昨日、非常用品の点検をしていて気付いたのだが、部屋の懐中電灯の電池の期限が2007/10と、おそろしく古かった。これは製造年月ではないと思うが、どっちにしても古い。それでも全く液漏れしていないどころか、明るく点くのに感心した。さすがパナだ。
とは言え、いつ液漏れするか分からないので「ちゃんと」しようと思った。乾電池は寿命や交換が煩雑なので、単3→単1アダプタで充電池(いわゆるエネループ)を使おうと思ったのだが、手元にアダプタは1個しかない(同様に充電池にしたランタンが3本使うので、半端に余って居る)ので買わなくてはならない。
100円ショップにありそうなので、散歩がてら買いに行こうと思ったが、どうも面倒だった。しかも、もし2個1組だったら また余ってしまうではないか(無限ループ・・・)。それで、ちょっと思い付いてテキトーにアダプタを作ってみた。
要するに、単3電池を太くして少し長くすればいいので、とりあえず、ちょっと厚手(5mmくらい?)の発泡スチロールのシートを巻いてみたら太さは合った。※ 長さが足りない分は金属の何かを詰めようと思ったが、実際には懐中電灯の底の蓋に付いている-極用のバネを少し伸ばせば良い(実際には、そのままでも点いた)。が、ちょっと暗かった。充電池で電圧が低いせいだと思って諦めたのだが、もう少し何とかなりそうな気がして挑戦したら、結構明るくなった。
※シートが厚いため、中心が少しズレている。が、上を本物のアダプタ(-極が広い)にしたら問題はなかった。また、シートはダクトテープで留めた。黒で目立って綺麗でないが、白のテープより余っていたので使った。
最初は、長さが足りない分をネジ(ボルト)やワッシャを重ねて補ってみたが、接触抵抗が大きいらしく、それほど明るくならなかった。それで、柔らかく抵抗が少なく、厚みが出せる金属を探したら、シールド線の網線(写真: 上部の銀色)が目に付いた。それを直径1cmくらいに丸めて(写真: 下部)蓋のバネの先に付けてみたら、まあまあだった。更に接触を良くしようと、網線の端をバネと蓋の間に挟んだら、単1電池には及ばないものの、随分明るくなった。
これなら、もし本物の単1電池を使う時でも簡単に外せる(外さなくても、バネの隙間に押し込めば良い)から便利だ。
他愛のない工作ではあるが、非常時には こういう感じに電池の流用が できることが分かったし、懐中電灯の明るさを向上させるツボの一つが分かった。
- 非常用電池の期限が2007/10だった。
- 古い電池でも明るく点く。 (単3充電池(下)と同じくらいの露出になるように調整)
- 単3充電池に厚手の発泡スチロールのシートを巻いた。
- 発泡スチロールのシートを巻いて、太さを単1と同様にした。
- 単3電池は少し短い。
- 単3充電池+自作単3-単1アダプタで点灯したが、暗い。
- シールド線の網線を丸めたもので、-極の接触を改善してみた。
- 網線を-極のバネに付けただけでは、余り明るくならなかった。
- 網線の端をバネと蓋の間に挟んで接触を改善した。
- 網線の蓋への接触を改善したら、明るくなった。 (改良前(上)と同じくらいの露出になるように調整)
PS. 本題とは関係ないが、手元に単2電池が余っているのを見るにつけ、なぜか今は彼らの立つ瀬がなくなってしまったのが可哀想だ(そもそも、その単2電池をなぜ買ったかすら思い出せない)。昔は小さめのラジカセや大き目のラジオなどで使われていたと思うが、今は単3かバッテリーパックになってしまったからか。