Archive for 3月, 2019

先日から頑張っていたPQI Air Card II(以下、Air Card)は諦めた。いろいろ苦労して、さっきデジカメからPCに画像を取り込めるようにはなったのだが、その過程で、消費電力が大きいどころでない、致命的で解決できない問題に気付いたのだ。実使用時のように、Air Cardをデジカメに入れて、撮影・表示してPCから画像を取り込もうとして、気付いた。

Air Cardは中でLinuxが動いている。それが最大の(魅力であり、)欠陥だ。

Linuxは、Windowsと同様、起動が遅い。いくら頑張っても、一瞬では起動できない。スマフォのAndoridもLinuxベースだが、使っていない時にスリープしているだけで、基本的にはいつも動いているから、頻繁に画面をon/offしたって問題がない(そして、ご存知のように、本当に電源をon/offする時はすごく時間が掛かる)。

ところが、デジカメは全く違う。撮影時は、撮ったら電池を節約するために電源を小まめに切る。表示の時も同様だ。そのたびに、SDカードの中の可哀想なLinuxは(おそらく途中まで)起動しては、何の前触れもなくブチっと電源を切られる。Linuxは(Windows同様、)終了時にもちゃんとした手順を踏まないといけないから、そんなことを年中やっていたら、いつかはSDカードが壊れる(論理的、あるいは、物理的に)。だから、「すぐ壊れる」、「動かなくなった」というレビューが多いのかも知れない。

仮に、システムがうまくできていて、そんなことしても問題が生じないようになっていたって、僕は使う気になれない。撮影・表示のたびに中で「ブチブチ」しているのを想像するだけで、冷や汗が出そうだ。

これがもし、SDカードでなく、デジカメ本体の中で(Linuxである必要はないのだが)Linuxが動いていたら、まだマシだろう。スマフォのように、電源を切ったように見せかけてスリープとかスタンバイさせればいいのだ。あるいは、電源を切って一定のアイドル時間が経過したら本当に終了すようにし、その処理が完了するまでは電池で動かしておくなどだ。

デジカメにWi-Fiを後付けするという発想は良かったと思うが、(他のいろいろな失敗作と同様、)やり方が悪かった。安易なノリだけで進めてしまったとか、できたから売るという姿勢だったのかも知れない。元の開発キット(→ 片鱗が見える; 元にしていると思われる、KeyASICのWi-Fi SDカード Mcard)を見ると、まあ、普通に良くある物で、デジカメ用のWi-Fi SDのようなことはできるのだが、実際に製品化した時のことは余り考えていないことが想像できる。まあ、最初のコンセプトの時点ではそれでいいのだが、実際の使われ方をちゃんと考えて売り込まないと、絵に描いた餅にしかならないことの典型だ。何らかの製品はできるけど、(例によって、製品化を押し付けられた開発者が多大な苦労をしたって)使い物にならない物しかできないし、売れない。その結果がこのひどいレビューサマリーだ。

PQI Air Card IIのレビュー結果。。。

他にも以下のような問題があった。

  • 消費電力が大きい。
  • Air Card自体やPCにマウントするためのソフト(curlftpfs※)の動作の安定性が悪い。
    • Air Cardが起動しない(Wi-Fi接続しない)ことがある。
    • curlftpfsでマウント・アンマウントできないことがある。
    • curlftpfsを使うと、他のプロセスがハングすることがある。
  • Air Cardの起動が遅い(Wi-Fi接続できるまで30秒くらい掛かる)。

※curlftpfs(FTPサーバをPCにマウントするソフト)はAir Cardとは関係ないが、PCから画像を取り込むのに、Air Cardの改造を最小限にしようとしたために使用した。

消費電力には目をつぶっても※、2, 3番目のありさまでは、普通に気軽に使える状態(例: 先日構築したスマフォの画像の自動転送は、とてもいい感じに動くようになった。僕は、デジカメでもそれができるのを夢見ていた)には、まずならなそうだと思った。

別の投稿のPS3に書いたが、Linuxを動かしていなくても消費電力が大きいことが分かったので、これ以上減らせる可能性はほとんどない。(3/27 12:12追記)

という訳で、諦めた。

 

Air Card自体はおもしろい製品ではあるのだが、何か他に使えるかというと、残念ながらない。いわゆる"IoT"用途が思い付くが、センサなどの外部入力ができないし、基本機能も性能も悪く、拡張性もなく、小さ過ぎてハードの改造もできず、OSも凄まじく古いので、全くつぶしが効かない。これを普通に使えるようにするために苦労するんだったら、普通のラズベリーパイなどの方がずっといい。値段も安い。(いずれにしても、僕は趣味でそういうのをいじる気にはならないからパスだがw)

なお、FlashAirにも同様の問題はありそうだが、あちらはフラッシュメモリが内蔵で汎用SDカードでないから、ブチブチ対策ができそうだし、OSはLinuxではないかも知れないし、中にバックアップ電源が入っているかも知れないので、少しは安定しているのかも知れない。でも、僕はやっぱり使わないだろう。

という訳で、良くある、「コンセプトは良かったんだけどねぇ・・・」の典型だった。僕も、もう少しそもそものところから考えれば良かった。「あの小さい中でLinuxが動いている」ということだけで目がくらみ、「これはすごい!」と思考停止してしまった。まだまだ甘いね。

 

PS. 文句を言うばかりでなく、どうすればできるかを考えたら、ハードでWi-Fiやストレージ処理のほとんどを実現すればいいような気がする。今でも低レベルのWi-FiやSDカードの処理はハードでやっているが、Linuxじゃなくても(理想はOSなしで)簡単に使えるようなチップなら良さそうだ(ただ、低レベルの通信だけじゃなくて、各種プロトコルが要るから、結構難しい気はする。それでも、そういう製品はあるようだ)。

まあ、Air Card自体が(部品化されているという意味で)「ハード」と言えばそうなのだが、そう言うのであれば、「まったく出来が悪過ぎるハード」だとしか言いようがない。

それから、Wi-Fiのon/offスイッチは必須だ。スイッチがあれば、消費電力だけでなく、かなりの「ブチブチ対策」になる。それならLinuxでもまだ可能性がある。スイッチがある製品はez Shareだけだが、現実的な技術や費用でできることと実際の使い方を良く考えたのかも知れない。そこには感心する。

PS2. 「諦めた」とは書きつつも、例によってしつこくあがいてみたのだが、やっぱり、Air Cardはどうにもならない。一番の問題に対処すべく、電源on時にLinuxを起動しなくもできるようにしたいと思って四苦八苦したが、PCとAir CardのOSのバージョンが乖離し過ぎているためにいろいろな不整合が噴出して、前段階(基本的なプログラム(busybox)のコンパイル)すらままならなかった。

そもそも、ソフト的に選択できるようにしたとして、実際に(人が)Linuxを起動するかどうかを手軽に選択する手段がない。あの小ささでは電気的スイッチを付けるのは無理だ(ライトプロテクトスイッチは、実はどこにも繋がっていない)。せいぜい、「特定の画像を削除して」とかなら可能そうだが、それを実装するのも容易ではない(でも可能かもなぁ。でも疲れたなぁ・・・)。

※(3/27 12:14追記) 本文に追記したように、Linuxを動かしていなくても消費電力が大きいことが分かったので、この検討は意味がなかった。

(3/30 10:02追記) 興味があったのでその後も試してみた。まず、program.binは(更新専用のためか)u-bootのサブセットで、hushの機能(ifや&&など)が使えない。そのため、program.binの中のu-bootコマンド文字列をパッチして「特定の画像があったらLinuxを起動させない」ようにすることはできなかった。

次に、ある方が、GPLのために公開されていたAir CardまたはTranscend Wi-Fi SD Card(実体はKeyASICのKA2000)のソースプログラムなどを公開していたので、その中のu-bootを改造して使えるか試した。Ubuntu 12なら、Sourcery G++ Lite 2011-03-42 (ARM EABI)でコンパイルでき、u-boot.binを"program.bin"としてmicro SDに置くことで起動もできた。

ただし、公開されたソースと実機の構成が異なるのか、今ひとつうまく動作しなかった。例えば、u-bootのgoコマンドやSDや内蔵フラッシュからのファイル読み込み(fatload, sf loadコマンド)はうまく動作しないことが多かった。構成が違うためなのか私の使い方が悪いのかは不明である。外部に何も出力できないので状態の確認が難しいし、実機の詳細な情報がないので、調整のしようがない。

また、このプラットフォームのu-bootのsleepコマンドは単なるビジーループなので、消費電力を減らすためには使えない(前の投稿のPS3や上記の「Linuxを動かしていなくても消費電力が大き」かったのはそのせいだろう)。クロックの周波数を下げるとか各デバイスやCPUを停めるなどの処理が要るが、実機の情報がないので困難だ。

他に可能性があるのは、program.binをうまく改造することかLinuxの起動の初期に停止させる(デバイスの初期化プログラムがちゃんとあるので、期待する処理ができる可能性はある)ことだが、前者は至難の技だし後者は余り好ましくない(Linuxは内蔵フラッシュから起動するので、起動を中断させても大きな問題は起こらなそうではあるが)うえにLinuxをビルドするのは大掛かりだ。

という訳で、私の希望どおりにAir Cardを改良・改造するのは、ほとんど不可能だと思う。

PS3. スイッチでWi-Fiのon/off可能なeZ Shareについて調べたが、一番の問題は専用アプリまたはブラウザからのアクセスしかできないことだ。それではLinuxから画像を取り込むのがなかなか面倒だ(ページのスクレーピング?)。あと、例によって、サポートがかなり心許ない。質問しようとしたのだが、webに書かれたメールアドレスはエラーで戻って来た。それで、Amazonに出している店(メーカーかその関連企業)に出したら結構アバウトな回答だった。例えば、消費電力を聞いているのにスイッチの使い方を答えて来たり、起動時間は「速い」という回答だったり・・・ この調子では、質問の答えが良くても実際は違うことがありそうだから、買って試すしかない※。けれど、上記のとおり、通信がしょぼいので止めた。

※再度消費電力について質問したら、回答は"Thank you!"だった。脳味噌あるのかな? 論外以下で却下だ。 (3/27 16:53)

あと、内部画像(→ , )を見ただけでの推測だが、Wi-Fiのon/offは本当にWi-Fiチップだけon/offしている(チップの電源制御端子(CHIP_PWD_L)をon/offしていると想像する)ようだ。それでも消費電力が小さければいいが、試してみないとなんとも言えない。

画像を見て今気付いたのだが、これはmicro SDを使っているけど、抜けないように(そうとは分からないように?)封入しているのか。道理でカードが汚れている訳だ。なかなかすごい・・・

(2/26 7:06 わずかに修正, 8:08 Mcardへのリンクを追加; 3/27 9:21 PS2, PS3を追記, 12:14 Linuxを動かしていない時も消費電力が大きい件を追記, 12:56 ez Shareのスイッチの件を追記, 17:48 題に追加; 3/30 10:02 PS2に追記)

  •  0
  •  0

良く見るニュースサイトに、定期的に、随筆というのかクラシック音楽界の裏話みたいなのを書く指揮者が居る。その人が初めて出て来た頃は結構楽しみだったのだが、すぐに飽きて、近頃は読まないようになってしまった。どうも、文章がおもしろくないのだ。どうしてかは良く分からないのだが、やっぱり、音楽の人だから文章はそれほどでもないということなのだろうか。それで、昨日くらいから、なぜおもしろくないかの理由を考えたのだが、以下のようなことが大きいかと思う。

  1. 題が結構突飛で引き付けられるけど、中身は意外でも何でもなくてがっかりする。
  2. しかも、大体知っていることばかり。

2番目は、僕が音楽を好きで今までいろいろ調べて来たから仕方ないけど、1番目が良くない。例えば、今週のは、題は「クラシックオーケストラが、リハーサル終了時間を“絶対にオーバーしない”理由」で、「ほう、プロの団員たちは、きっと、『(終わったあとに)彼女・彼に会うからマジで1秒でも早く帰りたい』(キリッ)とか、家族との時間とか自分の遊びの予定、そして、(もちろん?)練習がぎっちり詰まっているんだろうか?」と思って読むと、実際には、組合の規則とかいう、ごくごく当たり前のことでがっかりした。毎回、こういう調子なのだ。

あと、前振りが長く、最後がイマイチだ。延々と背景とか関連とか周辺を書いた後に、本題が少ししかない。そのうえ、大抵最後に一言余計な段落があって、まさに「蛇足」なのだ。書くならもっとうまく溶け込ませてくれればいいのに。。。

そういえば、同じ音楽家でも、N響のオーボエの茂木という人の本を数冊読んだことがあるけど、おもしろかったし、いろいろなことが分かってためになった。だから、もちろんだけど、その人の文章力が大きいのだろう。あと、この人(指揮者)はすごく真面目なんだと思う。別の言葉で言えば、「毒がない」だろうか。

とは言え、「不真面目になれ」とか「毒を持て」などと言う訳にも行かないし、字面どおりの意味ではないので、どうしようもない。逆に、茂木の文章はいかにもおもしろおかしいのだけど、本人はすごく真面目な人だということが伝わって来た。それでもおもしろかった。

音楽で例えれば、この人の演奏は遠慮したい(聴いたことはないから嫌いとかは言えないが、聴くならもっと他に聴きたい人が居るという意味)が、茂木のはちょっと聴いてみたいってとこか・・・

音楽の話になってしまったので更に脱線するが、「真面目」という意味では、日本人を代表する指揮者、小澤も余り聴きたくない。なんというのか、聴いて楽しい想像ができないのである(実際には、全然そんなことはないと思うが)。ストイックさはすごく伝わって来るが、それがこっちにも辛さを感じさせるのかも知れない。

まあ、そういう僕だって、自分の文章が読んでおもしろいか、また読みたくなるかは分からないから、他山の石としたい。

と書いて締めよう。

  •  0
  •  0

昨日絶賛したPQI Air Card II(以下、Air Card)。引き続き、デジカメ画像取り込みシステムの構築作業を続けていて、ふと思った。先日のLEDランプを測った時の治具で消費電力が測れるのではと。早速やってみたら、何とか測れた。

単体では無理なので、カードリーダー(I-O Data USB2-7inRW)に挿した状態で測定した。比較のため、カードなしの場合、Air Cardなしの場合(16GB micro SDをアダプタで使用)、Air CardのWi-Fi接続時と切断時(アイドル状態)を測定した。以下に結果を示す。なお、電流値は約1Ωの抵抗の両端の電圧をアナログテスターで測った。そのため、精度は低い。なお、カードのみやAir Card+SDカードの消費電力は、アダプタ込みの値からアダプタ単体の値を減算して求めた。また、電力は電圧を5Vとして計算した。

  • カードなし(アダプタ単体): 60mA (300mW)
  • SDカードのみ(Air Cardなし): 70mA (350mW) → SDカードのみ: 10mA (50mW)
  • Air Card
    • 起動直後: 120mA (600mW) → Air Card+SDカード: 60mA (300mW)
    • Wi-Fi on時(APに接続状態): 220mA (1.1W) → Air Card+SDカード: 160mA (800mW)
    • Wi-Fi off時: 160mA (800mW) → Air Card+SDカード: 100mA (500mW)

Air Cardの消費電力がかなり大きいことが分かり、愕然とした。Wi-Fiがonの時は仕方ないにしても、offにすれば減ると思い込んでいたので、offにしてもほとんど減らないのは想定外だった。そこで、何とか減らせないものかと試行錯誤した。

ほとんどは効果がなかったが、Wi-Fiの電力管理の設定で減らせた。具体的には、Air Cardにログインして以下のコマンドを実行する。

wl PM 2

"2"は"1"でも良い。2だと高速(状態変化に速く適応する)に電力を制御するようだ。この設定をしてもWi-Fi off時の消費電力は変わらないが、on時(APに接続)のアイドル時の電力が下がることが分かった。"2"の場合の測定結果を以下に示す。

  • Air Card (電力管理設定あり)
    • Wi-Fi on時(APに接続、アイドル状態)、Wi-Fi off時: 160mA (800mW) → Air Card+SDカード: 100mA (500mW)

つまり、Air Cardのアイドル時の消費電力は、Wi-Fiのon/offに関わらず約100mA (500mW)となる。どうにも信じ難いのだが、Wi-Fi部でなく基本部が電気を食っているようだ(あるいは、電力制御機能がなくて、Wi-Fiを"off"にしても電気は流れているのかも知れない)。そして、上記のとおり、SDカードのみだと10mA (50mW)なので、Air Cardを使うと消費電力が10倍になる計算で、更に愕然とした。ただ、調べたところでは、東芝のFlashAirはWi-Fiをoffにすると消費電力が小さくなるが、Air CardのWi-Fi off時の消費電力は大きいままだ。(3/25 4:44 訂正)

(3/25 4:44) SiSO-LABによれば、FlashAir単体の消費電力は以下のとおりだったので、Air CardのWi-Fi off時の消費電力はFlashAirの5倍程度と、特に大きい。

Wi-Fi on時: 622mW, Wi-Fi off時: 104mW

普通のLinuxだと、CPUやSDカードなどのクロック周波数を下げて消費電力を減らせる可能性があるのだが、Air Cardにはそのようなコマンドはない。また、poweroffのような、システムを停めるコマンドもない(別の製品(Flucard)のpoweroffコマンドを試したが、効果はなかった)。

ただ、カメラ本体の消費電力が大きい場合には、SDカード部の消費電力が増えてもそれほど影響がない可能性があるので、カメラ(IXY Digital 3000IS)の消費電力を調べてみた。CIPAの測定値と連続再生時間は以下のとおりである。

画面表示時: 280枚, 再生時間: 6時間
バッテリ: NB-5L: 3.7V, 1120(1050)mAh, 3.9Wh

それで、CIPAの測定方法から、撮影時のおおよその連続使用時間を求めて平均消費電力を推定しようとした。CIPAの測定方法の概略は、以下のとおりである。

  • 30s間隔で撮影
  • 2回に1回フラッシュ
  • 10枚ごとに電源off, on

そこで、平均撮影間隔を1.5枚/分とすると、280枚では3.1時間なので、平均消費電力は

3.9Wh/3.1h= 1.25W

となる。Air Cardのアイドル時の消費電力は上記のとおり0.5Wなので、約40%の増加(撮影可能枚数は40%減)となり、やっぱり大きい。なお、再生時の消費電力は3.9Wh/6h= 650mWなので、Air Cardによってほぼ倍増する(再生可能時間は1/2)計算になる。

これでは使う意味がない気がして来た。無理をしてでも消費電力を下げるには、例えば、micro SDをアダプタでカメラに入れて撮影し、家に戻ってPCに画像を転送する時だけAir Cardに挿し直すことだが、手間が増えて何がいいのか分からない。ケーブルがないことだけがメリットだが、カードを挿し替えるくらいならカードリーダーを使う方がいい。。。

作業を続けるべきか迷う(やる気は結構下がったw)が、とりあえず作って、ひととおり使って、電池がどのくらい持つのか確かめてみたい。

 

PS. 一つ、Air Cardが使える可能性があるのは、カードリーダーの動作時の消費電力が大きい場合だ。カードを挿していない時の消費電力は上記のように低いけれど、カードを挿して動かすと増える可能性がある。その時にはAir Card+SDカード(カードのみも)の消費電力が相対的に減るので、Air Cardによる消費電力の増加は少なくなる。これを調べるにはSDカードの端子を引き出さなければいけないので、無理だ。本当に使ってみるしかない。

いやいや、良く考えると、SDカードのみの場合の消費電力も小さいから、カードが挿さっていなくてもカードリーダーは動いているようだ。そして、仮にSDカードの消費電力が0Wだったとしても、カードリーダー単体の消費電力が50mW増えて、Air Cardがその分減って450mWになる程度だ。「詰んだ」ってやつかな。。。

PS2. もう一つの可能性は、Air CardのLinuxのカスタマイズ部分を解読して改造することだ。Linuxが起動するまでは消費電力が低いようなので、その逆に、Wi-Fiを使わなくなったらLinuxが起動する前の状態に戻せばいい。はずだが、かなり面倒なうえに、それで消費電力が減らせるかどうかは不明だ。そもそも、僕はAir Cardで遊びたい訳ではない(おもしろかったのは確かだが、機能が貧弱過ぎるので、余りおもしろくない)ので、FlashAirに乗り換えるほうがいい。 (3/25 9:31)

PS3. Linuxが起動しなければ(各種デバイスが動かないから)消費電力が低いのかどうか確かめてみた。別の投稿のPS2にも書いたように、Air Card用のプログラムをコンパイルすることすら困難だったので、ブートローダ(u-boot)ファームウェア更新プログラム(program.bin)を改造した。Air Cardの更新ファームウェアのZIPを展開したうち※のprogram.binというファイルがブートローダ更新プログラムである。その中に書かれたスクリプト(u-bootのサブセット?)でファームの更新とLinuxの起動を行っているようなので、u-bootの終了や長時間のスリープに置き換えて、Linuxを起動させないようにした。具体的には、以下のようにして改造した。

sed -e 's/bootcmd=run set_bootargs; run bootf/bootcmd=sleep 123456; sleep 234567/g' -e 's/fatload mmc/exit; /g' program.bin > /tmp/program.bin

※PQI Air Card IIのファームウェアファイルの内容(推測)は以下のとおり。

    • program.bin: ブートローダ(u-boot) ファームウェア更新プログラム
    • mtd_jffs2.bin: /mnt/mtdのファイルシステムの内容
    • Image3: Linuxカーネル
    • initramfs3.gz: Linuxのルートファイルシステム(/)の内容
    • autoload.tbl: (ない場合もある)不明。読み込むファイル一覧?

試すには、改造したprogram.binと残りのファームをmicro SDに書き込んで電源を入れてしばらく待てば良い(元に戻すには、本来のファームをmicro SDに書き込んで電源を入れてしばらく待てば良い)。

残念ながら、結果は駄目だった。Air CardのAPはできていないので、確実にLinuxは起動していないのだが、消費電力は減っておらず、上記のアイドル時の消費電力と同じ100mA (500mW)だった。

結局、そもそもAir Card自体が何もしなくても消費電力が大きいようだ。ここから減らそうとしたら、電源管理モジュールの機能を使ってシステム(ハード)の動作を停止させる必要がありそうだが、そういう機能があるのか不明だし、この状態ではWi-Fiモジュールは動作していないことが確実なので、それ以外の消費が大きいということなので、まず減らないだろう。

という訳で、Air Cardが日の目を見ることはなさそうだ。

(3/25 4:44 FlashAirの消費電力を訂正; 8:56 題に追加、加筆・修正; 3/27 12:07 PS3を追加; 3/29 13:36 program.binの内容を訂正)

  •  0
  •  0

デジカメの画像転送のWi-Fi化を密かに進めていて、先日、Wi-Fi内蔵SDカード(PQI Air Card II)を注文した。ヨドバシにはなくて、Amazon(マーケットプレイス)で約1800円だった。今日、それが届いた。予定より3日も早く、その時点で逆に一抹の不安すら生じた(ちなみに、自作の郵便チェックプログラムで、「配達済み」という情報で気付いた)。届いた物を見たら真っ平らな封筒で、「もしかして普通のSDカード? 騙された?」と、更に不安になった。

でも、開けてみたら、ちゃんと本物だった。元々のパッケージが薄かったのだ。まあ、某林檎社(だけじゃないけど)のように、手の込んだ美しい箱なんて要らないからw、こういうのでいいのだ。それでもまだ半信半疑で、あらかじめ考えておいた動作確認手順を進めたら、全部OKだった。添付のmicro SDカードだって、ちゃんと16GBあった。そして、肝心のWi-Fiの動作も問題なく、ちゃんとスマフォ(ブラウザ)から接続できた

すごいっす!

何もトラブルがなかった(せいぜい、説明書が本体の下に隠れていて危うく捨てるところだったのと、文字が細か過ぎて読む気にならなかったことと、FTPサーバのコマンドへの応答がちょっとおかしかっただけだ)。こんなの久し振りではないだろうか(いや、売り物なら当たり前なんだけどね・・・)w 気を良くして応用に進み、事前に調べておいたページ(→ )を参考にして、初期状態ではWi-Fiの親機(AP)になるのを、起動したらすぐに子機モードに切り替えてAPに接続するようにしてみたら、魔法のようにちゃんと動いた。

Incredible!

としか言いようがない。Amazonのレビューは全く散々で買う気が失せるのだが、みんなアフォなのか。。。※ あるいは他社の工作員?? しかも、このカードを(デジカメでなく)カードリーダーに挿すとWi-Fiが動かないことがあるらしいが、幸運なことに、それもちゃんと動いた(でも、動かないのはなんかおかしいと思う)。そのおかげで、たった半日で作業が大分進み、危ういところは通過した感じだ。最初は「次の段階で」と思っていた自動取り込みもすぐにできそうな雰囲気だ。

※文句を書いた人の(不)名誉のために書くと、「ただデジカメに挿せば、何の苦労もなく目をつぶっていても画像が転送される」なんて思ってるから駄目なんだよ! 世の中そんな甘い訳ないじゃん。Wi-Fiなんて、ただでさえいろいろんことがあるのだから、それがデジカメの中のSDに入ったら、まともに動くことだけでも僥倖だと思わなくちゃ。とは言え、メーカーはいかにも簡単に使えるように宣伝していたようだから仕方ない(し、そんなことだから売れなくて生産終了なんだろう)が・・・

今の段階では耐久性は分からないけど、機能については全く問題ない。真面目に生きてれば(いやいや)、たまにはいいことあるもんだねw

今回はこの感動だけを書くことにして、作業の中身・詳細については追って書く予定である。

 

PS. あとで、忘れずにAmazonのレビューに書こう。今のままではPQIが可哀想過ぎるよ。

  •  0
  •  0

ケーブル追放計画の一つ、スマフォの充電を無線にしようと、AmzonでQiという規格の製品を探した。散々探して候補を決めたのだが、やっぱり止めた。以下のような問題があることに気付いたからだ。

  • (気軽に)充電しながら使えない。
  • パッドも持って行かないと、出先で(気軽に)充電できない。

というのは、僕のスマフォ(AQUOS sense lite)は無線充電に対応してないので、本体に、レシーバーという電気を受けるアンテナに相当する部品を貼ってUSB端子に接続するのだが、スマフォケースを使っている場合、そのUSBコネクタを簡単には外せない(スマフォをケースから取り出す必要がある)ので、気軽には通常の充電には切り替えられないのだ。

充電しながら使うのは、プログラムの作成やデバッグ時、あるいは、連続して音楽を聴く時に必要だし、出先でも充電したい。パッドという送信機に相当するものも持参すれば充電はできるが、さすがに大掛かりだし、散歩とかちょっとした外出の時は無理だ。

更に、レシーバーには碌な安心できる製品がない。部品的な扱いのせいか、パッドと違い、名前の知られたメーカーのものは皆無で、どれを見ても、「使えない」・「すぐ壊れた」・「すごく熱くなる」・「厚い」とかいうクレームが多い。電力を扱うものだから、安心できるものが欲しい。

という訳で、充電ケーブルが1本残ることになった。次のスマフォの時には、是非、無線充電対応のものを考えよう。

PS. USB type-Cコネクタを極小なスペースで分岐できような部品、あるいは、そういうレシーバがあればいいのだが、さすがに探してもなかったし、実現するにはかなりの無理があるだろう。

  •  0
  •  0