Archive for 7月, 2021

と、ベタな文句しか出て来ないジジイと成り果てて居るが、ディスプレイ輝度の自動調整システムのプロトタイプが動き出したので、ちょっとうれしい。

先日検討して注文した光センサ基板(正確にはPCF8591 AD/DA基板, "YL-40"。以下、「基板」などと書く)が、数日前に届いた。中国からだが、今回は意外に速く、1週間くらいで届いた(と思ったが、実際には注文から2週間近く掛かった。1週間というのは、発送されてからだった)。EMS(かどうかは不明だが、郵便扱い)だと速いことがあるのかも知れない。

例によって非常に簡素な梱包で、基板の入ったビニル袋が汚くて、以前の汚ねえピンジャックを思い出したが、中身の基板はピカピカだったので安心した。これなら全然問題ない。早速電源を繋いでみたら、ちゃんと電源ランプが点いたので更に安心した。

ただ、一つ謎がある。電源スイッチ(下記の暫定接続ケーブルと一緒に付けた)を切った状態でも電源ランプが薄く点くのである。おそらく、I2Cの信号線(DataとClock)の電圧がIC PCF8591経由で漏れている(一種の逆流)のだと思う。余り良くない気がするが、壊れることはなさそうだ。

それに気を良くして、暫定版の接続ケーブルを作って※PCのVGAコネクタに繋いだら、Linuxのi2cdetectコマンドで以下のように基板のアドレス(0x48)に表示が出て、I2Cデバイスとして認識できていることが分かった。

$ sudo i2cdetect -y 2
     0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  a  b  c  d  e  f
00:          -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 
10: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 
20: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 
30: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 
40: -- -- -- -- -- -- -- -- 48 -- -- -- -- -- -- -- 
50: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 
60: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- 
70: -- -- -- -- -- -- -- -- 

※当初は、容易に延長できることやケーブルの細さ・柔からさなどを考えて、電話用のモジュラーコードを使おうと思って居たのだが、システム構成を確定させ、ある程度「行ける」ことが分かってから そこら辺をちゃんとしようと考え、まずは手持ちの長い(約3m)バラ線4本を(切らずに)そのまま使った(切ったら端切れが出来てしまって、最後に無駄になるので)。

同様に、VGAコネクタ(これを用意するのには なかなかの苦労があった。 → 下の「おまけ1」を参照)に電源スイッチを組み込もうと思って、結構苦労して付けられるようにしたのだが、実際にはコネクタがPC背面の込み入ったところにあるためにスイッチが操作しにくいから あっさり却下して、基板側のコネクタに仮付けした。

次に、I2C経由で基板上のADCとDACを動かしてみたら、これもあっさりとできた。i2cget, i2cset, i2ctransferコマンドを使うことで、基板上のADC(光, 温度, ボリュームが繋がっている)の値が読め、DAC(LEDが繋がっている)にアナログ電圧の出力ができた。

中国製品は当たり外れが激しいというのが常識だが、今回は当たりだった。きっと、この基板は、どこかのちゃんとした人が設計したもの(メーカーの評価基板?)が回り回って手に入るようになったのだろう。で、ADCやDACとは言ってもしょぼい簡素なものなので*、部品を載せて半田付けするだけで調整なしで動くから、部品が壊れてなくて半田が付いている限り、ちゃんと動くのだろう。

*簡素とは言っても、これがあれば、サウンドカードではできなかった、直流電圧が入出力できるから、PCでできることが格段に増える、超優れものだ。

基板に書かれている"YL-40"という型番(写真左下)がポイントで、Amazonで検索した時に()その番号が見え、"PCF8591 YL-40"で検索したら、Raspberry Piなどで使っている人が多いことが分かり、その関係の資料や情報が結構あったので、これを買うことにした。

ちなみに、買ったのはAmazonでなく、残ったポイントを使うために楽天にした。Amazonより高くて約700円だったが、ポイント利用で150円くらいになった。PCF8591が載っていて、外観が希望のものと同じで、一応 基板に"YL-40"が見えるものを選んだ。ただ、それには何の保証もなく、一種の賭けではあった。

余談ではあるが、明らかに勝算がなく、失敗した時の損失なども検討せずに 大言壮語してむやみに賭けをする大馬鹿者が居るが、言語道断だ。今回は150円だったから安心して賭けられたw

なお、基板には説明書も回路図も何も付いていないので、上のような情報がないと使うことはできないだろう。謎の多い基板だが、情報が多い点で当たりだった。ただ、これを何も知らない一般の方が買って どうにかできるものとは思えず、Raspberry Piなどで使った経験者が書いたものを参考にして使っているのだろうが、最初の方はどうしたのかなど、興味深い謎は多いw

それから、基板から取得した明るさの値からS170に設定する輝度を求めるための関係を調べるため、基板の光センサ(CdSセル)の特性を調べた。CdSセルの型番はもちろん分からず、データシートを参照できないためだ。基板はビニル袋に入れてS170の脚の上に設置した。ここだと机に向かった時に見えないのと、ディスプレイの熱が当たりにくいので良い。また、基板を垂直に近くして埃が溜まりにくくした。また、電源ランプが明る過ぎるので、テープを貼って隠した。

手元に光量(「照度」などいろいろあるが、正しい呼び方は不明)の分かる・設定できるライトなどないので、日光(カーテンも併用w)や部屋の照明(明るさが調整できる)を使い、基板から取得した明るさの値と、輝度が自動調整されるメインディスプレイ CX241のOSDに出る輝度と、それに合うサブディスプレイ S170の輝度を記録して、それらの関係を調べた。

足掛け2日くらい測って、関係が大体分かった。基板の明るさ値とS170の輝度(正確にはCX241の自動調整輝度に合う輝度)は2次曲線とか指数関数のような感じ(グラフの青線)だった。※ のだが、使ったLibreOffice Calcのそれらの近似では合わないので、とりあえず、イメージに近くなる3次の近似を使った。ただし、誤差や ばらつきの影響で、測定したデータを全部使うとまともな近似にならないので、「良さそうな」もの(イメージした曲線に乗っているもの)だけを選んで、その近似式を「作った」(近似式の実体は、グラフ上部の式か下記のコマンドの"be="以降を参照のこと)。

「なんだかなあ」だが、ちゃんとした使い方をすればできるのかも知れないし、自分で指数関数なりの近似式を求めればいいのだが、指数関数だと kAbx+C + D のように、底(A)や係数など(b, C, k, D)求めるべき項がいくつもあるし、そもそも底は何が適当なのか(e? 10? その他??)分からなかったのでパスしたw

※当初は、基板の明るさの値とS170の輝度の関係は単純な式(例: 直線)にはならないと思ったので、いくつかの測定値を用いて、LUT(変換テーブル)と線形補間にしようとしていた。が、線形補間が面倒なので、できれば単純な式にしたかった。それで測定を重ねてグラフを眺めたら、上のように指数関数的なことが分かった。

なお、CX241のOSDで表示される画面輝度(グラフの赤線)は遅延やバラつきがあるのか、今ひとつ基板の明るさ値との相関が悪かった。特に、基板の明るさ45-55辺りに対応する輝度に変化がないように思ったが、今見るとS170も同様の形状なので、基板の光センサ(CdS)の特性なのかも知れない。CdSについて調べた時に、前歴依存性というのが出て来たが、それだろうか? それとも、単にCX241の輝度調整特性(この辺りだけ、明るさへの追従が鈍い?)の問題だろうか?

試行錯誤の末にできたのが、この渾身の(怒涛かつ笑える)コマンドだ。たった(?)1行で、S170の輝度を、30秒ごとに、YL-40基板から取得した周囲の明るさに合わせて、CX241に合う明るさに自動調整する。

sudo sh -c 'proc_int=30; i2c_ch=2; yl40_addr=0x48; s170_hid=0; s170_FB=0x21; usbmc_cmd=~xxxxx/misc/usbmonctl/usbmonctl; sleep_t=0.2; while true do; date; d0=`i2ctransfer -y $i2c_ch w1@$yl40_addr 0 r1`; sleep $sleep_t; d=`i2ctransfer -y $i2c_ch w1@$yl40_addr 0 r1| sed -n "s/^0x//p" | tr a-f A-F`; echo "D0=$d" > /dev/null; di=`echo "ibase=16; $d"| bc`; echo "di=$di" > /dev/null; d2=`expr 255 - $di`; echo "L=$d2"; b_s170_e=`echo "be=0.0001972222 * $d2^3 - 0.009486435 * $d2^2 + 0.1930219 * $d2 + 13.56602; scale=0; bf10= (be*10)%10; if (bf10 >= 5) {bf= 0.5} else {bf= 0}; scale=3; be2= be - bf10/10; be2= be2 + bf; scale=1; be2/1.0" | bc -l`; b_s170=`$usbmc_cmd -g "F,$s170_FB" /dev/usb/hiddev$s170_hid | sed -nr "s/^([0-9]+) .+/\1/p"`; echo "Cur. S170 B=$b_s170"; echo "EB_S170=$b_s170_e"; b_s170_e_set=`echo "scale=0; $b_s170_e * 2 / 1.0" | bc -l`; echo "New S170 B=$b_s170_e_set"; $usbmc_cmd -s "F,$s170_FB=$b_s170_e_set" /dev/usb/hiddev$s170_hid; t0=`i2ctransfer -y $i2c_ch w1@$yl40_addr 1 r1`; sleep $sleep_t; t=`i2ctransfer -y $i2c_ch w1@$yl40_addr 1 r1 | sed -n "s/^0x//p" | tr a-f A-F`; ti=`echo "ibase=16; $t"| bc`; t=`expr 255 - $ti`; echo "T=$t"; echo; sleep $proc_int; done' |& tee -a ~/tmp/yl-40-lt-2021-07-30-1.log

※「プロト」だというのを免罪符に、シェルスクリプトにすらしていないし、無駄な処理が多い。 → さすがに起動が面倒なのでスクリプトにした時に、無害だけど誤りも見付けた。 (← 修正した。: 8/1 11:14)

簡単に処理の内容・動作の説明を書く。

  1. 動作条件などを設定する。: proc_int=30; ..の箇所
  2. 以下を繰り返す。: while true ..の箇所
  3. 現在の日時を表示する。: date; の箇所
  4. ADCの光センサを読む。: d0=`i2ctransfer と d=`i2ctransfer .. di=`echo の箇所
    • 光センサのチャネル(AIN0)を読む。
    • i2ctransferコマンドを使い、読み出すチャネルを指定してから読む。
    • 変換時間の関係か、PCF8591のADCは前回変換した値が読み出されるため、少し(約0.2秒)間を開けて2回読んで現在の値を得る。
  5. 取得した値から明るさを求める。: d2=`expr 255 ..の箇所
    • 値は反転している(明るいほど小さい)ので、最大値(255)から引いて反転させる。
  6. 明るさの値を表示する。: echo "L=$d2"; の箇所
  7. 明るさから近似式でS170に設定する輝度を求める。: b_s170_e=`echo .. be2= be2 + ..の箇所
    • 設定する輝度は0.5単位なので丸める。
  8. 参考のため、S170の現在の輝度を取得する。: b_s170=`$usbmc_cmd ..の箇所
    • usbmonctlコマンドを使う。
  9. 現在の輝度を表示する。: echo "Cur. S170 B= ..の箇所
  10. 上で求めたS170に設定する輝度を表示する。: echo "EB_S170= ..の箇所
  11. MCCS(DDC/CI)でS170に設定する輝度の値に変換する。: b_s170_e_set=`echo "scale= ..の箇所
    • MCCSでの値は上の値を2倍した整数。
    • MCCSとは書いたが、実際にはS170(M170もCX241も)は準拠していなくて、Featureの番号が全然違う。
  12. S170に設定する輝度(変換後)を表示する。: echo "New S170 B= ..の箇所
  13. S170に輝度を設定する。: $usbmc_cmd -s ..の箇所
    • usbmonctlコマンドを使う。
    • S170の輝度はFeature 0x21で取得・設定可能。
      • また、バックライトの輝度(推定)はFeature 0xceで取得可能。
      • それらはM170では異なるし、CX241では不可。
  14. ついでにADCの温度センサを読む。: t0=`i2ctransfer -y .. ti=`echo "ibase=16 ..の箇所
    • 光センサと同様に、温度センサのチャネル(AIN1)を2回読み、値を反転させる。
  15. 温度センサの値を表示する。: echo "T=$t"; の箇所
  16. 約30秒待つ。: sleep $proc_int の箇所
  17. 4から繰り返す。: done の箇所

実行すると、以下のように、基板から取得した明るさ("L=")、現在のS170の輝度("Cur. S170 B=")、明るさから計算したS170に設定する輝度("New S170 B")を表示する。なお、"EB_S170="はS170のOSDで表示・設定する輝度(上の測定や近似式を求める時に使った値)、"T="は基板に載ったサーミスタからの値(温度に依存する: ついでに出しているだけで、輝度設定には無関係 → この値と室温の関係は「おまけ4」を参照)である。

Fri Jul 30 21:00:12 JST 2021
L=33
Cur. S170 B=32
EB_S170=16.5
New S170 B=33
T=48

これを昨日の午後から試していた。周囲が明るい場合にS170が少し明る目だったので使うデータを調整して近似式を改良したあとは、夕方近くも朝も概ね問題なく調整できて居たので、あとは(本当の)昼間も大丈夫なら、予想より楽に動いてしまったことになる。

ちなみに、普通に使っていて設定されたS170の輝度の範囲は15-23%程度で、カーテンを開けて明るくすると40%くらいになった。また、CX241が自動設定する輝度には下限があるようで、夜 照明を消しても15%程度だった。

まあ、それから「ちゃんと」作る訳で、そうすると途端に面倒なことがいろいろ出て来るので、いつものように誰かに「あとは頼んだ」と言いたいところだw

参考資料

主に以下が役に立った。

 

おまけ1: VGAコネクタの5Vピンを「何とか」した話

以前も書いたように、EIZOのディスプレイに添付のVGAケーブルには5Vのピン(ピン9)がないので、この用途には使えないことが分かった。が、VGAケーブルもコネクタも安くない。大体500円くらいする。中古屋も見たが、新品はやっぱりそのくらいだったし、ジャンク品ですら300円くらいだったので馬鹿らしくなった。テキトーな中古VGAケーブルなんて高くても100円くらいで買えると思ったが、今は世知辛いのか・・・

何とかならないものかとコネクタを眺めていたら、180°回転させればピン9が「できる」気がした。調べたら、180°回転させた状態でも、GNDやI2Cに使うピンも大丈夫そうだった。

早速工作した。それまでに、何とかしてピン9を追加できないかと思い、すごく苦労してコネクタをモールドから取り出して居たので、そのコネクタをシェルから外し、D形状の上部左右の角を削り、180°回転させてもシェルに入るようにした。更に、回転させたために中段の左端のピン(元のピン6)が余るので切った。どうにかできたものをPCに挿したら、見事に5Vが出た。

回転させたことで嵌ったのは、基板へのコードを繋ぐ時に中段のピンの番号を1つずらしていたために、最初は電源が出なかったことだ。上述の切ったピンに相当する「幻のピン6」を考慮していなかったためである。

それから少し綺麗にして、とりあえず完成となった。

なお、本文に書いたように、コネクタに電源スイッチを内蔵させたくて、モールドの一部を切ってスイッチを嵌め込めるようにもしたが、使いにくいので却下した。まあ、いくら苦労したって、「駄目なものは駄目」と捨てる勇気は重要だ。

おまけ2: モジュラージャックを「何とか」した話

当初は電話線でVGAコネクタと基板を繋ぐことを考えていたので、モジュラージャック2個が必要だった。これは100円ショップで延長アダプタを買えば安いが、暇に飽かせて何とかした。

手持ちに電話用の3分岐のアダプタがあったので、それを「イッコニ化」wした(2個のジャックに分割した)。3分岐のために、丁度、2個のジャックからの線が使えるので良かった。ケースを切断し、少し綺麗にしVGAコネクタに接着できるようにして完成となった。

これはまだ却下ではない。最終的に電話線で繋ぐ場合には生きる。が、何となく、そこまでする必要はなく、もっとテキトーに(例: 今のバラ線を少し綺麗にする。USBケーブルの線だけ使う。VGA側のジャックはなし)繋いでも充分な気がしている。

おまけ3: M170の光センサ基板を単体で動かした話

寿命になったサブディスプレイ M170は、光センサ辺りが壊れたと思って居たが、実際には生きていた。ちょっと試してみたら、明るさに従った電圧が出るのを確認した。

接続コード(FFC)は6芯だが、2本ずつGND、電源、出力になっていた。電源は何Vか分からなかったが、基板にツェナーダイオードが載っていたので、多少高くても壊れないだろうと思って5Vを入れたら、ちゃんと動いた。: テスターで測ったら、明るさに比例した電圧が出て、光センサ(フォトダイオード)を塞いだ場合はほぼ0Vが、ライトで照らすとほぼ5Vが出た。

あの回路はフォトダイオードがLDOの電圧調整らしきピンに繋がっていて何とも謎なのだが、そういう使い方があるのか、実際にはLDOでない(I-V変換や温度補償素子?)のか。

光センサ基板が届く前は これを使おうと思って居たが、基板のセンサ(CdSセル)が結構使えそうだし、こちらだと温度特性が不明だしシステムのサイズが大きくなってしまうので、ひとまずは保留とした。

 

おまけ4: YL-40基板の温度センサ(サーミスタ)を試した。

輝度調整コマンド(その後、スクリプトにした)で ついでに表示していた温度センサ(サーミスタ)の値と その時の室温をグラフにしてみたら、測っている時からそんな気がしていたが、今ひとつ相関が悪い。

YL-40の温度センサの値と室温

何となくリニアには見えるが、ばらつきが多い。ディスプレイの近くなので、その熱の影響があるのかも知れない。あと、サーミスタは電源ランプ(LED)のすぐ隣なので(ランプはCdSにも近いし、この配置は ひどい)、LEDの熱に影響されているのかも知れない。

まあ、これには期待して居なかったし、もう少し様子を見たり試してみたい。 (8/1 11:03)

 

PS. 気付いたら、前回の投稿から結構日が経っていた。何をしていたか記憶がないことはないが(とは言え、すぐには思い出せない)、意外に空いた。そうやってブログは廃れて行くのかも知れない・・・

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オリンピックとかの競技会で、みんなが突然日本や地元の選手を応援し出す気持ちが分からない。高校野球とかも同様だ。いつもは いがみ合っている、そうでなくとも、他人には無関心な はずなのに、突如一致団結するのが不自然だ。他の国も同様なのだろうか?

それに、それぞれの競技で勝った人のことを あらかじめ知っていたのかも疑問だ。僕なんて、「柔道で金メダルを獲った」とか言われたって、そんな人なんて初耳だし、(もちろん努力は したであろうが、)どこがすごいとも分からない。

もしかして、誰でもいいから、自分に近い(気がする)人が勝てばうれしいのか? 随分能天気だし、対象の人に失礼な気がするが、良く分からない人にでも応援されればうれしいのか(まあ、確かにそれはあるか)・・・ アイドルみたいなものか?

僕には組織、団体、会社などからは裏切られた思い出しかないので、「同じ所属だから応援する」なんて行動は全くする気が起こらない。帰属意識が全くない。せいぜい、すごいことをした人の出身や所属をあとで知って、自分に近かったら「へえ」と思う程度だ。だから、(世間で良くありそうな)あらかじめ、利害関係がありそうな人の出身などを調べて近寄ることなんて全くない。「同郷のよしみ」なんてないし、期待することもない。逆に、詰まらない政治家みたいで大嫌いだ。

だから、(前にも書いたかも知れないけど、)僕は今はたまたま出身県に住んではいるけど、地元だから愛着がある訳ではなく、適度に田舎で暮らすのが楽だからだ。他にいいところがあれば、いつだって移りたい気では居る(ただ、近頃は体力が落ちて来て、なかなかすぐには実行できないことはある)。

(興味がないからまずないけど)スポーツで感心・応援することがあるとすれば、せいぜい、N連勝とかN回連続金メダルとか、初めての技を生み出したとか、初登頂などの絶対的な偉業だ。それはどこの人でも関係ないし、スポーツ以外でも同じで、例えば音楽のコンクールで日本人が優勝したって何も感慨はない。出身にどんな意味があるのか(「毎回、必ず誰かが優勝あるいは最上位になる」と思っている)。たまたま低レベルでも優勝してしまったかも知れないから※、聴かなきゃ分からないではないか。

そんなことをしてたら、日本人は日本の演奏者しか応援できないことになってしまい、まあ、各自の良さはあるだろうが、音楽はそもそもグローバルなものなのに自分から限定するなんて全く馬鹿らしいではないか。

※偉そうに書いたが、僕には演奏の絶対的な良さは判断できない。せいぜい、自分の好みかどうかしか分からない。

 

そして話はかなり飛ぶが、上の考えを発展させると、

国内での順位とか地縁血縁なんて下らない。そうやってフェアかつシビアな競争をなくしてしまった、あるいは、島国をいいことにぬるま湯に浸かってしまったことが、日本をガラパゴス化、中抜き社会化させてしまって、今の衰退の原因になってしまったのだ。

と思った。

 

PS. 前の稿にも書いたように、オリンピックには全然興味ないし、それどころか止めて欲しかったくらいだけど、ちょっと閑話休題だったところにネタができたのはありがたいw

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全く大それた題だが、芸術論も文化論も勉強していない素人が東京2020オリンピックの開会式の報道を見て思ったことを書く。入場行進が印象的だったので(他については、さまざまな情報が細切れで全体像が良く分からないこともある)、特にそれについて書く。

なお、僕はそもそもスポーツ・運動には全く興味がないどころか、昔から嫌な思いばかりして来てストレスを感じるし※、この情勢でオリンピックを開くことにも反対だが、行われて仕舞ったものに対して、せめて自分の興味のある面から感想を書きたいと思った。

※この点については、近頃は「多様性」とか声高に言われているにも関わらず、「スポーツは人に勇気を与える」だのなんだのと分かったようなことを言われると、全く「んな訳ねえだろ!」としか思いようがない。僕に言わせればスポハラだ。

それから、ゲームも同様に好きじゃないのに、(本題に書くように、)さも国民音楽であるかのように使われてしまったのも、やっぱり多様性への配慮がなってなくて納得できないが、スポーツよりは許せる。

あと、頻繁に勃発していた、制作者だのの過去の言動とそれに対する処分については、以前から書いているように作とは無関係だし、そもそも、彼らの作がいいか悪いかの問題が先なので、それ以上は何も言わない。

 

「日本が世界に誇るもの」としてゲーム、アニメ、漫画の作品・素材・手法を用いたのだろうが、それらは文化だとは思うが芸術ではない※と思うので、適切だったとは思わない。かと言って、他のものに比べて劣っているというつもりはない。適材適所・TPOの問題だと思う。それらは確かに現代の日本の文化ではあろうけど世界に通用するかは別で、「ガラパゴス化物」の一種ではないだろうか。だから、軽薄なものになったように思う。

観てないから分からないが、開会式全体を通すと、某「押し売り放送協会」の多くのTV番組、あるいは一日をとおした編成と似たような印象だったのではないかと想像する。であれば、多くの日本人が喜んだ(らしい)のも理解できる。

※ゲーム音楽は確かに広義の芸術と言え、その証拠にコンサートも行われているようだが、元々は特定の用途向けに作られたもので通常の音楽より普遍性が小さいので、やはり、正統的な芸術というのには無理があると思う。

一方、「オリンピックの開会式は単なるお祭り・馬鹿騒ぎだから おもしろければ・(誰かに・内輪で?)受ければ良く、芸術的な素晴らしさや感動は不要だ」という考えで作ったのなら、全く何も問題ない。客観的な評価に従うだけだ。

でも、特に音楽が好きな者にとっては、イギリス(ロンドン2012)・ロシア(ソチ2014, 冬季)には随分負けた気がする(どちらも報道を見ただけの推測で、閉会式も含む)。

 

PS. 細かい話だけど、ソチの閉会式でラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番が演奏された(それだけでなく、開閉会式では他にも有名な曲が多かったようだ)というのは、今でも うらやましいし、まあ あと千年経っても勝てないだろうと思う。

PS2. 以前書いたが、市松模様の目がチカチカする ひどいデザインのマスコット2体は なぜか出て来ないようだ(商品などにだけ使われるのだろうか?)。目がチカチカしないのは いいけど、余りにも整合性がないというか無駄だし、だったら最初から出さなければ こっちもイライラしなくて済んだのにと思う。

PS3. その後、ゲーム好きの人でも必ずしもあの行進でのゲーム音楽の使用を気に入って居る訳ではないことが分かった。(→ 参照) ゲームの文脈から切り離されてしまった・都合良く使われたという主張だ。この記事には反論が多いから、そういう考えは少数派なのだろうが、結局、「安易に使った感」は拭い切れないというところか。 (21:22)

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数日前に、サブディスプレイEIZO M170の光センサ基板を外に出して本体の熱の影響を排除すれば正常に輝度調整ができるか試したら、なぜかうまく行かなかった。センサが外でも中でも、同じように電源onからしばらくは画面が暗かった。更に、基板をドライヤーで温めても光を当てても受光部を塞いで暗くしても、画面の明るさは変わらなかった。ということは、光センサ関連が壊れて働いていないのだと考えた。

なお、M170のOSDに出る輝度(自動調整時は調整された値が表示される)を見ていたら、昼間は輝度が少し上がっていたのでセンサが動いていると思って居たのだが、単に本体の熱でセンサやアンプの出力が少し大きくなったのを明るくなったとみなして輝度が上がっていたのではないか。

そして、それに気付くまでは(結構前から?)、光センサが働いていないにも関わらず、画面が明るくなってからは問題なく使えていた(輝度がちゃんと自動調整されているように思い込んで居た)ので、結局、自動輝度調整機能はなくてもいいんじゃまいかと疑い出した。

それを確かめるため、(画面が駄目になっているうえに光センサが動かないM170を使い続ける必要は全くないので、)サブディスプレイを予備のS170(自動輝度調整なし)に換えて試してみた。※ すると、予想どおりというか残念ながら、ほとんど問題なかった。輝度が固定なので、メインディスプレイに合わせた辺り以外では明るさに差が出るが、ほとんど気にならないレベルだった。それで、光センサが壊れたM170でも問題なく使えていたようだ。

※換えたあと、輝度以外に色の違いも気になった。慣れていたのかM170では気にならなかったのだが、メインディスプレイとの色の違いが気になったので、少し調整してみた。が、(当然ながら)完全には合わず、合う色もあれば合わない色もあった。全体的には少し青っぽい(その割には赤っぽくもある)感じで、もう少し調整しても良さそうだ。

昨日は、数時間ごとに、S170の画面の明るさがメインディスプレイ(CX241)に合うように調整して輝度を記録した。メインディスプレイは自動調整でその時の輝度が出るので、それも記録した。その結果、輝度の変化は それほど大きくなく、最大(78cd/m2)と最小(50cd/m2)の比は約1.6倍だった。また、S170とCX241の輝度の比(それぞれの単位は異なるが、ひとまず、単なる数として比を計算した)も大きく変わらず、3.1-3.3くらい(明るい時は比が小さくなる)だった。なお、僕はかなり暗目に(ほぼ下限で)使っているようで、夜、照明を消してもCX241の輝度は最小値(50cd/m2)のまま変わらなかった。

使っている輝度のレンジが狭いうえに、周囲の明るさが変わってもCX241とS170の輝度の違いは大きく変わらないので、M170が調光できていなくても違和感がなかったのだろう。

今日は、S170を昨日調べた輝度の最大値と最小値の中間(20%)に固定して試しているが、今のところ、明るさの違いはあるが気にならない

ということは、作ろうとしていたディスプレイの輝度の自動調整システムは(僕には)なくても問題ないということだ。

なんということだw

まあ、光センサ基板は注文したし(安かったし)、その基板は他のセンサにもいろいろ使えそうだから、届いたら、(なるべく手間を掛けず・追加コストを抑えて)簡易なシステムを作ってみようとは思うが、ちょっと拍子抜けした。でも、作る前に分かって良かったよ。

それから、S170にはスピーカーがなくてコンパクトなので、机がすっきりしたのは良かった。以前からM170の両脇のスピーカーが邪魔で2、(ブチ切りたいくらい)なんとかしたかったのだ^^

 

PS. その後、M170の輝度調整機能の異常の原因について調べて、ちょっとしたことが分かった。 (7/22 9:40)

S170を含む、一部のEIZOの液晶ディスプレイにはバックライトの輝度を測るセンサーが付いていて(パネルの裏に穴が開いている: 参照)、電源on直後の暗さなどを補正する。一方、M170にも穴はあるもののセンサーは付いていないようなので(S170と違ってカタログに記載がないし、穴の上に基板の切れ目があるので、測光しているとは思えない)、想像だが、本体の温度(周囲光センサーを使って推測している?)で補正しているのではないか。

バックライトの輝度センサーの存在を知った時は、M170にS170のパネルを付けた場合、穴とセンサーの位置を合わせればうまく動くのではと期待したが、上記のようにセンサーはないようなので、無理だと分かった。

(7/28 12:09) その後、M170から部品を取ろうと分解したら、バックライトの輝度センサーが見付かった。上の時は写真で調べたのだが、パネル背面の穴の位置を誤解していた。なお、周囲の明るさセンサー基板を単体で動かしたら、正常に動作した。

だから、いつからか、それらのセンサー・回路が壊れて、電源on直後の暗さ(その他に周囲の明るさへの追従も)が補正できなくなったのだろう。良く考えるとS170のパネルに交換してからおかしくなった気がするので、その時にセンサー・回路が壊れたか、内部設定がおかしくなったのではないだろうか。後者についてはOSDのメニューでリセットしても直らなかったので、工場出荷状態に戻す手順があればいいが、分からない。

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僕は、音楽は好きだけど、演劇(特に中小規模)もなかなか好きだ。ただ、僕の中の「劇ブーム」が一段落してから いろいろあったせいか(そういえば、ピアノを習い出したのは劇のあとだった)、何十年も離れてしまって居た。それが、近頃妙な切っ掛け(後述)で ぶり返しつつある。

乗り切れずにフェードアウトする可能性が なきにしもあらずではあるが、今は ちょっとおもしろくなっている。

 

今回は、そんな近頃 ふと思い付いたことを書きたい。音楽(主にクラシック)と演劇(主に小劇場)の人の雰囲気・行動の違いである。これはあくまでも僕の想像で、決め付けとか「こうあるべきだ」というものではない。もちろん、どちらがいいとか言うつもりもない。そもそもどっちも好きなので、「そういうことを想像して楽しんでいる」というのが正しい。

それを以下に列挙する。

  • 音楽: (どちらかと言えば)メンタル派。時に繊細過ぎるかも?
    • 楽器が必要(歌を除く)
    • 基本的にアドリブや変更はない。
    • 知らない人とは会わなそうだし、SNSなどは余りしなさそう。 → ちょっと遠い
    • 酒は飲むが煙草は吸わなそう。
  • 演劇: (どちらかと言えば)肉体派。「生(生身の身体)の迫力・気合いで勝負する」的。
    • 身体一つからOK(僕はそういうシンプルな劇が好きだが、実際はそうも行かないようだ)
    • ハプニング対応・アドリブや、回ごとに(あるいはその回の雰囲気で)細かい変更が結構ありそう。
    • 生(F2F)やSNSなどで同業者や一般人との交流が活発そう。 → 親しみやすい
    • 酒も煙草も行きそうw

二つに分けはしたが、それらが全く分断されている訳ではなく、演劇の人はロック系音楽の人に近そうな感じだし、音楽(クラシック)の一部の人、例えばピアニストYuja Wangは体育会系の雰囲気で演劇人に近そうだ。

 

そして、今なかなか気になっている劇団 地蔵中毒※は いかにも「破天荒な乗り」で期待させる(まだ作を観ていない)小劇場系で、公演を紹介する対談の配信を観たら、主宰の方は(以下は全部失礼な表現です。済みません)外見は「いかにも危なそう」なのに、考えや行動が意外にしっかりしていて(例: 時代に合わないネタは控える、コロナなどへの配慮がきちんとしている、ITを活用している)感心した。もちろん、配信に出られていた方々の 、僕にとってはものすごく久し振りの劇の話(それ以外もいろいろあったw)が結構熱かったので、カンゲキした^^

※どうしてかは分からない(忘れた)が、暇つぶしに見ていたツイッター(だと思うが、ニュースかも知れない)に出た前回(2021/春)の公演のチラシの独特な世界にひかれたあとに、近頃出た今回の公演の案内の題「無教訓意味なし演劇vol.14『母さんが夜なべをしてJavaScript組んでくれた』」で俄然夢中になってしまったw

「無教訓意味なし」に関しては、常々 劇(音楽も)はそういうのがいい・そうあるべきと思って居るし、「母さんが夜なべをして組んでくれたJavaScript」は一体どういう出来でどんな動きをするのか*、是非見たいと思った。(いやこれ、想像するだけでご飯十杯は行けるよw)

*その後、残念ながら件の母さんのJavaScriptは、音楽のアルバムのジャケットみたいなもので劇には出て来ない可能性が高そうなことが分かったが、もしかしたら何かあるかもと期待はしている。

ただ、実際の公演を観て(配信で観る予定)果たして、彼らの乗りに僕がついて行けるか かなり心配はあるが、無理だった時は仕方ない。

その後、劇団の主宰の思わぬひどさが発覚して、配信は観ないことにした。当事者の片方の方の言い分だけで判断しては いけないけど、やっぱり、「見た目」はある程度中身を反映しているのか。なんとも驚いたし、すごくがっかりした。 (7/21 5:35)

僕はいつも、「作品(の良し悪し)と作者の性格・言動は別だ」と書いているが、それでも今回は観ない。この公演の良し悪しは主宰の言動とは関係ない可能性はあるが、その前に観ない。主宰に拒否感が生じたので、観ることができない。評論家でないので、苦痛を押して観るものでもない。評価する以前の問題だ。 (7/21 9:23)

(7/23 5:46) 上の件、その後の経過に大変幻滅した。クソなので それについては書かない。まあ、最初に気になった、原作(すごく有名な古典)を読まずに演ずるのに問題を感じず恥じない人(主宰でなく、問題を暴露した人)だけあるかも知れない。※ 初めに原作を読まないなら、一体何をしているのだろうと思ってしまう。音楽だったら楽譜を読まずに演奏する、ソフトなら仕様書を読まずに(リーダーなりに言われるままに)作るのと同じことだ。それを平気な顔して「それでも ちゃんとできたから問題ない」などと公言するのと同じことだ。お前は一体何を演じ・作ったのか?

※しかも、その人だけでなく、今回の公演では出演者のほとんどがそうなんだから(上に挙げた対談で確認できる)、信じられないほど、あきれる未満のレベルの低さだ。

これは作り手の言動・性格などでは全くなく、作品の作り方そのものの問題で、全く看過できない。

とにかく、いろいろがっかりした。あと、そういうことに最初に気付けなかった(目をつぶった)僕も馬鹿だった。

 

PS. 明日(てっきり今日と思って居たw)は彼らの"JavaScript"の初演なので、それに何とか間に合ったw

PS2. このブログには「演劇」のカテゴリがないのだが、僕の中では劇と「映画・TV」とは全然違うので、そこには入れていない。ついでに書くと、僕の中では、オペラやミュージカルも劇とは枠が違う。

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去年、出来が良くないために移行を止めたdigiKam7。依然としてイマイチではあるが、今まで使っていたdigiKam6でGoogleの地図が出なくなってしまって※旧版の居心地の悪さを感じたのと、digiKam7にこれ以上改善の見込みがない(出している人たちは いつも「これで完璧!」のように思ってそうだ・・・)ので、仕方なく移行した。

※あとで気付いたが、地図については下記の7.3での手順と同じようにすれば出ると思うが、終わってしまった製品なので7に移ることにした。

7.3を試して気付いた問題は以下である。(Linux Mint 20 Xfceにて)

  • マウスカーソルが古臭くて嫌。
    • Xfceのテーマが反映されていないのか、古臭いものが出る。特にサムネイル選択時の「指」(下図参照)。

      digiKam7の古臭いマウスカーソル (左付近下部)

  • Googleの地図が出ない。
    • 去年は出せるように直したつもりだったが、今回は出なくなって居た(警告("This page can't load Google Maps correctly.")が出て地図が暗くなる)。
      • 調べたら、Google mapsが有料になり、digiKamではお金が払えないからOpenStreetMap(OSM)をデフォルトにしたようだ。

マウスカーソルは きっとKDEの環境なら問題ないように思う。僕はXfceなのだが、その場合にどうすればいいか分からず対処できなかった。digiKam6では問題なかったので、差分を調べれば分かるかもしれない。

→ 書いたあとでdigiKam6と7の差分を調べたら、X11のマウスカーソルのライブラリの内容が異なっていた。どうもdigiKam7のAppImageのものは古いようで、システムのものに比べて以下のsoが不足していた。

    • libXcursor.so.1.0.2
    • libwayland-cursor.so.0.0.0

それで、最新のカーソルのライブラリを参照するようにしたら、正常なカーソル(下図)になった。手順の概略を最後に示す。

修正したdigiKam7のマウスカーソル (中央付近下部)

なお、digiKam6にはカーソルのライブラリは入っていないので、システムのライブラリが参照されて正しいカーソルが出たようだ。

カーソルが正常になっても そもそものデザインが古い感じなのは否めないが、デスクトップの他の要素と統一されたので良しとする。 (16:37)

 

試行錯誤して、Googleの地図が出るようになった(手順の概略を最後に書く)。最初はOSMでも我慢できそうに思ったが、やっぱりいろいろ今ひとつなので、Googleの地図を出せるようにした。ただ、Googleを使う設定が設定ファイルに保存されず※、digiKamを起動するたびにOSMに戻ってしまうのが気に入らない。いろいろ調べたが直せなかった。まあ、地図は余り出さないし、Googleが出ないよりはいいが、性根が悪いと言いたくなる。

※その後の試行錯誤や調査で、設定変更後に設定ファイルに保存はするが、起動時に必ずOSMになってしまって反映されないようであることが分かった。6と7のソースを比較すれば確証が得られるかも知れないが、分かっても修正が困難なので馬鹿らしい。 (7/18 9:16)

他に、(いつもやっている、)日本語入力ができるようにして(→ 参照)、とりあえず使えるようになった。

 

全般的に、digiKamの「製品」としての詰めは甘く、そのうえAppImageになっているせいでライブラリや設定など、いろいろなことが混沌としている。リリースしてから随分時間が経っても、そこら辺の細かいことを全然書いてくれないのはとても困る。Googleの地図を止めた件だって、僕が調べた限り、フォーラムでの質問への回答にしか書いてない(→ 参照)のでは、みんな分からなくて困るのではないか。

AppImageは手軽に動かせるのは いいが、上述のマウスカーソルのようにライブラリの競合でうまく動かないことがあり、その場合は容易には原因が分からないので今ひとつだ。デモ版とか試用板ならいいが、正式版でも延々と使い続けるのは良くない。かといってSnapは最低なので止めてほしい。Flatpakは良く知らない。次善の策は、AppImageを展開して自分でインストールすることだろうか?? (16:32)

 

注: 以下はLinux Mint 20 Xfce (x86 64bit)の場合である。その他のLinuxやWindowsやmacOSについては各自考えること。

digiKam7の古いマウスカーソルを直す手順 (概略)

※AppImage中の古いライブラリが余計なので、本来はそれらを削除すればいいのだが、AppImageを作り直さずに済ませる方法を考え付かなかったので こうした。

  1. システムのマウスカーソル関係のライブラリをローカルな場所(例: $HOME/.local/usr/lib/x86_64-linux-gnu)にsym-linkする。
    • 例:
      1. cd
      2. mkdir -p .local/usr/lib/x86_64-linux-gnu
      3. cd $HOME/.local/usr/lib/x86_64-linux-gnu
      4. ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libXcursor.* .
      5. ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libwayland-cursor.so* .
  2. digiKam7のAppImageからAppRunを取り出し、その中のLD_LIBRARY_PATHの設定の最初に上のディレクトリを追加する。
    • 例: export LD_LIBRARY_PATH="$HOME/.local/usr/lib/x86_64-linux-gnu:$LD_LIBRARY_PATH"
  3. digiKam7をそのAppRunで起動する。 (上記のようにLD_LIBRARY_PATHを設定して、AppImageを起動するのでもいいかも知れない。)

digiKam7でGoogle mapsを表示させる手順 (概略)

  1. Google mapsのAPIキーを取得する。→ 参照
    • 注意: Google mapsは有料なので、有効なGoogleアカウントと支払い方法が必要。
      • 料金: digiKamで使うMaps JavaScript APIは1000件で7USD。ただし、毎月200USD分までは無料。
  2. digiKam7のAppImageをマウントする。
    • 例: ./digikam7.appimage --appimage-mount
  3. マウントしたAppImageから、Google mapsを表示するファイル(下記)をローカルな場所($HOME/share/digikam/geoiface)にコピーする。
    • (マウントされたディレクトリ)/usr/share/digikam/geoiface/
      • backend-googlemaps.html
      • backend-googlemaps-js.js
  4. コピーしたbackend-googlemaps.html中のGoogle mapsのAPIキーを自分のものに変更する。
      • 例: 下のXXXXXXXXの部分に自分のAPIキーを書く。
        • <script type="text/javascript"
          src="https://maps.google.com/maps/api/js?key=XXXXXXXX"></script>
      • 注意: APIキーが漏れると他人に使われて料金が増大する可能性があるので、取り扱いに注意すること。
  5. digiKam7を起動し、地図を表示する。
    • digiKam7で標準のOpen Street Mapの地図

  6. 地図左下の地球のボタンのメニューで"Google Maps"を選択すると、Google mapsが表示される。
    • digiKam7でGoogle mapsを表示

 

digiKamの作者たちは ただGoogle mapsを止めるのでなく、Google mapsのキーを設定すれば使えるようにすればいいと思うのだが、なぜかそういう考えはないようだ。お金が絡むので、問題が起こるのが嫌なのだろうか。

それから、(これを言ったら悪いけど、)新バージョンが出ても、問題が直っていないうえに、いろいろ機能が増えても魅力的なものが何一つなくて溜息が出るのはなぜだろうか? digiKamのメインとなる多くのユーザーは僕とは離れたところに居るのだろうか?

 

あと、Google mapsを含むGCPのページは大変分かりにくく、こっちも性根が腐って居ると感じた。※ こんなのだったらGCPは使いたくない。それと同時に、他のページ同様に日本語の翻訳がクソなので更にひどくなっているのではないか。

※仮に性根が悪くないのなら、真面目にやって あんな使いにくい物しか作れない能またはセンス無しだ。

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PCのディスプレイの輝度を周囲の明るさで自動調整する件。まず、一番重要な、明るさを(PCで)取得する方法について考えた。いろいろ調べているうちに、結構安く・手軽に実現できそうなことが分かった。

最初は、光センサが付いているスマートリモコン(例: Nature Remo 3, sRemo-R3)から取得することを検討したが、高い(5千-1万円)うえに僕の求める機能・性能が今ひとつなのと評判が悪い(例: クラウドサーバが停まると何もできない、不安定・壊れる、精度が悪い、ルータに繋がらない、サポートが悪い。 注: これら全部が両方に当てはまる訳でなく分散しているが、両方に当てはまるものもある)ので、却下した。

次に、光センサを調べていたら、秋月に 明るさを(パルスの)周波数に変換して出すセンサがあり、それならPCのサウンド入力で取り込めそうな気がした。しかも、2個で400円と安い(照度センサとしては高い)。ただ、出力の周波数が最大約600kHzなので そのままでは無理で、パルスを分周するか、入る光を暗くするフィルタを付けて周波数を下げる必要がある。

どうしてそんなに高い周波数まで使うようにしたのか想像すると、精度を高めたいからではないか。ただ、これだとソフトで手軽に扱うのが難しいから、精度が悪くてもいいから低周波(例: 10kHzまで)の製品があればいいと思う。

気になることはあるものの、とりあえずそのセンサを使おうと思い、電源をどうするか考えていて、PCのVGAコネクタ(D-sub 15ピン)から出ている気がしたので調べたら、5Vが出ている可能性がある(マザーボード次第)うえに、なんと、DDC用にI2Cのピンもあることが分かった。

試しにVGAコネクタにディスプレイを繋いだらI2Cを認識したので、確実に出ている。また、5Vも出ていた。

VGAコネクタのI2Cが使えれば、USBから変換しなくても済むのでI2C-USBアダプタ(買おうとしていたものは約2千円)が不要になり、I2Cの光センサ(: 正確にはPCF8591を使ったセンサーモジュール)をVGAコネクタのI2Cと5Vのピン、GNDも合わせて全部で4本に繋げば(下図参照)動かせて、明るさが取れる。光センサモジュールだけなら500-600円程度で済む。

ディスプレイ輝度の自動調整システム: HW構成図 (案)

VGAのI2Cが使えるか調べたら、同じようなことをされた方が居たので、やればできそうなことは ほぼ確実だ。

ちなみに、PCの中には他にもI2Cのバスがいくつかある。VGAのに気付く前に調べた時、メモリにも通っているのでDIMMに線を付けてI2Cデバイスを繋げられるようにした方が居たが、さすがにリスクが高過ぎるし不便(PCの電源を切らないとI2Cデバイスを着脱できない)なので見送った。

この方法ではI2C-USBアダプタを使わないため、USB経由でI2Cにアクセスするための特別なドライバ(I2C-USB変換チップに提供される)や手順が不要で、標準的なVGAのドライバでできるので手軽だし、確実性も高い。ただし、VGA出力のないPCでは使えないが、まだ多くの機種に付いてそうだ。

(7/17 15:44) その後、DVIやHDMIコネクタにもDDC用にI2Cの信号が出ていることが分かった。DVIでは、名前が"DDC clock"のように書いてあったので気付かなかった。また、5Vも出ているので、VGAのないPCでも この方法は使えそうだ。

コストとしては周波数に変換するセンサのほうが安いが、安定性や確実性を考えるとI2Cの方が良さそうだ。また、パルス出力は一種の音なので、オーディオに雑音が入る可能性もあるからできるだけ避けたい。

まあ、I2Cだって雑音が入る可能性はあるが、オーディオ以外の音(しかもパルス)がPCに入るのは、気分的に嫌な感じがする。

詳しく調べると、手持ちのVGAケーブルは ご丁寧にも5Vのピン(9番)が抜いてあって※、それを何とかしなくてはならない(全部のピンの繋がった、スリムで柔らかいケーブルを買うつもり)が、まあ、全部で千円前後でできそうだ。

※EIZOのディスプレイ添付のもののはずで、ディスプレイがサポートしてないから抜いたのだろうが、そんな余計な気配りはしないで欲しかったw あと、添付品だから仕方ないけど、太くて硬いのも不便だ。

 

これがうまく行けば、他のI2Cのセンサ類(Arduino, Raspberry Piなど用に各種出ている)も(電源が足りる限り)並列に繋げられるので、随分いろいろできそうだ。ちなみに、上に挙げた光センサには温度センサやADC, DACも付いているので、それだけでもいろいろできる。

温度センサがあれば、他に赤外線リモコンの送信機(学習リモコン的なもの)は要るが(これもI2Cであるのではないか)、エアコンの自動制御もできるかも知れない。

もちろん、(流行りの)スマートリモコンなら元々できるし、声でも動かせるのだが、上に書いたように高い割には評判が今ひとつだし、いちいち声で指示したくないwので止めた。

 

夢は広がるが、果たしてどうなるか・・・

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老化するのは身体だけでなく、PCと その周りも確実に劣化している。少し前に、サブディスプレイ(EIZO M170)の画面(液晶パネル)が見にくくなっているのに気付いた。原因は分からないが、結構前から画面に数本の横筋が出来ていたのが膨らんで虹色のモザイクのように見え(て、なんか モヤモヤwす)るようになった。

メインディスプレイでないから致命的ではないのだが、カレンダーやメールなどいろいろ出して良く見るので、気にはなる。そこで、今と同じスクエア型※で安いものがあれば買おうと思って調べたら、安いどころか、ほとんど売っていないことが分かった。しかも、売っているものは機能的に最低レベルで、僕が必要とする機能、具体的には周囲の明るさに応じて輝度を自動調整する機能、がない。近頃は画質は「大体ちゃんと」見えれば良い(今は「音がすべて」なので^^)が、朝や夜などに眩しいのは困るし、いちいち手で調整したくないのだ。

※全然好きじゃないけど横長でもいいが、置き場所がないので縦に置くとなると、メインと同じ24型でないと今表示しているウインドウが(横幅(= 本来の縦)に)収まらず、それではちょっと大き過ぎるので駄目だし高そうだ。

妹がPCから退却する時にもらって(正確には、元々僕のものをあげたので「回収」して)死蔵していた同S170は ちゃんと使えるし、M170よりコンパクトでいいのだが、輝度の自動調整ができないのでどうしたものかと思った。そしてひらめいた:

M170とS170は、メーカーと画面サイズや主要スペックは同じか同様で発売時期が近いから、実は液晶パネルが同じで、移植できるのではないか?

大昔の「シルエイティー」に似たようなものだろうか? ちょっと違う?w

まず検索したのだが、中のパネルの型番は分からなかった。それで、試しにS170を開けてパネルの型番を調べた。すると、SamsungのLTM170E8-L02 (2004年)だった。その型番で検索したら、データシートが見付かった。

僕らしく、ケースを開ける時にちょっと失敗してしまった。ケースを上下(前後)に割る(開く)溝のすぐ先にフラットケーブル(FFC)があり、たまたまそこに割るためのマイナスドライバーを挿してしまい、FFCの大半が切れてしまった・・・ 思わぬトラップだったw 仕方ないので、FFCはあとで直すことにした。

もちろん、ケースを割る溝周辺は傷だらけになったし、ケースを閉じている爪も何個か折れたが、まあ、古いから問題ない。

それに、ネジ止めしているのに なぜわざわざ爪でも止めるのか、全く気が知れない。余計なお世話だと思う。

次に、M170のパネルの型番も同様に調べたら、同LTM170E8-L03 (2005年)だったので、俄然希望が湧いた。末尾の子番号が1しか違わないのだ。

これのデータシートも見付かったので比較したら、M170のパネルは概ねS170のの上位互換と思われた。違っていたのは以下だった。

  • コントラスト比
  • 応答速度
  • 明るさ
  • 厚さ
  • 液晶
    • 消費電流
    • コネクタの型番 (形状は同じ。実際に挿さった)
    • コネクタのピン(テスト用ピンの有無が違う)
  • バックライト
    • 消費電流
    • 周波数

一覧にすると随分違うように見えるが、互換性があるように思った。

が、そこに素人には分からない落とし穴(後述)があったようだ・・・

あと、データシートを見るまで甘く見ていたのだが、バックライトの電圧は1000Vにも達するので、電流は10mA未満と小さいとはいえ、なかなか怖いものがある。

であるから、居ないとは思うが、気軽に「試してみよう」とは思わないで欲しい。

それで、早速交換してみた。仮付けして試したら、うまい具合に電源が入り、表示も綺麗だった

綺麗なのはパネルが劣化していないせいだと思ったが、甘かった(後述)。

それで、ちゃんとケースに入れて※机に設置したら問題が発覚した。画面が明る過ぎるのだ。パネルが違うために輝度の自動調整がうまく行っていないのかと思って、リセットしたり手で輝度を下げてみたが、0%に設定しても明るかった。

※この時、内蔵スピーカーは使わず、小さいけど雑音が出て余計なので、線を接続しなかった。

どうやら、バックライトの特性に互換性がないようだ。この辺りはデータシートには詳しく書いてなかった気がするが、バックライトを指定された輝度にするための駆動の仕方はメーカーごとのノウハウなのかも知れない。

全然分かっていないのだが、バックライト(CCFL)の明るさは電流を変えるのか(可能なのだろうか?)、駆動周波数を変えるのか、デューティ比を変えるのだろうか。いずれにしても入力と輝度はリニアではなさそうで、(秘蔵の)入力と明るさの変換テーブルがあるのではないかと思う。

がっかりして、M170のパネルを元に戻した

元に戻したら明るさは概ね ちゃんとしたのだが、なぜか電源on後しばらくは暗くなってしまった。分解して光センサなどがおかしくなったのか、劣化して元々そうだったのに気付かなかったのか、設定をリセットして微調整が狂ったのか、原因は分からない。まあ、元々寿命が近いので仕方ない。

ちょっと気になるのは、M170の光センサ基板の裏に 取って付けたようなベージュの板(写真上部)があり、触るとボロボロになるほど劣化していたので、組み直す時にテープで貼ったことだ(写真上部)。その板が関係しているのかも知れない。例えば、使っている光センサの低温時の感度が悪いので、その板で制御部の熱を伝えて温めるようにしているとか。 (7/12 8:33)

→ 昼の明るい時でも、(しばらく電源を切っていたあと)本体が冷えている時に電源をonした後は暗く(ただし、on直後は一瞬明るい)、30分以上経って温まって来ると明るくなるので、やはり、光センサの温度特性のようだ。通常動作時にセンサは本体の熱で温められているので、その状態での明るさ出力を前提に画面輝度を設定しているのではないか?

それで、光センサの後部辺りから本体に掛けて紙の覆いを付けて、温まりやすくしてみた。 (7/12 15:13)

→ 紙の覆いの効果が良く分からなかったので、中に、放熱カバーからセンサ基板に掛けてアルミ箔の伝熱板を付けた。なお、基板の絶縁のために、元のベージュの板は残し、その上にアルミ箔を被せた。それでも大きな改善は感じられない。

センサ基板を見たところ、光センサとしてフォトダイオードが載っており、その出力を増幅するであろうトランジスタも載っていた。想像だが、トランジスタの温度特性の影響で、電源on直後の冷たい時の感度が悪く、「暗い」とみなして画面の輝度を下げているのではないだろうか。 (7/14 12:12)

→ その後調べたら、上記のトランジスタと思って居たのはLDO(電源レギュレータ)だった。更に、フォトダイオードは温度変化による電流変化が大きいようなので、この問題の原因はフォトダイオードの温度特性と推測する。本体が冷えている時(フォトダイオードが通常より暗い出力になる)に画面輝度を設定すると、温まった時に明るくなり過ぎ、逆に、温まっている時に輝度を設定すると、冷えている時に暗くなり過ぎるのだろう。 (7/18 17:30)

→ 上の推測を確かめるため、光センサ基板を本体の外に出してみたのだが、予想に反して動作は改善しなかった。: 本体が温まっている時(センサ基板は室温)に輝度を調整し、電源をoffにし、本体が冷えてから電源をonしたら、センサ基板は室温のはずなのに画面は暗かった。更に、センサ基板をドライヤーで温めても画面は明るくならず、センサをライトで照らしても駄目だった。

つまり、フォトダイオードのあとにアンプがあるとすれば、その温度特性が悪く、あるいは、フォトダイオードの温度補償をする素子があるのなら、それがうまく働いておらず、そうでないなら、フォトダイオード自体が かなり温まらないと正しい照度を出力しないのだと考えられる。経年劣化で特性が変わったのか性能が落ちたのかも知れない。 (7/19 15:45)

 

今後は以下のように進めることにした。

  1. M170が駄目になる・僕が耐えられなくなるまで使い、
  2. その前後に、PCで周囲の明るさを取得してディスプレイの明るさを調整する仕組み(ハード+ソフト)を作り、
  3. サブディスプレイをS170に交換して、上の仕組みで明るさを自動調整する。

それで、周囲の明るさを取得する方法を検討し、手持ちの物でなんとかしようとしたが※無理そうなので、光センサを買うつもりだ。ほとんどのセンサはI2Cというインタフェースなので、それをUSBに変換するアダプタも要る。

※調べたら、LEDでも光を検出できるとのことで、試したら確かに光を近付けると発電することが確認できた。* それで、PCのサウンドインタフェースを使って明るさを音として取り込む方法を試した。確かに、LEDを手で覆ったりライトを当てると振幅が変わったが、感度が悪いうえにリニアでないので、この用途に使うには無理があった。指定した明るさでのon/offに使う程度なら可能かも知れない。

*ここで 先日バラした、光る耳かきの本体が役に立ったw

ちなみに、黄色のLED(小さいもの)が一番発電能力が高かった(それでも、テスターで数十mVと弱い)。白、緑、赤は全然電圧が出なかった。

また、ディスプレイの明るさの設定は、USB経由でDDC(実際にはMCCS)という仕組みで行う予定だ。※ もしS170がDDCで設定出来ない場合は、仕方ないのでxrandrで設定するつもりだ(xrandrはバックライトの明るさを調整する訳ではないので、画質・技術的には今ひとつになりそうだが、できないものは仕方ない)。

※サブディスプレイのM170(S170も同様と期待している)は まあまあDDC, MCCSに対応していて、なんとか明るさを変更できるが、メインディスプレイのCX241は全然対応していない。意味不明の値しか返ってこない。もし対応していて、画面や周囲の明るさが取得できれば光センサが不要だったのに、残念だ。

なかなか面倒だしお金も掛かるので、なるべくM170が長生きすることを願っている。

 

なお、S170の切れたFFCをどうにか直して、S170はちゃんと動いた。すべての制御ボタンが動作した。

最初は新しいFFCを買おうと思ったが、丁度いいものがないうえに高いので、補修(切れた部分の手前を端子にする)することにした。検索結果を参考に、紙ヤスリで被覆を削って切れ目で切った。端子の裏の青いタブはプリットで接着した。今回は瞬間接着剤は効かず、プリットが効いた。

 

PS. 今回いろいろ調べたり試して、次にディスプレイを買うとしたら、もうEIZOは ない気がした。というのは、上にも書いたように、今は画質は特段気にしていないうえに、パネルはSamsungだったし(当時も分かっていた気はする)、ケースの作りは丈夫※ではあるけど開ける時に落とし穴があるなどメンテナンス性が悪いし、DDC・MCCSに準拠していないし、5年保証が売りのはずなのに、CX241の前に使っていたもの(SX2462W)は保証期間内にパネルが故障したら在庫がなくてCX241に交換になってしまったことがある。

※作りの丈夫さは今は怪しそうだ。というのは、CX241は分からないが、前のものは液晶パネルとケースに隙間(2-3mmくらいと記憶している)があったからだ。それに気付いた時は 結構がっかりした。なお、CX241はプロ用だけあって、隙間はない(それで当然だが・・・)。

パネルの在庫の問題は他の方も書かれているので、確信犯のように思った。僕は無料で交換してもらったが、気に入って買った機種が変わってしまった(そのため、本体の色も合わなくなってしまった)し、そもそも、家電などは製造終了後例えば8年は部品を確保することになっているのに、それにすら全然達していないのは いかがなものかと思う。一般人はまだいいが、プロは困るだろうに・・・

ただ、明るさの自動調整みたいな ちょっとした機能が他はないとかだと、やっぱりEIZOにならざるを得ない。でも、今後、「ディスプレイの輝度自動調整システム」を作れば何でもOKだw

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ようやく体力と気力が回復して来たので、先日、その前に行った眼科で生じた不安を解消・緩和すべく、「遠い眼科」に行った。天気予報は曇りで、それほど暑くならないようなので、歩くことにした。予報は外れて最初から小雨だったが、気温は低かったので行けそうだった。ただ、雨の湿気のせいか蒸し暑かった。先日届いたオーバーグラスを掛けて行った。途中で何度も休んで水分を補給しながら随分歩き、思って居たよりは楽に着いた。とはいえ、さすがに汗びっしょりになった。

前回同様、受付は丁寧で良かった。検査も丁寧で良かった。遠く(普通の視力)だけでなく、近くの視力も測ってくれた。当然ながら、ここでは検査結果(視力)を教えてくれた。そして、僕は運転時は強目の眼鏡を掛けているのだが、通常掛けている眼鏡でも充分に視力が出ている(両方1.2)ので、運転時も同じもので大丈夫というアドバイスもしてくれた。不思議なことだが、運転用の眼鏡を作った時より視力が上がったのかも知れない。確かにそういう実感はある。ただ、怖いので、やっぱり運転用の眼鏡は使うと思う。

診察室の前で待っている時、外で医師の説明が聞こえるのは いかがなものかと思うが(それほど年配でない医師なのに、そういうことには無頓着なのだろうか?)、丁寧で良かった。

診てもらったら、白内障とは全く言われなかった。ただ、どちらが見にくいか聞かれたので、「右」と言ったら、右を散瞳し、眼底写真(両方)を撮ることになった。症状の伝え方(左右の見え方が違う、見にくいことがある、外がやけに眩しい)が今ひとつだったのだろう。それで、撮影のあとで「霞む感じもする」と言ったが、余り関係なさそうだった。

書いたあとで、左右の見え方が違う・右が見えにくい原因を考えた。そして、症状が起こるのはPCのディスプレイを見ている時だけであることに気付いた。そして、その時は日光が左手の窓から入るので、光の左右の目への当たり方(入射角)がアンバランスなせいかと思い掛けたのだが、起きた直後の外が真っ暗な時でも起こるから、それは関係ないようだ。

ただ、屋外では症状は起こらない(気付かない)ので、まだ日常生活には問題がないことは分かった。あと、印刷物を見る時も気にならないので、PCのディスプレイはコントラストや精細度が高いから気付きやすいのかも知れない。

あるいは、そもそも右の水晶体の濁り方が大きい(白内障が進行している)のかも知れない。

ただ、2回目は別の診方をしたようで、「水晶体が曇っている」と言われた。「透明なガラスの瓶の底が曇っているような状態」のような例えをしたり、診ている時に撮った写真を見せてくれたので、僕も確認できた。残念ながら、見にくいのは右と言ったせいか、左の曇りは診てくれなかったが、前回の眼科と同じ結果なので、左も同じだろう。それから、眼底は問題なかった。こちらも写真を見せてくれた(さすがに、こっちは見ても良く分からなかった)。

不思議と、医師は「白内障」とは言わず、「曇っている」と言った。想像だが、「白内障」と言うと大事に思って不安にさせるのを防ぐつもりなのではないか。そして、前回のように、また何かあったら来るということになった。

残念ながら、「ごく初期」ではないらしく、進行を遅らせる薬は適用にならなかった。それから、日常生活の注意もなかった。医師は自然なことと考えているためだろうか。まあ、食事の改善は難しいが、日差しの強い時はオーバーグラスを掛けようと思う。

良く考えると、眼鏡にはコーティングがしてあるので、充分に紫外線がカットできるはずだが(調べると、そうでもないようだ)、隙間からの侵入を防ぐ意味はあるだろう。それから、車では(日光は眩しいけど)対処は不要だ(と考えている)。車のガラスだけでも随分減るのと、ガラスにUVカット処理がしてあるためだ。(→ 参照)

すごくテキトーなことを言えば、紫外線は結構弱いので、プラとかガラスを通すだけで結構弱まる(と個人的には考えている)。なので、オーバーグラスも単なるプラだけだったりするかも知れない(もちろん証拠はない)。

散瞳が片方だけだったし それほど疲れて居なかったので、帰りも歩くことにした。やっぱり休みながら、スーパーに寄って昼食したり、前回書いた100円ショップに寄ったりして帰って来た。途中の昔ながらの「文化住宅」みたいな住宅地の路地で のんびろくつろいでいる、家族と思われる白猫の集団を見て、すかさず(驚かせて逃げられないように注意しつつ)撮影した。こんなに多くの白猫には なかなかお目に掛かれない。

眼科からの帰りに見た白猫の集団(家族?)

そんな訳で、全部で(往復)6時間くらい掛かった。なぜか、帰りのほうが涼しく感じた。雨が止んで湿気が少なくなったせいか。

 

結局、白内障が確定したので、(じたばたすることもできないので、)当面は近くの眼科の指示どおり定期的に通って状況をチェックし、視力が落ちて来て手術が近くなったら、今回の遠いところに移りたい。

今回の眼科も今ひとつコミュニケーションが難しく※、終わってから微妙な感覚(「嫌」とまでは行かない、落ち着かないとか引っ掛かるような感じ)があったのでベストとは言えないが、少なくとも、近くのところより説明・ケアが100倍くらい良くて、(確かに同じ診断だけど)不安がなくなったのがいい。ただ、手術の直前に医院を移るのにはリスクがあるし、遠いと行くこと自体が大変で緊急時などに不便なので、そのまま近くでやってもらうかも知れない。いつになるか分からないが、様子を見たい。

※前回なおきさんがコメントして下さったように、最初から「他で白内障と言われた」と言ったほうが良かったのかも知れないが、医師はプライドが高い場合があって気分を害されても嫌なので、それらしい症状を並べたが、やっぱり間接的だった。

 

以下は余談的な話である。

オーバーグラスの感想

届いた直後に室内で試したら、なんかちょっと曇って見えて、駄目なものだったかと思った※が、良く見たら本当に曇っていて、拭いたらはっきり見えるようになった。製造時に付いた不純物的な汚れだろうか。外でも大きな問題はなかったが、顔の汗を拭く時に2本外さないといけないのが面倒だし、片方を落としそうだ。

パッケージが、透明なプラの容器にテプラみたいなので名前が貼ってあるだけってのが第一印象を悪くしていた。あと、収納袋の一部が中古みたいにちょっと擦れた感じだったこともあった。まあ、本体は綺麗だったので、良しとした。

不安に思った原因はもう一個あった。楽天で買ったのだが、商品ページにメーカー名がなかったことだ。型番や付属の袋の名前が合っていたから注文したが、届くまで型番が同じ偽物ではないかと心配していた・・・

あと、眼鏡のフレームの両端がオーバーグラスのレンズ部の外側に当たって擦れて傷ができるのは仕方ない。傷はいいけど、歩いていると擦れる音が聞こえてちょっと気になるので、そこに透明なテープでも貼ろうと思ったが、湿気などで剥がれると思って止めた。

それから、本質でないが、そのメーカーは鯖江の会社をうたっているけど、製品は台湾製だったので、もやっとした。もちろん、ちゃんと使えれば問題ない(し、今は日本製だから いいとも限らない・・・)。

買う時はいろいろ迷ったが、透明なものにして良かった。フレームに色の付いたものだと、目立って落ち着かない気がする。

眼科の印象

前回同様良かったのだが、わずかに気になったことがある。僕の検査担当の人は入ったばかりなのか、他の検査の人たちの「輪」に入れない雰囲気があって(例: 他の人たちの雑談に加わって居なかった)、ちょっと可哀想になった。まあ、どこにでもあることだし、そんなことを気にしても仕方ないのは分かっているし、どうしようもない。

なぜか、上に書いた診察の雰囲気とかこういうこととか わずかなことが気になって、少しひきずってしまった。でも、近くの眼科は患者が多過ぎて雑談しているスタッフなんて居なかったから こういうことがあるのか不明だし、そこの医師には多大な不安と疲労を与えられたので、そこよりはずっといい。

書いたあとで気付いたが、血圧で通っている医院では こういう感じがほとんどないので、何かは判然とはしないが、そことの「差」なのだろう。まあ、完璧を求めても仕方ないので、良しとするしかない。

眼科まで行く手段について

両目が散瞳になる可能性があることを考えると車では行けず、また、バスなどはないので、当初はタクシーで行くことを考えたのだが、以前骨折した時に使った時の感想や、普段の道での乱暴な走り方を見ていると、どうにも嫌なイメージしかなく、できるだけ感じのいいところを探そうとGoogleマップで調べたら、近くの会社はどこも評価が3未満だったので、暗澹たる思いになった。それで、ちょっと遠いけど、迎車無料で料金も少し安いところを使おうと思って居た。そこも評価は似たようなものだが、とんでもなくひどいところ(評価が1台・・・)よりは ずっと良かった。

田舎で いろいろな場所が遠い割には、徒歩・自転車・自家用車・バスの他はタクシー以外の手段がないから、我が物顔に振る舞う運転手・会社が多いように思う。そういう連中は いつか淘汰されるのだろうが、いつになることやら・・・

あと、この市には、地域交通というデマンドバス・タクシーの類があるのだが、概ね、その仕組みのある地域から外には出ないとか、その仕組みを作った自治会に入っていないと使えない(しかも、まず自治会だかに電話して会員になる必要がある)という、「江戸時代ですか?」と言いたいシステムだったのでがっかりした。

確かに、仕組みを立ち上げるのには苦労したとは思うが、はなから部外者を拒絶して広範囲の人に役立つことを拒否しているシステムってのは果たして存在意義があるのかと思った。

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(「本当にこれで終わりだ。」の舌の根の乾かぬうちにw追加)

自作アンプBA3886の電源・ミュート通知ランプの光を見やすくするための導光を改良した。ストロー+マスキングテープだと光が弱いので、何とかしたかった。調べると、光はプラなどの透明な棒の中を通る(屈折率の関係で棒が曲がっていても通るらしいから、管より棒のほうが良さそう)とのことだったので、(今はコンビニでは左のページにあるような透明なプラのフォークは手に入らないので、)アクリル棒などを買って加工してみようと思った。

疲れでパワーがなくてしばらく店に行けなかったのだが、昨日、眼科(別途投稿予定)からの帰りに100円ショップに寄った。が、なぜか、そういう素材系のものがほとんどなくなって居て、アクリル棒なども全然なかった。使える可能性があったのは、光る耳かき(光の通る先端部を使おうと思った)とタオルハンガー(透明なポリカーボネート製)程度だった。別の店でも同様だったので、光る耳かきを買って来た。

余談: 店で見て居たら、光る耳かきは独り者には全く無用の長物であることに気付いた。自分の耳の中が光っても見えないではないかw それでスマフォで見られるものが売られているのだろう。ただ、それにしたって鏡みたいに左右逆(かどうか不明)など結構怖い気がするが・・・

とりあえず光らせてみたら、予想以上に強烈に明るくて驚いた。まるでライトセーバーのようだ。※ だからでもないが、なるべく非破壊的に分解しようと思った。意外にうまく行き、ほとんど時間が掛からずに、無傷で先端部(導光棒)を外せた

※本体まで煌々と光るので、先端の透明な棒の意味があるのかとか、これを使って耳かきをしたら目がおかしくならないか、ちょっと疑問だw ただ、パッケージの絵に偽りがないどころか謙遜しているのに、感心したw

試しにアンプのランプの上に付けてみたら結構明るかったので、導光棒底部のバリを取り、ブルタックでちゃんと付けてみた。明るくなると思って棒の先端のシリコンのカバーを外したが、明るさにムラが出るのでカバーを付けた。そのほうが明るさが均等かつソフトになっていい。それから、ミュート時の赤は やっぱりいい色だ。この色は妖しくて癖になるw

当初は、うまく使えるようなら、少し曲げて底部がLEDの真上に来るようにしたり、先端を切って丁度いい高さにしようと思って居たが、そのままでも、少し斜めに付いて居るけどLEDの光がちゃんと受けられ、上部全体が光って見やすいので、外れるとか何かにぶつかるとかの不都合がなければこのままにしておくことにした。結局、ほとんどポン付けで うまいこと行ってしまった。それから、光り方が、大昔に欲しかったヤマハ A-5などの羊羹的なランプに似ていていい。

これで、机で椅子に座った状態でも、少し身体を動かせば電源・ミュートの状態が分かるようになったし、遠くからでも状態が分かるようになった。

 

なお、残った本体はちゃんと光るのでスポット的に照らすライトに使えるが、そういう用途があるのか不明だ。更に、先にオーディオ用の光ファイバを付ければ奥まったところも照らせそうだが、そんな用途があるのかも不明だw

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この稿では、自作アンプBA3886の製作に関する、今まで出していなかった素材をまとめて出す。製作に関しては本当にこれで終わりだ。

使わなかった話と写真

  • スピーカー端子の固定
    • 元々の横長の穴にテキトーに付けただけだと、着脱の時に端子が回転してズレるので、ケースをヤスリで削ってちゃんと取り付け穴を作った。そこに端子の広い部分が嵌って固定できた
    • なぜか、端子の間隔は2.54cm(1インチ)くらいがしっくり来たので そうした(つもり)。人間工学的にいい単位なのだろうか?
  • 小さいリレー2個がスキー板みたいに大きな箱に1個ずつスカスカに入って、2個口で送られて来た・・・
    • 間違ってレール(?)2本分(数十個)頼んだかと心配した。
    • 送料無料だからいいけど、ある意味嫌がらせ??
  • ミノムシクリップ付きコードの修理: 駄目になったミノムシは自作したものではなかった。コードが金具に圧着されているところの手前(クリップの反対側)が折れて接触不良になっていた(事前に予想していた圧着部ではなかった)。そのため、引っ張ると簡単にちぎれた。駄目なものは直し、残りは補強した。
    • しかし、直したものもすぐに反対側が駄目になったので、もう寿命と判断し、新しく買うことにした。
    • → 新しいもの(秋月)はつるつる滑って親指を痛くした?? 右の親指の外側だけが痛む。 → しばらく使わずに居たら痛みは軽くはなったが、まだ治らない。他に原因??
      • 滑る以外にバネが硬いせいもある。
      • → 滑りは台所用アルコールや洗剤では落ちないが、ディゾルビットならなんとかなりそうだが、全部にやるのは面倒なので、そのままにしている。
  • 基板の固定
    • 放熱のためにLM3886をベースに付けているので、基板がベースに垂直になっていて固定が難しかったが、ネジ穴に細長いプラ板(DVDケースの背を切ったもの)を付け、それをベースの端とベースを固定しているゴムスポンジの間に挟んで、基板が動きにくくした。
  • 最後のピンジャックの交換
  • ランプの光を延長: 雑音の少ない置き方にしたら、電源・ミュート通知ランプがヒートシンクの陰になって見えなくなったので、とりあえず、ストローの導光管を付け、上端のマスキングテープで散光した。それまでの散光フードは外した。
    • 余っているオーディオ用の光ファイバを使おうかと思ったが、難しそうなので、断念した。
    • 暗い(薄い)が、点いていることは なんとか分かる。
    • ミュート時の赤は、いつもながらいい色だ。
  • ボリュームの入力をピンジャックに
    • 雑音の入りにくい8-oneのコードをボリュームの入力にも使いたくなったので、入力をピンジャックにした
    • 元々アンプの入力に使っていた、中心電極が回ってしまうピンジャックを使った。
      • 期待せずに瞬間接着剤を付けたら、なぜか まあまあ付いていた。
      • まだ弱いが、このコネクタはあまり着脱しないので良しとした。
    • それを、(なぜか手元にあった)ピンプラグのカバーに嵌めた
      • これも弱いが、あまり着脱しないので良しとした。
  • 部屋(スピーカー)での測定結果
    • アンプを換えてもスピーカーでの特性はほとんど同じだった(上(LR)中(L)下(R)、それぞれ2本ずつの線が交換前後の特性)。
    • それでも音が違うのは、動的な特性や複数の音が混じっている場合の挙動が違うせいだろうか?
    • (アンプには関係ないが、)以前からあるLの120Hz辺りの広く深い谷をなんとかしたいが、どうにも難しい。
  • 片付いた作業机の様子
    • さまざまな物がなくなって、随分すっきりした。今はもっと片付いている。

細かい工夫や発見・トラブル・アイデアなど

  • コイルの作り方: キットの説明書には「10回」と大雑把な指定しかなかった(直径は「鉛筆」、ピッチの指定はなし。インダクタンス値の指定もなし)ので、別の回路図で想定されるインダクタンスの値を調べ、便利なページで正確な巻数、直径、ピッチを確認した。
    • まあ、大雑把なものでいいのだとは思うが、基準を明確にしたかった。
  • サーボ基板を繋ぐコネクタを壊した。
    • キットの説明書に何も注意がなかったので、長いコネクタ(3つに分割して使う)をニッパで普通に切り分けたら外装が割れてしまった。。。
    • → かなり苦労して補修したが、接触不良を疑って新しいものに交換した。
    • 上のコイルもそうだが、説明書の写真が不鮮明で見にくかったり回路図の描き方もいい加減(線が接続されていない箇所がある)だったりして、このキットは(箱に比べて)随分大雑把な印象だ。
      • 線が接続されていないってことは、手描きの回路図をドローツールで清書したのだろうか? 当然、シミュレーションもしていないのだろうか。
  • (ヒートシンクを使おうとした時) 基板の奥行きがわずかに(<1mm)広く、LM3886の下部とヒートシンクの接触が不充分だった(隙間ができた)。 → ヒートシンクに力を掛けてLM3886の脚を曲げて外に出した。
  • 何回もの修正・変更で、コンデンサなど大きい部品の外装が(間違って触れた半田コテの)熱でボロボロ・・・
  • 電線は見た目は細くても大電流が流せる。
    • 例: AWG22(径: 約0.6-0.7mm)でも7A前後も流せる。
    • ただ、電源のインピーダンスとは別かも。
      • 過渡特性の関係なのか。特にコネクタは良くなさそうで、大出力時に超低域の歪みが増える。
  • 電源電圧は±12Vか15Vか? → 検討して±15Vにした。
    • DC-DCコンバータの出力は固定(30W)で、それを電圧と電流に按分(?)する(P= IE)のとLM3886の電圧降下の関係で、15Vのほうが最大出力が大きくできるため。
      • 12Vでは電流に比べて電圧が低いため、電源容量に無駄ができてしまう。
      • 書いたあとで気付いたが、ステレオなので左右で同時に大きな音が出る場合が多いことを考えると、電流が多目に取れる12Vのほうが良かったのかも知れない(誤差の範囲かも知れないが)。 (7/6 7:37)
        • まあ、そもそもそこまで大きな音量で聴かないので、実用上は関係ないことは確かだ。
  • 内部のモジュール間の接続にXHコネクタを使ったのは大正解だった。PCの電源で言えば「フルモジュラー式」で、作業や調整や確認の時に半田付けなしで手軽に着脱できるのが良い。
    • ただ、線やコネクタの容量は充分でも電源のインピーダンスが上がるようで、大出力時に中低域の歪みが増えたので、GNDはコネクタなしで直結の線を追加した。
    • あと、入力やスピーカーの音を通す線は接点を減らすために直結にしたので、手軽にできない作業もある。
  • ブレッドボードは便利だが、意外に部品が載らないし、込み入ってくると配線に手こずる。そして、GNDと電源のラインがあったほうがいい。ないと、足りなくて苦労する。あと、ジャンパ線も15本では全然足りない。関係ないけどミノムシも足りない。直しても足りないw
  • エネループは単3ですら強力で、ショートさせると本体もコードも熱くなる。
    • 気付かないでいると、コードの被覆が溶けるのでは?
  • 作業中に工具や部品が落ちそうになった時、咄嗟に取ろうとしないほうがいいのかも。
    • 鋭利なものや熱いものの場合、危険 (例: ナイフやドライバーが太腿に刺さる、火傷する、潰れて壊れる)
  • 段々細くなる半田
    • 太いと横に流れることがあるし、無駄に使うから良くない。
    • 元々は確か1.2mmだったのが、1mm(アンプを作る時に補充) → 0.8mm(最後に補充)となった。
  • 先端が磁石の工具は全然良くない。特にラジオペンチ。
    • 部品やリード線をセットして放そうと思っても くっついたままそのまま戻ってしまうので、苦労が水の泡になる。
    • 使おうと思うと、先端にリード線の切れ端がくっついていて汚らしいし、危険。しかも簡単には外れないから面倒。
  • ハリ玉よりブルタックのほうが柔らかいうえに強くて良い。
    • ただ、剥がしたあとにくっついて少し残ることが多い。柔らかいためで、その分付きがいいので、一長一短。
    • 白でなく薄い水色なので、見えるところに使う場合は問題になるかも(そういう想定のものではないが)。
    • 量も多く、割安な感じ。
  • 半田吸い取り器が全然吸い込まなくて がっかりした。なぜ??
    • その後、使い方を思い出して なんとかなった。ただ、少し弱い感じ。ピストンとシリンダーの隙間が大きいせいか?
  • 基板から外に出している線が折れやすい。
    • 半田の付いた部分が硬く、付いていない部分との境目辺りが弱いようで、何度も線を動かすと切れる。
    • → 接着剤ではうまく保護できず、ブルタックを被せて動きにくくした。
      • 本当は、半田の付いていない部分(被覆)を基板に固定すべきなのだろう。
  • 「海苔」音源(例: ELT)が以前より普通に聴けるのは、歪や雑音が少ないとか、低域の再生能力(← 歪 ← 電源)が上がったせい?
    • それでも、疲れている時は長くは聴けない。

使えたもの/使えなかったもの

  • 最も使えたもの
    • 回路シミュレータ: アナログ回路は詳しくないので、これがないと何も試せなかった。
    • ブレッドボード: 半田付けなしで回路を動かせるのは すごく便利だった。
    • XHコネクタ付きコード(ラジコン用): (上述のとおり)
  • 最も使えなかったもの
    • プラのメッシュ: 電源コードをまとめるのに使おうとしたが、使わず。
      • 触るだけで端がバラける(そうしているうちに、使うところがなくなりそうだった)。それを固定する方法が不明。
      • 僕の確認不足だが、太過ぎた。
    • Scarlett Solo
      • アンプの測定には特性が悪過ぎる。歪みや雑音がサウンドカード(ASUS Essence STX II)の10倍くらい大きい。

参考にした・便利なサイト・ページ

ためになった&なかなかスゴいページ

※以前の投稿で紹介したページは省略した。

指向や考え方などが違うせいか、ページ間で記述が異なる・矛盾していて、どれを採用すればいいか迷うこともあった。例: GNDの処理(1点GND)について

いいパーツの店(通販)

  • 秋月電子通商
    • 基本は ここ一択だが、意外にない物もある。
    • メール便もやってくれるとありがたいが・・・
  • 宮崎電子パーツ
    • 一度しか使っていないが、他の店よりもメール便の送料が安く、欲しいものがそれなりに揃って居た。

 

(7/5 5:14 画像ギャラリーがなくなっていたので、復元した。; 7/5 5:57 加筆・修正; 7/5 6:15 画像を追加; 7/5 9:46 少し加筆・修正; 7/6 7:37 少し加筆)

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当初は他のいくつかの製品・自作アンプと比較しようと思って居たのだが、僕の測定はPCを用いた簡易的なもので、もちろん較正している訳ではなく、公平・客観的な比較ができないので止めた。

すると、以前書いたまとめのコメントでほとんど「全部」だ。としては味気ないので、少しコメントを追加する。その中で、参考程度に他の製品の値も書く。

全般的にBA3886の特性・性能は期待以上(当社比w)となって充分満足しているが、以下だけは あえて言えば「もう少し何とか」したかった。

  • 消費電力: 無音時でも5W近いのは、気にはならないが、現代としては「食い過ぎ」な気はする。
    • メーカー製品の例: ヤマハ A-S501の待機電力は0.5W, DENON PMA-30は0.2W, TEAC AI-503は0.5W以下
      • ただ、これらは待機・スタンバイモード(実質的にoffの状態)の場合と思われ、再生中で無音の時はもっと大きいのだろう。
      • どの製品にも非スタンバイ時の無音時の値が書いてないということは、それほど小さくないのかも知れない。 (検索すれば、誰かが測った値があるかも知れない)
        • → 検索したら、上記の機種はなかったが、PMA-30に近いPMA-60の実測値が出て来た。デジタルアンプにも関わらず、無音時 12-13Wと随分大きいので安心したw
          • そして、スタンバイモードは、車のアイドリングストップと同様に、単なるスペック・規制逃れだけのための欺瞞だと感じた。
        • それから、BA3886に近い、(普通の)AB級らしいトランジスタアンプでは9Wというものがあったので、BA3886の5Wは、まあ、「そんなにおかしくない」と推測できる。
        • 一方、小さいデジタルアンプで1.1Wというものもあったので、5Wは小さいとは言えないのは確かだ。
        • 他には、AVアンプはとんでもない大食いのようで、無音時でも40W近くあるようだ。それどころか、80W以上もある製品すらある。一体何に使っているのだろうか。チャネル数が多いのと、ビデオ回路があるせいだろうか?
  • ゲイン: 5倍程度(以下)にしたかったが、アンプIC(LM3886)の制限で、10倍以下にはできない(発振してしまうそうだ)ので どうしようもない。
    • 入力にボリューム+アッテネータを入れて、全体的なゲインを小さくしても充分な特性が得られたので、良しとしている。
  • クロストーク(チャネルセパレーション): 現状(約92dB @1kHz, 約77dB @10kHz)でも充分良いが、10kHzで80dBくらいだと「完璧」な気がする。ただ、メーカーの製品でも高域はそれほど良くないようだ。
    • 例: A-S501: 50dB以上 (10kHz)
      • なお、消費電力で挙げたその他の製品には記載がなく、その他の特性についてもヤマハほど詳しく書かれて居ない(それどころか、上に挙げなかった一般的なオーディオ機器でも、ヤマハ以上のものは見当たらなかった)が、どういう思想・指向なのか推して知れそうだ。
    • それから、BA3886のL→RとR→Lの漏れ量に差があるのは、アンプ基板とスピーカー端子の位置関係によるのかも知れない。
      • アンプ基板のL側のすぐ脇(距離約3cm)にRのスピーカー端子があるので、Lの信号がRに漏れやすいのではないか。
  • アンプICの温度: 消費電力と同様、もう少し低いといい気がする(現状は、無風時に室温+18℃前後)。が、電源のDC-DCコンバータはもっと熱いので、アンプだけ冷たくても仕方ない。

 

次に、個人的に最も重要と考えている歪みに関して分かった、興味深いこと(カタログに書いてない歪み率の推測方法)を書く。

歪みを測定していて気付いたのだが、どういう訳か、歪みの量(歪み率ではない)は出力が変わってもそれほど変化しなかった。もちろん、出力が限界近くまで大きくなると増大するが、それより充分に小さい場合では ほぼ一定だった。不思議に思って調べたら、例えば、AB級アンプのクロスオーバー歪みの量は振幅によらずほぼ一定という情報(Benchmark社)や、残留雑音(→ THD+NのN)の量がほぼ一定なために、小振幅時には歪み率が増える(→ 歪み量がほぼ一定と解釈した)という情報(new_western_elec)があった。

特性測定ソフトREWで測った「歪み」がTHDなのかTHD+Nなのか未だに判然としないのだが("THD"と書かれているし、歪みのグラフとは別にノイズフロアのグラフが描かれるので、THDだと思っては居る)、いずれにしても、歪み(THDまたはTHD+N)の量は小出力時には ほぼ一定なのは確かそうだ(もちろん、そうでないアンプもあるだろう)。そこから、カタログに書かれていない、小出力時の歪み率を推測する式を考えた。

ある出力P(振幅はA)での歪み率をRとすると、歪み量Dは以下となる。

D= A * R

※書いていて、歪み量は振幅でなく出力に比例するのかも知れないと思ったが、最初の考えどおり振幅を用いる。

一方、振幅Aは負荷をLとすると、

P= A2 / L → A= sqrt(P * L)

となり、L= 8Ωの場合、A= sqrt(P*8) V となる。

ここで、小出力時にはDが一定と仮定すると、Pとは別の出力P'(振幅A')での歪み率R'は、以下のように推測できる。

R= D / A → Dが一定とすると、R'= D / A'

L= 8Ωとし、A'を置換して、 R'= D / sqrt(P' * 8)

Dを置換すると、

R'= R * sqrt(P * 8) / sqrt(P' * 8)

となる。

※これは要するに、典型的な歪み率のグラフ(→ : ページ中のグラフ)の左側の右肩下がりの直線に近い部分の(小出力での)値を推算する。

上の式の妥当性を いくつかの例で検証・推算してみる。以下での歪み率は すべて1kHzでの値である。

1. LM3886(データシート)の歪み率のグラフ(Fig. 23: 1kHz, 8Ω, Vcc= 28V)で試す。 → 式が成り立つ。

※1W付近で歪みが少し増大しているので、その手前の0.7Wでの値を用いる。

  • 0.7W: グラフより約0.005%
    • 0.1Wでは、推定0.013%: グラフでは約0.015%: 概ね合っている。
      • 計算: 0.005/100 * sqrt(0.7*8) / sqrt(0.1*8) *100
    • 0.01Wでは、推定0.041%: グラフでは約0.04%: 合っている。

2. 以前のアンプSAYA SP192ABの歪み率のグラフで試す。 → 式が成り立つ。

※1kHzのグラフは余りにも値が小さく、形状も普通でなくて妥当性に疑問があるので、20kHzを使う。

  • 1W: グラフより約0.009%
  • 0.2Wでは推定0.02%: グラフでは約0.02%: 合っている。
    • 0.1Wでは、推定0.028%
    • 0.01Wでは、推定0.090%

小出力時(0.01W)の歪み率はBA3886の10倍程度と推測でき、実測値の傾向と合っている。

3. new_western_elec 「アンプの歪率カーブの読み方」のVFA-01の歪み率のグラフ(上から2番目)で試す。 → 概ね成り立つ。

  • 1W: グラフより約0.0028%
    • 0.1Wでは、推定0.0089%: 本文の記載は0.007%: 少し大きい。
    • 0.01Wでは、推定0.028%: グラフでは約0.022%: 概ね合っている。

4. オーディオデザインのコラム「パワーアンプの性能・音質比較」のDCPW-100とB社セパレートアンプの歪み率のグラフで試す。 → 1Wからの推算は成り立つ。 (7/5 11:33追加)

  • DCPW-100: 1W: グラフより約0.001%
    • 0.1Wでは、推定0.0032%: グラフでは約0.003%: 合っている。
    • 0.01Wでは、推定0.0010% (グラフはなし)
  • B社: 1W: グラフより約0.008%
    • 0.1Wでは、推定0.025%: グラフでは約0.02%: 合っている。
    • 0.01Wでは、推定0.080% (グラフはなし)

※1Wからの推算は成り立つが、表に書かれている1kHz 80Wの歪み率からの推算値は数倍になった。グラフを見ると、DCPW-100では約10W以上で右下がりでなくなり、B社も傾きが変わっているためだと考えられる。そのため、定格出力に近い大出力での値からの正確な推算は難しいようだ。

5. メーカー製品の(、カタログに書かれていない、)小出力時(0.01W)の歪み率を推算してみる。

  • ヤマハ A-S501
    • カタログ値: 45W時、0.019%以下 → 0.01W時、推定約1.3%以下
  • DENON PMA-30
    • カタログ値: 定格出力-3dB時、0.05% → 0.01W時、推定約1.6%
      • 「定格出力-3dB」の意味が不明だが、電力比として定格出力(20W)*0.5= 10Wとした。
  • TEAC AI-503
    • カタログ値: 1W時、0.005%以下 → 0.01W時、推定約0.050%以下

あくまでも個人的な推測だが、カタログ・仕様に大出力時の歪み率を載せているものは、その値が かなり小さくないと、小出力時の歪み率は良くなさそうだ。もちろん、それらが特別な技術・回路を使っていて(例えば、デジタルアンプの特性はAB級とは違う可能性が高い)、小出力時の歪みを低減させている可能性もある(であれば、カタログにもそのように書くし、小出力時の値も出すはずではあるが・・・)。

すごく穿ったことを書くと、まず、

メーカーは、良い機能やスペックは必ず出す

ことは確実だ(じゃなかったら、何のために新しい技術・製品を作っているか分からない)。とすれば、カタログのテンプレートにならって定格出力時の歪みを載せたとしても、他製品に比べて小出力時の歪みがすごく小さければ、それも出すはずだ。値どころかグラフすらも出していないということは、小出力時の歪みは良くないと想像できる。

そのことは技術者もメーカーも百も承知だけど(そりゃあ、社内で測ったグラフを見れば一目瞭然だ)、(今までの流れで作っていては)どうにもできないので、(いかにも目をひく)大出力向けの機能や性能をうたって、(一般ユーザーにとって最も重要な)小出力時の特性については(知ら)なかったことにして(、なおかつ、大出力時の話を書くことで、ユーザーには小出力でもいかにも良さそうに思わせて)いるのではないだろうか? (あくまでも僕の想像だが、そうだったら全く嫌だね)

また、当然のことかも知れないが、最大出力が大きなアンプより、小さなもの(しかも、カタログでの歪み率が小さいもの)の方が小出力時の歪み率が小さそうだ。要するに、やたらに出力が大きいアンプは良くなさそうだ。 → 大は小を兼ねない。

ちょっと違うけど、車に例えれば、大排気量・大パワーの車は いいと言われるが、小排気量・小パワーの車の「おいしいところ」(大抵は回転数の高いところ)をキープして走るほうがおもしろいのに通じるかも知れない。実際には、排気量・パワーに関わらず、トルクが大きい車が一番楽だし走りやすいと思うがw

もちろん、歪み率が大きい/小さいからといって音が悪い/良いとは言えないが、僕は、歪みは少ないに越したことはないと思うので、仮に次にアンプを買うとしたら、上の方法で選別してみたい。

 

最後に、このBA3886を作る時に、いくつかの候補の中から、特に歪みに着目してLM3886を採用したのは正解だった。そもそもデータシートでの(小出力時の)値が良く(歪みが少ない)、自分の測定結果もそれに反せず良かった。

そして、BA3886の音が良く(正確には、再生能力が高く)感じる原因が歪みの少なさにあるのか(あるいは、雑音の少なさかも知れない)は不明だ(し、そもそも音がいいのか悪いのかも確かでない)が、少なくとも、数値上は当初の期待・要望に違わないものが出来た。

そういう点で、BA3886は技術的には成功だったと言える。

 

(7/5 11:33 歪み率の推算例を追加、例の番号を修正)

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