Archive for 4月, 2023

まとめていないが、古くならないうちに とりあえず出す。

これをAIに「まとめて」とか「ちゃんとした文章にして」とか頼めば やってくれるのかも知れないが、それをそのままコピペするのは意味がないし(それらしく見えるけど、実はテキトーに並べられた無意味な文字みたいな感じ)、僕のブログではない。「一見ちゃんとした文章」にするのが重要なのではない。そういうことは「まとめサイト」でやるものだろう。

試したものと第一印象

  • ChatGPTの前に2個くらい(ChatSonic, YouChat, もう1個(いろいろなキャラがあるやつ))ちょっとだけ試したが、どれも似たような感じだった。
    • Wikipediaのコピーやまとめを出すような雰囲気で、物足りなかった。
    • でも、どれも一応日本語も使えるのは 大したものだ。
    • どちらかは無料で使える上限があるので、本格的には使えない。
    • イラスト(ERNIE-ViLG)が結構良かったBaiduのもの(文心一言)も試したかったが、まだ中国語でしか使えないようだ。
  • ChatGPT
    • 登録に電話番号が要るので、必要になるまで遅らせていた。
    • これも上と同様な感じがした。ただ、有料版は もっと強いようだ。
    • 細かい使い勝手としては、入力欄が1行で小さくて、長い質問を打つのが不便だった。設定とかあるのだろうか?

(今の)感想・意見

  • AIは道具とか外注業者みたいなもののように思う。
    • そういうのは今までに既にあるので、特別に考える必要はない。
      • でも、良く言われるように、そのうち自我を持つのだろうか?
        • 僕は それもいい気がする。
  • できたもの(作らせたもの、やらせたこと)の妥当性の確認が必要 (→ 参考)
    • ソフトを外注するとか外(国)の会社に製品を作らせるのと同様で、完全な「丸投げ」は無理。
      • 作業するのが人でもAIでも同じ。
      • 丸投げしたものをそのまま出した、危ないソフト・製品が出回るかも??
    • これは、そのうちAIが自分でできるようになりそうだ。
  • 分かっていること とそれらの組み合わせ(しかも、結構間違っていたり、ありきたりだったりする)しか回答できない?
    • 「0から1」はできない?
      • そのうち できるようになりそう。
    • 古い(GPT3)せい?
  • 自主規制があって不便: 少しでも関係があると拒否するから不便な感じ。
    • 医学・健康関連
    • 犯罪関係 (試してない)
      • ツイートを見たが、少し前のGPT3のChatGPTに違法コピーサイトを聞くと、「違法なので回答できない」という答えが来るが、「それは知らなかった。アクセスしないようにするので、どこが悪いか教えてくれ」とか聞くとURLを列挙したようだw
  • チャット(質問と回答と評価)を学習に使われると、他者への情報漏洩や他者からの汚染が危ないので、ユーザーが個別に独立に(オンプレミス)使える製品が良さそう。
    • 今は計算に かなりパワーが要るようなので、それを軽量・コンパクト化できることがポイントか。
  • 芸術分野への影響: AI(技術・道具)ができる・することが そのまま作品にならない。
    • 主体が人間なら、AIを使っても作品になると思う。
      • AIを道具にしているだけだ。
        • 例えば、昔のシンセのシーケンサーが そういう立場だったと思う。
    • AIに作らせたものを そのまま使う・使えるのは、芸術作品ではなく工業製品・部品的で交換可能なもの(どっちが上ということはなく、分野・用途が違う)。
      • それは 今だと、例えば、いらすとや のイラストや、ニュースなどに なぜか見出しなどとして添付されている、内容と無関係で誤解を招くことの多い、不適切なストックフォト(ご丁寧にも「イメージです」とか「内容とは無関係」などと書いてある(が、だったら載せるな!!!))と同じような位置づけだ。
        • 僕は後者に とてもイライラするが、抵抗のない人が多いから そうしているのだろうから、需要はあるのだろう。
        • それらをAIに作らせれば、(選ぶ人によるけど)マトモになる可能性が高そうだ。
      • そのうち、AIが自主的に作品を作るようになるのだろうか?
        • その時は芸術の定義が変わるのだろう。
        • それもいいが、果たして、価値のある作品ができるのだろうか?
  • ソフトウェア・システム開発への影響: 芸術に似ている。: プログラミング自体は できるだろうが、その前後はできる?
    • → 客とAIが直接やり取りして完結すれば、手間が要らなくなる。
      • ソフト会社は潰れるかも知れないが、特に日本では先の話だろう。
        • そもそも、客が何を作るべきか、作りたいか、何がポイントか分かっていないし、責任を取りたくないので。
          • でも、そういう客にムカつかず延々・淡々と対応し、何度でも作り直してくれるのは いいかも知れないな。

その他

  • 検索と違い、文章で質問するのが面倒
    • 不要なんだろうが、丁寧な言葉で ちゃんとした文章にするのが面倒。: そういう点では、僕はAIを(「単なる道具」と思いつつも)人間扱いしてしまっている。
      • スマフォの初期音声登録で よそ行きの喋り方をされた方みたいな感じ。
    • → 普通の検索の形態でChat AIのように過去の経緯を含めて回答してくれるものが良さそうだ(Bing・Edgeとかで既にあるのかは不明)。
      • 最初の検索結果が良くない場合に、検索欄に「(違う、)*で」とか「(もっと)*なもの」とか打ち込む?
  • 日本の政府や企業が活用するとか言ってるが、都合のいい部分だけ採用して政策の強行とか制限や失敗の責任逃れを正当化するのに使われそうだ。
    • あと、AIを汚染させて世論を誘導する?
  • 日本に多いのか、コタツ記事(「ChatGPTに―させてみた」)に使う しょうもないメディア・ライターが多い。: 道具なので、使うこと自体や(初期に良くある)変な挙動を おもしろがることに意味がある訳ではない。
    • 個人で遊ぶのは分かるが、プロが表に出すことじゃない。
    • 昔から日本では、似たような 猫も杓子も的な流行は多かったが、すぐに廃れた。
      • 例(予想・期待・偏見を含む): 「コオロギ」!!!, Linuxデスクトップ, VR, メタバース, NFT, Web3

 

やりたくなったこと

とりあえず、このブログの自動翻訳をさせたい。どれだけ需要があるか分からないが、検索エンジンに入ればアクセスする人が出るかも知れない。今はGoogle translateのリンクを付けているが、検索エンジンには入らないだろうから今一つだ。

翻訳エンジンはDeepLで いいのだが、頻繁に使うのは有料になる(AIも有料になるかも知れない)。一度翻訳したページをキャッシュ出来ると良い。そういうプラグインがあるかも知れないな。

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4年以上に及ぶ調査と実験・試行錯誤の末、分からないことは残って居るものの、耳の問題の原因が大体分かって対処できた。

過去のブログを調べたところ、2019年の10月末頃※から問題が起こり出した(以前あったものが ぶり返した)ようで、それから断続的に延々と続けて居た。

※このことから、問題は部屋(2020年に今のところに越した)やアンプ(2021年に今のアンプが出来た)には直接起因しないことが分かった。

症状

PCで演奏を再生して聴いていると、耳に以下の問題が起こることがある。

  • 耳閉感, 圧迫感
    • 耳閉感と圧迫感は微妙に違う。耳閉感がひどくなると圧迫感になるのかも知れない。
    • 低周波音に曝されると起こるとのこと。 (→ 参照)
  • 唾飲み時の違和感
    • 高所に行った時の感じ。
  • 音が聞こえにくい感じ
    • 耳閉感や圧迫感のまま続けると起こる気がする。
    • 低周波音の被害のアンケートで症状を訴える方があったとのこと。 (→ 参照)
  • 耳の痛み
    • (音が)よほど ひどい場合に起こる。
    • 低周波音に曝されると起こるとのこと。 (→ 参照)

なお、上は僕の耳の問題であり(一般の方に共通して起こるとは思えない)、過去の病気(突発性難聴)の後遺症かと推測している。そのためか、体調(「耳調」)の影響が大きく、今までの経験では冬(特に午前)に起こりやすい。血行の影響があるのだろうか?

妙なのは、耳鳴り(疲れているときや体調が悪い時に起こるようだ)と上の問題は独立なようで、耳鳴りしているからと言って上の問題が起こりやすい訳ではないことだ。いずれにしても調子は悪いのだろうが、問題の起こるメカニズムが違うのだろうか。

そして、耳鳴りは上の問題と違って演奏を聴いて居る時の嫌な感じが ほとんどないので、本稿での耳の問題には含めない。

原因(推定)

実験により、耳の問題の原因を推定した。耳に悪い順に示す。

  • キツいフィルタ → 唾飲み時の違和感, 聞こえにくい感じ, 耳の痛み, 圧迫感
    • それらの何が悪いのかは分からないが、位相の急な変化(→ : 緑が位相)や歪みの増加が問題かと想像している。
  • 超低音の過多 → 耳閉感, 唾飲み時の違和感, 聞こえにくい感じ, 圧迫感
    • 概ね50Hz以下の成分が関係しているようで、ある振幅(音量)を超えると「駄目」になるようだ。
    • 僕の耳が それらの成分に過敏なようなのと、部屋の特性(共鳴)で増幅されて耳に問題を起こすのではないかと推測している。
  • 歪み → うるさい感じ, 唾飲み時の軽い違和感, わずかな耳の痛み
    • 再生音に歪みを加えて試行したが(後述)、明らかに歪んでいるとは分からない程度の小さい歪みでも耳に影響がある。

上記の外部要因以外に、上述のように身体や耳の調子(耳調)は大きい。調子が悪い場合は、いくら対処して居ても問題は起こる。今までの経験から、どういう訳か冬の午前は調子が悪いことが分かっている。

原因が上記以外にない確証はないが、上のポイントを対処したら(後述)問題が起こりにくくなったので、他にあるとしても大きな影響を及ぼすものではないと考える。

なお、今まで不思議に思って居たのだが、ヘッドフォン(オンボードのサウンド出力に繋いでいる)や車のステレオでは滅多に耳の問題が起こらないのは、超低音が出ない(ヘッドフォンや車のステレオ(純正のナビ)は元々低音は出ないだろうし、どちらも部屋のような共鳴はない)こととキツいフィルタを使っていないため※ではないかと推測している。ただ、歪みや雑音が多いので聴き心地は良くない。

※以前、ヘッドフォンに出す音に耳を保護するようなフィルタ(コンプレッサーなど)を掛けたら、却って耳がおかしくなった記憶がある。

それから、再生音中の微小な雑音(単体では聞こえない)では耳に問題は起こらないが、嫌な音(≒「音が悪い」)に感じる。雑音の種類によっては、一見、音が良く感じることがある。

対処

今までに以下の対処をした。なお、上述のように僕の耳の問題への対処なので、一般の方に共通して適用可能なものは少ない。ただ、一般論として正しいことはありそうだ。

  • 部屋の特性補正用フィルタ(以下、補正フィルタ)の改良・調整
    • 使うソフトの選択
      • JACK(Linuxのサウンド処理系)のフィルタで耳に悪くないものは少なく、今使っているのは、"4-band parametric filter"と"High Pass Filter (One Pole)"である。
    • フィルタの特性をキツくしない。: 補正量を抑え、幅を狭くし過ぎない/傾斜を急にし過ぎない。
      • 4-band parametric filter: 最小バンド幅: 0.13, 最大ゲイン(絶対値): 9までにした。
      • High Pass Filter (One Pole): 傾きが緩いので良い。
    • 簡素化: 要素数を減らし、左右同じにした。
      • 当初は左右別で多かったが、今は4個にしている。 (→ 振幅のグラフ: 緑(HPFのカットオフ= 65Hz)を使っている)
        • ただ、今は4個でも多い気がして来た。(HPFは削れないが、)3個にできると良いが、減らすのが目的でないことを忘れてはいけない。
  • 超低域(概ね100Hz以下)の抑制
    • 補正フィルタのHPF(低域カット): カットオフ周波数: 65Hz
      • 80Hzが安全だが、少しでも低域を増やしたいので、試行錯誤でギリギリまで下げた。冬の調子で調整する必要がありそうだ。
    • スピーカー(KEF Q300)のバスレフポートを塞ぐ。
      • 最近はポートを開閉した時の特性を比較して居ないが、以前の測定では、塞ぐと100Hz辺りから下がり出し、40Hz付近で6dB程度下がるようだ。 (→ グラフ)
    • DAC(サウンドカード: ASUS Essence STX II), アンプ(BA3886, 自作)のカップリング/フィードバック回路: カットオフ周波数: 約10Hz
      • 上記の補正フィルタのHPFとスピーカー自体の低域特性(公称の下限は42Hz, 実測は30Hz辺り)やバスレフポートを塞ぐことで超低域が抑制できるはずだし、約20Hz以下は聞こえないはずなので、これは不要な はずだが、実際にはサウンドカードとアンプを直結(DC)したりカットオフ周波数が低過ぎると耳に問題が起こったため、高目に制限した。
        • DACから直流に近い変動成分が出力され、後述の可聴域外(34kHz)の雑音と同様に可聴域に影響を与える(例: ふらつき・ドリフト)のではないかと推測している。
  • PCのオーディオ(JACK, DAC)出力設定の調整
    • リサンプルしない。 → JACKとDAC(PCM1792A)は聴く演奏の主なサンプリング周波数の44.1kHzに設定している。
      • PulseAudioで最も品質が良いとされるリサンプラ(speex-float-10)を使っても音質が悪化する(少しだが、耳に問題が起こる)。
        • PCの負荷で変動する要素があるのかと想像している。
        • アップサンプルするとして、唯一使える96kHzが44.1kHzの整数倍でないのも、話を面倒にしている。
          • サウンドカードが88.2kHzをサポートしていないため、96kHzか192kHzを使うしかない。
          • PCM1792Aは192kHzでの特性が少し悪いので、余り好ましくない。
    • DACのフィルタ(sharp/slow)は余り関係なさそうだが、エイリアシングを抑えるためにsharpにした。
      • 僕は約15kHz以上は聞こえないので、エイリアシング成分が出ても聴感上の問題はなさそうだ。
      • アンプの改良前は44kHz, slowでないと耳に問題が起こったのが謎である。
        • Sharpとslowで超低域成分(直流の変動成分?)の出方が違うのかと推測している。
  • 耳に/音の悪い機器・部品の排除, その他の改良
    • 排除した機器: (DACとして)Scarlett Solo Gen3(歪みと雑音が多い), (DACとして)DEQ2496(歪みと雑音が かなり多い), 以前試用した某DAC(さまざまな雑音があった)
      • 僕にすれば、最初の2つはオーディオ用途には使えない。最後のは それらよりはマシだけど、出来が悪くて買う価値はない。
    • 排除したDACの部品: 電解コンデンサ, リレー
      • 電解コンデンサ(カップリング回路)の容量が大きくて直流の近くまで通すために耳に問題を起こすことと、電解コンデンサ自体の音の悪さを排除した。
      • リレーは余り関係ない気がする(気分の問題)。
    • アンプ
      • 排除した回路・部品: DCサーボ回路, 電解コンデンサ, マイカコンデンサ, WIMAのコンデンサ(一部)
        • DCサーボ回路は直流の近くまで通すために耳に問題を起こすことと、大出力時に超低域で歪みが増大するので排除した。
          • また、オリジナルのキットの回路では、入力にダイオードがあって歪みを生ずるので、かなり以前にダイオードも撤去した。
        • マイカコンデンサ, WIMAのコンデンサは余り関係ない気がする(気分の問題)。
          • ただ、オリジナルのキットのマイカコンデンサの値は適切でなかったし、別の容量のWIMAらしきものの音は ひどいものだった。
      • クロストークの改善
        • 片チャネルずつ特性を測るだけでは分からないが、クロストークは(高域で増大し、)雑音や歪みのように働くのではないか。
    • ※アンプとサウンドカードの改良については別稿1, 2などを参照のこと。

今回試したことと結果

これまでに目星を付けていた、キツいフィルタ, 超低音, 微小雑音と、追加として歪みについて最終的な確認をした。いずれもABX法のような客観的な比較方法でなく、自分で 状態が分かって比較している点で客観性は低い。ただ、「どちらの音が良い」という印象でなく身体的症状の発生を基準にしているので、完全に主観的なものではなく、今までに何度も同様の試行を繰り返して同様な傾向の結果を得られているので、再現性はある。

  • キツいフィルタ
    1. CalfのEQ 5bandのLPF(HSフィルタ)をキツくして試した。
      • 設定: カットオフ: 15kHz, ゲイン: -36dB(最大), Q: 0.76(ピークができない程度にした) (→ 特性: 青: 振幅, 緑: 位相)
      • 結果: 約25分で問題(唾飲み時の違和感、聞こえにくい)が出た。 → Offにしたら治った。
    2. Jack rackのC*Eq4pのHPFをキツくして試した。
      • 設定: モード1(通常のPEQと思われる), カットオフ: 65Hz, ゲイン: -30dB, Q: 1.0 (→ 特性: 赤: 振幅, 緑: 位相)
      • 結果: 約30分で問題(少し耳が痛い。あと、少し圧迫感)が出た。 → Offにしたら治った。
  •  超低音
    1. 補正フィルタのHPF(65Hz)をoffにして試した。
      • 結果: 約30分で少し圧迫感と軽い耳閉感が出た。 → Onにしたら治った。
    2. 補正フィルタのHPFのカットオフを50Hzに下げて試した。 (→ 特性(赤, 他のカットオフもあり: 65Hzは青))
      • 結果: 約30分で問題(軽い唾飲みの違和感)が出た。
      • 低域が増す感じはしたが、ブーミーな感じもした。
    3. 補正フィルタのHPFのカットオフを57Hzにして試した。
      • 結果: 約40分(途中休憩あり)で問題(少し耳が聞こえにくい)が出た。→ 65Hzに戻したら治った。
      • 考察: 問題が起こらないカットオフ65Hzとの周波数の差は8Hzと小さく、超低域の振幅の違いも高々2dBと小さいにも関わらず耳の問題が起こることから、超低域の量の耳への影響は かなりシビアなようだ。

 

  • 微小雑音: 先日試用した某DACで見られた雑音3種類を模擬した。
    1. 中域(数百Hz-1kHz辺り)に広がる雑音
      • 設定: REWの信号発生器で概ね440Hz-1.2kHzに広がるホワイトノイズ(出力: -104dBFS, BU4フィルタで500-1000Hzの帯域制限)を出して再生信号に加えた。 (→ 再生音と雑音の比較)
        • 雑音の音量: -85dBFS (A)
          • ボリュームを最大にしても雑音は聞こえない。
      • 結果: 約40分で問題らしきもの(わずかに耳が痛い)が出た。→ 元に戻したら治った(すっきりした、嫌な感じがなくなった)。
        • 他に、音が悪い感じやわずかな耳閉感や超低音とは違う良くなさを感じた。
      • 備考: この雑音の発生原因は想像できないが、回路の設計や実装(要するに「出来」)が悪いのではないかと思われる。
    2. 8kHzと高調波
      • 設定: REWの信号発生器で高調波を持つ約8kHzの正弦波(7600Hz, -83dBFS, 歪み制御で6次まで-6dBの高調波を追加)を出して再生信号に加えた。 (→ 再生音と雑音の比較)
        • サンプリング周波数96kHzで試すと上述のように、リサンプラの問題で何が悪いか分からないため、44.1kHzで試した。そのため、2次高調波までしか出ていない。
        • 雑音の音量: 約-86dBFS (A)
          • ボリュームを最大にしても雑音は聞こえない。
      • 結果: 約40分で問題らしきもの(少し耳が変な感じ)が出た。 → 元に戻したら治った。
        • 約20分で高音が ちょっとキツい感じになったが、高域が出ているようにも感じた。
        • 最終的には、耳はおかしくないものの、聴きたくなくなったので中止した。
      • 備考: この雑音の発生原因はUSB(High speed)からだと思われる。光や同軸入力では起こらなかった。
    3. 34kHz辺りに広がる雑音
      • 設定
        • REWの信号発生器で概ね30k-40kHzに広がるピンクノイズ(出力: -80dBFS, BU8フィルタで30000-37798Hzの帯域制限)を出し、Jack rackのGlame Highpass Filter(カットオフ: 33000Hz, Stages: 2)で帯域を狭めて再生信号に加えた。 (→ 再生音と雑音の比較)
        • 雑音の音量: 約-86dBFS (A)
          • 可聴域外のせいもあり、ボリュームを最大にしても雑音は聞こえない。
        • 注: 雑音が可聴域外のため、これだけはサンプリング周波数を96kHzにした。
      • 結果: 約30分で問題らしきもの(軽い唾飲みの違和感, うるさい感じ)が出た。 → 元に戻したら治った(耳が楽になった)。
        • なお、再生音なしで雑音をスピーカーから出すだけでは、数分間では問題は起こらなかった。
      • 備考・考察
        • この雑音の発生原因はACアダプタ(スイッチング電源)だと思われる。実際に、DACの負荷を変えたらピークの周波数が変動した。
        • 可聴域外の雑音が聴感や耳に影響を与えるのは信じられないが、例えば、混変調のような仕組みで可聴域に影響を与えるのではないか。
        • Scarlett Soloは適切でないノイズシェイピングのために30kHz以上に雑音が出るので、その影響も これと同様と考えられる。
        • (4/27 8:33) 書いたあとで調べたら、スピーカーの超高域(約30kHz以上)の振幅特性が増大している(40kHzで約+10dB)測定結果があった。(出典: 中央辺りの"Im Zeichen des Z"のグラフ) 物理的に疑わしいが、グラフのキャプションによれば、おそらくユニットの共振によるようだ(Google translateでの英訳: "Resonance well above the audible range.")。もしそれが正しいなら、このような超高域の雑音の影響が増大する可能性がある。
          • これで思い出したが、FocusriteのサポートはScarlettから30kHz以上の雑音が出ていることについて、「普通にあることだし、可聴域外だから全く問題ない」(概略)と返答したが、実際に こういうスピーカーがあるのだから、全く問題ないとは言えないことは確かで、連中の見識の浅さが証明できた。
          • それとは別に、僕のスピーカーの思わぬ欠点(Scarlettと同様)が今頃見つかって ちょっとがっかりした。
  • 歪み: 先日、Spofityの音量正規化を試していてい気付いた、増幅とリミッターでの歪みの影響を調べた。
    • 設定: 再生信号をJack rackのFast Lookahead limiterでリミッター付き増幅(ゲイン: 6dB, Limit: 0dB, Rel. time: 0.5s)して出力した。(→ 設定と歪みの比較: 試したのは濃紫)
    • 結果: 約25分で問題(聞こえにくい感じ)が出た。 → 元に戻したら治った(音が透き通った感じになった)。

 

追加: スピーカーのバスレフポートを閉じる影響のチェック

上に加え、低域を減らすためにスピーカーのバスレフポートを閉じているので、冬などにスピーカー内部の温度変化の影響でコーンに圧力が掛かって(オフセットと同様の効果で音が悪くなって)耳に問題が起こる可能性(下を参照)を思い付いて試したが、関係なさそうだった。

温度変化でのスピーカー内の圧力変化の試算

ボイル・シャルルの法則: P(圧力)V(体積)/T(温度)= K(一定) を用いる。

スピーカー内部の温度が14℃(T1)から7℃上がった(→ T2)場合(冬の朝を想定)の、中の空気の圧力(P1 → P2)の変化率(ΔP)は、

P1= K T1/V, P2= K T2/V (Vはスピーカーの容積で一定)
T2= T1 +7なので、P2= K (T1+7)/V
ΔP= P2 / P1= (T1+7)/T1
T1= 14なので、ΔP= (14+7)/14= 1.5倍

と、圧力が かなり大きくなってコーンに力が加わる可能性がある。

圧力変化の影響の検討

    • 圧力変化の結果、コーンが前後(上の場合は前)に動き、アンプのオフセット出力と同様にコーンの運動を制限する可能性がある。
    • ただ、「1.5倍」は大きく見えるものの、スピーカーの仕様・特性で全く影響がない可能性があるし(密閉型スピーカーでは当然のことである)、どこかから空気が漏れて(比較的短い時間で)外の圧力と同じになる可能性もある。

実際に、ポートにフィルム(PEのゴミ袋)を張って塞ぎ、暖房を停めて室温を1.3℃下げてみたが、フィルムの張りに変化は なかった。(→ 室温が下がる前, 下がった時) なので、このスピーカーは完全な密閉構造ではなく、どこかから空気が漏れていると推測した。同軸型ユニットなので、ウーハーとツイーターの隙間からか と思う。そもそも、これはバスレフ型なので密閉構造にする必要がなく、多少漏れても当然と思われる。

ただ、急な温度変化時の圧力を逃がすのは意味があると考え@、今までの完全に塞ぐタイプのプラグ(純正品 → 写真: 黒いスポンジ)の代わりに、直径5mmくらいの通気口があるプラグを作って※交換した。なお、穴が小さいため、低域の特性には ほとんど変化がなく*、聴感上の違いもなかった。

@ただ、もし効果があるとしても、次の冬まで分からない

※ストローに古いバスタオルを切ったものを巻いた。

*プラグからの漏れのせいか、左右別だと50Hz以下が少し(1-1.5dB)大きいが、両方出して測ると なぜか差がなくなる。部屋の特性の関係だろうか。

 

むすび

ひとまず、長年の謎と課題が片付いた(実際には次の冬まで分からない)。耳の問題が大きく、部屋の特性が拍車を掛けている感じだ。※ 設定や機材の問題もあるものの、おそらく、過去の病気で耳が敏感・過敏なために厳しくなっているのだろう。

※部屋に関しては吸音材で何とかなりそうに思われるが、超低域は そんなに生やさしいものではない。確か、数十Hz辺りでは数十cmの厚みが要る気がした。コンサートホールやスタジオの天井や壁の厚みとか そこに付いている拡散板(想像)を見れば分かる。

検索したら、ある波長の音の吸音に必要な吸音材の厚さの求め方として、波長/4波長が出て来た。それらで例えば50Hzに必要な厚さを考えると、波長は6.8m※であるから、前者では1.7m、後者では約7mと、全く実用的でない値となる。

※吸音材でも空気中の波長で計算して良いのか分からない。吸音材の空間で吸収するからそうなのか。逆に、空気でないものには入って行かない(反射する)か。

しかも僕の場合は50Hzどころか20Hz辺りから対応したいから、天文学的だw まあ、吸音材の材質にもよるだろうから、あくまでも例として挙げたが、普通に吸音材で共鳴(反射)を防ぐのは難しく、部屋の構造から対処する必要がある(例: 共鳴しないように、平行な壁を作らない)。

実際、後者のページに載っている吸音材の特性は、最も良いものでも300Hz辺り以下には対応していない。前者のページには無響室で使われる吸音くさび(高いらしい)の例が載っている。が、超低域では性能が悪いようだ。(ただ、グラフでは平板の吸音材の60Hz台の性能が500Hzと余り変わらないことになっており、とすると1m以上もの厚さで測ったのか、測定結果には ちょっと疑問がある。)

まあ、残りは いずれも容易には解決できないことは分かったので、とりあえずは我慢だ。

 

その後の話 (2023/4/28 10:11)

いつものように、書いたあとで分かったことなどを書く。

マイクの特性について+補正フィルタは神聖にして変えるべからず。

本文に書いたように、部屋+スピーカーの補正フィルタを減らせないか検討していて、測定用マイク(Dayton audio EMM-6)の実測特性(製品にグラフが添付されていた)を見たら、意外に平坦でないことが分かった(グラフの縦軸のスケールが荒いために平坦に見える)。

更に説明書を見たら、測定データがダウンロードできることに(今頃)気付いたので、(買ったのは随分前だけど)試したらできた。ボケていたのか、最初は測定値の表記をリニア(基準を1とした時の比)と思い込んで、最大で2倍近い山("1.9")があると思い、それだと測ったスピーカーの特性も怪しいから補正フィルタの補正量が大き過ぎるのではと思って補正フィルタを再調整しようとした。

が、データをREWに取り込むためにdBに変換するコマンドを実行したら、エラーが出て(負の値があったため)、測定値がdB表記であることに気付いた。それであれば、最大1.9dB(1.2倍)と悪くない。実際、スピーカーの特性を補正しても大きな差は出なかった。 (→ グラフ: 緑(補正前)とベージュ(補正後), 灰はマイクの特性: 左のグラフと同じもの)

それでも、マイクの特性※が山になっている辺りの補正量を下げるとか なくせるかも知れないと試したが、意外にも無理だった。: 補正フィルタはHPF以外に160, 358, 790Hzがある。まず、160と358Hzの補正量をマイクの補正として2dBくらい減らした(出力は増加する)が、耳が拒否した(こもる感じ、耳が変な感じ)。更に、補正量を元に近づけても駄目だったし、358Hzだけ調整しても駄目だった。また、元々補正量が小さい790Hzを なしにするのも駄目だった。

※同時にスピーカーの特性も考慮しようとしたが、それは部屋で測定した値に含まれているので、考慮する必要がないことが分かった。

不思議なのは、そういうのを止めて元に戻すと変な感じが治るので、なぜかは分からないが、今の補正フィルタは少しでも変えては いけないようだ。* 他に、音の好みや慣れもあるのかも知れない。

*その理由は分からないが、時間が経ってマイクの特性が変わった(平坦に近くなった?)とか、元々の補正量がギリギリで必要量より小さいのかと思う(確かに、なるべく小さくした覚えはある)。

スピーカーの超高域の共振について

本文に書いたように、使っているスピーカー(KEF Q300)は超高域に山がある(他者の測定結果がある)件について疑問が湧いた。

  • 製品仕様での記述("Frequency response (±3dB): 42Hz-40kHz")と その測定結果(40kHzでは+8dBくらい)のどちらが正しいか。
  • 超高域での増大が なぜ問題にならないか。

いろいろ調べてみたら、同じ製品ではないものの、同じメーカーのRシリーズの資料に、超高域(30kHz辺り)に山があるグラフが載っており(P. 15, Fig. 23)、ハードドームツイーターの共振をウェーブガイドで抑えている※という記述があるので、僕のスピーカーの測定結果も正しそうなことが分かった。つまり、仕様の記述が正しくなさそうだ。

実際、後継製品(例: Q350)の記述は"Frequency response (±3dB): 63Hz-28kHz"と、高域が低くなっている。上位機種(R3)では、"Frequency range (-6dB) 38Hz-50kHz"のように、(どんな音になるかは分からないが、)以前よりは正直に、増分(+XdB)を記載せずに共振する帯域を含めて書いてある。

"KEF R series 2018"中のツイーターの特性: 赤: 単体, 青: ウェーブガイド付き (From: https://assets.kef.com/documents/rseries/rseries2018-white-paper.pdf)

※グラフを見ると、僕にすれば、抑えたって まだまだひどい。共振するなら100kHz以上にしたいところだ。(高価な素材でなく)アルミだから共振周波数が低いのかは分からないが@、上位機種でも こうやって無理する理由が分からない。

@スピーカーの超高域での共振について更に調べたら、分割振動*によるものだと書いている資料があった。(参照: P.9 「5.2 Tweeter(ツイーター)」) そこに示されたグラフは 上と同様に、アルミ振動板の23kHz辺りに山がある。そして、ベリリウム%には それがない。また、柔らかいから良さそうだと思って居たソフトドームも比較的低い周波数で分割振動を生ずるということなので、一概に、金属でなければ良い訳ではなさそうで、難しい。

*詳しくないが、分割振動すると歪みになるのであって、ある周波数の出力が増大するのとは違う気がする(分割振動したら、基本波は弱くなるのではないか?)。まあ、用語は どうでも良い。

%大昔、ベリリウム(ヤマハ NS-1000M)やボロンやダイアモンドを採用したスピーカーがあって、良く分からずに憧れていたが、こういう問題に対処していたのかと今になって分かった。

結局、僕のスピーカーはハイレゾでは使い物にならないというか、使ってはいけないことが分かった。「超音波発生機」になってしまう。これに、30kHz以上で雑音が増大するScarlettを組み合わせたら最悪だ。

まあ、僕はハイレゾを使う予定が ないから実害はないが、今になってメーカーの思想が全く受け入れられないことが分かった。

あと、確証はないが、本文にも書いた、サンプリング周波数を96kHzにした時の印象が悪い問題に関係しているのかも知れない。

ハイレゾ音源やサンプリング周波数を96kHz以上にした時の問題に対処する方法を少し 考えたが、どれも今一つな感じだ。いずれにしても、サンプリング周波数が高い意味を削ぐので馬鹿らしい。

    • △ DAC出力の前にソフトのLPF(カットオフ: 20kHz辺り、以下同)を入れる。: 悪くなさそう(以前やっていた)だし、手軽に出来るが、結構低い周波数から振幅や位相に影響があった覚えがある(キツいものは音質を劣化させる)。あと、良いフィルタを選ぶ必要がある。
    • △ DAC出力とアンプの間にLPFを入れる。: 悪くないが、結構低い周波数から特に位相に影響がありそうだ。
    • × アンプの出力とスピーカーの間にLPFを入れる。: スピーカーのインピーダンスは周波数で変わるので、安定に動作させるのは難しそうだし、アンプに容量性負荷(LPFのコンデンサ)を掛けるのは良くないという話もあるので、簡単ではなさそうだ。

世の中(欧米?)には、「聞こえなければ問題ない」と考えるメーカーが結構あるのに驚く。

その点、日本のメーカーは昔から律儀・健気に頑張っており※、例えば、ヤマハ NS-5000は強い共振を防ぐため、ZYLONというものを使っている。(昔からいろいろ繰り返されて来た)そういう工夫が本当に効くのかは不明だが、イメージ的には良さそうだ。以下、上のページからの引用(太字は筆者):

We have chosen textile made of 100% ZYLON® — a synthetic fiber of exceptionally high strength, having acoustic velocity as well as the ability to reproduce the finest details of audio equivalent to those of beryllium but without a sharp resonance peak inherent in a hard material

※そういう、実益があるのかないのか分からないところで頑張るのが、欧米に馬鹿にされたり「ガラパゴス化」したり没落する原因なのだろうが、思想や技術的には間違っていない。

もし次にスピーカーを買うとしたら、こういう共振のないものにしたい。良く調べていないが、ソフトドームや(金属でない)コーンなら大丈夫そうだが、どうだろうか(上記のように、一概に柔らかい素材が良い訳ではなさそうだ)。 例えば、Fostex辺りが出していて人気のある、シングルコーンのフルレンジがいいのかも知れないな。

こういうことが、そこらの、一見何の変哲もないものが人気がある理由のひとつなのかも知れない。昔は何も知らず、安易に金属コーン・ハードドームを選んだが、僕も進歩したものだ。

 

PS. だから、僕はきっとスーパーウーハー満載で超パワフルに「ドゥオンドゥオン」鳴ってる車には乗れないだろうし、クラブとかDJ(想像)にも行けないだろうw そう言えば、昔(耳の病気以前)、ロックのコンサートに行ったことがあるが、超低域以前に耳栓がないと耐えられなかった。

とは言え、低音が嫌いな訳じゃなく(ある程度 低音が豊かな ほうが生演奏に近付く)、持論(収録された音を そのまま出すのが「いい音」)に従って可能な限り平坦に出したいとは思っている。それで、本文に書いたように、勝てないと分かっているチキンレースをする訳だ。

 

(20:43 吸音材について追記; 21:08 原因(推定), 対処に加筆, 構成を修正; 21:28 その他に補足・修正; 22:19 症状(聞こえにくい)に参照先を追加; 4/27 8:33 アンプとサウンドカードの超低域の抑制に補足, 構成を修正, 34kHzの雑音に加筆; 4/28 6:36 Q300の振幅特性のグラフを追加(引用); 4/28 10:11 その後の話を追加, 15:56 わずかに補足, 16:22-18:38 スピーカーの超高域での共振について加筆, その他を少し修正・補足)

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数週間前にSpotifyからメールが来た。題に書いたように、5/12から僕の使っている古いデスクトップアプリが使えなくなるとか書いてあったが、古い版やAPIを使う自作のプログラムも使っているので、具体的に いつ使ったどのバージョンが駄目か示してくれないと、何が使えなくなるのか分からず困った。

メールには問い合わせ先が書いてあったけど期待できないから検索したら、最初は何も出てこなかった。公式サイトにも何も書いてなかった。仕方なく、メールでの問い合わせも可能なようなので出してみたら、予想通りの回答が来た。: Linux版は非公式なのでサポート対象外(なので知らねえ!)と。※ そして、それ以外の質問(どのバージョンが「古い」のか、僕のLinux版は「古い」のか、見分ける方法は?)は無視だ。

※公式のページにインストール方法を書いたり、有料コンテンツへのアクセスを許可しているのに、こういう時に「非サポート」と逃げるのは無責任だ。

頭に来たし、できることもないので放置していたら、次の週に またメールが来て更にイライラした。

再度検索してみたら今度は出て来て(参照: 1, 2)、結構多くの方が困惑し、みんな怒っているようだ。その中に、チャットのようなもので問い合わせて「大丈夫」という回答を得た方が居たが、僕は信用・安心していない。

というのは、通知メール自体が曖昧な書き方(→ 英語版)※だし、問い合わせた時の回答も「分かってない人」からだったからだ。きっと、今のSpotifyはツイッターのように中が混乱していて、「古いアプリが使えなくなる」ことの実体・真相を把握している人は少なく、サポート担当は分かってないのではないか。

※メールには以下のように書いてあるが、客が使っている版が2021/4より前にリリースされたものかどうか書いてないから駄目な条件が不明で、2021/4以降にリリースされたものは使い続けられるのか不明だ。

    • 客が使っている版(バージョン不明)は古いので、2023/5/12から使えなくなる。
    • 2021/4より前にリリースされたもの使えなくなる。

どうして こういう書き方をするのか分からない。: 「バージョン*以前のものは駄目」と書けば明確になるのに。もしかして、Linux版を「古い」という表現で排除しようとしているのだろうか?

大体、日本語での回答と英語での回答(上記)が違うのがおかしい! 僕は、英語で、使っているバージョン(上の「大丈夫」と同じ)を書いて聞いたのに、日本語で上述のように駄目という回答が来た。日本のサポートの連中が使えないなら、迷惑でしかないから きっぱり撤去して欲しい!

だから、できることは、5/12(メールは日本語だったが、UTCか日本時間かも不明!)の9時(UTCの0時)頃に、引き続きSpotifyアプリが使えるかどうかを試すしかない。使えなくなったら困るが※、今は何もできない。

※その時は、不便だけどweb版プレーヤーを使えば、とりあえず再生は可能だ。

駄目になったら移行先※を考えるか、他者のプレーヤーを試そう。

※探したけど ほとんどない・・・

 

(2023/5/12 9:15) 古いアプリが使えなくなるという期限(2023/5/12、ただしUTCかどうか不明)になったので、今使っている(現行版, version 1.2.8.923.g4f94bf0d: 警告が来た時から変更なし)Spotifyを再起動して使えるか試したが、問題なく再生できている。

ただ、キャッシュの関係でまだ大丈夫なのかも知れないし、そもそもSpotifyが信用できないので、しばらく様子を見る。

そういえば、この稿を書いて少しした頃から警告のメールが来なくなったので、Spotifyが誤りに気付いたのか、警告は以前使っていた旧版に対してだったのかも知れない。いずれにしても、原因(何が悪かったのか)教えてくれないのは迷惑だ。

(5/12 18:51) アプリは更新されていないけどUIが更新されたようで、少し変わった(けど、変わったのは どうだっていいところで、依然としてイマイチどころか、使いにくくなった)。ということは、このアプリは「古くない」し、使い続けられるってことだろう。Spotifyの(日本語の)サポートの奴は全くいい加減なことを書いていた。

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自力で問題に対処したのはWordPressのAIOSプラグインだけでない。今日、先日書いたNextcloud(ファイル・PIMサーバ)の問題にも対処した(2回目)。

現象は、管理画面がスクロールできないという情けないものだ。ブラウザはVivaldiとFirefoxで起こった。(いずれもLinux版) Chromeも同様と思う。

(「あくしろ!」な手っ取り早く解決方法を知りたい方は、下の「解決方法」へ)

初めて気付いた時(去年の末)に調べたら、他の方も同様の現象が起こっており、CSSを修正(プラグインCustom CSSでCSSに追加)して暫定対処していた。僕もそれに倣ってみたが、直らなかった。その後試行錯誤して、どうにかうまく行くようになった。 (→ 後述のCSSの上半分)

しかし、近頃再発してしまった(もしかすると、以前からだったが気付かなかったのかも知れない)。: 今度は、アプリ管理画面がスクロールしなくなった。

再び検索したところ、同様の問題が起こっている方が居て、フォーラムに投稿しているものの、見付かった2件は解決していない。ひとつではユーザの環境の問題(いわゆる「おま環」)にされ(結構多くの人のところで起こっているのだが・・・)、もう片方では開発側の回答がないという、良くある ひどいありさまだ。

それでまた、開発者ツールでCSSを試行錯誤して、どうにか スクロールするようにできた。

(解決方法) 最終的には、以下をCustom CSSに追加した。

body, body #content { 
  overflow: scroll!important; 
  position: absolute!important;
}

.content[data-v-3cd3ed01]:not(.with-sidebar--full) {
  position: unset!important;
}

上半分はアプリ管理画面以外の全体的な対処、下半分がアプリ管理画面の対処である。後者は謎の数字や条件があって、いかにもNextcloudが更新されたら効かなくなりそうだが、良く分からないし(、こんな腐ったもののことなど)分かりたくないので、とりあえず使っている。駄目になったら またやれば良い。

その時は、AIに聞いたら教えてくれるだろうか??

 

どうも、"Nextcloud Hub"とか名乗ってから腐ってしまったようだ。例えば、このスクロールの問題以前に、画面のデザインが醜悪になってしまった。※ そもそもはownCloudのコピーだったが、"Hub"になってから自分たちでやろうと無駄に頑張って駄目にしてしまったのではなかろうか? (良くある話だ・・・)  大体、問い合わせにまともに対応しない時点で終わっている。

※そう言えば、上に挙げたフォーラムに書いてあったが、スクロールできない問題はテーマを変えると起こるのかも知れないようだ。確かに僕はテーマを変えている。が、デザインがひどくて見にくいので仕方なくしたのだし、設定くらいはまともに動くようにすべきだし、動かない設定は付けないで欲しい。全く腐ってる!

「いい加減にしろ!」って言いたいが、いい加減にされて困ってるw

それで乗り換え先を探しているけど、いいものはなく、ownCloudの最新版(OCIS)に戻るか、今まで知らなかったがSeafileかというところだ。

画面を見るたびにイライラするものの、安易に乗り換えられるものではないので、しばらくはNextcloudを使うしかない。まあ、画面は余り見ることがないのが幸いだ。

 

題に書いたように、近頃はオープンソースの質が随分落ちた気がしている。たまたま僕が使うものだけなのか、それらのユーザが少ないからかも知れないが、出すのならもっとしっかりして欲しい。自分たちのやりたいことだけやって、ユーザから報告される問題に碌に対応しないのなら、公開しなければいいではないか。

なお、「オープンソース」とは書いたものの、有料ソフト・サービスだって負けては居ないw※ それどころかハードだって同じだった。それらはユーザは手の出しようがない場合が多いから、余計ひどい。

※例えばSpotify(特にサポート)は ひどいものだ。またあとで書きたい。 → 書いた。

結局、なんでも駄目なものは駄目。しかも、駄目なものは増えているって結論か。

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このブログの公開期限切れの投稿を非表示にするのに、crontabのスクリプトでWordPressの機能を実行しているのだが、 なぜか、今月の頭辺りから以下のようなエラーが出るようになった。

AIOS_Helper::request_remote exception - cURL error 28: Operation timed out after 4001 milliseconds with 0 bytes received

どこから出るのかも原因も分からないので様子を見ていたら、エラーは次のものに変わった。※

AIOS_Helper::request_remote exception - cURL error 28: Failed to connect to api.ipify.org port 80: Connection timed out

※下に参照したフォーラムによれば、問い合わせを受けて修正したためにメッセージが変わったようだ。

(「あくしろ」手っ取り早く解決方法を知りたい方は、下の「解決方法」へ)

検索すると、エラーメッセージの"AIOS"というのはWPのプラグイン"All In One WP Security"のことで、それがapi.ipify.orgというサイトにアクセスして(自分(=サーバ)の)IPアドレスを取得しているのだが、その接続に失敗しているようだ。 (参照: WPのフォーラムの同様の問題の問い合わせ: cron job error)

この時は、「(前科者の)"All In One"が またやっちゃったかあ・・・」と溜息をついて居た。ただ、証拠はないものの、エラーが出るようになったのがAIOSの更新後だったかも知れず、であれば「前科者」は正しい。 (← 調べたら、「更新後にエラーが出る」という問い合わせがあるので正しい。)

どうしてIPアドレスを取得するのかというと、webサーバでなく スクリプトからWPを実行する場合、PHPの変数$_SERVER[REMOTE_ADDR]にIPアドレスが設定されていないためだ。

それらの変数は、webサーバが$REMOTE_ADDRなどの環境変数に設定したものをPHPが$_SERVERに格納する。

この辺りはPHPのドキュメントのコメントにあるように、なかなかセキュリティ面が危うい気がするが、今はヨシとする(どうにも しようがない)。。。

どうしてIPアドレスが要るかというと、AIOSがアクセス元を調べるからのようだ。それでブラックリストの判定をしていると想像していたけど、この場合は無意味だ。というのは、サーバからapi.ipify.orgなどにアクセスして分かるのはサーバのIPアドレスで、アクセス元のではないからだ。

きっと、AIOSの更新の時に思い付いて追加したのだろうけど、全く無駄だ。JavaScriptなどでクライアント(ブラウザ)にやらせても詐称されるから無駄だ。環境変数にアクセス元のIPアドレスが設定されていないなら、全部エラーにするかサーバとみなすかのどちらかにすべきなのだ。

百歩譲ってサーバの本当のアドレス(グローバルアドレス)を取るとすれば、外部サイトに依存しない方法にすべきなのだ。

それは環境変数$REMOTE_ADDRで設定されるようなので(この時には上に書いたことは分かっておらず、直感や誤解で そう思った)、試しに、スクリプトを起動する前にlocalhostのアドレス(127.0.0.1)を設定したのだが※、効果は なかった(エラーが出ないこともあったが、出ることもあった)。

実は、上のフォーラムの回答には、アドレスが127.0.0.1の場合にも外部サイト(例: api.ipify.org)でIPアドレスを取得するとあるのだが、最初は読み飛ばしていたために無意味なことをした。

※なぜlocalhostにしたかというと、変わりようがないから安定かつ安全だと思ったためだ。それで却って失敗した・・・

それで、実行する時間帯をずらしたり、実行前にapi.ipify.orgにpingするなどの試行錯誤したあとで(うまく行ったりそうでなかったりした)、$REMOTE_ADDRにサーバの本当のアドレスを設定したら、うまく行っているようだった。

その理由を知るためにプラグインのプログラムを調べたら、上に書いたように、IPアドレスが空または127.0.0.1の場合には外部サイトからアドレスを取得することが分かった。

毎回エラーになる訳でないのも不思議だったが、いくつかのサイトをランダムな順で使っているようなので、api.ipify.orgが使われた時だけエラーになったのではないか。

ただ、そもそもapi.ipify.orgへのアクセスがエラーになった原因は分からないが、たまたまNWやサーバが重かったとかだろうか。

書いたあとで調べたら、他の方でも起こっているようなので、(このサーバでなく、)api.ipify.orgにアクセスが集中して接続できない場合があるのではないか。だとすれば、正しい修正は、IPアドレス取得に使うサーバを選択できるようにすることだ。

だから、

(解決方法) 環境変数$REMOTE_ADDRにサーバの本当のアドレス(例: hostname -ihostname -ihost -t A ホスト名 で取れる※)を設定すれば、エラーは起こらなくなることが分かった。

※今試して分かったが、hostname -iだと/etc/hostsの設定によっては127.0.0.1が返って来るので、host -t A ホスト名 などがいいかも知れない。

実際には以下のようにしている(the-WP-progがWPの処理を実行するスクリプト)。

export REMOTE_ADDR="`hostname -i`"; the-WP-prog

が、上述のようにhostname -iは今一つなので、(なんか冗長だけど)以下が良さそうだ(未確認)。

export REMOTE_ADDR="`host -t A \`hostname\`| cut -d " " -f 4`"; the-WP-prog

 

とりあえずエラーは出なくなったが、そもそも、スクリプトからWPを実行する場合はAIOSを無効にするほうが良さそうな気はする。が、それは結構大変(wp-load.phpなどの改造が必要で、逆に問題が起こる可能性が大きい)なので、これで良しとした。

まあ、問題は(サーバでない)スクリプトからWPを呼び出す場合だけで起こり、通常の使い方では起こらない。そのために手間を掛け・リスクを増やすこともないだろう。

 

PS. 本文で参照したフォーラムのやり取りを見ると、例によって「埒が明かない」感がある。: 質問の題"cron job error"が示すとおり、(webサーバからでない)スクリプトでIPアドレスが設定されないのが問題なのに、回答者が問題の原因を把握できず、適切な回答も修正もしていないので(2番目以降の質問者は)解決できていない。

当然ながら、$REMOTE_ADDRに本当のIPアドレスを設定してスクリプトを実行すれば良いことも書いてない。

不思議なのは、最初の質問者が「解決済み」にしているらしいことで、(しょうもない回答に呆れて)自力で解決できたのだろうか。あるいは 本当に解決していて、僕が曲解しているだけ??

本文に書いた内容や そういったことを投稿しようかと思ったが、ユーザー登録が必要なのと、この感じでは無駄になりそう(無視されそう)なので していない。

PS2. これを書き、そのあとで調べたりしたら、AIOSのアラが出て来て なんか信用ならない感じになって来た。が、以前調べたところでは これが一番良かったので、当面は頼るしかない。が、セキュリティのプラグインが そんなことでいいのか??

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