先日から使っているZettlrは安心・安定感はあるものの、それほど機能が多い訳でも、細かくカスタマイズできる訳でもない。それでも、テーマはCSSでいろいろ変えられる。Electronなので、ブラウザと同じ「開発ツール」が使えて、CSSの変更べき箇所が分かり、その場で設定を変えて試せるのが便利だ。Electronは嫌いだけど、この点は良い。
昨日は、色とフォントの組み合わせに好みのものがなかったので調整した。Frankfurtというテーマは、色はいいのだが、フォントがセリフ(日本語の「明朝」に相当)で気に入らなかったので、サンセリフ(日本語の「ゴシック」に相当)に変えた。それに気を良くして、色をデスクトップに合わせてベージュ系にし、いくつかのフォーマットのスタイルも調整した。
あと、タブバーが上だとタブ数が多くなった時に見えなくなるので、縦にできないか試してみたら、難しそうではあるけど、やればできそうな感じだった(先は長そうなので、その時はそこまでで止めた)。が、もしかしたら そのうちオリジナルでできるようになるかも知れないから、余り急いで作ることもない。
- ZettlrのテーマFrankfurtでの表示
- Frankfurtをカスタマイズしてデスクトップのテーマに合わせた。
- CSSを何とかすれば、タブバーを縦にすることもできそう。
あと、テーマではないが、Zettlrでノートに画像を貼り付けてもJoplinにインポートされない件は、Joplinで画像を「画像貼り付け用ノート」に貼り付けてインポートし、そこに出たタグをZettlrに貼り付けることで仮対応している。
同じくテーマではないけど、ZettlrはZettelkastenというノートの仕方をサポートしていて、気になっている。(→ 参照) 一言で書くと、情報を(小さくまとめて)「カード」に書いて、リンクで繋げて行くようだ。僕のやり方とは違うが、それよりは効率が良さそうな気がした。というのは、今の、カテゴリごとのノートに続けて書いて行くやり方だと、どこに何があるか分からなくなってしまうし、情報を時系列に追加していくうちに、ノート内での小さ目のまとまりの情報の位置が飛び飛びになったりして不便だからだ。
Zettelkastenは、ツールによるのだろうが、手軽に情報(カード)を繋げられて、効率的にカードが探せれば良さそうだと思った。あと、多くのカードを うまく管理できるかも気になる。そして、こういう方法ではGoogle Keepのようなポストイット型の見せ方のほうが良さそうだけど、カードが多くなったら破綻しそうだから そうでもないのかも知れない。
PS. 気分良くZettlrを使っていたら、思わぬ欠点が見付かった。上/下付き文字すら表示できないのだ。フォーラムでは作者らしき人が、「Zettlrが使っているエディタCodeMirrorがサポートしない限り対応しない。対応して欲しければ、自分で作ってCodeMirrorに提案しろ。」とのこと。なんか、随分石頭かつ上から目線で嫌な感じだ。いくら面倒でも その言い草はないだろう。一気に冷めた感じ。
僕は上/下付き文字は余り使わないからいいけど、これの主たるユーザーは研究者らしいのに、良く問題ないな。実は使っている人が少ない??
その後、実は、ZettlrのLaTeX拡張($で挟む。例: $m^2$ → m2, $CO_2$ → CO2)を使えば、上付き/下付き文字が使えることが分かった。それで研究者には問題ないだろうが、一般的な問題(例: LaTeXにないMDの機能?, 互換性※)はないのか? そして、作者は なぜ、上記フォーラムでの質問に この機能を紹介しなかったのか? (11/7 7:27)
※JoplinはGFMとLaTeX拡張をサポートしているので、案外、互換性には問題ないのかも知れない。
また放浪しそうな気がして来た・・・
前にも書いたが、このブログのエディタ(もちろん、上付き、下付き文字ができる)でMD(でなくてもいいが)を編集できればいいのだが、できないものか。編集以外が低機能とか煩雑になるのか。ちょっと考えたい。 (11時)
PS2. PSのあとで調べたら、このブログのエディタはTinyMCEのようで有料のようだが、そのお金はWordPressが払っているのだろうか? (それで新しいエディタを押し付けている??)
それはまあいいとして、似たようなエディタにはCKEditorやTrixやQuill(あとの2者はフリー)などがあることが分かった。ブラウザで動く、ちょっとした編集領域(ブログにあるようなもの)を作るのは簡単だが(→ Trix, Quill。Trixは画像に横線が入ってしまう。Quillは高機能な感じ)、それでファイルの読み込みや保存(、その他もろもろのこと)をするなど、「本物のエディタ」にするのは面倒そうだ。
- Trixのテスト: 画像がおかしい。
- Quillのテスト: いい感じ
そういうののスタンドアロン版があるといいのだが、なかなか手軽なものがなかった。普通のリッチテキスト(あるいはWYSIWYG)エディタはWordみたいで重いし機能があり過ぎて、「ちょっと書く感じ」でないのだ。 上に挙げたような「こういうのでいいんだよ」的なものが欲しい・・・
今は そういうのはMDエディタになるのだろうが、いくら探しても僕の気に入るものがなくて困る。 (21:02)
PS3. PS2の前に、もう少しMDまたはリッチテキストエディタ、他の方法を検討したのだが、ZettlrやJoplinよりいいものはなかった。※ 今までに試した・検討したうち(論外のQOwnNotesは含まないが、純粋に主要な機能がまともに動いたとして比べればZettlrの上になる)では、以下の順位・印象となった。
※その後、pandocでMDをZimのフォーマットに変換すれば取り込めることが分かったので、Zimの順位を上げた。将来性を除けばZittlrやJoplinより良いかも知れない。 (11/7 13:54)
- WordPress (ローカルサイト → 外部アクセス用サーバに送信 → スマフォから閲覧)
- 問題: セキュリティ
- 手間: HTMLへの変換(移行時のみ)
- 外部での編集はしない。
- Joplinは不要。
- WordPressのエディタ
- 手間: HTMLへの変換・逆変換(毎回)
- Joplinが要る。
- Zettlr
- 問題: 機能が今ひとつ。大きいノートは遅い。
- フォーマットも今ひとつ。
- 作者が石頭。
- Joplin
- 問題: 遅い、メモリを食う。
- 作者が いい加減。
- Zim
- 問題: 何もインポートできない。独自のファイル形式。 → その後、pandocでMD(おそらく その他も可能)を変換すれば取り込めることが分かった。 (11/7 13:54)
- 作者はMD嫌いか無関心? 「多忙」。
- 将来性に不安。
- Cherrytree
- 問題: かなりメモリを食う。
- センスが悪い。
- 将来性に不安。
- VNote
- 問題: かなりメモリを食う。
- まだ不完全。
- 信頼性に不安あり。
そして、実は1番はWordPressでなくても良く、手軽なリッチテキストエディタとファイル送信の仕組みがあればいいことに気付いたが、エディタについてはPS2に書いたように「手頃なものは なし」となった。 (20:44, 11/7 8:17 加筆・修正)
その後、BookStackという、セルフホスティングでTinyMCEでノートを編集できる情報管理システムが見付かった。まさに探していたものだと思い掛けたのだが、良く調べたら、これもZim同様に何もインポートできず、独自のファイル形式(実際にはDBに格納される)である。
フォーラムを見ると、作者は全然乗り気でない(他に重要なことがあると思っている)ようだ。まあ、思想の違いなのだろうけど、全く賛成も理解もできない。僕だったら、これは最も重要で一番最初に考えることだ。
既存システムから移行する手段がなかったら、本気で使おうと思う人はかなり限られてしまう。引越しに例えれば、新しい部屋は今までの家具が全く入らず、全部買い直すか、分解して部品で搬入して組み立て・調整し直す必要があるようなものだ。あるいは、PCだったら、新しいPCは既存のメディアが読めず、USBもNWも繋がらないので、何もコピーして入れられず、情報を1文字ずつ手で打つしかないようなものだ。馬鹿過ぎる。
魅力はあるものの、これだったらZim(ノートはテキストファイルに記述)のほうが まだマシな気がした。ただ、BookStackのサーバはセキュリティに考慮しているようなので、外からのアクセスが可能になるメリットはある。 (11/7 10:03)