Archive for 7月, 2023

先日、スーパーから帰る時に、左前のタイヤの側面と接地面の境目辺りが ひび割れているのを見つけてしまった。注意していなかったせいか、今までは気付かなかった。なぜか他のタイヤは大丈夫だった。

左前のタイヤの側面と接地面の境目辺りに亀裂

走行距離は約1.8万kmと短いが、装着してから6年経っているので寿命だろう。1本だけなのが妙だが、左側は曲がる時の半径が小さいために力が掛かるのか。

そこまでは良いとして腑に落ちないのは、先月車検をしたばかりなのに、その時に何も指摘されなかったことだ。その時には割れてなかった(暑くて劣化が早まった?)のか、割れていても見過ごしたとかノーチェックだったのか(近頃そういうニュースが多い)。

例え割れていなかったとしても、プロなら経過年数で何か言ってくれても良かったと思う(僕は、このひび割れに気付く前に、「車検には通るけど指摘されそうだから、そうしたら交換しよう」と思って居た)。この調子だと、連中は最低限どうしようもないところだけ直す程度で(他は見て見ぬふり)、あとは こっちで常に注意して居なかったら とんでもないことになるではないか。

実際、今までに書いているように自分でも できる範囲で注意して来たが、それが必須なのではプロの意味がない気がする(法規上は自分で日常的に点検などをすべきことになっているが・・・)。

まあ、そのディーラーは工賃などが割安ではあるが、(何度も書いているように)「前科」には事欠かず、更に問題が増えたので、完全に次はない。※ 撤収モードに入ろう。仮に同じスズキの車にするにしても、工賃が高くてもいいから、近くで信頼できる店にしたい。

※今までも、信頼できる店を探すのが大変なので、車検・点検などは仕方なく続けていた。

なお、メーカーは選択肢がほとんどない。: トヨタ, 日産, スバル, 三菱は前もって却下だし外車は論外だ。* マツダは余り好きでないし高いものしかない。 → スズキかダイハツしか残らない。

*外車でもフォード(EU)のコンパクト(フィエスタなど)は良さそうだったが、日本から撤退したし、フィエスタも終わってしまった。

トヨタも、ごく一部の変わった車(例: iQ)は良いが、もう出ない気がする。

とは言え、新車はお金が掛かるうえに神経を遣って面倒なので、今のに乗り続けたい。

この亀裂が どのくらい危ないのか・どのくらい「保つ」か まだ調べていないが、今までの経験では しばらく行けそうな気がする。今はすごく暑くて気が進まないので、少ししたら次のタイヤ候補※を探して、これを付けてもらったタイヤ店(そこは結構信頼できる。: これに交換する前に指摘してくれた)に行って相談したい。

※今は余り乗らないので、今の(グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid)と同等で もう少し安いものがあれば、それにしたい。

お金が掛かる今日この頃・・・

(7/30 17:12) やっぱり気になったので亀裂について調べたら、怪しい感じだ。(→ 参照例) 余り のんびりしないほうが良さそうなので、サイズが合うものを調べたら、今のを含めて2種類と迷う余地が少なくて助かるw もう一種類はミシュラン クロスクライメート2※だ。

※英語的に正しい(近い)読みは「クライミット」だろうが、商品名なのでママで載せた。

ミシュランのほうが少し安いようだが、凍結路は「×」となっている(グッドイヤーは「△」。ただし、メーカー間で同じ基準では ないから直接の比較はできない)。その代わりドライは いいのかも知れない。少し考えよう。

 

PS. 関係ないが、車関係で選択肢が ほとんどない・仕方なく続けているというものでは保険会社もある。: 今入っているのは、話題のなぜか店の前の草木が枯れる中古車チェーンと繋がりの深い会社の関連だ。そういう いい加減な会社とは付き合いたくないが、口コミを見ると 他のどの会社も悪いことしか書いてない。※ 今までも移りたくて何度も探したが、いつも同様なので、仕方なく続けている。

※これ、互いに工作しあっているのかとも疑いたくなるが、それぞれの文章はリアルなので そうでもなさそうだ。

今回、良心的そうなので共済を調べたが、やっぱり口コミが ひどいのが意外だった。

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以前から書いているが、エアコンの温度調整(特に冷房)に苦慮している。僕が快適に感じる温度幅が狭いのと同じ室温でも暑く・寒く感じることがあるせいも あるのだろうが、日々、設定温度の上下とシャツ(寒い時にTシャツの上に長袖を羽織る)の着脱に明け暮れている。近頃は とても暑いせいか、半日たりとも無調整で居られる日(昼)は ない。

いつも「もう少し涼しく/暖かくなれば・・・」と思っているので、標準の1℃でなく0.5℃単位で設定温度が調整できれば、丁度良くできるのではないかと考えた。それは以前から したかったことだが、近頃の暑さ・寒さに耐えかねて、「とにかく すぐできる!」ことに挑戦したのだが、見事に失敗した。

今回は、(ハード・ソフト作成など不要で)手軽に できる、(以前も書いた気がする)0.5℃単位で温度設定できるリモコンで試すことにした。調べると、純正品は高いものの互換品が比較的手頃な値段だった。ただ、0.5℃単位のものは少なく、ELPAのRC-AC38にした。約1700円だった。

昨日届いたので試したところ、基本動作は問題なかったし、0.5℃単位で温度設定も認識されたので、行けるかと思って設定温度と室温の関係を調べたところ、設定温度の端数(0.5℃)は切り捨てられることが分かった。。。

以下のような手順で設定温度と室温の関係を調べた。

  • 互換リモコンで設定温度を28.5, 28, 27.5, 28, 28.5℃の順に変えて、以下を実行する。
    1. 室温が定常状態になるまで待つ(約20分)。
    2. 室温を測定する。
    3. 最初に戻る(設定温度を変える)。

すると、設定温度28.5℃と28℃、同27.5℃と27℃※の室温が同様だった。実際、端数を切り捨てた温度が同じ場合、設定を変えても風量は変わらず、体感温度も変わらなかった。

※設定温度27℃では試していないため、推測

 

まあ、当たり前の結果ではある。もし、エアコン本体に0.5℃単位で調整できる機能があるなら、わざわざ隠す必要はない。(大々的に)宣伝してリモコンだって対応させるはずだ。だから、細かい温度調整の機能はコストが掛かるため、高級な機種だけでしか対応していないと推測した。

そして、買ったリモコンは数時間で お蔵入りとなった・・・

これはPSに書いたように「内部クリーン」設定の問題がなければ改造して使うことも考えられたが、それにも使えない。。。

 

失敗ではあるが、収穫もある。: 以前調べた、エアコンの(Wi-Fi用の)有線接続での制御でも0.5℃単位の調整ができないであろうことが分かった。なので、そういう微調整をするには、換気扇でやっているようなPWM的な方法にするしかない。

そうするには、有線接続や学習リモコンを使ってPCから制御することが考えられる。ただ、後者は(PSにも書いたが、)エアコンのリモコンは設定を全部一括して送る(推測)ため、最悪の場合は すべての温度を学習させなければならないから煩雑そうだ。あと、頻繁に制御するので、リモコンの音がピーピーうるさい。なので、やるとすれば有線接続だろう。

が、有線接続でも音がする気もする。

まあ、今年は他に することがあるので我慢して、やるとすれば来年か。

 

PS. 他にRC-AC38で惜しかったのは、エアコンの「内部クリーン」設定が必ずoffになることだ。推測だが、エアコンのリモコンはすべての設定を一括して送る(例: 温度だけ上下という制御は ない)が、RC-AC38は「内部クリーン」の設定がoff(または未設定)になっていて、本体ではoffと解釈しているのではないか。

あと、機種自動設定(オートサーチ)は うまく動かなかった。コードの変化が速過ぎるのだろうか?

PS2. エアコンには関係ないけど居住環境に関係するので書くと、近頃は(外からの)臭いの問題は大幅に改善出来て居る。今までの苦労が実ったと考えたいが、今一つ確証がない。煙草臭に関しては、この建物や近所から喫煙者が減ったのか、暑くて窓を開けて喫煙して居ない可能性はある。いずれにしても不明だ。

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ずっと やりたかったものの、大変そうだから延期し続けていたことが半分くらい片付いた。

Joplinは結構使い勝手が悪くて早く排除したかったので、業を煮やして「ちょっと」思い付いたことを試したら※意外にうまく行ったので(これが いつもの嵌まるパターン)、その方向で進めたら(これも悪手だ!)やっぱり大変だった。が、常々イライラしていたJoplinから どうにか脱却できそうなので、うれしい。

※結構前に、どういうふうに進めるか・するかを考えて居たが、ちゃんとやるのは大変な感じだったので進まなかった。そこで、一旦それを棚上げして思い付きを試してみた。テキトーに作るのは良くないが、停滞状態を変えるには こういうこともアリなのだろう。そのあとが大変だが。

以前書いたが、僕はJoplinをノートを書くために使っていない。MD(Markdown)で書くなんて面倒臭くてやってられないので、Zim(僕の改良版)で書いて※Joplinはスマフォ(サーバ)にノートを送ったり、画像をZimに貼り付けるためだけに使って居る。

※JoplinにもWYSIWYG編集モードがあるが、以前使ったら ひどいものだったので止めた。その他のWYSIWYGのMDエディタも僕には使いにくく、Zim(MDではない)だけが残った。

参考までに書くと、具体的な使い方は日々の買い物メモだ。それが90%以上だ。メモ用紙の削減に絶大な効果がある。詰まらないことだけど、例えば、日々変わる食品・日用品(例: レトルト食品)の有無・残量※は覚えられないし、紙に書いて更新・持参するのは非効率だ。

とは言え、紙のメモでなくてはならない場合もあるので、片方だけにすべきだとは思って居ない。適材適所だ。

※余談だが、ものの残量などを自分で調べてノートに打ち込むのは全くアナログだ。そこで、(半)自動で更新するようなシステムが便利そうだが、実現はなかなか難しい。冷蔵庫の中を調べる製品はあるようだが、そういうのでは全く不充分だ。

それから、良くあるアプリのパターンだが、それがスマフォだけでしか見たり更新できないのも不便だ。やっぱり、慣れたPCでも使えないと不便だ。もちろん、それらの間の転送も自動でないと面倒だ。

更に、気に入って使って居るのに、提供者の都合で勝手に改悪・終了されたりしたくないし、余計なお世話もされたくない!

それだけのことなのに、どうにも使いにくかった。Joplinや今までのシステムには以下の問題があった。

  • サーバとの同期が遅い、おかしい。
    • 特にスマフォでは、設定していてもバックグラウンドで同期することがない。
      • 電池の最適化をoffにすればいいかも知れないが(以前試して駄目だった気もする)、電池消費が激しくなりそうだ。
    • ノートを見る時に手動で同期するしかないが、2回連続して同期しないと最新版が表示されない。
    • 同期が すごく遅い。
      • 何をしているか分からないが、同期が始まるまでが特に長い(体感で1-2分くらい)。
      • 上述のように それが2回必要なので、とにかくスマフォでの同期は嫌だった。
  • スマフォアプリは使い物にならない。
    • 上の同期の問題以外に、遅い。大きなノートは まず開けない(実用的な時間では無理だし、大抵落ちる)。
    • 大きなノートのスクロールも困難。
      • 下のほうを見るには延々とスワイプし続ける必要がある。
        • ただし、ほとんどの他のアプリでも同様
  • メモリの大食い(特にPC)
    • Electronアプリのため、複数のタブ(ノート)を同時に開くのは全く実用的でない。
  • ディレクトリ構成が悪い。
    • すべてのノートの画像を一箇所(ディレクトリ)に格納しているため、僕の場合、そのファイル数が1万個を超え、負荷の増大や上述の同期速度の低下の原因になっていることが疑われる。
      • こんなに大きい画像ディレクトリはファイルマネージャでも容易には見られない。
    • この件以外にも、(技術的にはどうか分からないが、)システム構成を ちゃんと考えずに作った印象があり、将来性(ずっと使い続けられるか)は疑問だ。
      • 構成以外にも、独自のサーバを作ったりするのはいいけど、既存部分のサポートが いい加減な感じで、余り信用できない・付き合って居られない感じだ。
  • DBが不便かつ大きい。
    • ノートの文章はDB(sqlite)に格納されているが、Joplinなどを介さないと開けず不便なうえに、大きい(100MB以上)ので厄介だ。
      • インクリメンタルバックアップの容量が増大する。
    • その割には、サーバにはノートごとに格納しているようなのが謎。
    • DBの構成を見ると、似たようなフィールド(カラム)が沢山あって理解不能。
  • 勝手にバージョンアップして同期できなくなることがあった。
    • スマフォアプリのバージョンアップでサーバ内の構成が変わったらしく、PCにまで影響した。
      • PCのアプリには特にエラーが出ていなかったので、しばらく気付かなかった。
  • (Joplinだけでなく、JoplinとZimの関係による) 画像がZimのノートに手軽に貼り付けられない。
    • 主にJoplinとZimのディレクトリ構成の違いによるのだが、一旦 画像をJoplinのノートに貼り、そのノートをZimにインポートして、そこから本来のノートに貼り付ける必要があった。

今までの処理の流れ

今までは以下のようにして、PCで書いたノートをスマフォで見ていた。

  • PC
    1. Zim: 元のノートを書く。
    2. Zim+自作変換ソフト(zim2jop): ノートの更新を検出後、MDに変換してJoplinにエクスポートする。
    3. Joplin(PCアプリ): MD+画像をサーバに送る。
  • スマフォ
    • Joplin(Androidアプリ)
      1. MD+画像をサーバから取得する。
      2. 取得したMDを表示する。

なお、ZimやMDでなく、一般的なアプリ・ファイル形式を使えば良いと思われるだろうが、PCとスマフォでの操作性の良さの両立や規格のオープンさ(その会社・製品に依存しないために重要)などを重視して検討した結果 こうなった。

例えば、Evernoteなどは反オープンの極みだし、Office(Wordなど)は(特にスマフォで)煩雑だし余りオープンでない。HTMLはオープンだけど使い勝手が今一つだ。各社のメモアプリ(例: Google Keep)は汎用性・柔軟性がないし、フォーマットがオープンでないので その会社・製品に依存してしまう。

新しい処理の流れ(脱Joplin)

今回、以下のようにしてJoplinを排除することができた。

  • PC
    1. Zim: 元のノートを書く。
    2. Zim+自作変換ソフト(zim2md): ノートの更新を検出後、MDに変換してNextcloud(以下、NC)の同期ディレクトリに格納する。
    3. NCアプリ: MD+画像をサーバに送る。
    4. 自作同期プログラム(sync-zim-md-rem): MD+画像を直接スマフォに送る。 (7/31 6:09)
      • FolderSyncで定期的に同期させた時のスマフォの電池消費が気になったので追加した。 (詳細は後述)
  • スマフォ
    1. FolderSync: MD+画像をサーバから取得する。 (通常は上述の自作同期プログラムでPCから直接転送されているので、不要になった。: 7/31 6:09)
      • Zettel NotesのWebDAVでの同期に問題がある(後述)ので、それが直るまでは これを使うことにした。
      • 定期的な自動同期の他に、手動での同期も可能※
        • ※同期を開始するウィジェットをホーム画面に登録できるので、手軽に同期できる。
        • 使っていて分かったが、どういう仕組みか不明なものの、Zettel Notesでノート一覧を更新(下にスワイプ)すると同期が始まるようで、本当にそうなら上のウィジェットも不要で とても便利だ。 (7/21 17:21) ← 残念ながら、単にZettel Notesの更新中のマークが出ていただけだったようで、FolderSyncで同期は始まらない。 (7/22 18:27)
    2. Zettel Notes Epsilon Notes: 取得したMDを表示する。
      • 注: Zettel Notesの正当性が疑わしいため、使用を一旦止めてEpsilon Notesに切り替えた。 (下の「気になること」も参照のこと) (7/31 13:52)

実装などのメモ

  • このシステムではスマフォからPCへの逆同期も可能だが、スマフォで ちゃんと書く機会がほとんどないし、面倒で その気も起こらないので、今は実装していない。
    • スマフォでの簡単なメモは、(以前書いた)自作のメモシステムでPC(サーバ)に送れるので それで充分だし、書くたびに日時を手で入れる必要がないので便利だ。
  • MDへのエクスポート時のノートと画像のディレクトリ構成
    • ノート内の画像は、基本的にZimのエクスポートの仕様に従い、ノートと同じディレクトリにあるノートのファイル名+"_files"のディレクトリに格納するようにした。 (例: ノートのファイル名が"test"の時、画像ディレクトリは"test_files")
      • この時、同名(だけど中身が異なる)ファイルとの競合※を防ぐため、ファイルの中身のダイジェスト(またはハッシュ)をファイル名に追加するようにした。 (例: "image.png" → "image_726fa81814c56c6e.png")
        • ダイジェストにはCRC64を使った。
          • CRC64を計算するコマンドは ほとんどないが、調べたら7zでできることが分かった。 (→ 参照)
        • ※このディレクトリ構成ではZimに添付できている画像のファイル名が競合することはないが、仮に画像ディレクトリを共通にした時に効いてくる。
    • ただし、Joplinから取り込んだ画像は、従来との互換性維持と区別を容易にするため、ノートと同じディレクトリの"resources"というディレクトリに格納する。
      • Joplinの画像のファイル名は既にユニークなようなので(UUID?)、ダイジェストは追加せず、Joplinのものをそのまま使って居る。
      • これらは、将来 完全にZimに取り込んだ時に、上記のディレクトリに移る予定だ。
  • 更新されたノートの検出には、以前から興味があったinotifywaitを使った。
    • これにより、今まで無駄に定期的に(30秒にしていた)更新ファイルを検索していたのが不要になった。
    • また、ノートを書き込んでから変換を開始するまでの待ち時間※を、指定した値(今は3分にしている)に近付けることができた(ただ、そのメリットは余りない)。
      • ※書き込んですぐに変換開始すると、ノートの更新中に頻繁に変換することになって良くないので、こうした。
      • 待ち時間を実現するため、inotifywaitの出すファイル変更イベントの発生時刻とファイル名などをテーブルに保持するようにした。
        • 周期的なタイマーイベント(待ち時間の1/5にしている)やイベント発生時に、テーブルから待ち時間の経過したイベント(ファイル)を探す。
        • なお、イベントが頻繁に発生すると検索が無駄に多くなるので、前回の検索からの間隔がしきい値未満の場合は検索しないようにした。
      • この処理を独立のプログラム(スクリプト)にしたので、あとで何かに使えそうだ。
    • ただし、変換プログラムの起動時には前回の終了以降に更新されたノートが分からないため、従来の方法(指定時刻以降に更新されたものを検索)で検出している。
  • zim2mdはシェルスクリプトで、ずっと普通のsh(実際はdash)を使っていたが、配列が必要になってbashにしたら、原因不明のエラーが出て困った。
    • いろいろなオプションを試行錯誤しても直らなかったが、POSIXモード(--posix)にしたらエラーが出なくなった。特にPOSIXを意識して書いた訳ではなかった(「普通」に書いた)が、どこかにPOSIXだけでしか使えない記述があったようだ(そもそも、何がPOSIXか知らないw)。
      • ひどいのは、エラーの行番号がズレて出るため、本当にどこが悪いのか分からなかったことだ。
    • 気持ち悪いが どうにもならないので、とりあえずPOSIXモード専用とした。bash以外に配列が使える(軽い)shellがあれば良いのだが。
  • Zettel NotesやFolderSyncの電池消費が気になったが、頻繁に使わなければ問題なさそうだ。※
    • 電池の最適化のためか、スマフォが長時間スリープ中は同期間隔が伸びる(設定: 30分 → 3時間など)が、スケジュールなどと同様で、僕には好都合だ。 ← 使ってみたところ、どうやらFolderSync自体は きっちり間隔を守るようだ。長くなったのは、外から戻った時にWi-Fiがずっと繋がらなかったとか、一旦同期に失敗すると しばらく復活しないためではないか想像している。 (7/22 19:51)
    • ※その後、FolderSyncを動かしていると電池消費が高目(1%/h前後)になることがあるので、なるべく使わないような仕組みにした。別途または追って書きたい。 (7/27 17:28)
  • FolderSyncのWevDAVの接続情報(URLなど)の設定は難しい(謎)。
    • WevDAVサーバを標準ポートでなく、またサブディレクトリにインストールしている場合、「サーバーアドレス」にポート番号とサブディレクトリ(/remote.phpの前まで)を含めたURLを、「ポート番号」にポート番号をそれぞれ設定し、「ファイルパス」に/remote.php以降を設定する必要があった。
  • (7/31 6:09) 実際に使っていて、FolderSyncで定期的に同期させた時のスマフォの電池消費が大きくなることがあって気になったので、スマフォが家(LAN(Wi-Fi)内)にある時には、自作の同期プログラム(sync-zim-md-rem)でスマフォに直接送るようにし、FolderSyncでの定期的な同期は止めた。
    • sync-zim-md-remはシェルスクリプトで、上記のzim2mdが作ったMD+画像を定期的にrsyncでスマフォのMDのディレクトリ(FolderSyncの同期ディレクトリと同じ)に転送している。
    • 転送間隔が短いと電池消費が増える場合があったので、20分間隔にした。
    • 外出直前などにすぐに同期したい場合のために、ZimにMD変換と同期を行うカスタムツールを追加し、それを起動するボタンを付けた。
      • 仮に転送し忘れた場合でも、サーバからFolderSyncで同期することができる(可能性が高い: 外出の3分くらい前までPCを起動していれば良い)。
    • このプログラムは、元々、以前から使って居るスマフォ内の画像の自動取得プログラムに組み込もうとしていたが、自動取得プログラムの処理が複雑になってしまうので、(とりあえず)独立にした。
      • 自動取得プログラムと似た処理だが、近頃のLAN(Wi-Fi)構成の変化のためか随分簡単になったので、自動取得プログラムを改良できる余地がありそうだ。

昨日までに ここまで出来て、Zimにペースト・ドロップ・添付した画像をスマフォで表示できるようになった。そのため、通常はJoplinを使う必要が全くなくなり、すごく使いやすくなった。以下に表示例を示す。

まあ、何の変哲もない ただのノートアプリのキャプチャだし、ごく当たり前にできるはずのことだが、ここまで来るのは なかなか大変だった・・・

上のキャプチャを撮る時にも不具合が見付かり、芋づる式に いろいろ修正(仕様変更もあり・・・)して12時間以上掛かって、これを書くのの再開が今日になった。

残件

  • Joplinのノートを全部Zimに移す(引き上げる)。
    • 今は必要なものだけをZimに入れている。
      • Joplinのノートは全部で千個くらいあるようなので、自動化する必要がある。
    • Joplinの画像をZimに移すのが面倒。
      • ノート内の画像参照を変更する必要がある。
        • 今回も同様の処理(MD内の記述を書き換える)があったが、大変苦労した・・・
  • 細かい改良
    • 山ほどある・・・
  • 今までの不具合修正
    • これも多い・・・
      • 上の改良もそうだが、面倒なのと多少我慢すれば使えるので、延々と延期して来た。
    • 今回の変更で不要になったものも多そうだ。
  • デバッグ出力を減らす。
    • これが難しい。: 「出来た、大丈夫だ!」と思って減らすと問題が起こって、また出す羽目になることが多い。あと、通常時のチェック(たまに見ることがある)に必要な出力まで削ってしまって、役に立たなくなることもある。

気になること

  • Zettel NotesやFolderSyncの安全性(例: データ・アカウント情報の漏洩)と将来性
    • とは言え、Joplinが良かったかも不明
    • あと、近頃、ZNへの問い合わせ(Google groups)への回答が途絶えた。 → その後回答がなく、Google playのレビューで どうなってるのか聞いたら不可解な応答をしたため、怪しいアプリの可能性を疑い、使用を一旦止めてEpsilon Notesに切り替えた。 (7/31 13:52)
      • 今回のシステム構成は同期と表示を別のアプリにできるので、これが駄目なら別のもの(上記のように とても少ないが)に換えれば良い。
      • 別のもう1件には全く回答がないことも合わせて、今後も回答がないままなら、信頼できないから切ることもある。
        • 自分で作っているなら、問題の原因やヒントが分かりそうなものなのに、だんまりってのは怪しい。
        • ただ、外観や使い勝手を見る限り、これが何かのパクリとも思えないのが謎だ。
        • 課金する訳でもなくオープンソースでないのも、怪しさ(不信感)を増大させている。

 

おまけ: 試用したAndroidのMDエディタ・ビューアで良かったもの

Zettel Notesの次はEpsilonが良さそうな感じだ。 → (8/5 9:14) その後、Zettel Notesは不審なので止め、Epsilon NotesとObsidianを比較して全体的に少し良さそうな、Obsidianを使って居る。

  • × Zettel Notes (以下、ZN)
    • (8/5 9:14) MD表示の出来は一番良いものの、開発者が不審なので使用を中止した。推奨しない。
      • Google groupsでの問い合わせへの回答が突然止まった。回答のないものもある。
      • その件をGoogle Playのレビューに書いたら、Google groupsは知らん顔で別のところに書けという返事が来た。
    • 若干の問題はあるものの、いろいろ試した中では これが良さそうだったが、WebDAVでの同期に問題がある。
      • 問題の起こる詳細が分からないが、同期する画像ファイル数が多い場合、サーバから取得後、それらをサーバに送ってしまう。
    • 対応しているクラウドストレージとの使い勝手の比較
      • Dropbox: 変な("(",")"など、異常ではないが特殊な文字が使われている)ファイル名のファイルを無視する。無料の容量が小さ過ぎる。
      • (pCloud: 今一つメリットがない。パッとしない。): Zettel Notesは非対応。
      • Google docs: いつまで使えるの?? 信用できない。
      • sftp: 使い方が謎で使えなかった。
      • (DavX5のDAVマウント): Zettel Notesは非対応。
    • スマフォでの表示
      • 若干の問題はあるものの、いろいろ試した中では これが一番良さそうだった。
      • ただ、たまに変な表示になる。: キャプション(alt-text)の付いた画像を引用で表示すると、同じ画像が2つ表示される。下に問題の起こる例を示す。

> ![abc](resources/image.png)

        • MDへのエクスポート時にキャプションを出さないようにすれば解消するので、大きな問題ではない。
      • 大きいノートの表示は遅い。もたつく。
  • △ Epsilon Notes (以下、Epsilon)
    • ZNの画像の問題は起こらない。
    • メニューの構成が変
    • 設定のテーマが容易に変更できない。
    • ファイルマネージャ(CX File Explorer)のMDの「開く」に出るので便利そう。
    • Dropbox対応は有料
    • (8/5 9:14) MD(CommonMark)の解釈が厳密なため、いくつかの(Joplinに対する)互換性の問題がある(正しい動作だが、使いにくい)。
      • 「普通の」(または引用中の)改行が無視される。: 下の場合、行1と行2、あるいは行3と行4が繋がる。: CommonMarkでは間に空行(または空の引用)を入れるようだ。 → CSSを追加して緩和した。
行1
行2
> 行3
> 行4
      • 上・下付きに ^文字^, ~文字~ が使えない。: CommonMarkには ない。
      • 書式が空白を含んだり、英語・日本語が混ざると おかしい場合がある。Joplinや他のMDエディタでも起こったので、基本的な問題のようだ。: 下の場合、取り消し線が出ない。
~~aaa ~~bbb
  • △ Obsidian
    • ZNの画像の問題は起こらない。
    • ノートのフォルダが"Vault"なるものなのが面倒な感じ。
    • 表示は まあまあ。: (8/5 9:14) 全体的にはEpsilonより美しい。
      • 変な文字(異常ではないが、通常使われない文字)の表示が変。 (→ 例: Obsidian, ZN) ← フォントの変更で直る?
      • 大きいノート(test-diary-60)を開くのはEpsilonより遅いかも。
      • 設定したテーマが記憶されない?設定ファイルがサーバのもので上書きされたために起こったようだ。下を参照。 (8/5 9:14) ← 設定ファイルが上書きされなくても、勝手に設定が初期化されることがある。そうなる原因は分からない。 (8/11 14:31)
        • ただ、レビューでは そういう苦情を見ないので、僕の環境に原因があるのかも知れない。いずれにしても不便なので、再発したらEpsilonに移ろうと思っている。
    • Dropboxは非対応か有料
    • (8/5 9:14) MDの対応が異なる(CommonMark?)ため、いくつかの(Joplinに対する)互換性の問題がある。ただし、Epsilonよりは良い。
      • 上・下付きに ^文字^, ~文字~ が使えない。 (Epsilonと同様)
      • 書式が空白を含んだり、英語・日本語が混ざると おかしい場合がある。 (Epsilonと同様)
      • なお、Epsilonと違い、普通の(または引用中の)改行は無視されない。
        • 設定(Editor: Strict line breaksをoff)によるようだ。
    • (8/5 9:14) 設定ファイルがVaultに格納されるので、Vaultがサーバと同期されている場合、設定も同期されて予期せぬ問題となる。例: 上の「設定したテーマが記憶されない?」

他にもいろいろ試したが、まともに使えるものは本当になかった。なんで使えないものを出しているのだろうか?

 

おまけ: AndroidのMDエディタ(例: Obsidian, Epsilon Notes)で取り消し線の表示を見やすくする方法 (表示スタイルのカスタマイズ)

描画やフォントの関係だろうが、横線の多い単語(例: 牛丼)に取り消し(strikethrough)の書式を設定しても、見えにくい場合がある。僕の場合、PCはZimで、取り消しにすると文字の色もグレーになるから分かりやすいが、スマフォアプリは そうではないので見間違いやすい。

そこで試行錯誤したところ、アプリにCSSを追加設定すれば、色や線のフォーマット(太さや形状)が変えられることが分かった。方法はアプリごとに異なるが、以下にEpsilon NotesとObsidianの場合を示す。

Epsilon Notes

設定で追加のCSSファイルが指定できる感じだが、ファイル選択のダイアログは出ず、試行錯誤するのが面倒なので、標準のテーマ(Day)にスタイルを追加した。以下のように、del(CSSに詳しくないので、何というカテゴリか不明: タグ? セレクタ? クラス?)に設定すれば良い。

下のようにすると、取り消し線は茶色の太い波線になる。

del {
    text-decoration-style: wavy;
    text-decoration-thickness: 3px;
    text-decoration-color: maroon;

    /*text-decoration: line-through;*/
}

下では、Zimのように、取り消された文字が灰色になる。

del {
    text-decoration: line-through;
    /*text-decoration-style: wavy;*/
    text-decoration-thickness: 3px;
    color: gray;
    /* text-decoration-color: maroon; */
}

Obsidian

設定の"CSS snippets"に追加CSSファイルを指定する。そのファイルは(Vault)/.obsidian/snippets/*.css に置く。※ (設定の表記で誤解したが、"snippets.css"などではない。)

※スマフォ版では埒が明かず、Linux版で試行錯誤して ようやく分かった。

以下のように、.cm-strikethroughに設定するようだ。※ (念のためにdelにも追加したが、関係なさそうだ)。設定内容はEpsilon Notesと同様である。下のようにすると、Epsilon Notesの2番目と同様に、取り消し線が太線になり、取り消された文字は(Zimのように)灰色になる

※これもLinux版で開発者ツールで調べた。

.cm-strikethrough, del {
    text-decoration: line-through;
    /*text-decoration-style: wavy;*/
    text-decoration-thickness: 3px;
    color: gray;
    /* text-decoration-color: maroon; */
}

(7/21 17:21 少し追加、修正; 7/22 18:27, 19:51 修正; 8/5 9:14 「試用したAndroidのMDエディタ・ビューアで良かったもの」を修正・加筆; 8/9 9:35 おまけを追加; 8/11 14:31 Obsidianの設定が初期化されてしまう件について追記)

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例によって寝ながら思い付いたことで、去年作った換気扇の自動制御(動的モード切り替え)処理を改良し、CO2濃度の長時間平均で切り替える換気能力(換気扇のon率)のステップを細かくすることで、CO2濃度の変化に きめ細かく対応できるようにした。

車に例えれば、 「4速ATを8-10速くらいに」した感じだ。 (→ イメージ: 実線と点線)

なお、換気扇の換気能力は本当の無段階にはできないので、(当初は期待したが、)CVTのようには ならない。※

※全くの余談だが、CVTに わざわざ段を付るのは馬鹿だと思う。CVTは無段階だからいいのに。

設定の調整と確認に時間が掛かったものの、概ね期待どおりに動くようになった。が、人間はCO2濃度には鈍感なせいか、細かく調整している効果は体感できない。

良いか悪いか分からないところは、車の多段ATと似ているかも知れない。

改良の概要

  • 従来の方式: CO2濃度(長時間平均)に応じて4段階程度の換気能力(モード)を切り替える。
    • それぞれの換気能力は、試行錯誤して以下のように設定した。
      • CO2濃度(長時間平均)の条件: モード, 換気能力(on率)
      • <= 710 (ppm): LL,  50 (%)
      • <= 750 (ppm): M, 55 (%)
      • <= 800 (ppm): H, 65 (%)
      • > 800 (ppm): H+, 75 (%)
  • 今回の改良版: CO2濃度(長時間平均)に応じて、式で換気能力を求める。
    • 理論上は換気能力(on率)は無段階の調整が可能だが、換気扇の換気能力は連続して変えられない(変調周波数が とても低いPWM的)のと、タイマーリレーの仕様上、換気能力(on率)を変える時にonまたはoffになり、リレー・電源のon/offが頻繁になって実用的でないので、ステップ(「段」, 後述)を付けた。

検討・設計

CO2濃度と換気能力の関係(計算式)が分からなかったので、まず、従来の切り替え設定のグラフの近似式を求めたところ直線のようだったので(→ グラフ: 実線: 設定, 点線: 線形近似)、ひとまず一次式にした。

CO2濃度(長時間平均)をxとした時、換気能力(換気扇のon率) yを以下とする。

y= k * x + B (式1)

k: 係数 (CO2濃度と換気能力の比例係数)
B: 定数 (CO2濃度が0の時の換気能力)

注: 真の換気能力(正確にはCO2低減能力)は外気のCO2濃度や室内と外気の濃度差に依存するため、換気扇の換気能力(on率)に比例して室内のCO2濃度が変化する訳ではなさそうだが、ここでは ひとまず比例とした。

その後、以下の式に変換した。上と等価(Cはk, B, X0から求められる)だが、こちらのほうが分かりやすい気がするのと、パラメタの調整が しやすいためである。

xと基準CO2濃度X0の差をd(= x - X0)とした時、換気能力(換気扇のon率) yを以下とする。

y= k * d + C (式2)

k: 係数 (CO2濃度と換気能力の比例係数)
C: 定数 (基準CO2濃度の時の換気能力)

※この式の解釈として、CO2濃度を基準値に保とうとする制御か、現在値と基準値との差に応じて換気能力を高める(下げる)制御が考えられるが、どちらが適切なのかは分からない。

あるいは どちらでもないのかも知れない。だから、パラメタによっては不安定になることがあるかも知れない。

更に、式2で得られたyをそのまま換気能力(on率)として設定すると、変更が無駄に頻繁になるため、以下のように換気能力にステップ(段)を付けた。

現在のxから求めたyと前回のy(yp)との差をq(= y - yp)とした時、ステップを付けた(量子化した)換気能力(換気扇のon率) y'を以下とする。

y'= (qにより、以下のいずれか) (式2')

    • q < Qの場合: yp (換気能力を変えない)
    • q >= Qの場合: y

Q: 換気能力(換気扇のon率)のステップ

調整・設定

従来の設定が丁度良い感じだったので(当時、良くなるように試行錯誤したため、当然のことではある)、そのグラフに合う(近くなる)ようにパラメタを調整して実際に運用してみたところ、全体的に換気能力を少し高目にし、CO2濃度が基準より高い場合には係数を大きくするのが良さそうだったため、結果的に(点を繋いだ直線は)わずかに折れ線になった。※

※このことや、(上述の)真のCO2低減能力は外気のCO2濃度や室内と外気の濃度差に依存することから、本当の線(式)は 2次や べき乗のような 下に凸の曲線なのかも知れない。

現在の設定や運用条件は以下のとおりである。

  • CO2濃度の測定間隔 TM: 1 (分)
  • CO2濃度の長時間平均の時間 TLA: =TF (下の換気扇のon/off周期, = 40 (分))
  • 換気扇のon/off周期(on時間+off時間) TF: 40 (分)
  • 基準CO2濃度 X0: 750 (ppm)
  • 基準CO2濃度の時の換気能力 C: 0.7 (70%)
  • CO2濃度と換気能力の比例係数 k:
    • x < X0の場合: 0.0025 (0.25%/ppm)
    • x >= X0の場合: 0.0030 (0.30%/ppm)
    • 参考: 従来の方式の近似式でのk: 0.0022 (0.22%/ppm)
  • 換気能力のステップ Q: 0.042 (4.2%)
    • これはCO2濃度の感度に相当し、16ppm前後になる。

CO2濃度(長時間平均)と換気能力のグラフを以下に示す。

CO2濃度(長時間平均)と換気能力のグラフ: 黒: 従来; 青: 改良版(CO2濃度の長時間平均が基準CO2濃度より低い場合), 赤: 同(高い場合)

注: 改良版では、上述の換気能力のステップ(量子化)により、段階の角の位置は、CO2濃度の状況によって±Q/2分程度左右に変動するはずである。

実装関連

プログラムの実装(タイマの制御)で工夫したこととして、タイマ(XY-WJ01)の設定を変える時に必ずonかoffになる(今一つ使いにくい)仕様を活用し、以下のようにした。

  • 換気能力(on率)を上げる時は換気扇をonにし、下げる時はoffにする。
  • ただし、下げる時でもoffにした次はonにする(交互にoff/onにする)。
    • 連続して下げる(下がる)時に、換気扇がoffになり続けるとCO2濃度が増加してしまうのを防ぐため。

Xfceのパネルへの動作状態表示の例を以下に示す。

従来の表示プログラムを なるべく変更せずに使うため、換気扇のon率を擬似的なモード"▷▷"や"Me"(拡張または外部※を示す"E"や"e"(左で太字)を追加)などと表示している。また、換気能力(on率)を連続して制御していることを示す""も表示している。

※今は何だったか思い出せないが、それらしければ何でも良いw

また、従来と同様、パネルの状態表示部をクリックすると制御ダイアログが出るが、そこで動的制御を設定できるようにした。(→ 右側のプルダウン: Current(変更なし), On, Off)

結果・効果

従来と改良版での実際のCO2濃度と換気能力の変化の例(約1日間)と今までの約1年間の変化を以下に示す。

最初に書いたように、体感できる効果は特段ない※が、換気能力(上のグラフのオレンジ)は今回の改良版従来より きめ細かい変化をしており、CO2濃度(緑)の変化が平坦に近くなっている期間(例: の中央付近の6-12時, 18時以降)がある点で、改良の効果が伺える。

※車のATの段数が少なくても、エンジン音や燃費や気分以外に実用的な問題がないのと同様?

また、長期(約1年間)の変化を見ると、改良後の換気能力(オレンジ)が上昇傾向である(グラフの右端付近)。これは、上述のように、計算式の設定で換気能力を少し高目にしたためと考えられる。その割にはCO2濃度(緑)が下がっていないのは、季節的なものだろうか。もう少し様子を見る必要がある。

なお、グラフの中央辺りから換気能力(オレンジ)が少し下がってCO2濃度(緑)が増えているのは、この頃に設定を変更して換気能力を全体的に低目にした※ためである。

※換気を必要最小限に抑えることで、空調の効きを改善しようとした。

考察

  • 人は、CO2濃度が極端に高くない限り、濃度や そのわずかな変化を感じられないようだ。
    • 濃度が結構高い場合、僕は、机などのべとつきや少し臭いを感じる気がすることや頭痛がすることもあるが、他の要因(外気が悪い、疲労など)かも知れない。
    • 良く言われている眠気もある。
  • グラフを見ると、CO2濃度の変化に合わせて細かく換気能力を調整するため、濃度が高い(例: 750ppm以上)時間が短くなっているかも知れない。
  • 換気量が最適化されて空調の効率が上がる(→ 電気代の削減)のかも知れないが、まだ分からない。 (余りなさそうな気はしている・・・)
  • 仮に部屋に居る人数が増えたとした場合、この制御では不足する気がするし、どうなるか気になるが、そういうことがないので とりあえずヨシとするw

 

メモ

この改良には直接関係ないが、以下のことに気付いた。

  • CO2が下がりにくい時(日)があるのは、以前からの謎である。
    • 湿度※や風向きの関係かと思ったが、そうではなさそうだ。
      • ※雨などで湿度が高いと、空気にCO2が溶け込んで高くなると考えたが、そういう訳でもない。
      • あと、CO2センサ(CO2Mini)に湿度補償機能が ないせいも疑ったが、余り関係なさそうだ。
    • 高湿以外に暑い時にも なるが、人(自分)から出るCO2が多くなるなど?
      • そう言えば、食後(特に朝)は増加が著しいので、人による変化の影響は大きそうだ。
  • トイレの換気扇を回す機会を減らしたら、なぜか、部屋が臭う(煙草・農薬臭など)ことが少なくなった。
    • 以前は人感センサで自動で回していたが、換気扇制御への影響(外乱)を避けるため、手動でon(遅延off)※するようにした。
      • ※手動onと遅延offは人感センサで実現している。
    • 臭いがトイレまたは風呂(今回の制御対象)の換気扇のダクトの汚れに関係あるのか、外気を取り込み過ぎるのが良くないのかと想像している。
  • (もしかしたら今度は大丈夫かと思い、)換気効率向上のため窓にわずかに通気口を付けたが、(何度も同じ結果ではあるが)やっぱり臭いが入って来ることがあるので、止めた。
    • どうしても窓側の空気は悪いようだ。
  • 連続換気しているため、クローゼット内のカビ臭さや湿っぽさが なくなった。
    • ただ、梅雨で雨が続くと湿度が高まるので、様子を見ている。

 

(7/4 4:27-8:10 加筆・修正, 従来の設定のグラフへのリンクと長期変化のグラフを追加)

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