(12/1 15:42訂正) 新しい投稿にも書きましたが、本文の勝手に接続される問題は、Catiaが悪いのはでなく、システム(JACK、PulseAudio、OSのいずれかまたは全部)が異常になっていたためなので、初めに訂正します。
昨夜だったか今朝だったか、JACK(Linuxのオーディオ)のちょっとした問題(余計な信号入力ができてしまう)を修正しようとしていたら、動きがおかしくなった。なぜか、PulseAudio(もう一つのLinuxのオーディオ)の接続が勝手にできてしまって、本来の接続と重複してしまうのだ。接続図を使って説明すると、本来は、信号を

本来の接続
のようにA→B→C→Dと接続しているのに、なぜか、

おかしい接続 (再現図: 赤枠内が余計)
のようにAとDを直結する接続(図の赤枠内)ができていることがあるのだ(この状態で音を出すと確実におかしくなる)。それで、自作のJACK開始プログラムの不備かと思って修正したり、PulseAudioの設定も変えてみたりしたのだが、一向に直らない。ところが、ふと、Catiaというパッチベイ(音の配線をするもの。上図がそう)アプリを起動したり起動していると問題が起こることが多いことに気付いた。それで、試しに別のプログラムにしたら嘘のように問題が起こらなくなった。それでCatiaが悪さをしている(自分で接続状態を保存しているのか、頼んでもいないのに勝手に配線するようだ。日本人でもないのに、余計なお・も・て・な・しはやめろ! むしろ空気読めよ、クソボケw)ようなので、使わないことにした。
そういえば、この問題は以前にもあった覚えがあるし、最初に書いたそもそもの問題もCatiaが原因だったようだ。確かに、接続を見るとおかしくなっているのだが、再生していておかしいと感じたことはなかったので、Catiaを起動する時におかしくなっていた可能性が高い。
が、「別のパッチベイプログラム」といってもいいものがない。いくら探してもほとんどなかった。一番まともなのはClaudia(開発元はCatiaと同じ)だが、使い勝手がCatiaに劣る。次はPatchageだが、何度も試行錯誤したせいか、エラーで起動しなくなってしまった。OSを再起動すれば直るのだろうが、問題が起こるたびに再起動したくはないので、使いたくない。そもそも、Patchageは使い勝手も余り良くない(QjackCtlやPatchMatrixの10倍くらいいいが・・・)。
CatiaやClaudiaだの、名前が紛らわしいアプリが何個もあって、しかも、それぞれの機能や操作性が微妙に違うのを見ると、開発元(KXStudio)はなってないと思う。まあ、お世話になっているし、そもそも、中身がどうであろうと使える物を出すことは重要だし、"Studio"とは書いているものの、個人でやっている雰囲気もあるので強くは言えないが、もっとうまくやればいいのにと思う。同じ部分には同じ部品を使えば(当たり前のことなのだが、それができない)、機能や操作性が同じにできるうえに、手間も省けると思うのだが・・・
やっぱりCatiaが使えないものかと思って、プログラムの取得元を変えてみることにした。今まではOSのパッケージ版を使っていたのだが、開発元(KXStudio)の版はパッケージのものとは違う(開発元のものなのに、なぜかバージョンが古い)ので試したら、ちゃんと動いた。気持ちが悪いが、とりあえずは今までどおり使えるようになったので良しとした。が、また忘れた頃に問題が出て、今日のように無駄に苦しみそうだ。
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(20:57) 早くもその問題が出た。古いCatiaもClaudiaも、起動すると勝手に接続してしまう(それらを起動せずに別のプログラムで接続一覧を出すとその接続はないので、確かだ)。なかなか困った。。。
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(12/1 8:24) その後、Catiaの設定を削除すると問題が起こらないことが分かった。何かの設定が悪いのだろうか。いずれにしても、どうせそのうち駄目になりそうだ。なお、Patchageの設定を削除しても、エラーは直らない。
JACKは僕にはすごくいい(でも、何がいいのだろうか? テクニカルなところか?w)のだが、情報は少ないし、そのせいで最初にまともに使えるようにするのが大変だし、今回のように、たまに変な問題が起こったりするせいか、余り使われていないようで、いいアプリが少ない点が難点だ。それに、システムもアプリも古く、10年くらい前から更新されていないものがザラにある(それでもちゃんと動くところがすごい)。ユーザーが減って、誰も新しいものを作る気がなくなってしまったかのようだ。みんなはどうしているのだろうか? Linuxでまともにオーディオや音楽をやる人は絶滅してしまったのだろうか。演奏のミックスやマスタリングなど、ヘビーに使う人はMac(かWindows)に移り(というか、最初からLinuxに来てもいないw)、Linuxの残りの人はPulseAudioで音が出れば事足りているのかも知れない。確かに、配線とかイコライザとか細かくをいじる人でない限り、PulseAudioで充分ではある。
蛇足: 題の「枯れる」は、僕らは、ソフトなどを作ってから時間が経って、(不具合が出尽くして、)落ち着いた状態を差します。そういう意味で、JACKと関連ソフトは随分時間は経っているものの、まだまだ枯れていないようですが、その前に朽ちているのかも知れません。将来が心配です。