よく、水まわりを銅にするとヌルが付かないという話を聞くが、僕は今までに何度も試したけど効いた試しがない。それでも、ここに越して来た時に 「今度こそは」と、もう一度だけ試してみた。(ちょっと高かったけど、大き目で効きそうな)銅製の流しの網を買って使っていたが、やっぱりヌルは付く。銅製の網にもその下の円筒(本来の網? ← バスケットと言うらしい)にも。
それで、効かない原因を考えてみた。
- まだ網の表面保護のクリアが剥げない。 → もう1年以上経っているし、網は黒くなっているが・・・
- 常温で銅が溶ける量(≒ イオンの量)はものすごく少なく、実際には効かない。 → 詐欺 (実際には、売っている時に効能は書かれていないことが多い)
- (網に)水が滞留しないと銅は溶け出さない。 → 網に物が詰まって滞留してもヌルは付く。網にすらヌルは付く。
- 網の銅線の表面にゴミやヌルが付いて、水が銅に接しないため銅が溶け出さない。 → 綺麗な時ならヌルは付かない? (それで意味あるの?)
- じゃあ、ゴミさえ溜めなければヌルは付かないとでも?? そんなことはない。ゴミは大きいので、いくら溜まっても水は網に接する。
- 結局、水が銅に接してもヌルは付く(そして、そのヌルには かなりの量の銅が溶け出しているはずなのに、ヌルはなくならない)ので、やっぱり効果がないのではないか?
- 実は網では駄目で、銅の円筒でないと駄目。 → 円筒でも駄目な気が・・・
- 実は、銅イオンに殺菌作用はない。単なる迷信(水素水みたいなもの)。あるいは、殺菌作用は とても弱い。 → さすがにこれは ない気がするが、どうだろう?
どうも、2番目の「銅は溶けない」から(または6の迷信)の気がしてならない。良く考えると、神社などで銅のひしゃくで水が飲める場合があるが、そこで殺菌作用のある(と言われている)銅イオンがふんだんに溶け出たら危険ではないか?? 「ミネラルが豊富に」とかいうのはないよw
書いていて思い出したが、以前、別件で、銅が水に溶けて人体に危険はないか調べたら、国の機関(あるいは公的機関)が「問題ない」と書いていたのがあった。だから、日常の環境では ほとんど溶けないのだろう。それを忘れて網を買ったのは、間抜けにも ほどがある。
それにしても、スタパ齋藤の「銅の円筒にしたら、全然ヌルが付かなくなって感激!」のような記事(→ あった)を見たのを覚えているが(それで この網を買った気がする)、あれは提灯記事だったのか? まあ、さもありなんだ。信じて損したよ。今ドウなっているか教えて欲しいものだ。
まあ、いずれにしても、もう二度と銅の効能は信じないことにするw