなことは、)ちょっと考えれば簡単にできる(いいシステムもある)んだよ」っていう、ITの基本(例: いいシステムを選ぶ。できなさそうなことだって、「できない」で終わりにせず、原理や方法を考えればできることがある。どうすれば一番簡単・単純にできるか考える)のようなことも教えるのであれば、意味があるかも知れないと、今思った。が、まあ、Windowsすら詳しくない人が教科書ベースで教えるんだったら、無理だろうなあ・・・

PS2. ひらめいてしまった。上の手順を応用して、あらかじめ、伝票番号を登録しておいて、不在だったら自動で再配達の依頼をするようなシステムを作ることもできそうだ。ただ、作るのは面倒だし、いつ受け取れるかはその日によって違うだろうから、余り実用性はない(せいぜい、ヤマトのデフォルトの受け取り時間設定のようなものだ)。現実的には、不在だったらメールで通知する程度で充分だろう。まあ、(理由はいろいろあるにしても)郵便の会社ができない・やってないことだって、技術的にはできるよってことの、おもしろさ(僕の大好きな、鼻を明かすこと)であるw

PS3. 「全部Linuxでいいじゃん!」とは書いたのだが、さっき、MSがゴミを捨ててLinuxに乗り換えたら("MS-Linux"なんてのを出したら)、それはそれで、こっちにも悪影響が出るようなおぞましいことになりそうなことに気付いてしまった。これはまさに"NIMBY"だ。杞憂ならいいが・・・ 詳しくはあとで書きたい。 (5/22 7:50)

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(日記には本文を書いたのだが、どうもちゃんと書くのが面倒なので、今は題だけにする。分かる・分かっている人には分かるし、そうでない人にはいくら本文を書いても効果がないから、これでいいのだろうと思う。今若者受けするのは短文らしいから、その意味でもいいかもねw)

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先日、三島の作品でおもしろそうなのの文庫本を4冊(「不道徳教育講座」、「お嬢さん」、「命売ります」、「美しい星」)、ヨドバシに注文した(ヨドバシに本は売ってないと思ったのでAmazonで探したのだが、実際には売っていた)。最初は、短編集のようなの1冊で揃うと思っていたのだが、意外にそれぞれの分量が多いらしく、冊数が増えた。約2700円だった。そのうち、「美しい星」を除く3冊がさっき届いた。

買うだけで満足してしまい、しばらく置いておこうと思っていたのだが、興味が出て、「不道徳教育講座」の最初の作(「知らない男とでも酒場に行くべし」)をちょっと読んでみたら、とてもおもしろかった。しかも、昭和30年代の世の中について書かれたものなのに、古さをほとんど感じない。今にも通じるものが充分ある。さすがは文豪と言われるだけある。

余談: 本作には三島が未成年の女子とバーに行ったり、彼女たちが飲酒・喫煙するような話も出ているが、今は、そんな昔の作品でも不用意に扱うと炎上しそうで、心配だ。

ただ、文庫の文字は小さくて読むのが大変だったから、いつ読み終わるか(ずっと積まれたままになりそうで)不安になったw 以前もそんなことがあったのに、すっかり忘れていた。

その時も思ったように、「一旦スキャンし(てPCで表示し)た方が読みやすいか。でも、最初から切ってしまうのももったいないなあ・・・」なんてことを考えているうちに、「そういえば、電子書籍で良かったじゃないか!」と気付いた。それなら拡大表示は自在だから、読みやすそうだ。スマフォでだって読める。そして、僕は本を本棚にズラッと並べて悦に入る気はもうなくなり、少なくとも1回読めればいいので、電子書籍で充分なのだ。音楽はGoogleの配信で散々聴いていながら、「本=紙 → スキャン」という固定観念を疑いもせずに注文したのは、全く間抜けだった。

まあ、実際には、(権利を)購入した電子書籍をLinuxで読めるかどうかの問題があるから調べてみたら、Amazon(Kindle)についは、Windows用アプリをWineを使ってLinuxで動かせるようだし、Cloud reader(ブラウザ?)というのもあるらしい。Googleにもサービスがあって、やっぱりブラウザで読めるようだ。

それで、次は使おうと思って、試しに三島のを探してみた。すると、見事になかった(「無事死亡」w)。Googleに「孔雀」というのがあっただけだ(Googleでは有名な作品がいくつか出るが、中国語版らしいので注意)。他の会社もいくつか調べたが、全くなかった。なんともがっかりした。

ちなみに、青空文庫(無料)でももちろんいいのだが、三島に関しては、まだ著作権が切れてないはずなので、探していない。

うーむ。そう言えば、映画「アマデウス」の時も同様だったな。なぜ、出版社はこんなにやる気がないのか。そして、なぜ、群雄割拠のごとく、出版社・サービス会社ごとに扱う作品が別々になっているのだろうか? (後者については詳しく知らないのだが、実際には、音楽同様に同じデータを各社に卸していて、各社が扱うかどうかの違いなのかも知れない。ただ、漫画は出版社ごとに別になっているようで、それではいろいろ読めずに不便なので、例の漫画村問題の原因の一つになったようだ。)

今は、書籍はデジタルで印刷しているのだから、電子書籍用のテキストデータ(挿絵なんてほとんどないだろうし、なくたっていい)は容易に作れそうなものだが、そうでもないのか。仮に文字情報がなくたって、画像だっていいと思う。だから、電子書籍のサービスの運営は別として、データ(配布作品数)を充実させるのには、それほどのコストは掛からないはずだ。

と書くと、大抵、「そうは言っても、それぞれの作品を配布するためにはそれなりの手間が掛かるし、どれだけ売れるか分からない(売れるとは思えない)からペイしない」とか言われそうだが、じゃあ、紙のままで売って倉庫に(実際には、出版社のストレージに)作品を埋もれさせておく方がいいのかと言いたい。それだったら、なるべく手間を掛けずに配布して、とにかく読んでもらうのが出版社の使命じゃないのか? そうすれば、他の作品も読んでみようという人だって出そうじゃないか。

それに、読むのに専用リーダーが要る時点で全く駄目だ。昔の音楽のダウンロード販売と同じで、不便極まりない。「違法コピーガー」とか言ったって、音楽は結局プロテクトを止めて成功したじゃないか(今は配信サービスに負けたが)。

そうやって手を抜いて売り物を増やさず、石頭で客に不便(専用リーダーが要り、出版社・サービス会社ごとに提供作品がバラバラなこと)な思いをさせたら、買う人が増えない・減るのは当たり前だ。それなのに、「活字離れ」、「(違法コピーなどのせいで、)本・漫画が売れない」などと文句を言っているのは、何ともアホなことだと思う。もっと手軽に読めるようにすれば、まだまだ可能性はあるのではないか?

余談: 由緒正しい、歴史あった某出版社は、動画配信はまだしも、馬鹿みたいな浮足立ったお祭り騒ぎに大金を投入せずに、もっと本業に力を入れるべきじゃないか? 全く嘆かわしい。

音楽業界を見習ってもっとやる気出せよ! と言いたい。

 

(などと、まだ、たった数ページの短編を1つしか読んでいないのに、本文を読むのをそっちのけにして2000文字近い駄文を書くのもどうかと思うw ちなみに、ある記事によれば、今は長文は若者に嫌われるそうで、連絡文はなるべく短く(文章は短く、しかも、合計3行以内だったか)しなくちゃいけないそうだが、そんな軽薄な風潮はカスだ)

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昔からある大きな掲示板群(のまとめサイト)の記事やそのコメントは、大抵、ヘイトや罵詈雑言や根拠のない噂や言いがかりのような雑物が含まれていたり、揚げ足取りの論争(未満のもの)になっていることが多くて、読み飛ばす手間が要るのだが(まあ、そういうのも、世の中のさまざまな考えや流行(=世相?)を知るには有用ではあるがw)、ある種のものだけにはそれがないから、安心して読める。それは、ねこメモだ。

ここだけは、記事はもちろん、ほぼ全部のコメントが穏やかで、「猫は可愛い」という思い・信念や猫への深い愛に基づいているものがほとんどで、つまらない論争などなく、いつも和やかに終わっている。まとめる時に取捨選択しているのかも知れないが(そうであれば、このサイトの価値は大ありだ)、とても和むし、使われている文体(例: ニセ関西(大阪?)弁: なぜそうなのか知りたいw)やネット用語(例: ハラデイ)からの意外性があっておもしろい。他と違ってストレスは皆無だから、疲れた時に良く読んでいる。

先日笑ったのは、「【SNSで話題の画像】 日大で監禁事件発生」だ。見出しの画像を見るだけで、もう負けだ。危うく声を出して笑いそうになったw この猫ちゃんは閉じ込められて途方に暮れているのか、自分の家が出来たと思って悦に入っているのか分からないが、いずれにしても可愛い。

他に、見る度にうけるのは、かなり前のだと思うが、コンビニ(ファミマ)の店員さんが店に侵入して来た猫を抱いて外に出している写真だ(→ 参照: 真ん中辺りの「何買うの?」: ちなみに、「ファミマ 猫」で画像検索したら出て来たw)。店員さんは決して猫が嫌いなのでなく、仕事だから仕方なく外に出しているように見受けられるのがいい。この店員さんは一躍有名人になったのだろうか?w

ただ、本文を読むと、この記事の元のtweetをした人は、過去の他人のtweetの画像を自分のものとして出しているようなので(その盗用された人の画像もオリジナルなのかは不明)、ちょっとした闇に気付く。

それでも、そのことを指摘するコメントはそれほど偉そうにしていなかったし、盗用は人間の問題であって、猫はいつものように(忖度などせず)自分のやりたいようにしているにも関わらず(、人間と違って邪心などなく)可愛いので、良しとするw

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三島由紀夫といったら、あの自衛隊での姿が強烈だし、作品(「金閣寺」他)の訳の分からなさで、どうも、「いつもいきり立っている、面倒な人」という印象が強い。

と書いて、「自分もそうじゃないか」って気がしたが、多分、気のせいだろうw

それから、今まで白黒でしか自衛隊での姿を見たことがなかったので、大昔(戦前)のイメージがあったのだが、そもそも舞台が自衛隊なのだから戦後だし、カラー写真まであって(TVでも放映されたようだ)、事件が起こったのが1970年で、僕も既に生まれていたと知って、結構驚いた。

作曲家なら、プロコフィエフとかショスタコーヴィチのようなイメージだ(人自身でなく、作品からの想像)。今の人なら、プーチンだ!

が、このまとめ記事の見出しの写真を一目見ただけで、そのイメージが360°(正しくは180°辺りだが、細かいことは気にしないw)ひっくり返ってしまった。

猫好きだったのかー!

全く意外だ。彼は、猫なんて軟弱な動物でなく、犬(それも、大型)好きのイメージだった。しかも、爽やかに笑ってさえ居る。いつもしかめっ面してたんじゃなかったのかー?w

一方で、猫は猫らしく迷惑そうな顔をしているのが、またたまらない。

それに、なかなかいいこと言ってるじゃないか。例えば、「男子高校生は「娘」といふ言葉をー」の話(「その他もろもろのもの」ってのがなかなか)とか、「猫が大好きです。ー」とか、「猫。あの憂鬱な獣が好きでしようがないのです。ー」とか、「少しでも自動車をころがしてみた人ならー」とか、思わず頷いてしまう(ただ、飽きてしまって、最後のほうは読まなかったが)。

負けた。完敗だ。

こんなに親しめそうな人だったとは。彼の言葉、

われわれはめつたに会つたことのない遠い親戚なんかよりも、好きな小説の主人公のはうに はるかに実在感を持つてゐる。

が実証されたってことかな。ちょっと違う?

 

PS. 参照先のまとめ記事がなくなった時に備えて、上に挙げた写真と言葉を転載しておく。 (5/17 21:49)

男子高校生は「娘」といふ言葉をきき、その字を見るだけで、胸に甘い疼きを感じる筈だ。この言葉には、あるあたたかさと匂ひと、親しみやすさと、MUSUMEといふ音から来る 何ともいへない閉鎖的なエロティシズムと、むつちりした感じと、その他もろもろのものがある。

私は猫が大好きです。理由は猫といふヤツが、実に淡々たるエゴイストで、忘恩の徒であるからで、しかも猫は概して忘恩の徒であるにとどまり、悪質な人間のやうに、恩を仇で返すことなどありません。

猫。あの憂鬱な獣が好きでしようがないのです。芸をおぼえないのだって、おぼえられないのではなく、そんなことはばからしいと思っているので、あのこざかしいすねた顔つき、きれいな歯並、冷たい媚、なんともいへず私は好きです。

少しでも自動車をころがしてみた人なら、白バイの存在を意識しなかつたといふ人はあるまい。それは、ゐませんやうにと神に祈るほどの存在であり、しかも、どこかにゐてくれなくては物足らない存在である

※上の全部またはいずれかが「釣り」だということはないと信じたいが、不勉強な僕には分からない。検索すれば分かるかも知れないし、彼の作品を読み進めれば分かるかも知れない。

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