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前回同様、細かい工夫的なものを。良くある「裏技」と違い、どれも必ずしもうまく行くとは限らない。

1. 眼鏡のネジロック(になるか?)

運転用の眼鏡は構造が今一つなのか、右側のネジが緩みやすい。今までに2回、危うくネジが外れそうになったことがあった。車内で掛けるので、外れて落ちたら まずネジは見つからないだろうから、ネジロックで固めたかった。

しかも、2回目は運転中に、右側に虫みたいなものが見えると思ったらネジが緩んで抜け掛かっていたので、結構危なかった。

が、それだけのために安くないものを買いたくなかった(どうせ、しばらくしたら乾いて固まる気がしたし)。そこで考えたら、木工用ボンドが浮かんだ。

強度が弱そうだし、水にも弱そうだが、ガッチリ固まらなさそうなのは好都合かも知れないので、緩む側のネジの上下に塗って試してみた。それから、緩みが分かるように、マジックで印を付けた。 → それから約4か月経ったが、印はズレていないので、まだ緩んでなさそうだ。また、塗ったボンドは剥がれずに残って居るようだ。でも、1年は見ないと駄目な気はする。

2. PCケースのリセットボタンを修理した。

今のPCケース(Antec P150)は元々プラ部品が弱かった※うえに10年以上使っているため、ある時リセットボタンを押したら、脚(支え兼バネ)が折れて中に落ちて(入って)しまった。

※例: 買ってほどなく、光ドライブベイのイジェクトボタンのバネ(プラ)が折れた。

リセットボタンは滅多に使わないから そのままでも問題ないが、外見が良くないので、ちょっと直した。

折れた脚をどうするかだが、2本のうち残って居る側は折れたところを接着剤で貼り、取れてしまった側は、柔軟性と耐久性のありそうな結束バンドの切れ端を貼ってみた

いかにも弱そうで、すぐ剥がれそうだが、数回押した限りでは大丈夫だったので、これで様子を見ることにした。まあ、滅多に使わないので、見た目が良ければ問題ないw

3. (即席)ヘッドフォン掛けを作った。

ヘッドフォンはPCの上に載せていたのだが、アンプの改良をしていて場所がなくて置き場所に困ったので、PCに掛けるようにした。作ったあとに見た、こういう製品※に似たイメージである。

※いちゃもんになってしまうが、これだと、ヘッドフォンが重いとディスプレイが傾く気がする・・・

ヘッドフォンが邪魔にならなければ充分なので余り手間を掛けたくなかったのだが、結局 3回作り直した。

最初のプロトは、アンプに使ったリレーが入っていたレール(プラ)※を安直にPCケースに載せて、針金と耐震ジェルシートで固定した。: 実用上は充分だったので、この線で見栄えを良くすることにした。

※プラだけど、パイプになっているうえに溝があるせいか、それほど弱くないようだ。

次はレールの代わりに竹製の菜箸を使った。ナチュラルな感じは良かったが、箸は丸くて安定しないのと、滑り止めに使ったコードの被覆(灰)が若干目立つのが気に入らなかった。

そこで、レールを復活させ、針金を銀(ステンレス)に、ジェルを透明なものにして目立たないようにした。: まずまずで、改良したい点はある(例: ヘッドフォンが滑り落ちないようにしたい)が、まあ これで良かろうw

4. 「ワセリンをハンドクリームに」を試し始めた。

去年、白色ワセリンをハンドクリームなどの代わりに使うことを書いたが、少し前まで本物のクリームが残っていたため、近頃ようやく試し出した。

今のところは悪くない。使用量はクリームより少量で いい感じだ。ただ、硬めなので、均等に伸ばす(広げる)のは少し面倒かも知れない。

心配していたベトつきは ひどくない。逆に、顔に関しては本物のクリームよりいい気がしている。本物は帰宅したら顔を洗わないとベトつきが嫌だったが、ワセリンはそれほどでもない。

5. 複数の店で どこが安いか分からない時に (ドル・コスト平均法の実生活応用版?)

近くの複数の店で同じもの(例: ペットボトルのコーヒー)が売っていて、どちらが安いか分からない時の案である。

いくら店が近くても戻るのは面倒・無駄なので※、一方通行・一筆書きで考える。また、ものは多少多目に買っても良い(保存の効く消耗品)とする。

※もちろん、このために その店に行くのでなく、全部の店で それぞれ買うものがあって、ついでに買うというスタンスである。

その時、それぞれの店で1個(同じ数であれば可)ずつ買えば、どちらが安くても大きな損はしない。常にそれらの店の平均価格で買える。ただ、最安では買えないので、すごい得もしない。

なお、本当のドル・コスト平均法は一定の額での購入を繰り返すので、この場合なら、いつ安いか分からないものは、連日のように同じ数(本当は額)ずつ買うことになる。が、頻繁に店に行くのは面倒ではある。

と書いて気付いたが、定額購入ならガソリンは これに向いているのだろうか? 一月なりに使う量が分かっているなら、それを分割して小まめに定額で(例: 隔日で千円ずつ)入れ続ければ いいのか? なんか怪しいし、面倒だ。。。

しょうもない(セコい)w: 実際に迷った時に、投資で良く言われている方法を思い出して使えそうだと思ってやってみている程度である。本来は、事前に それぞれの店の価格が分かればいいが、スーパーなどはチラシでしか分からないから仕方ない。

強引かも知れないが、ここから言えるのは、「sin, cosなんて実生活で使うことなんてないから、教える必要ない!」とかいうのは間違っているということだ。いろいろな理論や技術の使い方が分からない・分かろうとしないだけで、使おうとすれば いくらでも応用できて、便利になる(かも知れない)のだ。

実際、前にも書いたかも知れないが、やり玉に上げられるsin, cosを使えば、例えば、ディスプレイの対角線や縦横の長さの概算が できる。他には、精度は落ちるが、ある程度距離の分かる遠方にある物の大きさ(例: 高さ)だって求められるし、逆に、大きさが分かっていれば距離が求められる。

そういうことを考え・想像もせず、一見分かりやすそうな極論を言う輩は、まあ、(いつも書いてるので略w)

そして、そういう技術を使って何かの値を導き出すには、それらの式に入れるための値が必要だ。その結果の精度を上げるためには、どうしても、入れる値を正確に測定すること必要なのだ。それが僕が測定マニアである原因の一つだろうか?

 

おまけ: 臭(くさ)い食べ物の後始末

きっと みんな知っているとは思うが、近頃気付いたこと。: ニンニクとか豚骨とかの臭いのキツい食べ物の容器を そのままゴミ箱に入れると、例えゴミ箱に蓋が付いていても、そのゴミを捨てるまで部屋に臭いが漂い続けてしまうが、スーパーの薄いポリ袋に入れて口を縛れば大丈夫だ。

他に、焼魚の残った部分や刺し身の つま は時間が経つと臭くなる(特に夏)ので、同様に袋に入れると良い。

良くある消臭スプレーは不要!

臭いを封じ込めて出さなければ臭わないのは当たり前のことだが、今まで数十年気付かなかった。

まあ、僕は近頃 臭いなどに過敏になったようなので、そういうのが より気になるのかも知れないから、普通の方は気にならないのかも知れない。

 

PS. 全く関係ないが、おまけに書いた臭いという点では、柔軟剤か芳香剤か分からないが、部屋の外にまで臭いが出て来る人が居て(部屋の近くを通ると臭うことがある)、(嫌ではあるけど文句を言うつもりはないが、)良く「大丈夫」だと思う。

まあ、大丈夫(というか、そういう臭いが好きなのだろう)だから使っているのだから、何も問題はないのだろう。が、何十年か経って問題が出ないのだろうか? 例えば、大音量に曝され続けると耳は難聴になるから、鼻は「難臭」になるかも知れないし、脳や神経が おかしくなるかも知れない。

 

(3/1 13:47 わずかに加筆)

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ちょっとした工夫が うまく行くように思えたけど、意外な落とし穴があることは多い。

1. ハリ玉+ひっつき虫 → 使いやすく

壁などにコードを留める(貼る)時に ひっつき虫などを使っていたが、今まで使った以下の3種類のどれも一長一短だった(本来はポスターなど用なので、コードで うまく行かなくても仕方ない)。

  • ハリ玉: 硬いので しっかり固定できるが、硬過ぎて壁に くっ付かないことがある。色はベージュ系で目立たなくて良い。
    • 一度付いたら まず剥がれないので、ツンデレ系?
  • ブルタック: 柔らかくて付けやすいが、暑い時は剥がれやすい※。水色なので少し目立つ。
    • ※正確には、コードの張力や重さのために、コードがブルタックを破って浮き出る感じ。
    • ポスターなどを貼るのには一番良いと思う。
  • ひっつき虫: 白なのはいいが、柔らか過ぎる(ブルタック以上)ので、暖かいと剥がれやすい。

そこで先日考え付いたのが、ハリ玉と ひっつき虫を混ぜることだ。ハリ玉の硬さと ひっつき虫の柔らかさが混ざって丁度良くなるのではないかと思った。やってみたら、なかなか うまく行った。ひっつき虫は かなり少なくていいようで、体積比で5:1とか そこら辺で良さそうだ。

が、混ぜるのに結構力が要り(陶芸のように、硬い粘土を こねるような感じ)、時間も掛かる(なるべく均一にするため)ので、準備が面倒という欠点があった。あと、時間が経過したらどうなるかは分からない。硬くなって剥がれたり、逆に剥がれなくなったり、変質して壁を汚すことがないとは言えない。

ひっつき虫(左)とハリ玉(右)を混ぜて、柔らかく くっつきやすく、かつ、強くした。

2. 即席単4→単3アダプタ

今朝気付いたら掛け時計が停まっていて、たまたま単3電池がなかったので、以前の単3→単1アダプタが うまく行ったのを思い出して単4の充電池※で代用しようとした。

※電池収納箱の中に1本だけあったので、是非使いたかった。以前「どうして?」と思った半端な電池は、こういう1本使いの機器のために生まれるのかも知れない(あとは3本か)。

以前のように、単4電池に何かを巻いて(今回は薄い発泡スチロールのシートを使った)太さを調整し、底に導体(巻いた網線を使った)を付けて長さを調整すればいいのだが、長さの違い(3-5mmくらい?)を埋めるのが意外に難しく、今回は一度、接触不良になった。

電池ホルダーのバネが弱いと なりやすそうだ。また、アダプタが太過ぎるとホルダーの中で適切に動かずに接触不良が起こりやすそうだ。網線でなく硬い金属を使えば いいかも知れないが、ちゃんと接触(導通)させるのは難しい。

柔らかい、金や銀なら いいかも知れないw

それから、今回のように電池ホルダーに蓋がなくてバネが弱い場合、太さや長さが合って居ないと外れて落ちる可能性もある。それで、念のためにマスキングテープで止めた

あと、アダプタとは直接関係ないが、充電池の1.2Vでは動かない(推奨されていない)場合がある。: 今回は電波時計に使ったのだが、電源電圧の下限が1.3Vで、説明書には電圧が低くて動かない可能性があるので避けるよう書いてあった。※ 実際には動いたが、上の接触の件もあり、ずっと大丈夫かは分からない。

※上限(1.7V)もあり、ニッケル系一次電池は初期電圧が高いから非推奨と、なかなか注文の多いムーブメントである。

3. AndroidのFirefoxブラウザでの位置取得

以前書いたように、Androidで「位置情報の精度を改善」を有効にしていない場合、ブラウザで位置が取れるのはFirefoxだけになってしまった。それでFirefoxを使っていたのだが、気付いたら取得した位置が変わっていなかった。どうやら、キャッシュの利用期限(maximumAge)を無限に設定すると常に古い位置しか取れないようだ。

そこで、キャッシュの利用期限とタイムアウト(timeout)を適切に設定したら(例: キャッシュ: 1時間, タイムアウト: 2秒)、ちゃんと位置が更新されるようになった。

ただ、今度は設定したキャッシュの利用期限に関係なく、取得のたびに位置が更新されるようなので(常に取得時刻が更新される)、毎回GPSが動くのだとしたら、電池消費が多くなるのかも知れない。

一見矛盾している、「位置が欲しいけど、頻繁に更新したくない」の意図は、「何か(例: 写真撮影, GPSロガー)のついでに測定した位置があれば(キャッシュされていれば)欲しい」である。

 

いかがでしたか?  (← 良くある「裏技集」の最後に出て来そうw) じゃなくって、

という訳で、世の中 それほど甘くないという3つの例であった。

 

(11/16 5:24, 6:10 少し加筆・修正, 8:58 写真を追加, 10:18 少し補足)

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昨日、非常用品の点検をしていて気付いたのだが、部屋の懐中電灯の電池の期限が2007/10と、おそろしく古かった。これは製造年月ではないと思うが、どっちにしても古い。それでも全く液漏れしていないどころか、明るく点くのに感心した。さすがパナだ。

とは言え、いつ液漏れするか分からないので「ちゃんと」しようと思った。乾電池は寿命や交換が煩雑なので、単3→単1アダプタで充電池(いわゆるエネループ)を使おうと思ったのだが、手元にアダプタは1個しかない(同様に充電池にしたランタンが3本使うので、半端に余って居る)ので買わなくてはならない。

100円ショップにありそうなので、散歩がてら買いに行こうと思ったが、どうも面倒だった。しかも、もし2個1組だったら また余ってしまうではないか(無限ループ・・・)。それで、ちょっと思い付いてテキトーにアダプタを作ってみた。

要するに、単3電池を太くして少し長くすればいいので、とりあえず、ちょっと厚手(5mmくらい?)の発泡スチロールのシートを巻いてみた太さは合った。※ 長さが足りない分は金属の何かを詰めようと思ったが、実際には懐中電灯の底の蓋に付いている-極用のバネを少し伸ばせば良い(実際には、そのままでも点いた)。が、ちょっと暗かった。充電池で電圧が低いせいだと思って諦めたのだが、もう少し何とかなりそうな気がして挑戦したら、結構明るくなった。

※シートが厚いため、中心が少しズレている。が、上を本物のアダプタ(-極が広い)にしたら問題はなかった。また、シートはダクトテープで留めた。黒で目立って綺麗でないが、白のテープより余っていたので使った。

最初は、長さが足りない分をネジ(ボルト)やワッシャを重ねて補ってみたが、接触抵抗が大きいらしく、それほど明るくならなかった。それで、柔らかく抵抗が少なく、厚みが出せる金属を探したら、シールド線の網線(写真: 上部の銀色)が目に付いた。それを直径1cmくらいに丸めて(写真: 下部)蓋のバネの先に付けてみたら、まあまあだった。更に接触を良くしようと、網線の端をバネと蓋の間に挟んだら、単1電池には及ばないものの、随分明るくなった

これなら、もし本物の単1電池を使う時でも簡単に外せる(外さなくても、バネの隙間に押し込めば良い)から便利だ。

他愛のない工作ではあるが、非常時には こういう感じに電池の流用が できることが分かったし、懐中電灯の明るさを向上させるツボの一つが分かった。

 

PS. 本題とは関係ないが、手元に単2電池が余っているのを見るにつけ、なぜか今は彼らの立つ瀬がなくなってしまったのが可哀想だ(そもそも、その単2電池をなぜ買ったかすら思い出せない)。昔は小さめのラジカセや大き目のラジオなどで使われていたと思うが、今は単3かバッテリーパックになってしまったからか。

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暑くなり出した頃からだったと思う(記録を調べれば分かるが、面倒なので省いた)。洗面所で香水、あるいは柔軟剤のような臭いが し出した。一般的には「いい匂い」なんだろうが、そういう人工的かつ押し付けがましいのは嫌いなので洗面所の壁と床の隙間を埋めたところ、完全ではないものの、臭いは しなくなった。実は、臭いの原因・出所は確定できなくて ちょっと不満だが、結果オーライとした。

 

まず、臭いの出所を見付けるため、強く臭う場所を調べたら、洗面所の奥の床と壁の合わさる3辺の角付近だった。それで直感的に思ったのは、以前の住人が その辺りに柔軟剤(洗面所には洗濯機置き場がある)などをこぼして、床材(クッションフロア, PVC?)に臭いが しみついてしまったのだろうということだ。

ただ、そうであれば、去年も臭ったはずなのが腑に落ちなかった。

それで、ひとまず その辺りの床や壁紙を水拭きしてみたが、落ちなかった。除菌用アルコールでも駄目だったのでディゾルビットでも拭いたが、臭いは消えなかった。

実はディゾルビットは失敗で、柔軟剤に加えて その臭い(オレンジ系のツンとする臭い)まで抜けなくなってしまった・・・

それで、実は床などが臭いのでなく、周囲の部屋の臭いが隙間を通じて漏れて出たのかと考え※、壁と床の境目の隙間をPEのシートで塞いでみたら臭いはしなくなった。その時シートは膨らんでいたので、確かに隙間から風が漏れていることが分かった。*

※他には下水管から漏れている可能性もあるが、下水の臭いは柔軟剤ののような生易しいものではないので違う。

*隙間から風が出るのは、外からの臭いの侵入を防ぐために窓などを塞ぎつつ、換気扇を常時間欠的に、あるいはCO2濃度に応じて自動で回しているため、そういう隙間に圧力が掛かっているためである。隙間は最初からあったはずだから、上と同様に、なぜ去年は臭わなかったのかとなるが、去年は左のように気密性を高めつつ換気していなかったからだと考えられる。

それなら、その隙間を何かで塞げば臭いが出なくなると考え、塞ぐ(隙間に詰める)ものを探した。調べると、コーキング剤とかシール剤が良さそうだった。いろいろ比べて、コニシのボンド スーパージョイントXというものにした。業務用だからなのだろうか、量が多いのに結構安く、500円くらいだった。家庭用は同じような値段で量は随分少なかった。僕は量は要らないのだが、家庭用のにしなかったのは、「硬くて使いにくい」、「ノズルが使いにくい」、「すぐ固まってしまう」というような口コミがあったためだ。

色は散々迷ったが、結局失敗だった。まず、Amazonの商品ページには色が載っておらず(商品のラベルの色すら、全く関係ない紫!)、いろいろなページに出ている見本の色が違う(2つくらいパターンがあるようだ)ので、どれが正しいか分からなかった。色のイメージとか多数決的に「これか!?」と思って「アイボリー」を注文したが、実際には ほとんど白だった(僕の想定に合う色は「ベージュ」とか明る目のグレーだったのだろう)。きっと、本職の人は、使うところを見て「この色は あれ」とかすぐに分かって、迷ったり失敗することがないのだろう。

だから、滅多に居ないとは思うが、こういうものを使う方は あらかじめホームセンターで実物を確認したほうが良い。とは言え、使いたい製品の中身の色が常に見られるとは限らないので難しい。だから、比較的色見本が出ているであろう、家庭用製品がいいのだろう。

まあ、色が違うとは言え、黒とかではないし、部屋の他の箇所のコーキングも白なので、ぱっと見ても分からないだろうし、そもそも はみ出さないようにすれば問題ないと考えて作業を進めた。

以下の手順で作業した。

  1. 現場の清掃
  2. 隙間を埋める部分の巾木(壁の最下部の、細長いガード的な部材, 実際には柔らかいプラ)を剥がす
  3. 埋める周囲をマスキングテープで養生する。
  4. 隙間にシール材を詰める
  5. 余分なシール材を拭き取る。
  6. シール材で巾木を貼る。
  7. 余分なシール材を拭き取る。
  8. マスキングテープで巾木を止める。
  9. 乾燥させ、固まるまで待つ
  10. マスキングテープを剥がす
  11. 細かい仕上げ (はみ出たシール材を削るなど)

作業は概ね問題なく終わり、僕にしては随分綺麗にできた。シール材の はみ出しは ほとんどなく、角の3辺の交わる点で見える程度である。(写真: 中央辺りの白点) ここが一番漏れるような気がしたので敢えて多目にしたので、仕方ない。

以下に気付いたことを書く。

  • 巾木が長く、一部が隠れていて剥がせないので、剥がせるところまで剥がして邪魔にならないようにした。 (写真: 左側)
  • シール材は柔らかいほうだが、押し出すのに結構力が要った。
    • ケーキの生クリーム(使ったことないがw)の粘度を高めたような感じ。
    • 僕の握力がないのと、ノズルを細くしたのと、慣れがあるのではないか。作業を進めるうちに、少ない力でも出るようになった。
    • それでも、いかにも柔らかいので 他の硬い製品よりは楽そうだと思った。
    • ただ、大量に作業するとしたら、疲れるだろうし時間も掛かるから、プロが使う大きな注射器みたいなのがいいのだろう。
  • 隙間が深いせいか、1回詰めただけではシール材が足りないようだったので、2回詰めた。
  • 初めて(?)本来の用途にマスキングテープを使った。
  • 余分なシール材は、濡れ雑巾で拭けば綺麗に取れた。
  • シール材が乾くのは遅い。
    • 接着剤のように数時間で乾くのかと思っていたが、詰めたあとで調べたら、「一週間」とあった。
    • 通気を良くして乾燥を早めるため、翌日にマスキングテープを半分剥がした
    • 待ちきれないのと、夏なので、5日後にマスキングテープを全部剥がした。
  • プラなので少し心配だったが、巾木は しっかり付いている。
  • 量が多い(500g)ので、8割以上残った。
    • 残ったシール材が乾燥しないようにノズルの根本にPEのシートを挟んだが、いつまで大丈夫かは不明。
    • また、シール材がノズルの中で固まって使用不能にならないように、作業後にノズルを洗った。

 

肝心の臭いだが、以前のように洗面所に行くだけで臭うことはなくなったが、角の近くで嗅ぐとまだ臭う。

その原因を考えてみた。: 臭いが隙間から出ていたなら、他の隙間(今回塞いだ部分の横にあるし、他にも多そう)からも臭うはずなので、実は隙間からは出ておらず、やっぱり、臭いは元々床のシートに付いていた(前の住人が柔軟剤をこぼした?)のではないか。ただ、それだけではなく、換気扇を間欠運転することで頻繁に出るようになった隙間からの風で拡散していたのではないか。

少し気に入らないので、(危険な)ウォッシャー液で拭いてみた※のだが、効かなかった。(想像でしかないが、)柔軟剤の臭いは相当しつこいようだ。まあ、「香害」と言われたり、他の方も臭いを抜くのに苦労しているだけのことはあるのだろう。* ダメ元で、あとで再びアルコールを試したい。

※今回は、充分に換気をしつつ手袋で作業した。

*それにしても、好みとは言え、良くあんな臭いがする衣類を四六時中着ていられると思う。僕だったら頭がおかしくなる。

今回の失敗はディゾルビットで拭いてしまったことだ。どうやら、床材はそういう薬剤系(の臭い)を吸いやすい(かつ、抜けにくい)ようで、上に書いたように臭いが合わさってしまった。ディゾルビットは対象を良く考えて使わないといけない。

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結構前から床の傷が気になって居た。最初からあった訳でなく、僕の作業(去年、換気扇を塞ぐシートを切っている時)中に、気付かずにカッターの刃が床まで達していて付いたものだ。結構長い(20-30cmくらい)ものが2本あり、フローリングの表面の木目のシート※が切れているので、そこからシートが剥がれたり中の木が劣化しないか気になって居た。

※賃貸なので、本物の木目でなく印刷である。結構出来がいいのだが、なぜか、余計な木の継ぎ目を印刷していて(例: 写真左上の縦の1枚分の継ぎ目っぽい線)、そこが窪んでないためにバレるのが惜しい。そんなことしなければいいのに・・・

補修方法を検討し、以下が候補となった。それぞれを検討した結果も書く。

  • フローリング補修用品(ペン類)で塗る。
    • 樹脂染料・塗料
    • 検討
      • 手軽だが、樹脂成分が少なそうで皮膜がそれほど厚くなさそうで、保護効果が弱そうだから却下した。
      • クレヨンタイプの補修材は始末が悪い(あとでワックスなどが乗らない)ので、候補に入れなかった。また、ずっと乾かないものも同様。
  • フローリング補修用ワックスを塗る。
    • 色付きの樹脂ワックス(カラーワックス)
    • 検討
      • 耐久性が気になるが、ウレタンが含まれるものは強いという情報があったので、そういうものなら良さそう。
  • オイル(机用に手持ち)を塗る。
    • 植物系油性塗料
    • 検討
      • すぐに試せるが、旧居の床(窓際の表面が剥げた部分)に塗ったら、合板に染み込んだせいか黒くなってしまって怖いので、却下した。
  • ステインを塗る。
    • 水性樹脂塗料
    • ホームセンターでニスの近くにあった。
    • 検討
      • 扱いやすそうだったが、主な機能は保護でなく着色なので今回は却下した。
  • 色付きニスを塗る。
    • 水性樹脂塗料(ウレタン系)
    • 検討
      • 保護効果も耐久性も高いが、塗る技術が要るのと、簡単には除去できないとのことで、失敗した場合や退去後に問題になりそうなので却下した。
  • 木部補修用パテで埋める。
    • 検討
      • 傷に詰め込めば保護効果が高く、見た目も分からなくなると思ったが、そもそも大きい凹みなどが対象で細い傷にはほとんど入らなそうなので却下した。

結局、カラーワックス(以下、ワックス)にした。製品は余り選択肢がなかったのだが、ウレタンが含まれている※ リンレイ 床の手なおし 色つや復元コート 濃いブラウン系 にした。Amazonでは安かったが、ヨドバシやホームセンターでは高目だった。結局、ヨドバシのポイントを使ってAmazonより安い約千円で買えた。色も迷ったが、想像より薄く出るという口コミがあったので、床より濃そうだけど「濃いブラウン」にした。ただ、この製品は色が少ないので、それほど迷うことはない。ニスだったら色が多くて迷った。

※Amazonのページでの成分はメーカーページのと異なって居て、最初は候補外にしてしまった。そういうのは他にもあったが、コピペミスなのだろうか。

昨日の朝届き、早速やってみることにした。まずは目立たなそうなところ(直射日光が入らない部屋)で試した。入居時から付いていた傷※に塗ってみたら、意外にうまく行った。白く見えていた傷が、ほとんど分からないくらいになった(ただし、光が反射している場合は分かる)。

※今考えると、他の古い傷の上には入居前に塗られたワックスかニスが付いていたので、引越しの時に付いた気がする。何となく、業者(当時、いい加減でムカついた)がやった気がするが、証拠はないので そうとは決め付けない。でも、あの体では「傷付けて知らん顔」だとしても納得できる。

ワックスは床全体に塗ることを想定しているので、大きなスポンジが付いているが、それは使わず、エアコンのファン掃除に使った小さいブラシ(柄付きスポンジ)で塗った。塗ったままだと色が濃いよう※なのと泡立つので、布で軽く押さえるようにして拭いた。塗ったあとは傷が見えにくくなることが多いが、塗り重ねる(全2回が指定されている)する時に場所が分からなくなるのを防ぐため、マスキングテープ※でマークした。

※どこかの車ディーラーと違い、剥がしたあとはちゃんと確認したし、ましてや糊が残るなんてことなんてなかったw

なお、液はさらっとしていて、塗ったあとは盛り上がらない(少し盛れると うれしかったが)。使用量は少なく、ほとんどの場合、1箇所で1mlも使わなかったと思うから、500mlだと十年以上持ちそうだw

※色は、薄く感じることが多いのだが、周囲に付いた部分は若干濃く見える(減色混合のせいか)。そのうち擦れて落ちるのではと期待している。また、フローリングの溝に入ると濃くなって目立つ。

なかなか良さそうなので、今回の「メイン」の切り傷に塗った。こちらは傷が細く深いため、仕上がりはまあまあ(写真: 左: 作業前, 右: 後。以下同)だった。注視したり光が反射しなければ分からない程度には なった。そもそも見た目(色)は重要でなく、表面や木の保護をしたいのだが、その点は様子を見るしかない。

ワックスが傷とその下の木に染み込んで、そこに樹脂の皮膜を作り、表面のシートと一体化して木の保護とシートの剥がれを防ぐのを期待しているが、どうだろうか。また、傷に染み込んだ部分は表面からは下がっているので、通常の使用では擦れず、長く持つことも期待している。都合のいい期待が多いが、駄目だったらニスかパテかな。

ワックスがふんだんにあることなのでw、ついでに他の傷も補修した。床の傷は木目と同化してしまって、ライトなどを当てたり注視しないと見つからず、終わったと思ったら次々と出て来て(だから、今後も ちょろちょろ出て来るだろう)、夕方まで掛かった。切り傷も上の2本以外に他の場所にもあった。思い出してみると、換気扇を塞ぐシートは作り直したので、それで想定より多かったようだ。

更についでに、入居時からあって気になって居た(気に入らなかった)、ワックスかニスの塗りムラにも塗った。作業後の見た目は余り変わらない感じだったが、写真で比べると随分良くなったようだ。また、昼に見ると(光が反射しない限り)場所が分からないので、成功のようだ。

うまく行く場合が多かったが、そうでない場合もあった。僕の作業の仕方に雑さやムラがあったことはあるが、どうやら、フローリング表面の木目シートが削れたりして下の木が露出している場合やシートの表面がザラザラな場合には色が付きやすいが、そうでない場合は色が付きにくいようだ。また、シートが変色している場合はうまく隠せない。(例: 作業後: 通常, 変色を強調した場合) その場合、変色した部分だけに丹念にワックスを塗り重ねれば良さそうだが、なかなか面倒だ。あと、ワックスの色は透過性なので、濃く変色している場合は直らない。

ワックスの注意書きにあったように、乾くと色が落ちにくい(ブラシなどの道具は濡れているうちに洗うと良い)。塗って乾いた床を布で擦っても(容易には)落ちない。そして、意外にもプラ(PET)にも着色した。※ だから、フローリングの木目シートにも着色はできそうなので、変色部も補修できそうだ。ただ、上に書いたように、丹念な色合わせ・塗り重ね作業が必要だし、材質にもよるかも知れない。これで他の何かに色を付けられそうだが、特にあてはない。

※それで、床ではないが、以前、ドアの枠の壁紙(?)が割れているのに気づいたので接着剤で補修したけど見た目が悪くなっているところに塗ったら、なかなか良くカバーできた。

これの唯一の欠点は臭いだ。化粧品みたいな臭い(いわゆる「フローラル」的な、色で言うとピンクw)が(キツくはないが)今ひとつで、なかなか抜けない。材料の臭いなのか、わざわざ付けたのか。とりあえず、道具一式を袋に入れて仕舞い、時々換気扇を回している。

おもしろかったのは、前の人(または管理会社)が補修した跡が数箇所見付かったことだ。今までは気付かなかったが、作業で床に顔を近づけて見たら分かった。床まで切ってしまうのは僕だけはでないようでw、細長い傷もあった。塗料が塗られていたり、パテみたいな硬目のものを使って表面が ざらついていたりした。上にも書いたように、その上にワックスかニスが塗られているので、入居前ということが分かった。

それから、塗るところを清掃していたら、フローリングの溝から(アンプ製作時に飛び散ったであろう、)赤や青のリード線の被覆の切れ端(長さ約2-3mm)などが出て来て、苦笑した。掃除機でも吸えないようだ。

 

これで、また一つ部屋のTODOがクリアできた。繰り返し しゃがんで作業したせいか、脚(特に太腿)が痛い。次にも別な作業(外からの異臭関係)が控えて居るが、少し休む。

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