Archive for February, 2019

(彼女が悪くなったという意味ではなく、僕の中での話です)

昨日、久し振りに内田光子のモーツァルトのピアノ協奏曲 第25番(2016, ライブ)を聴いた。どうしてか、近年、彼女のは余り聴かなくなっていたのだが、どうもその理由が分かった気がした。いつからか僕の好みでなくなったのか、元々好みでなかったようだ。クラシックを聴き始めた頃は、(特にモーツァルトのピアノソナタを)とても良く聴いていたのだが、他のいろいろな人のを聴くうちに、無意識のうちに気付いたのだろう。

その演奏への感想を少し書く。

雰囲気が、期待や曲のイメージと違って細かった。そして、それよりも、音を跳ねるように(スタカート気味に)切ることがあるのがちょっと(結構)嫌だった。細さと相まって、おしゃれとか意識高い感じになってしまって、嫌味に感じた。なお、オケは悪くなかった。そして、「なんか違う」ので、第2楽章の途中で止めた。

そういえば、彼女の弾き振りは以前から好みでないのを思い出した。その前(1980年代末-1990年代頭)に出した、テイトの指揮の方が良かったと思う。ちなみに、今、この曲はフレイの(2010)が一押しだ。

余談だが、「なんか違う」のがもう一つあったので書く。: 昨日は、フレイのその演奏の指揮をしたJaap van Zwedenという人の新作の「春の祭典」(2019)も聴いた。フレイののオケも気に入っていたので、興味があったのだ。最初は普通にいいと思っていたのだが、段々パンチが足りないように感じ、そのうち、大人しくて迫力がなく、切れも足りなくて、「今ひとつ」になってしまった。これだったら以前(2008)の方が良かった。このアルバムは、数か月前に広告で見てから出るのを待っていたのだが、残念だった。

ポリーニやゼルキンについて書いた時は、刷り込みだろうかと書いたが、彼女はそうではなかったようだから、これは刷り込みではないように思う。僕の中での曲のイメージ(これがどうやって生まれたかは不明だし、だから必ずしも正しい解釈であるとは思えない)と、演奏との近さ・ギャップなのだろう。

PS. その後何の気なしに聴いてみた(別の人の演奏の指揮をしていたので)、Christian Zachariasの同第25番(2011)が、どういう訳か、実に自然で良かった。「すっ」と入って来た。自然なんだけど、ありきたりとか通り一遍ではなく、オリジナリティもあって(それも違和感はなかった)いい感じだった。ゼルキンに近いと思う。ただ、自然な分、フレイよりは大人しい。同じアルバムの第26番も良かった。それにしても、どこが違うのか(いや、確実に違うんだけど)、謎だ。 (3/1 19:11)

  •  0
  •  0

先日からの、Wi-Fiに接続できる環境でもモバイルデータが使われる問題への対処の続きのまとめを書いていたら、新しいアイデアが浮かんで、それがうまく行ったので書く。前半はそのアイデアが浮かぶ前に書いていたものを加筆・修正したもので、後半がそのアイデアと結果である(前半を飛ばしたい場合はここ)。

ディープスリープ回避による同期間隔の改善

当初は、Automagicで定期的にカレンダーなどの特定アプリの同期を行うようにし、その時にWi-Fiが切れていたら再接続するようにしていた。ただ、システムがディープスリープする(Dozeモードになる)のか、アイドル時間が長くなると、Automagicでの同期間隔が(設定は30分なのに)3時間前後に伸びる傾向にあった。それは消費電力の削減には効くので諦めようとした。とは言え、やっぱり、できれば同期間隔が伸び過ぎないようにしたくなった。ただ、前回も書いたように、消費電力削減と定期的な同期間隔とモバイルデータ量の削減は相反するので、うまく共存させる必要がある。

それまでに分かった問題点は、

  1. ディープスリープ(Dozeモード)のために同期間隔が伸びる。
  2. 要求した同期の実行が遅れることがある。(同期の実行遅れ)

なので、それらを解消(軽減)できればいいと考えた。

それで、同期間隔が長くなり過ぎることを改善するためのポイントは、スマフォを「寝させ過ぎない」(ディープスリープさせ過ぎない)ことだろうと考えた。ディープスリープし過ぎると同期間隔が伸び、更に、Wi-Fiが切れる(offになる)可能性も高くなって、モバイルデータ量も増えてしまう。一方で、全然ディープスリープしなかったら消費電力が増えてしまう。だから、Androidを「適度に突っついて」、目を覚まさせればうまく行きそうな気がした。

いろいろ試したのだが、前回気付いた「ディープスリープを回避する方法」をヒントにしたら、結構うまく行った感じだ。そのアイデアは以下である。

Periodic Timer(オプション= "Like alarm clock")をセットすると、ディープスリープにならなくなるが、セットしたままだと消費電力が増えてしまう。そこで、短時間だけPeriodic Timerをセットして解除すれば、消費電力はそれほど増えないのではないか。

これにより、上記の2つの問題が改善できることを期待した。1番は、定期的にディープスリープにならない状態を作ることで、ほとんどの同期間隔を支配しているPeriodic Timer Inexactの精度が向上することを(この間にPeriodic Timer Inexactが「動き出す」ことを期待する)、2番は、ディープスリープにならない状態を作ることでAndroid内部に溜まっている同期要求が実行(flush)されることを、それぞれ期待した。それで、以下のようなPeriodic Timerの設定で試してみた。

  • Periodic Timerの周期(= ディープスリープにしない時間): 2分
  • Periodic Timerを解除するまでの待ち時間: 30秒

理論的には、Periodic Timerのイベントが起こったらすぐに解除してもいいはずだが、解除する前に何かの処理を入れたほうがいいかと考えて、少し待ち時間を入れた(後で分かったが、待ち時間は要るようだ)。

すると、1番(同期間隔)については効果があったが、意外なことに、2番(同期の実行遅れ)にはほとんど効果がなかった。ディープスリープにしない時間が短かかったのかも知れないし、他の要因があるのかも知れないと思っていたのだが、その後、要求を溜めているのは、OSでなく同期アプリ自体なのかも知れない(同期アプリがスリープしていたら、要求を受けても実行できないのだろう)と考え、同期アプリがスリープしないように、「電池の最適化」をoffにして試したら、同期の実行遅れもなくなった。

基本的な処理の流れは以下である。

  1. 同期の契機となるイベント(例: Periodic Timer Inexact)を待つ。
  2. 同期する時期(例: 前回の同期から30分以上経過)だったら以下を行う。
    1. ディープスリープ回避処理を有効にする(= Periodic Timerを起動する)。 → ディープスリープの回避が始まり、Periodic Timerの周期の経過後に解除される。
    2. 同期処理を行う(基本的には前回書いたのと同じ内容)。

本当は本体のプログラム中でPeriodic Timerの作成や起動をしたかったのだが、Automagicに適当な機能はなかったので(アラームやタイマーなどは可能だが、本当にアラームが設定されて音が鳴ったりするので、実用には向かない)、別のプログラムにした。もしかしたら、ディープスリープ回避処理で行っているスリープ(オプション= "Keep device awake")をするだけでもいいのかも知れないが、確かではない(Periodic Timerには"Like alarm clock"オプションが必要なので、たぶん駄目だと思う)。

ディープスリープ回避処理は以下である。

  1. Periodic Timer(周期= 1分, オプション= "Like alarm clock")のイベントを待つ。
  2. 以下を並行して行う。
    1. 一定時間(30秒間)Sleepする(オプション= "Wake up from idle/doze": Doze(ディープスリープ)状態から復帰させる)。
    2. 一定時間(35秒間)Sleepする(オプション= "Keep device awake": この間はディープスリープさせない)。
  3. 自分を無効にする(= Periodic Timerを無効にする)。

2種類のSleepは、Sleepの2種類のオプションのうちどちらがディープスリープの回避に効果的なのか分からなかったので、念のため両方入れた(Periodic Timerによってディープスリープは既に回避されているのだから、おそらく後者だけで充分だと思うし、なくてもいいかも知れない)。

上記の仕組みを実装し、試してみたところ、管理しているアプリが同期する時にWi-Fiが切れていても確実に接続できるようになり、なかなか良い結果が得られた。要するに、僕の要求のほとんどを満たし、期待以上の効果が得られた。ただ、このプログラムとサーバのログやモバイルデータ通信の状態や使い勝手をチェックしていたら、以下の問題が見付かった。

Wi-Fiが切れている間にこの仕組みが管理していないアプリ(= 外部から同期開始できないもの。例: AquaMailやGoogle Play)やOSの通信が始まった場合は、モバイルが使われてしまう。

特に、AquaMail(メールアプリ)はデータ量が多いうえに外部から同期を開始させられないのでモバイルデータ量が増える要因なので、外部からの同期が可能なBlueMail(= TypeApp)に換えたのだが、使い勝手や好みではAquaMailの方が良い。

Wi-Fi接続のモニタリングと自動(強制)再接続

それで思い付いたのは、同期する仕組みの中の、「Wi-Fiが切れていたら再接続する」処理だけを定期的に実行することである。本来、Wi-Fiの再接続はOSが自動的に行うから自分でする必要はないのだが、ディープスリープ中はそれが結構長く遅れることがあり、その間に通信が発生するとモバイルが使われるので、それを回避するため、切断後なるべく速やかに再接続したい。AutomagicはWi-Fiの切断イベント(WiFi Disconnected)を受けられるので、それを契機にすれば切断後即座に接続できそうだ。また、何らかの理由(例: 帰宅時、ディープスリープ中)でWiFi Disconnectedがない・受け損ねた場合に備えて、定期的なチェックも行う。

基本的な処理の流れは以下である。

  1. 契機となるイベント(例: WiFi Disconnected, Periodic Timer Inexact)を待つ。
  2. 再接続処理を行う時期(例: 前回の処理から30分以上経過)だったら、以下を行う。
    • Wi-Fiを使用する設定になっていて、Wi-Fiが切れていて(WiFi Connectedが偽)、
      • 指定のAP(= 家のルータ)が利用可能(WiFi Available)なら、再接続(WiFi Reassociate)を行う。
      • イベントがWi-Fiの切断(WiFi Disconnected)で、指定のAPが利用可能でないなら、Wi-Fi APのスキャン(WiFi Scan)を行う。
      • イベントがWi-Fi APのスキャン結果(WiFi Scan Results Available)で、結果(AP一覧)が空の場合には、再接続(WiFi Reassociate)を行う※。
  3. ディープスリープ回避を行う時期(例: 前回の回避から30分以上経過)だったら、以下を行う。
    • ディープスリープ回避プログラムを起動する(実際にはプログラムを「有効」にすることでPeriodic Timerが起動され、ディープスリープの回避が始まる)。

※ 下にも書いたが、Wi-Fi APがあるにも関わらずWiFi Scanの結果が空の場合があり、その時に切断されたままの状態が長引いてしまうため、スキャン結果が空の場合にも再接続してみるようにした。ただ、画面を点灯すると自動的にスキャンが行われるようなので、外出時に無駄に再接続しようとして消費電力を増やす可能性はある。

実装後、さまざまな調整を行い、最終的には以下のような設定(動作条件)にした。

  • 処理の契機とするイベント
    • Periodic Timer Inexact, WiFi Disconnected, WiFi Scan Results Available, WiFi State Enabled, Automagic Startup
  • 再接続処理を行う最小間隔: 10分 (Periodic Timer InexactとAutomagic Startupのみ。それ以外は無条件に実行する)
  • Periodic Timer Inexactの周期: 15分
  • ディープスリープを回避する間隔: 30分
  • ディープスリープの回避
    • Periodic Timerの周期(= ディープスリープにしない時間): 1分
    • Periodic Timerを解除するまでの待ち時間(Sleep(Keep device awake)): 35秒

Periodic Timer Inexactの周期やディープスリープ回避の間隔を長くすると消費電力が減るが、切断時(Wi-Fiの鍵の期限切れなどで起こる)や帰宅時に再接続するまでの時間が長くなる可能性が高い。また、Periodic Timerを解除するまでの待ち時間は必要で、ないとディープスリープしてWi-Fiが切れてしまう。

当初は、基地局(セル)への接続イベント(Phone Cell GSM: Connected to CIDs)を使って帰宅の判定をしようとしたのだが、基地局の範囲は広いために家から離れたところ(Wi-Fiは繋がらない)で「帰宅」と判定してしまうのと、基地局の変化(増減)を常にフォローすることはできないから、いつまで今の判定条件が有効なのか分からないので止めた。

それから、画面を点灯させるとWi-Fiのスキャンが行われてWiFi Scan Results Availableイベントが発生するから、その時はPeriodic Timer Inexactの周期を待たずに素早く再接続できる(実際には、この場合はOSも再接続すると思われる)。

なお、同期間隔が伸びるのを防ぐために無効にしていた、カレンダー同期アプリの「電池の最適化」は有効に戻した。ディープスリープ回避の効果のようだ。

最終的な性能(特性)は以下のようになり、概ね要求を満たせたように思う。

Wi-Fiが利用可能な場所(家)で、約7時間(2/25 21:13 - 2/26 4:17)のアイドル時の性能:

  • 消費電力率: 0.6%/h (2/26 1:50までは0.4%/h)
  • モバイルデータの使用量(← Wi-Fiの再接続が遅れた期間): 約60KB (Wi-Fiの使用量: 約3MB)
  • Wi-Fiの再接続が遅れた回数: 3回 (再接続回数: 4回)
  • カレンダーの平均同期間隔: 約32分 (13回/7時間)

ディープスリープ回避処理により、Wi-Fiが長時間停まることはなくなったようだが、Wi-Fiの鍵の期限切れの時の再接続が数十秒遅れることがあるために※、モバイルデータが使われるのを完全には防げてはいない。ただ、OSを含むすべてのアプリからの通信をほぼWi-Fiにすることができたので、前回よりはモバイルデータ量が減ったはずだ。消費電力は以前より大きくなっているが*、低い期間もあるので他の要因が関係しているのではないかと思う。この点はもう少し様子を見たい。また、同期間隔は申し分ない。

※ Wi-Fiの再接続が遅れることがある問題の詳細な原因は不明なのだが、その時はWi-Fi APのスキャン(WiFi Scan)を行ってもAP一覧が空になっているので、スマフォ(AQUOS sense lite)の仕様(作り)に起因するものではないかと思っている。OSはWi-Fiデバイスは使える状態(「生きている」)だと思って使おうとするのだが、実際にはスマフォが停めていて、使われる時に陰で起動させるのだが、その立ち上がりに時間が掛かるために、最初のスキャンで結果が得られないのではないかと推測している。あるいは、Wi-Fiデバイスの立ち上がりが遅く、OSはそれを待ちきれなくて、モバイルが使われるのかも知れない。

* 消費電力増加の影響を考えてみる。: アイドル状態を継続(使わずに放置)できる時間を考えると、今回の消費電力率(0.6%/h)では前回(最小で0.3%/h)より約7日短くなる。が、実際にはそういう状況はなく、毎日使って充電しているので、その値は余り意味がない。それで、1日当たりの消費電力の差を求めると7.2%程度となる。そして、当然ながら、使っている時の消費電力はそれよりずっと大きい(数十%)ので、この処理による消費電力の増加はそれほど問題ではなさそうだ(と思ったが、通常は1日で20%くらいしか減らないから、7.2%の増加は大きいかも知れない)。

この作業はなかなか根気が要り、動作確認すると不具合が見付かって調整し、再度確認するという手順を何度も繰り返していた。動作確認は深夜などの長時間使わない時に放置することでしかできないので、なかなか時間が掛かり、3週間くらい掛かったが、ようやく終わったようだ(消費電力と再接続の遅れに我慢すればね・・・w)。

わずかなモバイルデータ使用量や電池使用量を減らすだけの、重箱の隅をつつくような改良ではあるのだが、Androidのいろいろなことが分かって(大体は想像)おもしろかった。それから、Automagicを使えば(いくつか不満はあるものの)ものすごくいろいろなことができるので、感心した。結構昔に買ったのだが、全く損はない。

(3/1 6:51) 月が変わったので、モバイルデータ使用量削減処理の効果を調べてみた。削減処理の作成を始めたのは大体2月からなので、1月と2月のモバイルデータ量を比較すれば分かりそうだ。

  • 1月: 134MB → 4.3MB/日
  • 2月: 81.8MB → 2.9MB/日

見かけ上は1日約1.4MBの節約となった。ただし、1月には設定誤りによるカレンダーの再取得や地図アプリ比較のための利用があったので、その分が多くなっているはずだから、過去のログからそれらのデータ量(カレンダー: 約16MB、地図: 11.8(1月分)-2.7(2月分)= 9.1MB)を引くと、以下のようになる。

  • 1月: 109MB → 3.5MB/日
  • 2月: 81.8MB → 2.9MB/日

1日600KB(27MB/月)の節約と、効果はかなり微妙(気分の問題??)だ。ただ、データ量削減処理は2月の半ば頃から動き出したし、処理の作成や修正による増分もありそうなので、今月の分を見てみないと本当の効果は分からない。ただ、劇的に減ることはなさそうだ。

それでも、現在のモバイルデータの残量は1GB(契約は500MB)になっているので、まあ、全体としては目論見どおりである(良く考えると、繰り越しできるのは前月分だけだと思っていたが、そうではない? それならなおありがたいが・・・)。

 

PS. この作業中に他の問題も見付かったので、書いておく。

○同期アプリごとの問題

  1. 同期が不安定なもの: Androidの再起動後にカレンダーの予定がほとんどなくなって、同期がうまく行かなくなった。
  2. 同期のデータ量が多いもの: 同期は調子いいのだが、常に数十KB(上の約10倍)のデータを取得する。取得するデータの選択がインテリジェントでない?

不安定なのは良くないのだが、最初だけ何とかすればあとはうまく動くから、データ量を減らしたいので、1番を使うことにした。

○Wi-Fi matic(位置に基づいて自動的にW-Fiを有効・無効にするアプリ)の問題

なぜか、Wi-Fiを有効にする場所なのに無効にされてしまうことがある。有効・無効はモバイルの基地局(セル)で判定しているのだが、家に居ても基地局がたまに変わる(3つくらいあった)のに、1つしか記憶しないために無効にしてしまうようだ。元々なのか、設定を変えてしまったせいだろうか? しかも、このアプリはGoogle Playからなくなってしまっているので、使い続けるのは好ましくない。Wi-Fi maticは家以外に居る時(外出時)の消費電力を減らすために使っているのだが、とりあえず、使うのを止めることにした。

それから、複数の基地局に対応したWi-Fi maticの代わりを作ろうとしたのだが、難しかったので止めて、常にWi-Fiを有効にしたままにすることにした。問題になるのは、外出時に無駄にWi-Fiが有効であるために消費電力が増えることだが、外出時は操作やモバイルデータの消費電力の方が大きいので、大きな問題ではなさそうだ。

PS2. この、Wi-Fiが途切れる(勝手にoffになる、再接続が遅れる)現象は僕のスマフォ・環境(ルータとの相性)だけで起こるのか、それともAndroidなら他でも起こるのか気になるところだ。何となく前者の気はするが、実は後者だけど、細かい話だから誰も気にしていないのかも知れない。

PS3. モバイルのデータ残量を見たら、月末だというのに690MB(→ 先月の繰り越し分が190MB余った)も余っている。繰り越しできるのは1か月だろうから、節約し過ぎても意味がないのかも知れない。であれば、多少の接続遅延を許して(= Wi-Fi時でも少しモバイルが使われる)省電力に振る方が得策なのか? 「そんなのどっちでもいい」というのが真実のような気はするがw、まあ、ちょっと考えてみよう。

という具合に、"Never ending story"になる。。。 (2/27 18:58)

  •  0
  •  0

懸案のドラレコだが、本物の設置方法を詳細に検討して何とか方針が決まって、「さあ、注文だ」と思っていたのだが、風邪気味でだるくて、「届いても取り付けられないな」とか思っているうちに、本質的なことに疑念が生じてしまった。以下のような考えだ。

  • 今までに、事故は10年に1回くらいしか起こってないのに、(期待値としての金額は前回書いた通りではあるが、)そのための準備が要るの? しかも、これからは今までよりずっと乗らないから、確率も期待値もかなり減りそうだ(また乗ることになったら、話は別)。
  • 「準備」と言ったって、家の耐震補強とか非常食とかABSやエアバッグと違って、ドラレコを付けても、安全性(事故の起こる確率)は全く変わらない。「ドラレコを付けたら事故が減る」とか、事故になった時の死亡率が減るなんてことは全くなく、あくまでも事故が起こった後に自分の立場を守るとか嫌な思いをしないためだけのものなのだ。
    • (2/26 7:50追記) つまり、ドラレコは「アクティブセーフティ」どころか「パッシブセーフティー」でもない何か(おそらく、「安全のための機器」ではない)なのだ。それから、「ドラレコを付けたら・付ければ、運転が記録されることで緊張感が生まれて、安全運転につながる」という意見・説もあるが、論外だ。記録の有無に関わらず、いつもちゃんと運転しなくてはならない(僕自身が実践できているかは別として)。そういう人は、そのうち、記録されていることなど忘れて、イザという時に困るのがオチだ。
  • 「立場」と言ったって、今は別に何も失うものはないし、任意保険の弁護士特約には入っているし、いくら準備したって、事故になったら嫌な思いをするのは確実なのは分かり切っている。
    • (2/26 7:53追記) 例えば、突然飛び出して来た人をひいて殺してしまったら、いくらドラレコの記録でこっちに何も非がなかったことが証明されたって、「何もなし」では全く済まないだろう。
  • せいぜい考えられる、回避・軽減可能な損失は、(こっちの過失割合が大きくなって)保険の等級が上がって(というか、少しでも保険を使えば過失の割合には関係ないだろう)保険料が上がるのと、免許の点数とか刑事罰の重さで、ドラレコがあればその度合いが小さくなる可能性がある程度だ。そんなことは、自分の怪我とか嫌な思いに比べたら屁でもない! (まあ、刑務所行きはちょっと嫌だが、さすがに、自分が悪くないのに、ドラレコがないためにそこまでひどいことになるとは思えない。そうなるのなら、自分もそうなる原因を作っているのだ・・・)
  • あと、駐車中の当て逃げなどはまず防げない(ぶつけた車は分かるかも知れないが、ぶつけられることは全く防げない)。これはどうしてか、いつまで経っても嫌な気分を思い出させるので、それに無力なのなら、余り価値がない。

と思ったら、

別に要らなくね?

と思ってしまった(若者言葉はノリで使ってますw)。

だから、ポチっとするのは止める感じだ。ただ、あって損ではないのは確かだから、もし次に車を買う時には迷わず付けると思う。

あと、遊びとしてのドラレコはおもしろいので、スマフォでドライブの光景を「テキトーに」録画するのはやってみたいと思った。それは、なぜか、自分の運転を自分で観てもおもしろかったくらいだからだ。

 

PS. 以前にもこういうことはあったが、その時も今も、全然、無駄とかつまらないことをしたは思っていない。逆に、「おもしろかったからいい」くらいだ。そういうところが技術馬鹿なんだと思うw でも、文系(経済?)の人とかスマートな(= 意識高い)理系は、検討したたけで(いや、それ以前に「そんなの当たり前・自明でしょ()」で)終わりそうだ。それじゃあ、全くつまらないと思う。

PS2. やっぱりコスパ最高なのは、「録画中」のステッカーかな。いやマジで。もちろん買わないし貼らないけどw

  •  1
  •  0

ドラレコの設置場所に迷った。フロントガラス上部よりダッシュボードの上の方が手軽そうでいいと思っているのだが、下部が良く映らないという情報があった。考えても分からないので、買って試そうと思っていたのだが、まず今(無料で)できることをやってみようと、段ボールで台を作り、ダッシュボードに古いスマフォ(Nexus 4)を仮置きして、どのくらいの視野で撮影できるか試してみた。もちろん、実際のドラレコとは視野角は違うだろうが、下部の切れ方は設置する高さや角度の影響の方が大きいと思うので、実際(予定)に近く設置すればスマフォでも確認はできると思った。

設置時に、作ったままでは高過ぎる気がしたので、下の箱を外した(実はこの箱は、「高さが足りないかも」と思って後から追加したものだ)。

意外にちゃんと撮影できていて、観てみたら予想以上に良く、視野はまず問題なさそうだった。写りも良くて、途中で観た時は「これでいいじゃん!」と思い掛けたのだが、帰ってから調べたらものすごく電池を食っていた(約35%/h)ので驚いた。これでは3時間も持たない。まあ、アプリ(今回はアウトガードというのを使った)や設定を選べば減るかも知れないし、SIMを入れていないために、例の「セルスタンバイ」も電池を食っていたから、ダミーのSIMを入れれば減るかも知れない。それに、常時USBから給電すれば、電源は問題はないだろう(が、電池はすぐに寿命になりそうだ)。

それでも、何となく無理があって実用には向かない気はする。あと、スマフォが大きくて若干目障りな問題もあった。その点では外部カメラが使えればいいが、USB 2.0でまともに動画が転送できるかとか、OSやアプリが対応しているかどうかが疑問だ・・・ それから、後方が撮影できないという欠点もある(スマフォを2台使えばできないことはない。確かに2台余ってはいるけど・・・)。

以下に、市街地での撮影例を示す。

※エンジンや排気の音が結構迫力あるのだが、元々そういう車(改造はしていない)なのと、構図やマイクなどのせいで更に迫力が出ているのだと思う。暴走している訳ではないので、誤解せぬよう・・・

サンプルは再エンコードしたためにぼやけているが、元の動画は以下のようにかなり鮮明で、(縮小しても)他車のナンバーがはっきり読める。

スマフォドラレコで撮影した動画のキャプチャ

それから、やる前は、カメラの固定をかなりちゃんとしないとブレて駄目だと思っていたのだが、こんないい加減な台(若干傾いてさえいる)でもそれなりに見えるし、そもそも、僕が使いたいのは事故などの問題のあった時だけなので、多少振動しても問題ないことに気付いた。ただ、衝撃でカメラが動いてしまったら、肝心の場面が映らない可能性もあるので、それなりにしっかり固定する必要はあるだろう。

あと、スマフォなら、部屋に持ち帰れば簡単にドライブ中の映像をPCに取り込めるのもいい。ドラレコだといちいちmicro SDを抜くのが面倒だから、問題のあった時だけ使うことを想定していたが、手軽にできるのなら欲も出て来る。なお、動画ファイルのサイズは意外に小さかった。5分で200MB以下だった(いや、これは実は1時間で2GBを超えるから、大きいのだw)。

という訳で、試してみたらいろいろなことが分かった。そして、スマフォドラレコの手軽さ・安さも捨てがたいので、もう少し考えてみたい。

以下のように進めようと思う。 (16:27)

  1. 夜の撮影具合を試す。
    • (2/25 5:36) アウトガードの消費電力が大きかったのでAutoBoy Dash Camを試してみた。
      • まれに焦点がボケた以外は、大きな問題はなかった
      • 電力消費率は約10%/hだった。
      • 今回はダミーSIMを入れていたので、再度、アウトガードの電力消費率を測りたい。
      • スマフォドラレコでの撮影例3 (夜間, アプリ: AutoBoy Dash Cam)
  2. 良さそうなら、ドラレコにも使えそうなスタンドを買い、スマフォを正式に設置して使ってみる。
    • 良さそうなら、外付けのカメラ(webカメラ?)を付けてみる。(ただし、いいものは結構高いので、要検討)
  3. 駄目そうなら、本物のドラレコを買って取り付ける。

(2/25 9:46) 今、別のアプリを試に行こうかと思っていたら、根本的なことに気付いた。スマフォドラレコは確かに手軽だが、本物同様の信頼性は望めないということに。例えば、以下のような問題で正常に動作しなくなる可能性は結構大きいから、「いざという時に記録されていなかった」ということはあり得る。ドライブの記録ならがっかりするだけだからいいが、事故などの証拠用としては論外である。

  • 夏の高温、冬の寒さ、結露
  • 連続書き込みでのストレージの劣化
  • 電池寿命
  • アプリやOSのハングなど

そのような問題を防ぐには、定期的に(毎回?)正常動作を確認するべきのだろうが、それは現実的でない。忘れなければやるかも知れないが、そもそも面倒だ。本物でも原則的には動作確認は要るが、スマフォはより信頼性は高そうだから、確認の必要性は低いことが期待できる。定期的なmicro SDの交換を忘れず、使用時は警告が出なければ正常動作が期待できる。

という訳で、やっぱり本物をポチっとするかな・・・

いろいろ試したのが無駄になった気はするが、そもそも、スマフォドラレコは「本物」の設置方法を検討するために始めたのだから、こういう結論になっても無駄ではなかったのだ。まあ、プロトタイプとか実証実験のようなものだったのだ。それで設置方法だけでなく、実際に使う時に外せない条件に気付けたのだから、本当に成功と言えよう(と、自画自賛してみるw)。

 

PS. テストで走っているだけでも気持ちが良くて、気付いたら1時間半、30kmくらい走っていた。

PS2. さすがにNexus 4は古いせいか(2013年に購入)、側面のゴムのような部分が劣化してベタベタになっていた。最初はケースが劣化したのかと思っていたのだが、本体まで劣化していた。ケースは貼り薬(例: トクホン)のような臭いまで出していた。。。 まあ、これなら心置きなく使い倒せるw

PS3. ダミーのSIMは、iPhone 6sを買った時に、本物のSIMが届くのが待ち切れなくて、すぐアクティベートしたくて買った未契約のものがあったのだが、サイズが違っていた(Nexusはmicro, iPhoneはnano)。ただ、セロハンテープでうまく誤魔化したらなんとか認識した。位置合わせと接触をちゃんとする以外に、挿入する前か後に一旦電源を切る必要があるようだ。これでセルスタンバイの消費電力は減るだろうか? (何となく、関係ない気がする・・・)

PS4. Nexusよりは新しいiPhone 6sも余っているから、ドラレコアプリを探したのだが、検索しても無料でまともなものがなさそうなうえに、App Storeは(昔からそうだが、)webでは全く使いものにならないので、呆れ果てて使う気が失せた。まったく、煮ても焼いても食えない腐った林檎だ。まだ人気はあるようなイメージだが、開発者は段々逃げつつあるのかも知れない。

(3/10 20:53 動画のサイズがかなり大きい(3個で25MB)ことに気付いたので、リンクに変更)

  •  0
  •  0

もはや当たり前(一種のブーム?)のようになっている、ドラレコ。僕も、今まで何度も付けようか迷っては、止めて来た。今も再び迷っているのだが、おそらく止める気がする(← 書いたあとで気が変わったw →)面倒ではあるが、付けてみようかと思う。迷う理由はいくつかある。

  1. 必要性に疑問がある(リスクとの兼ね合い)。
  2. いい製品がない。
  3. フロントガラスに赤外線カットフィルムを貼っているので、取り付けに不安がある(フィルムが剥がれないか)。
  4. これ以上、前面がごちゃつくのが嫌(今既に、GPS, VICS, ETCのアンテナが並んでいる)。

まず、1番(一番重要)は、今の僕の状況を考えると必要性が薄そうに思える。今は通勤に使っていないので、乗る機会は少ない。せいぜい月に2回だ。ドラレコが有用なのは、事故に遭った場合、かつ、相手が悪質な場合や、人や自転車が飛び出して来た場合だろう。他には、煽られたとか警察が言い掛かりを付けて来たとかだろうか。それらの起こる確率はどの程度だろうか? ドラレコがないことによる損害の期待値(平均損害額)はどのくらいだろうか? 少し考えてみる。

ドラレコがないことによる損失の期待値(平均損害額)の試算 (1回の運転当たり)

  • 車に乗った時に事故に遭う確率 R1= 3回/36年= 3/(2*(36*365)/3)= 0.000342 (今までの実績。今まで3日に1日(各日の往復を2回とする)乗っていたと推定した。バイクは含まず)
  • 事故に遭った時にドラレコがないことで嫌な目に遭う確率 R2= 1/2 (相手が悪質な場合などで、ドラレコが役に立つ場合。推定)
  • 事故に遭った時に嫌な目に遭うことでの損害額 L1= 10万円 (推定)
  • その他の嫌な目に遭う確率 R3= 1/100 (推定)
  • その他の嫌な目に遭った時の損害額 L2= 10万円 (推定)
  • 合計の損失の期待値 L= L1*R1*R2 + L2*R3= L1(=L2)*(R1*R2 + R3)= 1017 (円/回)
  • 参考
    • 月に2日(24日/年)乗った場合の年間の期待値: 約4.8万円 (各日の往復を2回とした)
    • 毎日通勤で乗る場合の年間の期待値: 約41万円 (年間200日乗るとし、各日の往復を2回とした)

確率は苦手なので、上の計算が合っているか不安だが、合っているとすれば、今の状態でも付ける価値はありそうだ。今までドラレコがなくても損害がなかったのは、確率の計算の常で、これからある可能性が高いと解釈すればいいのだろうか(本当はそうではないようだが、実に分からんw)。

なお、今まで事故のたびに嫌な目に遭ったが、ほとんどは精神的・時間的なものだった。一度当て逃げされたが、それは駐車中に側面を擦られたものなので、ドラレコがあっても役に立たなかっただろう。その他の事故では相手が過失を認めたので、金銭的な実害はなかった。

「その他の嫌な目」については、煽りとかはあるものの、特に損害は受けておらず(ドラレコがあっても煽りはあると思うし、通報しても実益があるだろうかとは思う。ステッカーだけで充分な気はする)、警察などからの言い掛かりもなかった(仮にドラレコがあっても、覆すのは難しいかも知れないし、言い掛かりよりも、本当にこっちが良くないことをしている方が多い)。

2番は以前からずっとそうだ。以下のような条件を全部満たすものはほとんどない。

  • 耐久性・信頼性がある。
  • 前後を撮影できる。
  • 取り付けが楽。
  • 値段が高過ぎない。
  • 小型・軽量

外国製の安い製品は耐久性や信頼性に欠けるイメージがある。例えば、去年は評判が良かったメーカーが今は全然人気がなかったり、メーカー自体がなくなっているのを見ると、「やっぱりな・・・」としか思えない。いい物を出しているなら、ずっと人気があるはずだし、会社も継続しているはずではないか。それから、外国製のルームミラー型はカメラの位置が左ハンドル用なので、今ひとつ撮影条件が良くないという話も読んだ。

国内メーカーにしたって、必ずしも良い訳ではでないようで、すぐ壊れた・壊れやすいとか、定期的にメディア(micro SD)をフォーマットしなければならないとか※、サポートがひどいとかいうのが多く、それらを除外するとほとんど残らない(僕の調べた限りでは、存続が危ないP社しかない。笑えることに、今回の最有力候補は去年のそれと同じだった)。もちろん、外国製より値段は高目だ。

※僕の意見では、メディアを定期的に(2週間に1回など!)フォーマットしなければならないのは、ドラレコ自体の作りが悪いせいだ。確かに、良く言われているようにフラグメントは起こるが、そもそも、フラッシュメモリではフラグメントの影響は少ない。実際、SSDにデフラグは不要ではないか(要る説もあるが)。動画記録が遅くなる可能性はあるが、エラーを出すものではない。

定期的にフォーマットしなければならないのは、ドラレコの電源断などの処理がイマイチなために、論理フォーマットが壊れる(壊す)可能性が高いからだろう。だから、平気な顔して「定期的なフォーマットが必要です」などとマニュアルに書くメーカーの技術力を疑う。

なお、メディアが寿命で壊れるために定期的に交換する必要があるのは仕方ない。ドラレコは大容量のデータを連続して書き込み続けるので、TLCなどの安いものだとすぐに寿命に達してしまうのだ。このことと定期フォーマットが混同されているフシもある。フォーマットすると一時的に使えるようになる場合が多いが、寿命なのですぐに駄目になってしまう。こういう用途にはSLCを使ったものがいい(実際にはSLCでも出来が悪くて駄目なものもある)のだが、そもそも売ってないうえに、すごく高い。

「煽り運転対策に有効」とか言いつつ、未だに前後を撮影できる製品が少ないのは、マスコミの欺瞞(ブームを作る時に良くあるパターン)やメーカーの怠慢が感じられる。

3番は詳しい説明は不要だろう。ルームミラー型にするか、取り付ける部分のフィルムを切って剥がすかになる。ミラー型は余りないし(実は、今回の検討のきっかけは、サンコーのミラー型の新製品だった)、フィルムを切るとそこから剥がれ出しそうなのでしたくない。他に、ダッシュボード上に付ける手もあるが、下の視野が狭くなってしまうようだ。

4番は、純正オプションなら綺麗にまとまるだろうが、後付けだと物やケーブルがごちゃつくだろう。リアカメラが付くものは、前だけの物よりも更にケーブルが増えるのも痛い。そして僕は不器用なので、綺麗にまとめられる可能性が低いw

なんだかんだ言っても1番が一番重要なのだが、上の検討より、あった方が良い感じだ。なるほど。もう少し積極的に考えたいが、計算する前は「余り乗らないから要らない」という結論だったので、どうも納得が行かない。自分で計算したのではあるが・・・

まあ、付けて悪いことはないのは確かなので、(既に候補は決まっているので、)もう少し具体的に考えてからポチっとしようと思う。

 

PS. いい製品がないので、基本的な処理としては動画を撮るだけだから、(スマフォなどを使って)自分で作りたくもなったのだが、実際には難し・面倒そうなので止めた。

  •  0
  •  0

(スマフォ関係の作業(家に居る時にモバイルデータを使わないようにすることの徹底)は まだまだ終わらず。)

先日、掃除用品を買いに100円ショップに行ったら、いつもと違って、なんか店内がうるさかった。どうも、BGMに流す曲の系統が変わったようだ。有線のチャネルを変えたのか。いわゆるJポップで、うるさいけど、まあ無視できる程度なので、かろうじて許せた。

が、そのうち、妙に気持ち悪い歌が始まってしまった。馬鹿みたいな声(「アニメ声」の系統)で、何人だか知らないが、多くの若い女性がユニゾンで歌っている。おそらく今流行りの音作りなのだろうが、鼻に掛かったような声を機械的に処理(高音を強調?)している感じで、うるさい以前に、とにかく気持ち悪かった(まさに「キモ」かった)。

僕は、あれを音楽とは認めない。「アイドル」のパフォーマンスだとしたって、十把一絡げで、数十人単位のグループが何十組も出たってほとんど残らないではないか。そもそも、アイドルってのは歌手とか役者とかの本業がある人が人気が出て(あるいは創出されて)ファンが多くなったことから付けられる呼称であって、自分から「アイドル」をやる・になるっていう魂胆が全く理解できない(確かに、小泉は「アイドルはやめられない」と歌ったが、それを馬鹿みたいに真に受けているのか? 今思うに、あれは「『アイドル』である状態は止められない」であって、決して、「アイドル」という職業があると言っていた訳ではないのだろう。ただ、あれはそもそも彼女の作詞ではなく、今の問題の元凶によるものなので、それが体現されたようではあるが)。本末転倒もいいところだ。試しに、USで誰かに「私の職業はアイドルです」って言ってみなw そして、是非、相手の顔を見せて欲しい。百歩譲ってアイドルという職業があるとしたって、単独とか少人数じゃないところが間違っている。お前らは小中高生みたいにつるまないと行動できないのか? そもそもアイドルってのは、個人プレーだろうが!

本人たちは、あれが・あれでいいと思っているんだろうが、まったくの無駄だから、さっさと辞めればいい。

 

PS. 本題とは関係ないが、100円ショップの掃除用品は、物によりけりだった。洗剤のようなのは問題ないが、ブラシのように力が加わるものは、見た目はいいけど使いにくかったり、すぐに駄目になったりした。洗剤だって、中身は悪くないけど、スプレーは1/3くらい残っているのに出なくなってしまった。あと、去年買った金属製の小さい棚を風呂場に置いておいたら、予想通り錆びた。

何でも「安かろう悪かろう」ではないが、安いだけあって、詰め、いや、最初の検討が甘いようだ。選球眼が必要だ。

  •  0
  •  0

(例によって、僕が弾くわけではないです。)

今日、ちょっとしたことで題の曲をYouTubeで探したら、なかなかなかった。6人目くらいで、Olga Schepsという人の(2014)が、その目的(第2楽章の最後の音の例を示す)には良かったのだが、Spotifyでちゃんと聴いてみたら、イマイチだった。オケは室内楽になっていて、それは基本的には嫌いなんだけど、伴奏(演奏)としては良かった。が、ピアノがすごくイマイチだった。

それで、まともなのが聴きたくなって、ポリーニ(1960)にしてみたのだが、どうも気に入らなかった。その後、ルガンスキーも含めて8人のを試したが、どれも気に入ることができなかった。。。

結局、(当たり前過ぎて止めていた)一番最初(僕のクラシック初期)にいいと思った、Israela Margalitの(1974)を聴いている。これだって最高ではなく、言いたいこと(演奏については少なく、音質が主なので、許せる)はあるが、他よりはずっといい。

一体なぜだろうと思う。刷り込みなのか、お酒を飲んたせいで判断力がおかしいのか。ただ、どうしても一言言いたいのは、長ーいイントロのあとのピアノの最初の音は、「ダーーン」と かなり開放的に(、でも、力任せにではなく)弾いて欲しいのだが、そこで既に気に入らないのだ! (「いいから僕にやらせろ!」と言いたいけど、まったく無理で、歯がゆい限りだ)

我ながら、まったく困ったものだw

 

PS. だから、(前にも書いた気がするが、)ずっと、この曲はそれほどいい曲ではないと思っていたのだが、いい演奏が少ないせいもあるのではないだろうか。要は、この曲の良さとか良さの引き出し方が理解されていないのだろうか。でも、それはなさそうだ。単に僕の好みだろう。

  •  0
  •  0

(結構前からやっている、スマフォ関係の作業(家に居る時にモバイルデータを使わないようにすることの徹底)が予想外になかなか収束しないので、先日から思っていた別の話題を書く。)

先日、Spotifyで、あるピアニストのモーツァルトのピアノ協奏曲 第21番を聴き、(第1楽章の時点では)「結構許せる」と思った。知らない人だったが、ジャケットに目をひかれたので、試す気になったのだ。

それで興味を持って、聴きながら、どういう人なのかと検索したら、その人は目が見えないことを知ってしまった。全然気付かなかった。これなら問題ないと思った。どうりで、ジャケット写真で黒いサングラスを掛けていた訳だ(それがなかなかかっこ良かった)。

ところが、その後、第2楽章が少しガタついているのが気になってしまい、その後で試したK. 488もガタガタで駄目だった。

自分では、決して演奏者の属性(例: 経歴、言動、身体的特徴、民族・国・地域)で演奏の良し悪し(正確には、「自分がいいと思うか」)を判断しないようにしているつもりなのだが、もしかしたら、目が見えないことを知って、無意識のうちに負のバイアスを掛けてしまったのかも知れない。自分の感覚とか意識を疑ってしまった。知ってしまった以上、再度同じ演奏を聴いても同じ(中立な)感想にはならない気がするので、もう遅い。

同様に、数日前に、あるピアニスト(以前から好きではない人)が難病であることを発表したが、そうなると(そういう行動でなく、)演奏を批判するのも躊躇われる(例: 不用意に批判すると、「病気にも関わらず頑張っているのに けしからん」となる)ので、僕としては好ましくない。

結局、以前からの持論の、(芸術家の)属性は作品とは別であり、属性を知らないほうがいい・知る必要はないというのを更に堅くした。

PS. とはいえ、気に入った人なら どういう人か知りたくなるのも人情で、そこの解決は難しい。半分冗談だけど、演奏者は全員、記号とか番号で発表すればいいのに。もちろん、ジャケットには本人の写真などなしだ。作曲者なども同様にして、「X1234のピアノ協奏曲第1番、ピアノ: P345、指揮: C87、オケ: O65」とかにする。そうすれば、ちょっと昔の偽作曲者騒動もなかっただろう。でも、随分味気ないなw

それに、この方法はコンサートでは使えない(本人がステージに出て来ざるを得ないので)し、演劇でもまったく無理だ。パフォーミングアートとは相容れない考えなのだろうか。

実現の可能性があるのは、自分がまったく何にもとらわれずに、常に中立の立場で鑑賞し、評価することだろう。だが、なかなか難しいと思う。強靭な精神力(例: 大嫌いな人の演奏でも聴く)と、正しく評価するための知識(例: 単に「いい」でなく、「※が*だからいい」と示せること)が要るだろう。

  •  0
  •  0

技術バカ者たるもの、謎は解きたいので、先ほど不明だった、ダイソーのUSB LEDランプの消費電流を測ることにした。ただ、僕は直流電流がまともに測れるデジタルテスターなんて持ってないので、どうにかする必要がある。

最初は、AC電源の消費電力を測るエコチェッカー(= ワットチェッカーもどき: 本物を持っていたが、寿命のせいか壊れたので、同様のものを買った)でACアダプタの消費電力を測ってみたのだが、さすがに小さくて"0W"なので、有効な値を得るには数時間くらい点灯したままにしなければならず、まぶしいし面倒だし精度も悪そうなので止めた。

仕方なく、手持ちの物を駆使して測ることにした。理論的には、電源と小さい抵抗(例: 1Ω以下)と電圧計があれば、電流は電圧として測れる。以下に、その模式図を示す。

                      電圧計
                
電源 |+ ———> 小抵抗 ———> +| 測定対象
    |- <—————————————— -|

ところが、うちには小さい抵抗なんてない。しかも、実際に上図のように接続するには、USBを受けてバラ線にして抵抗を通して、またUSBに直せるようなものが要るが、そんな気の利いたものはない! でも、そんなことで諦める訳にはいかないのでw、手持ちの物で何とかすることを考えた。そして、もはや遺物とも言える、USB→PS/2変換コネクタ(以下、変換コネクタ)と余っているUSBケーブルを使うことを思い付いた。以下に、その構成を示す。

               電圧計 
      (USB-A)                     (USB-A) 
USB電源 |+ ——> 小抵抗 ——> | 変換コネクタ | ————> +| ランプ
        |- <———————————— |           | <———— -|
          USBケーブル (バラ - PS/2のピン)

変換コネクタの中は直結であることが分かっているので、それを分解するなどして、USBの線を出せるようにすればいい。最初はプラスティック部を切って開けようとしたのだが、大変だったので、PS/2コネクタの円筒形の金属部をラジオペンチで力任せにひねったら、うまく外れて、ピンに線を半田付けできそうな感じになった。

そして、USBケーブルのBコネクタを切断して線を出して、対応するPS/2コネクタのピンに半田付けした。一つだけ忘れてはいけないのは(実は危うく忘れた)、片方の電源の線だけは直結せずに、途中に抵抗を繋げられるように、2つのミノムシクリップに繋ぐことだ。予想以上にうまく行って、抵抗なしの(ミノムシクリップを直結した)状態で、ちゃんと点灯した

次に、電流を電圧に変換する抵抗を用意する。上に書いたように小さい抵抗なんてないが、10Ωは沢山あったので、それをとりあえず10本並列に繋げて1Ωにした(もし駄目だったら、さらに10本追加して0.5Ωにしようと思っていたが、大丈夫だった)。これもうまく行って(ただ、テスター自体か電池が劣化しているのか、実際の抵抗値は測れなかった)、ちゃんと電流(正確には1Ωの両端の電圧)が測定できた

そして、目的の電流測定結果は予想外というか予想通りというか、「さすが中国」であったw

1Ωの抵抗の両端の電圧は約0.27Vだったので、以下の計算より消費電流は約270mAとなり、記事での値(292mA)とほぼ合った。

オームの法則より、電圧E= 電流I×抵抗Rなので、I= E/Rとなる。
ここで、R= 1Ωなので、I= E/1= Eとなるから、
電流I= E= 約0.27A = 約270mAとなる。

なお、抵抗での電圧降下は約0.27Vで、これがランプの点灯回路の動作を変えて、消費電流(の測定値)に影響しないかという疑問はあるが、定格電圧(5V)の10%未満なので問題なさそうだ。実際、見た目の明るさは変わっていない。なお、もしランプの消費電流が仕様通り1Aだったら、電圧降下は1Vとなるので、良くないだろう。

それにしても、3倍以上(仕様では1-1.2A)にもサバを読むとは、さすが中国だ。もしかしたら、中には仕様どおりに大電流を食う、ものすごく明るいものがあるのかも知れない。それはきっと「当たり」なのだろうw もしかすると、ほとんどが暗い不良品で、ごくまれに良品があるのかも知れないな。それはそれでおもしろいが、僕はこっちでいい。

PS. 余談だが、更に正確に測定するなら、まずは抵抗値を正確に測る必要がある。例えば1本ずつなら測れるかも知れない(でも、アナログなので、誤差が結構ありそうだ)。次は、テスターの測定値(電圧)の較正だ。基準電圧としてボタン電池が使えるだろうか。あとは、なんとかして直流(抵抗両端の電圧)を周波数に変換できれば、それをPCの音声入力に入れて取り込んで解析すれば測れそうだ。いやいや、安いデジタルテスターを買うのが一番いいよw

(2/15 22:27 わずかに追加, 2/16 7:50 図を改良)

  •  0
  •  0

先日、ニュースでダイソーのUSBで点くLEDランプの記事を見て、妙に便利そうな気がした。ただ、記事の記述から手持ちのモバイル電池で点灯時間を計算してみると、約43時間と、手持ちの乾電池用ランタンの72または144時間より短いし、モバイル電池がないと使えないので不便な気もして、「まあいいか」と思っていた。

ただ、妙にひかれていたので、今日、散歩がてら買って来た。箱が目立たなく(透明パッケージ入りかと思っていたが、紙箱だった)て、置いてないのかと思ったが、良く見たらあった。箱に仕様が書いてあったので点灯可能時間を計算したら70時間近かったので、意外に長いと思って買って来た。家で試してみたら、結構明るくていい感じだった。

しかし、落とし穴があった。点灯可能時間を計算し直したら、10-13時間くらいにしかならなかったのだ。どうも、店内での計算を間違えていたようだ。実際、以下のように約11時間になる。

モバイル電池の容量: 13000mAh
ランプの消費電流: 1.2A= 1200mA
→ 点灯可能時間= 13000mAh/1200mA= 10.8時間

記事で引用されていた、

「12時間使ってもバッテリー消費は3500mAh程度」

は何だったんだと思うが、(中国製らしく)仕様がかなりサバを読んでいて(PSに書いたように、そのとおりだったw)、実際にはこんなものかも知れないから、それを信じると、以下のように約43時間使えることになる。

3500mAh/12h= 292mA → 300mAとする。
→ 点灯可能時間= 13000mAh/300mA= 43.3時間

どっちにしても、ランプだけに電池を使うのは本末転倒だから、実際に使えるのはこの数分の1だろう(要は「おまけ」ってこと)。そして、更に間抜けだったのは、モバイル電池にもライトが付いていたことだ。

まあ、そのライトは見るからにそれほど明るくないから、ランプの立つ瀬はあるのだが、電池とランプの2個要るよりは電池だけの方が便利だ。

なお、明るさについては、以下のようにランタンのLOWモードと同等だから、この点は悪くなさそうだ。

  • ランタン(Gentos EX777XP): 280lm (LOWモード: 140lm (推定))
  • このランプ: 150lm

結局、このランプは車に積んでおこうかと思っている。車のバッテリーは大容量だから、かなりの長時間点灯できそうだ。僕の車のバッテリーは36Ah(12V)だそうなので(今知ったが、型番の数字は「性能ランク」なるもので、"46"だと容量は36Ahだそうだ。なんか騙されてる感じだ)、全部使ったとしたら、

(36Ah*12V)/(5V*1.2A)= 72時間

と、意外に短い。このランプは(中国製らしく)効率が悪くて電流を食い過ぎるのだろうか。それとも、何か計算を間違えている? なお、記事に引用されていた値を信じた場合、(36Ah*12V)/(5V*300mA)= 288時間になるから、これなら悪くない。

まあ、いずれにしても、いろいろ間抜けだったw 結局、提灯記事(ではないかも知れないけど)に乗せられたってことなのだろうか?? まあ、非常用品は冗長化するに越したことはないし、あとで何かに使えるかも知れないから、良しとしよう。

PS. なんか、本当の消費電流を測りたくなって来た。すぐにはできないので、今後の課題としようw

早速測ってみたら、記事の引用していた値(約300mA)が正しいことが分かった。 (20:52)

PS2. 本当は、夜にランタンと明るさを比べようと思っていたのだが、面倒なので止めた。「点けばいい」って感じだw (21:07)

  •  0
  •  0