Archive for 7月, 2020

ふと思ったこと。

(今でも将来でも、) ある曲のある人の演奏をどうしても聴きたいことがあるだろう。(だから、そのメディア(CDやレコード)を手元に置いておきたい。)

という思いが実現する(その演奏をどうしても聴きたいと思うことがあり、手元に置いていたメディアが本当に役に立つ)ことは本当にあるのか?

今まで書いて来たように、僕は、少なくとも今はそれはない。「ある曲のある人の演奏」(が良かったこと)を思い出すだけで充分だ。ただ、これは、音楽(特に演奏: 「(作曲でなく)演奏する芸術」とでも言うのだろうか?)やperforming artsの意味を根本から否定するような気がするので、なかなか確信が持てない。

だって、もし、ある曲のある人のある時の演奏が良くてそれ以外はそうでないなら、もう、その人はその曲を演奏する意味がないことになってしまうのだから。とはいえ、その演奏者は意味があろうとなかろうと、自分がそうしたければ演奏しようと思うだろうし、それが今までよりいいことがあるかも知れない。例えば、グールドの「ゴルトベルク」のように。

 

PS. なんか、前にも似たようなことを書いた気がする。でも、ここは「忘れるために書いています。」なので良しとするwww

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お引越しのお祝い返しも済まないうちに

引っ越す訳じゃないけど、数日前に、どうにかエアコンからの臭いの回避策が(完全ではないが)見付かり、有効性を確認していたのだが(今までのところ、なかなか良かった)、今日、無事、エアコンを交換してもらえることになった。連絡がないのでこっちから連絡したら、そういうことだった。忙しかったのだろう。その人は、体型も性格も以前の会社の現場担当の人に似ている感じでなかなか親しみが持てたのと、現象が分からないながらもちゃんと対応してくれたので、連絡が遅くてもあまりムカつかなかった(でも、「実は、大家が拒否して取り止めになって、このまま知らん顔じゃないよな?」と疑心暗鬼になって ちょっと嫌な気分になったので、やっぱり催促したw)。

思うのだが、こういう時にメール(LINEなどでもまあいいけど)でも連絡できるようにしておけば、お互いに随分精神的負担が軽くなると思うのだが、特に田舎は、まだそういうのを「一般的でない」とか「丁寧でない」と思い込んでいるのか積極的に使わず、まだまだ電話を主流・フォーマルな連絡手段にしているフシがあるようだ。自分ではスマフォを持っているのにね・・・ そこら辺の、都会から数十年遅れた、ねじれた社会・精神構造は いつか改善するのだろうか? (昔から他のことでもそうだったので、無理な気はする)

昔の僕は、半ば強制的にメールで連絡をしようとしたが、大抵期待外れに終わったので、今はそういう手段が公開されていない時は、仕方なく大嫌いな電話を使う。

 

何かの参考になるかも知れないので、その、臭いへの対処方法(効果確認中)について以下に書く。

前回書いたように、うちのエアコン(パナソニック製)から出る臭いは、主に以下の2つある(カビによるものは除く)と考えている。

  • フィン(プレコート材)などに吸収された屋外や部屋の臭い
  • フィン(プレコート材)自体の臭い

コンプレッサーの動作(消費電力を見た)、臭いの状況、室温、湿度などを観察したところでは、パーシャルな冷房(インバータ式でコンプレッサーが弱く動いている場合)や冷房中の送風時に臭いが出るようなので、それらを避ければいいと考えた。

いろいろ試したところ、エアコンのモードを自動や除湿にすると良さそうだった。説明書には、自動モードは単に冷房と暖房を温度によって切り替えるように書いてあるだけだし、小さくしか書いてなかったし、大抵の場合、自動はうまく動かないのでw 最初は全然試さなかったが、意外に良かった。全く灯台下暗しだ。「だったら そう書いておいてくれよ」って言いたい。

自動モードでは、臭い抑制機能(「におい除去」と書いてあるが、特にそういう装置はないので抑制が正しいだろう)により、臭いそうな場合になるべく送風しないようにしているようだ。送風しなければ、臭い原因物質はフィンの結露水と一緒に流れるから臭わない。また、同様にパーシャルな冷房も少ないようだ(しても送風を抑制するため、臭うことが少ない)。

使い始めた頃は そういうことまで気付かず、単に風を出さないから臭いがエアコンの近くにしか出ないだけの気休めだと思っていたのは、大きな誤りだった。でも、やっぱり、「だったら そう書いておいてくれよっ!!」って言いたい。

結局、「におい除去」機能はメーカー自身が臭うことを認識しているにも関わらず、小手先の対処でしのごうとしている証拠だ。そういう態度や、自業自得な問題に対処するだけのネガティブな機能をいかにも いいもののように うたうのは好かんなあ・・・

除湿モードは、自動ほどではないが、普通の冷房モードよりは送風やパーシャルな冷房をしないようだ。この機種はエセ除湿(再加熱しない)なので、動作としては冷房なのだが、主にファンの速さ(風量)で効きを変えているようで、結果的に、パーシャルな冷房が起こりにくかったり、そういう時の風量が少なくなっているために、臭いが出にくいのだろう。

上記の対策が分かったヒントは、別のメーカーのエアコンで、臭いが出るのを防ぐために、設定温度に達した時などにファンを停めて送風しないモードがあるのを知ったことだ。それで、うちのエアコンもそういう動作をさせられないかと思い、試行錯誤して たどり着いた。

 

という訳で、新しいエアコンがパナでないことを切に願っているが、なんとなく なってしまいそうだ(普通は「失敗」を避けるため、既存の物に合わせるから)。でも、まあ、今のより十年くらい新しいから少しはマシになっていることを期待する。あと、新しければ、過去の臭いは蓄積されておらず、また、当面は蓄積しにくいと期待する。更に、今は窓の隙間や台所の換気扇を塞いでいるので、屋外の臭いが蓄積される量・可能性も少ないだろう。そして、仮に新しい機種でも全然進歩がなかったとしても、自動モードで「におい除去」機能をonにして使えば何とかなるんじゃまいか?w

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文章が劇的に「伝わるようになる」鉄板ルール

僕はこういうのは眉唾だと思って大抵読まないのだが、文章を書くのは好きなので見てみた。が、やっぱり僕の意見とはちょっと違った。違和感があったのは、(一番最初に出てきたから、最も重要と言っているであろう、)次のアドバイスだ。

まずは「一文をなるべく短くする」ということです。

全然違うと思う。悪い例として国会の答弁が挙げられているが、答弁はそもそも文章ではなく話し言葉であり(それであれだけ分かりにくいなら相当のものではあるが・・・)、それ以前に、書いた人は分かりやすくしようなんて考えていない(逆に、分かりにくくしようとしている可能性がある)ことが、分かりにくい一番の原因だと思うし、そういうのを例にしても余り意味がないと思う。

そして、良い例に「雪国」(川端康成, 1947)が挙げられているが、筆者の言うとおり、文章は短いしリズム感があるから、読んでいて心地良いし、光景が目に浮かぶけど、本当に分かりやすいのかと思う。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。

この文章を読んで、一体どういう光景(見た目以外の話)なのか、川端は何を言いたいのか分かるかと言えば、どうだろう? 僕は分からんね(とは言え、この文章はとても美しく、なんだか分からないからこそ、是非続きを読みたい気分にさせるから、とても良いと思う)。

そもそも、筆者は「情報も1つずつ伝える方がいい」と言うが、上の文章は一つずつ伝えてはいるが、短いブロックに余りにも多くの情報や読み手が考えなくてはならないことが詰め込まれている※。それが「分からない」原因だと思う(もちろん、文学ではそれがおもしろいのだが)。

※例えば、一番最初の「国境」、「長いトンネル」からして、すぐにはなんだか分からないではないか。下手したら、ヨーロッパの山岳地帯を思い浮かべる人も居るかも知れないw ああ、でも、逆に、このブロックはグローバルに通用するんだと感心した。

もう一つ言いたいのは、やたらに短い文を連ねたら、細切れになってしまってリズムが損なわれて、読みにくく・分かりにくくなるだろう(そういう例を書きたいが、面倒だし疲れるので省く。リズムが損なわれる例としては、多くのブログやまとめサイトの、全部の行で改行している文を挙げたい)。

↓ 試しに、この稿の二段落目の文を短くしてみたが、自分で読むせいか、これで分かりやすくなったかどうかは分からない・・・ (14:48)

全然違うと思う。悪い例として国会の答弁が挙げられている。しかし、答弁はそもそも文章ではない。話し言葉だ。それであれだけ分かりにくいなら、相当のものではあるが・・・ それ以前に、書いた人は分かりやすくしようなんて考えていない。逆に、分かりにくくしようとしている可能性がある。そういうことが分かりにくい一番の原因だと思う。だから、答弁を例にしても余り意味がないと思う。

その筆者の他のアドバイスには賛成だが、僕は、文章の長さは問題ではないと考える。「じゃあどうすればいいんだ?」と言われても、「それが一言で言えるなら、昔からみんな苦労していないし、数多くの『文章読本』なんて必要なくなる」と答えるけど、それでは身も蓋もないから一つ書くとすれば、「いろいろな文章を読んで考え・試す」ことだろうか。

 

と、やたらに長い文章を書く者が申しておりますw

 

PS. 実際には、いつも好き好んで、長い、段落が黒くなるw文を書いているから、上のページを見て、ちょっと「うむ、そうだったか」と思い、「では、どうすれば?」と思ったのは正直なところだ。

PS2. 一方で、分かりやすい文章を書くこととは直接関係はないが、「下がり続ける日本人の読解力。「読みやすい本」に潜む脳への悪影響とは」という記事では、読解力などを身に付ける・向上させるために、あえて「読みにくい文章を読もう」(ここでいう読みにくい文章とは、悪文ではなく、いわゆる昔の名作である)と言っている。僕はこちらに賛成だ。そして、読解力が付けば、分かりやすい文章を書く力も付くと思う。

そして、僕がちゃんとした本を読めなくなったのは、その記事に掛かれているように、webなどで斜め読みばかりしているのが関係あるかも知れないと、ちょっと思った。今は本当に、パターン認識のように、まえがきや背景の記述などはすっ飛ばし、見出しやキーワードで重要とか興味のある箇所を探して、そこだけスポットで「見る」ことが多い・・・ (13:39)

PS3. 今、以前から好きな、古谷経衡の記事を読んで安心し、僕の意見が誤っていないことを再確認した。彼もまた長い文だが、分かりにくいなんてことは全くないからだ。むしろ すらすら読める^^ (8/2 9:53)

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異臭問題が一段落したので、今度はオーディオに手を出した。でも、幸いにも音は全く問題ない(近頃は耳閉感はまったくなく、音はいい)ので、お遊びとかいたずら程度だ。以前から試していた、FOSTEXの外付けボリューム(PC-1e)はアンプと違ってガリが出ず※、机上にボリュームがあると手軽に音量が調整できるし、ボリューム自体の調整のしやすさ(音量変化のカーブ)も気に入ったので、正式に使うことにしてアンプをPCから外に出した(出す必要はないが、アンプのボリュームをいじる必要がなくなったので、PCの中に入れておく必要もなくなった)。場所はいろいろ迷ったが、机の上のサブディスプレイの後ろにした。

※ガリは湿度か温度に関係しているようで、近頃はアンプのボリュームもガリが出ない。でも、きっと冬には再発することだろう。

次に、細かいことだが、ボリュームの入力(写真一番上の黒いコネクタ)がミニジャックになっていて、買った直後は微妙に接触が悪かった(プラグを差し込む加減によっては片チャネルになることがあった)のが気になっていたので、ピン接続にしようと思った。ただ、ピンジャックの部品が手元にないので、元のミニジャックを外してピンプラグ付きのコード(ピンコード)を直付しようと思った。

中を見たら 意外にとっても素直で(こういう余裕がある配置は大好きだ^^)分かりやすくて、ミニジャック(写真一番左の丸と黒角の部品)を外さなくてもピンコードが付けられる(ミニジャックに並列に付ける)ことが分かったので そうした。それなら、ピンコードが駄目だった時はすぐに戻せる。なお、ミニジャックはパネルから外して本体の中に置き、残った穴にピンコードを通した。

個人的には、これなら、例えばジャックを互い違い(ジグザグ)にするとか左右にジャックを置くなどすれば、入力もピンジャックにできたと思うが、やはり、綺麗にしつつ余裕を持たせたかったのだろうか?

ひとまず完成したので試しに聴いてみたら、なんとなく音が悪いように感じた。高音が弱い感じだった。使ったピンコードの芯線が細くて(切ってもいい物の中では悪くなさそうだったのだが、中の線は意外にしょぼかった)特性が劣化した可能性があるので、ミニとピンで特性を比べてみた(早速、残したミニジャックが役に立った)が、全く問題なかった。気のせいだったようだ。細い芯線を見たための先入観だったのだろうか? あるいは、たまたま聴いた曲の音作りか、その曲の音質が悪かったのかも知れない。やっぱり、人の感覚はあてにならないことが多い。でも、すごく鋭いこともあるのが謎だ。

ちなみに、(特性を比較する前に)何曲か聴いていたら「普通の音」に聞こえるようになったので、たまたまだったのかも知れない。

それにしても、このボリュームの部品(写真中央の茶色い丸い物)は見るからに大したことなさそう(自作ラジオに使うような感じ)なのにガリがないし、左右の音量差もほとんどない(特性のグラフからは、この音量では約0.3dBだ)。ということは、アンプの部品は かなりしょぼいのだろうか? あれはそんなに安物ではなかったのに、全く「なんだかなぁ (いい加減な物使うなっ!)」である。

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居間の吸気口に換気扇を付けるのは諦めたのだが、実は、その前に試行をしていた。換気扇の仕様(換気能力)を見たら、手持ちのPC用ファン(12cm)の送風能力が近かったので、まずはそれを使っていないエアコンダクトに繋げて試してみた。電源は、使わなくなったルーターのアダプタの電圧が12Vなので、うまく使えた。ただ、騒音が気にならないように回転数(電圧)を落とすと、いかにも弱く、実際に効果も薄かった(CO2濃度が全然下がらなかった)ので、本物の換気扇を買うことにした。が、その換気能力も今一つだった(他にも問題はあった)。要するに、これに関しては仕様どおりだったということだ。

まあ、PCのファンは(物にもよるが、)径の変化やダクトによる排気抵抗や向かい風に弱そうだし(本物も向かい風には弱かったw)、シャッターもないから実用にはならないだろうが、そもそも10cm程度の物は、本物であっても、せいぜいトイレや洗面所にしか使えないのだろう。そういう常識とか勘がなかったのも、失敗の一因だった。

そのあとで、外気はどのくらい臭い(汚れている)のか知りたくなり、まずは上で換気を諦めたエアコンダクト(を片付ける前)に繋げて測ってみたのだが、ダクトは細い(約7cm)うえに「片道」のため、外気が自由に通れず(要するに通気が悪い)、正しい値が測れない気がしたのと、漏れがあるせいか臭いがしたので(今になって分かることだが、実際にはエアコンからの臭いだったと思う)、測定セットを外に置いてみたら、見事スマフォ(の電池)が壊れたというありさまであった。

これについても、実際にはダクトでもそれなりに測れるのかどうかの勘がなかったのが、失敗の一因だった。

まあ、何にしても、理論的にうまく行かないこと、あるいは、事前に可能性を確認していないことを、気合とか根性とか期待で何とかしようとしても、(物理現象は忖度してくれないので、)まず成功しないことが実証できたw

 

という「一定の成果」が得られた(爆)

 

PS. とはいえ、分からないことを何も試さずに「無理」、「不可能」と言っていたら進歩はないので、そこの見極めは重要そうだ。

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