外でメモ(雑記やライフログ的なもの?)を記録するのに、自作のメモ・ノートシステム BNoteを使っている。それは、ブラウザのフォームでツイート風にメモを書き込むと、日ごとのノートに追記されてサーバに保存され、作成や更新があればPCにメールで通知が来て、それに書かれているパスでノートにアクセスできるようになっている。
要するに、(今は使っていない)Evernoteに手軽にノートを追記するアプリの代わりだ。: 実際の使い方としては、帰宅後にエディタで そのノートを開いて本来のノート(例: 「日記」: Zimで書いている)に転記(コピペ)・更新する。
なぜ、外でスマフォで直接本来のノートに書き込まないかというと、(Zimはスマフォでは動かないので、自動変換して)Joplinで見られるようにしているが、ノートが大きいとスマフォで開くのが遅くなり、また、大きくなくても編集は手軽でなく、思い付いたことを全く「パッ」と書けないからである。
Joplinなんかで書いていたら、開くたびに時間と手間が掛かってイライラして、書くことを忘れてしまう。そう言えば、Evernoteもそうだった。
もう一つの問題は、スマフォとPCの変更の競合だ。Evernoteでは度々競合が起こっていて、それでもイライラしていた。Joplinでも、同期のタイミングによっては競合が起こる。そんなんなら、自分で同期(上述の転記)したほうがずっとマシだ。
更に、仮にそれらの問題がなくても、メモを書いた時刻を手で付けるのは面倒だ。
- BNoteのメモ入力画面
- Vivaldiで位置が取れなくなった。: 下にエラーを表示している。
そして、各メモの前には送信時刻を付けるとともに、(興味と実益を兼ねて)位置情報(緯度, 軽度, 高さ)※を追加するようにしている。
※ブラウザではJavaScript(例: navigator.geolocation.getCurrentPosition() → サンプルコード)で取れる。ただ、位置の取得に時間が掛からないようにするようなオプション(図: 下部の"opts:"以降を参照)を指定しているため、必ずしも正しい訳ではなく、最後に取れた位置になる。まあ、ないよりはマシな程度である。
ところが、先週くらいから、その位置情報が取れなくなってしまった(ブラウザはVivaldi)。: getCurrentPosition()がタイムアウトのエラー(code= 3)になる。オプションをいくら変えても直らなかったが、不思議なことに、OperaやFirefoxでは問題なく取れる。いろいろ調べると、昔からそういう問題が報告されている。(→ 例) いくつか解決策があった(例: watchPosition()を使う)が、僕の場合はどれもうまく行かなかった。更に、getCurrentPosition()のサンプルコードすら動かなかった(もちろん、Operaなどでは動く)。
「ないよりはマシ」なものだけど、今まで取れていたものが取れなくなったら やっぱり嫌だし、何かがおかしくなったかと心配になる。
更に試したら、Androidの設定の「位置情報の精度を改善」※をonにしたらVivaldiやChromeでも位置を取れるようになった(上のリンク先にも、GPSだけ(= 「位置情報の精度を改善」がoff)の場合は位置が取れないという情報がある)。
※これをonにするとGoogleに更に「いろいろな情報」が送られそうで嫌だし、そもそもGPSの位置を改善する必要性を感じていないので、offにしている。
そう言えば、offにしているとGoogleマップのアプリでも度々onにしろと催促されてイライラするのを思い出した。Off(= ダイアログの「使用しない」= 「位置情報の精度を改善しない」)でも ちゃんと使えるのに、なんでそんなに押し付けるのだろうか? きっと、Googleに さまざまなメリットがあるのだろう。
- 紛らわしく煩わしい、Googleマップの位置情報サービスの催促
- 同、続き。
仮にChromeが突然仕様を変えたとしても※近頃の文句を見ないということは、ほとんどの人はonにしているのか。だから、今後は僕はChromeなどでは位置が取れなくなるのかも知れない。
※Chromeの変更履歴を少し調べたが、関係ありそうなものは見付からなかった。ただ、量が膨大で調べきれず、また、細かく書いてないものがあるので、実際のところは分からない。
まあ、BNoteに関しては、実際にはメモを書いた位置情報を調べることは ほとんどないから実害はないし、Operaを使えば現在位置が取れるので問題はない(今はOperaを使うようにしている※*)。
※Firefoxでないのは、Firefoxだけ表示がおかしい(入力フォーム(textarea)が幅広になる)からである。
(11/1 13:01) 原因は良く分からないが、Firefoxのtextareaのデフォルトフォント(あるいは幅などの計算に使う文字)の幅が他(Chrome系)のブラウザより広いような感じだ。本来はフォントの平均(あるいは特定文字の)幅とディスプレイ(正確には表示領域)の幅からtextareaの幅(文字数, cols)を求めるべきだが、何とも煩雑だ。
そこで、textareaの幅を文字数では指定せず、 style= "width: 90%;" のようにディスプレイの幅の相対値で指定したら、ちゃんと収まるようになった。
ただ、これだと(実際には使うことはないが)PCでは広くなり過ぎるので、モバイルの時だけにしている。
*今日になってOperaでも位置が取れなくなった。もしやと思って使用モジュールを調べたら、しっかりChromiumと書いてあった。。。今まで表示されていたのは、更新が遅かったためだろう。
だから、取れなくなった原因は、近頃Chromeの仕様が変わったための可能性が高い。
なお、Firefoxはまだ大丈夫だが、使用モジュール(ライブラリ)は余りにも表示が細かくて調べていない。とりあえずはFirefoxでしのぐ。 (10/31 19:48)
そういえば、以前も同じような問題があってOperaを使うようにしたが※、少し前にスマフォのブラウザをVivaldiに切り換えた時に そのことを忘れて、BNoteもVivaldiにしたのが悪かったのかも知れない。ただ、先週までは ちゃんと位置が取れていたように見えるから、近頃何か変わったのは確かなようだ。
良くあるGoogleの気まぐれなんだろうが、付き合わされるほうは たまったものではない。。。
そもそもweb(JavaScript)の規格では普通に出来るはずのものが、なぜか「位置情報の精度を改善」をonにしないと出来ないのは勝手な押し付けで、それまで出来ていたものが出来なくなったために、結構な手間と時間を掛けて(上記のように)調べる羽目になったのだ。
普通に使えるはずのものは 普通に使わせてもらいたい!