このブログは基本的には日本向けなので日本語で書いているが※、コンピュータやオーディオなど、つまり技術関係は海外にも通じる話題があるので、英語版を用意したくなった。が、それは簡単では ないことが分かっていたので、まずは、安直手軽にページ(サイト)全体の機械翻訳を出してみることにした。*
※そもそも、英語では気軽に書けない。
*これを思い付いたのは、インプレスwatchの記事(→ 例)にGoogle翻訳のメニューがあったからである(なぜか、全部にある訳ではない)。
無料でできるのはGoogleとYandex程度なので比較したが※、甲乙付け難い(比較: このページの英訳: Google, Yandex)。近頃は技術が発達したのか、翻訳に関しては どちらも結構良かった(意外に読めるし、僕らしい感じが出て居る気がした)。迷ったが、ピアニストのアムラン(Hamelin)を ちゃんと訳せるGoogleにし*、それへのリンクをページの右上に付けた("→ EN")。
※良く使うDeepLが使いたかったが、サイト翻訳は有料で結構高いので諦めた。あとは、流行りのAIで手軽に使えるサービスが出ることを期待している。
*アムランが分かるなら結構賢いことをしてそうで、他も期待できそうだ。Yandexは"Amran"だったと思う。 ← ところが、今比べると、Googleがちゃんと出来たのは近くに原語("H―")の記述があったからのようだ。上の段落では違いがあるが、この段落ではどちらも"A―"になっている・・・
そして、「れんと」は"Rento"になってしまうが、仕方ない(どちらも同じ)。何か設定などで直るだろうか? 「日本語 / 英語」や「英語 (日本語)」のように書くと英語だけが表示されるから、それで行けるか? → "PiuLento (れんと)"なら"PiuLento"になるようなので、ちょっと長いけど そうした。
Googleは翻訳自体以外も良い。: 書式が概ね保存されるし、日本語の記号が英語の対応するものになる(例: 「※」 → "*")※し、リンクやJSが それなりに動くので感心した。
※そのために却っておかしくなることがある。: 例: 「※」と"*"を両方使っている場合・・・
ただ、どうしても翻訳や仕上がりに気に入らないところがある(英語版も自サイトで見せたい)ので、もう少し ちゃんとしたいと思って候補を検討したが、どれも大変そうだった。
- 各稿の英語版を作る。: 手間が多い。
- 本文は自動翻訳を修正するなどして用意する。
- 本文以外に、文章の書式を付け直したり、ページのテーマや画像などのキャプションも翻訳する必要がある。
- 各稿の英語版を作るが、アクセス時に本文を自動翻訳する。: 翻訳精度は現状と同程度。
- Google translate(API)は50万文字まで無料: 料金がどのくらい掛かるか不明。
- 本文の書式は保存されるか不明(無理な気がする)。
- ページのテーマや画像などのキャプションを個別に翻訳する必要がある。
更に、上のような手間を掛けて一見ちゃんとした英語版ページを作っても、中身が自動翻訳+αでは誤解を生むことがある(自分では分からないこともある)ので、一目で自動翻訳と分かるほうが良い。
結局、手間を掛けないなら現状が最適という日和った結論になった。
なお、Google翻訳なら多くの言語に対応可能だが、英語以外を追加し出すと厄介なことになる(例: 「なぜ、(ライバルの)*語があるのに私の言語がない?」)ので止めて、英語だけにした。それなら、「英語? 好かんけど仕方ないな」で済むはずだ。
もちろん、全部の言語の選択肢を出すなんてのは愚の骨頂だ。
あと、国旗も問題があるので、出さないことにした。: 例: 「英語」にUKまたはUSの国旗のどちらかを出すのは良くなさそうだし、正しくない(それぞれが微妙に異なる)。
例によって虫のいいことに、自動翻訳版を検索エンジンで出るようにしたいと思い、英語版の仮想サブディレクトリ(/en)をGoogle翻訳の英語版に飛ばすようにしたが、さすがに駄目な感じだった(Googleサーチコンソールで403のエラーになって居た)ので諦めた。 → その後、アクセス頻度を調べるために復活させた。 (5/4 19:37)
それで、せめて英語のキーワードで検索に引っ掛かるようにと、近頃の投稿のタグにキーワードを付けた。まあ、それでも、英語で検索したのにページが日本語だったら、英語版のリンクを探す前に、「は? 読めないし」→「そっ閉じ」な気がする。。。
他に容易にできるのは、ブラウザの言語が日本語以外の場合に直接Google翻訳版を出すことだが、それも お節介な気がする。「どっちにしますか?」のダイアログを出すのも可能だが、鬱陶しい感じがする。 → 最初の選択をクッキーなどに保存すればいいが、そこまで海外の読者が居るか?w
まあ、楽して効果を生むことは少ないので、仕方ない。
(5/5 21:09) その後、(押し付けがましくなく、大変でない範囲で)改良をした。: ブラウザの第1言語(Chromeの場合、Preferred languagesの最初)が日本語か、既に英語版(Google翻訳版)が表示されている場合にはGoogle翻訳版を表示するボタンを表示しないようにした。
そのため、ほとんどの方にはボタンが見えないはずなので、表示されている様子を下に示す。
おまけ: GoogleとYandexの翻訳の比較 (5/4 14:42)
本文に書いたように両者は一長一短で、常にどちらが良いとは言えない。この稿で いかにも日本の表現の対応の違いがおもしろかったところ(「まあ、それでも、英語で検索したのに」-「そこまで海外の読者が居るか?w」)を選んで載せる(比較した箇所を下線にした)。
Googleの英訳
Well, even so, if I search in English and the page is in Japanese, I feel like "Huh? . .
Another easy thing to do is to directly publish a Google translated version if the language of the browser is not Japanese, but I feel that it is also meddlesome. It is possible to display a "Which one do you want?" dialog, but it feels annoying. → It would be nice to save the first selection in a cookie or something, but are there that many overseas readers?
Yandexの英訳
Well, still, if you search in English but the page is in Japanese, before looking for an English link, you need to ask "What?"I can't read it" → I feel like "So close"...
The other easy thing to do is to directly issue a Google translation version when the browser language is not Japanese, but it also feels like it is important."Which one do you want?"It is also possible to put out a dialog of "What is it?", but it feels depressing.→ You can save your first selection in a cookie, etc., but is there a foreign reader that far?w
比較
- 「英語版のリンクを探す前に、「は? 読めないし」→「そっ閉じ」な気がする。。。」: Yandexが結構良い。
- Google: かなり端折っている。: 「読めないし」と「そっ閉じ」がない。
- 主語が"I"になって居るが、Yandexも同様なことが多い。日本語が主語を省略するためで仕方ない。
- Yandex: なかなか頑張っている。前半は良い。
- Google: かなり端折っている。: 「読めないし」と「そっ閉じ」がない。
- 「それも お節介な気がする。」、「鬱陶しい感じがする。」: Googleの勝ち。
- Google: "but I feel that it is also meddlesome.", "but it feels annoying.": 適切
- Yandex: "but it also feels like it is important.", "but it feels depressing.": なんか違う
- なぜか、この辺りの「どっちにしますか?」が分散している。
- 「そこまで海外の読者が居るか?w」: 引き分け
- Google: 適切だけど"w"は無視w
- Yandex: "w"をそのまま出した。
- ここは"lol"とかにして欲しいが、難しいか・・・