(部屋の異臭問題のまとめを投稿してからと思って居たが、もう少し様子を見る必要があるので、こっちを先に出す。)
そもそも読者が少ないうえにニッチなものだからニーズは ほとんどないと思われるが、他を探しても僕の欲しい機能のものがなく(開発当時)、自分では便利に使っているので、(他の作業が一段落したこともあり、)公開したくなった。そのための作業が結構あるのと体調が今一つ不調なので、とりあえず予告を。夏(が終わる?)頃までには出したいと思っている。
もし、「すごく欲しい!」という方がいらっしゃったり、質問がございましたら、「いいね」を押して下さるなりコメントして下さると励みになります^^
概要
AndroidスマフォをPCの近く(実際にはルータに繋がるところ)に置いておけば、撮影した写真などを自動的にPCに取り込み、"年/四半期/日"のディレクトリに振り分ける。
「Google Photosのローカル版みたいなもの」と言えそうだが、ほとんど使ったことがないので良く分からない。
外出時に撮影した写真は帰宅して少し(5-30分くらい)経てば自動的にPCに入り、(小さい家では、)家の中や周囲で撮った写真も同様に、撮るそばからPCに入る。
スマフォ以外では、USB PTP対応のデジカメなども、PCに接続すれば自動で取り込まれる。
取り込んだ画像には「新規画像」を示すEXIFのタグ("New")が付くので、画像管理ソフト(例: digiKam)のタグで分類する画面を開けば容易に区別できる(下を参照)。
なお、新規画像の整理や後処理が終わったら、上記のタグの設定を解除すれば(新規には)表示されなくなる。
主な機能・仕様
- スマフォやデジカメなど(以下、デバイス)から新しい画像など(以下、メディア)を(可能な場合は自動で)PCに取り込む。
- 前回最後に取り込んだものの次から取り込む。
- スマフォなどWi-Fi対応デバイスの場合は、定期的に自動で取り込む。
- USB接続デバイスの場合は、PCに接続したら自動で取り込む。
- 現状はPTPのみ確認済み。
- デバイスの接続方式
- Wi-Fi (正確にはLAN)
- Wi-Fi経由で定期的に(約5-15分間隔)自動でチェックする。
- デバイスがルータに繋がったら自動で認識する。
- 正確には、上記のチェック間隔でデバイスが接続されているか調べる。
- ルータへの接続または新規メディアの生成後、だいたい5-30分くらいで新規メディアが取得される。
- スマフォがスリープしていると取得は遅れるが、取り込まれないことは滅多にない。
- USB
- デバイスをUSBでPCに接続したら自動で取り込む。
- 実際にはLinux(UbuntuかLinux MintかThunarかその他か不明)の仕組み(リムーバブルドライブとメディア)を使って開始する。
- デバイスをUSBでPCに接続したら自動で取り込む。
- Wi-Fi (正確にはLAN)
- 取り込みのモード
- 自動取り込み
- 手動取り込み
- 取り込まれるのを待てない場合に利用可能。
- PCからの開始とスマフォからの開始の両方が可能
- 取り込んだメディアの処理
- 元々のファイル名に固有のID(整数)を追加し、複数デバイス間のファイル名の競合を防ぐ。
- IDはデバイス情報(機種名, シリアル番号)と親ディレクトリ名(例: 100SHARP)から生成する。
- 例: DSC_6328_2964489332.JPG
- 年/四半期/日のディレクトリに振り分ける。
- 例: Pictures/2022/2022_04-06/2022_05_26/
- 年の次が月だと細かいので四半期にした。
- タグを付けて、画像管理ソフトで新しい画像を識別可能にする。
- 画像管理ソフトdigiKamがタグとして認識する"Subject"に"New"を設定する。
- 注: EXIF(XMP)の格納できないメディア(例: 動画)にはタグは付けられない。
- 元々のファイル名に固有のID(整数)を追加し、複数デバイス間のファイル名の競合を防ぐ。
- 対応メディア
- 静止画, 動画, オーディオ
- PC画面での表示
- 自動取り込みモードの場合、取り込み完了後に簡単な通知(数秒で消える)を出す。
- 取り込みが失敗した場合は、取り込み経過(ログ)を表示するウインドウを出す。
- 手動取り込みモードの場合、取り込み経過(ログ)を表示するウインドウを出す。
- 自動取り込みモードの場合、取り込み完了後に簡単な通知(数秒で消える)を出す。
動作環境
- PC: 古過ぎないデスクトップLinux (Ubuntu 20.3 LTS, Linux Mint 20.3など)
- 動作確認済み環境
- OS: Linux Mint 20.3 Xfce
- 画像管理ソフト: digiKam 7.3.0
- 動作確認済み環境
- スマフォ: 古過ぎないAndroid (sshdアプリが動くもの)
- 推奨sshdアプリ: SimpleSSHD
- 動作確認済み環境: Android 9 (シャープ AQUOS sense lite)
- Wi-Fiルータ: スマフォを使う場合に必要。
- スマフォとPCは同じセグメントに繋がっていること。 → その後、(別件で)別セグメント(「ルータの向こう」)でも可能にできた。 (6/2 17:43)
- 動作確認済み機器: I/Oデータ WN-SX300GR
- デジカメ: USB PTP対応のもの
- Mass Storageからの自動取り込みは未確認(実装した気もするが忘れた)。
- メーカー独自規格の通信方式は不可。
- 動作確認済み機器: キヤノン IXY digital 3000IS
- iPhone 6sやNexus 4も対応しているはずだが、昔のことなので現在は不詳。
補足
「ソフト」と書いているが、実際には単一のものでなく、複数のプログラムなどからなるので「システム」と呼ぶほうが正しいが、そこまで大掛かりでもないので こうした。
そんな訳で、個々のプログラムの名前はあるが、全体としての名前がないことに、今気付いた。
PS. そもそもはWindowsを使っていた時にキヤノンの画像取り込みソフトとACDSeeを使っていたのだが、Linuxに移っても同様の手順・使い勝手を実現したくて(既存のものを探し・試したが いいものがなかったので、)USB版の画像取り込みプログラムを作ってdigiKamと組み合わせ、その後スマフォ(USB接続)に対応し、更に、スマフォ側でAutomagicのスクリプトを動かしてWi-Fi経由で自動で取り込めるようにし、Automagicのディスコンに伴って不要にして今に至る。
PS2. 書いてから、「別に予告なんてしなくてもいいじゃん(単なる自己満足だよ)」と思ったものの、中学の先生が、「すること・しようと思っていることを予め周りに言うと、(しなくちゃならない状況になって、)本当に実行できる」というようなことを言っていたのを思い出したので、そういう意味で この予告は意味があるのだろう。
(以前にも書いた気がするが、)その先生には いろいろ話したいことがあるものの、結構昔に亡くなってしまったので、もう同窓会などでも会えないのが残念だ。