CERONで「フレッツ光回線でscpが遅かった話」(以下、参照ページ)というのを見て、僕は今までそういうことを経験したことがなかったので(もちろん、IPv6を使っている)、不思議に思って試してみた。すると、僕の環境(Linux Mint 20.2、以下Mint)のscp(おそらくUbuntu系は同じでは)は参照ページとは設定が異なっているので、問題が起こらないことが分かった。

こういうのは参照ページにコメントするといいのだろうが、Qiitaのアカウントを作るのが面倒なので、ここに書くだけにする。

具体的には、Mintのssh_configのマニュアルによれば、IPQoSオプションのデフォルトは、インタラクティブセッションの場合は"lowdelay"、非インタラクティブの場合は"throughput"とある。実際のそれらの値が何か書かれていないので調べたのだが、正確な値は分からなかった。ただ、Wikipediaにそれらしい値が書いてあった。以下に関連する設定を引用する。

Service class: DSCP Name: DSCP Value
Low-latency data:  AF21, AF22, AF23: 18, 20, 22
High-throughput data: AF11, AF12, AF13: 10, 12, 14
Low-priority data: CS1: 8

上より、scpではIPQoSに10, 12, 14のどれかが指定されると推測できる(正確な値はパケットをキャプチャすれば分かるのだろうが、問題が起こっていないのと、後述のとおりIPQoSに"cs1"を指定したら問題が再現したので省略した)。

参照ページでは、IPQoSに"cs1"(8, "Lower Effort")が指定されて遅くなっていたとのことだ。それで、僕の環境でcs1を指定したら、確かに遅くなった。元々4MB/s(僕の環境はVDSLなのでアップロードは元々遅い)だったのが1MB/sくらいになった。これは参照ページと同様の値なので、現象が再現できたと思われる。

なお、IPQoSに"none"を指定しても速度は(設定しない場合と)変わらなかったので、Mintのデフォルト設定(10, 12, 14のどれか)はフレッツ光のIPv6に悪影響がないようだ。

 

不思議な(もやっとする)のは、参照ページには使われているLinuxのディストリビューションやバージョンが書かれておらず(単に"Linux")、参照されているssh_configのマニュアルがOpenBSDのものだったことだ。おそらく別のディストリビューションを使われているんだろうけど、ちょっと「うーむ」だ。

 

もう一つ腑に落ちないというか変なのは、参照ページで参照されていたフレッツの仕様書では、「トラヒッククラスフィールドの先頭6ビットに、DSCP値として8(001000)を指定することで、優先トラヒックとして転送します。」とあるが、上の表では8は"Low-priority data"で逆の意味である。どういう訳かは分からないが、実はフレッツの仕様書の記述が誤りで、「優先トラヒック」のつもりでcs1(8)を指定すると本来の低優先度で扱われて転送速度が遅くなるというオチなのかも知れない。

あ、実はフレッツは一般用サービスではここは無視していて、scpがcs1(8)を指定したから、途中のNW機器が「それなり」に扱うために遅くなるのかも知れない。まあ、僕にしてみれば、今まで「QoSなんて指定したって実際には効かない」と思って居たので、途中の機器がそんなに従順なのかは「知らんけど」だ。

ただ、v4だと問題は起こらない(参照ページにあったかは不明)ということなので、ユーザ側でなくフレッツ側の機器が関係しているのかも知れない。

→ その後、フレッツのあとのプロバイダのIPv6系統の機器によるのではないかと思った。IPv4の場合は別系統で、DS-Liteなりの処理(AFTR)が入るので影響されないのでは。

また、pingのパケットのQoSの値をcs1にしても落ちないので、ある程度の連続した流量(データ量)がある時だけ速度が下がるようで、まさにルータの帯域制御のようだ。ただ、それは自分のルータでも起こる可能性があるが、その帯域が逼迫することはまずなく、一方、プロバイダのルータ(とその先)は結構「いっぱい いっぱい」だろうから、「低プライオリティならいいか」と帯域制限されそうな気がする。 (12/9 6:06)

それから、なぜ わざわざcs1を指定する版があるのかは分からないが、昔とQoSの仕様が変わったのか、scpを作った・QoS対応にした当時は「良く分からないのでテキトーに」設定してしまったのかも知れない。あるいは、当時は本当にscpには速度を求めていなかったのかも知れない。

 

まあ、僕としては一件落着(というか、分かったつもり)で、"close"できたので良しである。^^

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(良くある「*の光と影」みたいな題だが、そういうことではない。)

先月末に、DTI光とイオンモバイルの後釜として(相性は悪そうだけれども)少ない選択肢から残ったIIJmioの光とモバイルに申し込み、今日までに両方開通した。モバイルの開通は速かったが、光は遅くて今日になった。おまけに、回線(プロバイダ)の切り替えタイミングが分からずに一日中待ち続け、夜になって ようやく「そうじゃない」ことに気付いて切り替えられた。

以下に、それらを申し込んでから開通するまでの一週間余りに起こったこと・思ったこと・文句などを列挙する。

  •  光
    • いわゆる「工事」はないのに、手続きと開通が遅い。
      • 「コンサル電話」なるもので話をしないと開通日が決まらない。その電話に指定できる日は、最速で申し込みから数日後という遅さ。
    • いつ掛かってくるか分からない「コンサル電話」(工事は ないのに)を待つのが だるかった・・・
      • いつも電話を持ち歩くのが面倒だった。
        • それを逃すと いつになるか分からないし、折り返すと例の0570で莫大なお金が掛かるので。
      • 仕事している人は不便だろうと思う。
      • 夕方にようやく掛かってきた。が、金曜だったので、開通は週明けという罠・・・
      • 内容は、申し込み時に資料を読んで充分分かっていることの繰り返しだった。まあ、そうやって確認しないと、訳も分からず申し込んで あとでゴネる人が居るのかも知れない。
        • かといって、(下の回線切り替えのところに書いたように、)実際には説明不足で、僕には分からないことがあった。
        • 実際には説明があったのかも知れないが、それまでが くどくて聞き流した可能性もある。
      • そこまで手厚い(冗長な)電話があるにも関わらず、訪問サポートのようなものがないのが不思議だ。そこは提携会社(例: ビックカメラ)に任せているのか。
    • 申し込み内容を書いた「紙」が いい加減(あるいは誤解させる)。
      • 何も機器を申し込んでないのに「レンタル料」があったり、別々(新規と転用)の初期費用が2重に書かれていて不安になった。問い合わせようとしたが、それもイライラしそうなので、更にwebページで確認して、(追って来るであろう)本当の内容が書かれた紙を待つことにした。
      • コンサル電話でそこを確定させる(紙は その前に発送された)という考えなのだろうが、そもそも、申込み時にちゃんと指定しているのに反映されてないのは おかしい。
        • 何も分からずに申し込む人のために、詳細はコンサルで決めるってこと?
          • あるいは、僕が勘違いしていて、申し込み時には詳細は指定していなかった??
        • こういうのは他にもあって、なんか無駄が多い会社だなあ・・・
    • キャンペーン延長の罠w
      • 紙と一緒に送られた来た広告では、11月末で終わったはずのモバイルのキャンペーンが来年1月末までになっていて(正確には、新しいキャンペーンになっていた)、拍子抜けした。
        • こっちは、それに間に合わせるために(その必要はないことは分かっていたいたけど)夜更かしし、期限が終わる11/30 23:59:59までの1時間で申し込みを済ませたのだが・・・
      • まあ、良くある話なのと、継続されたキャンペーンは僕のと同じ条件なので、まあいい。
        • でも、「だったら言ってくれよ」って言いたいw
    • 回線(プロバイダ)が いつ切り替わるのか不明(時間帯すら不明: 電話では「午前が多いようだ」とは言っていたが)。事前も事後も連絡なし・・・ → 一日中待ち、夜になっても切り替わらない(切断されない)ので良く調べたら、こっちのルータを設定変更しないと切り替わらない(勝手には切断されない)というオチで拍子抜けした。。。 (以前もそうだったかも知れないが、忘れて居た)
      • NTTの問題なのだろうが、これも、仕事している人は不便だろうな。 ← 上に書いたように、自分の都合のいい時に切り替えられるようだ。ただ、いつやっていいかは不明。
      • 事業者変更だったら、モバイルのように自分で切り替えられるようにすればいいのに。 ← 上に書いたように、そういう仕組みになっていた。が、なんか不親切な気がする。 ← 「作業が終わった」という連絡がなければ、いつ設定を変更していいか分からないではないか! テキトーに頃合いを見計らうの??
      • 普段の僕なら、昼頃にブチ切れて問い合わせするところだがw、たまたま前日の作業で疲れ果てていて調子が悪かったので、素直に だらだらと待っていた。
        • 結果的には、それが正解だった。
    • ようやく開通して速度を測ったら、やっぱりPPPoE(IPv4)は安定して遅かった(DLが数Mbps)ので、早速IPoE(IPv6)を申し込んだ。
      • なぜかPPPoEでもIPv6が使えて(ブリッジ?)、それだと速かったので、なんかもったいない感じだ。設備がアンバランスなのだろうか。
        • これをうまく使って、v4を高速化できないものか?
          • 仮にIPoEでもv4が遅かったら、挑戦したい。
          • ↑ 「Linuxが使える超安いサーバ」がないとできないことが分かった。このサーバでもできるが、個人情報と結びついてしまうのが好ましくない。 (12/10 10:09)
        • ↑ IPv6が使えていたのは、実はDTIのIPoEが解除されていなかったためのようで、解除されたら使えなくなった。ただ、v6のアドレスは割り当てられるので、なんか惜しい気がしている。 (12/10 2:11)
      • 最初からIPoEを申し込まなかったのは、フレッツが、片方のIPoEを解約しないと設定できないため。
      • (12/7 4:08) PPPoE(IPv4)は、今は空いているせいか速いようで、DLが85Mbps以上出ている。だから、良く言われている設備不足の問題なのだろう。
      • (12/8 6:02) まる一日経ってもIPoEの設定がされず。その代わり今朝来たのは、回線開通の連絡・・・ いろいろな処理・作業が遅い会社のようだ。
      • (12/9 11:54) 問い合わせたら、IPoEの設定が遅いのは、DTI光側が解除していないため、IIJが待ち状態のためだった。確かに、今調べてもDTIのIPoEは解除されていない。そういえば、12/6に移行したのに、昨日(12/8)ようやく退会受付のメールが来たくらいだ。何やってるんだろうか。一種の嫌がらせだ。全くクソだ。
        • → (12/9 15:54) DTIに聞いたら、IPoEは(事務手続き上の退会日の)月末まで続くとか言って来て、もう呆れるだけで怒る気にもならなかった。とりあえず、すぐに解除するように頼んだ。こっちは「事業者変更」で退会希望を出して、回線は切り替わったのにIPoEだけそのままにする意味はなぜ??? DTIの事務の都合? やっぱり嫌がらせだ。 連中はユーザのことなど考えていないし、プロバイダの資格はない。
      • (12/10 8:48) 早朝に、IIJから12/11からIPoEが利用可能という連絡があったので、丁度別件(本当にPPPoEでv6は使えないのか?)を試していたところだったので、ちょっと試したら使えた。うれしいサバ読みだ^^
        • 速度を測ったら、v4(DL)はv6やPPPoEのv4の最高(100Mbps近く)より少し遅い(v6→v4変換の関係だろうか)が、変動して遅くならなければ問題ない。
          • なぜか、FAST.comがv4で繋がるが、DNSのキャッシュや経路の関係??
        • IIJは早朝にメールが来ることが多いが、夜作業されているのだろうか? 単なる自動処理?
  • モバイル
    • 開通は光より速く、実にスムーズだった。
      • SIMが届いてからの移行作業は30分くらいで終わった。
        • ただ、回線の切り替え手続き直後にSIMを交換して電源を入れたら「音声不対応SIM」と出て焦ったが、10分くらい電源を切って入れ直したら、ちゃんと繋がった。
      • SIMが届いてから、その日に掛かってくる予定の光のコンサル電話(上述)が来るまで待つ必要があった(SIMを交換したら電話が使えなくなる可能性があるため)のが、一番長かったw
    • いざという時(例: SIM不良)のために、楽天モバイル(とiPhone)があって心強かったw 確かに、ないよりはずっといい。
      • それらを使って、電話(音声通話)が ちゃんと発信・着信できるかの確認もした。
      • だから、楽天は解約したらアカンようだw
    • 入会時に注文するとスマフォ本体が割引きになったが、いいものがないので交換(更新)しないことにした。
      • (割引きリストのうちで唯一の候補)AQUOS sense 6は魅力がない。
        • 縁が狭くて使いにくそう。
        • 値引き後は結構安かったが、元は やけに高い。
      • (以下は、調べてsense 6以外で良さそうだと思ったもの。)
        • Jelly 2は惜しい。
          • 画面(3型)が小さ過ぎる。 → 4-4.5型が出ないものか。
          • そのため、ほとんどのレビューで褒められてはいるものの、最後は「サブとしてなら」のようにしか書いてない。
        • 今日(12/6)、AQUOS wishが発表された。Sense 6よりはいいが、ちょっとイマイチ・中途半端なところがある。が、他にいいものがないので、換えるとすれば これだろう。
          • ディスプレイがIGZOでなさそう。 → そのために電池の容量が大きい?: まあ、持てば問題ない。
            • 画質はどうでもいいが、IGZOは省電力というから普通の液晶よりは電池の持ちが良さそうなので。
          • ディスプレイの画素数が中途半端(今のsense liteより少ない)。: ここでケチった?
            • 画面の大きさと画素数がアンバランスな感じ。
          • フロントカメラのパンチホールも嫌だ。その分縁を広くすればいいのに。 (「M字」よりはいいが・・・)
          • やっぱり縁が狭くて使いにくそう(それでもsense 6よりは良さそう)。
          • サイズがそれほど小さくない(sense liteと同じくらい?)。
          • 色(ベージュ)や外装の感じは いい。
          • 価格が問題だ。(SIMフリーモデルが)2万円台なら買いだけど、どうせ3万円台前半から半ばだろう。
    • 速度は速くない(例: DL: 14.3Mbps, UL: 6.5Mbps)。が、僕には問題ない。
      • 室内で、電波が弱かったからかも知れない。
        • 光の測定で分かったが、IPv4が遅いためかも知れない。今はv6も使える(下記)から速いかも知れないが、モバイルの速度には興味ないので止めておく。
      • イオンモバイルの時がどうだったか不明(契約データ量が少ないので、ほとんど測ったことがない)。
    • 最初はIPv6が使えなかったが、APNプロトコルの設定の問題だった。
      • 外でJoplinが同期できなくて※焦った。
        • 歩きながらいろいろ考えた(例: IIJのDNSが悪い?)が、冷静になったら原因が分かった。
        • ※他のアプリと違ってJoplinはv6を優先しないので、陽にv6のホスト名を指定しているため。
      • "v4/v6"にしたら直った。: 特にv6を使う必要はないが、v6で繋がるサイトは多少は速いのかも知れない。
  • 両方
    • 今まで(移行前)の光とモバイルの料金が日割りでないことは誤算だった。月初に移行すると損した気分だ。
      • が、光のキャッシュバック(1万円)で間に合う。
        • とは言え、そういうのが溜まって食い潰してしまいそうだw

 

まあ、事前に分かっていたけど、(事務に関して)僕とIIJとの相性は良くないのと、光のIPoEのIPv4の速度に一抹の不安があるので、そのうち もっといい(安くて速い)ところが出たら移るだろう(でも、次こそは、何度も断念している無線1本にしたいものだ)。それでも、DTIのように騙し討ちされることは なさそうなのは安心だし、そもそも料金を安くするのが移る目的だったので、その点で良しとする。

それから、光とモバイルを同時に移るってのは なかなかチャレンジングだったが、僕としては そんな挑戦をしたかった訳ではなく、単にIIJのキャンペーンの締め切りが迫っていたからである(その締め切りも実は延びたのだが)。そして、時期的に空いていたせいもあるのだろうが、全部で約一週間で終わったというのは、客観的には速いのだろう。

 

(12/10 12:25) 結局、全部完全に開通(光のIPoE使用可能になるまで)したのは、申し込みから約10日後の今日となった。上述のとおり、解約処理(回線切り替え後の解約受理とIPoE解除)に関するDTIの怠慢あるいはユーザー無視の姿勢が一番効いた。

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よく、水まわりを銅にするとヌルが付かないという話を聞くが、僕は今までに何度も試したけど効いた試しがない。それでも、ここに越して来た時に 「今度こそは」と、もう一度だけ試してみた。(ちょっと高かったけど、大き目で効きそうな)銅製の流しの網を買って使っていたが、やっぱりヌルは付く。銅製の網にもその下の円筒(本来の網? ← バスケットと言うらしい)にも。

それで、効かない原因を考えてみた。

  1. まだ網の表面保護のクリアが剥げない。 → もう1年以上経っているし、網は黒くなっているが・・・
  2. 常温で銅が溶ける量(≒ イオンの量)はものすごく少なく、実際には効かない。 → 詐欺 (実際には、売っている時に効能は書かれていないことが多い)
  3. (網に)水が滞留しないと銅は溶け出さない。 → 網に物が詰まって滞留してもヌルは付く。網にすらヌルは付く。
  4. 網の銅線の表面にゴミやヌルが付いて、水が銅に接しないため銅が溶け出さない。 → 綺麗な時ならヌルは付かない? (それで意味あるの?)
    • じゃあ、ゴミさえ溜めなければヌルは付かないとでも?? そんなことはない。ゴミは大きいので、いくら溜まっても水は網に接する。
    • 結局、水が銅に接してもヌルは付く(そして、そのヌルには かなりの量の銅が溶け出しているはずなのに、ヌルはなくならない)ので、やっぱり効果がないのではないか?
  5. 実は網では駄目で、銅の円筒でないと駄目。 → 円筒でも駄目な気が・・・
  6. 実は、銅イオンに殺菌作用はない。単なる迷信(水素水みたいなもの)。あるいは、殺菌作用は とても弱い。 → さすがにこれは ない気がするが、どうだろう?

どうも、2番目の「銅は溶けない」から(または6の迷信)の気がしてならない。良く考えると、神社などで銅のひしゃくで水が飲める場合があるが、そこで殺菌作用のある(と言われている)銅イオンがふんだんに溶け出たら危険ではないか?? 「ミネラルが豊富に」とかいうのはないよw

書いていて思い出したが、以前、別件で、銅が水に溶けて人体に危険はないか調べたら、国の機関(あるいは公的機関)が「問題ない」と書いていたのがあった。だから、日常の環境では ほとんど溶けないのだろう。それを忘れて網を買ったのは、間抜けにも ほどがある。

それにしても、スタパ齋藤の「銅の円筒にしたら、全然ヌルが付かなくなって感激!」のような記事(→ あった)を見たのを覚えているが(それで この網を買った気がする)、あれは提灯記事だったのか? まあ、さもありなんだ。信じて損したよ。今ドウなっているか教えて欲しいものだ。

まあ、いずれにしても、もう二度と銅の効能は信じないことにするw

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Backblaze B2とGoogle Cloud Storage (GCS) Archiveへの(手動)階層化バックアップの定常運用を開始してから約1か月経った。手短かに書くと問題はない。「軌道に乗った」という感じだ。GCSの料金は、見積もりどおり通常(アイドル)時は約4円/日(保存データ量は約910GiB)で、11月は2回追加バックアップ(+その準備と確認)をしたために少し増えて137円だった。

以下に気付いたことを書く。

  • やっぱり、バックアップの漏れ(B2にもGCSにもバックアップされないもの)があった。
    • 面倒だけどチェックしたら分かった。 → チェックは重要だ。
    • 今後も(ちょっとした)バックアップ対象の変更のたびに漏れは出そうなので、それをいかに防ぐかが課題だ。
  • なぜか、B2へのバックアップデータ量(有効データ量)を減らしても、データ使用量が減らない。
    • 現在は、 全体のデータ量は有効データ量の約2倍にもなっていて、チャンク化によるオーバヘッドによるとは考えられない。
    • バックアップ対象のファイルを何度も更新しているため、バックアップデータのフラグメンテーションのようなものが起こっているのかも知れない。
      • 原因を以下のように推測している。
        1. 最初は隣り合った小さいファイルがまとまってチャンク(サイズ: 数MB前後)に格納されるが、
        2. バックアップファイルの更新を繰り返すと、チャンクが部分的に有効になっている(「歯抜け」)状態になり、
        3. そういうチャンクが増えると、
        4. 有効データ量が減ってもデータ使用量が減らないのではないか。
      • → 来年5月頃のprune(変更履歴の削除)でも減らないなら、全体をバックアップし直すことを考えている。
        • GCSと違い、B2へのバックアップは ほとんどコストが掛からないので、時間や手間だけの問題である。
  • GCS(GCP)のトライアル分クレジット(約3万円)が全然消化できない。
    • 開始(ユーザー登録)から90日で消滅するが、まだ29600円くらい余っているので、なんか惜しい。
    • かと言って、いろいろな処理をさせるのは面倒だし、させたいこともない。下手すると使い過ぎてしまうw
  •  USD-JPYの相場で料金が変動するので、近頃は気になる。
    • そもそもUSD 1/月前後と少額なので、少々変動しても大きな問題はないが、(特に額が増えた時は)「見積もりからズレた」(実際にはズレてないのだが)という気分の悪さがある。
    • これに関連して、GCSのコンソールは料金を円建てでしか表示できないのが不便だ。
      • 支払いは円でいいが、単価はUSDなのだから、まず その正確な額・量を知りたいではないか。
      • GoogleのUSD-JPYのレートだって、明示されているかというと そうでもないし(いろいろ調べれば分かるのだろうが・・・)、いつ(毎日? 毎月?)レートが変わるのかも分からず、なんか不便だ。
        • その点、B2(Backblaze)は一貫してUSDで、支払いの時にカード会社のレートが適用されるから明快で良い。
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いろいろな「したくもないライフワーク」がある。この部屋の異臭問題もその一つだ。去年の初夏から煙草臭や薬品臭(おそらく、加熱式煙草の臭いと想像している)がする(外から入って来る)ようになり、冬までに随分対策して小康状態となり、今年の初夏には解決したか(それでも薬品臭は していた)と思って正式な対処をして終わりにしようとして居たら、そうは問屋が卸さず、この夏に煙草臭が再発して再び格闘して来た。

再発した原因は、窓の隙間を塞いでいた詰物やテープ類が劣化したためだと思う。冬を越し、暑くなって劣化が進んだのではないか。

そこで、まず、以前クリアフォルダーで塞いだエアコンのダクトの室内側の大きな隙間の気密性が甘かったせいかと考えて、穴にビニルを詰めて上をパテで塞いでみたが、余り改善しなかった。更に、廊下などの照明のスイッチのパネルからも風が漏れることが分かったので、ビニルで塞いだが効果はなかった。

結局、一番の漏れる経路は、やっぱり窓(主に窓(動く部分)と窓枠の隙間)だと考えた。それで、ほとんど最終的な対策として、窓の室内側の手前全体にシートを張って、窓に隙間があっても外の空気が室内に漏れ出さないようにすることにした。

実施に当たって いろいろ分からないことや気になる点(例: 気密性・漏れ、シートやテープに必要な強度、結露の有無)があるので、まずはプロトで試すことにした。失敗してもいいように安いシートを探したら、ホームセンターにあった塗装用の養生シート(PE, 2.4mx25m, 厚さ: 0.01mmくらい(スーパーの半透明なポリ袋くらい), コロナ処理)がサイズが丁度良くて、値段も500円くらいと手頃だった。枠に貼るテープは強力な両面テープは高いし試行だからもったいないので、今まで使っていて丁度良かったマスキングテープ*にした。

*ホームセンターで買ったもの※は粘着力が弱くて、すぐに剥がれてしまって失敗だった。糊残りの点では安心だが(それにしたって、あんなにすぐに剥がれるのでは役に立つのかどうか・・・)、今回の用途には向かない。

※中学の技術の製図の時に紙を押さえるのに使った、クリーム色のテープのような感じだった。

それで、手持ちの100円ショップ(ダイソー)の塗装用のものを使った。これが、しなやか かつ粘着力があって なかなか良いのだ。ただ、本来の用途にはどうかという疑問はあるw

うちには窓は大小二つあるのだが、まずは机に近くて影響の大きそうな大きい窓(以下、大窓)に張った。窓は大きいので、シートの処理がなかなか大変だった(あとで足腰が痛くなった)が、何とか付いた。効果は抜群で、臭いが かなり減った。体感で1/10くらいになった。付ける前は、臭う時は「少し臭い」が多かったが、「わずかに臭い」になり、臭う頻度も減った。

その代わり、換気は悪くなった。意識して時々換気しないと「空気が悪い」感じになる。一長一短である。

それでもまだ臭うので原因を調べたが、どうやら、小さいほうの窓(以下、小窓)から漏れて来るようだった。というのは、臭う時に出所を調べるために窓の辺りを嗅いでみると、大窓は臭わないが、小窓では臭う感じがしたからだ。

当初、カーテン(特にレースのもの)に臭いが染み付いている(嗅ぐと薬品臭がする)ためかと考えて洗ってみたのだが、(カーテンの)臭いは取れなかった。ただ、付けていて常に臭う訳ではないのでカーテンではなさそうだ。 → しばらく外していたが、今朝から再度付けて試している。

だから、シートの気密性は問題なさそうだ。ただ、養生シートは不透明なので、外が見えないのは不便だし、さすがに気が滅入る。あと、テープもちゃんとする必要がある。というのは、今朝はシートの下辺が結露していたので、紙のマスキングテープではそのうち剥がれるだろうからだ(そもそも、マスキングテープに耐久性は期待できない)。

それで、透明なシートと強いテープを探した。すると、シートに関しては、園芸・農業用のシートが、サイズや値段の点で良さそうだった。そして、そのページを見ていて思い付いた。シートの材質は主にPEかPVCだが、PEだったら、手元に、間違って買った※透明なゴミ袋があるから使えるかもと。

※透明でも使えるが、中身が丸見えで ちょっと嫌なのだ。

ゴミ袋は窓には小さいので開いて繋げる必要はあるが、園芸用シートを買う前の試行にはなりそうだし、透明なゴミ袋が減るのも丁度いいので試してみた。

繋げるのは なかなか大変だった。大窓用は4枚(繋げるのに結構うんざりしたw )、小窓用は3枚使った。ゴミ袋同士を貼るのには、やっぱり手元にあって使いあぐねていた※OPPテープを使った。OPPテープには耐久性はなさそうだが、それを調べることもできそうだ。

※OPPテープは どうも使いにくいため。普通の紙のガムテープのほうが好きだ。

最初は(大窓の養生シートを交換して)大小両方の窓に付けるつもりだったが、不調+疲れていたので小窓だけに付けてみた。これも予想以上に大変で、4時間くらい掛かった。準備(詰物やパテの撤去と清掃)に半分くらい掛かったし、シートを窓枠に貼るのも手強かった。やっぱり、今日は足腰が痛い。

なお、シートを枠に貼るのには、同じダイソーのマスキングテープで幅広(25mmが良かったが、30mmしかなかった)のものを使った。幅が変わって性質が異なっていないか心配だったが、大丈夫だった。

これも効果があり、それまでよりずっと空気が綺麗な感じになった。今までも不思議に思って居たのだが、そういう時は机の触感がサラサラになる。臭いの影響で皮膚の状態(微妙な発汗?)が変わるのだろうか?

昨日 小窓に張って分かったことは、(上にも書いたが)冷えると(今朝の最低気温は-0.6℃だったようだ)枠に近いところが結露してテープが湿ることだ。シートの大部分は窓から離れているので結露しにくいが、枠(金属)は冷えるので、その近くの結露は避けられない。そのため、正式版のテープには耐湿・耐温(高低)・耐候性(紫外線)が必要だが、そんなに揃ったものは なかなか手頃なものがなさそうだ。

まあ、シートも劣化するだろうから、定期的に貼り・張り直すのは仕方ない。

なお、シートを枠に貼るのには両面テープが良さそうだ。まず両面テープを枠に貼り、そこにシートを貼れば、比較的綺麗に張れそうな気がする。PVC対応のテープは高いので、シートはPEにしたほうが良さそうだ。

あとは、シートが厚い(今回は0.025mm)と枠にフィットしにくくなって、隙間ができやすいことだ(余った部分を切らずに折って使ったせいもある)。特に角の処理が難しい。

それから、換気扇を回すと(、あるいは風があると)シートがパンパンに(ミシュランの人形みたいにw)膨らむ。※ 膨らみを減らそうとすると張力が高くなるし、そうでなくても膨らむので力が掛かる。そのため、シートにはある程度の強度が要る(かといって、厚いと枠にフィットしにくいし、重くてテープが剥がれるかも知れない)。あと、透明でも、膨らむせいで視界が今ひとつ悪くなるのは意外だった。

※膨らんで力が掛かったせいだろうか、今朝見たらテープが一部剥がれていた。

 

というところで、これを書くまでは明日辺りに大窓も「ゴミ袋シート」に換えるつもりだったが、それよりも正式版を考えて それを付けるほうがいい気がして来た。苦労して作ったゴミ袋シートだが、今の養生シートでも臭い対策としては問題ない。せいぜい、外が見えないのでベランダの鳩よけ網やエアコンのドレンホースの状態が見えず、ちょっと不安な程度だ。まあ、それも含めて少し様子を見よう。

ただ、正式版には未解決の課題がある。出入りできるようにしたいことだ。頻繁ではないが、ベランダの網やドレンホースの点検や保守をすることがあるので必要だが、クリアするのはなかなか難しそうだ。今考えて居るのは、出入りする面のシートに出入り口となる長方形の切り込み(3辺)を入れ、それをマスキングテープのような、剥がせるテープで貼っておくことだ。

 

最後に、今までの苦闘で分かって来た、いろいろな異臭の原因(推測)を書く。

  • 煙草臭: (もちろん)煙草
    • 周囲の部屋(始まった時期から、下が怪しい)や家(ただ、距離が結構あるので伝わって来るのかは不明)で吸っているのではないか。
  • 薬品臭(何だか不明。刺激臭とまでは行かないが、そういう系統。鼻がムズムズする。): 謎だが、加熱式煙草ではないか。
    • 周囲の部屋、特に下が怪しい。
      • 本当の煙草と切り替えながら吸っている?
      • ただ、下から臭いが上がる確証はない。 → 周囲に同じように拡散している?
    • 道路工事は関係なさそう。
      • 外で臭うことは滅多にないので。
    • カーテンに染み付いているが、それで部屋が臭くなることはなさそう。 → 再度試している。
    • 同様に、エアコンの内部に染み付くこともあるが、時間が経っても抜けないことはなさそうだ。
  • 埃っぽい臭いやセメント臭: やっぱりエアコンのコート材だった。 (→ 参照)
    • パーシャルな運転時に臭う。
    • ただ、なぜか近頃は臭わない。しばらく使うと抜けるのだろうか。
  • 油っぽい臭い: 扇風機だったかも。
    • 試しに扇風機を使わないようにしたら、臭わなくなった。
    • 煙草臭(の一部)もその可能性がある。
    • モーターの軸が油切れになった時に吹き掛けた、潤滑スプレー(クレ556の類似品)が悪かったと想像している。
      • 連続使用して熱くなると臭いが出るのではないか。
    • ただ、冬場は臭わなかったから、実は無関係(外から)だった可能性も捨てきれないので、あとで再度試したい。

 

PS. ふと思ったが、オープンカーで後ろの窓がビニルの場合があるが、(幌もそうだけど、)そのビニルは相当強いものなのだろうか? 高速で走るから、掛かる力(風圧)は換気扇どころじゃないな。

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