去年の夏に2または3(あるいは それ以上)回目の修理をしたMicrosoftのマウス※のホイールが もう駄目になった。: 数日前に、急にホイールの回転が重くなった。その時は、都合良く、季節の変わり目のせいで一時的なものかと思ったが(生き物じゃないんだよw)、直るどころか回転しなくなるようになって耐えられなくなった。見たら、前回の修理でホイールに巻いて貼ったゴム(輪ゴムを切ったもの)が緩んで*、特に繋ぎ目の厚い部分が穴の縁に接触して回らなくなって居た。
※もう十年以上使って かなり古い。貴重だとか思い出があるとか性能が良いとかではなく、他に いいものが見付からないのだ。だから、「使い勝手が良い」が一番近い理由だろう。
*緩みはしたものの 繋ぎ目はしっかりしていたので(→ 参照: 写真: 下)、ホイールへの接着がうまく行けば、ゴムでも充分行けそうだ。
壊れるたびに気付くが、ホイールは意外に重要で、動かないと かなり不便だ。だから、面倒だけど取り急ぎ直すことにし、どう直すか考えた。: 穴を広げて接触しないようにするのが一番楽そうだったが、更にゴムが緩んで また接触したりズレたりしそうだったので、前回の修理の時に使おうと思って買った(けど気が変わって使わなかった)、大きい熱収縮チューブ(写真: 輪ゴムの上の黒い四角)を使うことにした。
ホイールの幅より少し広目に切って、被せて熱すれば万事うまく行くはずだったが、今回も そうは問屋が卸さなかった。
買う時に径を良く確認しなかったため(したつもりだったが、甘かった)、予想以上に大きく、随分余った。ホイールの径は約2cmなので、3cmのチューブなら大丈夫そうだと思って買ったが、たった1cmの差なのに大き過ぎた。
そう言えば、2.5cmが欲しかったけど なかった気もする。
チューブの径が表示より広いのかと思ったが、不思議なことに、実際に幅を測って径を計算すると正しかった※ので、この幅・余りで正しいようだ。まあ、僕にはその辺りの工作の勘がなくて結構失敗している(例: コードの長さがパツパツ・長過ぎ)から、そういうことなんだろう。
※チューブの直径の求め方: 半径がrの時、直径は2rで、チューブの円周の長さは2πrである。一方、チューブを平らにして測った幅をwとすると、その2倍が円周だから 2w= 2πr → 直径2r= 2w/π となるはず。
余談: 数学が苦手なので、上は おぼろげな記憶や勘から導いたが、今はAIに聞けば分かるのだろうか?^^
実測ではwは約5cm(外側)だったので、直径は2*5/3.14= 約3.2cmとなり、チューブの厚さを考慮すると、内径は表示どおり約3cmと推定できる。
余りにも余りが大きいので、果たして熱して ぴったりになるか心配したが、50%まで縮むとあったので半田コテで根気よく熱したら、時間は掛かったものの なんとかなった。ただ、縮む限界なのか微妙に緩かった。あと、周の幅方向の片側の余りが穴に接触するので切った。また、切っていない側に余裕がなく抜けやすいので、両面テープで貼った。※
※ここが弱点で、そのうち剥がれてズレる気がしている。
終わってから気付いたが、チューブをもっと広く切って、抜けやすい側にも充分な余裕を保たせれば良かった。両方とも縮みを考慮したつもりだったが、ホイールの周の断面は片側が斜めになっているので、縮めた時にチューブが片方(切った側)に寄ってしまったようだ。
まあ、少し前の操作感が嘘のように軽く回転するようになった※うえに、ゴムと違ってツヤまであって見た目が本物のように良くなったので、「しばらくはヨシ」である^^ あと、余りとかズレの問題を除けば、熱収縮チューブを使うアイデア(指サックを切るとか、結構いろいろ考えた末に思い付いた)がうまく行ったのも気分が良い。
※ということは、繋ぎ目以外も結構前から擦れていたようだ。: 確かに、写真を見ると、ゴムの繋ぎ目でない角も穴に当たっている。
ただ、軽過ぎて ちょっと調子が狂うので、もう少し重くても良かった。と、いつもながら贅沢なことを思っている。
- マウスのホイールに貼った滑り止めのゴムが浮いて、繋ぎ目の少し厚い部分が本体の穴の縁に接触して回りにくくなった。
- 以前買った熱収縮チューブ(3cm)を使って直すことにした。
- 熱収縮チューブをホイールに合わせると、随分大きい。。。
- どうにか熱収縮チューブをホイールに密着させられた。
- 熱収縮チューブの余りなどのの調整後
- ひとまず終了 (いつまで保つか?)
最後に いつもの余談を書くと、ケースを止めるネジが1個なくなった。: 組み立てる時に落ちて、どこかに行ってしまった。
いつもは探せば見付かるのだが、今回は駄目だった。(エネルギー保存則とは違うが、普通の物は自然に消滅することはないので、)こういうのは忘れた頃に思わぬところから出て来るはずだが、一体どこに行ったのだろうか?
まあ、力が掛かる訳でもなさそうで、3個のうち2個で止まっているから大丈夫だろう。
→ (3/15 5:53) 見付かった。: 落とした時に その辺りで姿が消えたので怪しいと思って居た、足元のゴミ箱だった。ただ、中ではなく、中に入れているレジ袋の外に出した部分に引っ掛かっていたようだ。ゴミ箱を傾けて少し揺すったら落ちて見つかった。道理で いくら床を探しても見付からなかった訳だ。それにしても、良く、ゴミ箱の中を見た時に落ちなかったものだ。
(3/17 18:18 若干加筆・修正)