「功罪」とは書いたが、Unicodeに「罪」はない。今振り返って見れば、それまでのいろいろな文字コード(「エンコーディング」というのかも知れないが、ここではどっちでもいい)に比べてずっと便利だ。とにかく、ほとんど何も考えずに、さまざまな言語の文字を混ぜて処理・表示できるようになった。その功績は大きい。

が、その実態は「ゴミ溜め」になってしまっている。

Unicodeの最初の思想・指向は、「同じ形(見た目)の文字は統合しよう」というものではなかったか。"Uni"はその証拠だと思う。だから、最初は、文字の統合に妙に反発する(例: 同じように見えても、実は微妙に形が違う)、頭の硬い人が日本には多かったように思う。今は彼らはどう思っているのだろうか。いまだにEUCとかShift_JISとかJISを使っているのか?w

ところが、今は統合なんてどこへやらで、文字コード表を眺めれば、重複なんてすぐに見つかる。例えば、以下の2文字の違いを見分けられる人は居るだろうか?

A, Α

最初のは普通のアルファベットのA (U+0041, LATIN CAPITAL LETTER A)、2番目はギリシャ語のΑ (大文字のアルファ、U+0391, GREEK CAPITAL LETTER ALPHA)である。ちなみに、それぞれをweb検索すると、本当に違うことが分かる。

もう、Aからして駄目なのだ。「全角」・「半角」(これだって統合してほしかったのに、日本人のわがまま(正確には「実情」なのだろうが)が受け入れられてしまったようだ)以前の問題だ。それから、文字コード表には、山ほどの"Miscellaneous-"や"Supplemental-"や"Extended-"といった追加・補助的なカテゴリがあり、一体、全部で何文字あるのか考えたくもない。節操ないにも程があって、「一体何やってんだ!」と言いたい。

ただ、全く統合されていない訳ではなく、中国・日本・韓国語の漢字は"CJK"と呼ばれて統合されており、文字コード表を見ると、3か国の文字が(仲良く?)混ざっている。そのために、上に書いたように、当初は反発されていた。

上の"A"とCJKの例を見ると、「東アジアで使われている『漢字』とかいうのは、訳分からないうえに数が多くて面倒だから、見た目で一緒にしちゃおう。でも、僕らのラテン文字は、国や地域ごとに歴史も言語も違うんだから、(仮に同じに見えたって)別扱いして当然だよね!」(僕の想像)とかいう、西洋人のエゴが透けて見える。

西洋人のエゴは嫌いだが、日本人のアホさにも参る。例えば、全角のアルファベット・数字は通常(半角)のそれらとは別だし、片仮名だって全角と半角は別だ。それどころか、「全角の空白」すらあるのだ。そんなの良く却下されなかったものだ。「JISにあるから、なくなると困る」とでも主張したのだろうか。そんなつまらないことを文化とか主張しているから、いつまで経っても世界に追い着けないのではないだろうか。

でも、おもしろいのは、今は、Unicodeが出た当時に比べてコンピュータの能力がとてつもなく向上したおかげで、全部で何文字になるのか分からないほど文字数が多くなっても全く問題なく処理できるようになったことだ。そもそも、Unicodeの1文字は2バイトや4バイト(ただし、例外はある。また、UTF-8は可変長)なので、32ビットや64ビットCPUなら全然問題ない。記憶容量にしたって、TBオーダーのストレージが普通になった今、フォントなんてホントに何セットでも保存できる。

だから、いくら「ゴミ溜め」でも許せる。既に書いたように、そのメリットが絶大(超便利)だからだ。文字の統合はテキトーではあるが、「いろんな言語を区別せずにー緒に扱おう」という最初の発想が良かったのかも知れない。どこかの四季のある国のように、重箱の隅を突つきまくってガラパゴス化させるのがすごいと思っている人たちには、決してできないことだろう。

 

PS. 文字コード表で🐱や🐭のような可愛い文字を見つけると、にやっとしてしまうw しかも、これを書いていて、色すら付いているのに気付いた。この投稿だって、上の文字を見つけたから書く気になったほどだ。 (でも、技術者としては、やっぱりなんかおかしい気がするので、複雑な気分だ)

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小物入れの中に、いつもは持ち歩かないカード類(店のポイントや病院の診察券など)が溜まって散乱してしまったので、ちょっと整理したいと思い、丁度いい箱が欲しかった。以前は輪ゴムでまとめていたのだが、ゴムがすぐに劣化して、千切れたりカードにくっついてしまうのだ。だから、まずは適当なサイズの厚紙とかダンボールの箱を探したがなかったので、100円ショップにカードケースを買いに行った。

気軽な気持ちでダイソーに行った。店が大きいから物が多いので、丁度いいのがありそうだと思っていたのだが、そうでもなかった。サイズや外見が丁度いいものがなかなかなかったので、店内を何周もうろうろした。ふと時刻を見たら、家を出てから2時間くらい経っていたので、驚いた。

それで、まあまあの物で妥協しようと思ったのだが、疲れと暑さのせいで頭がぼーっとしていたので、どうも決断できなかった。結局、ここで買うのは止め、近くの別の店に行ってみることにした。そこにもなければ、別の日にまたダイソーに行けばいいのだ。

すると、意外にも、入った直後に適当そうなのが見つかり、候補が数種類見つかった。そして、最後は意外な物を選んだ。風呂用の石鹸入れである。価格はもちろん108円だった。

カード入れに石鹸入れを買った。

何の変哲もないものだが、これが、カードを入れるのに、実に丁度いいのである。サイズ(特に、周りの余裕や深さ)や外観が、「こういうのが欲しい」と思っていたとおりなのだ。

サイズはぴったりだった。

どうでしょう、奥さん?w ここまでぴったりなものはないんじゃないですか。外観だって、むやみに個性を主張していなくていいし、青とか赤とかのいかにもな安っぽい色でもない。写真は載せないが、小物入れにも元々あったかのように収まった。ちなみに、カードの枚数が多いため、蓋は閉まらない(凹面を下にしないと嵌まらないので)。

ここまで読んで、思い出された方はいるだろうか? そう、これは、あの、(醤油さしの蓋が転じて)アンプの音量つまみの再来なのだ。もちろん、その時と同じ店だ。僕はほとんど100円ショップを使わないので、次に何か探す時は、もうダ○ソーに行くのは止めて、最初からその店だけで探そうかとすら思う。

それにしても、多くの方は、「たった100円なんだから、良さそうなのを何個か買って、要らないのは捨てればいいのでは?」と思うだろうが、僕はそれを良しとしない。100円を「節約」したい訳ではない。疲労とか時間を考慮したコスト的には全くの赤字で、節約どころではない。「余計なものは持たず、持ったものは気軽に捨てない」を徹底したいのだ。

 

PS. 「カード」で思い出した。溜まった中にはテレホンカードが何枚かあった。今となっては全く使う宛はない。が、捨てるのももったいないので保管はしているが、無用の長物だ。確か、電話料金の支払いに使えるとのことだが、固定電話なんてないから、それもできない。

昔はコレクション用とか個人の記念のカード(うちにも、結婚した方の記念のがある)みたいなのがかなり発行されたから、世の中には膨大な枚数の死蔵テレホンカードがありそうだ。NTTは、それでかなり甘い汁を吸って儲けているのではないだろうか。全然詳しくないが、法的には前もって支払われた料金の扱いだろうから、使われるまで保管しておく必要があるのだろうが、まあ、100%使われることはないから(使われたのは、せいぜい3割程度?)いろいろ融通できそうだし、(今は微々たるものだろうが)利子は丸儲けだ。

良心的なことを考えれば、カード自体は手元に残して置きながら、(手数料などは引かれたとしても)料金分を返却してくれればいいのにと思う。そういうのが、ネットなどで、家に居ながらにしてできるとうれしいが、まあ、自分の首を締めるようなことをわざわざお金とリスクを掛けてやる経営者も居ないだろうねぇw それ以前に、「電話加入権」(施設設置負担金)のお金を返して欲しい(規則としては返さない前提での契約だけど、どう考えてもおかしい)。まあ、いろいろ闇の部分に助けられている会社のようだ。

テレホンカードの手軽な返金の方法を思い付いた。ほとんど無理だが、公衆電話に差し込んで、返金用の番号を押すとお金が出てくるのはどうか? まあ、全く論外だがねw あとは、お金は出て来ないけど、何かの口座に入金されるとかなら、まだできそうだ。まあ、そもそも、今はテレホンカードの使える公衆電話自体が少ない(ない? ← なくなったのはICカードのようだ)から便利ではない。あとは、銀行のATMに挿すと返金されるとか。 (20:36)

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昨日、ふと、「なぜ日本の演劇は「大げさ」「わざとらしい」と感じるのか」という見出しが目に入った途端、本気で膝を叩きそうになった。もしかしたら、「おお」とか口に出したかも知れない。

20年以上前、僕は劇にはまっていた。特にシェークスピアが好きだったので、戸山のグローブ座なんかに良く観に行った。いろいろな劇団のを観た。劇を観るのはおもしろかった。劇は、音楽同様、生身の人がリアルタイムに目の前で演じるところが好きだ。

その頃意外だったのは、日本の老舗の劇団(「**座」のような名前のところ)の演技が、どうもわざとらしくて滑稽にすら思えたことだ。一方、RSCなんて、英語でまくしたてるから、言ってることはほとんど分からないのだが(状況や雰囲気とか記憶の中の原作から推測していたw)、全く不自然さは感じず、引きこまれた。

ただ、今気付いたことだが、書かれたままの原語をネイティブが演じているのだから自然なのが当然というのの他に、言ってることが分からないから、不自然さを感じるまで達していなかったのかも知れない。

当時は、まあ、(日本のは)古い劇団だからそういう作風なのかとか、(有名な)その人がそういう演技(で固まってしまっているせい)なのかとか思って、「いくら有名でもいい訳ではない」と自分の中では思っていたが、観客はいかにも良かったかのように拍手していたし、周りにそういう話をする相手が居なかったので、僕の好みの問題だと思っていた。

が、昨日、上の記事を目にして、僕だけの問題でなく、日本の演劇の本質的な問題だった(少なくとも、プロでも「わざとらしい」と感じる人が居た)ことが分かり、安心した。要点は、台本のセリフの書き方の問題と、「日本には「対話」という概念がない、あるいは薄い」ということらしい。

後者は初めて知ったのだが、それが本当なら、僕がいつも感じているストレスの一因はそこにあったのだと思った。対話の概念が薄い社会なら、いくらこっちが問いかけてたって、応答なんてなくて当たり前だ。「じゃあ仕方ないな」と思える。

そういうストレスは、実は、シェークスピアが原因だったように思う。シェークスピアを読んで・観て、あの世界にかぶれてしまい、「とにかくやってみる」とか「(黙っているより)意見を言ってみる方がいい」などと思うようになった。これに関して一番影響が大きかった作品は、「ハムレット」だったと思う。

だから、劇なんて好きにならなければ、そんなストレスはなかった訳だ。が、自分の意識を変えたことで減った、それまであった別のストレスは依然としてあっただろうし、そっちの方が重かったような気はする。

書いた後でちょっと気になったのは、彼は「日本には対話の概念がない」とは書いているが、日本だってしゃべり好きな人は沢山居るから、彼が言っているのは僕の思ったこととは違うのかも知れない。「対話」(dialogue)と「会話」(conversation)の違いなのだろうか。あるいは、西洋の劇(戯曲)の主な構成要素である対話のことを指している(つまり、本当に劇だけの話だった)のか。これを確かめるには、彼の本を読むしかない。まあ、いずれにしても、僕がかぶれたのは西洋の劇の「対話」的なものだったように思うので、その点は合っていそうだ。少なくとも、日本の劇はわざとらしかったことは確かなので、それだけでも充分だ。

それならどうしたらいいのかを知るには、その記事の筆者(平田オリザ)の本を読めということだろうが、まあ、そこまではしない。そもそも読むのが面倒だしw、おそらく、彼の本を読んだところで、書いてあるのは劇の話が中心かも知れないし、そうでなくても、周囲の人や社会が(自然に)変わる訳じゃないので、逆に更にストレスが溜まりそうじゃないか。

今は、「じゃあ仕方ないな」で良しとするし、ごくまれに対話に応じて下さる方が居るだけで幸いだと思う。

PS. ちなみに、今は劇は全然観に行っていない。劇よりは音楽に行きたいが、そっちにすら行けていない。でも、RSCとかが来て手軽に行けるなら、行ってみたい。

PS2. 「わざとらしい」劇の話では、先日、ある大学に出張に行った時、その庭で、演劇部であろう学生数人が劇の練習をしていた。いかにも青春という感じで、楽しそうでうらやましかった。が、やっぱり、セリフの言い方などが「いかにも劇」で今一つだったので、一緒に行った人に思わずそう言ってしまったのだが、本人たちに聞こえて彼らをスポイルしてしまわかったか心配になったw

PS3. 今頃、冒頭に、

またやっちゃったよ! 家の階段で。いや、それは「膝を折った」だ。

とか軽くボケればおもしろかったが、僕はいつも気付くのが遅いw それに、これは真面目な稿だ。 (13:52)

PS4. 日本には「対話」の意識がないということで、(平田の言う「対話」と同じかは不明だが、)ちょっと思い出したことがある。昔、ある人が演劇を目指していると書いて来たので、僕がシェークスピアが好きだとか、昔は良く観に行ったので、演劇にはうるさいとか、どういう方向を目指しているのかとか聞いたら、返事がなかったことがある。

その時は大変ムカついたのだが、数年経った今だってそうだ。自分の目指す道について聞かれて何も答えないというのは、僕の質問が余りにも低レベルで答える気を失ったか、そいつの考えが全くいい加減で、単に「役者を目指している」と言いたいだけのような場合だろうが、当時は後者と考えた。その証拠に、その人は、役者でなく「女優」になりたいと言っていた。全く笑う気にもならない。

そして今、日本人には「対話が重要だ」という意識がなさそうなことが分かり、その人は、僕の質問なんて大した意味はないから、無視してもさしたる問題はないと思ったのかも知れないと思った。まあ、それにしたって、役者(、それだけでなく、performing arts)を目指す人には他人との対話が重要だという、余りにも基本的なことを分かっていないという点で、どう逆立ちしたってまともな役者になんて絶対になれないと、今、無慈悲な怒りを込めて再びディスる。 (17:41)

 

(カテゴリは「映画・TV」だが、それに「演劇」も含まれることにした)

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昨日に続けて音楽の話。

先日、病院に大腸検診に行ったのだが、検査の順番が来るまで軟禁されていたw待合室にTVが流れており、僕は音楽が聴きたかったので点けないで欲しかったのだが、消す訳にもいかないので、ちらちら観ていた。その時の番組に高橋真梨子が出ていた。「桃色吐息」(1984)が懐かしかったし、音楽関係の話は興味深かった。全然関係ないけど、彼女の旦那さんはとても人が良さそうだったw

が、今日、たまたま(という訳でもなく、実際にはとても良く掛かる)、Spotifyで五輪真弓の「恋人よ」(1980)が掛かったら、「やっぱりこれだよなぁ」と思った。

当時は、彼女の雰囲気やこの歌が余りにも暗いので、結構茶化されていたように記憶しているが、今はその暗さがいい。あのイントロの緊張した雰囲気や、硬目かつ、控え目だけど力強い(「気迫がこもっている」とでもいうのだろうか)ピアノの音が最高で(とはいえ、仮に「クラシック音楽の音」として考えたら、ちょっと硬すぎるとは思う)、その後におもむろに出てくる、彼女の重いけど意外に透き通った声にグッと来るのだ。この重さは、藤圭子に通じるものがある気もちょっとするが、ちょっと違うかも知れない。藤の声には透き通った感じはなさそうだ。

一方で高橋は、やっぱり歌はうまいし、声もいいのだろうけど、どうも僕にはグッと来ない。なんか気取っている感じがして、そこが共感できない感じなのだ。まあ、二人は比べる関係ではないのかも知れないが、時代が近いとか、どちらも女性だからだろうか、僕は連想したのだ。

(個人の感想です。高橋が駄目とか言っている訳ではないので、あしからず)

 

PS. これを書く時、二人の名前をどちらも(実は、藤も)間違えていて、検索して修正した。かな漢字変換とか検索に頼るので、細かい記憶はどんどん定かでなくなるようだw

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SpotifyのDaily mixを聴いていると、いろいろな発見がある。ほとんどは、昔、TV(多くはCM)やラジオなどで聞いたけど、名前も演奏者も分からない曲が何か分かることだ。今日だけで、以下のように、何曲も分かった。

  • "Born To Be Wild"はSteppenwolfの1968年の歌のようで、意外に古い。カバーした人が居たのだろうか?
  • "Mellow Yellow"という歌があったようだ(これは聞いたことはない)。Donovanで1967年。昔のとても甘い飲み物(Mello Yello)はこれに由来するのか?
  • Billy Idolの"White Wedding - Pt. 1" (1982)という曲(彼の名前も)が「いかにも」で、普通は反感を持つのだが、なぜかかっこ良く思えるw
  • "Always Something There to Remind Me"という、懐かしい曲。Naked Eyesの1983年の歌だそうだ。
  • スローな"Right Here Waiting"はRichard Marxの1989年の歌だそうで、すごく懐かしい! サビしか知らなかった。雰囲気がTOTOやForeigner風なので、そこらかと思っていた。
    • この頃、大学の友人のWくんと、新横浜であったキリンのコンサートに行った。確か、誰かを誘うつもりで券を買ったが駄目だったので、代わりに彼を誘ったのだ。Richard MarxとBilly Idolも出てた気がする。メインはジェフ・ベックかスティーブ・ルカサーだった。 ← リンク先によれば、ベックもルカサーも出ていたが、Billy Idolは出ていなかった。すっかり忘れていたが、チャック・ベリーも出ていたようだ。何か弾いてた気がする。そういえば、全部の演奏の音がとにかくうるさかったのに閉口した。あと、終わった後で駅まで延々と続く行列にも閉口した。
  • "YES MY LOVE" (1982): 矢沢永吉は好きではないが、いい歌はあるし、歌も演奏もちゃんとしている。良く居るテキトーな歌手よりずっといい。(これは単なる感想。彼の歌は、知らなくてもすぐに分かる。)

こういう(再)発見はGPMでもなくはなかったが、ここまで頻繁かつ感動的ではなかった。やっぱり、その人が聴いたとかThumbs up/Likeした曲などで好みを認識する能力がすごいようだ。

さっき、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの懐かしい「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」 (1975)を聴いて思った:

今は、「ちょっと前なら憶えちゃいるが、*年前だと分からねぇなあ。あんた、一体なんなのさ」って偉い人が沢山いるねぇ

と。そして、僕ですら、上のように何十年も前のことを思い出せるのに、そういう方たちは一体、どんな都合のいいオツムをしているのだろうかとw

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その後もSpotifyに飽きることはなく、Google Play Music (GPM)の支払いの継続を止めたので、移行済みとなった。前回も書いたが、あれからも手持ちの曲は掛けていない。連続2週間になる。ビートルズなんて手持ちで聴けるのに、わざわざSpotifyのプレイリストで聴いたりしたこともあった。GPMとは違って、なぜかは分からないが、随分居心地がいいようだ。個人用のリコメンド("Your Daily Mix")などの選曲がいいのが大きいのではないだろうか。

Spotify制御ツールの改良にも飽きることがない。もう、大きな改良はない(やりたいことはあるが、面倒なので保留している)が、細々とした改良や突然見つかるバグ修正を(慌てて)している。

昨日は、ちょっと思い付いた機能を追加した。先日、クラシック音楽の演奏者名が作曲者になっていたら、それを除外して2番目の演奏者名を表示するようにしたのだが、その機能を発展させて、曲名やアルバム名に作曲者名が入ってなかったら、曲名に追加するようにした。面倒な割には誤動作もあるだろうから止めとこうとは思ったのだが、知らない曲で気になるものの作曲者を一目で知ることができれば便利だと思ったのだ。

まず、除外した時点で作曲者(の可能性の高い人)は分かっているから、それを保存しておく。ただし、フルネームを出すと長くなってしまうので、姓(モーツァルトなら"Mozart")だけを抽出するようにした。もちろん、AIのような最先端技術を使った訳ではなくw、泥臭い方法でやった。単に、名前の最後の単語が姓だとみなしている。なお、演奏者名を作曲者であるかを調べるための「作曲者リスト」には姓は大文字で記載されているので、それと組み合わせればもっと精度を上げられそうだが、今はやっていない(そもそも、姓が複数の単語ということはあるのか?※ "="で繋がっている人はそう?)

読み返していて、問題に気付いてしまった。作曲者が最初の演奏者になっていなかったら、この機能は起動しない。しかも、この場合は作曲者が分からないから、本当にAIが要りそうだ(実際にはDBでいいが)・・・ やっぱり止めとけば良かったなw まあ、Spotifyのアプリだと作曲者が見られるので、どうにかして、それを取り出せればいいとは思う。

(13:32追記) が、そうは問屋が卸さなかった。仮に、作曲者がない時は検索などをして出すとすると、ポップ音楽にも付いてしまうことになって、それはかなりイタい。ポップスには付けないようにするには、曲のジャンルを正確に知る必要があって、やっぱりAIの出番?w ちょっと思い付いた「名案」は、実際にはなかなかうまく行かない(うまく行くようにすると本末転倒になってしまうこともある)ってのは良くあることだが、これもそうだった。この件は、今の「ちょっと残念」な仕様が一番いいようだ・・・

(14:25追記) ※かなり脱線するが、「姓は必ず一語か」という件は、きっと違うだろう。この機能の主な対象にしている欧米のクラシック音楽作曲家なら、その確率は高いだろうが、そんな決まりはないはずだ。今、作曲家リストを見たら、「ヴォーン・ウィリアムズ」(Vaughan Williams)は姓であることが分かって愕然とした(さあ、どうしよう)。他にも、リムスキー=コルサコフもそうだし(作曲家リストでは"-"で繋がっているので、こちらは問題にならなそうだ)、作曲家ではないが、カラヤンの"von"は姓の一部なのかも知れない。姓がない地域もあるし、逆に長い姓を使うところだってあるだろう。日本だって、姓は複数の単語が空白なしで繋がっている場合があると考えることもできる。そういう余計なことを考えるのも、結構おもしろい。

次に、既に作曲者名が曲名やアルバム名に入っていたら(例: "Mozart: Piano Concerto No.21")、改めて追加するのは無駄なので、それを検出するようにした。そして、どちらにも入っていなかったら、曲名の頭に"Mozart: "のように付ける。

苦労したのは、名前に言語特有の特殊な文字(例: ドヴォルザーク: "Dvořák"。そういう文字を一般的に何というのか不明)の記述の仕方がいろいろあって、検索がうまく行かなかったことだ。いろいろ試していたら、iconvというコマンドに、そういう文字をASCII(普通のアルファベット)に変換する機能があることが偶然分かって、使ってみたらすごくうまく行った。無事、ドヴォルザークは"Dvorak"になって、検索でマッチするようになった。

作曲者名をタイトルの前に追加

改めて書くが、このプログラムは、Pythonのような最新の言語なんて使っていない。古臭い、シェルスクリプト(bash)とTck/Tk(wish)だ。道具は(ある程度のものなら)何だっていいんですよw でも、OSがLinux(UNIX)だからできたのであって、Windowsでは決してできなかっただろうし、やる気も起こらなかっただろう。それほどWindows(Microsoft)は酷いものなのである。

更に余談だが、上のように、今は"Dvořák"のようなおかしな文字列を何も考えずに表示できているのを見ると、何とも感慨深い。昔は苦労した。フォントがないとかエンコーディングがどうのこうのとか、プログラミング言語だって、そのままではエラーになったり文字化けして処理できないとか・・・

(13:51追記) 上記の「言語特有の特殊な文字」を一般には何というのか調べたら、結論は出なかったが(おそらく「特殊文字」だろう。人名なら、多くは「ダイアクリティカルマーク」だろう)、おもしろいページ「特殊顔文字に使われている謎の文字よ、お前は一体何者なのか」を見つけた。僕はまだまだ甘ちゃんだったよ。そんな変な文字(例: "ਊ")を曲名や人名に使われたら、このプログラムは一体どうなってしまうのかと、ちょっと不安になったw

別件だが、確か上の機能の確認中に、思わぬバグに悩まされた。ある曲の情報が表示できなかった。調べたら、曲名に"が含まれていたせいだった。そればかりか、その曲には'も入っていて、かなり極悪だった。ちなみに、その曲は初めて聞いた曲だったのだが、タルティーニという人の

Violin Sonata in G Minor "Devil's Trill"

だった。まさに悪魔の仕業だったw 特にシェルスクリプトでは、同じ文字列に"と'が同時に入っていると、小手先の対処では済まないので面倒なのだが、泥臭い手法でどうにか対処した。

「悪魔のトリル」に悩まされた。

細かい話だが、どう面倒なのかとどうやったかの説明を書く:

シェルスクリプトでは文字列は"または'で囲む(例: "Amadeus Mozart")。だから、文字列の中にそのいずれかが入っている場合は、記述が面倒になる。どちらか一方なら、もう片方で囲めばいい(例: 'Piano Concerto No.26 In D Major, K.537 "CORONATION"')からいいが、今回のように両方入っていたら、「どうしましょう?!」になってしまうw

一般的には、""の中では\を前に付けて\"のようにすればいいのだが(例: "Piano Concerto No.26 In D Major, K.537 \"CORONATION\"")、それも一筋縄では行かず、\を何個も書く羽目になることがある。おまけに、シェルスクリプトでの文字列は、代入などをすると、どういうわけか\"が"に戻ったりするので(この辺りの仕組みはちゃんと調べれば分かるのかも知れないが、ちゃんとした言語ではないので、そこまでまじめに接していない)、気が抜けない。

今回は、曲名などは特定の記号に囲まれていたので、それを別の記号に変換し、更に、曲名などの中の"は別の記号に変換して、処理中に変わらないようにし、表示の直前に"に戻すようにした。我ながら大変泥臭い。きっと、もっとスマートな方法があるのだろうが、僕は分からない。そもそも、PHPで書き直そうと思っているくらいだし、そうでなくてもシェルスクリプトはプロトタイプ用とか「ちょっと作る用」の扱い、靴で言えばサンダルのようなものなので、ちゃんと動けば泥臭くてもいいと思っている。

それから、プログラムの名前を変えるなら"minispot"にしようと思ったが、調べたら既に2件あったので、"minisp"がいいかなと思っている。でも、変えるのは面倒なので、本当に変えるかは未定だ。そもそも公開するつもりがないので、何だっていい。単なる自己満足だ。

(12:33 修正・加筆、14:11 加筆など)

PS. Spotify制御ツールの規模が予想外に肥大化していた。サイズは108KB、3049行にもなっていた。まあ、現代のアプリに比べれば雀の涙、「なにそれホコリ?」程度だが、最初は軽い気持ちで作ったのに、うーむとしか言いようがない。そして、そんなシロモノがまともに動いているのだから、大したものだw なお、他に、Tcl/Tk(wish)の初期設定プログラムもあり、そちらは27KB、850行程度だった。 (14時)

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前回から約2.5か月(測り始めてから約半年)。思惑・期待通り、血圧は落ち着いてきて、直近の2週間の平均血圧(朝)は144/99(mmHg)だった。もちろん、(血圧では)医者に行っていないから薬も飲んでいない。自覚症状も、動悸や頭痛はまだあるものの、軽くなって来た。

ただ、数値的には、前回も146/102(mmHg)で余り変わっていない。が、グラフは、前回と比べると結構違う。特に下は低くなった。上は、前回は中間値は150mmHgのように見えるが、今回は140mmHgのように見える。形状も、前回は「これから上がるよ!」的な雰囲気だったのに、今回は下がる気配すら感じさせる。実際、130mmHg台も結構出ているし、病院や健康診断の時(昼間)に測っても130mmHg台なので、(去年の200mmHgは何だったのかと)逆に驚く。

ストレスや疲れが少なくなって来たのか(本人としては、前者は依然多い気がするがw)、あるいは、血圧計を換えたせいかも知れない。

当初はパナの血圧計を使っていたのだが、どうも、測定値の安定性に欠けている(日や測定のたびの変化が激しい)ようだったので、定番のオムロンに換えてみた(良く分からないのだが、医療機器ではテルモの方が定番そうなのに製品の売れ行き・評判や充実度を見るとそうでもないのは、家庭用だからなのか、テルモがすごく感じるのはアマの思い込みで、プロ用は本当の定番があるのか)。

買う時、オムロンのでも同じだった時のがっかり感を減らすために、3500円くらいの安いのにした。そのため、カフは普通のタイプで、巻きやすさに心配はあったが、使ってみたら全然問題なかった。逆に、普通の(柔らかい)カフの方がフィットしやすいから巻きやすい。もしかすると、パナのは、カフの硬さが値の不安定さに関係していたのかも知れない。そういう点は、やはり、実績の違いが効いているのかも知れない。

オムロンのは、期待通り値は安定していた。1回に3回測っているのだが、前日とほとんど変わらない値が出たり、3回の変化が同様だったりすることがあって驚く(これは、パナでは絶対になかったことだ)。特に下の安定性には感心している。

ただ、グラフを見ると、換える(5/28)前後で形状に大きな違いはない(ただし、下の値は低くなった)ので、全般的な測定精度としては、パナでも大きな問題はなかったのかも知れない。この辺りは、それぞれの測定値を詳しく分析(標準偏差やフーリエ変換?)すると分かることがあるのかも知れないが、まあ面倒だw

これで安心するつもりはないから測定は続けるが、まあ、つくづくあの医師は駄目な奴だったと思う。そもそも、「高血圧は数十年経つと違いが出て来る」とか言いながら、たった1か月しか経過を見ずに、動脈硬化などの検査を何もせず(健康診断の時にオプションで測ってもらったら全く正常だったので、安心した)、死ぬまで飲む薬を出すのは、一体どういう論理かと思う(いや、実際には彼に「論理」はなく、惰性しかないのだろう)。

数十年使い続ける・効果を見る薬だったら、現状に急性の問題がないのであれば、数か月とか1年くらい掛けて観察して必要性を検討して然るべきだし、薬を遅らせることに何のリスクもないということは、素人の僕にだって分かる(医学的な話ではなく、論理的な話。彼の話が医学的に正しいと想定して考えると、こういう結論になる)。自分で矛盾に気付いていないのか、(良く居る人のように、)気付いていても知らん顔しているのだろう。余程金が欲しいのか、テキトーとかヤブとか不勉強なのだと思う。

そして、世の中には、医師に言われるがままに通院し続け、(効果があるのかどうかも不明な)薬を飲み続ける人が多い(母もそうだ)。それだけならまだしも、「薬が多くて困る」とすら言っている。そんなに嫌なのなら、減らせないか考えたり、本当に飲む必要があるのか(その薬でその「病気」は完治するのかとか、飲むリスクと飲まないリスクはどちらが大きいかとか)考えればいいと思うのだが、本人にはそのつもりは全くない。単に文句を言っているだけだ。

どうも、自分のことなのに自分で責任を取りたくなくて、人任せにしたいようだ。そういう人は病気以外でも(例: 生命保険、資産運用)多いが、本当にそれでいいのかなと思う。一見、何も考えなくていいから楽だが、結果的に自分が苦しくなっても医師などは何も責任を取ってくれない(単に、薬を増やしたり変えたり他を紹介するだけ)のだが、それでいいのだろうか。どちらがいいかは別として、僕だったら、自分でどうするかは(プロの意見は聞くにしても)自分で考えて決めたいと思う。人の言いなりなんて、おもしろくないじゃん!

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近頃はSpotifyにどっぷりと浸かってしまっており、調べたら、この一週間、手持ちの曲を全然掛けてないことが分かった(制御ツールを開発していたせいもあるだろう)。それで、今までの感想を書いてみる。

いい点

  • "Daily mix"(毎日更新される、各ユーザ専用プレイリスト)が優秀。
    • ポップ音楽(海外と日本のリストが別になっている)は僕が良く聴く80年辺りが中心になっていてうれしいし、クラシック(ポップのリストとは別になっている)も、いつのまに覚えたのか、「展覧会の絵」とかモーツァルトとかバッハとか、好きそうな作曲家・曲が多い。
    • リストの数は日が経つと増えるようだ(今は4個)。
    • これはGoogle Play Music(GPM)にはない。"I'm feeling lucky"が近いが、1個しかないし、掛けるたびに内容が変わるし、好きじゃない曲も多かったので、選び方がイマイチだった。
    • "Discover weekly"(毎週更新と思われる)もある。こちらの内容は結構チャレンジングで、例えば、知らないし好きでもないフランスの人の曲が沢山掛かったりする。これがDaily mixと違うところにあるのは、例によって謎仕様w "Discover"だから別扱いにしているのだろうが、"For you"とかいう場所にまとめてくれればいいと思う。
  • "Like"と"Remove"ボタンが増えた。
    • Likeはいいと思ったら押すようで、結局、Save(「お気に入り」)と同じなのかも知れない。一方、Removeは嫌いな時に押すようで、曲だけでなく、演奏者を一括して掛けないようにできるのがうれしい。
    • が、出ない場合も多いうえ(Daily mixの時だけ出る?)にThumbs up/downが出る場合もあって(こちらはラジオだけで出る?)、依然として謎仕様w
    • 素直に、「この曲みたいなのをもっと掛けて/あまり掛けないで」っていうボタン(例: "+1"/"-1"とかThumbs up/down)をいつも出せばいいのにと思う。

欠点

  • 「俺ら東京さ行ぐだ」がねえ! 吉の歌は全然ねえw
    • GPMにはあるので、これは残念。まあ、外で聴きたくなったらYouTubeで聴けばいいだけだし、そもそも、脳内で再生するので充分だw
  • 発売年が違う場合もある。
    • 実際には誤っている訳ではなく、ベスト盤やリマスターの発売年などになっている。GPMでは、誤っていたりオリジナル盤でも再発の年になっていることもザラなので、それよりはずっといい。
  • いろいろな謎仕様
    • 彼らは音楽には強くても、技術面やUIなどのセンスはそうでもないような感じで、なんか手一杯な感じ。そういうところは惜しい。

その他

  • 今日、病院での待ち時間に聴こうとしたが、室内で電波が弱かったのかキャリアの障害かで、ホーム画面すら表示できなかった。そういう時には弱い。
  • 手持ちの曲もシームレスに再生できればいいと思うが、さすがにそれは無理だろう。GPMのように、曲をサーバにアップロードできるようになればできそうだが。
    • → Spotifyのサーバにアップロードじゃなくても、外部サーバにある曲を登録して、Spotifyで再生できるようになるといいと思った。

上に書いた要望をSpotifyのフォーラムに書くこともあり得るのだが、過去のログを見ると、大抵、「ありがとう、検討します。」とかで終わっているので、止めている。

 

あと、Spotifyには関係ないが、Spotifyで聴いて思ったことを少し。

  • Romanticsのダサさ。いつも、あの、「いかにも80年代」(と、若い人がディスるよう)なセンスのない服装が頭に浮かぶ。調べたら、まだ活動しているようだ。
  • Huey Lewis & the Newsは(曲にはよるが)鉄板なのに対し、Pretendersやホール&オーツやWham!はなんか惜しい・・・ いや、Pretendersは惜しいどころか、あの女性の顔が頭に浮かぶだけで、それ以外はいいことがない。いつもスキップするのに、しつこくリストに入っているw こちらもまだ活動しているようなので、それはさすがだ。
  • Ringo Starrと工藤静香は常にパス! 全然好きになれない。あと、The whoやBob Dylanとかも。弊害が怖い(例: 本人だけでなく、関連する人まで再生されなくなる)ので、今は曲ごとにスキップやRemove(上述)するだけだが、そのうち演奏者でRemoveしそうだ。
  • 昨夜、ポゴレリッチの「展覧会の絵」(1997)を聴いてみたら、(彼らしくなく)意外にまともで感心した。まとも過ぎてちょっとおもしろくなかったが、音がかっちりしているのは良かった。見直した。
  • 彼の前に聴いた、Charles Pillowとかいう人(?)のは全然良くなかった。どういう趣旨かは分からないが、曲が丸くなっていて、僕には単なるBGMにしか聞こえなかった。
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(題は英語ではない。「力技はいいよね(いや、本当は駄目なんだけどさw)」のような意。 たまたま"Power of love"が掛かっていたので思い付いた。)

先日のSpotify制御ツールV2はその後も止まらずに進化を続けて、今日、概ね、今までの不満が解消できた(内部的にはとんでもないことになっているのだが、それでもちゃんと動いて問題なく使えているので、暫定的に良しとしている)。とりあえず、外観を。

大幅改良後のSpotify制御ツール V2 (別名: 「Spotifyミニプレーヤー」?)

もう、「Spotifyミニプレーヤー」と言ったほうが適切かも知れない(が、名前を変えるのが面倒で、そのままにしている)。いったい、前回から何を変えたのかすっかり忘れているのだが、調べてみると、以下だった。

  • 細かい見栄え(例: 行間、文字サイズ、ウインドウサイズ)の調整
  • 起動時にSpotifyアプリが起動してなかったら、自動で起動する。
  • ジャケット画像をクリックすると、Spotifyアプリを前面に表示する。
  • (リモコン経由でなくても)アイコン(ウインドウ内のボタン)を押せば、「この曲の後に停止」を設定できるようにした。
  • 曲情報欄の高さが狭いことがある問題の修正。
  • ウインドウの表示位置を起動時に指定できるようにした。
  • 「正しい演奏者名」の表示
  • 再生位置(時間)の表示

今日までは、ずっと細かい調整が主だった。そして、今日、最後の2つをなんとか実装できた。

その前に、外観(UI)について少し書く。(画像中央右辺りを)ちょっと見ると、ESPカードを思い浮かべそうだが、かなりの試行錯誤の結果だ(もちろん、苦労したから結果がいいと言うつもりは毛頭ない。駄目なら駄目で仕方ない)。この辺りは、再生状態("♪")と、「この曲の後に停止」("∥")と、音量正規化("≂", 従来は"RG"だった)のインジケーターとボタンがある。

音量正規化のボタンは、ON/OFFの区別がしやすいように色を付けていた(→ )のだが、その色が問題だった。どんな色も気に入らない(しっくり来ない)のだ。その理由は分からないのだが、ウインドウ全体がモノトーンなのに、一箇所だけ色が付いているのと、アルバムのジャケットの色とかぶったりするからかと思う。さまざまな淡色を試したのだが、これという色がなかった。が、「この曲の後に停止」をボタンにする時に、ふと気付いた。色は不要だ(黒の濃さにすればいいのだ)と。

同様に、ボタンの外観は、最終的に、画像(アイコン)ではなく、文字にした。Linuxに入っているいろいろなアイコンを試したが、これというのがなかった。作ればいいのだが、それは面倒だったので、文字を探した。Unicodeの文字コード表でさんざん探して、押した時の動作、あるいは、現在の状態を予想できそうなものにした。

意図せず林檎系の意識高さを醸し出してしまっているのが悔しいが、我ながら、まずまずだと思っている。

ついでに、曲情報欄の高さが狭いことがある問題とその解決方法について書いておく。曲情報(題名、演奏者名、アルバム名、年)は、転載する時に全部を一度にコピーしたいので、一つの領域(textウィジェット)に書いている。そして、読みやすくするために、タイトルの文字の大きさを大きくしたり、行間を増やしたりしている。各テキストを書き込んだあと、曲情報欄の高さを丁度良くするために、実際に表示されている高さを求めて設定する。ところが、文字の修飾(特に行間)は高さの計算に含まれないようで、普通に高さを求めても低くなってしまう。それが狭くなった原因だった。それを解決しようと、ちょっと高目にしようとしても、textウィジェットの高さは行数でしか設定できないので、丁度良くはできない。1行多くするといい時もあるが、高くなり過ぎる場合もある。

そこで、苦肉の策を生み出した。textウィジェットのデフォルトのフォントサイズを1px(またはpt。どちらかは不明)にしたのだ。そうすると、1行の高さは1画素程度(とにかく小さい値)になるので、高さを細かく指定できるようになる。もちろん、そのままでは読めないが、書き込む都度、本来のサイズを指定すれば良いのだ。これも一種の力技だろう。表示に使っているTck/Tkの内部のことを考えると、極小フォントに対応させるために何か無駄な処理が起こっていそうだが、とりあえず、大きな問題は起こっていないので、良しとしている。

「正しい演奏者名」の表示は、Spotifyの数少ない問題点の一つへの対処だ。どういう訳か、Spotifyがクラシックの曲の作曲者をその演奏の演奏者にしてしまうのが、ずっと気に入らなかった。例えば、モーツァルトのピアノ協奏曲の演奏者を"Wolfgang Amadeus Mozart"にしていたりするのだ。涼しい顔して! これだけは全く許せない。

さっき思ったのだが、SpotifyのDBには「作曲者」の格納領域(フィールド)がないからこうなっているのかも知れない。今からでもいいから、直して欲しい!

それをどうにかしてみた。細かい話は飛ばすが、最後は力ずくでやった。まず、前回も書いた、"xesam:url"というプロパティから取得できる曲情報ページで、その曲の演奏者リストを取得してみた。当然、その最初も作曲者になっていることが多かったので、それを何とかするためにいろいろ考えたのだが、次のようにした。

演奏者が「(有名なクラシックの)作曲家」なら、無視する。

噴飯物ではあるが、まあ、他の方法(例: アルバムアーティストを使う)よりはましだと思う。そして、ある人が「(有名なクラシックの)作曲家」かどうかは、あるwebページに列挙されていた作曲家一覧からデータを作った。

道義的にどうかとは思うが、確か、データ自体には著作権はないので、法的な問題はないだろう。

正しい演奏者を調べる(推測する)手順は、以下である。

  1. その曲の曲情報ページから演奏者リストを取得する。
  2. 演奏者リストの最初の人から順に(有名なクラシックの)作曲家一覧内にあるかを調べ、あったら、その人は無視する。
  3. 最初に残った人が、その曲の「正しい演奏者」だとみなす。

この方法だと、作曲も演奏もする人(例: ラフマニノフやバーンシュタイン)が演奏した曲の結果がどうなるか恐ろしいものがある(「想定外」)のだが、それよりも、僕が普通に聴く曲(演奏)で演奏者が正しくなる確率の方が圧倒的に高いはずなので、この方式を使ってみることにした。やっぱり実装には苦労したが、以下のようにうまく動いている(赤枠内を比較すること)。

正しい演奏者名を表示するようにした。(左: 本ツールでの修正後("Richard Goode")、右: Spotifyアプリ("Ludwig van Beethoven"))

 

最後の、再生位置(時間)の表示は、一見、飾りのように思えるのだが、僕には意外に重要だ。「この曲の後に停止」を作ったのと関係があるが、例えば、曲を聴きながら何か(例: 出勤、家事)をする必要が起こった場合、残りの長さに応じて、最後まで聴くかすぐに止めるかを判断するのに必要なのである。

実装は面倒だった。しかも、大変醜くてものすごく気に入っていないのだが、曲がりなりにも動いているので、「今は良し」としている。が、いつか、問題が起こりそうなので、あとでちゃんとしたいと思っている。

何が良くないかというと、Spotifyのアプリは、Dbus(MPRIS)経由では、現在の再生位置(時間)を取得できない(いつも0が返って来る)ので、別の方法でそれを取る必要があって、その方法が汚いのである。

いろいろ調べて、Spotifyのアプリに含まれている、HTTP(web)での制御機能を使って、現在の状態(その中に、現在の再生位置(時間)も含まれている)を取得することができることが分かり、実際に取れた。が、制御ツールはシェルスクリプトなので、再生位置(時間)を更新するたびに、wgetという、webコンテンツを取得する外部コマンドを呼び出すのである。今は1秒に1回呼んでいる。それがとてもおぞましい。。。 (が、そもそも、シェルスクリプトなんて外部コマンドを呼びまくりなのだから、この程度で苦しくなったら即座に窒息してしまって生きて行けないだろうから、気にしなくていいのかも知れないw)。

その点では、本体をシェルスクリプトで書くのを止めて、PHPに移行したい気持ちもある。上の件以外にも、JSONなどの解析を全くテキトーにやっているし、大規模になったせいもあって、プログラム自体を書くのにも結構手間が掛かるので、僕としては心苦しいことだらけなのだ。PHPを使えば、HTTPでの通信は自分でできるし、外部コマンドの呼び出しはかなり減らせるし、文字列の解析・処理はお手のものだし、プログラムだってかなり書きやすくなるから、いいことずくめだ。が、今動いているものを作り直すには結構な勇気とパワーが要るので、なかなかできないだろうな・・・

てな訳で、最初や下の画像のように、プログレスバーで再生位置を表示することができた(数値(現在位置/全長)でも表示したいが、標準の機能ではできないし、今は疲れてしまったので、あとでやりたい)。めでたしめでたし。

再生位置はちゃんと合っているよ。

再生位置の数値も入れられた。ただし、文字の背景を透過にするのは面倒なのでやっていない。そこがちょっと不満ではあるが、まあいいことにする。

再生位置(時間)の数値も入った。

余談: 「ゴールデン・ハーフでーす」って題は今でも古く感じない(今の若い人も言いそう)のだが、彼女たちが先進的だったのか、まあ世の中なんてそんなものなのだろうか?w そもそも、当時、こんなふざけた題のレコードなんて出して、風当たりがすごくなかったのか、ちょっと心配になるw

いろいろ調べたら、丁度いいプログラム(リンク先の"Based on frame and label"の"a progress meter")が見つかり、ちょっと改造して使ってみたら、すごくいい感じになった。

再生位置(時間)の文字の背景を透過にできた!

それにしても、そのプログラムも「力技」でやっているのだが、ほんのちょっとしたものなのにすごく良く働くので、感心している。 (6/17 19:55)

 

(6/17 8:06 加筆・修正, 10:37 再生位置の数値を入れられた件を追記, 19:55 再生位置の文字の背景を透過にできた件を追記)

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Spotify制御ツール(今は、「Spotifyのミニプレーヤー」の方が近いかも知れない)の見た目を改良して、元々の目標にかなり近づけられた。そのために、表示に使うプログラムを入れ替えた。それで"V2"とした。

目標としていたGMBのミニプレーヤー(これも自分でレイアウトを作った)に近くなり、幅が狭くなったのでコンパクトになった。

表示用プログラムを何にするか迷った。今まではyadというのを使っていたが、今ひとつ機能が低いし使いにくい。最初の版ではかなり無理をしたが、それでも、曲情報を1行に表示するしかなく、書式を工夫したのだが、どうしても見難くて気に入らなかった。今ならElectronを使うのが普通なのだろうが、JavaScript(Node.js)は使いにくくて大嫌い(GPMDPの改造でうんざりした)なので、避けたかった。次は軽いブラウザを考えた。ただ、今回必要な、(人の操作でなく)外部のコマンドなどで表示の更新ができるものはほとんどなく、uzblというのしかなかった。

uzblを試してみたのだが、開発中のせいか、どうも今ひとつだったので、更に検討したところ、大昔(1990年代)に最初に発表された頃に(確か、「UNIXマガジン」の紹介を読んで知ったのだと思う)ちょっと触った程度でどうも気に入らずにほとんど使わなかった、Tcl/Tkという言語が丁度良さそうなので、使ってみた。恐るべきことに、今でもLinuxでちゃんと動き、機能・仕様もそれなりに更新されているようで、まあまあ使えた。

(今回の開発においては、)Tcl/Tkの良い点は、すごく手軽に描画できるのはもちろんなのだが、標準入力からコマンドを読み込んで描画できることが一番大きい。というのは、Spotifyの挙動やリモコンからの要求に従って処理を行う本体プログラム(bashを使っている)から、文字列としてTcl/Tkのプログラム(コマンド)を出力することで描画できるので、本体を(訳の分からない)Tcl/Tkで(苦労して)書かなくても済むのだ。そのおかげで最初の版の主要な部分を流用することができた。もしElectronを使ったら、JavaScriptに書き直さなければならなかっただろうから、全部作り直しになるうえに、内部動作が非同期になってしまうから、大変な苦労になったはずだ。

とはいえ、Tcl/Tkは(昔感じたように)やっぱり言語仕様がおかしい(古代の言語のせいもあるのだろうか)ので、結構苦労してしまって、こんな時間だw でも、上のようにできたので、(まだいろいろ改良したいことはあるものの、)とりあえずは満足だ。

その後更に改良し、リリース年と大き目(250画素)のジャケット画像を出せるようにした。

どうやったかというと、Dbus/MPRIS経由でSpotifyアプリから取得できる曲情報(Metadata)の中に"xesam:url"という、曲情報ページ(webプレーヤーのようなページ)のURLがあり、(大変ありがたいことに、)そのページのソースにSpotify.Entityというトラックの詳細情報が記述されているので、そこからリリース日(release_date)と大き目のジャケット画像(imagesの中のwidthまたはheightが300画素のもの)のURLを抽出するようにした。これはおそらく非公開情報なので、Spotifyの心変わりで動かなくなってしまうが、駄目なら従来の動作をするはずなので、(がっかりはするが)致命的な問題にはならない。

ちなみに、上の方法を思い付いたのは、上記の曲情報ページにリリース年が書いてあるので、その文字列を強引に抽出(スクレープ)して使おうかと思ってソースを見たらだ。情報は(東洋の経済紙の無知で不勉強この上ない訳者に「気味の悪い拡張子」と書かれてしまったw)JSON形式で構造化して書かれているので、ちゃんと処理すれば、綺麗にデータが取れる。

なんか、こうやって、それまで考えてできない・難しい・面倒と思ってたことを、試行錯誤や裏技や力技でできるようにするのは、とても血沸き肉踊るものがあって、プログラミングの醍醐味と言えよう。まあ、こういう裏技は趣味だから使えることだが、仕事にも形を変えてフィードバックできると思う。と言っても、意識低い僕は、仕事のために(「自己研鑽」だの「スキル向上」だのw)趣味のプログラミングをしている訳ではなく、お客さんや上司などの鼻を明かすとか、期待よりずっと早く仕事を終わらせて、遊びの時間が増えるのが楽しいからであるw (6/10 13:41)

(6/10 21:28 若干修正・加筆, 6/11 5:48 わずかに加筆)

 

PS. 改良したい点は、以下の通り。

  • プログラムを終了するとSpotifyも終わる問題の解決。 → 仮のターミナルからspotifyを起動したら直った。(6/10 11:19)
  • その他の問題の修正
  • アプリのタスクバーアイコンの設定 → できた。(6/10 11:19)
  • ステータス行のレイアウトの改良 (レイアウトするのに四苦八苦している)
  • 再生状態アイコンのサイズを小さくする。
  • ジャケット画像を大きく (大きな画像を取るには、SpotifyのWeb APIを使う必要があるので、面倒) → できた。(上述の通り。6/10 13:34)
  • 初出年の表示 (取るにはSpotifyのWeb APIを使う必要があるので、面倒) → できた。(上述の通り。6/10 13:34)
  • 再生時間の表示(プログレスバー): なぜか、Dbus/MPRISで取れる再生位置(時間)が0のままで更新されない。(Web helperでSpotifyアプリから取れるが、今一つ効率が悪そう)
  • プログラムの整理 (いろいろ汚いw)
  • CPU負荷・メモリ量に問題ないことの確認 → 大丈夫そう。(6/10 11:19)
    • メモリ: 全部で35MB程度
    • CPU負荷: 0% (通常時)

PS2. おや、新しいジャケット画像の取得方法だと、右下にSpotifyのマークが入っていない。全く予想も期待もしてなかったが、すっきりするので結構うれしいことだ。それから、Spotifyのリリース年はGPMよりずっと正確なので、ちゃんと参考にできるから、出すようにした甲斐がある。 (6/10 14:11)

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